JP2001197179A - 携帯無線電話機 - Google Patents

携帯無線電話機

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JP2001197179A
JP2001197179A JP2000001871A JP2000001871A JP2001197179A JP 2001197179 A JP2001197179 A JP 2001197179A JP 2000001871 A JP2000001871 A JP 2000001871A JP 2000001871 A JP2000001871 A JP 2000001871A JP 2001197179 A JP2001197179 A JP 2001197179A
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microphone
projection
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Yoshihiro Hattori
好廣 服部
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化されても、マイクとスピーカとの距離
を長くして通話品質の低下を防止しかつ使用者の通話時
の違和感を解消すると共に使用者にとって使い勝手のよ
い携帯無線電話機を提供する。 【解決手段】 通話時にフリップ6を開放すると、これ
に連動してばね体9の付勢力により、フリップ6の開口
部6bから突出部材7が突出する。通話終了後には、突
出部材7をばね体9の付勢力に抗してフリップ6内に後
退させ、フリップ6の係合穴6cに突出部材7の係合ピ
ン12を係合させて突出部材7をフリップ6内に固定す
る。本体1の肉薄部1b上にフリップ6を折りたたむ
と、突起部8により係合ピン12を上記係合が解除され
る。同時に突出部材7の突出は段差部1cにより規制さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フリップを備え
た折り畳み式の携帯無線電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の折り畳み式の携帯無線電
話機の構造を示す斜視図である。図7において、101
は携帯電話機本体、102は電源スイッチ、103は電
池ボックス、104は電話機の操作および動作状態を表
示する表示部、105は操作用キースイッチ、106は
キースイッチ105を覆う閉位置とキースイッチ105
が露出される開位置との間を携帯電話機本体101のヒ
ンジ部107により回動可能に支持されたキースイッチ
カバー(フリップ)である。108は携帯電話機本体1
01に伸縮自在に取付けられたアンテナ、109は携帯
電話機本体101のヒンジ部107の近傍に設けられた
音声入力用のマイク、110は通話相手からの音声出力
用のスピーカである。なお、マイク109とスピーカ1
10との距離は、携帯電話機本体101が既に充分に小
型化されて家庭用電話機に比べてはるかに短く設定され
ている。
【0003】次に動作について説明する。携帯電話機で
通話する場合には、使用者はスイッチカバー106を開
き、電源スイッチ102をオンにして携帯電話機本体1
01を待ち受け状態とした後に、キースイッチ105で
相手先の電話番号を入力し、表示部104にその電話番
号を表示させ、キースイッチ105のうち送話ボタンを
押し、送信する。受話信号を受信すると、リンガー音な
どで表示されるので、キースイッチ105のうち受話ボ
タンを押して通話を行う。通話の際、開いたキースイッ
チカバー106は、マイク109とスピーカ110との
距離の短縮化による通話品質の低下を導音効果で緩和す
ると同時に、通話上の違和感を、使用者がマイク109
とスピーカ110との距離を疑似的に長く感じることで
緩和する効果をもたらす。
【0004】図7に示した従来の携帯無線電話機は以上
のように構成されているので、携帯電話機本体101内
に収容される回路部分が現在よりも更に小型化された場
合には、通話品質の低下を防止しかつ使用者の通話時の
違和感を少なくするために、携帯電話機本体101を所
定の長さ以下に短くすることができない。
