JP2001197194A - 電話通信端末の機能制限方法、電話通信方法、電話通信端末および中継センター装置 - Google Patents

電話通信端末の機能制限方法、電話通信方法、電話通信端末および中継センター装置

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JP2001197194A
JP2001197194A JP2000005251A JP2000005251A JP2001197194A JP 2001197194 A JP2001197194 A JP 2001197194A JP 2000005251 A JP2000005251 A JP 2000005251A JP 2000005251 A JP2000005251 A JP 2000005251A JP 2001197194 A JP2001197194 A JP 2001197194A
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Shigeru Imura
滋 井村
Masaru Sanpei
勝 三瓶
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Sony Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
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    • H04M2203/25Aspects of automatic or semi-automatic exchanges related to user interface aspects of the telephonic communication service
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信の相手先において適用される法律などの
規則や通信の相手先の使用者の意思などをも考慮して、
電話通信端末に設けられた情報信号処理機能の使用を制
限できるようにする。 【解決手段】 発呼元の携帯電話端末の電波を中継する
基地局が有するカントリコードを、目的とする通信の相
手先の電話端末(着呼端末)に送信する。着信時に受け
取る情報に含まれる国コード(国際番号)やカントリコ
ードなどの地域識別コードに応じて、ROM221に用
意されたステータステーブルを参照し、発呼端末が使用
される国や地域に適用される通話時の会話の録音に対す
る規制の有無、規制がある場合には、その規制内容を特
定し、特定した規制内容に応じて、警告音発生部216
1を制御して警告音を送信したり、音声復号部207を
制御して、メモリ2071への会話の録音をできないよ
うにするなどの通話時の会話の録音機能の使用を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、携帯電
話通信端末などの電話通信端末を用いて、適用される法
律などの規則が異なる国や地域間で電話通信を行う場合
の電話通信端末の機能制限方法、電話通信方法、およ
び、これらの方法に用いる電話通信端末および中継セン
ター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、携帯電話通信端末の中には、簡
単に通話中の会話を録音できる会話録音機能が設けられ
たものが提供されるようになってきている。この会話録
音機能は、通話中に相手先との会話を携帯電話通信端末
のメモリに録音するようにし、消去するまでは録音した
会話の内容を繰り返し聞くことができるものである。
【0003】この会話録音機能を用いることによって、
会話の内容や会話の中で提供された重要情報について、
いちいち手書きメモをとらなくても済む。また、録音し
た会話の内容を後で再生することにより何度でも繰り返
し聞き、重要事項についてはメモを起こすこともでき
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、G
SM(Global System For Mobi
le Communication)方式などの多数国
に渡って適用される通信方式を用いることによって、自
動車電話通信端末や携帯電話通信端末などの移動体通信
端末を通じても手軽にかつ良好に国際電話をかけること
ができるようになってきている。
【0005】このような広い地域において利用可能とさ
れた通信方式を用いる移動体通信端末などの通信端末に
も、前述した会話録音機能が搭載されたものが提供され
ている。しかし、プライバシーの保護などを目的とし
て、通話時においての会話の録音を禁止したり、あるい
は、通話時に会話の録音を行う場合に、録音中であるこ
とを相手に通知しなければならないなどの法律上の制限
を設けている国もある。
【0006】しかし、会話録音機能を有する例えば携帯
電話通信端末の使用者が、すべての国の法的規制を熟知
していることは困難であるため、会話録音機能を使用す
ることにより、知らず知らずのうちに違法行為をしてし
まう可能性があった。これに対応するため、基地局から
送られてくるその基地局が位置する国などの地域を示す
カントリコード(Country Code)に基づい
て、そのカントリコードで示される国、地域における会
話録音機能に関する制限などの有無を判断し、制限があ
る国、地域においては、その制限に従うようにする携帯
電話通信端末が考えられている。
【0007】しかしながら、これは携帯電話通信端末が
実際に使用される国に対してのみの配慮であり、通話の
相手がいる国の通話時の会話の録音に対する制限が考慮
されていない。
【0008】したがって、一方の通話者Aが、通話時の
会話の録音を禁止している国におり、他方の通話者B
が、通話時の会話の録音についての制限の無い国にいた
場合に、一方の通話者Aが、会話の録音禁止と考えて通
話を行っている場合に、他方の通話者Bがそれに反して
勝手に会話を録音してしまうことが発生する可能性があ
る。
【0009】このように、会話録音機能は、手軽に会話
の内容を録音できて便利であるという反面、知らず知ら
ずのうちに通話の相手先が位置する国の法律などの規則
に違反してしまったり、通話の相手の意に反して、会話
を録音してしまう可能性がある。このため、通信の相手
先の国や地域で定められている携帯電話通信端末などの
通信端末を用いる場合の規制についても考慮する必要性
が生じている。
【0010】以上のことにかんがみ、この発明は、通信
の相手先が位置する国、地域で適用される法律などの規
則や通信の相手先の使用者の意思などをも考慮して、電
話通信端末に設けられた機能の使用を制限することが可
能な電話通信端末の機能制限方法、電話通信方法、これ
らの方法に用いる電話通信端末および中継センター装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の電話通信端末の機能制限方
法は、少なくとも受信した情報信号についての処理を行
う情報信号処理機能を備える電話通信端末の前記情報信
号処理機能を制限する方法であって、着信時に受け取る
情報に含まれる発呼端末が使用されている国や地域を識
別するための地域識別コードを検出する検出工程と、前
記検出工程において検出した前記地域識別コードに基づ
いて、前記情報信号処理機能に対する制限制御を行う制
御工程とを有することを特徴とする。
【0012】この請求項1に記載の発明の電話通信端末
の機能制限方法によれば、着呼端末において、発呼端末
が使用される国や地域を識別するための地域識別コード
が検出される。この検出された地域識別コードに基づい
て、発呼端末が使用される国や地域に適用される法律な
どの規則による着呼端末の情報信号処理機能に対する規
制の有無や、規制がある場合にはその内容を判別するこ
とが可能となり、検出された地域識別コードに基づい
て、着呼端末の情報信号処理機能が制限制御される。
【0013】これにより、着呼端末においては、発呼端
末が使用される国や地域に適用される法律などの規則に
違反することがないように、自己の情報信号処理機能を
制御することができる。
【0014】また、請求項2に記載の発明の電話通信端
末の機能制限方法は、請求項1に記載の電話通信端末の
機能制限方法であって、前記検出工程においては、前記
発呼端末に割り当てられた電話番号とともに送信されて
くる国コードを前記地域識別コードとして検出すること
を特徴とする。
【0015】この請求項2に記載の発明の電話通信方法
の機能制限方法によれば、地域識別コードとして、発呼
端末の電話番号とともに着呼端末に送信される国コード
が用いられる。この国コードは、日本は81、ドイツは
49というように予め決められているものである。
【0016】これにより、発呼端末が有線電話通信端末
などの決まった国や地域において固定的に使用される電
話通信端末であるときには、発呼端末の電話番号ととも
に提供される国コードを用いて、発呼端末の使用されて
いる国や地域を確実に判別することができる。そして、
その発呼端末が使用されている国や地域に適用される法
律などの規則により、着呼端末の情報信号処理機能の使
用が制限されている場合には、その制限に違反すること
がないように、着呼端末の情報信号処理機能を制御する
ことができる。
【0017】また、請求項3に記載の発明の電話通信端
末の機能制限方法は、請求項1に記載の電話通信端末の
機能制限方法であり、前記発呼端末は、携帯電話通信端
末であって、前記地域識別コードは基地局で付加される
ことを特徴とする。
【0018】この請求項3に記載の発明の電話通信端末
の機能制限方法によれば、地域識別コードとして、発呼
端末からの電波を最初に中継する基地局、すなわち、発
呼端末の位置登録がされた基地局において付加されるカ
ントリコードが用いられる。
【0019】これにより、発呼端末が携帯電話通信端末
であるときには、その発呼端末の電波を最初に中継する
基地局のカントリコードを用いて、発呼端末の使用され
ている国や地域を確実に判別することができる。そし
て、その発呼端末が使用されている国や地域に適用され
る法律などの規則により、着呼端末の情報信号処理機能
の使用が制限されている場合には、その制限に反するこ
とがないように、着呼端末の情報信号処理機能を制御す
ることができる。
【0020】また、請求項4に記載の発明の電話通信端
末の機能制限方法は、請求項2に記載の電話通信端末の
機能制限方法であって、前記発呼端末に割り当てられて
いる電話番号が使用者により非通知とされている場合に
は、あるいは、前記地域識別コードが前記検出工程にお
いて検出できなかった場合には、前記制御工程におい
て、前記情報信号処理機能に対する制限を実行すること
を特徴とする。
【0021】この請求項4に記載の発明の電話通信端末
の機能制限方法によれば、発呼端末に割り当てられてい
る電話番号が、発呼端末の使用者により非通知とされた
り、あるいは、電話会社側の制御により着呼端末に提供
されないようにされている場合には、国コードに基づい
て、着呼端末において、情報信号処理機能を制限するよ
うに制御する必要があるのかないのかを明確に判別する
ことができない。そこで、このような場合には、制御工
程において、情報信号処理機能に対する制限制御が実行
される。
【0022】これにより、発呼端末が使用される国に適
用される法律などの規制が、仮に着呼端末の情報信号処
理機能を制限するものであっても、これに違反すること
がないようにされる。
【0023】また、請求項5に記載の発明の電話通信端
末の機能制限方法は、少なくとも受信した情報信号につ
いての処理を行う情報信号処理機能を備える電話通信端
末の前記情報信号処理機能を制限する方法であって、着
信時に受け取る情報に含まれる前記情報信号処理機能を
制限制御するための制御情報を検出する検出工程と、前
記検出工程において検出した前記制御情報に基づいて、
前記情報信号処理機能に対する制限制御を行う制御工程
とを有することを特徴とする。
【0024】この請求項5に記載の発明の電話通信端末
の機能制限方法によれば、着呼端末において、着呼時に
提供される着呼端末の情報信号処理機能を制限するよう
にするための制御情報が検出され、この制御情報に基づ
いて、着呼端末の情報信号処理機能が制限されるように
制御される。この制御情報は、例えば、発呼端末の使用
者からの指示情報に基づいて、発呼端末や中継センター
などにおいて作成されるものである。
【0025】これにより、発呼端末の使用者の意思に応
じて、着呼端末の情報信号処理機能を制御することがで
きる。また、着呼端末の情報信号処理機能を制限するよ
うに制御する場合には、制御情報を送信することによ
り、確実に着呼端末の情報信号処理機能を制限するよう
に制御することができる。
【0026】また、請求項6に記載の発明の電話通信端
末の機能制限方法は、請求項1、請求項2、請求項3、
請求項4または請求項5に記載の電話通信端末の機能制
限方法であって、前記情報信号処理機能は、通話時の会
話の録音機能であり、前記制御工程においては、通話時
の会話の録音を禁止することを特徴とする。
【0027】この請求項6に記載の発明の電話通信端末
の機能制限方法によれば、着呼端末の情報信号処理機能
は、通話時の会話の録音機能であり、制御工程おいて、
通話時の会話の録音機能が使用不能にされる。これによ
り、着呼端末において、発呼端末が使用される国や地域
において、通話時の会話の録音が禁止されている場合に
は、着呼端末において、通話時の会話の録音を確実に禁
止することができる。
【0028】また、請求項7に記載の発明の電話通信端
末の機能制限方法は、請求項1、請求項2、請求項3、
請求項4または請求項5に記載の電話通信端末の機能制
限方法であって、前記情報信号処理機能は、通話時の会
話の録音機能であり、前記制御工程においては、通話時
に会話の録音を行う場合に、相手方に会話を録音してい
ることを報知することを特徴とする。
【0029】この請求項7に記載の発明の電話通信端末
