JP2001201471A - ポリエステル樹脂の末端基の定量方法及びそれを使用したポリエステル樹脂の製造方法 - Google Patents
ポリエステル樹脂の末端基の定量方法及びそれを使用したポリエステル樹脂の製造方法Info
- Publication number
- JP2001201471A JP2001201471A JP2000009501A JP2000009501A JP2001201471A JP 2001201471 A JP2001201471 A JP 2001201471A JP 2000009501 A JP2000009501 A JP 2000009501A JP 2000009501 A JP2000009501 A JP 2000009501A JP 2001201471 A JP2001201471 A JP 2001201471A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyester resin
- terephthalate
- amine
- content
- naphthalate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
からなるポリエステル樹脂の末端カルボキシル基含有率
や末端ヒドロキシル基含有率を精度良く定量する方法及
びそれを使用したポリエステル樹脂の製造方法を提供す
ること。 【解決手段】 ポリエステル樹脂サンプルを溶媒に溶解
し、ジエチルアミンを加えてカルボキシル末端基にアミ
ンを配位させて、1HNMR測定を行い、カルボキシル
末端基に対してオルト位置の芳香族環プロトンを他の位
置の芳香族環プロトンから分離して定量する。
Description
酸骨格と脂肪族ジオール骨格からなるポリエステル樹脂
中のカルボキシル末端基にアミンを配位させて、シフト
した芳香族環のプロトンをNMR測定することにより、
カルボキシル末端基及びヒドロキシル末端基を定量する
方法、及びそれを使用して重合条件を定めるポリエステ
ル樹脂の製造方法に関する。
ブチレンテレフタレート樹脂等の結晶性熱可塑性ポリエ
ステル樹脂は、機械的性質、電気的性質、耐熱性、耐溶
剤性、その他物理的・化学的特性に優れるため、エンジ
ニアリングプラスチックスとしての用途が拡大し、自動
車、電気・電子機器等の広汎な分野に使用されている。
このため、成形加工に使用するポリエステル樹脂の品質
が重要となり、ポリエステル樹脂の分子量、融点、その
他多くの項目について規格が定められている。これらの
項目の中に、カルボキシル末端基(以下CEGと略
す。)含有率やヒドロキシル末端基(以下HEGと略
す。)含有率がある。ポリエステル中のCEG含有率が
高いと、成形品の安定性や長期物性の点で問題がある。
このため、製品中のCEGやHEG含有率を精度良く、
迅速且つ安全に測定し、製造工程や品質管理工程に反映
できることが望まれる。
エステル樹脂のCEGを定量する方法として、Pohl
による方法(Analytical Chemistry, vol.26, No.10, 1
614-1616, 1954)が知られている。この方法では、試料
0.1gをベンジルアルコール20mlに加えて、23
0℃で溶解し、クロロホルムを加えて塩基性に対する安
定溶液とする。次にこの溶液を、フェノールレッドを指
示薬にして、0.01Nの苛性ソーダのベンジルアルコ
ール溶液により滴定して、末端カルボキシル基を定量し
ていた。しかし、この方法では、滴定操作に熟練が必要
なことや、高温度で処理しなければならないという危険
や、試料量が多く必要なことや、滴定するタイミングに
より測定結果が変化する等の問題があった。さらに、滴
定法では、高温のベンジルアルコールを溶媒として用い
ることから、ベンジルアルコールとCEGとがエステル
化反応ないしはエステル交換反応等を起こすことが、過
去に指摘されている。したがって、滴定法では樹脂中の
真のCEG含有率が明らかにはならず、CEG含有率は
同一条件で滴定分析した相対的な比較のみであった。
族ジカルボン酸骨格と脂肪族ジオール骨格からなるポリ
