JP2001198325A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001198325A
JP2001198325A JP2000008744A JP2000008744A JP2001198325A JP 2001198325 A JP2001198325 A JP 2001198325A JP 2000008744 A JP2000008744 A JP 2000008744A JP 2000008744 A JP2000008744 A JP 2000008744A JP 2001198325 A JP2001198325 A JP 2001198325A
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JP
Japan
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ball
cycle
winning
control means
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JP2000008744A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別遊技が起生されてサイクル遊技が開始さ
れるまでにサイクル遊技開始待機時間が設けられた弾球
遊技機で、サイクル遊技開始待機時間による検査上のロ
スタイムを抑制する。 【解決手段】 始動入賞口への遊技球入賞により開始さ
れる補助遊技で、初期開閉状態中もしくは特賞開始
受付状態中に特定領域へ遊技球が到達し、特賞開始待
機状態になると、特賞開閉状態に移行する所定時間中
に変動入賞装置へ入賞した入賞球が検出された場合に
は、それらを予備計数手段により計数しておき、特賞
開始待機状態から移行した特賞開閉状態(最初のサイ
クル遊技)における10カウントの判定に加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技球を遊技領域
に弾発して遊技を行うために、種々の遊技装置の動作制
御を行う遊技制御装置を備え、上記遊技領域には、少な
くとも、遊技者にとって不利な第1状態と遊技者にとっ
て有利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置と、遊技
球が入賞可能な始動入賞領域と、を設け、上記変動入賞
装置は、内部に入賞した遊技球を特定領域もしくは通常
領域の何れかに振り分け可能であると共に、変動入賞装
置へ入賞した全ての遊技球を検出する入賞球検出手段
と、変動入賞装置内の特定領域へ至った入賞球のみを検
出する特定入賞球検出手段と、を備え、上記遊技制御装
置は、上記始動入賞領域へ遊技球が入賞することを必要
条件として、変動入賞装置を予め定めた第1の規定に基
づき第2状態に変換駆動させる補助遊技を行う補助遊技
制御手段と、上記補助遊技制御手段による第1の規定よ
りも遊技者にとって有利な第2の規定に基づき変動入賞
装置を第2状態に変換駆動させるサイクル遊技を行うサ
イクル遊技制御手段と、上記サイクル遊技制御手段によ
る変動入賞装置の駆動制御が開始された後に入賞球検出
手段が検出した入賞球を計数する基本計数手段と、上記
基本計数手段が計数した入賞球数が所定の上限数に達し
てから所定の待機時間が経過する第1終了条件もしくは
上記サイクル遊技制御手段による変動入賞装置の駆動制
御開始から所定時間が経過する第2終了条件が達成され
る前に、特定入賞球検出手段が特定領域へ至った入賞球
を検出することを条件として、上記サイクル遊技制御手
段によるサイクル遊技を新たなサイクル遊技に更新させ
るサイクル遊技更新制御手段と、上記補助遊技制御手段
による補助遊技において変動入賞装置へ入賞した遊技球
が特定入賞球検出手段により検出されることを条件とし
て特別遊技を起生し、該特別遊技の起生から所定のサイ
クル遊技開始待機時間が経過した後にサイクル遊技制御
手段によるサイクル遊技を開始させ、サイクル遊技の第
1終了条件の達成もしくは第2終了条件の達成の何れか
最先の終了条件が達成されたことに基づいて特別遊技を
終了させる特別遊技制御手段と、を含むものとした弾球
遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小球を遊技媒体として用いたパチ
ンコ遊技を行えるパチンコ機等の弾球遊技機は、種々の
遊技装置等が設けられた遊技盤の遊技領域へ遊技店から
借り受けた遊技球を弾発し、所定の入賞領域に入賞する
ことで所定数の賞球が賞遊技価値として遊技者に与えら
れ、また、特別な入賞口等への球入賞に基づいて各種遊
技装置が作動して、異なる遊技状態に変換したりするも
のである。
【0003】上記のように、弾球遊技機の遊技内容は多
岐に渡っているが、その中で、いわゆる第2種の遊技機
として知られている弾球遊技機は、遊技領域に設けた始
動入賞領域へ遊技球が入賞することを必要条件として、
遊技者にとって不利な第1状態(例えば、開閉部材が内
部への入賞領域を閉ざした状態)と遊技者にとって有利
な第2状態(例えば、開閉部材が開いて内部への入賞領
域が開放された状態)とに変換可能な変動入賞装置を予
め定めた第1の規定(例えば、0.8秒だけ開閉部材を
開く)に基づく第2状態に変換駆動させる補助遊技を行
い、この補助遊技において変動入賞装置へ入賞した遊技
球が特定領域に至ると特別遊技を起生する遊技内容とな
っている。
【0004】そして、第2種の弾球遊技機の特別遊技に
おいては、特別遊技の起生から所定のサイクル遊技開始
待機時間(例えば、5秒)が経過した後に、変動入賞装
置を予め定めた第2の規定(例えば、開閉部材の開閉動
作を0.8秒毎に繰り返す)に基づく第2状態に変換駆
動させるサイクル遊技を行い、このサイクル遊技中に変
動入賞装置へ入賞した入賞球の計数値が所定の上限数
(例えば、10個)に達してから所定の待機時間(例え
ば、3秒)が経過する第1終了条件もしくはサイクル遊
技の開始から所定時間(例えば、30秒)が経過する第
2終了条件が達成される前に、変動入賞装置へ入賞した
遊技球が特定領域へ至るとサイクル更新条件が満たさ
れ、その時点で一旦サイクル遊技を終了し、所定の待機
時間(例えば、5秒)が経過した後に再びサイクル遊技
を開始させる。一方、サイクル更新条件が満たされない
まま、第1終了条件もしくは第2終了条件の何れかが達
成されると、そのままサイクル遊技は更新されず、特別
遊技も終了してしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような第2種の弾球遊技機は、特別遊技が起生されて
サイクル遊技が開始されるまでにサイクル遊技開始待機
時間が設けられているために、弾球遊技機の検査を効率
的に行うことができないという問題があった。
【0006】特に、サイクル遊技の束よりなる特別遊技
が正常に行われているかという検査において、個々のサ
イクル遊技で所定の上限数の遊技球がカウントされると
特別遊技が終了するかを確認する場合、短時間で検査対
象のサイクル数まで更新させることが望ましいが、サイ
クル遊技開始待機時間をキャンセルさせていきなりサイ
クル遊技を開始させるわけには行かないため、検査を目
