JP2001198992A - ゴムストリップ材の貼付け方法及び貼付け装置 - Google Patents
ゴムストリップ材の貼付け方法及び貼付け装置Info
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- JP2001198992A JP2001198992A JP2000013187A JP2000013187A JP2001198992A JP 2001198992 A JP2001198992 A JP 2001198992A JP 2000013187 A JP2000013187 A JP 2000013187A JP 2000013187 A JP2000013187 A JP 2000013187A JP 2001198992 A JP2001198992 A JP 2001198992A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴムストリップ材の貼付け精度を高めると共
に、センタリング機構を簡略化することを可能にしたゴ
ムストリップ材の貼付け方法及び貼付け装置を提供す
る。 【解決手段】 成形ドラムＤの外周面に対向する位置に
配置した射出装置１から未加硫のゴムストリップ材Ｓを
押し出し、該ゴムストリップ材Ｓを鉛直方向に垂下させ
た後、射出装置１の押出口３の位置を中心軸とする旋回
アーム５を旋回させ、該旋回アーム５に設けたガイドテ
ーブル９でゴムストリップ材Ｓを成形ドラムＤの貼付け
位置まで導き、該ゴムストリップ材Ｓの先端部を成形ド
ラムＤに貼付ける。
に、センタリング機構を簡略化することを可能にしたゴ
ムストリップ材の貼付け方法及び貼付け装置を提供す
る。 【解決手段】 成形ドラムＤの外周面に対向する位置に
配置した射出装置１から未加硫のゴムストリップ材Ｓを
押し出し、該ゴムストリップ材Ｓを鉛直方向に垂下させ
た後、射出装置１の押出口３の位置を中心軸とする旋回
アーム５を旋回させ、該旋回アーム５に設けたガイドテ
ーブル９でゴムストリップ材Ｓを成形ドラムＤの貼付け
位置まで導き、該ゴムストリップ材Ｓの先端部を成形ド
ラムＤに貼付ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気入りタイヤの
製造においてゴムストリップ材を成形ドラムに貼付ける
方法及び装置に関し、更に詳しくは、ゴムストリップ材
の貼付け精度を高めると共に、センタリング機構を簡略
化したゴムストリップ材の貼付け方法及び貼付け装置に
関する。
製造においてゴムストリップ材を成形ドラムに貼付ける
方法及び装置に関し、更に詳しくは、ゴムストリップ材
の貼付け精度を高めると共に、センタリング機構を簡略
化したゴムストリップ材の貼付け方法及び貼付け装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】空気入りタイヤを製造する方法として、
射出装置から未加硫のゴムストリップ材を連続的に供給
すると共に、該ゴムストリップ材を成形ドラムに巻付
け、その積層構造に基づいてキャップトレッド、アンダ
ートレッド、サイドトレッド、リムクッションゴム等の
タイヤ構成部材を成形することが行われている。
射出装置から未加硫のゴムストリップ材を連続的に供給
すると共に、該ゴムストリップ材を成形ドラムに巻付
け、その積層構造に基づいてキャップトレッド、アンダ
ートレッド、サイドトレッド、リムクッションゴム等の
タイヤ構成部材を成形することが行われている。
【０００３】このようにタイヤ構成部材を直接成形する
ことにより、タイヤの製造効率を向上することができる
と共に、予め成形したタイヤ構成部材を保管する必要が
ないため、省スペース化も図ることができ、その結果、
タイヤの製造コストを大きく低減することができるとい
う利点がある。
ことにより、タイヤの製造効率を向上することができる
と共に、予め成形したタイヤ構成部材を保管する必要が
ないため、省スペース化も図ることができ、その結果、
タイヤの製造コストを大きく低減することができるとい
う利点がある。
【０００４】しかしながら、射出装置から押し出される
初期のゴムストリップ材はオーバーシュートを起こしや
すく、不安定な出方をするので、成形ドラムに対して精
度良く貼付けることが極めて困難であった。このように
