JP2001197892A - zwa2遺伝子をコードする新規ヌクレオチド配列 - Google Patents

zwa2遺伝子をコードする新規ヌクレオチド配列

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JP2001197892A
JP2001197892A JP2000371850A JP2000371850A JP2001197892A JP 2001197892 A JP2001197892 A JP 2001197892A JP 2000371850 A JP2000371850 A JP 2000371850A JP 2000371850 A JP2000371850 A JP 2000371850A JP 2001197892 A JP2001197892 A JP 2001197892A
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Anke Weissenborn
ヴァイセンボルン アンケ
Walter Pfefferle
プフェフェルレ ヴァルター
Achim Marx
マルクス アーヒム
Alfred Puehler
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Joern Kalinowski
カリノフスキ イェルン
Brigitte Bathe
バーテ ブリギッテ
Nicole Dusch
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 アミノ酸、特にL−リジンの発酵生産に関す
る新規の改善された方法の提供。 【解決手段】 次の群: a)コリネバクテリウム グルタミクム由来の特定のア
ミノ酸配列を有するポリペプチドをコードするポリヌク
レオチドに対して少なくとも70%同一であるポリヌク
レオチド、 b)コリネバクテリウム グルタミクム由来の特定のア
ミノ酸配列に対して少なくとも70%同一であるアミノ
酸配列を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオ
チド、 c)ポリヌクレオチドa)又はb)に対して相補的なポ
リヌクレオチド、かつd)ポリヌクレオチド配列a)、
b)又はc)からの配列中に少なくとも15個のヌクレ
オチドを有するポリヌクレオチドから選択されたポリヌ
クレオチド配列を有するポリヌクレオチドを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、zwa2遺伝子を
コードするヌクレオチド配列ならびにzwa2遺伝子が
転写減衰されたコリネフォルム細菌を使用して、アミノ
酸、特にL−リジンを発酵生産する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アミノ酸、特にL−リジンは、ヒト医学
および製薬工業、しかしながら特には動物飼料部門にお
いて使用されている。
【0003】コリネフォルム細菌、特にコリネバクテリ
ウム グルタミクムの菌株を発酵することによってアミ
ノ酸を生産できることは公知である。この方法が極めて
重要であるために、製造方法の改善に関する技術は常に
進歩している。改善方法は、発酵技術の方法、例えば攪
拌および酸素供給に関するものであってよいし、あるい
は栄養媒体の組成、例えば発酵中の糖濃度に関するもの
であってもよいし、あるいは例えばイオンクロマトグラ
フィーによる、十分な生成物状態の後処理に関するもの
であってもよいし、あるいは微生物それ自体の固有の性
能特性に関するものであってもよい。
【0004】これら微生物の性能特性を改善するため
に、変異法、選択法および突然変異選択法が適用され
る。抗代謝物質、例えばリジン アナログS−(2−ア
ミノエチル)−システインに耐性であるか、あるいは調
節に重要な代謝物質要求性であり、かつL−アミノ酸を
製造する菌株がこの方法において得られる。
【0005】数年来、組み換えDNA技術の方法は、コ
リネバクテリウムのアミノ酸生産菌株の菌株改善のため
に使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アミ
ノ酸、特にL−リジンの改善された発酵生産のための新
規方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的は次のようにし
て達成された。
【0008】L−アミノ酸、特にL−リジンは、ヒト医
学、製薬工業および特に動物飼料学において使用され
る。したがって、アミノ酸、特にL−リジンを製造する
ための新規の改善された方法を提供することは一般に重
要である。
【0009】L−リジンまたはリジンが以下に挙げられ
る場合には、これは塩基ばかりでなくさらに塩、例えば
リジン一塩酸塩またはリジン硫酸塩を意味する。
【0010】本発明は次の群、 a)配列番号2のアミノ酸配列を有するポリペプチドを
コードするポリヌクレオチドに対して少なくとも70%
同一であるポリヌクレオチド、 b)配列番号2のアミノ酸配列に対して少なくとも70
%が同一であるアミノ酸配列を有するポリペプチドをコ
ードするポリヌクレオチド、 c)ポリヌクレオチドa)またはb)に対して相補的な
ポリヌクレオチド、および d)ポリヌクレオチド配列a)、b)またはc)からの
配列のヌクレオチド少なくとも15個を有するポリヌク
レオチドから選択されたポリヌクレオチド配列を有する
コリネフォルム細菌から単離されたポリヌクレオチドを
提供する。
【0011】さらに、本発明は請求項1によるポリヌク
レオチドを提供し、この場合、これは好ましくは次の群
を有する複製可能なDNAである: (i)zwa2遺伝子をコードする、配列番号1に示さ
れたヌクレオチド配列、(ii)配列(i)に遺伝暗号
の縮退の領域内で一致する配列少なくとも一つ、または
(iii)配列(i)または(ii)に対して相補的な
配列とハイブリダイズする配列少なくとも一つ、かつ場
合によっては、(iv)(i)中の機能中立センス突然
変異。
【0012】さらに提供されるのは、配列番号1に示さ
れたヌクレオチド配列を有する、請求項4に記載のポリ
ヌクレオチド、請求項1、d)に記載されたポリヌクレ
オチド、特にpCR2.1zwa2intを有する、
E.coli DSM13113で寄託されたベクタ
ー、および請求項6に記載のベクターを用いて挿入突然
変異によって得られた、ホスト細胞として作用するコリ
ネフォルム細菌である。
【0013】また、本発明は、配列番号1またはその一
部分と一致するポリヌクレオチド配列を有する完全な遺
伝子を含む、相当する遺伝子ライブラリーをハイブリダ
イズすることによって、前記配列番号1によるポリヌク
レオチド配列またはこれらのフラグメントを有するプロ
ーブを用いてシークエンシングし、かつ前記DNA配列
を単離することによって得ることが可能なポリヌクレオ
チド配列少なくとも一つから実際になるポリヌクレオチ
ドを提供する。
【0014】本発明によるポリヌクレオチド配列は、R
NA、cDNAおよびDNAのためのハイブリダイゼー
ションプローブとして、Zwa2遺伝子生成物をコード
する全長cDNAを単離するために、かつこれら生成物
のcDNAsまたはzwa2遺伝子を有する配列と極め
て類似する遺伝子を単離するために適している。
【0015】また、本発明によるポリヌクレオチド配列
は、zwa2遺伝子をコードする遺伝子から、ポリメラ
