JP2001202217A - プリントシステム並びにこのシステムに用いられるプリンタ制御装置および端末 - Google Patents

プリントシステム並びにこのシステムに用いられるプリンタ制御装置および端末

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JP2001202217A
JP2001202217A JP2000010832A JP2000010832A JP2001202217A JP 2001202217 A JP2001202217 A JP 2001202217A JP 2000010832 A JP2000010832 A JP 2000010832A JP 2000010832 A JP2000010832 A JP 2000010832A JP 2001202217 A JP2001202217 A JP 2001202217A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークの通信負荷の増大を抑制しつ
つ、プリントジョブの処理順序の最適化を図ったプリン
タ制御装置を提供する。 【解決手段】 プリンタサーバー(プリンタ制御装置)
Sは、各端末U1〜Uuから受信したプリント処理待ち
のプリントジョブをバッファ421に記憶する。受け付
けたプリントジョブが競合した場合、優先度決定部44
0は当該プリントジョブを送信した各端末に対して印字
指示要求情報rを送信し、プリントジョブのプリント処
理に関する情報である印字指示情報Pyの送信を要求す
る。優先度決定部440は、受信した印字指示情報Py
とに基づいて、未処理経過時間(time−tr)とに
基づいて印字指示情報Pzを作成し、印字指示情報Pz
をプリントジョブ処理部420に通知する。プリントジ
ョブ処理部420は、印字指示情報Pzに基づいてプリ
ンタ3に一つのプリントジョブのプリント処理を行わせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリントシステム
並びにこのシステムに用いられるプリンタ制御装置およ
び端末に関し、特にプリントジョブの処理順序を最適化
する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスオートメーションの発展
に伴い、ワードプロセッサソフトや画像処理ソフトなど
のアプリケーションをインストールした端末が一人に一
台割り当てられ、複数の端末とプリンタサーバー(プリ
ンタ制御装置)とをネットワークを介して相互に通信可
能に接続し、プリンタサーバーが管理するプリンタを共
有するプリントシステムが採用されている。
【0003】このプリントシステムの下では、各端末の
アプリケーションで作成され、アプリケーションからプ
リント指定された一連のプリント処理が1つのプリント
ジョブとして取り扱われるようになっており、プリンタ
サーバーは、各端末から受信したプリントジョブを順次
受け付けて、受け付けたプリントジョブをメモリに一旦
記憶し、プリント処理させる際にプリントジョブをメモ
リから読み出してプリンタに送る。
【0004】ところで、このプリントシステムによれ
ば、プリンタの稼働率を飛躍的に向上させることができ
る反面、あるプリントジョブのプリント処理中に、プリ
ントジョブがメモリに複数蓄積される場合がある。この
場合には、メモリに蓄積された複数のプリントジョブが
プリント処理待ち状態になる(これを以下、単に「複数
のプリントジョブが競合する」という。)。
【0005】そこで、複数のプリントジョブが競合する
場合には、従来のプリンタサーバーは、プリントジョブ
を受け付けた順番にメモリから読み出してプリンタに送
るようになっていた。即ち、例えば、ある端末からのプ
リントジョブと、他の端末からのプリントジョブとを受
け付けたような場合、従来のプリンタサーバーでは、ま
ず先に受け付けた端末からのプリントジョブを読み出し
てプリンタに送りそのプリントジョブのプリント処理が
完了した後に、他の端末からのプリントジョブを読み出
してプリンタに送るようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリントシステムのようにプリントジョブのプリント処
理が受付順であると、プリントジョブの処理順序の最適
化が図れないという問題点があった。なぜなら、プリン
トサーバーのメモリに格納されているプリントジョブに
は、プリント処理を急ぐものと、そうでないものとが混
在している場合がある。プリント処理を急ぐプリントジ
ョブの操作者は、キーボードやマウスなどの操作をやめ
て、端末の設置場所からプリンタの設置場所までプリン
ト済みの用紙を取りに行く。これに対してプリント処理
を急がないプリントジョブの操作者は、このジョブをと
りあえずプリント処理に回した後にも、端末のキーボー
ドやマウスなどをさらに操作して次のプリントジョブの
作成に取りかかっている。このような状況にも拘わら
ず、あまり急ぎでない他人のプリントジョブが先に受け
付けられていると、急ぎのプリントジョブのプリント処
理が後回しにされ、プリンタの設置場所まで出向いた操
作者は急がないプリントジョブのプリント処理が終了す
るまで待たされるといった事態が生じるからである。
【0007】この問題を解決するために、端末のキーボ
ードやマウスなどが操作される毎に、キーボードやマウ
スなどが何らかの操作がされていることを表す操作情報
を、図16に示すように、その端末からプリンタサーバ
ーにそれぞれ送信し、これを受信したプリンタサーバー
は、操作情報を最後に受信した受信時刻から現在の時刻
までの無操作時間を各端末ごとに求め、この無操作時間
が長いほど優先度を高くすることにより、競合する複数
のプリントジョブの中から次にプリント処理する1のプ
リントジョブを決定するといった方法が考えられる。そ
うすると、キーボードやマウスなどをさらに操作して次
のプリントジョブの作成に取りかかっている端末の無操
作時間は短く、この端末からのプリントジョブの優先度
は低くなる。これに対して、キーボードやマウスなどの
操作をやめてその設置場所を離れた端末の無操作時間は
長く、この端末からのプリントジョブの優先度は高くな
る。この結果、端末の設置場所を離れた操作者の急ぎの
プリントジョブが、端末の設置場所にいる操作者の急が
ないプリントジョブの後回しにされるような事態がなく
なり、プリントジョブの処理順序の最適化が図れること
となる。しかしながら、その一方で、各端末からプリン
タサーバーに操作情報が頻繁に送信されるため、ネット
ワークの通信負荷が過大になるという別の問題が生じ
る。
【0008】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、ネットワークの通信負荷の増大を抑制しつ
つ、プリントジョブの処理順序の最適化を図ったプリン
トシステム並びにこのシステムに用いられるプリンタ制
御装置および端末を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るプリンタ制御装置は、複数の端末と相
互に通信可能に接続され、各端末から送信されてきたプ
リントジョブを受信し、プリント処理させるプリンタ制
御装置であって、受信したプリント処理待ちのプリント
ジョブを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
ているプリントジョブの送信元端末に対して、当該プリ
ントジョブのプリント処理に関する情報の送信を要求す
る要求手段と、各送信元端末から受信した前記情報に基
づいて、プリントジョブのプリント処理を行わせる制御
手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】また、本発明に係るプリンタ制御装置は、
前記要求手段は、次のプリントジョブをプリント処理さ
せることが可能な状態となったタイミングに、前記情報
の送信を要求することを特徴とする。また、上記課題を
解決するために、本発明に係る端末は、プリンタ制御装
置と相互に通信可能に接続され、当該プリンタ制御装置