ゴムストリップ材の貼付け精度が悪いと、空気入りタイ
ヤの品質が不安定になってしまうのである。また、貼付
け精度を向上するにはゴムストリップ材の位置決めを行
うことが必要であるが、そのためのセンタリング機構が
装置全体の構造を複雑にしていた。
初期のゴムストリップ材はオーバーシュートを起こしや
すく、不安定な出方をするので、成形ドラムに対して精
度良く貼付けることが極めて困難であった。このように
ゴムストリップ材の貼付け精度が悪いと、空気入りタイ
ヤの品質が不安定になってしまうのである。また、貼付
け精度を向上するにはゴムストリップ材の位置決めを行
うことが必要であるが、そのためのセンタリング機構が
装置全体の構造を複雑にしていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ゴム
ストリップ材の貼付け精度を高めると共に、センタリン
グ機構を簡略化することを可能にしたゴムストリップ材
の貼付け方法及び貼付け装置を提供することにある。
ストリップ材の貼付け精度を高めると共に、センタリン
グ機構を簡略化することを可能にしたゴムストリップ材
の貼付け方法及び貼付け装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のゴムストリップ材の貼付け方法は、成形ドラ
ムの外周面に対向する位置に配置した射出装置から未加
硫のゴムストリップ材を押し出し、該ゴムストリップ材
を鉛直方向に垂下させた後、前記射出装置の押出口の位
置を中心軸とする旋回アームを旋回させ、該旋回アーム
に設けたガイドテーブルで前記ゴムストリップ材を前記
成形ドラムの貼付け位置まで導き、該ゴムストリップ材
の先端部を前記成形ドラムに貼付けることを特徴とする
ものである。
の本発明のゴムストリップ材の貼付け方法は、成形ドラ
ムの外周面に対向する位置に配置した射出装置から未加
硫のゴムストリップ材を押し出し、該ゴムストリップ材
を鉛直方向に垂下させた後、前記射出装置の押出口の位
置を中心軸とする旋回アームを旋回させ、該旋回アーム
に設けたガイドテーブルで前記ゴムストリップ材を前記
成形ドラムの貼付け位置まで導き、該ゴムストリップ材
の先端部を前記成形ドラムに貼付けることを特徴とする
ものである。
【０００７】このようにゴムストリップ材を鉛直方向に
垂下させた後、旋回アームを旋回させてガイドテーブル
でゴムストリップ材を成形ドラムの貼付け位置まで導
き、該ゴムストリップ材の先端部を成形ドラムに貼付け
ることにより、押出初期等においてゴムストリップ材の
押出量が不安定であっても、成形ドラムの貼付け部と押
出口との間でゴムストリップ材を安定化させて貼付け精
度を高めることができる。また、ゴムストリップ材を自
重でセンタリングさせるので、特別なセンタリング装置
を設ける必要がなく、センタリング機構を簡略化するこ
とができる。
垂下させた後、旋回アームを旋回させてガイドテーブル
でゴムストリップ材を成形ドラムの貼付け位置まで導
き、該ゴムストリップ材の先端部を成形ドラムに貼付け
ることにより、押出初期等においてゴムストリップ材の
押出量が不安定であっても、成形ドラムの貼付け部と押
出口との間でゴムストリップ材を安定化させて貼付け精
度を高めることができる。また、ゴムストリップ材を自
重でセンタリングさせるので、特別なセンタリング装置
を設ける必要がなく、センタリング機構を簡略化するこ
とができる。
【０００８】一方、上記目的を達成するための本発明の
ゴムストリップ材の貼付け装置は、成形ドラムの外周面
に対向する位置に未加硫のゴムストリップ材を押し出す
射出装置を配置すると共に、該射出装置の押出口の位置
を中心軸として該押出口の下方域から前記成形ドラムの
貼付け位置まで旋回可能な旋回アームを配設し、該旋回
アームに前記ゴムストリップ材を前記成形ドラムの貼付
け位置まで導くガイドテーブルを設けたことを特徴とす
るものである。
ゴムストリップ材の貼付け装置は、成形ドラムの外周面
に対向する位置に未加硫のゴムストリップ材を押し出す
射出装置を配置すると共に、該射出装置の押出口の位置
を中心軸として該押出口の下方域から前記成形ドラムの
貼付け位置まで旋回可能な旋回アームを配設し、該旋回
アームに前記ゴムストリップ材を前記成形ドラムの貼付
け位置まで導くガイドテーブルを設けたことを特徴とす
