JP2001198169A - マッサージ機 - Google Patents
マッサージ機Info
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Abstract
メカ式のマッサージ機において、上下のモミ玉を支持す
る支持アームは駆動アームに対して連結され、この連結
部分で前後揺動自在になっている。そのため、支持アー
ムは常に背中の湾曲に沿った揺動角度になって、上下の
モミ玉が同時に背中に当接するものであった。いずれか
一方のモミ玉だけを強く背中へ当接させることができな
かった。 【解決手段】 駆動アーム14に流体圧シリンダ27を
取り付け、この流体圧シリンダ27で支持アーム13の
揺動角度を変更できるようにした。
Description
するものである。
サージ装置等として、背凭れ部にメカ式のマッサージ機
を備えたものが知られている(特願平9−12892号
公報等参照)。図7に示すように、このメカ式のマッサ
ージ機100は、上下一対のモミ玉101,102と、
これら上下のモミ玉101,102を上下方向に所定間
隔をおいて保持する支持アーム103と、この支持アー
ム103に連結された駆動アーム104とを有してい
る。
からの駆動入力を受けて、上下のモミ玉101,102
に対してモミ動作やタタキ動作等のマッサージ動作を間
接的に与えるようになっている。また、この駆動ユニッ
ト105は、背凭れ部(図示略)内で縦方向に設けられ
た送りネジ機構等の昇降手段(図示略)によって上下動
可能になっている。上下のモミ玉101,102、支持
アーム103、駆動アーム104の組み合わせは、左右
一対設けられているもので、使用者における背骨位置の
左右両側位置を同時又は交互にマッサージできるように
なっている。
メラン形をしており、その上下方向の略中間位置に駆動
アーム104との連結部107が設けられており、且
つ、この連結部107を中心として支持アーム103の
上下端部(即ち、上下のモミ玉101,102)が前後
動する向きに揺動自在となっている。すなわち、この構
造によってこの支持アーム103は、駆動ユニット10
5が昇降手段により上下動されるときに、この動きに合
わせつつ使用者の背中の湾曲に沿った前後揺動をし、常
に、上下のモミ玉101,102を同時に背中へ当接さ
せるようになっている。
(上部モミ玉101)が前方へ出る状態が保持されるよ
うに、上記連結部107より下側位置で支持アーム10
3と駆動アーム104との間に引張バネ108が設けら
れていることがあった。このような構成とされた背凭れ
部用のメカ式マッサージ機100では、例えば首を揉む
場合であれば、下部モミ玉102が使用者の背中に押さ
れることによる反動を利用して上部モミ玉101を首へ
と当接させ、これによるマッサージ効果を期待するもの
であり、また例えば腰を揉む場合であれば、上部モミ玉
101が使用者の背中に押されることによる反動を利用
して下部モミ玉102を腰へと当接させ、これによるマ
ッサージ効果を期待するものである。
部用のメカ式マッサージ機100において、例えばモ
ミ、タタキ、指圧等を織りまぜた自動パターンのマッサ
ージを実施する場合、上記のように上下のモミ玉10
1,102が常に、そして同時に背中へ当接する構造で
あることは、必ずしも好適であるとは限らなかった。な
ぜなら、上下のモミ玉101,102は、一般に人が人
に対して掴みモミをする場合に例えて言うと、モミ手側
の人指し指(及び/又は中指)と親指との関係に匹敵さ
せたものであって、このうち親指に匹敵しているのが、
下部のモミ玉102ということになる。従って、指圧マ
ッサージをする場合等、局部的に力を加えるのは親指と
しての下部モミ玉102ということになるが、この下部
モミ玉102だけを使用者の背中(特に、腰等の低い位
置)へ押し当てるということは、上記した支持アーム1
03の保持構造上、期待していたほどのものは得られ難
いということがあったからである。
2が使用者の背中へ同時に当接することで指圧力が緩和
・分散されてしまうか、又は使用者に当接する方のモミ
玉(例えば上部モミ玉101)が邪魔をして、他方、即