【0005】これに対し、特開平8−97895号公報
はフリップ内に携帯電話機本体の下部に設けたマイクへ
音声を導く音道を設けた構成を開示しており、この音道
によりマイクとスピーカとの距離を実質的に広げてい
る。また、特開平8−102778号公報はフリップに
必要に応じて突出可能な両指向性マイクを設けた構成を
開示しており、両指向性マイクの特性により雑音をキャ
ンセルし、通話品質を改善している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
公報に開示された従来の携帯電話機では、更に小型化が
求められる場合には、開放したフリップとスピーカとの
距離以上にマイクとスピーカとの距離を長くすることが
できず、通話品質の低下を防止しかつ使用者の通話時の
違和感を解消することが困難であるという課題があっ
た。また、後者の公報に開示された従来の携帯電話機で
は、マイクの突出を手動で行う構成となっているため、
使用者にとって使い勝手がよくないという課題もあっ
た。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、更に小型化されても、開放したフ
リップとスピーカとの距離以上にマイクとスピーカとの
距離を実質的に長くすることができ、通話品質の低下を
防止しかつ使用者の通話時の違和感を解消すると共に使
用者にとって使い勝手のよい携帯無線電話機を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る携帯無線
電話機は、下部にマイクを設けた本体と、該本体の表面
を覆う閉位置と前記本体の表面から離間する開位置との
間を前記本体の下部に設けられた回動機構により回動す
るように支持されたフリップとを備えた携帯無線電話機
において、前記フリップ内に配設されかつ音声を前記本
体のマイクへ導く音道を有する突出部材と、該突出部材
を前記フリップの開口の内部から外部へ付勢する付勢手
段と、該付勢手段により付勢される前記突出部材の外向
への突出を規制する第1の突出規制手段と、前記フリッ
プが閉位置に保持された際に、前記第1の突出規制手段
による規制を解除する規制解除手段と、該規制解除手段
により規制が解除されて付勢手段により付勢される突出
部材の突出を閉位置で規制する第2の突出規制手段とを
備えたことを特徴とするものである。
【0009】この発明に係る携帯無線電話機は、本体
が、スピーカを備えた肉厚部と、マイクを備えた肉薄部
と、該肉薄部と前記肉厚部とを区画しかつフリップを閉
位置に保持した状態で前記フリップの開口を塞ぐ段差部
とを含み、該段差部は第2の突出規制手段を構成するこ
とを特徴とするものである。
【0010】この発明に係る携帯無線電話機は、第1の
突出規制手段がフリップに設けられた係合穴と突出部材
に設けられかつ前記係合穴に係合可能な係合ピンとから
構成され、規制解除手段はフリップが閉位置に保持され
た状態でフリップの係合穴を介して前記突出部材の係合
ピンを係合解除方向に押圧する突起部であることを特徴
とするものである。
【0011】この発明に係る携帯無線電話機は、本体の
下部に代えて、突出部材にマイクを設けたことを特徴と
するものである。
【0012】この発明に係る携帯無線電話機は、突出部
材にアンテナを設けたことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明に係る携帯電話機の実施
の形態1を示す図であり、(A)は正面図、(B)は
(A)のB−B矢視図、(C)は(A)のC−C矢視図
であり、図2は図1に示した携帯無線電話機におけるフ
リップの開閉動作を説明するための図であり、(A)は
図1(A)のII−II線断面図、(B)はフリップの
閉位置から回動開始直後における突出部材の突出状態を
示す断面図、(C)はフリップが開位置まで開放された
状態を示す断面図、(D)は(C)に示したフリップの
開位置における突出部材のフリップ内への収容状態を示
す断面図であり、図3は図1および図2に示した携帯無
線電話機におけるフリップを示す図であり、(A)は図
2(C)に対応する平面断面図、(B)は(A)のB−
B線断面図、(C)は図2(D)に対応する平面断面図
であり、図4は図3(C)のIV−IV線断面図であ
る。
【0014】図1から図4において、1は携帯電話機本