にプリントジョブを送信する端末であって、送信済みの
プリントジョブのプリント処理に関する情報を動的に生
成する情報生成手段と、前記プリンタ制御装置から前記
情報送信の要求を受信する受信手段と、前記受信手段が
情報送信の要求を受信すると、受信時における前記情報
を送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】また、上記課題を解決するために、本発明
に係るプリントシステムは、複数の端末とプリンタ制御
装置とを相互に通信可能に接続し、各端末から送信され
てきたプリントジョブをプリンタ制御装置で受信し、プ
リント処理させるようにしたプリントシステムであっ
て、前記プリンタ制御装置は、受信したプリント処理待
ちのプリントジョブを記憶する記憶手段と、前記記憶手
段に記憶されているプリントジョブの送信元端末に対し
て、当該プリントジョブのプリント処理に関する情報の
送信を要求する要求手段と、各送信元端末から受信した
前記情報に基づいて、プリントジョブのプリント処理を
行わせる制御手段と、を備え、各端末は、送信済みのプ
リントジョブのプリント処理に関する情報を動的に生成
する情報生成手段と、前記プリンタ制御装置から前記情
報送信の要求を受信する受信手段と、前記受信手段が情
報送信の要求を受信すると、受信時における前記情報を
送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】さらに、上記課題を解決するために、本発
明に係る画像形成装置は、画像形成部と、当該画像形成
部に受信したプリントジョブをプリント処理させるプリ
ンタ制御装置と、を内蔵する画像形成装置であって、前
記プリンタ制御装置として、上記いずれかに記載のプリ
ンタ制御装置を使用したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリントシス
テムの実施の形態を、図面を参照しながら説明する。 (プリントシステム1の全体構成)図1は、本発明の実
施の形態であるプリントシステム1の全体構成を示す図
である。
【0014】同図に示すように、プリントシステム1
は、LAN2と、このLAN2に接続される複数の端末
U1〜Uuと、LAN2を介して相互に通信可能に接続
されるプリンタサーバー(プリンタ制御装置)Sと、プ
リンタケーブル4を介してプリンタサーバーSと接続さ
れるプリンタ3とを備える。各端末U1〜Uuおよびプ
リンタサーバーSは、ハードディスクなどを有するパー
ソナルコンピュータ本体と、この本体に接続されるモニ
タ、キーボード、マウスなどのほか、上記ハードディス
クに予めインストールされたネットワーク対応のOS
(Operating System)やプリンタドラ
イバなどにより構成されている。また、各端末U1〜U
uには、ワードプロセッサソフトや画像処理ソフトなど
のアプリケーションがインストールされている。プリン
タサーバーSは、OSが提供するプリンタ共有サービス
を用いて、自己が管理するプリンタ3を各端末U1〜U
uで共有できるようにしている。
【0015】各端末U1〜Uu、プリンタサーバーSに
は、固有のIPアドレスが予め付与されており、このI
PアドレスによりLAN2上のパケットの送信元および
宛先が識別される。また、各端末U1〜Uuには固有の
端末番号も予め付与されており、プリンタサーバーS
は、各端末U1〜UuのIPアドレスと端末番号とを対
応付けた変換テーブルを備えており、この変換テーブル
により受信したパケットが各端末U1〜Uuのいずれか
ら受信したものかを識別する。
【0016】プリンタ3は、図示しないIEEE128
4インターフェイスと、図示しない画像形成部などを備
える公知のものであって、プリント処理中であるか否か
を表す制御情報printstatusをプリンタケー
ブル4を介してプリンタサーバーSに送信している。こ
の制御情報printstatus=BUSY(Hレベ
ル)は、プリンタ3がプリントジョブのプリント処理中
であることを表し、printstatus≠BUSY
(Lレベル)は、新たなプリントジョブを受け付け可能
であることを表している。
【0017】図2は、各端末U1〜Uuの構成を示す機
能ブロック図である。なお、各端末U1〜Uuの構成が
同じであるので、図2においては端末Uuの構成のみを
図示している。 (端末U1〜Uuの構成)各端末U1〜Uuは、操作入
力部100と、ワードプロセッサなどのアプリケーショ
ン200と、プリンタドライバー300とをそれぞれ備
える。プリンタドライバー300は、プリントジョブ処
理部310と、印字指示情報処理部320と、タイマー
部330と、LANインターフェイス部340などから
なる。また、印字指示情報処理部320は、優先度設定
画面3210などのモニタ表示用の画像データを予め記
憶する画像データ記憶部321と、所定のしきい値時間
TK1(例えば、1分)を予め記憶するしきい値時間記
憶部326、しきい値時間TK1より長い所定のしきい
値時間TK2(例えば、5分)を予め記憶するしきい値
時間記憶部327と、印字指示情報記憶部322,32
3と、操作情報受信時刻記憶部324と、無操作時間記
憶部325と、印字指示情報制御部328などからな
る。これらの各部は、種々のハードウェア資源と、ソフ
トウェア資源により実現される。
【0018】操作入力部100は、上記キーボードや、
マウスなどにより実現され、操作者がキーボードなどを
用いて入力操作すると、その入力操作の内容を表す入力
操作情報をアプリケーション200に送信する。アプリ
ケーション200は、操作入力部100からの入力操作
情報に基づいて文書やイラストなどの印字データを含む
プリントジョブJを生成する。また、操作者が、操作入
力部100を介してプリントジョブJのプリント指示を
行うと、アプリケーション200は、このプリントジョ
ブJをプリントジョブ処理部310に送信する。なお、
プリントジョブJを送信してしまうと、アプリケーショ
ン200は、このジョブの送信処理から素早く解放され
る。したがって、操作者は、アプリケーション200で
次のプリントジョブの作成に取りかかることができる。
【0019】プリントジョブ処理部310は、アプリケ
ーション200から受信したプリントジョブJを、図示
しない内部バッファに一旦格納した後、プリンタ3の制
御に必要な制御コードなどを付加し、これを読み出して
LANインターフェイス部340に送信する。LANイ
ンターフェイス部340は、イーサネットなどに対応し
たLANボードなどにより実現され、種々のパケットの
送受信に必要な自端末とプリンタサーバーSとのIPア
ドレスを保持している。そして、プリントジョブ処理部
310からプリントジョブJを受信すると、LANイン
ターフェイス部340は、このプリントジョブJに自端
末を送信元、プリンタサーバーSを宛先とするIPヘッ
ダを付加したパケットをLAN2に送信する。
【0020】また、操作者が、プリントジョブJのプリ
ント指示を行う際にアプリケーション200の印刷画面
からプリンタのプロパティを呼び出して、優先度設定を
呼び出す入力操作を行うと、操作入力部100は、この
入力操作情報を印字指示情報制御部328に送信する。
なお、このような入力操作をOSから行った場合にも、
上記と同様に、入力操作情報が印字指示情報制御部32
8に送信される。上記入力操作情報を受信すると、印字
指示情報制御部328は、画像データ記憶部321から
優先度設定画面3210を呼び出してモニタに優先度設
定画面3210を表示させる。
【0021】図3は、優先度設定画面3210の一例を
示す図である。優先度設定画面3210には、優先度を
設定するか否かを指定するラジオボタン3211、優先
度を「0」としプリント保留を指定するラジオボタン3
212、優先度を「1」としプリントのタイミングを普
通に指定するラジオボタン3213、優先度を「2」と
しプリントのタイミングを至急に指定するラジオボタン
3214などが設けられている。優先度を設定する場
合、操作者は、マウスを操作してラジオボタン3211
をクリックする。そうすると優先度「0」〜「2」のい
ずれか1つの項目を選択できる。操作者は、ラジオボタ