の機能制限方法によれば、着呼端末の情報信号処理機能
は、通話時の会話の録音機能であり、通話時の会話の録
音機能を用いるようにした場合には、制御工程におい
て、通話時の会話の録音を行っていることが通信の相手
先に報知される。
【0030】これにより、発呼端末の使用者は、着呼端
末において、通話時の会話の録音機能が使用されている
場合には、これを知ることができる。そして、会話を録
音されたくないときには、着呼端末の使用者に、通話時
の会話の録音機能の使用の中止を求めることができる。
また、通話時の会話の録音機能の使用が中止されたとき
には、報知のための音声情報の発生も停止されるので、
通話時の会話の録音機能の使用が停止されたことも知る
ことができ、安心して通話することができる。
【0031】また、請求項8に記載の発明の電話通信端
末の機能制限方法は、請求項1、請求項2、請求項3、
請求項4または請求項5に記載の電話通信端末の機能制
限方法であって、前記情報信号処理機能は、通話の相手
先から送信されてくる情報信号の記録機能であり、前記
制御工程においては、通話の相手先から送信されてくる
情報信号の記録を禁止することを特徴とする。
【0032】この請求項8に記載の発明の電話通信端末
の機能制限方法によれば、着呼端末の情報信号処理機能
は、通話の相手先から送信されてくる情報信号の記録機
能であり、制御工程において、通話の相手先から送信さ
れてくる情報信号の記録機能が使用不能にされる。
【0033】これにより、着呼端末において、発呼端末
が使用されている国や地域において、送信されてくる画
像情報やコンピュータプログラムなどの各種の情報信号
の記録保持が禁止されている場合には、着呼端末におい
て、送信されてくる各種の情報信号の記録を確実に禁止
することができる。したがって、肖像権や著作権の侵害
などを未然に防止することができる。
【0034】また、請求項9に記載の発明の電話通信方
法は、着呼端末においての情報信号処理機能を制限する
ように制御するための制御情報を発呼端末側から送信
し、前記着呼端末は、前記制御情報を受信して、受信し
た前記制御情報に基づいて、自機の前記情報信号処理機
能を制限するように制御することを特徴とする。
【0035】この請求項9に記載の発明の電話通信方法
によれば、発呼端末から送信される制御情報に基づい
て、着呼端末の情報信号処理機能の制限制御が行われ
る。これにより、発呼端末から着呼端末の情報信号処理
機能の制限制御を行うことができる。
【0036】また、請求項10に記載の発明の電話通信
方法は、請求項9に記載の電話通信方法であって、前記
発呼端末側からの前記制御情報は、前記発呼端末が、使
用者からの指示入力情報に応じて作成し、これを前記着
呼端末に送信することを特徴とする。
【0037】この請求項10に記載の発明の電話通信方
法によれば、発呼端末から着呼端末に送信される制御情
報は、発呼端末の使用者からの指示入力に基づいて、発
呼端末において作成される。これにより、発呼端末の使
用者の意思に応じて、着呼端末の情報信号処理機能の制
限制御を行うことができる。
【0038】また、請求項11に記載の発明の電話通信
方法は、少なくとも一方が携帯電話通信端末である場合
の電話通信方法であって、前記携帯電話通信端末の位置
情報を管理する中継センターが、発呼端末側から発呼時
に送信されてくる発呼時情報に含まれる情報に基づい
て、着呼端末の情報信号処理機能を制限するように制御
するための制御情報を作成し、この制御情報を前記着呼
端末に送信し、前記着呼端末は、前記制御情報を受信し
て、受信した前記制御情報に基づいて、自機の前記情報
信号処理機能を制限するように制御することを特徴とす
る。
【0039】この請求項11に記載の発明の電話通信方
法によれば、携帯電話通信端末の位置情報を管理する中
継センターにおいて、発呼端末側からの発呼時情報に含
まれる情報に基づいて、着呼端末の情報信号処理機能を
制限するための制御情報が作成され、これが着呼端末に
送信される。
【0040】これにより、着呼端末は、中継センターか
らの制御情報に応じて、自己の情報信号処理機能を制限
制御することができる。すなわち、発呼端末や着呼端末
においての付加を増やすことなく、着呼端末の情報信号
処理機能の制限制御を行うことができる。
【0041】また、請求項12に記載の発明の電話通信
方法は、請求項11に記載の電話通信方法であって、前
記中継センターは、前記発呼端末からの前記発呼端末に
割り当てられている電話番号とともに送信される国コー
ドに基づいて、前記制御情報を作成することを特徴とす
る。
【0042】この請求項12に記載の発明の電話通信方
法によれば、中継センターにおいては、発呼端末の電話
番号と共に送信される国コードに基づいて、着呼端末に
送信する制御情報が作成される。したがって、中継セン
ターにおいては、発呼端末が有線電話通信端末などの予
め決まった国や地域において固定的に使用される電話通
信端末である場合に、その使用される国や地域を特定
し、その国や地域に適用される法律などの規則に応じ
て、着呼端末の情報信号処理機能を制限制御するための
制御情報が作成される。
【0043】これにより、着呼端末においては、発呼端
末が使用される国や地域の法律などの規則に違反するこ
とがないように、中継センターからの制御情報に基づい
て、自機の情報信号処理機能を制限制御することができ
る。
【0044】また、請求項13に記載の発明の電話通信
方法は、請求項11に記載の電話通信方法において、前
記発呼端末は、携帯電話通信端末であり、前記中継セン
ターは、前記発呼端末が位置する基地局で付加されるカ
ントリコードに基づいて、前記制御情報を作成すること
を特徴とする。
【0045】この請求項13に記載の発明の電話通信方
法によれば、中継センターにおいては、発呼端末が位置
する基地局において付加されるカントリコードに基づい
て、着呼端末に送信する制御情報が作成される。したが
って、中継センターにおいては、発呼端末が、様々な国
や地域で使用される携帯電話通信端末である場合に、そ
の使用される国や地域を特定し、その国や地域に適用さ
れる法律などの規則に応じて、着呼端末の情報信号処理
機能を制限制御するための制御情報が作成される。
【0046】これにより、着呼端末においては、発呼端
末が使用される国や地域の法律などの規則に違反するこ
とがないように、中継センターからの制御情報に基づい
て、自機の情報信号処理機能を制限制御することができ
る。
【0047】また、請求項14に記載の発明の電話通信
方法は、請求項11に記載の電話通信方法において、前
記中継センターは、前記発呼端末から送信されてくる前
記発呼端末に入力された使用者からの指示情報に基づい
て、前記制御情報を作成することを特徴とする。
【0048】この請求項14に記載の発明の電話通信方
法によれば、中継センターにおいては、発呼端末に使用
者により発呼端末に入力され、発呼端末から送信されて
くる使用者からの指示情報に基づいて、着呼端末に送信
する制御情報が作成される。これにより、発呼端末の使
用者の意思により、着呼端末の情報信号処理機能を制限
制御することができる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明による電話通信端末の機能制限方法、電話通信方法、
電話通信端末および中継センター装置の一実施の形態に
ついて説明する。以下に説明する実施の形態において
は、100カ国以上の国で使用されている通信方式であ
るGSM方式を用いる通信システム(通信ネットワーク
システム)に、この発明による電話通信端末の機能制限
方法、電話通信方法、電話通信端末および中継センター
装置を適用した場合を例にして説明する。
【0050】[第1の実施の形態] [GSM方式の通信システムについて]図1は、以下に
説明する実施の形態の通信システムを説明するための図
である。図1において、携帯電話端末(携帯電話通信端
末)101、102は、GSM方式の通信システム(デ
ジタル・セルラー・システム)に対応したものである。
携帯電話端末101、102は、最寄りの携帯電話基地
局(以下、単に基地局という。)を通じて、GSM方式
の通信システムに設けられる中継センター(認証センタ
ー)107に位置登録を行う。
【0051】中継センター107は、後述もするよう
に、携帯電話端末101、102などのGSM方式の通
信システムに接続可能な携帯電話端末からの位置登録要
求に応じて、位置登録要求元の携帯電話端末に対し、国
際加入者番号を付与するとともに、この国際加入者番号
と、その携帯電話端末に割り当てられている加入者電話
番号と、端末位置情報とを対応づけて管理する。なお、
中継センターは、通常各国毎に設けられる。
【0052】そして、携帯電話端末101が発呼を行う
場合、携帯電話端末101は、無線通信により、最寄り
の基地局103に対して通信路を接続する。基地局10
3は、着呼先の電話通信端末が、例えば、携帯電話端末
102である場合には、ISDN網105を通じて前述
した中継センター107に、着呼先の携帯電話端末10
2の端末位置情報(現在位置情報)を問い合わせる。
【0053】前述したように、GSM方式の通信システ
ムに接続可能な携帯電話端末は、中継センター107に
その位置などが登録されているので、中継センター10
7からの応答により、着呼先の携帯電話端末102の端
末位置が特定される。そして、基地局103と、ISD
N網105と、着呼先の携帯電話端末102の電波を中
継する基地局104とを通じて、携帯電話端末101
と、目的とする着呼先の携帯電話端末102との間に通
信回線が接続され、通話が可能とされる。
【0054】また、携帯電話端末101からの発呼が、
PSTN(Public Switched Tele
phone Network:公衆交換電話網)局10
6、電話網108を通じて、この実施の形態の通信シス
テムに接続される有線電話端末(有線電話通信端末)で
あるときには、当該基地局103と、ISDN網105
と、PSTN局106とを通じて、携帯電話端末101
と、目的とする有線電話端末との間に通信回線が接続さ
れる。そして、携帯電話端末101と目的とする有線電
話端末との間での通話が可能とされる。
【0055】なお、目的とする着呼先の電話通信端末
が、GSM方式の通信ネットワークに接続可能な携帯電
話端末か、それ以外の有線電話端末などの電話通信端末
であるかの判別は、発呼元の電話通信端末に入力される
着呼先の電話通信端末の加入者電話番号などの入力情報
のうちの予め決められた桁位置の記号や数字などにより
基地局やPSTN局などにおいて区別することができ
る。この区別は、複数の入力情報に基づいて行われる場
合もある。
【0056】なお、この実施の形態において、携帯電話
端末101、102からの中継センター107への位置
登録時においては、携帯電話端末101、102に装填
される加入者の個人情報が記録されたメモリカード(S
IM(Single In−line Memory
Module)カード)101C、102Cに記録され
ている加入者番号を用いて、位置登録要求を行う。そし
て、国際加入者番号が付与された後においては、この国
際加入者番号により、通信システム上においての管理が
行われる。
【0057】この実施の形態において、SIMカードに
記録されている加入者番号は、加入者電話番号と異なる
ものである。つまり加入者番号は、加入者のそれぞれに
対して固有の識別番号である。そして、各携帯電話端末
には、加入者番号とは別個に加入者話番号が付与される
が、この加入者電話番号は、前述したように、中継セン
ターにおいて、国際加入者番号、端末位置情報などとと
もに関連付けられて管理される。
【0058】このように、加入者電話番号とは異なる加
入者番号を用いることによって、例えば、加入者番号が
記録されたSIMカードや、SIMカードが装填された
携帯電話端末を使用者が紛失したり盗難に合うなどして
も、加入者番号の変更を行えば、加入者電話番号の変更
を行う必要はない。また、中継センター107において
も、不要な加入者電話番号が発生することがないので、
加入者毎の管理を効率よく行うことができる。
【0059】また、国際加入者番号は、GSM方式の通
信システムにおいては、例えば、TMSI(Tempo
rary Mobile Subscriber Id
entity)と呼ばれる情報として、位置登録を行う
ごとに新たに付与される。したがって、国際加入者番号
が他人に漏れる可能性が少なく、秘匿性が高くかつ信頼
性の高い通信システムを実現している。
【0060】そして、この実施の形態の通信システムに
おいて、携帯電話端末(自端末)が、どの国で使用され
ているかは、自機からの電波を中継する基地局から送ら
れるBCCH(Broadcast Control
Channel)と呼ばれるチャンネルに含まれるカン
トリコードにより知ることができる。例えば、携帯電話
端末101が基地局103に位置登録をする際に受信す
るBCCHにより、その基地局のカントリコードを知る
ことができる。携帯電話端末B102についても同様に
基地局104から知ることができる。
【0061】すなわち、各基地局は、ネットワークコー
ド(電話会社などの識別コード)やカントリコードなど
を有しており、これらの情報をBCCHにより携帯電話
端末に提供することができるとともに、発呼端末からの
発呼情報に含めて、着呼先の電話通信端末や中継センタ
ーなどにも送信することができるようにされている。
【0062】さらに、着呼先の電話通信端末において、
発呼元の電話通信端末がどの国において使用されている
かは、その発呼元の電話通信端末が、有線電話端末など
の決まった国において使用される電話通信端末である場
合、着呼先の電話通信端末に、発呼元の電話通信端末に
割り当てられている加入者電話番号とともに供給される
国コード(国際番号)によって知ることができる。例え
ば日本なら81、ドイツなら49とい各国に固有の国際
番号が、加入者電話番号とともに着呼先の電話通信端末
に提供される。
【0063】また、発呼元の電話通信端末が、GSM方