的として特別遊技を起生させる度にサイクル遊技開始待
機時間が過ぎるまでの時間が少なからず作業効率の低下
に影響してしまうのである。
【0007】そこで、本発明は上記に鑑みなされたもの
で、サイクル遊技開始待機時間による検査上のロスタイ
ムを抑制できる弾球遊技機の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、遊技球を遊技領域(例え
ば、遊技部6)に弾発して遊技を行うために、種々の遊
技装置の動作制御を行う遊技制御装置(18)を備え、
上記遊技領域には、少なくとも、遊技者にとって不利な
第1状態と遊技者にとって有利な第2状態とに変換可能
な変動入賞装置(10)と、遊技球が入賞可能な始動入
賞領域(例えば、第1,第2始動口12a,12b)
と、を設け、上記変動入賞装置は、内部に入賞した遊技
球を特定領域(14)もしくは通常領域(15)の何れ
かに振り分け可能であると共に、変動入賞装置へ入賞し
た全ての遊技球を検出する入賞球検出手段(例えば、カ
ウントスイッチ13)と、変動入賞装置内の特定領域へ
至った入賞球のみを検出する特定入賞球検出手段(例え
ば、継続スイッチ31)と、を備え、上記遊技制御装置
は、上記始動入賞領域へ遊技球が入賞することを必要条
件として、変動入賞装置を予め定めた第1の規定に基づ
き第2状態に変換駆動させる補助遊技を行う補助遊技制
御手段と、上記補助遊技制御手段による第1の規定より
も遊技者にとって有利な第2の規定に基づき変動入賞装
置を第2状態に変換駆動させるサイクル遊技を行うサイ
クル遊技制御手段と、上記サイクル遊技制御手段による
変動入賞装置の駆動制御が開始された後に入賞球検出手
段が検出した入賞球を計数する基本計数手段と、上記基
本計数手段が計数した入賞球数が所定の上限数に達して
から所定の待機時間が経過する第1終了条件もしくは上
記サイクル遊技制御手段による変動入賞装置の駆動制御
開始から所定時間が経過する第2終了条件が達成される
前に、特定入賞球検出手段が特定領域へ至った入賞球を
検出することを条件として、上記サイクル遊技制御手段
によるサイクル遊技を新たなサイクル遊技に更新させる
サイクル遊技更新制御手段と、上記補助遊技制御手段に
よる補助遊技において変動入賞装置へ入賞した遊技球が
特定入賞球検出手段により検出されることを条件として
特別遊技を起生し、該特別遊技の起生から所定のサイク
ル遊技開始待機時間が経過した後にサイクル遊技制御手
段によるサイクル遊技を開始させ、サイクル遊技の第1
終了条件の達成もしくは第2終了条件の達成の何れか最
先の終了条件が達成されたことに基づいて特別遊技を終
了させる特別遊技制御手段と、を含むものとした弾球遊
技機において、上記遊技制御装置は、特別遊技制御手段
によって特別遊技が起生されてからサイクル遊技制御手
段によるサイクル遊技の開始が規制されているサイクル
遊技開始待機時間に、変動入賞装置の入賞球検出手段に
より検出された入賞球を計数する予備計数手段と、上記
予備計数手段による入賞球の計数が行われた場合には、
上記サイクル遊技開始待機時間の経過後に行う最初のサ
イクル遊技における第1終了条件を、上記予備計数手段
による計数値と基本計数手段による計数値との和が所定
の上限数に達してから所定の待機時間が経過することに
変更する第1終了条件変更制御手段と、を含むものとし
たことを特徴とする。
【0009】したがって、請求項1に係る弾球遊技機に
おいては、サイクル遊技開始待機時間に予備計数手段が
変動入賞装置の入賞球検出手段により検出された入賞球
を計数した場合、特別遊技が起生されてから最初に行わ
れるサイクル遊技における第1終了条件が、第1終了条
件変更制御手段によって、予備計数手段による計数値と
基本計数手段による計数値との和が所定の上限数に達し
てから所定の待機時間が経過することに変更されること
となり、予備計数手段による計数が行われるサイクル遊
技開始待機時間に入賞球検出手段が検出する遊技球の数
を増やしておけば、サイクル遊技開始待機時間の経過後
に行われる最初のサイクル遊技で第1終了条件を素早く
達成させることができる。
【0010】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の弾球遊技機において、上記第1終了条件変更制御
手段が、予備計数手段の計数結果を初期値として基本計
数手段による計数を開始させることにより、最初のサイ
クル遊技における第1終了条件を変更するようにしたこ
とを特徴とする。
【0011】したがって、請求項2に係る弾球遊技機に
おいては、サイクル遊技更新制御手段や特別遊技制御手
段が判断する第1終了条件の内容を変更することなく、
実質的に第1終了条件を変更することが可能となる。
【0012】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
記載の弾球遊技機において、上記予備計数手段による計
数結果を遊技者へ視認可能に表示する予備入賞球表示手
段(例えば、表示部16)を適所に設け、上記遊技制御
装置には、サイクル遊技開始待機時間における変動入賞
装置への入賞球数として予備計数手段による計数結果を
予備入賞球表示手段に表示させる予備入賞球表示制御手
段を含ませるものとしたこととを特徴とする。
【0013】したがって、請求項3に係る弾球遊技機に
おいては、サイクル遊技開始待機時間における予備計数
手段の計数結果がサイクル遊技開始待機時間経過後に行
われる最初のサイクル遊技の第1終了条件に影響してい
ることを遊技者に報せることができる。
【0014】また、請求項4に係る発明は、請求項1に
記載の弾球遊技機において、上記第1終了条件変更制御
手段が、第1終了条件として予め定められた上限数から
予備計数手段の計数結果を減じた数を変更上限数とし
て、最初のサイクル遊技における第1終了条件をサイク
ル遊技更新制御手段と特別遊技制御手段とに判断させる
ようにしたことを特徴とする。
【0015】したがって、請求項4に係る弾球遊技機に
おいては、変更上限数を演算するために、予備計数手段
による計数値と、基本計数手段による計数値とを個別に
算出することとなる。
【0016】また、請求項5に係る発明は、請求項4に
記載の弾球遊技機において、上記第1終了条件変更制御
手段により変更された最初のサイクル遊技における第1
終了条件の変更上限数を遊技者へ視認可能に表示する変
更上限数表示手段(例えば、表示部16)を適所に設
け、上記遊技制御装置には、サイクル遊技開始待機時間
における変動入賞装置への入賞に応じて変更された最初
のサイクル遊技における第1終了条件の変更上限数を上
限数表示手段に表示させる変更上限数表示制御手段を含
ませるものとしたことを特徴とする。
【0017】したがって、請求項5に係る弾球遊技機に
おいては、サイクル遊技開始待機時間における予備計数
手段の計数結果がサイクル遊技開始待機時間経過後に行
われる最初のサイクル遊技の第1終了条件に影響して、
通常時のサイクル遊技における第1終了条件の入賞上限
数と異なることを遊技者に報せることができる。
【0018】また、請求項6に係る発明は、請求項1〜
請求項5の何れか1項に記載の弾球遊技機において、上
記特別遊技制御手段が、特別遊技の起生後に特定入賞球
