JP2001200504A - 橋梁継目の伸縮装置 - Google Patents

橋梁継目の伸縮装置

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JP2001200504A
JP2001200504A JP2000009825A JP2000009825A JP2001200504A JP 2001200504 A JP2001200504 A JP 2001200504A JP 2000009825 A JP2000009825 A JP 2000009825A JP 2000009825 A JP2000009825 A JP 2000009825A JP 2001200504 A JP2001200504 A JP 2001200504A
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JP
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bridge
plate
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bridge girder
comb
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JP2000009825A
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English (en)
Inventor
Koichi Miura
孝一 三浦
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 橋桁に発生する全方向の変位に追従できるよ
うにすると共に、負反力を発生させないようにして装置
の耐久性を向上させる。 【解決手段】 向かい合う橋桁端部間に介設される橋梁
継ぎ目の伸縮装置である。橋台又は橋桁1,2に台座3
a,3bを固定する。向かい合う橋台又は橋桁1,2端
部間に介設するプレート4は、基端側を一方の橋台又は
橋桁2に水平面内及び鉛直面内での回転が可能なように
連結する。先端側を他方の橋台又は橋桁1に固定した台
座3a上に橋軸方向への摺動が自在なように載置する。 【効果】 橋桁に発生する全方向の変位に追従可能にな
る。吸収しようとする伸縮量が大きくなっても、プレー
トの高さ方向の剛性を上げることにより対処できるの
で、プレートの中間部分に荷重支点を設ける必要がな
く、プレートの先端部に荷重が載荷された場合にも、プ
レートの基端部分に負反力が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橋梁継目の伸縮装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】橋梁には、一般に温度変化、荷重等によ
る橋桁の変位に対して、車両などが支障なく走行できる
ようにするため、伸縮装置が設けられている。そして、
この橋梁用伸縮装置としては、櫛歯状のプレートと、こ
れと噛み合う櫛歯を備えたプレートを噛み合わせたフィ
ンガージョイントが広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たフィンガージョイントは、橋軸方向の伸縮に対しては
対応できるものの、橋軸と直角方向(以下、「橋幅方
向」という)の伸縮に対しては十分に対応することがで
きなかった。
【0004】また、前記したフィンガージョイントは、
伸縮量が大きくなると、フィンガーの中間部分に荷重支
点を設け、その上をフィンガーが摺動する構成となって
いるが、このような構成では、フィンガーの先端部に荷
重が載荷された場合に、フィンガーの付け根部分に中央
の荷重支点を支点として負反力が発生し、取付け構造に
損傷を与える原因になっていた。
【0005】本発明は、上記したフィンガージョイント
にあった問題点に鑑みてなされたものであり、橋桁に発
生する全方向の変位に追従できるようにすると共に、負
反力を発生させないようにして装置の耐久性を向上させ
た橋梁継目の伸縮装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る橋梁継目の伸縮装置は、橋桁又は
橋台に台座を固定し、向かい合う橋桁端部間に介設する
プレートは、基端側を一方の橋桁又は橋台に水平面内及
び鉛直面内での回転が可能なように連結し、先端側を他
方の橋桁又は橋台に固定した台座上に橋軸方向への摺動
が自在なように載置することとしている。そして、この
ようにすることで、橋軸方向のみならず、橋幅方向及び