るものである。
【０００９】本発明において、成形ドラムの外周面に向
けて圧着プレートを前後動させる第１の圧着装置を旋回
アームに搭載し、該第１の圧着装置を用いてゴムストリ
ップ材の先端部を成形ドラムに貼付けることが好まし
い。また、成形ドラムの外周面に沿って圧着ロールを前
後動させる第２の圧着装置を旋回アームに搭載し、該第
２の圧着装置を用いてゴムストリップ材の先端部の余剰
部分を成形ドラムに貼付けることが好ましい。これら圧
着装置を用いることにより、ゴムストリップ材の貼付け
作業を円滑に行うことができる。
けて圧着プレートを前後動させる第１の圧着装置を旋回
アームに搭載し、該第１の圧着装置を用いてゴムストリ
ップ材の先端部を成形ドラムに貼付けることが好まし
い。また、成形ドラムの外周面に沿って圧着ロールを前
後動させる第２の圧着装置を旋回アームに搭載し、該第
２の圧着装置を用いてゴムストリップ材の先端部の余剰
部分を成形ドラムに貼付けることが好ましい。これら圧
着装置を用いることにより、ゴムストリップ材の貼付け
作業を円滑に行うことができる。
【００１０】
【発明の実施形態】以下、本発明を添付の図面を参照し
ながら詳細に説明する。
ながら詳細に説明する。
【００１１】図１〜図３は本発明の実施形態からなるス
トリップ材の貼付け装置を示すものである。本実施形態
の貼付け装置は、射出装置１を成形ドラムＤの外周面に
対向するように配設し、この射出装置１を成形ドラムＤ
の軸方向に対して往復移動させる構成になっている。射
出装置１の押出機構は特に限定されるものではないが、
１タイヤ分のタイヤ構成部材を正確かつ定量的に押し出
すために、プランジャータイプの定量押出機を用いると
良い。
トリップ材の貼付け装置を示すものである。本実施形態
の貼付け装置は、射出装置１を成形ドラムＤの外周面に
対向するように配設し、この射出装置１を成形ドラムＤ
の軸方向に対して往復移動させる構成になっている。射
出装置１の押出機構は特に限定されるものではないが、
１タイヤ分のタイヤ構成部材を正確かつ定量的に押し出
すために、プランジャータイプの定量押出機を用いると
良い。
【００１２】射出装置１は、その前面プレート２に押出
口３を有し、該押出口３からゴムストリップ材Ｓを連続
的に押し出すようになっている。前面プレート２の押出
口３の近傍には左右一対の軸受け４，４を介して旋回ア
ーム５の回転軸５ａ，５ａが軸支されている。この旋回
アーム５は押出口３の位置を中心軸として該押出口３の
下方域から成形ドラムＤの貼付け位置まで旋回可能に構
成されている。旋回アーム５の回転軸５ａにはリンク棒
６の一端が回動不能に固定されている。一方、射出装置
１の側部には、伸縮自在なピストンロッド７ａを備えた
シリンダ７がブラケット８を介して揺動自在に取り付け
られ、そのピストンロッド７ａがリンク棒６の他端に揺
動自在に連結されている。そのため、シリンダ７からピ
ストンロッド７ａを伸縮させることにより、旋回アーム
５を任意に旋回させることができる。また、旋回アーム
５は先端部にはゴムストリップ材Ｓを成形ドラムＤの貼
付け位置まで導くためのガイドテーブル９が取り付けら
れている。
口３を有し、該押出口３からゴムストリップ材Ｓを連続
的に押し出すようになっている。前面プレート２の押出
口３の近傍には左右一対の軸受け４，４を介して旋回ア
ーム５の回転軸５ａ，５ａが軸支されている。この旋回
アーム５は押出口３の位置を中心軸として該押出口３の
下方域から成形ドラムＤの貼付け位置まで旋回可能に構
成されている。旋回アーム５の回転軸５ａにはリンク棒
６の一端が回動不能に固定されている。一方、射出装置
１の側部には、伸縮自在なピストンロッド７ａを備えた
シリンダ７がブラケット８を介して揺動自在に取り付け
られ、そのピストンロッド７ａがリンク棒６の他端に揺
動自在に連結されている。そのため、シリンダ７からピ
ストンロッド７ａを伸縮させることにより、旋回アーム
５を任意に旋回させることができる。また、旋回アーム
５は先端部にはゴムストリップ材Ｓを成形ドラムＤの貼
付け位置まで導くためのガイドテーブル９が取り付けら
れている。
【００１３】旋回アーム５の先端部には、成形ドラムＤ
の外周面に向けて圧着プレート１０を前後動させる第１
の圧着装置１１が搭載されている。即ち、ガイドテーブ
ル９の背面には、成形ドラムＤの外周面に向けて伸縮自