ン3212〜3214のいずれか1つをクリックし、更
新ボタンをクリックした後、OKボタンをクリックす
る。そうすると、希望の優先度が有効に設定される。こ
れにより、操作者の仕事内容などに合わせて優先度を異
なった値に設定できる。例えば、画像処理ソフトを用い
てフォトCDから所望の画像を1つ1つ選択し、選択す
るごとにプリント指定するような操作者の場合は、プリ
ント済みの画像をまとめて取りに行くのが通例であるか
ら、優先度を「1」に設定してプリントを普通にしてお
けばよく、これに対して、会議用の文書を作成するよう
な仕事をしている操作者の場合は、指定された時間まで
に仕上げなければならないのが通例であるから、優先度
を「2」に設定してプリントを至急にしておけばよい。
また、秘密扱いの文書をワードプロセッサソフトを用い
て作成するような仕事をしている操作者の場合は、その
プリント済みの文書を他人に見られたくないのが通例で
あるから、優先度を「0」に設定してプリントを保留に
しておいて、プリンタ3のそばに誰もいない頃合いを見
計らって優先度を「2」に設定してプリントを至急にす
ればよい。
【0022】図2に戻り、上記優先度設定画面3210
から操作者により優先度が設定されると、印字指示情報
制御部328は、この優先度をプリント処理の優先度に
関する情報、印字指示情報Pxとして印字指示情報記憶
部322に格納する。なお、操作者が優先度を設定しな
ければ、印字指示情報記憶部322には優先度「1」の
印字指示情報Pxが初期値としてセットされるようにな
っている。
【0023】また、操作入力部100は、キーボードな
どによる入力がされると、操作者がキーボードや、マウ
スなどが何らかの操作がされていることを表す操作情報
keyを印字指示情報処理部320に送信する。この操
作情報keyは、この端末に操作者がいることを表して
いる。タイマー部330は、現在の時刻を表す時刻情報
timeを印字指示情報処理部320に出力する。
【0024】印字指示情報制御部328は、操作入力部
100から操作情報keyを受信すると、受信時におけ
るタイマー部330の時刻情報timeを、操作情報受
信時刻tluとして操作情報受信時刻記憶部324に格
納(更新)する。印字指示情報制御部328は、タイマ
ー部330から受信した時刻情報timeと操作情報受
信時刻記憶部324に記憶されている時刻tluとの差
(time−tlu)を、キーボードなどが何らの操作
もされない無操作時間tkuとして無操作時間記憶部3
25に格納(更新)する。したがって、無操作時間tk
uは、最後に操作入力部100による入力操作が行われ
てから現在まで継続する端末の無操作状態の時間を表す
ことになる。
【0025】また、印字指示情報制御部328は、上記
した優先度設定画面3210から操作者により優先度が
設定されたような場合に、印字指示情報記憶部322の
印字指示情報Pxと同じ値の優先度をプリント処理の優
先度に関する情報、印字指示情報Pyの戻り値として印
字指示情報記憶部323に格納する。そして、印字指示
情報制御部328は、操作情報受信時刻tluおよび無
操作時間tkuの更新と共に、「0」,「1」,
「2」,「3」のいずれかの優先度で表わされる印字指
示情報Pyの更新を行う。すなわち、この印字指示情報
Pyは、優先度設定画面3210で指定された印字指示
情報Pxを基準とし、無操作時間tkuを加味した優先
度を表している。
【0026】印字指示情報制御部328は、印字指示情
報Pxが「0」であると、プリントを保留にしておくの
が望ましいので、印字指示情報Pyは無操作時間tku
の如何に拘わらず「0」のままに保持する。これに対し
て、印字指示情報Pxが「1」または「2」であると、
印字指示情報制御部328は、無操作時間tkuがしき
い値時間TK1よりも短い場合は、印字指示情報Pyを
「1」または「2」のそのままに設定し無操作時間tk
uがしきい値時間TK1になると「1」高くして印字指
示情報Pyを「2」または「3」に動的に設定し、無操
作時間tkuがしきい値時間TK2(TK1<TK2)
になると「1」高くして印字指示情報Pyを上限の
「3」に動的に設定する。
【0027】ここで、印字指示情報Pyが「1」の端末
では、操作者がこの端末の場所にいて操作入力部100
による入力作業が継続して行われていると判断できる。
したがって、この端末からのプリントジョブのプリント
処理が行われ、そのプリント済み用紙がプリンタ3から
排出されたとしても、この用紙は、そのまま放置される
可能性が高いと考えられる。一方、印字指示情報Pyが
「3」の端末では、無操作状態がしばらくの間(少なく
とも5分間)継続しており、当該端末の操作者が、席を
離れてプリンタ3へ出力用紙を取りに行っている可能性
が高いと言える。また、印字指示情報Pyが「2」の端
末装置は、上記の中間状態であり、端末の操作者が、こ
れから、プリント済み用紙を取りに行く可能性が高いと
判断できる。
【0028】この考え方は、無操作状態の経過時間が長
い端末からのプリントジョブほど、プリント処理を優先
して行うという基本的な考えに基づくと、印字指示情報
Pxを考慮せずに無操作時間tkuだけで印字指示情報
Pyを作成することにより印字指示情報Pyの高い端末
の操作者ほど、プリント済み用紙の入手を急いでいると
してもよいのであるが、操作者の仕事内容などに合わせ
た方か好ましてと考えて、印字指示情報Pxを基準と
し、これに端末において無操作時間tkuを加味するこ
とによりこの基準に「1」あるいは「2」を加えた数値
を印字指示情報Pyを後述する処理によって、プリント
サーバーSに送信するようにしている。
【0029】また、LANインターフェイス部340
は、LAN2を介して送信元をプリンタサーバーS、宛
先を自端末とするIPヘッダを付した印字指示要求情報
rを受信すると、この印字指示要求情報rを印字指示情
報処理部320に送信する。印字指示情報制御部328
は、LANインターフェイス部340から印字指示要求
情報rを受信すると、その時点で印字指示情報記憶部3
22に記憶している印字指示情報PyをLANインター
フェイス部340に送信する。なお、印字指示情報制御
部328による制御動作の詳細は、後述する。
【0030】さらに、LANインターフェイス部340
は、印字指示情報処理部320から印字指示情報Pyを
受信すると、この印字指示情報Pyをボディとし、この
ボディに自端末を送信元、プリンタサーバーSを宛先と
するIPヘッダを付加したパケットをLAN2に送信す
る。図4は、プリンタサーバーSの構成を示す機能ブロ
ック図である。
【0031】同図に示すように、プリンタサーバーS
は、LANインターフェイス部410と、プリントジョ
ブ処理部420と、タイマー部430と、優先度決定部
440と、プリンターインターフェイス部450とを備
える。プリントジョブ処理部420は、バッファ421
と、プリントジョブ制御部422などからなる。優先度
決定部440は、送信端末番号記憶部441と、ジョブ
受付時刻記憶部442と、印字指示情報記憶部443
と、しきい値時間TR(例えば、10分)を予め記憶す
るしきい値時間記憶部444と、優先度決定制御部44
5などからなる。これらの各部は、種々のハードウェア
資源と、ソフトウェア資源により実現される。
【0032】LANインターフェイス部410は、イー
サネットなどに対応したLANボードなどにより実現さ
れ、種々のパケットの送受信に必要な各端末U1〜Uu
とサーバーS自信とのIPアドレスの他、各端末U1〜
UuのIPアドレスと端末U1〜Uuの端末番号とを相
互に変換する変換テーブルを保持している。そして、L
ANインターフェイス部410は、受信したパケットの
IPアドレスからこの変換テーブルを用いてパケットを
送信した送信元の端末がU1〜Uuのいずれであるかを
認識するとともに、パケットのボディーであるプリント
ジョブJなどを識別する。なお、図に示す[]中の
「u」は、端末番号を表す変数である。
【0033】受信したパケットのボディがプリントジョ
ブJであると、LANインターフェイス部410は、当
該プリントジョブJと、当該プリントジョブJの送信元