検出手段により検出された特定入賞球が所定数に達する
ことを第3終了条件とし、第3終了条件が達成された特
定入賞球により更新されたサイクル遊技においては、サ
イクル遊技更新制御手段によるサイクル遊技の更新制御
を不能動化し、基本計数手段が計数した入賞球数が所定
の上限数に達するか、もしくは上記サイクル遊技制御手
段による変動入賞装置の駆動制御開始から所定時間が経
過するか、何れか最先の条件が達成された時点で特別遊
技を終了させるものとしたことを特徴とする。
【0019】したがって、請求項6に係る弾球遊技機に
おいては、特別遊技制御手段が第3終了条件の達成によ
っても特別遊技を終了させることで、サイクル遊技が多
回数に渡り連続して行われることを防止できる。
【0020】また、請求項7に係る発明は、請求項6に
記載の弾球遊技機において、上記特別遊技制御手段が、
サイクル遊技開始待機時間において検出された特定入賞
球を、第3終了条件の判定から除外するようにしたこと
を特徴とする。
【0021】したがって、請求項7に係る弾球遊技機に
おいては、サイクル遊技開始待機時間に検出された特定
入賞球を第3終了条件の判定から除外することにより、
サイクル遊技制御手段による変動入賞装置の第2状態変
換が行われることなくサイクル遊技が終了してしまうこ
とを防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る弾球遊技機の
実施形態を、添付図面に基づき詳細に説明する。
【0023】遊技媒体としての遊技球を弾発する弾球遊
技を行える弾球遊技機1は、図1に示すように、中空箱
枠状の機枠の前面側へ額縁状の前面枠を回動可能に設け
ることで構成してある。更に、上記前面枠には透明なガ
ラスが配設されるガラス枠2および遊技球を貯留する球
皿が配設される前面パネル3を回動可能に設けてある。
また、ガラス枠2の前面には四角枠状の装飾部材4を配
していあると共に、該装飾部材4の開口からガラスが臨
む構造である。なお、装飾部材4の適所には、賞球の排
出状態を示す賞球排出表示LED4a、賞球排出路内に
遊技球が溢れたオーバーフロー状態や賞球排出用に供給
される補給球が不足した状態を報知する遊技機状態表示
LED4b、装飾効果を高めるための装飾表示LED4
c等が設けてある。
【0024】上記ガラス枠2の後方には、ガイドレール
5で囲まれた遊技部6を有する遊技盤7を配設してある
(図2参照)。上記遊技盤7は弾球遊技の主体となるも
ので、ロータリーソレノイド等の電気的駆動源によって
弾発された遊技球が上記ガイドレール5に沿って遊技部
6内へ到達すると、遊技釘に当たったり風車によって流
下方向を変えられたりして流下して行き、遊技部6内に
設けた入賞領域たる各種入賞口8…の何れかに入賞する
と、各入賞口8…毎に設けた入賞センサ(図示省略)に
よって各入賞球が検出され、この検出信号に基づいて入
賞(遊技価値付与状態の発生)に対する遊技価値として
の賞球(賞遊技価値)が遊技者に与えられ、入賞口8…
の何れにも入賞しなかった球は、アウト口9より外れ球
として回収される。
【0025】なお、遊技者が付与される賞遊技価値は賞
球に限定されるものではない。例えば、封入球式の弾球
遊技機(遊技者が実際の球を取り扱うことなく、機内に
封入された遊技球を循環させて弾球遊技を行えるように
した弾球遊技機)においては、仮想的な球数データを追
加するような形態で遊技価値の付与動作が行われること
となる。
【0026】上記遊技部6のほぼ中央部には、比較的大
型の遊技装置(センター役物)である変動入賞装置10
が設けてあり、この変動入賞装置10は左右一対の開閉
部材11,11が直立して遊技球を受け入れない状態
(遊技者にとって不利な第1状態)から開閉部材11,
11が左右に開成することで遊技球を受け入れ易い状態
(遊技者にとって有利な第2状態)に変換する。また、
変動入賞装置10の適宜下方には、変動入賞装置10を
用いて行う補助遊技(後に詳述)の開始条件となる入賞
領域として機能する第1始動入賞口12aと第2始動入
賞口12bとを設けてある。なお、図面に示す第1,第
2始動口12a,12bは、遊技盤7の裏面側へ遊技球
を導く入賞口タイプのものとしたが、これに限らず、ゲ
ート状の通過領域を遊技球が通過入賞して更に遊技部6
の盤面を流下してゆくタイプの入賞ゲートを用いても良
い。
【0027】上記変動入賞装置10の詳細は、図3に示
すように、左右一対の開閉部材11,11が左右に開成
することで遊技球が入賞可能となる入賞室10aを上部
に備え、この入賞室10aに入っ入賞球となって遊技球
は入賞室後方のカウントスイッチ13によって検出され
た後、下方の振分室10bへ落下し、この振分室10b
を前面側へ流下し、最終的には、特定領域14もしくは
通常領域15,15の何れかに振り分けられ、特定領域
14に振り分けられた遊技球は特定入賞検出手段(図示
省略)によって検出されるものとしてある。また、変動
入賞装置10の前面側上部には種々の情報表示が可能な
表示部16を設け、変動入賞装置10の後部には開閉部
材11,11を開閉するための駆動源である開閉部材ソ
レノイド17を設けてある。
【0028】なお、上記変動入賞装置10においては、
入賞した全ての遊技球をカウントスイッチ13によって
直ぐに検出する配置構成としているが、これに限定され
るものではなく、例えば、特定領域14および通常領域
15,15へ振り分けられた後に入賞球として検出する
ようにしても良いし、或いは、特定領域14へ振り分け
られた遊技球を検出する特定入賞検出手段の検出球数と
通常領域15,15へ振り分けられた遊技球を検出する
一般入賞検出手段の検出数とを合計して変動入賞装置1
0への入賞球数を演算する構成としても良い。
【0029】上記のような盤面構成の弾球遊技機1にお
ける遊技の流れを簡単に説明すると、球供給皿から遊技
球を入れ、操作ハンドルを適宜回動させると遊技球が弾
発されて遊技部6内へ入って行き、遊技部6内を流下し
て行く過程で、何れかの入賞口8に入賞すれば、当該入
賞に基づく賞球が排出され、何れの入賞口8…にも入賞
しなかった球はアウト口9から回収される。また、遊技
部6内の第1始動入賞口12aもしくは第2始動入賞口
12bの何れかに入賞すると、変動入賞装置10が比較
的短時間だけ第2状態に変換される補助遊技を行う。そ
して、この補助遊技で変動入賞装置10へ入賞した遊技
球が特定領域14へ至ると、変動入賞装置10が繰り返
し第2状態に変換される特別遊技が行われ、所定の終了
条件が達成されて特別遊技が終了すると、通常遊技に戻
るのである。
【0030】このような遊技制御を統括的に行う遊技制
御装置18は、弾球遊技機1の裏面側適所に設けてあ
り、その他に、遊技制御装置18からの指令を受けて各
種遊技装置等を制御する排出制御装置19,賞球排出表
示LED4a,遊技機状態表示LED4b,装飾表示L
ED4c等の装飾表示器20等への表示制御を行う装飾
制御装置21,スピーカ22への音声出力を制御する音
制御装置23等と、各種の制御装置や遊技装置等へ電源
を供給する電源供給装置24を設けてある。
【0031】遊技制御装置18は、図4に示すように、
弾球遊技に必要な各種の遊技装置(変動入賞装置10
等)の動作制御を行うワンチップマイコンからなる遊技