エステル樹脂のCEG含有率やHEG含有率を精度良く
定量する方法及びそれを使用したポリエステル樹脂の製
造方法を提供することである。
に関して鋭意検討した結果、ポリエステル樹脂のCEG
にアミン化合物を配位させてNMR測定を行うと、CE
Gの結合した位置のオルト位の芳香族環のプロトンがシ
フトして、そのピークが他のピークと分離するのでCE
G含有率を定量できること、及びHEG含有率も同時に
定量できることを見い出し本発明を完成するに至った。
ン酸骨格と脂肪族ジオール骨格からなるポリエステル樹
脂中のカルボキシル末端基の定量方法において、ポリエ
ステル樹脂サンプルを溶媒に溶解し、アミンを加えてカ
ルボキシル末端基にアミンを配位させて、1HNMR測
定を行い、カルボキシル末端基に対してオルト位置の芳
香族環プロトンを他の位置の芳香族環プロトンから分離
して定量することを特徴とするポリエステル樹脂中のカ
ルボキシル末端基の定量方法を提供する。本発明の第2
は、ポリエステル樹脂が、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ポ
リ−1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレ
ート、ポリヘキサメチレンナフタレート、ポリ−1,4
−シクロヘキシレンジメチレンナフタレート又はポリエ
チレン/ブチレンテレフタレートを主成分とする本発明
の第1に記載の定量方法を提供する。本発明の第3は、
溶媒が重水素化クロロホルム(CDCl3)と重水素化
ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP−d)の混
合溶媒であることを特徴とする本発明の第1に記載の定
量方法を提供する。本発明の第4は、アミンがモノ、ジ
又はトリアルキルアミンである本発明の第1に記載の定
量方法を提供する。本発明の第5は、アミンがジエチル
アミンである本発明の第5に記載の定量方法を提供す
る。本発明の第6は、同時にヒドロキシル末端基を定量
することを特徴とする本発明の第1〜5に記載の定量方
法を提供する。本発明の第7は、本発明の第1〜6に記
載の定量方法を使用して、ポリエステル樹脂中のカルボ
キシル末端基の含有率を定量し、得られた定量値に基づ
いて製造条件を制御することを特徴とするポリエステル
樹脂の製造方法を提供する。
しては、芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性
誘導体と脂肪族ジオールまたはそのエステル形成性誘導
体から重縮合等により合成されるポリエステル樹脂であ
り、芳香族ジカルボン酸骨格及び脂肪族ジオール骨格を
有する。上記芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等が挙げられる。
芳香族ジカルボン酸のエステル形成性誘導体としては、
芳香族ジカルボン酸の炭素数1〜6のアルコールエステ
ル、好ましくはメチルエステル、もしくはフェノールエ
ステル、又は酸塩化物等が挙げられる。上記脂肪族ジオ
ールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、1,6−ヘキサメチレングリコール、1,4−シ
クロヘキシレンジメチレングリコール等が挙げられる。
脂肪族ジオールのエステル形成性誘導体としては、脂肪
族ジオールの酢酸エステル等が挙げられる。これらの芳
香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体と脂
肪族ジオールまたはそのエステル形成性誘導体は、混合
して使用することができる。上記原料から製造されるポ
リエステル樹脂としては、具体的にはポリエチレンテレ
フタレート(PET)、ポリトリメチレンテレフタレー
ト(PTT)、ポリブチレンテレフタレート(PB
T)、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ポリ−1,
4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート(PC