端末番号u[u]とをプリントジョブ処理部420に送
信する。タイマー部430は、時刻を表す時刻情報ti
meをプリントジョブ処理部420と、優先度決定部4
40とに出力する。
【0034】プリントジョブ制御部422は、LANイ
ンターフェイス部410からプリントジョブJを受信す
るとこれを図5に示すバッファ421に格納する。プリ
ントジョブは、N個の領域の内、空いている領域(フラ
グf[n]がオフの状態)のバッファ番号の数値の最も
小さな領域に格納される。このとき、プリントジョブと
共に受信した送信元端末番号u[u]と、タイマー部4
30の時刻情報timeにより得られるジョブ受付時刻
tr[n]とをプリントジョブと関連づけて記憶すると
共に、その領域のフラグf[n]をオンにする。
【0035】プリントジョブ処理部420は、プリンタ
3がプリント処理可能な状態になると、プリントジョブ
バッファ431に格納されている送信元端末番号u
[u]とジョブ受付時刻tr[n]とを対にして、バッ
ファ番号の数値の小さい順に、順次、優先度決定部44
0に通知し、通知した送信元端末番号u[u]の優先度
を表す印字指示情報Pzを決定するように指示する。そ
して、優先度決定部440によって決定された印字指示
情報Pz[n]を対応するバッファ番号の優先度の領域
に格納する。
【0036】なお、優先度決定部440による印字指示
情報Pzの決定処理および印字指示情報Pzの意味につ
いては後述する。また、プリントジョブ処理部420
は、プリントジョブバッファ431に格納された優先度
を参照して、次回にプリント処理を行うプリントジョブ
を決定するのであるが、このことについても、後で詳述
する。
【0037】プリンターインターフェイス部450は、
プリンタ3と同様なIEEE1284インターフェイス
などにより実現され、プリンタ3から情報prints
tatusを受信すると、この情報printstat
usをプリントジョブ処理部420に送信する。また、
プリントジョブ制御部422は、プリンターインターフ
ェイス部450から受信したprintstatusが
プリント中の状態(BUSY)からプリント可能な状態
(≠BUSY)に変わると、バッファ421に格納され
ているプリントジョブJ各々について送信元端末番号U
[n]とジョブ受付時刻tr[n]とを優先度決定部4
40に通知し、プリントジョブの印字指示情報Pz
[n]を決定させる。そして、優先度決定部440によ
って決定された印字指示情報Pz[n]の通知を受ける
と、対応するバッファ番号の優先度に格納する。なお、
優先度決定部440による優先度の決定処理については
後述する。また、プリントジョブ制御部422は、バッ
ファ421に格納された優先度を参照して、次回にプリ
ント処理を行うプリントジョブを決定するのであるが、
このことについても、後で詳述する。
【0038】優先度決定制御部445は、プリントジョ
ブ制御部422から送信元端末番号U[n]とジョブ受
付時刻tr[n]との通知を受けると、通知された送信
端末番号uとジョブ受信時刻trとを送信端末番号記憶
部441、ジョブ受付時刻記憶部442にそれぞれ格納
すると共に、送信端末番号uをLANインターフェイス
部410に送信し、この端末に印字指示要求情報rを送
信することを指示する。
【0039】また、LANインターフェイス部410
は、指示を受けると、上記変換テーブルを用いて受信し
た送信元端末番号のIPアドレスを宛先とし、送信元を
プリンタサーバーSとするヘッダを付加して印字指示要
求情報r[u]を送信する。そして、LANインターフ
ェイス部410は、当該印字指示要求情報r[u]に対
する返答である印字指示情報Py[u]をその端末から
受信すると、当該印字指示情報Py[u]を優先度決定
部440に送信する。
【0040】優先度決定制御部445は、LANインタ
ーフェイス部410から印字指示情報Pyを受信する
と、印字指示情報記憶部443に格納する。そして、優
先度決定制御部445は、タイマー部430から受信し
た時刻情報timeとジョブ受付時刻記憶部442に記
憶されている時刻trとの差(time−tr)、すな
わちプリントジョブの未処理経過時間(time−t
r)を求め、この未処理経過時間(time−tr)と
印字指示情報Pyとに基づいて、優先度を表す情報、印
字指示情報Pz[n]を決定する。
【0041】優先度決定部440は、未処理経過時間
(time−tr)がしきい値時間TRよりも短いと、
印字指示情報Pyをそのまま印字指示情報Pz[n]と
する。この一方、未処理経過時間(time−tr)が
しきい値時間TR以上のときには、印字指示情報Pyに
1を加えた数値を印字指示情報Pz[n]として、プリ
ントジョブ制御部422に通知する。
【0042】上記したように、操作者の設定値を基準と
し、無操作経過時間が長い端末からのプリントジョブほ
ど、プリント処理を優先して行うという本実施の形態の
基本的な考えに基づくと、印字指示情報Pyをそのまま
印字指示情報Pz[n]としててもよいのであるが、プ
リンタサーバーSが受信してから相当の時間(TR)が
経過しているプリントジョブについては、あまり長い間
プリント処理待ち状態にしておくのは好ましくないと考
え、印字指示情報Pyをそのまま用いるのではなく、そ
れに1を加えた数値を印字指示情報Pz[n]としたの
である。
【0043】印字指示情報Py、「0」〜「2」そのま
まの値、あるいは、印字指示情報Pyに「1」を加えた
値が優先度になるので、当該印字指示情報Pz[n]
は、「0」,「1」,「2」,「3」,「4」のいずれ
かの値となる。なお、印字指示情報Pyが「0」の場合
には、未処理経過時間(time−tr)がしきい値時
間TR以上になっても「0」のままに維持される。
【0044】プリントジョブ制御部422は、プリンタ
3がプリント可能な状態であることをプリンターインタ
ーフェイス部450から受信し、バッファ421に格納
されている各プリントジョブJの優先度決定部440に
よる印字指示情報Pzの決定が終了し、印字指示情報P
zを更新すると、この印字指示情報Pzに基づいて、次
にプリント処理させるプリントジョブを決定する。
【0045】プリントジョブ制御部422は、まず、最
も高い優先度「4」のプリントジョブを検索する。当該
検索は、バッファ421のバッファ番号の若い順に順
次、フラグがオンになっているバッファ番号を対象に行
う。優先度「4」のプリントジョブが見つかると、その
プリントジョブをプリンターインターフェイス部450
に出力すると共に、対応するフラグをオフにする。最後
のバッファ番号N番まで検索しても、優先度「4」のプ
リントジョブが無かったときは、優先度を一つ下げて
「4」とし、同様の検索を行う。以降、順次優先度を一
つずつ下げて検索を行い、該当するプリントジョブを見
つけるとそのプリントジョブをプリンターインターフェ
イス部450に出力すると共に、対応するフラグをオフ
にする。なお、優先度「0」のものについては、プリン
トを保留にするため、この検索対象から外されている。
【0046】プリンターインターフェイス部450は、
プリントジョブ処理部420からプリントジョブを受信
すると、受信したプリントジョブをプリンタ3に送信す
る。プリンタ3は、プリントジョブを受信し終わると、
printstatusをBUSYに変更すると共に、
プリント処理を実行し、用紙上に画像を再現する。そし
て、プリント処理が完了すると、プリンタ3は、pri
ntstatusを≠BUSYに変更する。
【0047】次いで、端末U1〜Uuの印字指示情報制
御部328の制御動作、プリンタサーバーSのプリント
ジョブ制御部422および優先度決定制御部445の制
御動作をこの順序で説明する。 (印字指示情報制御部328の制御動作)図6は、印字
指示情報制御部328が実行するメインルーチンのフロ
ーチャートである。
【0048】端末の電源か投入されると、印字指示情報
制御部328は、初期化処理を実行した後、不図示の内
部タイマーをスタートさせ(ステップS100)、当該
メインルーチンの時間管理を行う(ステップS50
0)。そして、操作者による印字指示情報Pxの設定を