ーゼ連鎖反応(PCR)を用いてDNAを製造すること
ができる方法によってプライマーとしての使用に適して
いる。
【0016】プローブまたはプライマーとして使用する
ことができるオリゴヌクレオチドは、少なくとも30
個、好ましくは少なくとも20個、特に好ましくは少な
くとも15個のヌクレオチドを配列中に有する。また、
少なくとも40個または50個のヌクレオチドの長さを
有するオリゴヌクレオチドが適している。
【0017】“単離された”はその本来の環境から取り
出されたことを意味する。
【0018】“ポリヌクレオチド”は一般にポリリボヌ
クレオチドおよびポリデオキシリボヌクレオチドに関
し、この場合、これは未修飾のRNAまたはDNAであ
るか、あるいは修飾されたRNAまたはDNAであって
もよい。
【0019】“ポリペプチド”はペプチド結合を介して
つながれた2つまたはそれ以上のアミノ酸を有するペプ
チドまたはタンパク質であると認識される。
【0020】本発明によるポリペプチドは、配列番号2
のポリペプチド、特にzwa2遺伝子からの遺伝子生成
物の生物学的活性を有するポリペプチドならびに配列番
号2に示されたポリペプチドに対して少なくとも70
%、好ましくは少なくとも80%および特に少なくとも
90%〜95%が同一であり、かつ挙げられた活性を有
するポリペプチドである。
【0021】さらに、本発明はアミノ酸、特にL−リジ
ンを、特にすでにアミノ酸を製造するコリネフォルム細
菌を用いて、発酵生産する方法を提供し、この場合、こ
のzwa2遺伝子をコードするヌクレオチド配列が転写
減衰され、特に低いレベルで発現される。
【0022】本発明によって提供された微生物は、グル
コース、ショ糖、ラクトース、フルクトース、マルトー
ス、糖蜜、デンプン、セルロースまたはグリセロールお
よびエタノールからL−リジンを製造することができ
る。これはコリネフォルム細菌の典型的なもの、特にコ
リネバクテリウム属であってもよい。コリネバクテリウ
ム属からは、コリネバクテリウム グルタミクム種が特
に挙げられるべきであり、この場合、これはそのL−ア
ミノ酸を生産する能力に関して当業者に公知である。
【0023】コリネバクテリウム属の適した菌株、特に
コリネバクテリウム グルタミクム種は、例えば公知の
野生型菌株 コリネバクテリウム グルタミクム ATCC1303
2 コリネバクテリウム アセトグルタミクム(Corynebact
erium acetoglutamicum)ATCC15806 コリネバクテリウム アセトアシドフィルム(Coryneba
cterium acetoacidphium) ATCC13870 コリネバクテリウム メラッセコロア(Corynebacteriu
m melassecoloa) ATCC17965 コリネバクテリウム セルモアミノジェネス(Coryneba
cterium thermoaminogenes FERM BP-1539) ブレビバクテリウム フラブム(Brevibacterium flavu
m) ATCC14067 ブレビバクテリウム ラクトフェルメントウム(Brevib
acterium lactofermentum)ATCC13869および ブレビバクテリウム ジバリカトウム(Brevibacterium
divaricatum)ATCC14020、かつL−リジン生
産突然変異株またはこれから製造される菌株、例えば、 コリネバクテリウム グルタミクムFERM−P170
9 ブレビバクテリウム フラブムFERM−P1708 ブレビバクテリウム ラクトフェルメントウムFERM
−P1712 コリネバクテリウム グルタミクムFERM−P646
3 コリネバクテリウム グルタミクムFERM−P646
4および コリネバクテリウム グルタミクムDSM5715であ
る。
【0024】本発明は、Zwa2遺伝子生成物をコード
する新規zwa2遺伝子をC.グルタミクムから単離す
ることに成功した。
【0025】zwa2遺伝子または任意の他の遺伝子を
C.グルタミクムから単離するために、この微生物から
の遺伝子ライブラリーを最初にE.coli中に集め
た。遺伝子ライブラリーの構築は一般に公知の教科書お
よび解説書中に示されている。例として、ウィナッカー
(Winnacker)による教科書:Gene und Kl
one、Eine Einfuehrung in d
ie Gentechnologie(Verlag Chemie,
Weinheim, Germany, 1990)またはザンブルックら(Sa
mbrook et al.)による解説書:Molecular
Cloning、A Laboratory Manu
al(Cold Spring Haebor Laboratory Press, 1988)
が挙げられてもよい。極めてよく知られた遺伝子ライブ
ラリーは、E.coli K−12菌株W3110から
のものであり、この場合、これはコハラら(kohara et
al.)によってλ−ベクター中に構築された。ベイスら
(Molecular and General Genetics, 252:255〜265, 19
96)は、C.グルタミクムATCC13022からの遺
伝子ライブラリーを示し、この場合、これはE.col
i K−12菌株NM554(Raleigh et al., 1988,
Nucleic acids Research 16: 1563〜1575)中に、コス
ミドベクター SuperCosI(Wahl et al., 198
7, Proceedings of the National Academy of Sciences
USA 84: 2160〜2164)を用いて構築された。また、ボ
ルマンら(Boermann et al.)(MolecularMicrobiology
6 (3), 317〜326 (1992))はC.グルタミクム AT
CC13032からの遺伝子ライブラリーを、コスミド
pHC79(Hohn and Collins, Gene 11, 291〜298 (1
980))を用いて記載している。E.coli中のC.グ
ルタミクムからの遺伝子ライブラリーを製造するため
に、プラスミド、例えばpBR322(Bolivar, Life
Sciences, 25, 807〜818 (1979))またはpUC9(Vie
ira et al., 1982, Gene, 19: 259〜268)が使用されて
もよい。ホストとして特に適したE.coli菌株は、
制限性の欠失および組み換え系の欠失を有するものであ
る。これらの例はDH5αmcr菌株であり、この場
合、これはグラントら(Grant et al.)によって記載さ
れている(Proceedings of the National Academy of S
ciences USA, 87 (1990) 4645〜4649)。コスミドによ
ってクローン化された長いDNAフラグメントはその後
にシークエンシングに適した通常使用されるベクター中
にサブクローニングされ、その後に、例えばサンガーら
(Sanger et al.)によって記載されたようにシークエ
ンシングされた(Proceedings of the National Academ
y of Sciences of the United States of America, 74:
5463〜5467, 1977)。
【0026】zwa2遺伝子をコードする新規DNA配
列はこの方法で得られ、かつこれは本発明の配列番号1
を構成するものである。さらに、相当する遺伝子生成物