用マイクロコンピュータ25と、水晶の発信周波数を分
周して所定時間幅のクロックを生成して遊技用マイクロ
コンピュータ25等へ供給する発振器26と、各種セン
サ等からの検出信号を受ける入力インターフェース27
と、各種の電気装置や制御装置へ指令信号等を出力する
ための出力インターフェース28とを含む。なお、遊技
用マイクロコンピュータ25は、CPU25a,ROM
25b,RAM25cを内蔵したアミューズチップ用の
ICとしてワンチップに集積されたものである。
【0032】上記入力インターフェース27には、賞球
排出装置から実際に排出された賞球を1個宛て検出する
賞球排出確認センサ29からの排出球確認信号、第1始
動口12aへの入賞球を検出する第1始動スイッチ30
aからの第1始動入賞球検出信号、第2始動口12bへ
の入賞球を検出する第2始動スイッチ30bからの第2
始動入賞球検出信号、変動入賞装置10内への全入賞球
を検出する入賞球検出手段たるカウントスイッチ13か
らの入賞球検出信号、変動入賞装置内の特定領域14に
至った入賞球のみを検出する特定入賞球検出手段たる継
続スイッチ31からの特定入賞球検出信号等が入力され
る。
【0033】上記出力インターフェース28からは、外
部へ出力するためのポートである信号出力端子32へ外
部送信用の種々の信号を出力し、変動入賞装置10の電
気的駆動源である開閉部材ソレノイド17,排出制御装
置19,装飾制御装置21,音制御装置23等へ各々適
宜な指令信号等を出力する。なお、装飾制御装置21
は、遊技制御装置18が起生した特別遊技の遊技進行状
況を遊技者に報せるための情報であるラウンド数および
カウント数(後に詳述)を受けると、これらをラウンド
数表示器33,カウント数表示器34へ表示させる制御
を行うものとしてある。これらラウンド数表示器33や
カウント数表示器34は遊技者の視認可能な部位であれ
ば、特に配設位置は限定されないが、本実施例において
は、補助遊技および特別遊技で使用される変動入賞装置
10の上に設けた表示部16をラウンド数表示器33と
カウント数表示器34に充てることで、遊技中の遊技者
の注意を効果的に喚起できるものとしてある。
【0034】上記のような遊技制御装置18を備える弾
球遊技機1の具体的な遊技の流れを図5〜図8に基づい
て詳細に説明する。
【0035】図5に示すのは、本実施形態に係る弾球遊
技機1による遊技内容を遊技状態の移り変わりとして示
した状態遷移図であり、図6に示すのは、状態遷移の契
機となる各種検出器の検出出力等を時系列に示したタイ
ムチャートである。
【0036】先ず、電源投入によって正常に起動すると
通常遊技を行える状態(待機状態)となり、遊技者は
弾発遊技を行う。そして、第1始動口12aもしくは第
2始動口12bに遊技球が入賞すると、これらの始動入
賞球を第1,第2始動スイッチ30a,30bが検出し
て補助遊技が開始されるのである。
【0037】補助遊技が開始されると、変動入賞装置1
0が予め定めた第1の規定に基づく第2状態に変換され
(初期開閉状態)、その間に変動入賞装置10へ入賞
した球はカウントスイッチ13により検出される。この
初期開閉状態中に変動入賞装置10へ入賞して特定領域
14へ至った遊技球が無い場合には、初期開閉状態終了
直前に変動入賞装置10へ入賞した遊技球が未だ特定領
域14もしくは通常領域15に振り分けられていない可
能性を考慮して所定時間だけ待機状態(特賞開始受付
状態)となる。そして、特賞開始受付状態が終了する迄
に特定領域14へ至った遊技球があり、これを継続スイ
ッチ31が検出すると特別遊技が起生されるのである。
【0038】図6においては、待機状態から第2始動口
12bに遊技球が入賞して初期開閉状態へ移行する例を
示しており、第2始動スイッチ30bの遊技球検出によ
って開閉部材ソレノイド17が2回駆動され、変動入賞
装置10への入賞球がカウントスイッチ13により検出
されたものの継続スイッチ31の検出出力の無いまま初
期開閉状態が終了したので、特賞開始受付状態となり、
この特賞開始受付状態で継続スイッチ31が特定領域1
4へ至った遊技球を検出した場合である。この継続スイ
ッチ31の検出出力によって補助遊技は終了し、直ちに
特別遊技へと移行するのである。
【0039】なお、特賞開始受付状態においても継続ス
イッチ31による検出出力がなかった場合には、特賞開
始受付状態の終了(補助遊技の終了)によって待機状態
(通常遊技)へ戻ることとなる。初期開閉状態中に継続
スイッチ31の検出出力があった場合には、特賞開始受
付状態に移行することなく、そのまま特別遊技へ移行す
る。また、補助遊技において変動入賞装置10を第2状
態に変換する第1の規定は、後述する第2の規定(特別
遊技の各サイクル遊技において変動入賞装置を第2状態
に変換する規定)よりも変動入賞装置10への入賞球が
十分に少なくなるような態様であれば特に限定されるも
のではないが、本実施形態においては、第1始動口12
aへの球入賞による補助遊技では0.8秒だけ開閉部材
11,11を開いて閉じる動作を第1の規定とし、第2
始動口12bへの球入賞による補助遊技では開閉部材1
1,11を0.8秒開いて1.5秒閉じて再び0.8秒
開く動作を第1の規定とした。
【0040】特別遊技の開始に当たっては、先ず、第2
の規定に基づき変動入賞装置10を第2状態に変換駆動
させるサイクル遊技を行う前のウエイトタイムとして所
定時間(例えば5秒)だけ待機し(特賞開始待機状
態)、その間にもカウントスイッチ13や継続スイッチ
31の検出出力があれば、これらをカウントしてゆく。
そして、所定時間が経過するとサイクル遊技が実行され
る。
【0041】図6においては、特賞開始待機状態中に2
個の入賞球がカウントスイッチ13により検出され、更
に特定領域14に振り分けられた遊技球が継続スイッチ
31によって検出された場合を示す。
【0042】サイクル遊技においては、変動入賞装置1
0を第2の規定(例えば、0.8秒間の開放と0.8秒
間の閉止を交互に繰り返す動作)に基づく第2状態に変
換駆動し(特賞開閉状態)、この特賞開閉状態中に変
動入賞装置10へ入賞して特定領域14へ至った遊技球
が無い場合には、特賞開閉状態終了直前に変動入賞装置
10へ入賞した遊技球が未だ特定領域14もしくは通常
領域15に振り分けられていない可能性を考慮して所定
時間だけ待機状態(特賞継続受付状態)となる。そし
て、特賞継続受付状態が終了する迄に特定領域14へ至
った遊技球があり、これを継続スイッチ31が検出する
と、所定時間の待機状態(特賞継続待機状態)を経て
再び特賞開閉状態となる。すなわち、サイクル遊技が更
新されるのである。
【0043】なお、従来の第2種の遊技内容の弾球遊技
機では、サイクル遊技の開始から変動入賞装置10のカ
ウントスイッチ13が検出した入賞球の数が所定の上限
数(例えば、10個)に達してから所定の待機時間(5
秒)が経過することをサイクル遊技終了の第1条件、サ
イクル遊技の開始から所定時間(例えば、30秒+5
秒)が経過することをサイクル遊技終了の第2条件に設
定されており、これら第1終了条件ももしくは第2終了
条件の何れか最先の終了条件が達成されると、サイクル
遊技の更新は行われず、したがって、サイクル遊技の束