在なピストンロッド１２ａを備えたシリンダ１２がブラ
ケット１３を介して取り付けられ、ピストンロッド１２
ａの先端部に円形の圧着プレート１０が装着されてい
る。圧着プレート１０はガイドテーブル９に設けた貫通
孔９ａを通してゴムストリップ材Ｓの先端部を成形ドラ
ムＤの外周面に押し付けるようになっている。
の外周面に向けて圧着プレート１０を前後動させる第１
の圧着装置１１が搭載されている。即ち、ガイドテーブ
ル９の背面には、成形ドラムＤの外周面に向けて伸縮自
在なピストンロッド１２ａを備えたシリンダ１２がブラ
ケット１３を介して取り付けられ、ピストンロッド１２
ａの先端部に円形の圧着プレート１０が装着されてい
る。圧着プレート１０はガイドテーブル９に設けた貫通
孔９ａを通してゴムストリップ材Ｓの先端部を成形ドラ
ムＤの外周面に押し付けるようになっている。
【００１４】また、旋回アーム５の先端部には、成形ド
ラムＤの外周面に沿って圧着ロール１４を前後動させる
第２の圧着装置１５が搭載されている。即ち、ガイドテ
ーブル９の背面には、成形ドラムＤの外周面に沿って伸
縮自在なピストンロッド１６ａを備えたシリンダ１６が
ブラケット１７を介して取り付けられ、ピストンロッド
１６ａの先端部に軸受け部材１８を介して圧着ロール１
４が軸支されている。この圧着ロール１４はピストンロ
ッド１６ａの伸長に伴ってゴムストリップ材Ｓの先端部
の余剰部分を成形ドラムＤの外周面に押し付けるように
なっている。
ラムＤの外周面に沿って圧着ロール１４を前後動させる
第２の圧着装置１５が搭載されている。即ち、ガイドテ
ーブル９の背面には、成形ドラムＤの外周面に沿って伸
縮自在なピストンロッド１６ａを備えたシリンダ１６が
ブラケット１７を介して取り付けられ、ピストンロッド
１６ａの先端部に軸受け部材１８を介して圧着ロール１
４が軸支されている。この圧着ロール１４はピストンロ
ッド１６ａの伸長に伴ってゴムストリップ材Ｓの先端部
の余剰部分を成形ドラムＤの外周面に押し付けるように
なっている。
【００１５】一方、射出装置１の上部には、成形ドラム
Ｄの外周面に向けて伸縮自在なピストンロッド１９ａを
備えたシリンダ１９がブラケット２０，２１を介して取
り付けられている。ピストンロッド１９ａの先端部には
軸受け部材２２を介してプレスロール２３が軸支されて
いる。このプレスロール２３はピストンロッド１９ａの
伸長時にゴムストリップ材Ｓを成形ドラムＤの外周面に
押し付けるものである。
Ｄの外周面に向けて伸縮自在なピストンロッド１９ａを
備えたシリンダ１９がブラケット２０，２１を介して取
り付けられている。ピストンロッド１９ａの先端部には
軸受け部材２２を介してプレスロール２３が軸支されて
いる。このプレスロール２３はピストンロッド１９ａの
伸長時にゴムストリップ材Ｓを成形ドラムＤの外周面に
押し付けるものである。
【００１６】次に、上述したゴムストリップ材の貼付け
装置の動作について説明する。図３に示すように、先
ず、射出装置１の押出口３からゴムストリップ材Ｓを所
定の長さで押し出し、該ゴムストリップ材Ｓを鉛直方向
に垂下させる。このとき、ゴムストリップ材Ｓの先端部
には余剰部分を設け、その余剰部分を圧着ロール１４の
下側まで延長させる。また、ゴムストリップ材Ｓを空中
で所定時間保持することにより、その自重を利用してセ
ンタリングを行うようにする。なお、ゴムストリップ材
Ｓを空中に押し出す際に、エアーを下方に吹きながら押
し出すと、ゴムストリップ材Ｓの安定化を促進するので
好ましい。
装置の動作について説明する。図３に示すように、先
ず、射出装置１の押出口３からゴムストリップ材Ｓを所
定の長さで押し出し、該ゴムストリップ材Ｓを鉛直方向
に垂下させる。このとき、ゴムストリップ材Ｓの先端部
には余剰部分を設け、その余剰部分を圧着ロール１４の
下側まで延長させる。また、ゴムストリップ材Ｓを空中
で所定時間保持することにより、その自重を利用してセ
ンタリングを行うようにする。なお、ゴムストリップ材
Ｓを空中に押し出す際に、エアーを下方に吹きながら押
し出すと、ゴムストリップ材Ｓの安定化を促進するので
好ましい。
【００１７】次に、シリンダ７のピストンロッド７ａを
伸長させることにより、旋回アーム５を押出口３の位置
を中心軸として該押出口３の下方域から成形ドラムＤの