中のzwa2遺伝子のアミノ酸配列は、入手可能なDN
A配列から導かれた。生産されたZwa2遺伝子生成物
のアミノ酸配列は、配列番号2に示されている。
【0027】また、遺伝子暗号の縮退によって配列番号
1から生じるコーディングDNA配列は、本発明を構成
するものである。同様に、配列番号1または配列番号1
の一部分とハイブリダイズするDNA配列は本発明を構
成するものである。最後に、ポリメラーゼ連鎖反応(P
CR)によって配列番号1から製造されたプライマーを
用いて製造されるDNA配列もまた本発明を構成するも
のである。
【0028】当業者は、ハイブリダイゼーションによる
DNA配列の同定に関する指示を、特に、ベーリンガー
・マンハイム社(Boehringer Mannheim GmbH)(Mannhe
im,Germany, 1993)によって作られた解説書“The
DIG System Users Guide fo
r Filter Hybridization”およ
びリーブルら(Liebl et al.)(International Journa
l of Systematic Bacteriology (1991) 41: 255〜260)
で見出すはずである。当業者らは、ポリメラーゼ連鎖反
応(PCR)によるDNA配列の増幅に関する指示を、
すなわちガイト(Gait)による解説書:オリゴヌクレオ
チド合成(Oligonucleotide synthesis):プラクティ
カルアプローチ(a practical approach)(IRL Press,
Oxford, UK, 1984)およびニュートンおよびグラハム
(Newton and Graham):PCR(Spektrum Akademische
r Verlag, Heidelberg, Germany, 1994)で見出すはず
である。
【0029】本発明者らは、コリネフォルム細菌がアミ
ノ酸、特にL−リジンを、zwa2遺伝子の転写減衰の
後に改善された方法で生産することを見出した。
【0030】転写減衰を生じさせるために、zwa2遺
伝子の発現または酵素タンパク質の触媒的性質を減少さ
せるか、あるいはスイッチオフ(switched off)させて
もよい。場合によっては双方の方法が組み合わされても
よい。
【0031】遺伝子発現は適した培養方法によってか、
あるいは遺伝子発現のための単一構造の遺伝的修飾(突
然変異)によって減少されてもよい。遺伝子発現のため
の単一構造は、例えばリプレッサー遺伝子、活性遺伝
子、オペレーター、プロモーター、アテニュエーター、
リボソーム結合部位、開始コドンおよびターミネーター
である。これらのデーターは当業者によって、例えば、
特許出願WO96/15246、ボイドおよびマーフィ
ー(Boyd and Murphy)(Journal of Bacteriology 17
0: 5949 (1988) )、ボスキルおよびチャンブレス(Vos
kuil and Chambliss)(Nucleic Acids Research 26: 3
548 (1988))、ジェンセンおよびハマー(Jensen and H
ammer)(Biotechnology and Bioengineering 58: 191
(1998))、パテックら(Patek et al.)(Microbiology
142: 1297 (1996))および遺伝学および分子生物学の
公知の教科書、例えばニッパー(Knipper)による教科
書(“Molekulare Genetik”,第6版, Gerorg Thieme V
erlag, Stuttgart, Germany,1995)またはウィナッカー
(Winnacker)による教科書(“Gene und Klone”,VCH
Verlagsgesellschaft, Weinheim, Germany, 1990)で見
出されてもよい。
【0032】酵素タンパク質の触媒的性質を変更または
減少させる突然変異は、従来技術により公知であり;キ
ューおよびグットマン(Qiu and Goodman)による文献
(Journal of Biological Chemistry 272: 8611〜8617
(1997))、スギモトら(Sugimoto et al.)(Bioscienc
e Biotechnology and Biochemistry 61: 1760〜1762 (1
997))およびメッヘル(Moeckel)(“Die Threonindeh
ydratase aus Corynebacterium glutamicum: Aufhebung
der allosterischen Regulation und Strukturdes Enz
yms”, Reports from the Juelich Research Centre, J
uel-2906, ISSN09442952, Juelich, Germany, 1994)が
例として挙げられてもよい。簡潔な文献は、遺伝学およ
び分子生物学の公知の教科書、例えばハージマン(Hage
menn)による教科書(“Allgemeine Genetik”, Gustav
Fischer Verlag, Stuttgart, 1986)に見出すことがで
きる。
【0033】転位、転換、挿入および欠失は突然変異と
みなされる。ミスセンス突然変異またはナンセンス突然
変異は、酵素活性上のアミノ酸置換の影響に依存するも
のと言及される。遺伝子中の塩基対少なくとも一つの挿
入または欠失は、誤ったアミノ酸が組み込まれたかある
いは翻訳が早く終了した結果としてフレームシフト変異
を招く。幾つかのコドンの欠失は、典型的には酵素活性
の完全な失活を招く。これらの型の突然変異を作製する
ための指示は、従来技術の一部分であり、かつ遺伝学お
よび分子生物学の公知の教科書、例えばニッパーによる
教科書(“Molekulare Genetik”,第6版 , Georg Thie
me Verlag, Stuttgart, Germany, 1955)、ウィナッカ
ー(Winnacker)による教科書(“Gene und Klone”, V
CH Verlagsgesellschaft, Weinheim, Germany, 1990)
またはハージマン(Hagemann)による教科書(“Allgem
eine Genetik”, Gustav Fischer Verlag, Stuuttgart,
1986)で見出されてもよい。
【0034】zwa2遺伝子の挿入突然変異が実施され
たプラスミドの例はpCR2.1zwa2int(図
1)である。
【0035】ミードら(Mead et al.)によって記載さ
れている(Bio/Technology 9:657〜663 (1991))プラス
ミドpCR2.1−TOPOから成るプラスミドpCR
2.1は、配列番号3に示されているzwa2遺伝子の
内在フラグメントが組み込まれている。このプラスミド
は、染色体zwa2遺伝子中の形質転換および相同組み
換え(挿入)の後に、機能の総合的な損失をまねく。z
wa2遺伝子がスイッチオフされた、菌株DSM571
5::pCR2.1.zwa2intは、例えばこの方
法で製造された。挿入突然変異の他の指示および説明
は、例えばシュバルツアーおよびピューラー(Schwarze
r and Puehler)(Bio/Technology 9, 84〜87 (1991))
またはフィッツパトリックら(Fitzpatrick et al.)