T);ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチ
レンナフタレート(PBN)、ポリヘキサメチレンナフ
タレート、ポリ−1,4−シクロヘキシレンジメチレン
ナフタレート;ポリエチレン/ブチレンテレフタレート
(PEBT)、及びこれらの混合物等が挙げられる。こ
れらのポリエステルは、他のエステル形成能を有するモ
ノマーで変性されていてもよい。
合、溶液重合、塊状重合等、特に限定されない。得られ
たポリエステル樹脂の末端基の種類及びその含有率は、
分子量等と共に、製品の物性に大きな影響を与えるの
で、精度良く定量する必要があり、モノマー比、重合温
度、減圧度、撹拌速度、重合時間、熟成時間、反応槽形
式、反応槽段数等の製造条件に反映される。
HNMRスペクトルを測定して、各シグナルの帰属を、
必要であれば2次元NMR等を利用して、確立してお
く。次に、上記にアミンを添加し、ポリエステル樹脂の
CEGにアミンを配位させた状態にして1HNMRスペ
クトルを測定し、CEGの結合位置に対してオルト位置
のプロトンのシグナルを0.01〜0.5ppm程度シ
フトさせて、他のシグナルから分離させ、それらのシグ
ナル(ピーク)を積分などによりピーク面積又は高さ等
を測定して、定量することができる。上記で使用する溶
媒は、重水素化クロロホルム(CDCl3)と重水素化
ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP−d)から
なる。各溶媒の比率は、ポリエステル樹脂が溶解できる
比率のものであれば制限はないが、好ましくはHFIP
−dの量が最小量がよい。例えば、溶媒比率は、重水素
化クロロホルム(CDCl3)1m1と重水素化ヘキサ
フルオロイソプロパノール(HFIP−d)0.01〜
0.5ml、さらには0.03〜0.1ml等、HFI
P−dが0.1mlのものが通常使用できる。ポリエス
テル樹脂サンプルの溶解は初めにHFIP−dによりサ
ンプルを溶解し、それにCDCl3を加えて、必要であ
れば加熱して、均一に溶解させる。溶解は、1HNMR
測定用サンプル管内で行ってもよい。サンプル溶解用の
溶媒としては、分析方法が確立し、ルーチンワークとし
て分析する場合には、上記溶媒に予め下記アミンを所定
濃度添加しておいてもよい。
れるアミンとしては、炭素数1〜6のアルキル基のモノ
アミン、ジアミン、トリアミン;ピリジン、ピペラジ
ン、キノリン等が挙げられる。アルキル基としては、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル、セカンダリーブチル等が挙げられる。具体的な
アルキルアミンとしては、モノメチルアミン、ジメチル
アミン、トリメチルアミン;モノエチルアミン、ジエチ
ルアミン、トリエチルアミン;モノプロピルアミン、ジ
プロピルアミン、トリプロピルアミン;モノブチルアミ
ン、ジブチルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシ
ルアミン等が挙げられる。また、これらのアミンは重水
素置換されたものでもよい。メチルアミン類は沸点が低
いので、好ましくは沸点の高いアルキルアミン類であ
り、特に好ましくはジエチルアミンである。ポリエステ
ルの各成分の種類により、添加するアミンの種類及び量
が選択される。CEGに強く配位させて化学シフトをよ
り高磁場側にシフトさせたいときには塩基性の強いアミ
ンが使用される。例えば、ジエチルアミンでは、シフト
が大きすぎる場合にはモノエチルアミンが使用可能であ
り、シフトが小さすぎる場合にはトリエチルアミンが使
用可能である。アミンの添加量は、CEGの量に対して
等モル以上が好ましく、さらに好ましくは1〜100倍
モルである。アミン添加量が5倍量及び50倍量では1
HNMRスペクトルに大きな差はないが、100倍量を
超えるとシフト量が大きくなり、テレフタル(TPA)
の13Cサテライトによるピークに重なるため、定量値に
誤差を生じる恐れがある。
300MHz以上の高分解能の装置が使用される。測定
温度は室温〜100℃、好ましくは60℃以下である。
室温よりある程度昇温して測定することにより、スペク