貼付け位置まで旋回させ、それによりガイドテーブル９
に当接するゴムストリップ材Ｓを上記貼付け位置まで案
内する。
伸長させることにより、旋回アーム５を押出口３の位置
を中心軸として該押出口３の下方域から成形ドラムＤの
貼付け位置まで旋回させ、それによりガイドテーブル９
に当接するゴムストリップ材Ｓを上記貼付け位置まで案
内する。
【００１８】次に、第１の圧着装置１１を操作し、シリ
ンダ１２のピストンロッド１２ａを伸長させることによ
り、圧着プレート１０でゴムストリップ材Ｓの先端部を
成形ドラムＤの外周面に押し付ける。また、第２の圧着
装置１５を操作し、シリンダ１６のピストンロッド１６
ａを伸長させることにより、ゴムストリップ材Ｓの先端
部の余剰部分を成形ドラムＤの外周面に押し付ける。こ
のようにゴムストリップ材Ｓの先端部及びその余剰部分
をしっかりと貼付けた後、シリンダ７のピストンロッド
７ａを収縮させることにより、旋回アーム５を元の位置
に戻すようにする。
ンダ１２のピストンロッド１２ａを伸長させることによ
り、圧着プレート１０でゴムストリップ材Ｓの先端部を
成形ドラムＤの外周面に押し付ける。また、第２の圧着
装置１５を操作し、シリンダ１６のピストンロッド１６
ａを伸長させることにより、ゴムストリップ材Ｓの先端
部の余剰部分を成形ドラムＤの外周面に押し付ける。こ
のようにゴムストリップ材Ｓの先端部及びその余剰部分
をしっかりと貼付けた後、シリンダ７のピストンロッド
７ａを収縮させることにより、旋回アーム５を元の位置
に戻すようにする。
【００１９】そして、ゴムストリップ材Ｓの押出量に合
わせて成形ドラムＤを回転させることにより、ゴムスト
リップ材Ｓを成形ドラムＤの外周面に連続的に巻付け
る。この巻付け時には、射出装置１の上部のプレスロー
ル２３によりゴムストリップ材Ｓを成形ドラムＤの外周
面に常時押し付けるようにする。また、巻付け作業が終
了したら、次回の貼付け作業を容易にするために、ゴム
ストリップ材Ｓの端末が残るようにゴムストリップ材Ｓ
を切断する。
わせて成形ドラムＤを回転させることにより、ゴムスト
リップ材Ｓを成形ドラムＤの外周面に連続的に巻付け
る。この巻付け時には、射出装置１の上部のプレスロー
ル２３によりゴムストリップ材Ｓを成形ドラムＤの外周
面に常時押し付けるようにする。また、巻付け作業が終
了したら、次回の貼付け作業を容易にするために、ゴム
ストリップ材Ｓの端末が残るようにゴムストリップ材Ｓ
を切断する。
【００２０】このようにゴムストリップ材Ｓを成形ドラ
ムＤから離れた位置で押し出して鉛直方向に垂下させた
後、旋回アーム５を旋回させてガイドテーブル９でゴム
ストリップ材Ｓを成形ドラムＤの貼付け位置まで導き、
該ゴムストリップ材Ｓの先端部を成形ドラムＤに貼付け
るので、成形ドラムＤの貼付け部と押出口３との間でゴ
ムストリップ材Ｓの厚さをコントロールし、これを安定
化させることができる。従って、押出初期等においてゴ
ムストリップ材の押出量が不安定であっても、ゴムスト
リップ材の貼付け精度を向上することができる。また、
旋回アーム５の旋回軌道に沿って移動するガイドテーブ
ル９は、射出装置１から押し出されたばかりの不安定な
ゴムストリップ材Ｓに対して大きな外力を与えないの
で、切れ易いゴム材料であっても確実に貼付けることが
できる。更に、射出装置１の押出口３から垂下させたゴ
ムストリップ材Ｓを自重でセンタリングさせるので、特
別なセンタリング装置を設ける必要がなく、センタリン
グ機構を簡略化できるという利点もある。
ムＤから離れた位置で押し出して鉛直方向に垂下させた
後、旋回アーム５を旋回させてガイドテーブル９でゴム
ストリップ材Ｓを成形ドラムＤの貼付け位置まで導き、
該ゴムストリップ材Ｓの先端部を成形ドラムＤに貼付け
るので、成形ドラムＤの貼付け部と押出口３との間でゴ
ムストリップ材Ｓの厚さをコントロールし、これを安定
化させることができる。従って、押出初期等においてゴ
ムストリップ材の押出量が不安定であっても、ゴムスト
リップ材の貼付け精度を向上することができる。また、
旋回アーム５の旋回軌道に沿って移動するガイドテーブ
ル９は、射出装置１から押し出されたばかりの不安定な
ゴムストリップ材Ｓに対して大きな外力を与えないの
で、切れ易いゴム材料であっても確実に貼付けることが
できる。更に、射出装置１の押出口３から垂下させたゴ