鉛直方向の変位をも吸収できる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る橋梁継目の伸縮装置
は、向かい合う橋桁端部間に介設される橋梁継ぎ目の伸
縮装置であって、橋桁又は橋台に台座を固定し、向かい
合う橋桁端部間に介設するプレートは、基端側を一方の
橋桁又は橋台に水平面内及び鉛直面内での回転が可能な
ように連結し、先端側を他方の橋桁又は橋台に固定した
台座上に橋軸方向への摺動が自在なように載置したもの
である。
【0008】本発明に係る橋梁継目の伸縮装置は、上記
したように構成したので、橋軸方向の変位に対してはプ
レートの先端側が台座上を摺動することで吸収し、橋幅
方向及び鉛直方向には、プレートの基端が水平面内及び
鉛直面内で回転することで吸収する。
【0009】このような本発明に係る橋梁継目の伸縮装
置において、橋軸方向の変位吸収手段としては、例えば
プレートの先端に櫛歯を形成すると共に、このプレート
の先端部が載置される台座に、前記櫛歯に噛み合う櫛歯
を備えた櫛歯状プレートを設けたものが採用される。
【0010】そして、上記した本発明に係る橋梁継目の
伸縮装置の、プレートを橋幅方向に複数のユニットに分
割した場合には、橋幅方向の変位が発生した場合に、プ
レート全体としての回転半径が小さくなるので、橋軸方
向におけるプレートと道路端部の遊間が小さくなる。
【0011】また、上記した本発明に係る橋梁継目の伸
縮装置の、プレートの先端及び基端裏面側に荷重支持部
材を取付け、これらの荷重支持部材の裏面側橋軸方向前
後に勾配を設けた場合には、鉛直面内の回転変位に対し
て、プレートの鉛直面内の回転が円滑に行えるようにな
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る橋梁継目の伸縮装置を図
1〜図4に示す一実施例に基づいて説明する。図1は本
発明に係る橋梁継目の伸縮装置を向かい合う橋桁端部間
に設置した時の側面図、図2は図1を平面方向から見た
図、図3は図1の矢視A−A図、図4は図1のB部拡大
図である。
【0013】図1〜図4において、1,2は向かい合う
橋台又は橋桁であり、これら橋台又は橋桁1,2上に台
座3a,3bが固定されている。
【0014】4は例えば橋幅方向に複数のユニットに分
割されて並列配置されたプレートであり、夫々の基端側
(図1の紙面右側)は一方の橋台又は橋桁2に水平面内
及び鉛直面内での回転が可能なようにユニバーサルジョ
イント5を用いて連結されている。そして、このユニバ
ーサルジョイント5として、本実施例では水平面内の回
転を垂直ピン5aの回りを球面ブッシュ5bを介してプ
レート4が回転することによって行い、鉛直面内の回転
を球面ブッシュ5bの回りをプレート4が回転すること
で行うものを示している。
【0015】また、夫々のプレート4の先端側には、例
えば櫛歯4aが形成され、この櫛歯4aに噛み合う櫛歯
を備えた櫛歯状プレート6を、プレート4の先端が載置
される台座3aの上面に一体的に取り付けている。
【0016】本実施例では、プレート4の先端側及び基
端側での荷重支持と、プレート4の先端部に対して台座
3aが橋軸方向に円滑に摺動できるように、プレート4
の先端部と基端部の裏面に沓部7a,7bを取り付けた
ものを示している。加えて、本実施例では、これらの沓
部7a,7bの裏面側橋軸方向前後に、図4に示すよう
に、例えば1°の勾配7aa,7baを設けたものを示
している。
【0017】なお、本発明に係る橋梁継目の伸縮装置に
おける初期設定状態の櫛歯4aと櫛歯状プレート6の櫛
歯同士のオーバーラップ量や、プレート4先端部の台座
3aに対するオーバーラップ量は、吸収しようとする伸
縮量に応じて設定してあることは言うまでもない。
【0018】本発明に係る橋梁継目の伸縮装置は上記し
たような構成であり、橋軸方向に変位が生じた場合、す
なわち、向かい合う橋台又は橋桁1,2間の距離が変動
した場合には、沓部7aに対して台座3aが摺動して櫛
歯状プレート6が橋軸方向に移動する。そして、この移
動量は、台座3aの上面に一体的に取り付けた櫛歯状プ
レート6の櫛歯と、プレート4の先端側に形成した櫛歯
4aのオーバーラップ量で吸収される。
【0019】一方、橋幅方向の変位に対しては、プレー
ト4の基端を連結するユニバーサルジョイント5の垂直
ピン5aを中心としてプレート4が水平面内で回転する
ことで吸収する。この時、本実施例のように、橋幅方向
に複数のユニットに分割したプレート4を採用した場合
には、個々のプレート4が垂直ピン5aを中心として水
平面内で回転するので、分割しない一体物のプレートを
採用した場合と比べて、プレート4全体として回転半径
が小さくなり、橋軸方向におけるプレート4と道路端部