体(以下、単に本体という)である。本体1は受話音声
を発するスピーカ2および電話機の操作および動作状態
を表示する表示部3を設けた肉厚部1aと、音声を拾う
マイク4および電源スイッチ(図示せず)や操作用キー
スイッチ(図示せず)を設けた肉薄部1bと、この肉薄
部1bと上記肉厚部1aとを区画する段差部1cとから
概略構成されている。この本体1の下部には、回動機構
としてのヒンジ部5によりフリップ6が回動可能に支持
されている。フリップ6の回動軸側の端部には、フリッ
プが完全に開放された位置(開位置)にあるときに上記
マイク4に連通するマイク穴4aと対向する音出し穴6
aが形成され、回動軸から遠位の端部にはフリップ6内
に配設される突出部材7を出没させるための開口部6b
が形成されている。また、フリップ6のうち、本体1の
肉薄部1bに接触する面を表面とすると、その表面の一
部には係合穴6cが形成され、他方、本体1の肉薄部1
b上にはフリップ6が完全に肉薄部1bを覆う位置(閉
位置)にあるときにフリップ6の係合穴6cに係合する
突起部8が形成されている。フリップ6内の突出部材7
は、図3に示すように付勢手段としてのばね体9により
フリップ6の内部から開口部6bを介して外部に向けて
常に付勢されている。このような突出部材7内には上記
マイク4に音声を導く音道10が形成されている。音道
10は、図4に示すように突出部材7をフリップ6内に
おいて一定の方向および一定の距離だけ摺動させるスラ
イド機構11に沿って形成されている。即ち、スライド
機構11はフリップ6の表面を構成する平面部6dの裏
面にフリップ6の回動軸側から遠位端に向けて延びる一
対の凸条部6eと、これら凸条部6eを受け入れかつ突
出部材7の上面に形成された一対の溝部7aとから構成
されており、音道10はフリップ6の凸条部6eおよび
突出部材7の溝部7a間に形成されている。
【0015】また、突出部材7の外側には突出部材7が
突出していない状態で上記フリップ6の係合穴6cに係
合して上記ばね体9の付勢力に抗して突出部材7の突出
を規制する係合ピン12が設けられている。
【0016】次に動作について説明する。携帯電話機に
より通話する場合には、使用者は電源スイッチ(図示せ
ず)をオンにし、本体1を待ち受け状態とし、キースイ
ッチ(図示せず)で相手先電話番号を入力するか、または
予め本体1の記憶装置に記憶させた相手先電話番号を選
択し、発着呼キー(図示せず)を押して通話を開始する。
また、受信時は受信信号を受信した本体1がリンガー音
などで受信を表示したとき発着呼キーを押して通話を開
始する。このとき、使用者は通話をより快適にするため
にフリップ6を開放する。図2(B)に示すようにフリ
ップ6を開放すると、これに連動してばね体9の付勢力
により、フリップ6の開口部6bから突出部材7が突出
する。フリップ6は図2(C)に示す位置まで開放する
ことが可能であり、この位置では、フリップ6の音出し
穴6aとマイク4のマイク穴4aとが近接して対向する
ため、音道10とマイク穴4aとが実質的に連通する。
従って、突出部材7の先端の音口10aで拾った使用者
の音声は、音道10を通って音出し穴6aへ導かれ、マ
イク穴4aからマイク4に導かれる。音道10を有する
突出部材7がフリップ6から外側に突出するため、突出
部材7の突出量分だけ、見かけ上、スピーカ2とマイク
4との距離を長くすることができる。
【0017】通話終了後に、フリップ6を折りたたむに
は、まず、図2(C)に示す矢印方向に手または指で突
出部材7をばね体9の付勢力に抗してフリップ6内に後
退させ、フリップ6の係合穴6cにフリップ6の内側か
ら突出部材7の係合ピン12を係合させる。この係合に
より突出部材7をフリップ6内に固定する。次に、図2
(D)に示す矢印方向にフリップ6を倒すようにして本
体1の肉薄部1b上に折りたたむことによってフリップ
6の係合穴6cに肉薄部1b上の突起部8をフリップ6
の外側から進入させ、係合ピン12をフリップ6の外側
から内側(係合解除方向)に押圧してフリップ6の係合
穴6cと突出部材7の係合ピン12との係合を解除す
る。同時に、フリップ6の開口部6bは本体1の段差部
1cにより塞がれるため、上記係合が解除されても突出
部材7の突出はフリップ6を立ち上げない限り上記段差