(Applied Microbiology and Biotechnology 42, 575〜
580 (1994))で見出すことができる。
【0036】さらに、L−アミノ酸、特にL−リジンを
製造するために、zwa2遺伝子を転写減衰すると同様
に、示された生合成経路、解糖系、アナプレロティック
反応系、クエン酸回路またはアミノ酸排出系中の一つま
たはそれ以上の酵素を増大させ、特に過剰に発現させる
ことは有利であってもよい。
【0037】したがって、例えばL−リジンの製造のた
めに、次の群 ●ジヒドロピコリネート シンターゼをコードするda
pA遺伝子(EP-B 0197335)、 ●テトラジヒドロジピコリネート スクシニラーゼ(We
hmann et al., Journalof Bacteriology 180, 3159〜31
65 (1998))をコードするdapD遺伝子、 ●フィードバック耐性アスパルテート キナーゼをコー
ドするlysC遺伝子、 ●スクシニルジアミノピメレート デスクシニラーゼ
(Wehrmann et al., Journal of Bacteriology 177: 59
91〜5993 (1995))をコードするdapE遺伝子、 ●グリセルアルデヒド−3−リン酸 デヒドロゲナーゼ
をコードするgap遺伝子(Eikmanns (1992), Journal
of Bacteriology 174: 6076〜6086)、 ●ピルベート カルボキシラーゼをコードするpyc遺
伝子(DE-A-19831609)、 ●マレート:キノン オキシドレダクターゼをコードす
るmqo遺伝子(Molenaar et al., European Journal
of Biochemistry 254, 395〜403 (1998))、 ●リジン排出をコードするlysE遺伝子(DE-A-19548
222)から選択された一つまたはそれ以上の遺伝子が同
時に増大され、特に過剰に発現されるか、あるいは増幅
されてもよい。
【0038】さらに、アミノ酸、特にL−リジンを生産
するために、zwa2遺伝子に加えて次の群、 ●ホスフェート ピルベート カルボキシラーゼをコー
ドする遺伝子(DE19950409.1; DSM13047)および/また
は ●グルコース−6−リン酸イソメラーゼをコードするp
gi遺伝子(US 09/396478; DSM12969)を同時に転写減
衰することも有利であってもよい。
【0039】さらに、アミノ酸、特にL−リジンを製造
するために、zwa2遺伝子を転写減衰することに加え
て、望ましくない2次反応をスイッチオフすることは有
利であってもよい(Nakayama: “Breeding of Amino Ac
id Producing Micro-organisms”, in: Overproduction
of Microbial Products, Krumphanzl, Sikyta, Vanek
(eds.), Academic Press, London, UK, 1982)。
【0040】また、請求項1に記載のポリヌクレオチド
を有する微生物は、本発明によって提供されてもよく、
かつ、アミノ酸、特にL−リジンを製造するために、回
分法または半回分法または反復半回分法で、連続的にま
たは回分的に培養されてもよい。公知の培養方法の概要
は、シュミール(Schmiel)による教科書(Bioprozesst
echnik1. Einfuehrung in die Bioverfahrenstechnik
(Gustav Fischer Verlag, Stuttgart, 1991))またはス
トーハス(Storhas)による教科書(Bioreaktroren und
Periphere Einrichtungen(Vieweg Verlag, Braunschwe
ig/Wiesbaden, 1994))に記載されている。
【0041】使用されるべき培地は、適した方法で特別
な菌株の要求を満たすものでなければならない。異なる
微生物のための培地の記載は、アメリカン・ソサエティ
ー・フォー・バクテリオロジー(American Society for
bacteriology)(Washington D.C., USA, 1981)によ
る解説書“Manual of Methods fo
r General Bacteriology”中で
得られる。使用されてもよい炭素源は糖および炭化水
素、例えばグルコース、ショ糖、ラクトース、フルクト
ース、マルトース、糖蜜、デンプンおよびセルロース、
油および脂肪、例えば大豆油、ヒマワリ油、落花生油お
よびココナッツバター、脂肪酸、例えばパルミチン酸、
ステアリン酸およびリノレイン酸、アルコール、例えば
グリセロールおよびエタノールならびに有機酸、例えば
酢酸である。これらの物質は別個にかあるいは混合物と
して使用されてもよい。使用されてもよい窒素源は窒素
含有有機化合物、例えばペプトン、イーストエクストラ
クト、肉エキス、麦芽エキス、コーン浸漬液、大豆ミー
ルおよび尿素または無機酸、例えば硫酸アンモニウム、
塩化アンモニウム、リン酸アンモニウム、炭酸アンモニ
ウムおよび硝酸アンモニウムである。窒素源は別個にか
混合物として使用されてもよい。使用されてもよいリン
源はリン酸、リン酸二水素カリウムまたはリン酸水素二
カリウムまたは相当するナトリウム含有塩である。ま
た、培地は成長過程に必要な金属塩、例えば硫酸マグネ
シウムまたは硫酸鉄を含むべきである。最後に、必須成
長物質、例えばアミノ酸およびビタミンは、前記の物質
に加えて添加されてもよい。これに加えて、適した前駆
物質は培地に添加されてもよい。挙げられてもよい供給
物質は単一混合物の形で培養に添加されてもよいし、あ