からなる特別遊技自体も終了となる。
【0044】すなわち、本実施形態に係る弾球遊技機1
においては、遊技制御装置18が、「上記始動入賞領域
へ遊技球が入賞することを必要条件として、変動入賞装
置を予め定めた第1の規定に基づき第2状態に変換駆動
させる補助遊技を行う補助遊技制御手段」、「上記補助
遊技制御手段による第1の規定よりも遊技者にとって有
利な第2の規定に基づき変動入賞装置を第2状態に変換
駆動させるサイクル遊技を行うサイクル遊技制御手
段」、「上記サイクル遊技制御手段による変動入賞装置
の駆動制御が開始された後に入賞球検出手段が検出した
入賞球を計数する基本計数手段」、「上記基本計数手段
が計数した入賞球数が所定の上限数に達してから所定の
待機時間が経過する第1終了条件もしくは上記サイクル
遊技制御手段による変動入賞装置の駆動制御開始から所
定時間が経過する第2終了条件が達成される前に、特定
入賞球検出手段が特定領域へ至った入賞球を検出するこ
とを条件として、上記サイクル遊技制御手段によるサイ
クル遊技を新たなサイクル遊技に更新させるサイクル遊
技更新制御手段」、「上記補助遊技制御手段による補助
遊技において変動入賞装置へ入賞した遊技球が特定入賞
球検出手段により検出されることを条件として特別遊技
を起生し、該特別遊技の起生から所定のサイクル遊技開
始待機時間が経過した後にサイクル遊技制御手段による
サイクル遊技を開始させ、サイクル遊技の第1終了条件
の達成もしくは第2終了条件の達成の何れか最先の終了
条件が達成されたことに基づいて特別遊技を終了させる
特別遊技制御手段」としての機能を備えているのであ
る。
【0045】なお、サイクル遊技制御手段による変動入
賞装置の駆動制御開始から所定時間が経過する第2終了
条件を判定するための所定時間の計時方法としては、変
動入賞装置の駆動開始からの経過時間をタイマにより計
時する方法のほか、変動入賞装置の開閉タイミングの時
間を予め定めておき、この変動入賞装置の開閉動作回数
を監視することで所定時間を計時する方法もある。
【0046】また、サイクル遊技が延々と継続され続け
ると、特別遊技における遊技者の獲得する利益が増大す
る反面、遊技店側の不利益が著しく増大してしまうの
で、特別遊技の起生後に継続スイッチ31により検出さ
れた特定入賞球が所定数(例えば7個)に達することを
第3終了条件として付加する。これにより、最初のサイ
クル遊技の後に最大7回までしかサイクル遊技が行われ
ないこととなり、最大でも8回目のサイクル遊技で特別
遊技が終了するのである。斯くするために、最後(最終
ラウンド)のサイクル遊技(最終ラウンド特賞開閉状
態)では、特定領域14へ振り分けられた遊技球を継続
スイッチ31が検出しても、その時点でサイクル遊技を
終了させて次回のサイクル遊技へ更新させることなく、
最後のサイクル遊技開始からカウントスイッチ13が検
出した入賞球が所定数(例えば10個)に達するか、第
2の規定に基づく変動入賞装置10の第2状態変換動作
(例えば、30秒を要する動作)が終了した時点で特別
遊技を終了させ、通常遊技(待機状態)へ復帰する。
【0047】すなわち、本実施形態に係る弾球遊技機1
においては、遊技制御装置18によって機能実現される
特別遊技制御手段は、「特別遊技の起生後に特定入賞球
検出手段により検出された特定入賞球が所定数に達する
ことを第3終了条件とし、第3終了条件が達成された特
定入賞球により更新されたサイクル遊技においては、サ
イクル遊技更新制御手段によるサイクル遊技の更新制御
を不能動化し、基本計数手段が計数した入賞球数が所定
の上限数に達するか、もしくは上記サイクル遊技制御手
段による変動入賞装置の駆動制御開始から所定時間が経
過するか、何れか最先の条件が達成された時点で特別遊
技を終了させる機能」を有するものとしてある。
【0048】而して、本発明に係る弾球遊技機1の技術
的特徴は、特別遊技における特賞開始待機状態と、その
後に行われる最初の特賞開閉状態の制御に存する。すな
わち、図6のタイムチャートに示すように、補助遊技か
ら特別遊技へ移行して特賞開始待機状態になると、この
間におけるカウントスイッチ13により検出された入賞
球を予備計数手段により計数(カウント数=2)してお
き、特賞開始待機状態が終了した後に行う特賞開閉状態
においては、第1終了条件における変動入賞装置10へ
の入賞上限数を計数する基本計数手段が予備計数手段の
計数結果を初期値として計数を開始(カウント数=3か
ら開始)することにより、特賞開始待機状態の後に行う
特賞開閉状態では、8個の入賞球がカウントスイッチ1
3に検出された時点で開閉部材ソレノイド17をオフに
して特賞継続受付状態に移行する。
【0049】斯くするために、本実施形態に係る弾球遊
技機1の遊技制御装置18は、「特別遊技制御手段によ
って特別遊技が起生されてからサイクル遊技制御手段に
よるサイクル遊技の開始が規制されているサイクル遊技
開始待機時間に、変動入賞装置の入賞球検出手段により
検出された入賞球を計数する予備計数手段」と「上記予
備計数手段による入賞球の計数が行われた場合には、上
記サイクル遊技開始待機時間の経過後に行う最初のサイ
クル遊技における第1終了条件を、上記予備計数手段に
よる計数値と基本計数手段による計数値との和が所定の
上限数に達してから所定の待機時間が経過することに変
更する第1終了条件変更制御手段」としての機能を含む
ものとしてある。
【0050】斯くすることにより、サイクル遊技開始待
機時間に予備計数手段が変動入賞装置の入賞球検出手段
により検出された入賞球を計数した場合、特別遊技が起
生されてから最初に行われるサイクル遊技における第1
終了条件が、第1終了条件変更制御手段によって、予備
計数手段による計数値と基本計数手段による計数値との
和が所定の上限数に達してから所定の待機時間が経過す
ることに変更されることとなり、予備計数手段による計
数が行われるサイクル遊技開始待機時間に入賞球検出手
段が検出する遊技球の数を増やしておけば、サイクル遊
技開始待機時間の経過後に行われる最初のサイクル遊技
で第1終了条件を素早く達成させることができるので、
サイクル遊技開始待機時間による検査上のロスタイムを
抑制することが可能となる。これにより、検査を目的と
して特別遊技を起生させた場合には、サイクル遊技開始
待機時間が過ぎるまでの時間を無為に費やすことが無く
なり、作業効率を向上させることが可能となる。
【0051】一方、サイクル遊技開始待機時間に予備計
数手段が変動入賞装置の入賞球検出手段により検出され
た入賞球を計数しなかった場合には、第1終了条件変更
制御手段によって第1終了条件が変更されることはない
ので、従前通り、サイクル遊技開始待機時間が経過した
後に最初のサイクル遊技が開始されてから入賞球検出手
段により検出された遊技球のみがカウントされて、第1
終了条件の判定に供される。
【0052】なお、予備計数手段による計数結果を遊技
者に可視表示するための予備入賞球表示手段(例えば、
変動入賞装置10の表示部16)を設け、「サイクル遊
技開始待機時間における変動入賞装置への入賞球数とし
て予備計数手段による計数結果を予備入賞球表示手段に
表示させる予備入賞球表示制御手段」としての機能を遊
技制御装置18に含ませるものとすれば、サイクル遊技