部1cにより確実に規制される。
【0018】なお、この実施の形態1では、フリップ6
の係合穴6cと突出部材7の係合ピン12とは突出部材
7の突出を規制する第1の突出規制手段を構成し、突起
部8はフリップ6の係合穴6cと突出部材7の係合ピン
12との係合による規制を解除する規制解除手段を構成
し、本体1の段差部1cは規制解除手段により規制が解
除されて突出可能となった突出部材7の突出をフリップ
6の開口部6bを閉塞することで規制する第2の突出規
制手段を構成している。
【0019】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、突出部材7の突出を規制する係合を解除した突出部
材7の突出を段差部1cで規制するようにしたので、次
にフリップ6を本体1から立ち上げることによりフリッ
プ6の開口部6bを段差部1cから開放でき、ばね体9
により付勢されている突出部材7をフリップ6の開口部
6bから容易に突出させることができる。即ち、フリッ
プ6の開放に連動して突出部材7がフリップ6から外側
に突出されるので、突出部材7の突出量分だけ、見かけ
上、スピーカ2とマイク4との距離を実質的に長くする
ことができる。このため、本体1の小型化に伴い全長が
短くなっても、それによる通話品質の低下を緩和すると
同時に、使用者が通話時にマイクが口元から離れていて
感ずる違和感を緩和することができる。しかも、この携
帯無線電話機は、フリップ6の開放に連動して突出部材
が突出するため、フリップ6の開放後、使用者自ら突出
部材7を引き出す必要がなく、迅速に通話を開始するこ
とができ、使用者にとって非常に使い勝手に優れたもの
となる。
【0020】また、この実施の形態1によれば、フリッ
プ6を折りたたんだときにフリップ6により覆われる本
体1の肉薄部1b上に設けた突起部8により突出部材7
の突出を規制する係合を解除するようにしたので、通話
終了後等の使用者によるフリップ折りたたみ動作を利用
して容易に上記係合を解除することができ、次のフリッ
プ6の開放に備えて突出部材7を突出可能状態におくこ
とができる。
【0021】また、この実施の形態1では、第1の突出
規制手段をフリップ6に設けた係合穴と突出部材7に設
けた係合ピンによって構成したが、この発明はこれに限
定されず、逆に突出部材7に係合穴を設け、フリップ6
に係合ピンを設けた構成でもよい。同様に、規制解除手
段を本体1の肉薄部1bに設けた突起部8で構成した
が、この発明はこれに限定されず、上記第1の突出規制
手段との関連において必要であれば突起部を例えば本体
1の段差部1cに設けてもよい。更に、この実施の形態
では、従来の携帯無線電話機の本体にも存在する段差部
1cを第2の突出規制手段として利用することで、従来
の本体をそのまま利用でき、電話機全体の設計変更部分
を最小限とすることができ、改良に伴う製造コスト増を
抑制することができる。なお、第2の突出規制手段を本
体1の段差部1cで構成したが、この発明はこれに限定
されず、フリップ6の開口部6bを閉塞できるものであ
れば、突起部、壁部等を利用することができる。
【0022】なお、上記実施の形態1においては、携帯
電話機を例にして説明したが、スピーカとマイクを備え
た小型電子機器、例えば、その他の携帯情報端末やコー
ドレス電話などについても適用でき、同様の効果を期待
できる。
【0023】実施の形態2.図5はこの発明に係る携帯
無線電話機の実施の形態2の構成を示す図であり、
(A)は平面断面図、(B)は(A)のB−B線断面図
である。なお、以下の説明において、既に説明した部材
と同一もしくは相当する部材には同一の符号を付して、
重複説明を適宜省略する。
【0024】この実施の形態2の特徴は、実施の形態1
において本体1に設けられたマイク4に代えて、突出部
材7内にマイクを設けた点にある。即ち、図5におい
て、20は突出部材7の内部のうち、突出部材7の先端
部に設けられた音口10aに対応する位置に取り付けら
れたマイクであり、ヒンジ部5を通過して本体1内部の
回路部へ導体20aにより電気的に接続されている。
【0025】この実施の形態2によれば、本体1を小型
化して全長を短くしても、それによる通話品質の低下を
緩和すると同時に、使用者が通話時にマイクが口元から
離れていて感ずる違和感を緩和することができる。しか