受け付ける印字指示情報Px設定処理(ステップS20
0)、印字指示情報Pxおよび操作情報keyに基づい
て印字指示情報Pyを算出する印字指示情報Py算出処
理(ステップS300)、印字指示要求情報rの受信に
応じてその時点の印字指示情報Pyを送信する印字指示
情報Py送信処理(ステップS400)を所定の時間ご
とに順次繰り返し実行する。
【0049】次いで、上記印字指示情報Px設定処理、
印字指示情報Py算出処理および印字指示情報Py送信
処理を説明する。図7は、図6に示す印字指示情報Px
設定処理(ステップS200)のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。印字指示情報制御部328は、ま
ず優先度設定画面の呼び出しがあったか否か判断する
(ステップS201)。
【0050】呼び出しがあれば(ステップS201で
Y)、印字指示情報制御部328は、画像データ記憶部
321から図3に示す優先度設定画面3210を読み出
してアプリケーション200に送信し、優先度設定画面
3210をモニタ上に表示させ(ステップS202)、
操作者がラジオボタン3211にチェックを入れ、
「0」〜「2」のいずれかの優先度が入力されたか否か
判断する(ステップS203)。
【0051】「0」〜「2」のいずれかの優先度が入力
されると(ステップS203でY)、印字指示情報制御
部328は、この優先度を印字指示情報Pxとして印字
指示情報記憶部322に格納し(ステップS204)、
ステップS205に進む。ステップS203で、「0」
〜「2」のいずれの優先度も入力されないと(ステップ
S203でN)、ステップS204をスキップしてステ
ップS205に進む。
【0052】ステップS205では、印字指示情報制御
部328は、優先度設定画面の呼び出しが終了されるの
を待つ。呼び出しが終了されないと(ステップS205
でN)、ステップS203に戻る。これに対して、呼び
出しが終了されると(ステップS205でY)、印字指
示情報制御部328は、優先度設定画面3210を閉じ
(ステップS206)、図6のメインルーチンにリター
ンする。
【0053】ステップS201において優先度設定画面
3210の呼び出しがなければ(ステップS201で
N)、印字指示情報制御部328は、ステップS202
〜S206をスキップして、図6のメインルーチンにリ
ターンする。このような処理により、ワードプロセッサ
ソフトや画像処理ソフトなどの各アプリケーションから
一律に同じ値の優先度を設定したり、設定のやり直しな
どを行うことができる。なお、ステップS202,20
3で優先度を「0」に設定した後、プリンタ3でプリン
ト処理させる際に優先度設定画面3210を呼び出して
再度優先度を「1」あるいは「2」に設定し直せば、設
定し直した優先度が有効になる。
【0054】図8は、図6に示す印字指示情報Py算出
処理(ステップS300)のサブルーチンを示すフロー
チャートである。印字指示情報制御部328は、まずL
ANインターフェイス部410から操作情報keyを受
信したか否か判断する(ステップS301)。操作情報
keyを受信していれば(ステップS301でY)、印
字指示情報制御部328は、タイマー部330から受信
した時刻情報timeを操作情報受信時刻tluとして
操作情報受信時刻記憶部324に格納し(ステップS3
02)、無操作時間記憶部325の無操作時間tkuを
「0」にリセットし(ステップS303)、印字指示情
報記憶部323の印字指示情報Pyとして印字指示情報
記憶部322に記憶されている印字指示情報Pxに初期
化した後に(ステップS304)、図6のメインルーチ
ンにリターンする。
【0055】一方、ステップS301で操作情報key
を受信していなければ(ステップS301でN)、印字
指示情報制御部328は、タイマー部330から受信し
た時刻情報timeと操作情報受信時刻記憶部324に
格納されている最後の操作情報受信時刻tluとの差
(time−tlu)を算出し、算出した無操作時間t
ku=(time−tlu)を無操作時間記憶部325
に格納し(ステップS306)、この無操作時間tku
が、しきい値時間TK1より小さいか否か判断する(ス
テップS307)。
【0056】しきい値時間TK1より小さい場合(ステ
ップS307でY)、印字指示情報制御部328は、そ
のまま図6のメインルーチンにリターンする。これに対
して、無操作時間tkuがしきい値時間TK1より小さ
くなければ(ステップS307でN)、印字指示情報制
御部328は、無操作時間tkuとしきい値時間TK1
とが等しいか否か判断する(ステップS308)。無操
作時間tkuとしきい値時間TK1とが等しければ(ス
テップS308でY)、印字指示情報制御部328は、
印字指示情報Pyが「0」でないか否か判断する(ステ
ップS309)。印字指示情報Pyが「0」でない、す
なわち印字指示情報Pyが「1」または「2」である
と、印字指示情報制御部328は、印字指示情報記憶部
323に記憶されている印字指示情報Pyを「1」イン
クリメント、すなわち優先度を「1」上げて図6のメイ
ンルーチンにリターンする。これに対して、ステップS
309において印字指示情報Pyが「0」であると、印
字指示情報制御部328は、ステップS310をスキッ
プして図6のメインルーチンにリターンする。
【0057】また、ステップS308において無操作時
間tkuがしきい値時間TK1を超えている(ステップ
S308でN)、印字指示情報制御部328は、無操作
時間tkuがしきい値時間TK2に等しく(ステップS
311でY)、かつ印字指示情報Pyが「2」であると
(ステップS312でY)、印字指示情報制御部328
は、印字指示情報記憶部323に記憶されている印字指
示情報Pyを「1」インクリメント、すなわち優先度を
「3」に上げて図6のメインルーチンにリターンする。
これに対して、ステップS311において無操作時間t
kuがしきい値時間TK2より大きいか、あるいは印字
指示情報Pyが「3」であると、印字指示情報制御部3
28は、ステップS313をスキップして図6のメイン
ルーチンにリターンする。
【0058】すなわち、印字指示情報Pxが「0」であ
ると、印字指示情報Pyは無操作時間tkuの如何に拘
わらず「0」のままに保持される。これに対して、印字
指示情報Pxが「1」または「2」であると、無操作時
間tkuがしきい値時間TK1になると、印字指示情報
Pyは「2」または「3」に数値が「1」上げられ、無
操作時間tkuがしきい値時間TK2になると、「2」
の印字指示情報Pyは「3」に数値が「1」上げられ
る。この一方、操作者がキーボードなどを操作すると、
優先度が「2」あるいは「3」まで一旦上げられた印字
指示情報Pyも印字指示情報Pxの「1」または「2」
までその数値が下げられることになる。
【0059】図9は、図6に示す印字指示情報Py送信
処理(ステップS400)のサブルーチンを示すフロー
チャートである。印字指示情報制御部328は、LAN
インターフェイス部340から印字指示要求情報rを受
信受信したか否か判断する(ステップS401)。印字
指示要求情報rを受信すると(ステップS401で
Y)、印字指示情報制御部328は、その受信時点で印
字指示情報記憶部323に格納されている印字指示情報
Pyを読み出して、この印字指示情報PyをLANイン
ターフェイス部340に送信し(ステップS402)、
図6のメインルーチンにリターンする。これにより、L
ANインターフェイス部340は、印字指示情報Pyを
ボディとし、これに自端末を送信元、プリンタサーバー
Sを宛先とするIPアドレスを付加したパケットをプリ
ンタサーバーSに送信する。したがって、プリンタサー
バーSは、無操作時間tkuを加味した、最新の印字指
示情報Pyを受信することができる。これに対して、ス
テップS401で印字指示要求情報rを受信していなけ
れば(ステップS401でN)、印字指示情報制御部3
28は、ステップS402をスキップして図6のメイン
ルーチンにリターンする。したがって、各端末U1〜U
uは、プリンタサーバーSから印字指示要求情報rを受
