JP2001200945A - 部品の結合構造 - Google Patents

部品の結合構造

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JP2001200945A
JP2001200945A JP2000005188A JP2000005188A JP2001200945A JP 2001200945 A JP2001200945 A JP 2001200945A JP 2000005188 A JP2000005188 A JP 2000005188A JP 2000005188 A JP2000005188 A JP 2000005188A JP 2001200945 A JP2001200945 A JP 2001200945A
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JP
Japan
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sleeve
spool
component
elastic body
solenoid
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JP2000005188A
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English (en)
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Moriya Fukuda
守也 福田
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線膨張係数の異なる2つの部品が熱膨張した
としても、その部品内に組み込んだスプール等の移動体
のスムーズな動きを維持することができる部品の結合構
造を提供すること。 【解決手段】 スプール5や軸などの移動体を支持する
支持部品4と、この支持部品4の外側に設けるととも
に、上記支持部品4と線膨張係数の異なる固定部品3と
を結合する部品の結合構造において、上記支持部品4と
固定部品3との結合部分に、逃げ隙間7を形成する一
方、これら両部品3,4の結合面には、互いに対向する
凹部8,9を形成し、これら凹部8,9に弾性体10を
組み込んで、上記逃げ隙間7を保持する構成にしたこと
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、線膨張係数の異
なる2つの部品を結合する部品の結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すソレノイドバルブは、ソレノ
イドSとバルブボディ1とからなり、バルブボディ1に
形成した組み付け孔2に、ソレノイドSの接続部3を挿
入している。また、バルブボディ1の組み付け孔2に
は、アルミ製のスリーブ4を組み込むとともに、このス
リーブ4内にアルミ製のスプール5を摺動自在に組み込
んでいる。そして、上記スリーブ4の外周に形成した雄
ネジを、上記接続部3の内周に形成した雌ネジにネジ止
めしている。
【0003】さらに、上記ソレノイドSの取付プレート
6を、図示していないボルトによってバルブボディ1の
側面に固定している。このようにしてバルブボディ1に
固定したソレノイドSは、そのプッシュロッドRによっ
て、上記スプール5を切り換えるようにしている。
【0004】上記のようにしたソレノイドバルブは、組
み付け時の作業性を考慮して、ソレノイドS側に、予め
スリーブ4とスプール5とを固定している。すなわち、
スプール5を組み込んだスリーブ4を、ソレノイドSの
接続部3にネジ止めし、スリーブ4およびスプール5を
ソレノイドSと一体化させている。このようにソレノイ
ドSにスリーブ4およびスプール5を一体化させておけ
ば、ソレノイドSをバルブボディ1に取り付けるとき
に、一度にスリーブ4およびスプール5も組み付けるこ
とができるので、ソレノイドバルブの組み付け作業性を
良くすることができる。
【0005】一方、上記スリーブ4およびスプール5を
アルミ製にしているのは、鉄などに比べてアルミの方が
柔らかくて加工しやすいため、加工コストを安くできる
というメリットがあるからである。これに対して上記ソ
レノイドSの接続部3は、鉄製にしている。このように
接続部3を鉄製にするのは、ソレノイドSの磁気効率を
良くするためである。すなわち、接続部3をアルミ等に
すると、磁気効率が悪くなるので、十分な推力が得られ
なくなるおそれがある。しかし、上記のように接続部3
を鉄製にすれば、そのような問題がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、ソレ