も、この実施の形態2では、突出部材7に音道を設ける
代りに、マイク自体を使用者の口元に近づけたので、実
施の形態1よりも通話品質を格段に向上させることがで
きる。
【0026】実施の形態3.図6はこの発明に係る携帯
無線電話機の実施の形態3の構成を示す図であり、
(A)は平面断面図、(B)は(A)のB−B線断面図
である。
【0027】この実施の形態3の特徴は、実施の形態2
の構成に加え、突出部材7内に更にアンテナを設けた点
にある。即ち、一般的にアンテナは本体1の上部に設け
られているが、この実施の形態3では本体1側にアンテ
ナを設けずに、突出部材7内にのみ設けたものである。
図6において、21は突出部材7に埋め込まれたアンテ
ナで、たとえば誘電体基板に形成されたプリント配線や
導線により構成され、本体1内部へは同軸コード21a
で電気的に接続されている。
【0028】この実施の形態3によれば、突出部材7に
アンテナ21を埋め込むことで、通話時に受信状態を向
上させるために、使用者がその都度アンテナを引き出す
手間を省くことができると共に、突出部材7内にアンテ
ナ21を隠せるので、アンテナの突出感が無く、本体1
自体の小型化感を損なわせるという不都合を生じること
がない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、フリップの開放に連動して突出部材がフリップから
外側に突出されるので、突出部材の突出量分だけ、見か
け上、スピーカとマイクとの距離を実質的に長くするこ
とができる。このため、本体の小型化に伴い全長が短く
なっても、それによる通話品質の低下を緩和すると同時
に、使用者が通話時にマイクが口元から離れていて感ず
る違和感を緩和することができる。しかも、この携帯無
線電話機は、フリップの開放に連動して突出部材が突出
するため、フリップの開放後、使用者自ら突出部材を引
き出す必要がなく、迅速に通話を開始することができ、
使用者にとって非常に使い勝手に優れたものとなる効果
がある。
【0030】この発明によれば、突出部材の突出を規制
する係合を解除した突出部材の突出を段差部で規制する
ようにしたので、次にフリップを本体から立ち上げるこ
とによりフリップの開口部を段差部から開放でき、ばね
体により付勢されている突出部材をフリップの開口部か
ら容易に突出させることができる。また、従来の携帯無
線電話機の本体にも存在する段差部を第2の突出規制手
段として利用することで、従来の本体をそのまま利用で
き、電話機全体の設計変更部分を最小限とすることがで
き、改良に伴う製造コスト増を抑制することができる効
果がある。
【0031】この発明によれば、フリップを折りたたん
だときにフリップにより覆われる本体の肉薄部上に設け
た突起部により突出部材の突出を規制する係合を解除す
るようにしたので、通話終了後等の使用者によるフリッ
プ折りたたみ動作を利用して容易に上記係合を解除する
ことができ、次のフリップの開放に備えて突出部材を突
出可能状態におくことができる効果がある。
【0032】この発明によれば、突出部材にマイクを設
けたことにより、本体にマイクを設け、このマイクに突
出部材に設けた音道で音声を導く構成よりも、マイク自
体を使用者の口元に近づけることができるので、通話品
質を格段に向上させることができる効果がある。
【0033】この発明によれば、突出部材にアンテナを
設けたことにより、通話時に受信状態を向上させるため
に、その都度アンテナを引き出す手間を省くことができ
ると共に、突出部材内にアンテナを隠せるので、アンテ
ナの突出感が無く、本体自体の小型化感を損なわせると
いう不都合を生じることがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る携帯無線電話機の実施の形態
1の構成を示す図であり、(A)は正面図、(B)は
(A)のB−B矢視図、(C)は(A)のC−C矢視図
である。
【図2】 図1に示した携帯無線電話機におけるフリッ
プの開閉動作を説明するための図であり、(A)は図1
(A)のII−II線断面図、(B)はフリップの閉位
置から回動開始直後における突出部材の突出状態を示す
断面図、(C)はフリップが開位置まで開放された状態
を示す断面図、(D)は(C)に示したフリップの開位