信した場合にのみ印字指示情報Pyをプリンタサーバー
Sに送信するので、プリンタサーバーSとの間のわずか
な通信負荷で、最新の印字指示情報Pyを送信すること
ができる。
【0060】次いで、プリントジョブ制御部422、優
先度決定制御部445の制御動作を説明する。 (プリントジョブ制御部422の制御動作)図10は、
プリントジョブ制御部422が実行するメインルーチン
のフローチャートである。
【0061】プリンタサーバーSの電源が投入される
と、プリントジョブ制御部422は、バッファ421の
初期化などの初期化処理を実行した後(ステップS51
0)、不図示の内部タイマーをスタートさせ(ステップ
S520)、当該メインルーチンの時間管理を行う(ス
テップS860)。そして、各端末U1〜Uuからのプ
リントジョブを受け付けるプリントジョブ受付処理(ス
テップS600)、バッファ421に格納されている未
処理のプリントジョブについて優先度を取得する優先度
取得処理(ステップS700)、バッファ421に格納
されている未処理のプリントジョブの1つをプリンター
インターフェイス部450に送信するプリントジョブ送
信処理(ステップS800)、上記以外のその他の処理
(ステップS850)を所定の時間ごとに順次繰り返し
実行する。
【0062】次いで、上記プリントジョブ受付処理、優
先度取得処理およびプリンジョブ送信処理を詳細に説明
する。図11は、図10に示すプリントジョブ受付処理
(ステップS600)のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。プリントジョブ制御部422は、まず、プ
リントジョブJ[u]を受信したか否か判断する(ステ
ップS601)。ステップS601でプリントジョブを
受信していなければ(ステップS601でN)、図10
に示すメインルーチンにリターンする。
【0063】ステップS601でプリントジョブJ
[u]を受信すると(ステップS601でY)、図5に
示すバッファ421のバッファ番号1〜Nの中から空い
ている領域(f[n]=OFF)をバッファ番号の数値
の小さい順にサーチする(ステップS602〜S60
5)。空いている領域が見つかると(ステップS603
でN)、プリントジョブ制御部422は、この領域に受
け付けたプリントジョブJ[u]を格納し(ステップS
606)、この空き領域にプリントジョブと関連付け
て、送信元端末番号uを格納すると共に(ステップS6
07)、タイマー部430から受信した時刻情報tim
eをジョブ受付時間trとして格納した後(ステップS
608)、その領域のフラグf[n]をONにし(ステ
ップS609)、図10に示すメインルーチンにリター
ンする。このような処理が繰り返されることにより、各
端末U1〜Uuから受け付けたプリントジョブがバッフ
ァ421のバッファ番号の空き領域に順次に格納されて
いく。空いている領域がなくなれば(ステップS605
でN)、プリントジョブ制御部422は、図10に示す
メインルーチンにリターンした後、図10のステップS
850で、プリントジョブの再送要求などを実行する。
【0064】図12は、図10に示す優先度取得処理
(ステップS700)のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。プリントジョブ制御部422は、まずプリ
ンターインターフェイス部450から受信したprin
tstatusがプリント可能な状態(≠BUSY)で
あるか否か判断する(ステップS701)。
【0065】printstatusがプリント可能な
状態でなければ、すなわちBUSYであれば(ステップ
S701でN)、プリンタ3が前に送信したプリントジ
ョブのプリント処理を行っている最中であるので、プリ
ントジョブ制御部422は、図10に示すメインルーチ
ンにリターンする。ステップS701でprintst
atusが≠BUSYであると(ステップS701で
Y)、プリンタ3のプリント準備ができているので、図
5に示すバッファ421のバッファ番号1〜Nの中から
未処理のプリントジョブが蓄積されている領域(f
[n]=ON)をバッファ番号の数値の小さい順にサー
チする(ステップS702,S703,S704,S7
05)。未処理のプリントジョブが蓄積されている領域
が見つかると(ステップS703でY)、プリントジョ
ブ制御部422は、見つかったその領域に格納されてい
る送信端末番号uと、ジョブ受付時刻trとを優先度決
定部440に通知する(ステップS706)。そして、
プリントジョブ制御部422は、優先度決定部440か
ら優先度、すなわち印字指示情報Pzが通知されるのを
待つ(ステップS707)。
【0066】(優先度決定制御部445の制御動作)図
13は、優先度決定制御部445が実行する優先度決定
処理を示すフローチャートである。優先度決定制御部4
45は、プリントジョブ制御部422から送信端末番号
u[n]およびジョブ受付時間tr[n]が通知される
のを待つ(ステップS901)。
【0067】送信端末番号u[n]およびジョブ受付時
間tr[n]の通知を受けると(ステップS901で
Y)、優先度決定制御部445は、これらを送信端末番
号記憶部441、ジョブ受付時刻記憶部442にそれぞ
れ格納した後、LANインターフェイス部410にその
端末uに対して印字指示要求情報r[u]を送信するよ
うに指示する(ステップS902)。そして、この印字
指示要求情報r[u]に対する返答、印字指示情報Py
をLANインターフェイス部410から受信するのを待
つ(ステップS903)。
【0068】LANインターフェイス部410は、優先
度決定部440から端末Uuに対する印字指示要求情報
r[u]を受信すると、当該端末Uuに対して印字指示
要求情報r[u]を送信し、当該端末Uuから印字指示
要求情報r[u]に対する返答である印字指示情報Py
[u]を受信すると、当該印字指示情報Py[u]を優
先度決定部440に送信する。
【0069】LANインターフェイス部410から印字
指示情報Py[u]を受信すると(ステップS903で
Y)、優先度決定制御部445は、この印字指示情報P
y[u]を印字指示情報記憶部443に格納した後、印
字指示情報Py[u]が「0」か否か判断する(ステッ
プS904)。印字指示情報Py[u]が「0」である
と(ステップS904でY)、優先度決定制御部445
は、この印字指示情報Py[u]を決定された優先度の
印字指示情報Pz[n]とし(ステップS905)、こ
の印字指示情報Pz[n]をプリントジョブ処理部42
0に通知し(ステップS906)、ステップS901に
戻る。
【0070】ステップS904で印字指示情報Py
[u]が「0」でなければ(ステップS904でN)、
すなわち、印字指示情報Py[u]が「1」〜「3」で
あれば、優先度決定制御部445は、タイマー部430
から受信した時刻情報timeとジョブ受付時刻記憶部
442に記憶しているジョブ受付時刻との差、未処理経
過時間(time−tr)がしきい値時間記憶部444
に記憶しているしきい値時間TRより小さいか否か判断
する(ステップS907)。
【0071】未処理経過時間(time−tr)がしき
い値時間TRより小さいと(ステップS907でY)、
優先度決定制御部445は、優先度が「0」の場合と同
様に、この印字指示情報Py[u]をそのまま印字指示
情報Pz[n]とし(ステップS905)、この印字指
示情報Pz[n]をプリントジョブ処理部420に通知
し(ステップS906)、ステップS901に戻る。
【0072】これに対して、未処理経過時間(time
−tr)がしきい値時間TR以上であると(ステップS
907でN)、優先度決定制御部445は、印字指示情
報Py[u]に優先度を「1」インクリメントしたもの
を印字指示情報Pz[n]とし(ステップS908)、
この印字指示情報Pz[n]をプリントジョブ処理部4
20に通知し(ステップS906)、ステップS901
に戻る。この理由は、端末U1〜Upで操作者がキーボ
ードなどを操作していると、既にプリンタサーバーSに
送信したプリントジョブの優先度が低いままであるの
で、このプリントジョブの処理の順番がなかなか回って