ち、強い指圧作用を生じさせたい方のモミ玉(例えば下
部モミ玉102)が使用者に対して十分な当接力に達し
ないということが起こるのである。本発明は、上記事情
に鑑みてなされたものであって、上下のモミ玉を具備し
たメカ式マッサージ機を構成させるうえで、一方のモミ
玉(特に下部モミ玉)により必要に応じて局部的な押圧
(指圧)ができるようにしたマッサージ機を提供するこ
とを目的とする。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係るマッサージ機は、上下一対のモミ玉と、これら
上下のモミ玉を上下方向に所定間隔をおいて保持する支
持アームと、この支持アームに連結されて上下両モミ玉
へ間接的にマッサージ動作を与える駆動アームとを有し
たものである。そして、支持アームに対して、この支持
アームと駆動アームとの連結部を中心として、上下の各
モミ玉を前後動させる方向で連結角度を可変にするモミ
玉可動手段が設けられたものとしている。
動させることで、駆動アームに対する支持ア−ムの連結
角度を変更させることができ、これによって上部モミ玉
又は下部モミ玉による局部的な押圧(指圧)ができるよ
うになる。また、支持アームと駆動アームで構成される
アームの全体の角度を変更するのではなく、アームの一
部である支持アームの連結角度を変えるので、モミ玉可
動手段は、簡素な機構を実現できる。つまり、マッサー
ジ動作を発生する駆動アームの角度を変えようとする
と、マッサージ動作の発生機構との関連を考慮した複雑
な機構となるが、駆動アームに対する支持アームの連結
角度を変えるだけであれば、マッサージ動作の発生と分
離した、簡素な機構とすることができる。
組み合わせは、当然に、左右一対設けられたものとする
ことができるが、上記のモミ玉可動手段もこれら両組み
合わせに対して各別に設ければよい。この場合、これら
両モミ玉可動手段に対しては、それらを連動可能にする
動作制御部を設けておけばよい。なお、この動作制御部
による連動とは、左右のモミ玉可動手段に所定の関連動
作をさせるという広い意味であり、左右のモミ玉可動手
段を全く同じに動作させる場合だけを限定したものでは
ない。
ジ動作が変わるのに応じて支持アームの角度変更動作を
同調的に変更させる連動モードと、支持アームの角度変
更動作を独立させる単動モードとに切換可能にしておく
ことができる。動作制御部には、上下の各モミ玉による
人体当接圧を検出可能とする圧力センサを具備させるこ
とができ、この圧力センサからの検出信号を制御因子に
組み込んで、モミ玉可動手段を制御できるようにするこ
とができる。このようにすると、例えばモミ玉可動手段
を作動させて上部モミ玉又は下部モミ玉を前方へ突出さ
せるときに、モミ玉による押圧(指圧)度合を設定通り
又は使用者の希望通りに自動設定できることになる。ま
た、これとは逆の使い方として、上部モミ玉や下部モミ
玉から得られる圧力情報を元にして、それらが背中のど
の位置に当接しているかの位置検出に使う(これをツボ
位置の検出等に利用)ということもできる。
玉や下部モミ玉における人体との当接面とする他、各部
材間の連結部としたり、或いはモミ玉可動手段を流体圧
駆動方式とする場合にその動作圧を検知するものとして
構成したりすればよい。動作制御部に対して手動操作部
を接続することが可能であり、この場合、この手動操作
部での人的操作に応じてモミ玉可動手段を制御できるよ
うにしてもよい。モミ玉可動手段の具体例としては、駆
動アーム又は支持アームのいずれか一方のアームに押引
動作具(例えば、流体圧シリンダ)を設けておき、この
押引動作具で両アーム間の相対交差角を拡縮させるよう
に、同他方のアームを押し引きさせるものとする。
は、駆動アームによるマッサージ動作を受けない位置に
押引動作具(例えば、流体圧シリンダ)を設けておき、
この押引動作具からフレキシブルケーブルを介して伝え
られる押し引き力で、駆動アームに対する支持アームの
相対交差角を拡縮させるように、この支持アームを押し
引きさせるものとする。
施の形態を説明する。図1乃至図4は、本発明に係るマ
ッサージ機1の第1実施形態を示している。なお、この