ムストリップ材Ｓを自重でセンタリングさせるので、特
別なセンタリング装置を設ける必要がなく、センタリン
グ機構を簡略化できるという利点もある。
【００２１】本発明では、ゴムストリップ材Ｓの成形ド
ラムＤに対する巻付け回数と、成形ドラムＤの軸方向へ
の移動量を制御することにより、成形ドラムＤの外周側
に所望の断面形状を有するタイヤ構成部材を成形するこ
とができ、これらタイヤ構成部材を精度良く成形するこ
とが可能になる。上記タイヤ構成部材としては、空気入
りタイヤのキャップトレッド、アンダートレッド、サイ
ドトレッド、リムクッションゴム等を挙げることができ
る。
ラムＤに対する巻付け回数と、成形ドラムＤの軸方向へ
の移動量を制御することにより、成形ドラムＤの外周側
に所望の断面形状を有するタイヤ構成部材を成形するこ
とができ、これらタイヤ構成部材を精度良く成形するこ
とが可能になる。上記タイヤ構成部材としては、空気入
りタイヤのキャップトレッド、アンダートレッド、サイ
ドトレッド、リムクッションゴム等を挙げることができ
る。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、成
形ドラムの外周面に対向する位置に配置した射出装置か
ら未加硫のゴムストリップ材を押し出し、該ゴムストリ
ップ材を鉛直方向に垂下させた後、前記射出装置の押出
口の位置を中心軸とする旋回アームを旋回させ、該旋回
アームに設けたガイドテーブルで前記ゴムストリップ材
を前記成形ドラムの貼付け位置まで導き、該ゴムストリ
ップ材の先端部を前記成形ドラムに貼付けるから、押出
初期等においてゴムストリップ材の押出量が不安定であ
っても、成形ドラムの貼付け部と押出口との間でゴムス
トリップ材を安定化させて貼付け精度を高めることがで
き、しかもゴムストリップ材を自重でセンタリングさせ
るためセンタリング機構を簡略化することができる。
形ドラムの外周面に対向する位置に配置した射出装置か
ら未加硫のゴムストリップ材を押し出し、該ゴムストリ
ップ材を鉛直方向に垂下させた後、前記射出装置の押出
口の位置を中心軸とする旋回アームを旋回させ、該旋回
アームに設けたガイドテーブルで前記ゴムストリップ材
を前記成形ドラムの貼付け位置まで導き、該ゴムストリ
ップ材の先端部を前記成形ドラムに貼付けるから、押出
初期等においてゴムストリップ材の押出量が不安定であ
っても、成形ドラムの貼付け部と押出口との間でゴムス
トリップ材を安定化させて貼付け精度を高めることがで
き、しかもゴムストリップ材を自重でセンタリングさせ
るためセンタリング機構を簡略化することができる。
【図１】本発明の実施形態からなるストリップ材の貼付
け装置を示す正面図である。
け装置を示す正面図である。
【図２】本発明の実施形態からなるストリップ材の貼付
け装置を示す側面図である。
け装置を示す側面図である。
【図３】本発明の実施形態からなるストリップ材の貼付
け装置を成形ドラムと共に示す側面図である。
け装置を成形ドラムと共に示す側面図である。
１ 射出装置 ２ 前面プレート ３ 押出口 ５ 旋回アーム ５ａ 回転軸 ９ ガイドテーブル １０ 圧着プレート １１ 第１の圧着装置 １４ 圧着ロール １５ 第２の圧着装置 Ｄ 成形ドラム Ｓ ゴムストリップ材
Claims (6)
- 【請求項１】 成形ドラムの外周面に対向する位置に配
置した射出装置から未加硫のゴムストリップ材を押し出
し、該ゴムストリップ材を鉛直方向に垂下させた後、前
記射出装置の押出口の位置を中心軸とする旋回アームを
旋回させ、該旋回アームに設けたガイドテーブルで前記
ゴムストリップ材を前記成形ドラムの貼付け位置まで導
き、該ゴムストリップ材の先端部を前記成形ドラムに貼
付けるゴムストリップ材の貼付け方法。 - 【請求項２】 前記成形ドラムの外周面に向けて圧着プ
レートを前後動させる第１の圧着装置を用いてゴムスト
リップ材の先端部を前記成形ドラムに貼付けるようにし
た請求項１に記載のゴムストリップ材の貼付け方法。 - 【請求項３】 前記成形ドラムの外周面に沿って圧着ロ
ールを前後動させる第２の圧着装置を用いてゴムストリ
ップ材の先端部の余剰部分を前記成形ドラムに貼付ける
ようにした請求項１又は請求項２に記載のゴムストリッ
プ材の貼付け方法。 - 【請求項４】 成形ドラムの外周面に対向する位置に未