こず、その端末の操作者に酷となる。そこで、未処理経
過時間(time−tr)がしきい値時間TR以上にな
ると、優先度を「1」上げ、このプリントジョブの処理
の順位を上げるようにしたものである。
【0073】図12に戻り、優先度決定部440から待
っていた印字指示情報Pzの通知を受けると(ステップ
S707でY)、プリントジョブ制御部422は、通知
された印字指示情報Pzをその領域Pz[n]に格納す
る(ステップS708)。このように、未処理のプリン
トジョブが蓄積されている領域が見つかると(ステップ
S703でY)、見つかるごとにステップS706〜S
708を実行するので、図5に示すバッファ421のバ
ッファ番号1〜Nの中から未処理のプリントジョブの印
字指示情報Pzが全て求められる。
【0074】次いで、プリントジョブ制御部422が実
行するプリントジョブ送信処理を説明する。図14は、
図10に示すプリントジョブ送信処理(ステップS80
0)のサブルーチンを示すフローチャートである。プリ
ントジョブ制御部422は、まずプリンターインターフ
ェイス部450から受信したprintstatusが
≠BUSYであるか否か判断する(ステップS800
a)。printstatusが≠BUSYでなければ
(ステップS800aでN)、プリントジョブ制御部4
22は、メインルーチンにリターンする。
【0075】printstatusが≠BUSYであ
れば(ステップS820でY)、プリントジョブ制御部
422は、サーチする優先度iに「4」をセットし(ス
テップS801)、図5に示すバッファ421のバッフ
ァ番号1〜Nの中から未処理のプリントジョブが蓄積さ
れている領域(f[n]=ON)で、印字指示情報Pz
が4であるものをバッファ番号の若い順にサーチする
(ステップS802,S803,S804,S805,
S806)。サーチする優先度i=「4」の未処理のプ
リントジョブがバッファ番号1〜Nの中に見つからなけ
れば(ステップS806でN)、プリントジョブ制御部
422は、サーチする優先度iを1デクリメントし(ス
テップS807)、サーチする優先度iが「1」以上の
範囲で(ステップS808)、未処理のプリントジョブ
が蓄積されている領域(f[n]=ON)をバッファ番
号1〜Nの中からバッファ番号の若い順にサーチする。
【0076】そして、サーチする優先度iが一番高い未
処理のプリントジョブが蓄積されている領域が見つかる
と(ステップS804でN)、プリントジョブ制御部4
22は、そのプリントジョブをプリンターインターフェ
イス部450に送信し(ステップS810)。これによ
り、プリントジョブの処理順序の最適化が図られる。そ
して、プリントジョブ制御部422は、その領域のフラ
グf[n]をOFFにリセットする(ステップS81
0)。これにより、この領域に新たに受け付けたプリン
トジョブを格納することができる。
【0077】プリンターインターフェイス部450は、
プリントジョブ処理部420からプリントジョブを受信
すると、受信したプリントジョブをプリンタ3に送信す
る。以上のように本発明に係る実施の形態によれば、端
末U1〜Uuは、プリントジョブを送信すると共に、操
作者により設定された印字指示情報Pxを基準としつ
つ、無操作時間tkuがしきい値時間TK1になると、
印字指示情報Pyは「2」または「3」にその優先度を
「1」上げ、この一方、操作者がキーボードなどを操作
すると、優先度が「2」あるいは「3」まで上げられた
印字指示情報Pyも印字指示情報Pxの「1」または
「2」までその優先度が下げる。そして、端末U1〜U
uは、印字指示要求情報rを受信すると、その受信時点
の印字指示情報Pyを送信するようにしている。これに
対して、プリンタサーバーSは、各端末U1〜Uuから
受け付けたプリントジョブをバッファ421に格納し、
printstatusがプリント可能な状態(≠BU
SY)になると、未処理のプリントジョブを送信した端
末に対して印字指示要求情報rを送信し、当該端末から
印字指示要求情報に対する返答である印字指示情報を受
信すると、当該印字指示情報を基準として競合するプリ
ントジョブの中から優先度の一番高いプリントジョブを
求めプリンタ3でプリント処理させるようにしている。
【0078】このため、キーボードやマウスなどをさら
に操作して次のプリントジョブの作成に取りかかってい
る端末の無操作時間は短く、この端末からのプリントジ
ョブの優先度は低くなり、一方、キーボードやマウスな
どの操作をやめてその設置場所を離れた端末の無操作時
間は長く、この端末からのプリントジョブの優先度は高
くなる。したがって、端末の設置場所を離れた操作者の
急ぎのプリントジョブが、端末の設置場所にいる操作者
の急がないプリントジョブの後回しにされるような事態
がなくなる。また、printstatusがプリント
中である状態(BUSY)からプリント可能な状態(≠
BUSY)になると、優先度決定部440に直ちにプリ
ンタサーバーSから印字指示要求情報rを送信させるよ
うにしている。したがって、優先度決定部440により
端末U1〜Uuから印字指示情報Pyを受信し、プリン
トジョブの印字指示情報Pzを全て決定させ、プリント
ジョブ制御部422が次にプリント処理させるプリント
ジョブを求めた段階で、端末U1〜Uuの印字指示情報
Pyが変化している可能性が極めて少なくなる。この結
果、精度よくプリントジョブの処理順序の最適化が図れ
る。
【0079】さらに、端末UuとプリンタサーバーSと
の間で行われる通信手順が図15に示すシーケンス図の
ようになっている。すなわち、同図に示すように、端末
U1〜Uuは、プリントジョブを送信する。プリンタサ
ーバーSは、printstatusがプリント可能な
状態(≠BUSY)になると、未処理のプリントジョブ
を送信した端末に対して印字指示要求情報rを送信す
る。また端末U1〜Uuは、このプリントジョブと別個
に印字指示要求情報rを受信した場合にのみ印字指示情
報Pyを送信するようにしている。したがって、上記し
たように方法のように各端末からプリンタサーバーに操
作情報が頻繁に送信されることもなくなり、ネットワー
クの通信負荷の増大も大幅に抑制することもできる。
【0080】(変形例)以上、本発明に係るプリントシ
ステム並びにこのシステムに用いられるプリンタサーバ
ーおよび端末を実施の形態に基づいて説明してきたが、
本発明の内容が、上述の実施の形態に限定されないのは
勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
【0081】上記実施の形態では、各アプリケーション
に対して一律に印字指示情報Pxを設定したが、アプリ
ケーションごとに個別に印字指示情報Pxを設定するよ
うにしてもよい。また、上記実施の形態では、印字指示
情報Pxと操作情報keyとに基づいて印字指示情報P
yを作成したが、操作情報keyだけに基づいて印字指
示情報Pyを作成するようにしてもよい。また、プリン
タサーバーSにおいて、印字指示情報Pyと未処理経過
時間(time−tr)とに基づいて印字指示情報Pz
を作成したが、印字指示情報Pyをそのまま印字指示情
報Pzとするようにしてもよい。
【0082】また、上記実施の形態では、優先度の一番
高いプリントジョブを決定する場合、同じ優先度の中で
はプリントジョブの受付時刻と無関係にバッファ番号の
若い順に決定したが、同じ優先度の中ではプリントジョ
ブの受付時刻の早い順に決定するようにしてもよい。ま
た、上記実施の形態ではプリンタサーバーSをプリンタ
3に外付けのパーソナルコンピュータで構成したが、外
付けの専用プリンタサーバーで構成してもよく、またプ
リンタにネットワークインタフェースアダプタを内蔵し
たネットワーク対応プリンタで実施してもよい。この場
合には、プリンタに内蔵されたネットワークインタフェ
ースアダプタがプリンタサーバーの機能を発揮する。
【0083】また、上記実施の形態では、キーボードや
マウスなどの入力手段からの入力が所定の時間無かった
場合に、操作者が端末装置を離れている、すなわち、端
末装置に不在であると判断したが、これに限らず、操作
者が実際に端末装置の前に居るか居ないかを検出するよ