るいは適した方法で培養中に少しずつ供給されてもよ
い。
【0042】培養のpHを調整するために、塩基性化合
物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモ
ニアまたはアンモニア水溶液、または酸性化合物、例え
ばリン酸または硫酸は適切な方法で使用される。気泡形
成を調節するために、起泡抑制剤、例えば脂肪酸ポリグ
リコールエステルを使用することができる。プラスミド
安定性を維持するために、適した選択的物質、例えば抗
生物質は培地に添加されてもよい。好気条件を維持する
ために、酸素または酸素含有混合物、例えば空気は培養
に通されてもよい。培養温度は通常20℃〜45℃であ
り、かつ好ましくは25℃〜40℃である。培養は、最
大のリジン濃度が生産されるまで培養される。この目的
は通常10時間〜160時間内に達成される。
【0043】L−アミノ酸を測定する方法は従来技術か
ら公知である。分析はスッパクマンら(Spackmann et a
l.)で記載されたように、アニオンクロマトグラフィー
に引き続いてのニンヒドリン誘導体化(Analytical Che
mistry, 30, (1958), 1190)またはリンドロースら(Li
ndroth et al.)で記載されたように逆相HPLC(Ana
lytical Chemistry (1979) 51: 1167〜1174)を用いて
実施されてもよい。
【0044】次の突然変異に適した組み込みベクター
は、E.coli中でブタペスト条約に従って、ドイチ
ェ・ザンムルング・フォン・ツエルカルトウーレン(DS
MZ, Brauschweig, Germany)(Germann Collection for
Microorganisms and cell Cultures)で寄託されてい
る: ●DSM13113としてのE.coli(Escherichi
a coli)菌株TOP10F’/pCR2.1zwa2i
nt zwa2遺伝子の転写減衰に加えて、zwa1遺伝子を
増大させるか、あるいは関連するZwa1遺伝子生成物
の効果を増大させることは有利であってよい。相応する
遺伝子および関連する方法は、本明細書と同時に出願さ
れたドイツ特許出願第19959328.0号中で見出
すことができる。
【0045】突然変異体pCR2.lzwalexpに
適した組み込みベクターをDSM13115でE.co
li DH5α中にDSM13115として寄託した。
【0046】
【実施例】本発明は次に、実施例を用いてより詳細に説
明された。
【0047】例1 コリネバクテリウム グルタミクム ATCC1303
2からのゲノミックコスミド遺伝子ライブラリーの製造 コリネバクテリウム グルタミクム ATCC1303
2からの染色体DNAをタウチら(Tauch et al.)によ
って記載された方法で単離し(1955, Plasmid33: 168〜
179)、かつ制限酵素Sau3AI(Amersham Pharmaci
a, Freiburg,Germany, product description Sau3AI, c
ode no. 27-0913-02)で部分的に切断した。DNAフラ
グメントをエビ アルカリホスファターゼ(Roche Mole
cularBiochemicals, Mannheim, Germany, product desc
ription SAP, Code no. 1758250)で脱リン酸化した。
ストラタジーン社(Stratagene Co.)(La Jolla, USA,
prosuct description SuperCos1 cosmid vector kit, C
ode no. 251301)から購入したコスミドベクターSup
er Cos1からのDNA(Wahl et al. (1987) Pro
ceedings of the National Academy of Sciences USA 8
4: 2160〜2164)を制限酵素XbaI(Amersham Pharma
cia, Freiburg, Germany, product description XbaI c
ode no. 27-0948-02)で切断し、かつさらにエビ アル
カリホスファターゼで脱リン酸化した。その後に、コス
ミドDNAを制限酵素BamHI(Amersham Pharmacia,
Freiburg, Germany, product description BamHI, Cod
e no. 27-0868-04)で切断した。この方法で処理された
コスミドDNAを、処理されたATCC13032のD
NAと混合させ、かつこの混合物をT4−DNA−リガ
ーゼ(Amersham Pharmacia, Freiburg, Germany, produ
ct descriptionT4-DNA-Ligase, code no.27-870-04)で
処理した。ライゲーション混合物をその後にギガパック
II XL パッキングエクストラクト(Stratagene, La
Jolla, USA, product description Gigapack II XL pa
cking extract, Code no. 200217)を用いてファージ中
にパッキングした。E.coli菌株NM554(Rale
igh et al. 1988, Nucleic Acid Research 16: 1563〜1
575)を感染させるために、細胞を10mM MgSO
中に入れ、かつファージ懸濁液のアリコートと混合さ
せた。コスミドライブラリーの感染および標準化(stan
dardisation)をザンブルックら(sambrook et al.)