式の通信システムに接続可能な携帯電話通信端末である
場合には、着呼先の電話通信端末は、発呼元の携帯電話
端末からの電波を中継する基地局からのその基地局が位
置する地域を示すカントリコードによって知ることがで
きる。
【0064】そこで、この第1の実施の形態において
は、着呼先の電話通信端末においては、自機からの電波
を中継する基地局からのBCCHにより提供されるカン
トリコードに基づいて、自機が使用される国に適用され
る法律などの規則を考慮して、自機が有する情報信号処
理機能である通話時においての会話録音機能の使用に制
限を加えることができるようにする。
【0065】さらに、この第1の実施の形態において
は、発呼元の電話通信端末側から提供される発呼元の電
話通信端末が使用される国や地域を示す国際番号やカン
トリコードを用いて、発呼元の電話通信端末が使用され
る国や地域に適用される法律などの規則をも考慮して、
着呼先の電話通信端末において、自機の情報信号処理機
能である通話時においての会話録音機能の使用に制限を
加えることができるようにする。
【0066】このように、この第1の実施の形態におい
て、国際番号やカントリコードを地域識別コードとして
用いて、着呼先の電話通信端末が使用される国や地域に
おいて適用される通話時の会話の録音機能に対する制限
に違反することなく、かつ、発呼元の電話通信端末が使
用される国や地域において適用される通話時の会話の録
音機能に対する制限にも違反することがないようにし、
プライバシーの侵害や、通話者間のトラブルを未然に防
止できるようにする。
【0067】[携帯電話端末について]次に、この実施
の形態の通信システムにおいて用いられる携帯電話端末
について説明する。図2は、図1に示した携帯電話端末
101、102などのこの実施の形態の通信システムに
接続可能な携帯電話端末を説明するための図である。こ
の実施の形態の携帯電話端末は、一般的なデジタル セ
ルラー携帯電話端末の構成とほぼ同様の構成を有するも
のである。
【0068】アンテナ201を通じて受信した受信信号
は、アンテナ共用器202を通じて受信RF部203に
供給される。受信RF部203は、これに供給された受
信信号が適正なレベルになるように、必要な帯域制限、
AGC(AutomaticGain Contro
l)などの処理を行い、処理後の信号をミキサ204に
供給する。
【0069】ミキサ204は、受信信号の受信周波数を
一定の周波数に変換するために、周波数を制御された局
発部211からの信号と受信RF部203からの出力信
号とを混合する。ミキサ204からの出力信号は、受信
IF部205に供給される。受信IF部205は、これ
に供給された信号をA/D変換し、一定のビットレート
を持つIQデジタルデータを形成する。このIQデジタ
ルデータは、受信復調部206供給される。
【0070】受信復調部206は、これに供給されたI
Qデジタルデータについて、フェージングなどの影響除
去や、受信した信号の種別判別、デ・インターリーブ、
エラー訂正を行い、適切な復号を行って、音声データと
その他の通信データとを分離する。分離された音声デー
タは、音声復号部207に供給され、その他の通信デー
タは、通信データ復号部210に供給される。
【0071】音声データは、通常圧縮されてバースト毎
のブロックで送られてくるため、音声復号部207は、
これに供給された音声データを伸張してデコードしてか
ら、音声のサンプリングレートに従ってD/A変換す
る。この後、D/A変換されたアナログ音声信号はスピ
ーカアンプ208にて電力増幅されてスピーカ209に
供給され、このスピーカ209からアナログ音声信号に
応じた音声が放音される。
【0072】一方、通信データ復号部に供給された通信
データは、ここで最終的な元のデータに戻される。この
復号された通信データは、例えば、CPUバス225を
経由し、データインターフェース(図2においては、デ
ジタルI/Fと記載。)235を介して外部装置などに
送信される。
【0073】次に送信系について説明する。マイクロホ
ン218は、収音した音声をアナログ音声信号に変換
し、これをマイクアンプ217に供給する。マイクロホ
ン218の出力は小さいので、マイクアンプ217は、
これに供給されたアナログ音声信号を必要な電圧にまで
増幅する。増幅されたアナログ音声信号は音声符号化部
216に供給される。
【0074】音声符号化部216は、これに供給された
アナログ音声信号を適当なサンプリングレートでまずA
/D変換し、アナログ音声信号をデジタル化する。そし
て、音声符号化部216は、デジタルした音声信号を所
定の符号化方式で符号化して圧縮し、送信RF信号にお
けるバースト信号にあったブロックにまとめる。
【0075】一方、データI/F235を通じて外部装
置から入力されたデジタルデータは通信データ符号化部
219において適当なブロックにまとめられる。音声符
号化部216と通信データ符号化部219からのデータ
は送信変調部215でまとめられ一定のデータレートを
持つIQデジタルデータにされる。
【0076】このIQデジタルデータは、送信IF部2
14にてD/A変換されアナログ変調信号に変換された
後、所望の送信周波数に変換するために、局発部211
から変換用の信号とミキサ213で混合される。所望の
周波数に変換された信号は必要な送信電力にするために
送信RF部212にて電力増幅され共用器202を経由
してアンテナ201から放射(送信)される。
【0077】ROM221は、CPU224において実
行されるプログラムや、表示用のフォント等の必要とな
るデータが予め記憶されたものである。また、RAM2
22は、主に作業領域として用いられるものであり、C
PU224がプログラム実行中において、必要に応じて
計算途中のデータなどを記憶したり、CPU224、R
OM211、RAM222、EEPROM(Elect
rically Erasable and Prog
rammable ROM)223、RTC(Real
Time Clock)226がCPUバス225を
通じて接続されて構成された、この実施の形態の携帯電
話端末のコントロール部220と、各部との間でやり取
りするデータを一時記憶したりする場合などに利用され
る。
【0078】EEPROM223は、携帯電話端末の電
源がオフされても例えば直前の設定条件などを記憶して
おき、次の電源オン時に同じ設定にするような使用方法
をする場合に、それらの設定パラメータを記憶しておく
ものである。計時用のRTC226は、年月日及び時刻
データを提供する。RTC226は、例えば、データ等
のタイムスタンプ、携帯電話端末の時計表示、アラーム
等に利用される。
【0079】また、図2に示すように、この実施の形態
の携帯電話端末は、ディスプレイインターフェース(図
2においては、ディスプレイI/Fと記載。)231、
キーボードインターフェース(図2においては、キーボ
ードI/Fと記載。)233、カードインターフェース
(図2においては、カードI/Fと記載。)236を備
えている。コントロール220からの表示データは、デ
ィスプレイI/F231を通じてディスプレイ232に
供給される。
【0080】また、いわゆるテンキーや各種のファンク
ションキーを備えたキーボード部234を通じて入力さ
れた使用者からの入力データは、キーボードI/F23
3を通じてコントロール部220に供給される。また、
カードI/F236、SIMカードドライブ部237を
通じて、SIMカードドライブ部237に装填されたS
IMカードと、この携帯電話端末のコントロール220
との間でのデータの送受が行われる。
【0081】なお、この実施の形態の携帯電話端末にお
いては、マイクロホン218からの音声信号を、音声符
号化部216から音声復号部207へ戻すようにしてい
る。これにより、マイクロホン218からの音声信号
は、受信した相手の音声信号に混合され、音声復号部2
07のD/A変換器でアナログ音声信号に変換され、ス
ピーカ209から放音するようにしている。つまり、話
者の音声の一部をスピーカ209から聞こえるようにし
ている。
【0082】これは、トーカーサイドトーン(Talk
er Side Tone)と呼ばれ、携帯電話端末の
受話部で耳を覆うことにより、話者自信の声が聞こえに
くくなり、それを話者自信が無意識に補正しようとして
声が大きくなる事を防止あるいは緩和するためである。
【0083】そして、この実施の形態の携帯電話端末
は、音声復号部207において、通話の相手と自分の声
とを混合したデジタル音声信号から録音用のデータを抽
出し、これを録音用メモリ2071に記録することが可
能な会話録音機能を備えたものである。
【0084】また、この実施の形態の携帯電話端末は、
音声符号化部216には、警告音発生部2161が設け
られている。この警告音発生部2161は、後述もする
ように、通話の相手先の例えば携帯電話端末が、プライ
バシー保護などのために通話時の会話を録音する場合に
は、通話時の会話の録音を行っていることを通話の相手
先に通知するように求めている国において使用される場
合などにおいて、通話の相手先に送信する警告音を発生
させるものである。
【0085】そして、この第1の実施の形態の携帯電話
端末は、前述もしたように、自機に着呼があり着呼端末
となったときには、自機が使用される国や地域に適用さ
れる会話の録音機能についての制限と、発呼元の電話端
末が使用される国や地域に適用される会話の録音機能に
ついての制限との両方に基づいて、コントロール部22
0が、音声復号部207や警告音発生部2161を制御
することによって、通話時の会話の録音機能を制限する
ように制御することができるものである。
【0086】[携帯電話端末の中継センターへの位置登
録について]まず、図2に示した構成を有する携帯電話
端末の中継センターへの位置登録処理について説明す
る。ここでは、図1を用いて前述したGSM方式の通信
システムにおいて、図2を用いて前述した構成を有する
携帯電話端末101が、中継センター107に対して位
置登録をおこなう場合の処理について、図3、図4のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0087】図3のフローチャートに示す処理は、携帯
電話端末101が電源が落とされている未使用状態か
ら、電源が投入されて使用状態にされた場合に行われる
処理である。前述もしたように、携帯電話端末101に
装填されるSIMカード101Cには、携帯電話端末1
01の使用者の加入者番号が記録されている。
【0088】携帯電話端末101に電源が投入される
と、コントロール部220のCPU224は、ROM2
21に記憶されている位置登録時に用いるプログラムを
実行する。そして、CPU224は実行したプログラム
に応じて、自機のカードドライブ部237に装填された
SIMカード101Cに記録されている加入者番号を読
み出し、この加入者番号を含む位置登録要求を形成し、
これを送信する(ステップS101)。
【0089】この場合、位置登録要求は、前述した通信
データ符号化部219、送信変調部215、送信IF部
214、ミキサ213、送信RF部212、共用器20
2、アンテナ201を通じて、この実施の形態の携帯電
話端末101から送信される。
【0090】この位置登録要求は、携帯電話端末101
の最寄りの基地局、および、ISDN通信網106を通
じて、中継センター107に送信される。そして、後述
もするように、中継センター107においては、GSM
方式の通信システムの加入者からの位置登録要求かなど
の認証処理が行われ、認証された場合には、要求元の携
帯電話端末に対して国際加入者登録番号を付与する。こ
の国際加入者登録番号が、中継センター107から送出
され、ISDN通信網106、基地局103を通じて、
携帯電話端末101に供給される。
【0091】携帯電話端末101は、中継センター10
7からの国際加入者番号を受信し、これを自機のRAM
222などのメモリに格納する(ステップS102)。
GSM方式の通信システムにおいては、前述のように、
中継センター107により付与される国際加入者番号に
より各携帯電話端末が管理される。
【0092】そして、国際加入者番号が付与された携帯
電話端末101は、待機状態(アイドル状態)となり
(ステップS103)、自機から発呼することができる
とともに、自機への着呼を検出し、これを使用者に報知
することができるようにされる。
【0093】次に、携帯電話端末からの位置登録要求を
受けた中継センター107における処理について説明す
る。図4は、携帯電話端末101からの位置登録要求を
受信した中継センター107における処理を説明するた
めのフローチャートである。
【0094】中継センター107においては、携帯電話
端末からの位置登録要求を受信すると、その位置登録要
求を受け付け(ステップS201)、受け付けた位置登
録要求に含まれる加入者番号に基づいて、認証処理を行
う(ステップS202)。このステップS202の認証
処理は、位置登録要求を送信してきた携帯電話端末が、
当該GSM方式の通信システムに加入しており、当該G
SM方式の通信システムに接続可能なものであるかを確
認する処理である。
【0095】そして、中継センター107は、位置登録
要求を送信してきた携帯電話端末の使用者は、正当な加
入者か否かを判断する(ステップS203)。ステップ
S203の判断処理において、正当な加入者であると判
断そたときには、中継センター107は、位置登録要求
を送信してきた携帯電話端末に対して、国際加入者番号
を付与し、要求元の携帯電話端末に返信する(ステップ
S204)。
【0096】そして、中継センター107においては、
国際加入者番号と、加入者電話番号と、携帯電話端末の
現在位置を示す端末位置情報とを対応付けて管理する
(ステップS205)。ここで、端末位置情報は、前述
もしたように、位置登録要求を送信してきた携帯電話端
末からの電波を最初に中継する基地局を特定することが
できるものであり、当該基地局の位置する地域を示すカ