開始待機時間における予備計数手段の計数結果がサイク
ル遊技開始待機時間経過後に行われる最初のサイクル遊
技の第1終了条件に影響していることを遊技者に報せる
ことができるので、遊技者は予備計数結果表示手段の表
示から最初のサイクル遊技に対する効果的な遊技戦略を
以て臨むことが可能となる。
【0053】また、特賞開閉状態における基本計数手段
の初期値を変更せずに、基本計数手段による計数可能な
上限数から予備計数手段の計数結果を減じた数を変更上
限数として、最初のサイクル遊技における第1終了条件
をサイクル遊技更新制御手段と特別遊技制御手段とに判
断させるようにすれば、変更上限数を演算するために、
予備計数手段による計数値と、基本計数手段による計数
値とを個別に算出することとなるので、これらの計数値
を求めるために特別な演算を別途行う必要がなく、その
まま各計数値をサンプリングして遊技機の開発等にフィ
ードバックさせることができる。この変更上限数を可視
表示するための変更上限数表示手段(例えば、変動入賞
装置10の表示部16)を設け、「サイクル遊技開始待
機時間における変動入賞装置への入賞に応じて変更され
た最初のサイクル遊技における第1終了条件の変更上限
数を上限数表示手段に表示させる変更上限数表示制御手
段」としての機能を遊技制御装置18に含ませるものと
すれば、サイクル遊技開始待機時間における予備計数手
段の計数結果がサイクル遊技開始待機時間経過後に行わ
れる最初のサイクル遊技の第1終了条件に影響して、通
常時のサイクル遊技における第1終了条件の入賞上限数
と異なることを遊技者に報せることができるので、遊技
者は変更上限数表示手段の表示から最初のサイクル遊技
に対する効果的な遊技戦略を以て臨むことが可能とな
る。
【0054】更に、サイクル遊技開始待機時間である特
賞開始待機状態中に継続スイッチ31の検出出力があっ
ても、この特定入賞球を特別遊技制御手段が判定する第
3判定条件(特別遊技の起生後に特定入賞球検出手段に
より検出された特定入賞球が所定数に達すること)の判
定対象から除外するようにしても良い。斯くすれば、サ
イクル遊技制御手段による変動入賞装置の第2状態変換
が行われることなくサイクル遊技が終了してしまうこと
を防止できるので、有限であるサイクル遊技の更新回数
が無為に減ぜられて、遊技者が著しい不利益を受けるこ
とを効果的に抑止できる。
【0055】次に、上述したような特別遊技の処理の流
れを、図7および図8のフローチャートに基づいて説明
する。
【0056】補助遊技から特別遊技へ移行した際に開始
される特賞開始待機状態処理においては、先ず、変動入
賞装置10を強制的に第1状態に戻すために、開閉部材
ソレノイド17への通電を遮断し(ステップS1)、サ
イクル遊技の実行回数であるラウンド数を“1”に設定
し(ステップS2)、カウントスイッチ13からの検出
信号を計数するカウンタのカウント数を“0”にし(ス
テップS3)、制御タイマを特賞開始待機状態の継続時
間(例えば、5秒)に設定する(ステップS4)。
【0057】続いて、カウントスイッチ13からの検出
出力の有無を判定し(ステップS5)、検出出力があれ
ばカウント数に“+1”を加算する(ステップS6)。
そして、カウント数とラウンド数の表示を更新し(ステ
ップS7)、制御タイマを更新し(ステップS8)、そ
の制御タイマがタイムアップしたか否かを判定し(ステ
ップS9)、未だタイムアップしていなければ、再びス
テップS5に戻ってカウントスイッチ13からの検出出
力の有無判定を行う。上記の処理をくり返すうちに、ス
テップS9で制御タイマがタイムアップすると、特賞開
始待機状態の継続時間が経過したこととなり、特賞開始
待機状態処理を終了して特賞開始状態処理へ移行する。
【0058】上記のようにして特賞開始状態処理へ移行
すると、制御タイマをサイクル遊技の第2終了条件に含
まれる所定時間(例えば、特賞継続受付状態の5秒を除
いた30秒)に設定し(ステップS11)、開閉タイマ
を開閉部材11,11の開閉時間(例えば、0.8秒)
に設定し(ステップS13)、カウント数およびラウン
ド数の表示を更新する(ステップS14)。
【0059】続いて、継続スイッチ31が特定入賞球を
検出したか否かを判定し(ステップS15)、もしも継
続スイッチ31からの検出出力があった場合には、その
時点で当該ラウンドのサイクル遊技を終了させ、後続の
サイクル遊技を待つために特賞継続待機状態処理へ移行
する。一方、継続スイッチ31からの検出出力がなかっ
た場合には、カウントスイッチ13からの検出出力の有
無を判定し(ステップS16)、カウントスイッチ13
からの検出出力があった場合には、変動入賞装置10へ
の入賞球を計数するカウンタのカウント数に“+1”を
加算する(ステップS17)。なお、上述した特賞開始
待機状態処理において既にカウント数がアップされてい
た場合には、そのカウント数が引き継がれることとな
り、そのカウント数に更に加算されて行く。
【0060】そして、カウンタのカウント数が第1終了
条件として設定された最大値以上であるか否かを判定し
(ステップS18)、最大値以上であった場合には、特
賞継続受付状態処理へ移行し、この特賞継続受付状態中
に継続スイッチ31からの検出出力があれば再度サイク
ル遊技が行われることとなり、逆に特賞継続受付状態中
に継続スイッチ31からの検出出力がなければ、特別遊
技が終了する。なお、非常に稀なケースではあるが、特
賞開始待機状態中にカウントスイッチ13からの検出出
力が最大値に達しているか若しくは越えていることも想
定できるので、上記ステップS18の判断時に、カウン
タのカウント数が最大値を越えているケースについても
判定することとした。
【0061】上記ステップS18で未だカウンタのカウ
ント数が最大値未満であると判定された場合には、制御
タイマを更新し(ステップS19)、その制御タイマが
タイムアップしたか否かを判定し(ステップS20)、
制御タイマがタイムアップしていれば特賞継続受付状態
処理へ移行する。また、上記ステップS20で未だ制御
タイマがタイムアップしていないと判定された場合に
は、開閉タイマを更新し(ステップS21)、その開閉
タイマがタイムアップしたか否かを判定し(ステップS
22)、開閉タイマがタイムアップしていれば、開閉タ
イマを改めて設定し(ステップS23)、開閉部材ソレ
ノイド17への出力を反転させる(ステップS24)。
すなわち、開閉タイマの計時時間だけ開閉部材11,1
1が開いた後は、開閉タイマの計時時間だけ開閉部材1
1,11が閉じるという0.8秒づつの開閉動作が繰り
返されるのである。
【0062】上記ステップS22において開閉タイマが
未だタイムアップしていなかった場合、もしくは、開閉
タイマタイムアップに基づく開閉タイマのリセットと開
閉部材ソレノイド17の反転動作が終了した後、再びス
テップS14へ戻って、カウント数とランド数を更新し
て同様の処理を繰り返すことにより、サイクル遊技が実
行されるのである。
【0063】なお、第3終了条件の達成に基づいて行わ
れる最終ラウンドのサイクル遊技に際しては、上述した
特賞開閉状態処理において、ステップS15の継続スイ
ッチ31の検出出力判定を行わないと共に、ステップS
18の「カウント数≧最大値」の真判定とステップS2