置における突出部材のフリップ内への収容状態を示す断
面図である。
【図3】 図1および図2に示した携帯無線電話機にお
けるフリップを示す図であり、(A)は図2(C)に対
応する平面断面図、(B)は(A)のB−B線断面図、
(C)は図2(D)に対応する平面断面図である。
【図4】 図3(C)のIV−IV線断面図である。
【図5】 この発明に係る携帯無線電話機の実施の形態
2の構成を示す図であり、(A)は平面断面図、(B)
は(A)のB−B線断面図である。
【図6】 この発明に係る携帯無線電話機の実施の形態
3の構成を示す図であり、(A)は平面断面図、(B)
は(A)のB−B線断面図である。
【図7】 従来の携帯電話機の構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 携帯電話機本体、1a 肉厚部、1b 肉薄部、1
c 段差部(第2の突出規制手段)、2 スピーカ、3
表示部、4 マイク、4a マイク穴、5ヒンジ部
(回動機構)、6 フリップ、6a 音出し穴、6b
開口部、6c係合穴(第1の突出規制手段)、6d 平
面部、6e 凸条部、7 突出部材、7a 溝部、8
突起部(規制解除手段)、9 ばね体(付勢手段)、1
0 音道、10a 音口、11 スライド機構、12
係合ピン(第1の突出規制手段)、20 マイク、20
a 導体、21 アンテナ、21a 同軸コード。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部にマイクを設けた本体と、該本体の
    表面を覆う閉位置と前記本体の表面から離間する開位置
    との間を前記本体の下部に設けられた回動機構により回
    動するように支持されたフリップとを備えた携帯無線電
    話機において、 前記フリップ内に配設されかつ音声を前記本体のマイク
    へ導く音道を有する突出部材と、該突出部材を前記フリ
    ップの開口の内部から外部へ付勢する付勢手段と、該付
    勢手段により付勢される前記突出部材の外向への突出を
    規制する第1の突出規制手段と、前記フリップが閉位置
    に保持された際に、前記第1の突出規制手段による規制
    を解除する規制解除手段と、該規制解除手段により規制
    が解除されて付勢手段により付勢される突出部材の突出
    を閉位置で規制する第2の突出規制手段とを備えたこと
    を特徴とする携帯無線電話機。
  2. 【請求項2】 本体は、スピーカが備えられた肉厚部
    と、マイクが備えられた肉薄部と、該肉薄部と前記肉厚
    部とを区画しかつフリップが閉位置に保持された状態で
    前記フリップの開口を塞ぐ段差部とを含み、該段差部は
    第2の突出規制手段を構成することを特徴とする請求項
    1記載の携帯無線電話機。
  3. 【請求項3】 第1の突出規制手段はフリップに設けら
    れた係合穴と突出部材に設けられかつ前記係合穴に係合
    可能な係合ピンとから構成され、規制解除手段はフリッ
    プが閉位置に保持された状態でフリップの係合穴を介し
    て前記突出部材の係合ピンを係合解除方向に押圧する突
    起部であることを特徴とする請求項2記載の携帯無線電
    話機。
  4. 【請求項4】 本体の下部に代えて、突出部材にはマイ
    クが設けられたことを特徴とする請求項1記載の携帯無
    線電話機。
  5. 【請求項5】 突出部材には、アンテナが設けられたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項4記載の携帯無線
    電話機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014085645A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd 開閉装置

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JP2014085645A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd 開閉装置

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