ントリコードなどを含むものである。
【0097】このように、GSM方式の通信システムに
加入している携帯電話端末は、中継センターにおいて、
国際加入者番号、加入者電話番号、端末位置情報などが
対応付けられて管理される。そして、GSM方式の通信
システムに加入している携帯電話端末に電話をかける場
合には、中継センターに問い合わせを行うことにより、
目的とする着呼端末である携帯電話端末が、現在どこに
位置しているかを知ることができる。
【0098】具体的には、目的とする着呼端末としての
携帯電話端末は、どこの国のどの基地局と通信が可能な
地域にいるかを特定することができるので、GSM方式
の通信システムに加入している携帯電話端末は、世界中
のどこにいても、自機への着呼を受けることができる
し、また、目的とする相手先に電話をかけることができ
る。
【0099】[着呼端末における会話録音機能の制限に
ついて]次に、着呼先の携帯電話端末において行われる
自機の情報信号処理機能としての通話時の会話の録音機
能の制限制御について説明する。この実施の形態の携帯
電話端末は、前述もしたように、自機が使用される国や
地域に適用される通話時の会話の録音についての規制は
もちろん、発呼元の電話端末が使用される国や地域に適
用される通話時の会話の録音についての規制をも考慮し
て、会話の録音機能の使用時に、その使用を制限するこ
とができるものである。
【0100】ここでは、まず、発呼元の電話通信端末
(以下、発呼端末という。)がPSTN局106を通じ
てISDN網105に接続される例えば有線電話端末な
どの決まった国において固定的に用いられる電話通信端
末であり、着呼先の電話通信端末(以下、着呼端末とい
う。)が、図2を用いて前述したこの実施の形態の携帯
電話端末である場合を例にして説明する。
【0101】着呼端末である携帯電話端末には、発呼端
末に割り当てられている加入者電話番号とともに、その
発呼端末が使用される国の国際番号(国コード)が送信
されてくる。そこで、着呼端末は、発呼端末の加入者電
話番号とともに供給される国コードに基づいて、発呼端
末が使用されている国を特定し、その国に適用される法
律などの規則が、通話時の会話の録音について制限して
いるか否かを調べ、制限している場合には、その制限の
内容を特定するようにしている。
【0102】このため、この実施の形態の携帯電話端末
は、図5に示すステータステーブルと、図6に示す制限
内容テーブルとを備えている。図5、図6において、ア
ルファベットのHexは、16進数表現であることを示
している。そして、図5のステータステーブルは、通話
時の会話の録音機能について、何らかの制限を行ってい
る国のリストをデータ化した場合の例を示している。こ
のステータステーブルは、携帯電話端末の例えばROM
221に作成される。
【0103】このステータステーブルのアドレス301
は、このステータステーブルが記憶されている例えばR
OM221のアドレスで、1つのデータセットの開始番
地を示している。ここではこのデータセットが5バイト
構成の例を示している。国際番号302は、各国に割り
当てられた国の番号で、例えば日本は81、ドイツは4
9、米国は1という番号が割り当てられている。
【0104】カントリコード303は国際番号302と
基本的には同じである。しかし、同じ国でも国土が広い
場合、幾つかのカントリコードで区分されている場合が
あるので、これを想定したものである。国際番号302
及びカントリコード303はそれぞれ2バイトで構成さ
れており、BCD(Binary Coded Dec
imal)コードで4デジットのデータを示している。
【0105】ここでは、図5に示したステータステーブ
ルにおいて、国際番号302を相手(発呼端末)のいる
場所に関しての制限を知るための情報として用い、カン
トリコード303は自分(着呼端末)のいる場所に関し
ての制限を知るための情報として用いるようにする。
【0106】ステータス304は制限内容をコーディン
グしたデータが入っている部分である。この内容につい
ては、次の図6の制限内容テーブルのコーディングの例
を使用して解説する。
【0107】図6の制限内容テーブルは、電話端末の会
話の録音機能に制限を設けている国や地域においての電
話端末の会話の録音機能に対する制限内容をデータ化し
た場合の例を示している。この制限内容テーブルは、1
バイトで構成されている。図6において、コード401
が、各制限内容に割り当てられた各制限内容を識別する
ためのものである。なお、図6において、RFUで示す
部分のコードは、将来の設定に備えて確保されているも
のである。
【0108】そして、この実施の形態においては、制限
内容402が示すように、コード01(Hex)は、警
告音として解釈される。また、コード0F(Hex)
は、録音不可として解釈される。前述した図5のステー
タステーブルでは、ステータス304において、F(H
ex)が録音不可、1(Hex)が警告音と解釈される
ことになる。
【0109】なお、図5に示したステータステーブルに
無い国際番号又はカントリコードを有する国または地域
は、電話端末の会話の録音機能についての規制はなく、
会話の録音が可能であると解釈される。従って、図6に
示した制限内容テーブルにも録音可能を示すコードは存
在しない。このことは、全ての国際番号およびカントリ
コードについて、ステータステーブルを用意する必要が
無いことを意味し、ステータステーブルや制限内容テー
ブルのデータ量を抑え、必要となるメモリの記憶容量の
低減にもつながる。
【0110】次に、図5、図6を用いて前述したステー
タステーブルおよび制限内容テーブルを備えた携帯電話
端末に、着呼があった場合の動作について、図7のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。
【0111】図7に示す処理は、携帯電話端末が着呼を
検出し、携帯電話端末の使用者がこれに応答するように
携帯電話端末を操作した場合にコントロール部220に
おいて実行される。まず、携帯電話端末のコントロール
部220は、会話の録音を行うために自機のキーボード
部234に設けられたRECスイッチ(録音スイッチ)
がオンにされているかどうか、すなわち、会話の録音機
能が動作するようにされているかを判断する(ステップ
S301)。
【0112】ステップS301の判断処理において、R
ECスイッチがオンにされていないと判断した場合に
は、この図7に示す処理を終了する。ステップS301
の判断処理において、RECスイッチがオンにされてい
ると判断した場合には、前述したように発呼端末に割り
当てられている加入者電話番号とともに送信されてくる
国際番号が、正しく送られてきているかをチェックする
国際番号チエックを行う(ステップS302)。
【0113】そして、発呼端末の加入者電話番号ととも
に国際番号が送られてきているか否かを判断する(ステ
ップS303)。このステップS303の判断処理にお
いて、国際番号が送られてきていないと判断したときに
は、発呼端末が使用される国を知ることができない。つ
まり、録音可能か否か不明のために安全処置として、こ
の実施の形態においては、録音不許可とし(ステップS
313)、この図7に示す処理を終了する。
【0114】なお、ステップS313の処理は、REC
スイッチがオンにされることにより動作するようにされ
ている会話の録音機能を停止させるものであり、具体的
には、コントロール部220が、音声復号部207を制
御して、音声復調部207の、録音用メモリ2071に
会話を記録しないように制御することにより行われる。
【0115】ステップS303の判断処理において、国
際番号が送られてきていると判断したときには、その国
際暗号に基づいて、自機のROM221に記憶されてい
る図5に示したステータステーブルを参照して、どのよ
うな制限になっているかを調べる(ステップS30
4)。
【0116】そして、該当データがステータステーブル
にあるか否かを判断し(ステップS305)、該当デー
タがない場合には、発呼端末が使用される国や地域にお
いては、通話時の会話の録音に対する制限は無いと判断
して自分のいる場所のカントリコードをチェックするた
めの処理であるステップS308のカントリコードチェ
ックに進む。
【0117】ステップS305の判断処理において、該
当データ有りと判断した場合には、どのような制限かを
チェックするための判断である警告音の送信か否かを判
断する(ステップS306)。このステップS306の
判断処理において、警告音の送信でなければ録音が許可
されていないと判断できるので、ステップS313の処
理に進み、録音不許可として、この図7に示す処理を終
了する。
【0118】一方、ステップS306の判断処理におい
て、警告音の送信が指定されていると判断した場合に
は、コントロール部220は、音声符号化部216の警
告音発生部2161を制御して、警告音を発生させ、こ
れを発呼端末に対して送信する(ステップS307)。
【0119】前述したように、ステップS305の判断
処理において、ステータステーブルに該当データがない
と判断した場合、および、ステップS307の警告音発
生処理を行った場合には、次に、着呼端末が、自機が使
用される国や地域についての判断を行うためにカントリ
コードチェックを行う(ステップS308)。
【0120】このステップS308のカントリコードの
処理は、着呼端末が位置登録を行った基地局から送られ
るBCCHと呼ばれるチャンネルに含まれるカントリコ
ードに基づいて、ステータステーブルをチェックする処
理である。
【0121】すなわち、図7に示すフローチャートにお
いて、ステップS302からステップS307までの処
理が、発呼端末が使用される国や地域に適用される法律
などの規則について考慮するための処理であるのに対
し、ステップS308からステップS311までの処理
が、着呼端末が使用される国や地域に適用される法律な
どの規則について考慮するための処理である。
【0122】そして、着呼端末が使用される地域のカン
トリコードに基づいて、ステータステーブルを参照し
て、該当データがあるか否か、すなわち、着呼端末が使
用される国や地域において通話時の会話の録音機能に制
限を設けているか否かを判別する(ステップS30
9)。
【0123】ステップS309の判別処理において、も
し該当データが無ければ録音可能であるから、コントロ
ール部220は、通話時の会話の録音機能を機能させる
ため、ステップS312の処理に進み、携帯電話端末の
各部を制御して、会話の録音が可能な状態に設定及び起
動を行い(ステップS312)、図7に示す処理を終了
する。
【0124】また、ステップS309の判断処理におい
て、該当データ有りと判断したときには、該当データの
ステータスの内容が、警告音の送信を指示するものか否
かを判断する(ステップS310)。ステップS310
の判断処理において、警告音の送信を指示するものでは
ないと判断した場合には、会話の録音が許可されていな
いと判断することができる。
【0125】この場合には、着呼端末のコントロール部
220は、たとえ相手(発呼端末)側が、会話の録音可
能または警告音の送信で可能であっても会話の録音機能
を使用できないようにするために、ステップS313の
処理に進み、会話の録音を不能にする(停止するように
する)処理を行った後、この図7に示す処理を終了す
る。
【0126】また、ステップS310の判断処理におい
て、警告音の送信が指示されていると判断したときに
は、前述したステップS307の処理と同様に、音声符
号化部216の警告音発生部2161を制御して、通話
時における会話を録音することを警告するたための警告
音を発生させ、これを発呼端末に送信する(ステップS
311)。この後、ステップS312において、コント
ロール部220は、通話時の会話の録音機能を機能させ
るため、携帯電話端末の各部を制御して、会話の録音が
可能な状態に設定及び起動を行い(ステップS31
2)、図7に示す処理を終了する。
【0127】このように、着呼端末として動作する場合
の携帯電話端末は、自機が使用される国や地域のみなら
ず、発呼端末が使用される地域において適用される会話
の録音機能についての規制をも考慮して、通話時におい
ての自機の会話の録音機能を適正に制御することができ
る。
【0128】[発呼端末が携帯電話端末である場合]と
ころで、この第1の実施の形態においては、発呼端末が
有線電話であり、着呼端末が携帯電話端末である場合を
例にして説明した。しかし、発呼端末が、前述した構成
を有するGSM方式の通信システムに接続可能な携帯電
話端末である場合もある。このような携帯電話端末が発
呼端末である場合、携帯電話端末は様々な国で使用され
る可能性があり、発呼端末の加入者電話番号とともに着
呼端末に提供される国際番号によっては、携帯電話端末
が使用されている国や地域を知ることができない。
【0129】そこで、発呼端末が携帯電話端末である場
合には、発呼端末である携帯電話端末からの電波を最初
に中継する基地局によって着呼端末に送信される情報に
付加されるカントリコードを用いて、発呼端末である携
帯電話端末が使用される国や地域を判別するようにす
る。
【0130】なお、以下においては、発呼端末、着呼端
末とも、図2を用いて前述した構成を有する携帯電話端
末である場合を例にして説明する。また、説明を簡単に
するため、携帯電話端末の発呼時の処理、発呼端末
からの通信要求(発呼)を中継する基地局の処理、中
継センターの処理、着呼端末である携帯電話端末の処
理に分けて説明する。
【0131】[携帯電話端末の発呼時の処理につい
て]図8は、携帯電話端末の発呼時の処理を説明するた
めのフローチャートである。携帯電話端末に設けられて
いるキーボード部234に設けられているオフフックキ
ーが押下されると、携帯電話端末のコントロール部22
0は、自機のキーボード部234を通じて入力される目
的とする着呼端末の加入者電話番号を受け付け、この着
呼端末の加入者電話番号と、自機の国際加入者番号など