加硫のゴムストリップ材を押し出す射出装置を配置する
と共に、該射出装置の押出口の位置を中心軸として該押
出口の下方域から前記成形ドラムの貼付け位置まで旋回
可能な旋回アームを配設し、該旋回アームに前記ゴムス
トリップ材を前記成形ドラムの貼付け位置まで導くガイ
ドテーブルを設けたゴムストリップ材の貼付け装置。 - 【請求項５】 前記成形ドラムの外周面に向けて圧着プ
レートを前後動させる第１の圧着装置を前記旋回アーム
に搭載した請求項４に記載のゴムストリップ材の貼付け
装置。 - 【請求項６】 前記成形ドラムの外周面に沿って圧着ロ
ールを前後動させる第２の圧着装置を前記旋回アームに
搭載した請求項４又は請求項５に記載のゴムストリップ
材の貼付け装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000013187A JP2001198992A (ja) | 2000-01-21 | 2000-01-21 | ゴムストリップ材の貼付け方法及び貼付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000013187A JP2001198992A (ja) | 2000-01-21 | 2000-01-21 | ゴムストリップ材の貼付け方法及び貼付け装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001198992A true JP2001198992A (ja) | 2001-07-24 |
Family
ID=18540808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000013187A Pending JP2001198992A (ja) | 2000-01-21 | 2000-01-21 | ゴムストリップ材の貼付け方法及び貼付け装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001198992A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100441960B1 (ko) * | 2001-12-28 | 2004-07-27 | 한국타이어 주식회사 | 타이어 반제품의 연결부위 압착장치 |
| US7175726B2 (en) | 2004-02-25 | 2007-02-13 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Continuous rubber-strip forming apparatus and process |
| WO2009031651A1 (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-12 | Bridgestone Corporation | タイヤ補強帯の製造装置およびタイヤ補強帯の製造方法 |
| CN104512043A (zh) * | 2013-10-03 | 2015-04-15 | 住友橡胶工业株式会社 | 橡胶带的粘贴装置 |
-
2000
- 2000-01-21 JP JP2000013187A patent/JP2001198992A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100441960B1 (ko) * | 2001-12-28 | 2004-07-27 | 한국타이어 주식회사 | 타이어 반제품의 연결부위 압착장치 |
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| WO2009031651A1 (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-12 | Bridgestone Corporation | タイヤ補強帯の製造装置およびタイヤ補強帯の製造方法 |
| CN104512043A (zh) * | 2013-10-03 | 2015-04-15 | 住友橡胶工业株式会社 | 橡胶带的粘贴装置 |
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