マッサージ機1は、例えば図5に示すように、座面部2
及び背凭れ部3を有して、これらが脚体4によって所定
高さに保持された椅子型マッサージ装置5等において、
その背凭れ部3内に採用される。この種の椅子型マッサ
ージ装置5では、図示は省略するが、座面部2に対し
て、空気の出し入れに応じて膨張・収縮するエアセルを
駆動源とするマッサージ手段や、バイブレーション手
段、保温手段等が設けられており、また座面部2の前部
にフットレスト6が設けられたタイプもあってこのタイ
プではフットレスト6にも各種のマッサージ手段が設け
られており、使用者に対する部分的又は全身的なマッサ
ージが行えるものとなっている。
ライニング動作可能になっており、フットレスト6が設
けられたタイプではこのフットレスト6も背凭れ部3と
連動又は独立して上下方向にリクライニング動作可能に
なっている。このリクライニング動作は、電動モータや
流体圧シリンダ等を駆動源とする自動方式、又は適宜リ
ンク機構等を採用した手動方式とすればよい。図1に示
すように、本発明に係るマッサージ機1は、上下一対の
モミ玉11,12と、これら上下のモミ玉11,12を
上下方向に所定間隔をおいて保持する支持アーム13
と、この支持アーム13に連結された駆動アーム14と
を有している。
の駆動入力を受けて、上下のモミ玉11,12に対して
モミ動作やタタキ動作等のマッサージ動作を間接的に与
えるようになっている。そして、これら上下のモミ玉1
1,12、支持アーム13、駆動アーム14の組み合わ
せは、左右一対設けられている(図5参照)ので、使用
者における背骨位置の左右両側位置を同時又は交互にマ
ッサージできるようになっている。図2に示すように、
駆動ユニット15は、縦長ボックス状をしたケーシング
15aの上部両側面から左右両外方へ向けてモミ出力軸
(第1出力軸)17が突出され、また下部両側面から左
右両外方へ向けてタタキ出力軸(第2出力軸)18が突
出され、それぞれ突出方向の中心軸まわりで回転可能に
なっている。
ータ19が付設されており、このモータ19からの入力
回転力が減速のうえ、これらモミ出力軸17とタタキ出
力軸18とに対して選択的に伝えられるようになってい
る。モミ出力軸17は、その回転軸心に対して左右両端
部が斜め方向へ変角されている。これに対してタタキ出
力軸18は、その回転軸心に対して左右両端部が偏心さ
れている。図1に示すように、駆動アーム14は、上側
部分14aと下側部分14bとを有し、これら両部分1
4a,14bがボールジョイント部20を介して首振り
自在に連結されている。そして、このうち上側部分14
aに対し、上記モミ出力軸17において変角した軸端部
がベアリング等の軸受具21を介して回転自在に連結さ
れており、また下側部分14bに対し、上記タタキ出力
軸18において偏心した軸端部がベアリング等の軸受具
22を介して回転自在に連結されている。
た場合、その変角した軸端部及び軸受具21が横向きに
拡径した円錐状となる立体的な円周軌跡を描くように動
作し、これによって駆動アーム14は、タタキ出力軸1
8を支点としつつ、上端部を主として左右方向へ揺動さ
せるようになる。これにより、上下のモミ玉11,12
において、マッサージ動作のなかのモミ動作をさせるこ
とになる。また、タタキ出力軸18が単独で回転された
場合、その偏心した軸端部及び軸受具22が起立面に平
行した扁平な円周軌跡を描くように動作し、これによっ
て駆動アーム14は、モミ出力軸17を支点としつつ、
上端部を主として前後方向へ揺動させるようになる。こ
れにより、上下のモミ玉11,12において、マッサー
ジ動作のなかのタタキ動作をさせることになる。
7,18からの駆動入力を受ける。なお、モータ19の
入力回転力をモミ出力軸17へ伝えるかタタキ出力軸1
8へ伝えるかの切り換えは、モータ19における回転方
向の切り換え、又は駆動ユニット15内に組み込んだギ
ヤ機構又はクラッチ機構等(いずれも図示略)の切換動
作により行われる。上記支持アーム13は、側面形状が
ブーメラン形をしており、その上下方向の略中間位置に
駆動アーム14との連結部24が設けられている。従っ