(1989, Molecular Cloning: A laboratoryManual, Col
d sprong Harbor)で示されたように実施し、この場合
この細胞を、アンピシリン100μg/mlを含むLB
アガー(Lennox 1955, Virology, 1:190)上に播いた。
37℃で一晩に亘っての培養の後に、個々の組み換えク
ローンを選択した。
【0048】例2 zwa2遺伝子の単離およびシークエンシング 個々のコロニーからのコスミドDNAを、キアプレップ
スピン ミニプレップ キット(Product No.27106,
Qiagen, Hilden, Germany)を用いて製品データに従っ
て単離し、かつ部分的に制限酵素Sau3AI(Amersh
am Pharmacia,Freiburg, Germany, product descriptio
n Sau3AI, Product No. 27-0913-02)で切断した。DN
Aフラグメントをエビ アルカリホスファターゼ(shri
mp alkaline phosphatase)(Roche Molecular Biochem
icals, Mannheim, Germany, produce descriotion SAP,
Product No. 1758250)で脱リン酸化した。ゲル電気泳
動での分離の後に、1500〜2000の大きさの範囲
のコスミドフラグメントをキアExIIゲル抽出キット
(product No. 20021, Qiagen, Hilden, Germany)を用
いて単離した。インビトロジェン社(Invitrogen Co.)
から購入したシークエンシングベクターpZero−1
(Groningen, the Netherlands, productdescription z
ero background cloning kit, 製品番号K2500-01)から
のDNAを、制限酵素BamHI(Amersham Pharmaci
a, Freiburg, Germany, product description BamHI,
製品番号27-0868-04)を用いて切断した。コスミドフラ
グメントをザンブルックら(Sambrook et al.)(1989,
Molecular Cloning: A laboratory Manual, Cold Spri
ng Harbor)で記載されたような方法を用いてシークエ
ンシングベクターpZero−1中にライゲートし、こ
の場合、このDNA混合物をT4リガーゼ(Pharmacia
Biotech, Freiburg, Germany)と一緒に一晩に亘ってイ
ンキュベートした。その後にこのライゲーション混合物
をE.coli菌株DH5αMCR(Grant, 1990, Pro
ceedinds of the National Academy ofSciences U.S.
A., 87: 4645〜4649)中に電気穿孔し(Tauch et al. 1
994, FEMS Microbiol Letters, 123: 343〜7)、かつ
ゼオシン50μg/mlを含むLBアガー(Lennox, 19
55, Virology, 1: 190)上に播いた。組み換えクローン
のプラスミド製造はバイオロボット9600(Biorobot
9600)(製品番号900200, Qiagen, Hilden, Ger
many)を用いて達成した。シークエンシングは、ツイメ
ルマンら(Zimmermann et al.)(1990, Nucleic Acids
Research, 18: 1067)によって修正された、サンガー
ら(Sanger et al.)(1977, Proceedingdof the Natio
nal Academy od Sciences U.S.A., 74: 5463〜5467)に
よるジデオキシ連鎖停止法を用いて達成した。PE ア
プライド バイオシステムズ社(PEApplied Biosystem
s)からの“RR dローダミン ターミネーター サ
イクル シークエンシング キット(RR dRhodamin Ter
minator Cycle Sequencing Kit)”を使用した。ゲル電
気泳動の分離およびシークエンシング反応の分析を“ロ
ーチホレス NF アクリルアミド/ビスアクリルアミ
ド(Rotiphorese NF Acrylamid/Bisacrylamid)”ゲル
(29:1)(製品番号 A124.1, Roth, Karlsruhe, G
ermany)中でPE アプライド バイオシステムズ(PE
Applied Biosystems)(Weiterstadt, Germany)から
の“ABI プリズム 377”シークエンシング装置
を用いて実施した。
【0049】得られた粗シークエンシングデータをその
後にスターデン ソフトウェア パーッケージ(Staden
software package)(1986, Nucleic Acids Research,
14:217〜231)バージョン97−0を用いて続けた。p
Zero1誘導体中の個々の配列をまとまったコンティ
グに組み立てた。コンピューター処理によるコーディン
グ領域の分析を、XNIPプログラムを用いて(Staden, 19
86, Nucleic AcidsResearch, 14: 217〜231)作製し
た。相補性(homology)の分析を、“NationalCenter f
or Biotechnology Information”(NCBI, Bethesda, M
D, USA)の非冗長的データバンクに対して“BLAST sera
ch programs”(Altschul et al., 1997, Nucleic acid
s Research, 25: 3389〜3402)を用いて実施した。
【0050】zwa2遺伝子のために得られたヌクレオ
チド配列は、配列番号1に示されている。ヌクレオチド
配列の分析は、1740塩基対の転写解読枠をもたら
し、この場合、これはzwa2遺伝子と呼称された。z
wa2遺伝子は、配列番号2に示された385個のアミ
ノ酸のポリペプチドをコードした。
【0051】例3 zwa2遺伝子の挿入突然変異に対する組み込みベクタ
ーの製造 菌株ATCC13032からの染色体DNAをエイクマ
ンら(Eikmanns et al.)の方法によって単離される(M
icrobiology 140: 1817〜1828 (1994))。例2でC.グ
ルタミクムのために開示されたzwa2遺伝子のための
配列に基づいて、次のオリゴヌクレオチドをポリメラー
ゼ連鎖反応のために選択した:
【0052】
【外1】
【0053】示されたプライマーをMWGバイオテク社
(MWG Biotech Co.)(Ebersberg,Germany)によって合
成し、かつPCR反応をイニスら(Innis et al.)の標
準PCR方法を用いて、ポリメラーゼ連鎖反応によって
ベーリンガー社(Boehringer Co.)からのPwoポリメ
ラーゼを用いて実施し(PCR protocols. A guide to me