ノイドSの接続部3とスリーブ4との材質が違うため、
次のような問題があった。すなわち、ソレノイドSを励
磁すると、それによって熱が発生するが、この熱によっ
て接続部3やスリーブ4が加熱されると、これら接続部
3とスリーブ4とが熱膨張する。このとき、アルミと鉄
とではその線膨張係数が違うため、線膨張係数の大きい
アルミ製のスリーブ4の方が、鉄製の接続部3よりも膨
張率が大きくなる。
【0007】ところが、スリーブ4は、上記したように
接続部3の内周にネジ止めされているため、このスリー
ブ4の外周方向の熱膨張が、接続部3によって抑えられ
る。したがって、外周方向の膨張が抑えられる分、スリ
ーブ4が内周方向に膨張することになり、このように内
周方向に熱膨張すると、その内部に組み込んだスプール
5が強く締め付けられる。このようにスプール4によっ
てスプール5が強く締め付けられると、スプール5の移
動がスムーズにいかなくなるという問題があった。
【0008】つまり、線膨張係数の異なる2つの部品を
結合すると、熱膨張率の差によって、一方の部品が偏っ
た方向に膨張することがある。このように偏った方向に
部品が熱膨張すると、その部品内に組み込んだスプール
等の移動体の動きが悪くなるという問題があった。この
発明の目的は、線膨張係数の異なる2つの部品が熱膨張
したとしても、その部品内に組み込んだスプール等の移
動体のスムーズな動きを維持することができる部品の結
合構造を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、スプール
や軸などの移動体を支持する支持部品と、この支持部品
の外側に設けるとともに、上記支持部品と線膨張係数の
異なる固定部品とを結合する部品の結合構造において、
上記支持部品と固定部品との結合部分に、逃げ隙間を形
成する一方、これら両部品の結合面には、互いに対向す
る凹部を形成し、これら凹部に弾性体を組み込んで、上
記逃げ隙間を保持する構成にしたこと特徴とする。
【0010】第2の発明は、上記第1の発明において、
支持部品の凹部および固定部品の凹部を、環状に形成す
るとともに、これら環状の凹部間に、環状の弾性体を組
み込む構成にしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1、2にこの発明の実施例を示
すが、図2は、図1のIIの範囲の拡大図である。この実
施例では、この発明の固定部品に相当するソレノイドS
の接続部3と、この発明の支持部品に相当するスリーブ
4との間に、逃げ隙間7を形成するとともに、この逃げ
隙間7を構成する両部品3,4の結合面に、互いに対向
する環状凹部8,9を形成している。そして、上記環状
凹部8,9の間に、環状の弾性体10をはめ込んで、上
記逃げ隙間7を保持するようにしている。また、バルブ
ボディ1の組み付け孔2とソレノイドSの接続部3との
間にも、隙間11を形成している。なお、その他の構成
に付いては、前記従来例と同じなので、同じ構成要素に
ついては同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0012】この実施例においても、ソレノイドSに、
予めスリーブ4とスプール5とを固定するようにしてい
る。すなわち、環状凹部9に弾性体10をはめ込んだ状
態のスリーブ4を、接続部3内に押し込む。このように
スリーブ4を押し込むと、弾性体10は一旦押しつぶさ
れるが、接続部3の環状凹部8に達すると、その弾性に
よって膨らむ。そして、この弾性体10によって、スリ
ーブ4が接続部3から抜けるのを規制されて、ソレノイ
ドSとスリーブ4とが結合される。また、上記弾性体1
0の弾性力によって、逃げ隙間7の間隔が保たれてい
る。
【0013】上記実施例によれば、接続部3やスリーブ
4が熱膨張したときに、逃げ隙間7によって、その熱膨
張を吸収することができる。したがって、スリーブ4が
熱膨張したときに、このスリーブ4の外周方向の熱膨張
を許容することができ、それが内周方向に偏って膨張し
たりしない。このようにスリーブ4の内周方向の偏った
熱膨張を防止できるので、スリーブ4によってスプール
5が強く締め付けられたりせず、このスプール5のスム
ーズな動きを維持することができる。
【0014】また、図2に示したように、バルブボディ
1の組み付け孔2と接続部3との間にも隙間11を形成
したので、この隙間11によって接続部3の外周方向の
熱膨張を許容することができる。そのため、バルブボデ
ィ1によって接続部3の外周方向の熱膨張が規制された
りせず、それが内周方向に偏って膨張することもない。
したがって、接続部3が、内周方向に膨張する量を少な