の遊間が小さくなる。
【0020】また、鉛直方向の変位に対しては、プレー
ト4の基端を連結するユニバーサルジョイント5の球面
ブッシュ5bを中心としてプレート4が鉛直面内で回転
することで吸収する。この時、本実施例のように、沓部
7a,7bの裏面側橋軸方向前後に勾配7aa,7ba
を設けた場合には、鉛直面内の回転変位に対して、プレ
ート4の鉛直面内の回転が円滑に行えるようになる。
【0021】上記したような本発明に係る橋梁継目の伸
縮装置では、吸収しようとする伸縮量が大きくなって
も、プレート4の高さ方向の剛性を上げることにより対
処できるので、プレート4の中間部分に荷重支点を設け
る必要がない。従って、プレート4の先端部に荷重が載
荷された場合にも、プレート4の基端部分に負反力が発
生せず、ユニバーサルジョイント5に損傷を与えること
がない。
【0022】本実施例では、プレート4を橋幅方向に複
数のユニットに分割したものを示したが、想定される橋
幅方向変位が小さいものや、橋梁の幅が狭いものでは、
橋幅方向に一体物のプレートを採用しても良い。
【0023】また、本実施例では、櫛歯4aと櫛歯状プ
レート6の櫛歯が噛み合うことで橋軸方向の伸縮量を吸
収するものを示したが、橋軸方向の伸縮量を吸収する構
成はこれに限るものではない。
【0024】さらに、本実施例では、プレート4の先端
及び基端側裏面に荷重支持部材としての沓部7a,7b
を設け、これらの沓部7a,7bの裏面側橋軸方向前後
に勾配7aa,7baを設けたものを示したが、必ずし
も必須のものではない。
【0025】またさらに、本実施例では、プレート4の
接続方法としてユニバーサルジョイント5を示したが、
同様の作用を奏するものであれば他の手段を用いて接続
しても良い。例えばゴムシート等の弾性材の撓みを利用
してプレート4の傾きを許容するようにしたものでも良
い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る橋梁
継目の伸縮装置によれば、上記した構成を採用すること
で、橋桁に発生する全方向の変位に追従することができ
る。また、吸収しようとする伸縮量が大きくなっても、
プレートの高さ方向の剛性を上げることにより対処でき
るので、プレートの中間部分に荷重支点を設ける必要が
なく、プレートの先端部に荷重が載荷された場合にも、
プレートの基端部分に負反力が発生せず、装置の耐久性
が向上する。さらに、リンク機構を備えた橋梁継目の伸
縮装置に比べて、伸縮装置全体の高さが小さくできるの
で、周辺の景観を損なうことがなく、道路沿線の景観を
保護できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る橋梁継目の伸縮装置を向かい合う
橋桁端部間に設置した時の側面図である。
【図2】図1を平面方向から見た図である。
【図3】図1の矢視A−A図である。
【図4】図1のB部拡大図である。
【符号の説明】
1 橋台又は橋桁 2 橋台又は橋桁 3a,3b 台座 4 プレート 4a 櫛歯 5 ユニバーサルジョイント 6 櫛歯状プレート 7a,7b 沓部 7aa,7ba 勾配

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 向かい合う橋桁端部間に介設される橋梁
    継ぎ目の伸縮装置であって、橋桁又は橋台に台座を固定
    し、向かい合う橋桁端部間に介設するプレートは、基端
    側を一方の橋桁又は橋台に水平面内及び鉛直面内での回
    転が可能なように連結し、先端側を他方の橋桁又は橋台
    に固定した台座上に橋軸方向への摺動が自在なように載
    置したことを特徴とする橋梁継目の伸縮装置。
  2. 【請求項2】 プレートの先端に櫛歯を形成すると共
    に、このプレートの先端部が載置される台座に、前記櫛
    歯に噛み合う櫛歯を備えた櫛歯状プレートを設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の橋梁継目の伸縮装置。
  3. 【請求項3】 プレートを橋軸と直角方向に複数のユニ
    ットに分割したことを特徴とする請求項1記載の橋梁継
    目の伸縮装置。
  4. 【請求項4】 プレートの先端及び基端裏面側に荷重支
    持部材を取付け、これらの荷重支持部材の裏面側橋軸方
    向前後に勾配を設けたことを特徴とする請求項1〜3の
    何れか記載の橋梁継目の伸縮装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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