うにしてもよい。発光ダイオードや半導体レーザなどの
光源とフォトダイオードなどの検出器とからなる反射型
フォトセンサを人体検出器として用い、当該人体検出器
を各端末装置ごとに設け、端末装置の前に操作者が居る
か居ないかを検出する。
【0084】検出は一定の時間間隔(例えば、5秒間
隔)で行い、操作者を検出した場合には、上記実施の形
態における操作情報「key」に代わる存在情報「se
ated」を生成し、以降、当該存在情報「seate
d」を利用して、上記実施の形態と同様の処理を行うよ
うにする。さらに、上記実施の形態では、プリンタに適
用したが、デジタル方式の複写機や、FAX、マイクロ
リーダプリントや、これらの複合機などの画像形成装置
にも適用できる。
【0085】
【発明の効果】以上のように本発明に係るプリンタ制御
装置によれば、受信したプリント処理待ちのプリントジ
ョブを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されて
いるプリントジョブの送信元端末に対して、当該プリン
トジョブのプリント処理に関する情報の送信を要求する
要求手段と、各送信元端末から受信した前記情報に基づ
いて、プリントジョブのプリント処理を行わせる制御手
段と、を備えるので、プリント処理を急がないプリント
ジョブと、プリント処理を急ぐプリントジョブとをこの
順序で受け付けた場合であっても、端末の設置場所を離
れた操作者の急ぎのプリントジョブが、端末の設置場所
にいる操作者の急がないプリントジョブの後回しにされ
るような事態がなくなり、プリントジョブの処理順序の
最適化を図ることができる。しかも、各端末ごとに上記
情報送信の要求と、上記情報との通信だけですませるこ
とができるので、ネットワークの負荷の増大を大幅に抑
制することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるプリントシステム1
の全体構成を示す図である。
【図2】図1に示す各端末U1〜Uuの構成を示す機能
ブロック図である。
【図3】モニタに表示される優先度設定画面3210の
一例を示す図である。
【図4】図1に示すプリンタサーバーSの構成を示す機
能ブロック図である。
【図5】プリンタサーバーSが有するバッファ421の
構成の一例を示す図である。
【図6】印字指示情報制御部328が実行するメインル
ーチンのフローチャートである。
【図7】図6に示す印字指示情報Px設定処理(ステッ
プS200)のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図8】図6に示す印字指示情報Py算出処理(ステッ
プS300)のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図9】図6に示す印字指示情報Py送信処理(ステッ
プS400)のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図10】プリントジョブ制御部422が実行するメイ
ンルーチンのフローチャートである。
【図11】図10に示すプリントジョブ受付処理(ステ
ップS600)のサブルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図12】図10に示す優先度取得処理(ステップS6
00)のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図13】優先度決定制御部445が実行する優先度決
定処理を示すフローチャートである。
【図14】図10に示すプリントジョブ送信処理(ステ
ップS800)のサブルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図15】端末UuとプリンタサーバーSとの間で行わ
れる通信手順を示すシーケンス図である。
【図16】端末UuとプリンタサーバーSとの間で行わ
れる背景技術の通信手順を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 プリントシステム 2 LAN 3 プリンタ 100 操作入力部 200 アプリケーション 300 プリンタドライバー 310,420 プリントジョブ処理部 320 印字指示情報処理部 330,430 タイマー部 340,410 LANインターフェイス部 440 優先度決定部 450 プリンターインターフェイス部 U1〜Uu 端末 S プリンタサーバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪井 智 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 HH03 HK19 HQ01 HQ17 HQ21 HR01 5B021 AA01 DD00 EE01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末と相互に通信可能に接続さ
    れ、各端末から送信されてきたプリントジョブを受信
    し、プリント処理させるプリンタ制御装置であって、 受信したプリント処理待ちのプリントジョブを記憶する
    記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されているプリントジョブの送信元
    端末に対して、当該プリントジョブのプリント処理に関
    する情報の送信を要求する要求手段と、 各送信元端末から受信した前記情報に基づいて、プリン
    トジョブのプリント処理を行わせる制御手段と、 を備えることを特徴とするプリンタ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記要求手段は、次のプリントジョブを
    プリント処理させることが可能な状態となったタイミン
    グに、前記情報の送信を要求することを特徴とする請求
    項1に記載のプリンタ制御装置。
  3. 【請求項3】 プリンタ制御装置と相互に通信可能に接
    続され、当該プリンタ制御装置にプリントジョブを送信
    する端末であって、 送信済みのプリントジョブのプリント処理に関する情報
    を動的に生成する情報生成手段と、 前記プリンタ制御装置から前記情報送信の要求を受信す
    る受信手段と、 前記受信手段が情報送信の要求を受信すると、受信時に
    おける前記情報を送信する送信手段と、 を備えることを特徴とする端末。
  4. 【請求項4】 複数の端末とプリンタ制御装置とを相互
    に通信可能に接続し、各端末から送信されてきたプリン
    トジョブをプリンタ制御装置で受信し、プリント処理さ
    せるようにしたプリントシステムであって、 前記プリンタ制御装置は、 受信したプリント処理待ちのプリントジョブを記憶する
    記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されているプリントジョブの送信元
    端末に対して、当該プリントジョブのプリント処理に関
    する情報の送信を要求する要求手段と、 各送信元端末から受信した前記情報に基づいて、プリン
    トジョブのプリント処理を行わせる制御手段と、を備
    え、 各端末は、 送信済みのプリントジョブのプリント処理に関する情報
    を動的に生成する情報生成手段と、 前記プリンタ制御装置から前記情報送信の要求を受信す
    る受信手段と、 前記受信手段が情報送信の要求を受信すると、受信時に
    おける前記情報を送信する送信手段と、 を備えることを特徴とするプリントシステム。
  5. 【請求項5】 画像形成部と、当該画像形成部に受信し
    たプリントジョブをプリント処理させるプリンタ制御装
    置と、を内蔵する画像形成装置であって、 前記プリンタ制御装置として、前記請求項1または2に
    記載のプリンタ制御装置を使用したことを特徴とする画
    像形成装置。
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