トルの線幅が狭くなり、分解能が向上する。
例にとると、図1及び図2に示すように、CEGの結合
位置に対してオルト位置のテレフタール酸骨格のプロト
ンのシグナルが、アミンを添加する前のシグナル(B)
の位置に対して、0.2ppm程度高磁場側へシフトし
た位置にシグナル(b)を生じ、他のベンゼン環シグナ
ル(即ち、エステル結合しているカルボキシレート基の
オルト位置のテレフタール酸骨格のプロトンのシグナ
ル)から分離する。従って、分離したシグナル(b)の
ピーク面積などを定量して他のシグナルのピーク面積を
基準にして含有率を計算することができる。なお、図1
及び図2では、プロトンa(カルボキシレート基のオル
ト位置)とb(CEGの結合位置に対してオルト位置)
の間のカップリングにより、プロトンbは二本に分かれ
ており、両ピークの合計値が、プロトンb二つ分(両オ
ルト位置)に相当し、プロトンb二つ分がCEG一つ分
に相当する。比較の基準になる他のシグナルとしては、
カルボキシレート基のオルト位置のテレフタール酸(以
下TPAと略す。)骨格のプロトンの量でもよいし、T
PAの13Cサテライトによるピークを使用してもよい
し、新たに内部標準物質を既知量添加して、その示すプ
ロトンの量でもよいし、簡便には、サンプル、溶媒、ア
ミン、測定条件、特に感度を一定にして、シグナルの絶
対量から求めてもよいし、その他の方法でもよい。
下記の方法による。前記同様に、PBTを例にとると、
HEGに由来する1,4−ブタンジオールのヒドロキシ
ル基に隣接したメチレン基のプロトンは3.8ppm前
後に現れる。このピークを前記CEGの方法と同様に定
量して、HEGの含有率を求めることができる。
〜6.0ppmに現れるピークを前記CEGの方法と同
様に定量して、求めることができる。
要らないので、サンプルが得られてから結果が出るまで
の時間が10〜120分、好ましくは15〜30分であ
るので、得られた結果を迅速に製造段階に反映すること
が可能であり、製造条件の制御や、他のロット等と混合
して規格内の製品に調製することができる。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
有率33mmol/kgのPBTを用い、1HNMR測
定を行ない、カルボキシル基に対してオルト位置のベン
ゼン環プロトンのケミカルシフトを測定した。 測定用試料 PBT10mgに重水素化ヘキサフルオロイソプロパノ
ール(HFIP−d)0.1mlを加えて溶解させ、こ
れに重水素化クロロホルム(CDCl3)1m1を加え
て均一な溶液とした。この溶液0.5mlをNMR測定
用試料管に入れ、測定用試料とした。1 HNMR測定装置および条件 装置:AC400(ブルーカー社製)、プロトン400
MHz 測定温度:318K、 化学シフトの基準:CDCl3中の微量CHCl3のプロ
トンを7.26ppmとした。1 HNMR測定結果を図1に示す。なお、各1HNMRス
ペクトルの横軸は上記を基準にしたδ値であり、8pp
m付近の芳香族環プロトンの部分のみを拡大表示してい
る。また、定量の際の比較の基準になる他のシグナルと
しては、TPAの13Cサテライトによるピークを使用し
た。
31m1の代りに、0.1容量%のジエチルアミン(D
EA)を含むCDCl31m1を加えて均一な溶液とし
た以外は比較例1と同様にして、1HNMR測定を行な
った。1HNMR測定結果を図2に示す。1HNMRスペ
クトル測定結果から得られたCEG含有率及びHEG含
有率を、表1に示す。表1におけるCEG含有率及びH
EG含有率の単位はmmol/kgである。
BTをサンプルに用いて、実施例1と同様にして、1H
NMR測定を行ない、CEG含有率を及び一部のサンプ
ルはHEG含有率も定量した。結果を表1に示す。ま
た、1HNMR測定法と従来の滴定法による値の相関を
求めた結果を図3に示す。
とし、撹拌軸、バッフル、窒素導入口、原料投入口、減
圧口およびポリマー排出口を具備し、かつ上部にコンデ
ンサーを装備したSUS316製撹拌翼型重合装置を使
用した。上記溶融重合装置の重合槽に、ジメチルテレフ
タレート2.831kg、1,4−ブタンジオール1.