からなる通信要求を送信する(ステップS401)。
【0132】この通信要求の送信は、図2を用いて前述
した構成を有する携帯電話端末の通信データ符号化部2
19、送信変調部215、送信IF部214、ミキサ2
13、送信RF部212、共用器202、アンテナ20
1を通じて送信される。そして、後述もするように、携
帯電話端末からの送信要求が、最寄りの基地局により受
信されて処理される。
【0133】そして、通信要求を送信した携帯電話端末
は、基地局から送信されてくる情報に基づいて、目的と
する着呼端末との間で通信回線が接続されたか否かを判
別する(ステップS402)。ここで、基地局から送信
されてくる情報は、前述したように、アンテナ201を
通じて受信され、受信復調部206、通信データ復調部
210を通じて、この実施の形態の携帯電話端末のコン
トロール部220に供給される。
【0134】そして、ステップS402の判断処理にお
いて、回線が接続されたと判断したときには、携帯電話
端末のコントロール部220は、この実施の形態の携帯
電話端末の各部を制御し、目的とする着呼端末との間で
通話を行うできるようにする(ステップS403)。ま
た、ステップS402の判断処理において、回線が接続
されないと判断したときには、通話を行うことはできな
いので、この図5に示す処理を終了する。
【0135】[発呼端末からの通信要求(発呼)を中
継する基地局の処理]図9は、発呼端末としての携帯電
話端末からの通信要求を受信した基地局においての処理
を説明するためのフローチャートである。図9に示すよ
うに、各基地局は、携帯電話端末からの通信要求を待ち
受けている(ステップS501)。ステップS501の
判断処理において、携帯電話端末からの通信要求を受信
したと判断した場合であって、目的とする着呼端末に割
り当てられている加入者電話番号から、その着呼端末が
携帯電話端末であるときには、中継センター107に対
して、目的とする着呼端末の端末位置情報を問い合わせ
る(ステップS502)。
【0136】そして、基地局は、中継センター107か
らの返信情報に基づいて、目的とする着呼端末の位置が
確認できたか否かを判断する(ステップS503)。ス
テップS503の判断処理において、目的とする着呼端
末の位置が確認できたと判断したときには、その目的と
する着呼端末に呼を転送する(ステップS504)。
【0137】このステップS504の処理においては、
発呼端末が位置するエリアの基地局(発呼端末の位置登
録がされている基地局)から、その基地局が位置する地
域を示すカントリコードが、発呼端末からの呼ととも
に、目的とする着呼端末に送信される。そして、基地局
は、目的とする着呼端末において、オフフック操作がな
され、通信回線が接続されて、通話が可能になったか否
かを判断する(ステップS505)。
【0138】ステップS505の判断処理において、通
信回線が接続さて、通話が可能になったと判断したとき
には、基地局は発呼端末と、目的とする着呼端末との間
に、通信路(通信回線)を形成して、通話を可能にする
(ステップS506)。
【0139】ステップS503の判断処理において、目
的とする着呼端末の現在位置が確認できなかった場合、
および、ステップS505の判断処理において、目的と
する着呼端末に呼を送信したが、その応答が返ってこな
いなどの場合には、通話不可であるので、この図6に示
す処理を終了する。
【0140】このように、発呼端末が位置するエリアの
基地局が、発呼端末の使用者が目的とする着呼端末の位
置を、中継センター107に問い合わせることにより特
定する。そして、発呼端末が位置するエリアの基地局
は、自己が位置する地域を示すカントリコードを付加し
た呼を、目的とする着呼端末に送信する。この発呼端末
からの呼とともに送信されてくるカントリコードによっ
て。目的とする着呼端末においては、発呼端末が、どの
国、あるいは、どの地域の基地局の通信可能エリアに位
置しているかを知ることができる。
【0141】[中継センターの処理]図10は、この
第1の実施の形態においての中継センターにおける処理
を説明するためのフローチャートである。中継センター
は、基地局からの目的とする着呼端末の端末位置情報の
問い合わせを受け付け(ステップS601)、自己が管
理する情報から、目的とする着呼端末の端末位置を特定
する(ステップS602)。
【0142】そして、ステップS602において、特定
した目的とする着呼端末の端末位置を示す端末位置情報
を、問い合わせをしてきた基地局に返信する(ステップ
S603)。この場合、図3、図4のフローチャートを
用いて前述したように、各携帯電話端末は、中継センタ
ー107に対して位置登録を行っている。したがって、
使用可能な状態にある携帯電話端末の現在位置は、中継
センターにより管理されている情報に基づいて、容易に
特定することができる。
【0143】そして、前述したように、目的とする着呼
端末には、発呼端末側の基地局から、その基地局が位置
する地域を示すカントリコードが供給されるので、目的
とする着呼端末においては、発呼端末が、どの地域のど
の基地局との間で通信が可能な位置にいるかを特定する
ことができる。
【0144】[着呼端末である携帯電話端末の処理]
そして、着呼端末である携帯電話端末は、前述したよう
に、発呼端末からの呼とともに供給される発呼端末から
の電波を中継する基地局が位置する地域を示すカントリ
コードに基づいて、図5を用いて説明したステータステ
ーブルを参照し、発呼端末が使用される地域が、通話時
の会話の録音機能について規制を設けているか否かを判
別する。そして、通話時の会話の録音機能についての規
制を設けている場合には、その規制にしたがって、着呼
端末においての会話の録音機能を制限する。
【0145】したがって、発呼端末が、携帯電話端末で
ある場合には、図7に示したフローチャートのステップ
S302の処理で、着呼時に提供される情報から、発呼
端末側のカントリコードを抽出して、このカントリコー
ドについてのチェックを行い、ステップS303の判断
処理で、カントリコードが送信されてきているかを判別
し、ステップS304の処理で、カントリコードを用い
て、図5に示したステータステーブルを参照するように
する。
【0146】このようにすることによって、発呼端末
が、携帯電話端末であっても、その電話端末が設置され
た国や地域に適用される法律などの規則に応じて、着呼
端末の通話時の会話の録音機能について、これを制限す
るように制御することができる。
【0147】[発呼端末側からの国際番号が提供されな
い場合]また、前述したように、発呼端末側からの国際
番号を含むようにされた加入者電話番号を、使用者の指
示により、あるいは、電話会社などのネットワークオペ
レータが、通知しないようにしている場合には、発呼端
末が使用される国や地域が会話の録音機能について規制
を設けている地域か否かを知ることはできない。
【0148】このため、前述したように、この第2の実
施の形態においては、少なくとも、発呼端末から提供さ
れる音声などの情報の記録をできないようにする。この
ようにすることによって、仮に発呼端末が使用される地
域が会話の録音機能について規制を設けている場合であ
っても、その規制に違反することはない。
【0149】また、このような場合に、発呼端末からの
情報の記録を禁止するのではなく、着呼端末側が会話の
録音機能を用いる場合に、これを警告する警告音を発呼
端末に送信するようにしてもよい。このようにすること
により、発呼端末の使用者は、着呼端末の使用者が会話
の録音機能を使用するようにしている場合には、これを
知ることができるので、着呼端末の使用者に会話の録音
の中止を求めるなどのことができる。
【0150】[発呼端末の特定の機能についての制限制
御]なお、この第1の実施の形態においての着呼端末の
会話の録音機能の制限制御については前述した通りであ
る。しかし、発呼端末においての通話時における会話の
録音機能についても適正に制限を行えるようにしておく
ことが望ましい。そこで、この第1の実施の形態におい
ては、携帯電話端末が、発呼端末として用いられる場合
であって、通話時の会話の録音機能が動作するようにR
ECスイッチがオンにされたときには、警告音を発生さ
せ、これを着呼端末に送信するようにしてもよい。
【0151】つまり、携帯電話端末のコントロール部2
20は、自機から発呼する場合であって、会話の録音機
能が動作状態にされているときには、音声符号化部21
6の警告音発生部2161を制御して、会話の録音機能
を使用していることを、着呼端末に通知する。
【0152】これにより、発呼端末が、目的とする着呼
端末が使用される地域を特定することができなくても、
少なくとも通話時の会話の録音機能を用いるときには、
警告音を着呼端末に送信することができる。したがっ
て、発呼端末において会話の録音機能を用いた場合に
は、着呼端末に確実に通知することができ、着呼端末の
使用者の要求に応じて、会話の録音機能を使用を中止す
るなどのことができる。
【0153】また、前述したように、電話をかける相手
先が、携帯電話端末か、有線電話端末などの使用される
国が固定的に定まっている電話端末かは、その目的とす
る着呼端末に割り当てられている電話番号により知るこ
とができる。そこで、目的とする着呼端末が、有線電話
端末などの予め決められた国においてのみ使用される電
話端末である場合には、入力する国際番号を含む着呼端
末の電話番号のその国際番号に基づいて、発呼端末にお
いて会話の録音機能を使用する場合の制限を行うように
してもよい。
【0154】すなわち、着呼端末が有線電話端末の場合
には、入力された電話番号に付加される国際番号に基づ
いて、自機のメモリに記憶されている前述したステータ
ステーブルを参照し、着呼端末が使用される国に適用さ
れる会話の録音機能に対する規制を特定し、その規制に
従うようにする。これにより、着呼端末が有線電話端末
の場合には、着呼端末が使用される国に適用される会話
の録音機能に対する規制をも考慮して、発呼端末側の会
話の録音機能の使用に際し制限制御を行うことができ
る。
【0155】なお、この場合においても、警告音の送
信、会話の録音機能の使用の禁止の他、着呼端末から提
供される音声などの情報の記録保持を禁止するなどの制
御を行うことができる。
【0156】[第2の実施の形態]前述した第1の実施
の形態は、発呼端末側から着呼端末に提供するようにさ
れる国際番号やカントリコードを、着呼端末の特定の機
能である会話の録音機能を制限するようにするための地
域識別コードとして用いるようにした。しかし、GSM
方式の通信システムの場合には、携帯電話端末を使用す
る際には、図3、図4のフローチャートを用いて前述し
たように、中継センターに、携帯電話端末の位置登録が
される。
【0157】つまり、中継センターは、待機状態となっ
た携帯電話端末の国際加入者番号、加入者電話番号、端
末位置情報を対応付けて管理している。そこで、この第
2の実施の形態においては、中継センターにおいて管理
されている情報をも用いるようにして、中継センターが
着呼端末の特定の機能を制限するようにするための制御
情報を形成し、着呼端末に送信するようにする。
【0158】なお、この第2の実施の形態においても、
図1を用いて前述したGSM方式の通信システムが用い
られ、使用される携帯電話端末もまた、図2を用いて前
述したものと同様の構成を有するものである。そして、
以下に説明するこの第2の実施の形態においても、発呼
端末と、着呼端末とがともに携帯電話端末であり、特定
の機能として携帯電話端末に設けられた通話時の会話の
録音機能を制限する場合を例にして説明する。
【0159】この第2の実施の形態においても、発呼す
る場合の携帯電話端末の処理は、図8のフローチャート
を用いて前述した第1の実施の形態の携帯電話端末の処
理と同様である。しかし、この第2の実施の形態におい
ては、発呼端末からの通信要求を受信した基地局におい
ての処理、発呼端末側の基地局からの着呼端末の位置の
問い合わせを受ける中継センターにおいての処理、およ
び、着呼端末においての処理が、第1の実施の形態の場
合と異なる。
【0160】[発呼端末からの通信要求(発呼)を中継
する基地局の処理]図11は、発呼端末としての携帯電
話端末からの通信要求を受信した基地局においての処理
を説明するためのフローチャートである。図11に示す
ように、各基地局は、携帯電話端末からの通信要求を待
ち受けている(ステップS701)。ステップS701
の判断処理において、携帯電話端末からの通信要求を受
信したと判断した場合であって、目的とする着呼端末に
割り当てられている加入者電話番号から、その着呼端末
が携帯電話端末であるときには、中継センター107に
対して、この基地局が有する自己が位置する地域を示す
カントリコードを送信するとともに、その目的とする着
呼端末の端末位置情報を問い合わせる(ステップS70
2)。
【0161】ここで、発呼端末側の基地局のカントリコ
ードを中継センター107に送信するのは、発呼端末の
位置を中継センター107に通知するためである。つま
り、発呼端末からの通信要求を受信した基地局のカント
リコードは、発呼端末のおおよその携帯電話端末の現在
位置に相当するからである。
【0162】そして、基地局は、中継センター107か
らの返信情報に基づいて、目的とする着呼端末の位置が
確認できたか否かを判断する(ステップS703)。ス
テップS703の判断処理において、目的とする着呼端
末の位置が確認できたと判断したときには、後述するよ
うに、中継センター107において作成された着呼端末
においての通話時の会話の録音機能を制限するための制
御情報とともに、発呼端末からの呼を、目的とする着呼
端末に転送する(ステップS704)。
【0163】そして、基地局は、目的とする着呼端末側
において、オフフック操作がなされ、回線が接続され
て、通話が可能になったか否かを判断する(ステップS
705)。ステップS705の判断処理において、通信
回線が接続さて、通話が可能になったと判断したときに