て、この連結部24を中心として支持アーム13の上下
端部(即ち、上下のモミ玉11,12)が前後動する向
きに揺動自在となっている。
アーム14との連結部24を中心として前後方向の連結
角度を可変にさせるためのモミ玉可動手段25が設けら
れている。このモミ玉可動手段25は、駆動アーム14
の上側部分14aに対して流体圧シリンダ等の押引動作
具27を設けると共に、この押引動作具27の可動部先
端(ロッド端)を、継手28を介して支持アーム13に
連結したものである。継手28は押引動作具27と支持
アーム13とを回動自在に保持するものであり、また駆
動アーム14に対する押引動作具27の取付部分には、
押引動作具27を揺動自在に保持する揺動ブラケット2
9を用いてある。
(伸出方向)へ動作させると、駆動アーム14と支持ア
ーム13との間の相対交差角が変化しつつ、支持アーム
13が上部モミ玉11を前進(図1の右方へ移動)させ
るように前傾する。また、反対に押引動作具27を戻し
方向(縮退方向)へ動作させると、駆動アーム14と支
持アーム13との間の相対交差角が変化しつつ、支持ア
ーム13が上部モミ玉11を後退(図1の左方へ移動)
させるように後傾する。このモミ玉可動手段25は、上
下のモミ玉11,12、支持アーム13、駆動アーム1
4の組み合わせが、左右で対を成して設けられているこ
とに合わせて、それぞれの組み合わせに対応するように
設けられたものである。即ち、モミ玉可動手段25自体
も、左右一対ある。
モミ玉可動手段25の押引動作具27として流体圧シリ
ンダを用いているので、図3及び図4に示すように、こ
のモミ玉可動手段25の駆動源にはエア回路33が接続
されている。そして、このモミ玉可動手段25は、上記
エア回路33を制御するかたちとして、動作制御部35
によって押引動作具27の押し引き動作が適宜制御され
るようになっている。図4において、上記エア回路33
は、ポンプ36からの駆動供給圧を給気切換弁37によ
ってオン・オフ切り換えし、またポート切換弁38によ
って押引動作具27の動作方向反転をし(即ち、複動シ
リンダとして使用)、排気切換弁39によって動作状態
の自己保持とそのリセットとの切り換えをするというも
のである。この排気切換弁39の排気側にはサイレンサ
ー40が接続されている。
とを接続する配管41,42には、それぞれ圧力センサ
43,44が設けられており、これら圧力センサ43,
44によって動作圧の検出が行えるようになっている。
このようにして検出される動作圧は、上下の各モミ玉1
1,12が使用者に当接したときの人体当接圧として取
り扱うことができるので、これを用いて動作制御部35
によりモミ玉可動手段25の制御ができることになる。
動作制御部35は、上記のようなエア回路33の給気切
換弁37、ポート切換弁38、排気切換弁39や各圧力
センサ43,44と接続され、また上記した駆動ユニッ
ト15のモータ19等を駆動させる駆動回路47と接続
されている。また、動作制御部35には、駆動アーム1
4と支持アーム13との間の相対交差角を検出可能な角
度センサ48も接続されている。
は駆動回路47等を介して間接的に、手動操作部50
(例えばジョイスティックのようなもの)を接続するこ
とも可能である。従って、この動作制御部35では、左
右の各モミ玉可動手段25を各独自に作動させて支持ア
ーム13を二位置的、又は複数停止位置に対して段階的
に角度変更させることができる他、左右の両モミ玉可動
手段25に所定の関連動作を持たせて(例えば、左右の
動きを同調させるとか、又は左右の動きを相対逆にさせ
るとか)、連動させることができる。このときの駆動ア
ーム14と支持アーム13との間の相対交差角は、角度
センサ48による検出信号に基づいて(確認しつつ)行
うものとされている。
状態にさせるか、下部モミ玉12を前方突出状態にさせ
るか、或いはこれらの突出量の強弱バランス(調和)を
調節するかを選択することができる。例えば、マッサー
ジ動作としてモミ動作を選び、これを使用者の首に対し
て実施する場合であれば上部モミ玉11を前方突出状態
にし、使用者の腰に対して実施する場合であれば下部モ