0の「制御タイマタイムアップ」の真判定に基づいて、
待機状態処理(通常遊技)へ復帰するように制御する。
斯くして、サイクル更新されることなく、変動入賞装置
10への入賞球が10個に達するか、もしくは変動入賞
装置10の開閉動作開始から30秒経過することによっ
て、通常の遊技状態に戻るのである。
【0064】上述した実施形態では、第1,第2始動口
12a,12bへの遊技球入賞に伴って、即座に変動入
賞装置10の開閉部材11,11が作動するものとした
が、これに限らず、例えば、始動口への入賞(始動スイ
ッチによる遊技球の検出タイミング)から、ある一定の
開閉部材作動待機時間(例えば、3秒)を経過した後
に、開閉部材が作動するように構成しても良い。このよ
うな構成を採用して、始動口への入賞による開閉部材の
作動タイミングを遅延させれば、遊技者の緊張感や期待
感を効果的に高めることができ、一層興趣に富んだ遊技
機となる。
【0065】また、上記のように始動口への入賞後に開
閉部材作動待機時間を設ける構成した場合、開閉部材作
動待機時間中に特定領域へ遊技球が到達したことを継続
スイッチが検出すると、その時点から特別遊技を起生す
るようにしても良い。すなわち、始動口への入賞に伴っ
て開閉部材作動待機時間を発生させ、この開閉部材作動
待機時間がタイムアップする前に特定遊技領域へ遊技球
が到達した場合には、補助遊技中に開閉部材が全く作動
することなくサイクル遊技開始待機時間へ移行する(特
別遊技状態が起生される)のである。このような制御を
採用すれば、始動口への入賞後に設けた開閉部材作動待
機時間によるロスタイムの影響を無くして、工場での検
査時等に、継続センサの検査やカウントスイッチの検査
等を素早く行うことが可能となる。
【0066】更に、上述した実施形態では、補助遊技中
に変動入賞装置10への入賞球が特定領域14へ到達す
ることで起生される特別遊技において、サイクル遊技が
最大7回まで更新可能なものと定めたが、サイクル遊技
の最大継続回数を可変するようにしても良い。例えば、
特別遊技が発生するタイミング(継続スイッチの遊技球
検出タイミング)に合わせて、最高何回のサイクル更新
を可能にするかを抽選(ランダムに決定)することで、
特別遊技が起生される毎にサイクル遊技の最大継続回数
に変化を与えて、遊技上の興趣を高めるのである。
【0067】また、サイクル遊技の最大継続回数の具体
的な決定手順の例としては、特別遊技の起生を決する継
続スイッチの遊技球検出タイミングで乱数を抽出し、こ
の乱数に応じて「2回」「4回」「7回」の何れかに決
定する。そして、この継続回数の決定を視覚的なゲーム
として遊技者に見せるように、複数の識別情報(英数字
や○,△,□等の記号)を可変表示可能な可変表示装置
を用いて可変表示ゲームを行い、その可変表示ゲームの
停止結果態様に応じた継続回数に決定されたことを遊技
者に印象付けるのである。なお、3種類の継続回数にお
ける各々の選択確率を均等にする必要は無く、継続回数
の大きいものほど確率を低くしても良いし、継続回数の
種類を4種類以上としても良いし、2種類のみとしても
良い。
【0068】上記したサイクル遊技の最大継続回数を決
定する可変表示ゲームを行うための可変表示装置は、予
備計数手段による計数結果の表示を行う表示装置と兼用
することも可能である。しかしながら、サイクル遊技の
最大継続回数は遊技者の獲得利益(特別遊技において遊
技者が得る賞球数)に大きく関わる情報であるから、予
備計数手段による計数結果の表示よりも、決定されたサ
イクル遊技の最大継続回数を優先して表示することが望
ましい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る弾
球遊技機によれば、サイクル遊技開始待機時間に予備計
数手段が変動入賞装置の入賞球検出手段により検出され
た入賞球を計数した場合、特別遊技が起生されてから最
初に行われるサイクル遊技における第1終了条件が、第
1終了条件変更制御手段によって、予備計数手段による
計数値と基本計数手段による計数値との和が所定の上限
数に達してから所定の待機時間が経過することに変更さ
れることとなり、予備計数手段による計数が行われるサ
イクル遊技開始待機時間に入賞球検出手段が検出する遊
技球の数を増やしておけば、サイクル遊技開始待機時間
の経過後に行われる最初のサイクル遊技で第1終了条件
を素早く達成させることができるので、サイクル遊技開
始待機時間による検査上のロスタイムを抑制することが
可能となる。これにより、検査を目的として特別遊技を
起生させた場合には、サイクル遊技開始待機時間が過ぎ
るまでの時間を無為に費やすことが無くなり、作業効率
を向上させることが可能となる。
【0070】また、請求項2に係る弾球遊技機によれ
ば、サイクル遊技更新制御手段や特別遊技制御手段が判
断する第1終了条件の内容を変更することなく、実質的
に第1終了条件を変更することが可能となるので、サイ
クル遊技開始待機時間の経過後に行われる最初のサイク
ル遊技の第1終了条件だけを変更させるべくサイクル遊
技更新制御手段や特別遊技制御手段へ指令する複雑な制
御機能を必要とせず、比較的簡易な構成で実現できる。
【0071】また、請求項3に係る弾球遊技機によれ
ば、サイクル遊技開始待機時間における予備計数手段の
計数結果がサイクル遊技開始待機時間経過後に行われる
最初のサイクル遊技の第1終了条件に影響していること
を遊技者に報せることができるので、遊技者は予備計数
結果表示手段の表示から最初のサイクル遊技に対する効
果的な遊技戦略を以て臨むことが可能となる。
【0072】また、請求項4に係る弾球遊技機によれ
ば、変更上限数を演算するために、予備計数手段による
計数値と、基本計数手段による計数値とを個別に算出す
ることとなるので、これらの計数値を求めるために特別
な演算を別途行う必要がなく、そのまま各計数値をサン
プリングして遊技機の開発等にフィードバックさせるこ
とができる。
【0073】また、請求項5に係る弾球遊技機によれ
ば、サイクル遊技開始待機時間における予備計数手段の
計数結果がサイクル遊技開始待機時間経過後に行われる
最初のサイクル遊技の第1終了条件に影響して、通常時
のサイクル遊技における第1終了条件の入賞上限数と異
なることを遊技者に報せることができるので、遊技者は
変更上限数表示手段の表示から最初のサイクル遊技に対
する効果的な遊技戦略を以て臨むことが可能となる。
【0074】また、請求項6に係る弾球遊技機によれ
ば、特別遊技制御手段が第3終了条件の達成によっても
特別遊技を終了させることで、サイクル遊技が多回数に
渡り連続して行われることを防止できるので、遊技店が
著しい不利益を受けることを効果的に抑止できる。
【0075】また、請求項7に係る弾球遊技機によれ
ば、サイクル遊技開始待機時間に検出された特定入賞球
を第3終了条件の判定から除外することにより、サイク
ル遊技制御手段による変動入賞装置の第2状態変換が行
われることなくサイクル遊技が終了してしまうことを防
止できるので、有限であるサイクル遊技の更新回数が無
為に減ぜられて、遊技者が著しい不利益を受けることを
効果的に抑止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の正面図である。