thods and applications, 1990, Academic Press)、配
列番号3に示されている約0.6kbの大きさのDNA
フラグメントを単離し、この場合、このフラグメントは
zwa2遺伝子の内在フラグメントを含む。
【0054】増幅されたDNAフラグメントを、インビ
トロジェン社(Invitrogen Corporation)からのTOP
O TA クローニング キットで、ベクターpCR
2.1−TOPO(Mead et al. (1991) Bio/Technolog
y 9: 657〜663)中にライゲートした。E.Coli菌
株 Top10F’をライゲーション混合物を用いて電
気穿孔した(Hanahan, In: DNA cloning. A practical
approach. Vol. I. IRL-Press, Oxford, Washington D
C, USA)。プラスミドを有する細胞を、カナマイシン2
5mg/lが補われているLBアガー(Sambrook et a
l., Molecular cloning: a laboratory manual. 2nd
Ed. Cold Spring Harbor Laboratory Press, Cold spri
ng Harbor, N.Y.)上で形質転換回分を播くことによっ
て得た。プラスミドDNAをキアジェン社(Qiagen C
o.)からのキアプレップ スピン ミニプレップ キッ
ト(QIAprep spin miniprep kit)を用いて形質転換体
の一つから単離し、かつ制限酵素EcoRIを用いての
制限、引き続いてのアガロースゲル電気泳動(0.8
%)によって試験した。プラスミドをpCR2.1zw
a2intと名付けた。
【0055】例4 zwa2遺伝子のリジン製造体DSM5715への組み
込み突然変異誘発 例2でpCR2.1zwa2intと呼称されたベクタ
ーを、コリネバクテリウム グルタミクム DSM57
15中に、タウチら(Tauch et al.)の電気穿孔法(FE
MS Microbiological Letters, 123: 343〜347 (1994))
を用いて電気穿孔した。菌株DSM5715はAEC−
耐性リジン生産体である。ベクターpCR2.1zwa
2intは、自動的にDSM5715中で複製すること
ができず、かつそれがDSM5715の染色体中に組み
込まれる場合には、単に細胞中で維持される。染色体中
に組み込まれたpCR2.1zwa2intを有するク
ローンの選択は、カナマイシン15mg/lが補われて
いるLBアガー(Sambrooket al., Molecular cloning:
a Laboratory manual. 2nd Ed. Cold Spring Harbor L
aboratory Press, Cold Spring Harbor, N.Y., 1989)
上に電気穿孔回分を播くことによって達成された。組み
込みを検出するために、コントロール群のPCR反応
を、イニスら(Innis et al.)の標準反応を用いて、ベ
ーリンガー社(Boehringer Co.)からのPwoポリメラ
ーゼを用いて実施した。プライマーzwal−in1お
よびzwa2−in2(例3参照)と、ベクターpCR
2.1zwa2intの配列の範囲内でのみ結合しても
よい、プライマーM13ユニバーサル フォワード
(5’−gttttcccagtcacgac−3’;Invitrogen Corpor
ation,Cat. No. N540-02)およびM13ユニバーサル
リバース(5’−caggaaacagctatgac−3’;invitorog
en Corporation, Cat. No. N530-02)を組み合わせるこ
とによって、プラスミドpCR2.1zwa2intが
リジン生産体DSM5715の染色体中の染色体zwa
2遺伝子内で挿入されていることを示すことができる。
この菌株はDSM5715::pCR2.1zwa2i
ntと呼称された。
【0056】例5 リジンの生産 例3で得られたC.グルタミクム菌株DSM571
5::pCR2.1zwa2intをリジン生産に適し
た栄養媒体中で培養し、かつ培養懸濁液中のリジン濃度
を測定した。
【0057】これを行うために、菌株は最初に、相当す
る抗生物質を含むアガープレート(カナマイシン(25
mg/l)を含む脳/心臓アガー)上で、33℃で24
時間に亘って培養した。このアガープレート培養から出
発して、前培養を接種した(100mlのコニカルフラ
スコ中の培地10ml)。完全培地CgIIIを前培養
のための培地として使用した。カナマイシン(25mg
/l)をこれに添加した。前培養を33℃で48時間に
亘って、振とう器上で240rpmで培養した。主培養
をこの前培養物を用いて接種し、したがって主培養物の
最初のOD(660nm)は0.1であった。MM培地
を主培養に使用した。
【0058】 MM培地 CSL(コーン浸漬液) 5g/l MOPS 20g/l グルコース(別個にオートクレーブしたもの) 50g/l 塩: (NHSO 25g/l KHPO 0.1g/l MgSO・7HO 1.0g/l CaCl・2HO 10mg/l FeSO・7HO 10mg/l MnSO・HO 5.0mg/l ビオチン(濾過滅菌したもの) 0.3mg/l チアミン・HCl(濾過滅菌したもの) 0.2mg/l ロイシン(濾過滅菌したもの) 0.1g/l CaCO 25g/l CSL、MOPSおよび塩溶液をアンモニア水溶液を用
いてpH7に調整し、かつオートクレーブした。その後
に滅菌物質およびビタミン溶液、ならびに乾式オートク
レーブされたCaCOを添加した。
【0059】培養を、バッフルを備えた100mlのコ
ニカルフラスコ中で10mlの容量で実施した。カナマ
イシン(25mg/l)を添加した。培養を33℃で大
気湿分80%で実施した。
【0060】48時間の後に、ODを660nmの測定
波長で、バイオメク1000(Biomek 1000)(Backman
n Instruments GmbH, Munich)を用いて測定した。生
産されたリジン量は、エッペンドルフ−ビオトロニク社
(Eppendorf-BioTronik Co.)(Hamburg, Germany)か
らのアミノ酸分析器を用いて、イオン交換クロマトグラ
フィーおよびニンヒドリン検出を含むポストカラム誘導
体化(post-column derivasation)によって測定した。
【0061】第1表はこの試験結果を示す。
【0062】
【表1】
【0063】
【配列表】
【0064】
【外2】
【0065】
【外3】
【0066】
【外4】
【0067】
【外5】
【図面の簡単な説明】
【図1】プラスミドpCR2.1zwa2intの制限
地図
【符号の説明】