く抑えることができ、その分、逃げ隙間7の間隔を小さ
く設定できる。
【0015】このように逃げ隙間7の間隔を小さくすれ
ば、ソレノイドSにスリーブ4を固定したときに、弾性
体10によって十分な結合力を得ることができる。すな
わち、逃げ隙間7の間隔が大きくなると、弾性体10の
厚みも厚くしなければならないが、弾性体10を厚くす
ると、その分結合力が弱まる。しかし、上記のように逃
げ隙間7の間隔を小さくすれば、弾性体10の厚みも薄
くできるので、結合力も十分維持することができる。ま
た、このように弾性体10の厚みを薄くすれば、その分
コストダウンもできる。
【0016】さらに、この実施例によれば、ソレノイド
Sとスリーブ4との軸線が多少ずれていても、環状の弾
性体10によって、そのずれを吸収することができるの
で、スリーブ4を加工するときの精度をそれほど高く維
持しなくてもすむ。また、スプール5の軸線とソレノイ
ドSの軸線とがずれていると、スプール5の動きが悪く
なったり、スプール5の移動によってスリーブ4が変形
するといった問題が生じるが、上記のように軸線のずれ
を弾性体10によって吸収できるので、そのような問題
も生じない。
【0017】なお、この実施例では、接続部3やスリー
ブ4に、環状凹部8,9を形成しているが、これら凹部
8,9は、必ずしも環状でなくてもよい。すなわち、接
続部3とスリーブ4との結合面の対向する位置に、部分
的に凹部をいくつか形成し、これら凹部に例えば球状の
弾性体を組み込むようにしてもいい。このように部分的
に弾性体を設けることによっても、接続部3とスリーブ
4との間の逃げ隙間7を保持することができるので、上
記実施例と同様の効果を得ることができる。
【0018】また、上記実施例では、ソレノイドバルブ
について説明したが、この発明の部品の結合方法は、ソ
レノイドバルブに限らない。例えば、電動モータの回転
軸を支持する部分などに用いることができる。つまり、
この発明は、熱膨張率の差によって、一方の部品が偏っ
た方向に熱膨張したときに、この部品内に組み込んだス
プール等の移動体の動きが悪くなるおそれがある場合に
適用できる。
【0019】
【発明の効果】第1の発明によれば、支持部品と固定部
品とを、弾性体によって結合するとともに、この弾性体
によって両部品間の逃げ隙間を保持する構成にしたの
で、支持部品と固定部品との膨張率の相違を、この逃げ
隙間によって吸収することができる。したがって、線膨
張係数の異なる支持部品と固定部品とが熱膨張したとし
ても、支持部品に組み込んだ移動体のスムーズな移動を
維持することができる。
【0020】第2の発明によれば、支持部品と固定部品
とを環状の弾性体によって結合したので、支持部品の軸
と固定部品の軸とが多少ずれたとしても、この軸のずれ
を環状の弾性体によって吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図である。
【図2】図1におけるIIの範囲を拡大した図である。
【図3】従来例の断面図である。
【符号の説明】
3 この発明の固定部品に相当する接続部 4 この発明の支持部品に相当するスリーブ 5 この発明の移動体に相当するスプール 7 逃げ隙間 8、9 環状凹部 10 弾性体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプールや軸などの移動体を支持する支
    持部品と、この支持部品の外側に設けるとともに、上記
    支持部品と線膨張係数の異なる固定部品とを結合する部
    品の結合構造において、上記支持部品と固定部品との結
    合部分に、逃げ隙間を形成する一方、これら両部品の結
    合面には、互いに対向する凹部を形成し、これら凹部に
    弾性体を組み込んで、上記逃げ隙間を保持する構成にし
    たこと特徴とする部品の結合構造。
  2. 【請求項2】 支持部品の凹部および固定部品の凹部
    を、環状に形成するとともに、これら環状の凹部間に、
    環状の弾性体を組み込む構成にしたことを特徴とする請
    求項1記載の部品の結合構造。
JP2000005188A 2000-01-14 2000-01-14 部品の結合構造 Pending JP2001200945A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013139866A (ja) * 2012-01-06 2013-07-18 Kyb Co Ltd ソレノイドバルブおよび緩衝器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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