【図2】遊技盤の正面図である。
【図3】変動入賞装置の前面側斜視図である。
【図4】遊技制御装置の入出力における概略機能ブロッ
ク図である。
【図5】遊技状態の変化態様を示す状態遷移図である。
【図6】通常遊技から補助遊技と特別遊技を経て再び通
常遊技へ戻る具体例を示すタイムチャートである。
【図7】特賞待機状態における遊技制御装置の処理を示
すフローチャートである。
【図8】特賞開閉状態における遊技制御装置の処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 遊技機 6 遊技部 10 変動入賞装置 12a 第1始動口 12b 第2始動口 13 カウントスイッチ 14 特定領域 15 通常領域 16 表示部 18 遊技制御装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球を遊技領域に弾発して遊技を行う
    ために、種々の遊技装置の動作制御を行う遊技制御装置
    を備え、 上記遊技領域には、少なくとも、遊技者にとって不利な
    第1状態と遊技者にとって有利な第2状態とに変換可能
    な変動入賞装置と、遊技球が入賞可能な始動入賞領域
    と、を設け、 上記変動入賞装置は、内部に入賞した遊技球を特定領域
    もしくは通常領域の何れかに振り分け可能であると共
    に、変動入賞装置へ入賞した全ての遊技球を検出する入
    賞球検出手段と、変動入賞装置内の特定領域へ至った入
    賞球のみを検出する特定入賞球検出手段と、を備え、 上記遊技制御装置は、 上記始動入賞領域へ遊技球が入賞することを必要条件と
    して、変動入賞装置を予め定めた第1の規定に基づき第
    2状態に変換駆動させる補助遊技を行う補助遊技制御手
    段と、 上記補助遊技制御手段による第1の規定よりも遊技者に
    とって有利な第2の規定に基づき変動入賞装置を第2状
    態に変換駆動させるサイクル遊技を行うサイクル遊技制
    御手段と、 上記サイクル遊技制御手段による変動入賞装置の駆動制
    御が開始された後に入賞球検出手段が検出した入賞球を
    計数する基本計数手段と、 上記基本計数手段が計数した入賞球数が所定の上限数に
    達してから所定の待機時間が経過する第1終了条件もし
    くは上記サイクル遊技制御手段による変動入賞装置の駆
    動制御開始から所定時間が経過する第2終了条件が達成
    される前に、特定入賞球検出手段が特定領域へ至った入
    賞球を検出することを条件として、上記サイクル遊技制
    御手段によるサイクル遊技を新たなサイクル遊技に更新
    させるサイクル遊技更新制御手段と、 上記補助遊技制御手段による補助遊技において変動入賞
    装置へ入賞した遊技球が特定入賞球検出手段により検出
    されることを条件として特別遊技を起生し、該特別遊技
    の起生から所定のサイクル遊技開始待機時間が経過した
    後にサイクル遊技制御手段によるサイクル遊技を開始さ
    せ、サイクル遊技の第1終了条件の達成もしくは第2終
    了条件の達成の何れか最先の終了条件が達成されたこと
    に基づいて特別遊技を終了させる特別遊技制御手段と、 を含むものとした弾球遊技機において、 上記遊技制御装置は、 特別遊技制御手段によって特別遊技が起生されてからサ
    イクル遊技制御手段によるサイクル遊技の開始が規制さ
    れているサイクル遊技開始待機時間に、変動入賞装置の
    入賞球検出手段により検出された入賞球を計数する予備
    計数手段と、 上記予備計数手段による入賞球の計数が行われた場合に
    は、上記サイクル遊技開始待機時間の経過後に行う最初
    のサイクル遊技における第1終了条件を、上記予備計数
    手段による計数値と基本計数手段による計数値との和が
    所定の上限数に達してから所定の待機時間が経過するこ
    とに変更する第1終了条件変更制御手段と、 を含むものとしたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 上記第1終了条件変更制御手段は、予備
    計数手段の計数結果を初期値として基本計数手段による
    計数を開始させることにより、最初のサイクル遊技にお
    ける第1終了条件を変更するようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 上記予備計数手段による計数結果を遊技
    者へ視認可能に表示する予備入賞球表示手段を適所に設
    け、 上記遊技制御装置には、サイクル遊技開始待機時間にお
    ける変動入賞装置への入賞球数として予備計数手段によ
    る計数結果を予備入賞球表示手段に表示させる予備入賞
    球表示制御手段を含ませるものとしたこととを特徴とす
    る請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 上記第1終了条件変更制御手段は、第1
    終了条件として予め定められた上限数から予備計数手段
    の計数結果を減じた数を変更上限数として、最初のサイ
    クル遊技における第1終了条件をサイクル遊技更新制御
    手段と特別遊技制御手段とに判断させるようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 上記第1終了条件変更制御手段により変
    更された最初のサイクル遊技における第1終了条件の変
    更上限数を遊技者へ視認可能に表示する変更上限数表示
    手段を適所に設け、 上記遊技制御装置には、サイクル遊技開始待機時間にお
    ける変動入賞装置への入賞に応じて変更された最初のサ
    イクル遊技における第1終了条件の変更上限数を上限数
    表示手段に表示させる変更上限数表示制御手段を含ませ
    るものとしたことを特徴とする請求項4に記載の弾球遊
    技機。
  6. 【請求項6】 上記特別遊技制御手段は、特別遊技の起
    生後に特定入賞球検出手段により検出された特定入賞球
    が所定数に達することを第3終了条件とし、第3終了条
    件が達成された特定入賞球により更新されたサイクル遊
    技においては、サイクル遊技更新制御手段によるサイク
    ル遊技の更新制御を不能動化し、基本計数手段が計数し
    た入賞球数が所定の上限数に達するか、もしくは上記サ
    イクル遊技制御手段による変動入賞装置の駆動制御開始
    から所定時間が経過するか、何れか最先の条件が達成さ
    れた時点で特別遊技を終了させるものとしたことを特徴
    とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の弾球遊
    技機。
  7. 【請求項7】 上記特別遊技制御手段は、サイクル遊技
    開始待機時間において検出された特定入賞球を、第3終
    了条件の判定から除外するようにしたことを特徴とする
    請求項6に記載の弾球遊技機。
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