は、基地局は発呼を行った携帯電話端末と、その携帯電
話端末が目的とする着呼端末との間に、通信路(通信回
線)を形成して、通話をできるようにする(ステップS
706)。
【0164】ステップS703の判断処理において、目
的とする着呼端末が確認できなかった場合、および、ス
テップS705の判断処理において、目的とする着呼端
末に呼を送信したが、その応答がかえってこなかった場
合には、通話不可であるので、この図11に示す処理を
終了する。
【0165】このように、発呼端末側の基地局は、目的
とする着呼端末の端末位置情報の問い合わせに際して、
自己のカントリコードを発呼端末の現在位置情報として
中継センターに送信する。これにより、中継センターに
おいては、発呼端末の現在位置を考慮して、着呼端末の
会話の録音機能を制限するように制御するための制御情
報を作成することができるようにしている。
【0166】[中継センターの処理]図12は、発呼端
末側の基地局からの着呼端末の位置の問い合わせを受け
る中継センター107においての処理を説明するための
フローチャートである。図12に示すように、中継セン
ター107は、発呼端末側の基地局のカントリコードを
含む目的とする着呼端末の端末位置の問い合わせを受け
付け(ステップS801)、自己が管理する情報から、
目的とする着呼端末の端末位置を特定する(ステップS
802)。
【0167】そして、中継センター107は、発呼端末
側の基地局からのカントリコードと、特定した着呼端末
の端末位置情報とに基づいて、着呼端末の会話の録音機
能を制限するように制御するための制御情報を作成する
(ステップS803)。
【0168】つまり、この第2の実施の形態において
は、中継センター107が、図8に示したようなステー
タステーブルを備えており、発呼端末の位置情報(カン
トリコード)と、着呼端末の端末位置情報とに基づい
て、着呼端末の通話時の会話の録音機能を制限するよう
にするための制御情報を作成する。
【0169】そして、ステップS802において特定し
た目的とする携帯電話端末の端末位置と、作成した制御
情報とを、問い合わせをしてきた基地局に返信する(ス
テップS804)。そして、前述したように、着呼端末
の位置が特定されれば、発呼端末からの呼が、制御情報
ともに、その着呼端末に送信されるので、着呼端末であ
る着呼端末においては、中継センターにおいて作成され
た制御情報に応じて、会話の録音機能の使用時に、提供
された制御情報に応じた制御を行うことができる。
【0170】なお、この第2の実施の形態において、ス
テップS803においては、例えば、発呼端末が使用さ
れる国や地域と、着呼端末が使用される国や地域のうち
の少なくとも一方の国や地域が、通話時における会話の
録音を禁止している国や地域である場合には、着呼端末
の会話の録音機能の使用を禁止するようにする制御情報
を作成する。
【0171】また、少なくとも、着呼端末が使用される
地域において、通話時における会話の録音を行う場合
に、これを相手側に通知することが定められている場合
には、着呼端末の会話の録音機能を使用する場合に、警
告音を発呼端末側に送信するように制御する制御情報を
作成する。
【0172】つまり、第1の実施の形態の場合と同様
に、この第2の実施の形態においても、発呼端末が使用
される国や地域に適用される法律などの規則と、着呼端
末が使用される国や地域に適用される法律などの規則と
の両方を考慮し、着呼端末の会話の録音機能を制限する
ように制御する制御情報を作成し、これを着呼端末に送
信するようにする。
【0173】なお、制御情報は、ここで説明したものに
限るものではなく、発呼端末が使用される国や地域に適
用される法律などの規則と、着呼端末が使用される国や
地域に適用される法律などの規則との両方の組み合わせ
に応じて、制御情報を作成することができる。
【0174】[着呼端末である携帯電話端末の処理]図
13は、この第2の実施の形態においての、着呼端末に
おいての処理を説明するためのフローチャートであり、
中継センター107において作成された制御情報に応じ
て、会話の録音機能を制限するように制御する着呼端末
においての処理を説明するためのものである。
【0175】この第2の実施の形態の着呼端末において
も、図13に示すように、まず、着呼端末(携帯電話端
末)のコントロール220は、RECスイッチ(録音ス
イッチ)がオンにされているか否か、つまり、会話の録
音機能が使用するようにされているか否かを判断する
(ステップS901)。
【0176】ステップS901の判断処理において、R
ECスイッチがオンにされていないと判断したときに
は、会話の録音機能は使用するようにされていないの
で、この図13に示す処理を終了する。ステップS90
1の判断処理において、RECスイッチがオンにされて
いると判断したときには、着呼端末のコントロール部2
20は、受信した呼の情報から中継センターにおいて作
成された制御情報を検出する処理を行う(ステップS9
02)。
【0177】そして、着呼端末のコントロール部220
は、制御情報が検出できたか否かを判断する(ステップ
S903)。ステップS903の判断処理において、制
御情報が検出されなかったと判断したときには、通話時
においての会話の録音についての規制はないと反断し、
着呼端末のCPU224は、各部を制御して、通話時に
おける会話の録音を行うようにする(ステップS90
6)。
【0178】ステップS903の判断処理において、制
御情報を検出したと判断したときには、着呼端末のコン
トロール部220は、その制御情報は、警告音の送出を
指示するものか否かを判断する(ステップS904)。
ステップS904の判断処理において、警告音の送信指
示であると判断したときには、着呼端末のコントロール
220は、音声符号化部216の警告音発生部2161
を制御して、警告音を発生させ、これを発呼端末に送信
する(ステップS905)。そして、着呼端末のコント
ロール部220は、各部を制御して、会話の録音を行う
ようにする(ステップS906)。
【0179】また、ステップS904の判断処理におい
て、警告音の送信指示でないと判断したときには、その
制御情報は、通話時の会話の録音を禁止するものである
と判断できるので、ステップS907の処理に進み、着
呼端末のCPU224は、各部を制御して、会話の録音
機能が動作しないように制御する。
【0180】このように、中継センター107におい
て、着呼端末の通話時の会話の録音機能を制限するよう
に制御する制御情報を形成し、着呼端末に送信すること
によって、着呼端末である携帯電話端末には、図8に示
したようなステータステーブルなどの情報を設ける必要
がない。
【0181】[発呼端末が携帯電話端末以外の有線電話
端末などである場合]発呼端末が携帯電話端末ではな
く、有線電話端末などの決まった国において使用される
電話端末である場合には、例えば、PSTN局106
が、発呼端末の加入者電話番号ともに着呼端末に提供す
るようにされる国際番号を中継センター107に送信す
る。
【0182】そして、中継センターにおいて、この国際
番号を発呼端末が位置する国や地域を示す地域識別コー
ドとして用いて、制御情報を作成するようにする。もち
ろん、この場合には、着呼端末の位置情報をも考慮して
制御情報を作成する。
【0183】このようにすれば、発呼端末が有線電話端
末であっても、有線電話端末が使用される国や地域をも
考慮して制御情報を作成し、その制御情報によって、着
呼端末の通話時の会話の録音機能を制限するように制御
することができる。
【0184】なお、この第2の実施の形態において、中
継センター107は、発呼端末側からのカントリコード
や国際番号とともに、中継センター107が有する情報
である着呼端末の端末位置情報をも考慮して制御情報を
形成するものとして説明した。しかし、これに限るもの
ではない。
【0185】すなわち。発呼端末側からのカントリコー
ドあるいは国際番号のみに基づいて制御情報を作成する
ようにしてももちろんよい。この場合には、発呼端末が
使用される国や地域に応じた着呼端末の通話時の会話の
録音機能の制限制御は、中継センター107において作
成された制御情報に基づいて行うようにする。
【0186】そして、着呼端末自身が使用される国や地
域に応じた着呼端末の通話時の会話の録音機能の制限制
御は、前述もしたように、着呼端末が使用されるエリア
の基地局からBCCHにより提供されるカントリコード
に基づいて行うようにしてもよい。
【0187】[発呼端末の会話の録音機能についての制
御について]なお、この第2の実施の形態の場合には、
中継センターにおいて、目的とする着呼端末の端末位置
が分かる。そこで、着呼端末のために作成した制御情報
と同じように、発呼端末側の基地局のカントリコード
と、着呼端末の端末位置情報とに応じて、発呼端末の会
話の録音機能を制限するようにする制御情報を作成し、
これを発呼端末に発呼端末側の基地局を通じて返信する
ようにする。
【0188】これにより、発呼端末においても、目的と
する着呼端末(携帯電話端末)が使用される地域に適用
される規制に応じて、自己の会話の録音機能を制限する
ように制御することができる。つまり、着呼端末が使用
される国や地域に適用される法律などの規則をも考慮し
て、会話の録音を行っていることを警告する警告音を着
呼端末に送信したり、自己の会話の録音機能を使用不能
(使用禁止)にすることができる。
【0189】また、この第2の実施の形態において、発
呼端末が携帯電話端末であり、着呼端末が、有線電話端
末である場合には、前述した第1の実施の形態のよう
に、発呼端末側の基地局のカントリコードを、着呼端末
である有線電話端末に送信するようにすれば、着呼端末
である有線電話端末において、発呼端末が使用される国
や地域に適用される法律などの規則をも考慮して通話時
の会話の録音機能についての制限制御を行うことができ
る。
【0190】また、発呼端末が有線電話端末である場合
には、前述したように、中継センター107で作成した
発呼端末用の制御情報を、中継センターから発呼端末に
返信すれば、発呼端末が有線電話端末であっても、その
制御情報に応じて、自己の会話の録音機能を制限するよ
うに制御することができる。
【0191】また、前述した第1の実施の形態の場合と
同様に、着呼端末が有線電話端末などである場合には、
発呼端末は、使用者により入力される着呼端末の加入者
電話番号に付加される国際番号により、通話時における
自己(発呼端末)の会話の録音機能を制限するように制
御することもできる。
【0192】[第3の実施の形態]また、発呼端末にお
いて、発呼端末の使用者からの会話の録音機能の使用許
可、不許可の指示入力を受け付けて、この受け付けた指
示入力に応じて制御情報を形成し、この制御情報を着呼
端末に送信するようにすることもできる。この場合に
は、前述したように、カントリコードや国際番号から、
発呼端末が位置する地域に適用される規制内容を特定す
る必要はなく、発呼端末から供給される制御情報に基づ
いて、着呼端末側において、会話の録音機能を制限する
ように制御することができる。
【0193】つまり、第1の実施の形態のように、発呼
端末側から、着呼端末にカントリコードや国際番号を送
信するのではなく、また、第2の実施の形態のように、
中継センター107において形成した制御情報を着呼端
末に送信するのではなく、発呼端末の使用者の意思に応
じた制御情報を、発呼端末から着呼端末に送信する。
【0194】なお、この第3の実施の形態においても、
図1を用いて前述したGSM方式の通信システムが用い
られ、使用される携帯電話端末もまた、図2を用いて前
述したものと同様の構成を有するものである。そして、
以下に説明するこの第3の実施の形態もまた、発呼端末
と、着呼端末とがともに携帯電話端末であり、特定の機
能として携帯電話端末に設けられた通話時の会話の録音
機能を制限する場合を例にして説明する。
【0195】図14は、この第3の実施の形態におい
て、携帯電話端末の発呼時の処理を説明するためのフロ
ーチャートである。図14に示すように、この第3の実
施の形態において、携帯電話端末のコントロール部22
0は、発呼時において、前述した第1、第2の実施の形
態の携帯電話端末と同様に、相手の加入者電話番号の入
力をキーボードを通じて受け付けるとともに、自己の国
際加入者番号をも用いて、通信要求を送信する(ステッ
プS1001)。
【0196】さらに、この第3の実施の形態の携帯電話
端末のCPU224は、目的とする着呼端末の通話時の
会話の録音機能を制限するように制御するための制御情
報の入力を受け付ける(ステップS1002)。ここで
使用者から受け付ける情報は、着呼端末において、会話
の録音機能が用いられる場合に警告音を放音するように
指示する情報や、会話の録音機能が用いられる場合に
は、その会話の録音機能の使用を不能にするように指示
する情報などである。
【0197】そして、携帯電話端末のCPU224は、
制御情報が入力されたか否かを判断し(ステップS10
03)、制御情報が入力されたと判断したときには、入
力された制御情報を目的とする着呼端末に対して送信す
る(ステップS1004)。ステップS1003の判断
処理において、制御情報が入力されていなと判断した場
合、および、ステップS1004の処理において、制御
情報を着呼端末に対して送出した場合には、目的とする
着呼端末との間に通信回線が接続されたか否かを判断す
る(ステップS1005)。
【0198】ステップS1005の判断処理において、
通信回線が接続されたと判断した場合には、携帯電話端
末のCPU224は各部を制御し、通話処理を行う(ス
テップS1006)。また、ステップS1005の判断
処理において、通信回線が接続されないと判断した場合
には、通話処理は行えないので、この図14の処理を終
了する。
【0199】このように、発呼時において、携帯電話端
末は使用者からの制御情報の入力を受け付け、入力され
た制御情報を着呼端末に送信することができるようにし