ColE1 ori:プラスミドColE1の複製起点 lacZ:β−ガラクトシダーゼの5’末端 f1 ori:ファージf1の複製起点 KanR:カナマイシン耐性 ApR:アンピシリン耐性 EcoRI:制限酵素EcoRIの切断部位 zwa2:zwa2遺伝子の内在フラグメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12R 1:15) C12N 15/00 X (72)発明者 アンケ ヴァイセンボルン ドイツ連邦共和国 テュービンゲン ファ ルケンヴェーク 66 (72)発明者 ヴァルター プフェフェルレ ドイツ連邦共和国 ハレ ヤーンシュトラ ーセ 33 (72)発明者 アーヒム マルクス ドイツ連邦共和国 ビーレフェルト アル テンブレーデ 4ベー (72)発明者 アルフレート ピューラー ドイツ連邦共和国 ビーレフェルト アム ヴァルトシュレスヒェン 2 (72)発明者 イェルン カリノフスキ ドイツ連邦共和国 ビーレフェルト レン バッハシュトラーセ 19 (72)発明者 ブリギッテ バーテ ドイツ連邦共和国 ザルツコッテン ツヴ ィーテン 1 (72)発明者 ニコル ドゥーシュ ドイツ連邦共和国 ビーレフェルト アム ポッゲンポール 38

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の群: a)配列番号2のアミノ酸配列を有するポリペプチドを
    コードするポリヌクレオチドに対して少なくとも70%
    同一であるポリヌクレオチド、 b)配列番号2のアミノ酸配列に対して少なくとも70
    %同一であるアミノ酸配列を有するポリペプチドをコー
    ドするポリヌクレオチド、 c)ポリヌクレオチドa)またはb)に対して相補的な
    ポリヌクレオチド、かつ d)ポリヌクレオチド配列a)、b)またはc)からの
    配列中のヌクレオチド少なくとも15個を有するポリヌ
    クレオチドから選択されたポリヌクレオチド配列を有す
    る、単離されたポリヌクレオチド。
  2. 【請求項2】 ポリヌクレオチドが、好ましくはコリネ
    フォルム細菌中で複製可能な組み換えDNAである、請
    求項1に記載のポリヌクレオチド。
  3. 【請求項3】 ポリヌクレオチドがRNAである、請求
    項1に記載のポリヌクレオチド。
  4. 【請求項4】 配列番号1に示された核酸配列を有す
    る、請求項2に記載のポリヌクレオチド。
  5. 【請求項5】 (i)配列番号1に示されたヌクレオチ
    ド配列、または(ii)遺伝子暗号の縮退の領域内で、
    配列(i)と一致する配列少なくとも一つ、または(i
    ii)配列(i)または(ii)に対して相補的な配列
    とハイブリダイズする配列少なくとも一つ、および場合
    によっては、(iv)(i)中の機能中立センス突然変
    異を有する、請求項2に記載の複製可能なDNA。
  6. 【請求項6】 図1に示された制限地図によって特徴付
    けられ、E.coli DH5α中にDSM13113
    として寄託された、ベクター、特にシャトルベクターp
    CR2.1zwa2int。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のベクターを用いて挿入
    突然変異によって得られる、コリネフォルム細菌。
  8. 【請求項8】 L−アミノ酸、特にL−リジンを製造す
    るための方法において、 a)少なくともzwa2遺伝子が転写減衰された、要求
    されるL−アミノ酸を生産する細菌を発酵させ、 b)培地または細菌の細胞中で要求される生成物を濃縮
    し、かつ c)L−アミノ酸を単離することを特徴とする、L−ア
    ミノ酸、特にL−リジンを生産するための方法。
  9. 【請求項9】 要求されるL−アミノ酸のための生合成
    経路中でさらに他の遺伝子、特にzwa1遺伝子が増大
    された細菌を使用する、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 要求されたL−アミノ酸の形成を減少
    させる代謝経路が少なくとも部分的にスイッチオフされ
    ている細菌を使用する、請求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 zwa2遺伝子をコードするポリヌク
    レオチドの発現を減少させる、請求項8に記載の方法。
  12. 【請求項12】 ポリヌクレオチドzwa2をコードす
    るポリペプチドの触媒的性質を減少させる、請求項8に
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 転写減衰を生じさせるために、図1に
    示され、かつE.coli中にDSM13113として
    寄託された、ベクターpCR2.1zwa2intを用
    いての挿入突然変異の方法を使用する、請求項8に記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 次の群、 14.1 ジヒドロジピコリネート シンターゼをコー
    ドするdapA遺伝子、 14.2 フィードバック耐性アスパルテート キナー
    ゼをコードするlysC遺伝子、 14.3 ピルベート カルボキシラーゼをコードする
    pyc遺伝子、 14.4 テトラジヒドロジピコリネート スクシニラ
    ーゼをコードするdapD遺伝子、 14.5 スクシニルジアミノピメレート デスクシニ
    ラーゼをコードするdapE遺伝子、 14.6 グルセルアルデヒド−3−リン酸デヒドロゲ
    ナーゼをコードするgap遺伝子、 14.7 マレート:キノンオキシドレダクターゼをコ
    ードするmqo遺伝子、 14.8 リジン排出をコードするlysE遺伝子を同
    時に増大させ、特に過剰に発現させるか、あるいは増幅
    させる、請求項8に記載の方法。
  15. 【請求項15】 L−リジンの生産のために、次の群 15.1 ホスホエノルピルベート カルボキシラーゼ
    をコードするpck遺伝子、 15.2 グルコース−6−リン酸 イソメラーゼをコ
    ードするpgi遺伝子から選択された遺伝子一つまたは
    それ以上が同時に転写減衰された細菌を発酵させる、請
    求項8に記載の方法。
  16. 【請求項16】 コリネバクテリウム グルタミクム種
    からの微生物を使用する、請求項1から15までのいず
    れか1項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 Zwa2遺伝子生成物をコードするc
    DNAを単離するためのハイブリダイゼーションプロー
    ブとしての、請求項1に記載のポリヌクレオチド配列ま
    たはその一部分の使用。
  18. 【請求項18】 zwa2遺伝子中の配列に対して高い
    類似性を有するcDNAまたは遺伝子を単離するための
    ハイブリダイゼーションプローブとしての、請求項1に
    記載のポリヌクレオチド配列またはその一部分の使用。
JP2000371850A 1999-12-09 2000-12-06 zwa2遺伝子をコードする新規ヌクレオチド配列 Pending JP2001197892A (ja)

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