ミ玉12を前方突出状態にさせるといった具合である。
そして、これらの場合、各モミ玉11,12の突出度合
を調節して、押圧(指圧)度合を調節することもできる
ことになる。
2の前方突出とを交互に、且つ連続して行うことで、上
部モミ玉11及び/又は下部モミ玉12においてタタキ
動作を行わせるようにすることもできる。上記のような
支持アーム13の角度変更動作は、それらだけを独立し
て行う単動モードにできる他、駆動ユニット15が駆動
アーム14によるマッサージ動作(モミ動作又はタタキ
動作)を行わせるのに同期させてパターン的な連動を図
る連動モードに切り換えることもできるようになってい
る。
43,44からの検出信号を制御因子に組み込むことが
できるので、例えば上部モミ玉11又は下部モミ玉12
を前方へ突出させるときに、各モミ玉11,12による
押圧(指圧)度合を設定通り又は使用者の希望通りに自
動設定するといったことが可能になる。更に、これとは
逆の使い方として、上部モミ玉11や下部モミ玉12か
ら得られる圧力情報を元にして、それらが使用者の背中
のどの位置に当接しているかの位置検出に使う(これを
ツボ位置の検出等に利用)ということもできる。
操作に応じて、この手動操作部50を操作した分量だけ
又は段階的1単位量だけ、モミ玉可動手段25を動作さ
せるように制御することもできる。ところで、図1及び
図2に示したように、上記駆動ユニット15は、昇降手
段54によって上下動可能になっている。この昇降手段
54は、長手方向を上下に向けて設けられる左右一対の
昇降レール55に対し、駆動ユニット15を取り付けた
昇降枠56が、コロ57,58を介して上下動自在に保
持されている。上部側のコロ57は回転自在とされる
が、下部側のコロ58は車軸60と一体回転可能とされ
ており、この下部側のコロ58は昇降レール55との間
で、ラックとピニオンの係合関係(図示略)を保持する
ものとなっている。
61や巻き掛け伝動手段62,63等を介して昇降駆動
モータ64からの回転動力が伝えられるようになってい
る。従って、昇降駆動モータ64の作動で下部側のコロ
58が回転駆動され、ラックとしての昇降レール55に
対して昇降枠56が自ら昇降することになる。この他、
図5で示した昇降手段54のように、長手方向を縦方向
に向けて回転自在に設ける送りネジ66によって昇降枠
56を串刺し状に螺合させておき、そのうえでこの送り
ネジ66を背凭れ部2側に固定したモータ67で回転さ
せるか、又は図示は省略するが、送りネジ66に螺合さ
せたナット部材を昇降枠56側に設けたモータで回転さ
せるという構造にしてもよい。
で、マッサージ機1の全体として、使用者の体型に応じ
た上下位置調節や、マッサージメニュウとしての上下方
向位置替えができるようになっている。図6は、本発明
に係るマッサージ機1の第2実施形態を示している。こ
の第2実施形態が上記した第1実施形態と異なるところ
は、モミ玉可動手段25の具備する押引動作具27が、
駆動アーム14によるマッサージ動作を受けない位置
(図例では駆動ユニット15のケーシング15aとした
が、これ以外でもよい)に設けられており、この押引動
作具27には可動部分にフレキシブルケーブル70が接
続されて、このフレキシブルケーブル70の先端部で継
手28を介して支持アーム13と連結されている点にあ
る。
ーム13と回動自在に保持されており、また駆動アーム
14には、フレキシブルケーブル70を保持するための
ブラケット71が揺動自在に設けられている。従って、
押引動作具27による押し引き力は、フレキシブルケー
ブル70及び継手28を介して支持アーム13へと伝わ
り、これによってこの支持アーム13は、駆動アーム1
4に対する相対交差角を拡縮する方向に揺動可能になっ
ている。
に対して押引動作具27の荷重が付加しないため、その
マッサージ動作が軽快で且つ円滑なものとなる。また、
駆動ユニット15のモータ19に加わる負担を軽減で
き、その大型化を抑制できる利点もある。本発明は、上
記各実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に
応じて適宜変更可能である。