445kg、および触媒としてチタニウムテトラブトキ
シドを1.35g仕込み、温度150〜260℃に加熱
し、エステル交換反応を行い、次いで1Torrの減圧
下に1時間、過剰モノマーや、メタノール、テトラヒド
ロフランなどの脱離成分、分解成分を留去しつつ、重縮
合を行い、ポリエステル樹脂を製造し、一部を排出さ
せ、実施例1と同様にして、CEG含有率を測定したと
ころ、35mmol/kgであった。このポリマーに滑
剤0.5重量%を加えて小型押出機を使用してペレット
化した。得られたペレットのCEG含有率は40mmo
l/kgで、規格内の製品が得られた。
ルボキシル末端基含有率やヒドロキシル末端基含有率を
精度良く、迅速且つ安全に定量することが可能となり、
それを使用してポリエステル樹脂を効率よく製造するこ
とができる。
関を示すグラフである。
Claims (7)
- 【請求項1】 芳香族ジカルボン酸骨格と脂肪族ジオー
ル骨格からなるポリエステル樹脂中のカルボキシル末端
基の定量方法において、ポリエステル樹脂サンプルを溶
媒に溶解し、アミンを加えてカルボキシル末端基にアミ
ンを配位させて、1HNMR測定を行い、カルボキシル
末端基に対してオルト位置の芳香族環プロトンを他の位
置の芳香族環プロトンから分離して定量することを特徴
とするポリエステル樹脂中のカルボキシル末端基の定量
方法。 - 【請求項2】 ポリエステル樹脂が、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリヘキサメチレンテレフタレ
ート、ポリ−1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレン
ナフタレート、ポリヘキサメチレンナフタレート、ポリ
−1,4−シクロヘキシレンジメチレンナフタレート又
はポリエチレン/ブチレンテレフタレートを主成分とす
る請求項1に記載の定量方法。 - 【請求項3】 溶媒が重水素化クロロホルム(CDCl
3)と重水素化ヘキサフルオロイソプロパノール(HF
IP−d)の混合溶媒であることを特徴とする請求項1
に記載の定量方法。 - 【請求項4】 アミンがモノ、ジ又はトリアルキルアミ
ンである請求項1に記載の定量方法。 - 【請求項5】 アミンがジエチルアミンである請求項5
に記載の定量方法。 - 【請求項6】 同時にヒドロキシル末端基を定量するこ
とを特徴とする請求項1に記載の定量方法。 - 【請求項7】 請求項1〜6記載の定量方法を使用し
て、ポリエステル樹脂中のカルボキシル末端基の含有率
を定量し、得られた定量値に基づいて製造条件を制御す
ることを特徴とするポリエステル樹脂の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000009501A JP3836284B2 (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | ポリエステル樹脂の末端基の定量方法及びそれを使用したポリエステル樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000009501A JP3836284B2 (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | ポリエステル樹脂の末端基の定量方法及びそれを使用したポリエステル樹脂の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001201471A true JP2001201471A (ja) | 2001-07-27 |
JP3836284B2 JP3836284B2 (ja) | 2006-10-25 |
Family
ID=18537646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000009501A Expired - Fee Related JP3836284B2 (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | ポリエステル樹脂の末端基の定量方法及びそれを使用したポリエステル樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3836284B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017219517A (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | 日本電信電話株式会社 | 熱可塑性ポリエステルの数平均分子量及び最大応力の推定方法 |
JP2017219519A (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | 日本電信電話株式会社 | 熱可塑性ポリエステルの延性低下による寿命の推定方法 |
JP2019203703A (ja) * | 2018-05-21 | 2019-11-28 | 日本電信電話株式会社 | テレフタル酸含有量測定方法および測定用溶媒 |
JP2019203721A (ja) * | 2018-05-21 | 2019-11-28 | 日本電信電話株式会社 | 分子量測定方法および測定用溶媒 |
WO2020137623A1 (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-02 | 日本電信電話株式会社 | 酸無水物含有量測定方法 |
WO2020137622A1 (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-02 | 日本電信電話株式会社 | 酸無水物含有量測定方法 |
-
2000
- 2000-01-18 JP JP2000009501A patent/JP3836284B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017219517A (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | 日本電信電話株式会社 | 熱可塑性ポリエステルの数平均分子量及び最大応力の推定方法 |
JP2017219519A (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | 日本電信電話株式会社 | 熱可塑性ポリエステルの延性低下による寿命の推定方法 |