ている。なお、制御情報は、例えば、警告音の送信を指
示する場合には、「00」、会話の録音機能の使用禁止
を指示する場合には、「01」などというように、予め
決められており、制御情報の入力時において、携帯電話
端末のディスプレイに表示されるガイダンスにしたがっ
て、簡単なキーボード操作で入力することができるよう
にされている。
【0200】また、制御情報を作成するための指示情報
の入力を受け付けて、その指示入力に応じて発呼端末に
おいて制御情報を作成し、これを送信するようにしても
もちろんよい。
【0201】図15は、発呼時に着呼端末の会話の録音
機能を制限するようにするための制御情報の入力を受け
付けて、これを送信する携帯電話端末からの通信要求を
受信する基地局の処理を説明するためのフローチャート
である。この図15に示すフローチャートのステップS
1101からステップS1103までの処理は、図9に
示した第1の実施の形態の発呼端末側の基地局の処理の
対応するステップS501から503の処理と同様の処
理である。
【0202】そして、この第3の実施の形態の発呼端末
側の基地局は、ステップS1103の中継センターから
の応答に基づいて、着呼端末の確認ができた場合には、
使用者により発呼端末に入力された制御情報を、発呼端
末からの呼とともに、着呼端末(着呼端末)に転送する
(ステップS1104)。
【0203】この後の、ステップS1105、ステップ
S1106の処理は、図9に示した第1の実施の形態の
発呼端末側の基地局の処理において対応するステップS
505、ステップS506の処理と同様の処理である。
【0204】このように、発呼端末である携帯電話端末
からの制御情報を基地局を通じて着呼端末に送信するこ
とによって、着呼端末においては、発呼端末からの制御
情報を受信し、その制御情報に応じて、会話の録音機能
を制限するように制御することができる。したがって、
この第3の実施の形態において、着呼端末においての処
理は、図13を用いて前述した第2の実施の形態の着呼
端末の処理と同じ処理を行うことになる。
【0205】また、この第3の実施の形態においては、
発呼端末、着呼端末とも携帯電話端末である場合を例に
して説明したが、これに限るものではない。発呼端末、
着呼端末とも有線電話端末などの予め決められた国にお
いてのみ用いられる電話端末であってもよいし、発呼端
末、着呼端末のうちのいづれか一方が携帯電話端末であ
る場合にも適用することができる。
【0206】また、この第3の実施の形態においては、
発呼端末から着呼端末に提供する制御情報を送信するも
のとして説明した。しかし、これに限るものではない。
例えば、相手端末がGSM方式の通信システムに接続可
能な携帯電話端末であるばあいには、発呼端末の使用者
の意思に応じた制御情報を作成して送信するようにする
指示を中継センター107に送信するようにし、中継セ
ンター107において着呼端末に送信する制御情報を作
成し、これを送信するようにしてももちろんよい。
【0207】なお、前述の実施の形態においては、携帯
電話端末は、図2に示したように、音声復号部207に
録音用メモリ2071を設けるようにした。しかし、通
常の携帯端末の構成では音声復号部207及び音声符号
化部216はDSP(Digital Signal
Processor)が担うことになる。DSPはRA
Mを備えているので、このDSPが有するRAMに、通
話時の会話の録音に使用する領域を割り当てるようにし
てももちろんよい。つまり、携帯電話端末は、図2に示
した構成を有するものではなく、各種の構成の電話通信
端末を用いることができる。
【0208】また、前述の実施の形態においては、通話
時の会話の録音機能を電話端末が有する情報信号処理機
能として説明した。しかし、情報信号処理機能は、通話
時の会話の録音機能に限るものではない。最近では、画
像情報を送信可能な携帯電話端末も登場してきている。
そこで、相手側から送信されてくる画像情報の記録保持
を禁止するなどの制限制御を行うようにすることもでき
る。
【0209】また、携帯電話端末を通じて、テキストデ
ータや、コンピュータデータ、ゲームプログラム、音楽
データなどの様々なデジタルデータの送受信が行われる
ようになってきているが、これらの受信端末における記
録保存機能を禁止するようにするなどの制限制御を行う
場合にもこの発明を適用することができる。
【0210】つまり、プライバシーの問題や、肖像権、
著作権の問題などから、国や地域によって、電話通信時
において制限されている事項について、自己が位置する
地域だけでなく、通信の相手先が位置する国や地域など
に適用される法律などの規則をも考慮して、電話通信端
末などの通信端末の特定の機能についての制御を行うよ
うにすることができる。
【0211】また、近年においては、PDA(Pers
onal Digital Assistants)と
呼ばれる電話通信網に接続可能な個人向け携帯型情報通
信機器が広く利用されている。このような電話通信網に
接続可能な情報通信機器もまた、電話通信網に接続され
る電話通信端末として、これらの通信端末にもこの発明
を適用し、その通信端末の特定の機能を制限することが
できる。
【0212】また、前述の実施の形態においては、GS
M方式の通信システムを用いた場合について説明した。
しかし、通信システムはGSM方式のものに限るもので
はない。他の各種の通信方式が適用された通信システム
に、この発明を適用することができる。
【0213】なお、前述した実施の形態において、基地
局と、中継センターは、別々に存在するものとして説明
したが、基地局と中継センターとの両方の機能を合わせ
持つ基地局あるいは中継センターを通信システムに設け
るようにしてもよい。
【0214】また、前述した第2の実施の形態におい
て、GSM方式の通信システムに接続可能な携帯電話端
末を用いる場合に、中継センターにおいて、制御情報を
作成するようにしてもよいことを説明した。しかし、こ
れに限るものではない。PSTN(公衆電話網)にも、
有線電話端末(加入者端末)について管理する管理セン
ターを設けることによって、その管理センターにおい
て、前述した中継センターの場合と同様に、電話端末の
機能を制限するようにするための制御情報を作成するこ
とができる。
【0215】また、前述した、第1の実施の形態と、第
2の実施の形態と、第3の実施の形態とのそれぞれにお
いて説明した方法を併用するようにし、それぞれの場合
に応じて、適切な方法を使用するようにしてもよい。
【0216】例えば、一方の通信端末が携帯電話端末で
あり、他方の通信端末が有線電話端末の場合には、第1
の実施の形態、または、第2の実施の形態を適用し、双
方の電話端末が、携帯電話端末の場合には、第2の実施
の形態を適用するというように、この発明を使い分ける
ようにしてもよい。
【0217】また、第1の実施の形態の方法と、第3の
実施の形態の方法とを併用したり、第2の実施の形態の
方法と、第3の実施の形態の方法を併用することももち
ろんできる。
【0218】また、警告音としては、ブザー、アラー
ム、メロディ(音楽)などのほか、例えば、「会話録音
中です。」などの音声メッセージなどの各種の音声情報
を用いることができる。この場合、音声メッセージに使
用する言語は、日本語や英語などの各種の言語を用いる
ことができる。また、メッセージ情報の表示が可能電話
端末に対しては、表示用メッセージ情報を送信するよう
にしてもよいし、LED(発行ダイオード)などの警告
用の表示素子を発光させたり点滅させるようにする制御
情報を送信するようにしてもよい。
【0219】すなわち、情報信号処理機能の使用を報知
する場合の方法としては、音声メッセージの送信、表示
メッセージの送信、表示素子を制御するための情報の送
信などの各種の方法を用いて報知することができる。
【0220】また、前述した実施の形態においては、例
えば、着呼端末においては、発呼端末が使用される国や
地域と、着呼端末が使用される国や地域とを考慮するよ
うにした。この場合に、発呼端末が位置する地域におい
ては、通話時の会話の録音が制限されている場合には、
着呼端末において、発呼端末からの音声情報のみを録音
できないようにし、着呼端末の使用者が着呼端末に入力
する音声情報は録音できるようにすることもできる。
【0221】このように、自己が位置する地域と、通話
の相手先が位置する地域と考慮する場合、それらの組み
合わせに応じて、通話の一方の話者からの音声情報を録
音できないように制御することもできる。このような場
合に、前述した実施の形態においては、音声復号部20
7のメモリ2071に記録するようにする音声の一方
を、記録する情報としてメモリ2071に供給しないよ
うに制御すればよい。
【0222】また、自機が常に会話の録音機能の制限が
ない地域で使用することが分かっている場合などにおい
ては、発呼先が位置する地域のみを考慮すればよい。こ
のような場合には、通信の相手先が位置する地域のみを
考慮し、自己が位置する地域については考慮しないよう
にすることもできる。これは、コントロール部220に
おいて実行するプログラムの変更によって対応すること
ができる。
【0223】また、実際に携帯電話端末が使用される地
域ではなく、加入登録を行った国などの地域が問題にな
る場合には、基地局のカントリコードを用いるのではな
く、加入者電話番号とともに送信される国際番号を常に
用いる用にすればよい。
【0224】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、自機が使用される国や地域に適用される法律などの
規則を考慮するだけでなく、通信の相手端末が使用され
る国や地域に適用される法律などの規則をも考慮して、
あるいは、通信の相手端末からの制御情報に基づいて、
自機が有する情報信号処理機能を制限するように制御す
ることができる。
【0225】これによって、通信の相手先が位置する国
や地域に適用される法律などの規則に、知らず知らずの
うちに違反してしまったり、通信の相手端末の使用者の
意に反して情報信号処理機能を用いてしまうことを確実
に防止することができる。
【0226】また、通信の相手のプライバシーや、肖像
権、著作権といった権利を、意識せずに侵害してしまう
ような不都合を、使用者が意識することなく、確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用される通信システムを説明する
ための図である。
【図2】この発明による電話通信端末が適用された携帯
電話端末を説明するためのブロック図である。
【図3】位置登録を行う場合の携帯電話端末において行
われる処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】位置登録を受け付ける中継センターにおいて行
われる処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】携帯電話端末などに用意されるステータステー
ブルについて説明するための図である。
【図6】ステータスと、制御内容との対応について説明
するための図である。
【図7】着信を受けた携帯電話端末(着呼端末)におい
て行われる処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図8】携帯電話端末の発呼時の処理を説明するための
フローチャートである。
【図9】携帯電話端末からの通信要求を受信して、中継
する基地局において行われる処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図10】基地局からの着呼端末の位置の問い合わせを
受ける中継センターにおいて行われる処理を説明するた
めの図である。
【図11】携帯電話端末からの通信要求を受信して、中
継する基地局において行われる処理の他の例を説明する
ためのフローチャートである。
【図12】基地局からの着呼端末の位置の問い合わせを
受ける中継センターにおいて行われる処理の他の例を説
明するための図である。
【図13】着信を受けた携帯電話端末(着呼端末)にお
いて行われる処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図14】携帯電話端末の発呼時の処理の他の例を説明
するためのフローチャートである。
【図15】携帯電話端末からの通信要求を受信して、中
継する基地局において行われる処理の他の例を説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
101、102…携帯電話端末、103、104…携帯
電話基地局、105…通信網、106…PSTN局、1
07…中継センター(認証センター)、108…電話
網、201…送受信アンテナ、201…アンテナ共用
器、203…受信RF部、204…ミキサ、205…受
信IF部、206…受信復調部、207…音声復号部、
2071…録音用メモリ、208…スピーカアンプ、2
09…スピーカ(受話器)、210…通信データ復号
部、211…局発部、212…送信RF部、213…ミ
キサ、214…送信IF部、215…送信変調部、21
6…音声符号化部、2161…警告音発生部、217…
マイクロホンアンプ、218…マイクロホン(送話
器)、219…通信データ符号化部、220…コントロ
ール部、221…ROM、222…RAM、223…E
EPROM、224…CPU、225…CPUバス、2
26…RTC、231…ディスプレイI/F、232…
ディスプレイ、233…キーボードI/F,234…キ
ーボードI/F、235…データI/F、236…カー
ドI/F、237…SIMカードドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/22 H04Q 7/04 J 7/28 Fターム(参考) 5K015 AA00 AB00 AF01 AF09 GA00 GA03 5K024 AA61 AA71 AA72 BB00 CC01 CC11 DD01 DD04 DD05 FF05 GG00 GG01 GG10 5K027 AA11 BB09 CC08 EE11 FF01 FF25 HH00 HH17 HH23 5K051 CC06 CC07 DD00 DD01 EE01 FF04 FF21 GG01 HH12 HH17 JJ16 JJ17 5K067 AA34 BB04 DD17 DD18 DD19 DD23 EE02 EE10 EE16 FF02 FF26 FF40 GG11 HH05 HH22 HH23

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも受信した情報信号についての処
    理を行う情報信号処理機能を備える電話通信端末の前記
    情報信号処理機能を制限する方法であって、 着信時に受け取る情報に含まれる発呼端末が使用されて
    いる国や地域を識別するための地域識別コードを検出す
    る検出工程と、 前記検出工程において検出した前記地域識別コードに基
    づいて、前記情報信号処理機能に対する制限制御を行う
    制御工程とを有することを特徴とする電話通信端末の機
    能制限方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電話通信端末の機能制限
    方法において、 前記検出工程においては、前記発呼端末に割り当てられ
    た電話番号とともに送信されてくる国コードを前記地域
    識別コードとして検出することを特徴とする電話通信端
    末の機能制限方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の電話通信端末の機能制限
    方法において、 前記発呼端末は、携帯電話通信端末であって、 前記地域識別コードは基地局で付加されることを特徴と
    する電話通信端末の機能制限方法。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の電話通信端末の機能制限
    方法において、 前記発呼端末に割り当てられている電話番号が使用者に
    より非通知とされている場合には、あるいは、前記地域
    識別コードが前記検出工程において検出できなかった場
    合には、前記制御工程において、前記情報信号処理機能
    に対する制限を実行することを特徴とする電話通信方
    法。
  5. 【請求項5】少なくとも受信した情報信号についての処
    理を行う情報信号処理機能を備える電話通信端末の前記
    情報信号処理機能を制限する方法であって、 着信時に受け取る情報に含まれる前記情報信号処理機能
    を制限制御するための制御情報を検出する検出工程と、 前記検出工程において検出した前記制御情報に基づい
    て、前記情報信号処理機能に対する制限制御を行う制御
    工程とを有することを特徴とする電話通信端末の機能制
    限方法。
  6. 【請求項6】請求項1、請求項2、請求項3、請求項4
    または請求項5に記載の電話通信端末の機能制限方法に
    おいて、 前記情報信号処理機能は、通話時の会話の録音機能であ
    り、 前記制御工程においては、通話時の会話の録音を禁止す
    ることを特徴とする電話通信端末の機能制限方法。
  7. 【請求項7】請求項1、請求項2、請求項3、請求項4
    または請求項5に記載の電話通信端末の機能制限方法に
    おいて、 前記情報信号処理機能は、通話時の会話の録音機能であ
    り、 前記制御工程においては、通話時に会話の録音を行う場
    合に、相手方に会話を録音していることを報知すること
    を特徴とする電話通信端末の機能制限方法。
  8. 【請求項8】請求項1、請求項2、請求項3、請求項4
    または請求項5に記載の電話通信端末の機能制限方法に
    おいて、 前記情報信号処理機能は、通話の相手先から送信されて
    くる情報信号の記録機能であり、 前記制御工程においては、通話の相手先から送信されて
    くる情報信号の記録を禁止することを特徴とする電話通
    信端末の機能制限方法。
  9. 【請求項9】着呼端末においての情報信号処理機能を制
    限するように制御するための制御情報を発呼端末側から
    送信し、 前記着呼端末は、前記制御情報を受信して、受信した前
    記制御情報に基づいて、自機の前記情報信号処理機能を
    制限するように制御することを特徴とする電話通信方
    法。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の電話通信方法におい
    て、 前記発呼端末側からの前記制御情報は、前記発呼端末
    が、使用者からの指示入力情報に応じて作成し、これを
    前記着呼端末に送信することを特徴とする電話通信方
    法。
  11. 【請求項11】少なくとも一方が携帯電話通信端末であ
    る場合の電話通信方法であって、 前記携帯電話通信端末の位置情報を管理する中継センタ
    ーが、発呼端末側から発呼時に送信されてくる発呼時情
    報に含まれる情報に基づいて、着呼端末の情報信号処理
    機能を制限するように制御するための制御情報を作成
    し、この制御情報を前記着呼端末に送信し、 前記着呼端末は、前記制御情報を受信して、受信した前
    記制御情報に基づいて、自機の前記情報信号処理機能を
    制限するように制御することを特徴とする電話通信方
    法。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の電話通信方法におい
    て、 前記中継センターは、前記発呼端末からの前記発呼端末
    に割り当てられている電話番号とともに送信される国コ
    ードに基づいて、前記制御情報を作成することを特徴と
    する電話通信方法。
  13. 【請求項13】請求項11に記載の電話通信方法におい
    て、 前記発呼端末は、携帯電話通信端末であり、 前記中継センターは、前記発呼端末が位置する基地局で
    付加されるカントリコードに基づいて、前記制御情報を
    作成することを特徴とする電話通信方法。
  14. 【請求項14】請求項11に記載の電話通信方法におい
    て、 前記中継センターは、前記発呼端末から送信されてくる
    前記発呼端末に入力された使用者からの指示情報に基づ
    いて、前記制御情報を作成することを特徴とする電話通
    信方法。
  15. 【請求項15】請求項9、請求項10、請求項11、請
    求項12、請求項13または請求項14に記載の電話通
    信方法において、 前記情報信号処理機能は、通話時の会話の録音機能であ
    り、前記制御情報は、通話時の会話の録音を禁止するこ
    とを指示するものであることを特徴とする電話通信方
    法。
  16. 【請求項16】請求項9、請求項10、請求項11、請
    求項12、請求項13または請求項14に記載の電話通
    信方法において、 前記情報信号処理機能は、通話時の会話の録音機能であ
    り、前記制御情報は、、通話時に会話の録音を行う場合
    に、会話を録音していることを相手方に報知することを
    指示するものであることを特徴とする電話通信方法。
  17. 【請求項17】請求項9、請求項10、請求項11、請
    求項12、請求項13または請求項14に記載の電話通
    信方法において、 前記情報信号処理機能は、通話の相手先から送信されて
    くる情報信号の記録機能であり、前記制御情報は、通話
    の相手先から送信されてくる情報信号の記録を禁止する
    ことを指示するものであることを特徴とする電話通信方
    法。
  18. 【請求項18】少なくとも受信した情報信号についての
    処理を行う情報信号処理手段と、 着信時に受け取る情報に含まれる発呼端末が使用されて
    いる国や地域を識別するための地域識別コードを検出す
    る検出手段と、 前記検出手段により検出された前記地域識別コードに基
    づいて、前記情報信号手段により行われる情報信号処理
    に対する制限制御を行う制御手段とを備えることを特徴
    とする電話通信端末。
  19. 【請求項19】請求項18に記載の電話通信端末におい
    て、 前記検出手段は、前記発呼端末に割り当てられた電話番
    号とともに送信されてくる国コードを前記地域識別コー
    ドとして検出することを特徴とする電話通信端末。
  20. 【請求項20】請求項18に記載の電話通信端末におい
    て、 前記検出手段は、発呼端末が位置する基地局で付加され
    るカントリコードを前記地域識別コードとして検出する
    ことを特徴とする電話通信端末。
  21. 【請求項21】請求項19に記載の電話通信端末におい
    て、 前記発呼端末に割り当てられている電話番号が使用者に
    より非通知とされている場合には、あるいは、前記検出
    手段により、電話番号とともに送信されてくる前記国コ
    ードが検出されなかった場合には、前記制御手段は、前
    記情報信号手段により行われる情報信号処理に対する制
    限制御を実行することを特徴とする電話通信方法。
  22. 【請求項22】少なくとも受信した情報信号についての
    処理を行う情報信号処理手段と、 着信時に受け取る情報に含まれる前記情報信号処理手段
    により行われる情報信号処理に対する制限制御を行うた
    めの制御情報を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記制御情報に基づい
    て、前記情報信号手段により行われる情報信号処理に対
    する制限制御を行う制御手段とを備えることを特徴とす
    る電話通信端末。
  23. 【請求項23】請求項18、請求項19、請求項20、
    請求項21または請求項22に記載の電話通信端末にお
    いて、 前記情報信号処理手段は、通話時の会話を録音するもの
    であり、 前記制御手段は、前記情報信号処理手段を制御して、通
    話時の会話の録音を禁止するものであることを特徴とす
    る電話通信端末。
  24. 【請求項24】請求項18、請求項19、請求項20、
    請求項21または請求項22に記載の電話通信端末にお
    いて、 前記情報信号処理手段は、通話時の会話を録音するもの
    であり、 前記制御手段は、通話時の会話の録音を行う場合に、会
    話を録音していることを相手方に報知することを特徴と
    する電話通信端末。
  25. 【請求項25】請求項18、請求項19、請求項20、
    請求項21または請求項22に記載の電話通信端末にお
    いて、 前記情報信号処理手段は、通話の相手先から送信されて
    くる情報信号を記録するものであり、 前記制御手段は、前記情報信号処理手段を制御して、通
    話の相手先から送信されてくる情報信号の記録を不能に
    することを特徴とする電話通信端末。
  26. 【請求項26】着呼端末においての情報信号処理機能を
    制限するようにするための制御情報についての指示入力
    を受け付ける指示入力受付手段と、 前記指示入力受付手段により受け付けられた前記指示入
    力に応じて、前記着呼端末の前記情報信号処理手段を制
    限するように制御するための制御情報を作成する制御情
    報作成手段と、 前記制御情報作成手段により作成された前記制御情報を
    前記着呼端末に送信する制御情報送信手段とを備えるこ
    とを特徴とする電話通信端末。
  27. 【請求項27】着呼端末においての情報信号処理機能を
    制限するようにするための制御情報についての指示入力
    情報を受け付ける指示入力受付手段と、 前記指示入力受け付け手段を通じて受け付けた指示入力
    情報を送信する送信手段とを備えることを特徴とする電
    話通信端末。
  28. 【請求項28】通信ネットワークに接続され、前記ネッ
    トワークに接続される携帯電話通信端末の位置情報を管
    理する中継センター装置であって、 発呼端末からの発呼時情報に含まれる情報に基づいて、
    携帯電話通信端末である着呼端末の情報信号処理機能を
    制限するように制御するための制御情報を作成する制御
    情報作成手段と、 前記制御情報作成手段により作成された前記制御情報を
    前記着呼端末に送信するようにする制御情報送信手段と
    を備えることを特徴とする中継センター装置。
  29. 【請求項29】請求項28に記載の中継センター装置に
    おいて、 前記中継センター装置の前記制御情報作成手段は、前記
    発呼端末に割り当てられている電話番号とともに送信さ
    れる国コードに基づいて、前記制御情報を作成すること
    を特徴とする中継センター装置。
  30. 【請求項30】請求項28に記載の中継センター装置に
    おいて、 前記発呼端末は、携帯電話通信端末であり、 前記中継センター装置の前記制御情報作成手段は、発呼
    端末が位置する地域の基地局で付加されるカントリコー
    ドに基づいて、前記制御情報を作成することを特徴とす
    る中継センター装置。
  31. 【請求項31】請求項28に記載の中継センター装置に
    おいて、 発呼端末は、相手端末の特定の機能を制限するための制
    御情報についての指示入力を受付けて、前記指示入力に
    応じた情報を前記発呼時情報に含めて送信することがで
    きるものであり、 前記中継センター装置の前記制御情報作成手段は、発呼
    端末からの前記発呼時情報に含まれる前記発呼端末の使
    用者からの指示入力情報に基づいて、前記制御情報を作
    成することを特徴とする中継センター装置。
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