に係るマッサージ機では、上下のモミ玉を保持する支持
アームに対し、これにマッサージ動作を与える駆動アー
ムとの連結部を中心として、その上下端(即ち、上下の
モミ玉)を前後動させる方向で連結角度を可変にするモ
ミ玉可動手段を設けたので、必要に応じてモミ玉可動手
段を作動させて、駆動アームに対する支持ア−ムの連結
角度を変更させることができる。従って、上部モミ玉や
下部モミ玉による局部的な押圧(指圧)ができるもので
ある。
れるアーム全体の角度を変えるのではなく、支持アーム
の角度を変えるので、簡素な構成となる。
した側面図である。
部(駆動アーム等)を省略して示した矢視図である。
御部の接続状態を示したブロック図である。
路の回路図である。
ジ装置に適用した場合の一例を示した斜視図である。
した側面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 上下一対のモミ玉(11,12)と、こ
れら上下のモミ玉(11,12)を上下方向に所定間隔
をおいて保持する支持アーム(13)と、該支持アーム
(13)に連結されて上記上下両モミ玉(11,12)
へ間接的にマッサージ動作を与える駆動アーム(14)
とを有しており、 上記支持アーム(13)に対して、当該支持アーム(1
3)と駆動アーム(14)との連結部(24)を中心と
して上下の各モミ玉(11,12)を前後動させる方向
で連結角度を可変にするモミ玉可動手段(25)が設け
られていることを特徴とするマッサージ機。 - 【請求項2】 上下のモミ玉(11,12)、支持アー
ム(13)、駆動アーム(14)の組み合わせが左右一
対設けられていると共に、この左右の組み合わせに対し
て各別に前記モミ玉可動手段(25)が設けられてお
り、この両モミ玉可動手段(25)に対してそれらを連
動可能にする動作制御部(35)が設けられていること
を特徴とする請求項1記載のマッサージ機。 - 【請求項3】 前記動作制御部(35)は、駆動アーム
(14)が行うマッサージ動作が変わるのに応じて支持
アーム(13)の角度変更動作を同調的に変更させる連
動モードと、支持アーム(13)の角度変更動作を独立
させる単動モードとに切換可能になっていることを特徴
とする請求項2記載のマッサージ機。 - 【請求項4】 前記動作制御部(35)は、上下の各モ
ミ玉(11,12)による人体当接圧を検出可能な圧力
センサ(43,44)を具備しており、該圧力センサ
(43,44)からの検出信号を制御因子に組み込んで
モミ玉可動手段(25)を制御可能になっていることを
特徴とする請求項2又は請求項3に記載のマッサージ
機。 - 【請求項5】 前記動作制御部(35)には手動操作部
(50)が接続されており、該手動操作部(50)への
人的操作に応じてモミ玉可動手段(25)を制御可能に
なっていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のい
ずれかに記載のマッサージ機。 - 【請求項6】 前記モミ玉可動手段(25)は、駆動ア
ーム(14)又は支持アーム(13)のいずれか一方の
アームに設けられた押引動作具(27)により、両アー
ム間の相対交差角を拡縮する方向に同他方のアームを押
し引き可能になっていることを特徴とする請求項1乃至
請求項5のいずれかに記載のマッサージ機。 - 【請求項7】 前記モミ玉可動手段(25)は、駆動ア
ーム(14)によるマッサージ動作を受けない位置に設
けられた押引動作具(27)からフレキシブルケーブル
(70)を介して伝えられる押し引き力が、駆動アーム
(14)に対する支持アーム(13)の相対交差角を拡
縮する方向に該支持アーム(13)に対して伝動可能に
なっていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のい
ずれかに記載のマッサージ機。 - 【請求項8】 前記モミ玉可動手段(25)の押引動作
具(27)には、流体圧シリンダが用いられていること
を特徴とする請求項6又は請求項7記載のマッサージ
機。
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