JP2019203703A (ja) * | 2018-05-21 | 2019-11-28 | 日本電信電話株式会社 | テレフタル酸含有量測定方法および測定用溶媒 |
WO2019225356A1 (ja) * | 2018-05-21 | 2019-11-28 | 日本電信電話株式会社 | テレフタル酸含有量測定方法および測定用溶媒 |
JP2019203721A (ja) * | 2018-05-21 | 2019-11-28 | 日本電信電話株式会社 | 分子量測定方法および測定用溶媒 |
WO2019225357A1 (ja) * | 2018-05-21 | 2019-11-28 | 日本電信電話株式会社 | 分子量測定方法および測定用溶媒 |
WO2020137623A1 (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-02 | 日本電信電話株式会社 | 酸無水物含有量測定方法 |
WO2020137622A1 (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-02 | 日本電信電話株式会社 | 酸無水物含有量測定方法 |
JP2020106447A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | 日本電信電話株式会社 | 酸無水物含有量測定方法 |
JP2020106446A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | 日本電信電話株式会社 | 酸無水物含有量測定方法 |
JP7092025B2 (ja) | 2018-12-28 | 2022-06-28 | 日本電信電話株式会社 | 酸無水物含有量測定方法 |
JP7092024B2 (ja) | 2018-12-28 | 2022-06-28 | 日本電信電話株式会社 | 酸無水物含有量測定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3836284B2 (ja) | 2006-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN112521592B (zh) | 一种生物降解聚酯及其制备方法 | |
CN105849188B (zh) | 聚(2,5-呋喃二甲酸1,3-丙二醇酯)(ptf)的成核结晶及其制品 | |
CN1216051A (zh) | 呈现中性色调、高度透明和亮度增加的对苯二甲酸、乙二醇和1,4-环己烷二甲醇的共聚多酸的制备方法 | |
EP3423509B1 (en) | Process for removal of tetrahydrofuran | |
CN102924698A (zh) | 用于聚对苯二甲酸丁二醇酯合成的钛系催化剂制备方法及应用 | |
JP2018505278A (ja) | 精製テレフタル酸及び1,4−ブタンジオールを使用するポリブチレンテレフタレートの製造のための連続方法 | |
CN111363131A (zh) | 一种低羧基含量的生物降解脂肪-芳香共聚酯及其连续化制备方法 | |
JP2001201471A (ja) | ポリエステル樹脂の末端基の定量方法及びそれを使用したポリエステル樹脂の製造方法 | |
JP5079226B2 (ja) | ポリブチレンテレフタレート | |
JP2521297B2 (ja) | ポリアリレ−トの製造法 | |
Billiau-Loreau et al. | Structural effects of diacidic and glycolic moieties on physicochemical properties of aromatic polyesterdiols from glycolysis/esterification of poly (ethylene terephthalate) wastes | |
EP4204476A1 (en) | Preparing polyester comprising 2,5-furandicarboxylate units with germanium catalyst | |
JP2010518377A (ja) | ビニル末端の測定方法 | |
CN103342802A (zh) | 一种聚对苯二甲酸丁二醇酯的制备方法 | |
JP7092025B2 (ja) | 酸無水物含有量測定方法 | |
JP6445610B2 (ja) | 触媒、その製造方法、それを含むポリエステル製造用の組成物及びそれを用いるポリエステルの製造方法 | |
JP7092024B2 (ja) | 酸無水物含有量測定方法 | |
CN105189645A (zh) | 酯系树脂组合物、该酯系树脂组合物的制备方法以及使用了该酯系树脂的成型品 | |
CA2918949A1 (en) | Process for preparing polycarbamate and reaction product thereof | |
KR102145082B1 (ko) | 폴리에틸렌 테레프탈레이트의 제조 방법 | |
CN115551931B (zh) | 生产回收的对苯二甲酸和间苯二甲酸的混合物的方法 | |
JP3072530B2 (ja) | ポリエステルポリオールの製造法 | |
JP5729220B2 (ja) | ポリエステルの製造方法 | |
TWI736501B (zh) | 聚酯組合物及其應用 | |
JP7290122B2 (ja) | ポリエステル組成物の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040409 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20050819 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060630 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060725 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060726 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3836284 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |