JP2001196695A - 光半導体装置の製造方法 - Google Patents
光半導体装置の製造方法Info
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- JP2001196695A JP2001196695A JP2000007485A JP2000007485A JP2001196695A JP 2001196695 A JP2001196695 A JP 2001196695A JP 2000007485 A JP2000007485 A JP 2000007485A JP 2000007485 A JP2000007485 A JP 2000007485A JP 2001196695 A JP2001196695 A JP 2001196695A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光半導体装置の製造方法に関し、メサの〔0
−11〕方向の接線成分を有する側壁における被さり成
長の発生を防止する。 【解決手段】 活性層1を含むメサ構造を埋め込む埋込
層であって、活性層1より上部に位置するn型電流ブロ
ック層3を選択成長させる際に、n型不純物とII族p
型不純物とを同時に含んだ雰囲気中で成長させる。
−11〕方向の接線成分を有する側壁における被さり成
長の発生を防止する。 【解決手段】 活性層1を含むメサ構造を埋め込む埋込
層であって、活性層1より上部に位置するn型電流ブロ
ック層3を選択成長させる際に、n型不純物とII族p
型不純物とを同時に含んだ雰囲気中で成長させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光半導体装置の製造
方法に関するものであり、特に、半導体レーザを集積化
した光半導体装置における半導体レーザ部と光結合器部
との接合部等におけるメサの周囲が〔0−11〕方向の
接線成分を有する場合に、被さり成長のない埋め込み成
長を行なうためのn型電流ブロック層中に添加する不純
物に特徴のある光半導体装置の製造方法に関するもので
ある。
方法に関するものであり、特に、半導体レーザを集積化
した光半導体装置における半導体レーザ部と光結合器部
との接合部等におけるメサの周囲が〔0−11〕方向の
接線成分を有する場合に、被さり成長のない埋め込み成
長を行なうためのn型電流ブロック層中に添加する不純
物に特徴のある光半導体装置の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体レーザと光ファイバを基礎
とする光通信技術の発展はめざましく、幹線系の通信路
では光ファイバが金属ケーブルをほとんど置き換えてし
まった状況であり、最近では、インターネットに代表さ
れるデータ通信需要の爆発的増大に伴い、効率的に通信
容量を増大させる方法の開発が急がれている。
とする光通信技術の発展はめざましく、幹線系の通信路
では光ファイバが金属ケーブルをほとんど置き換えてし
まった状況であり、最近では、インターネットに代表さ
れるデータ通信需要の爆発的増大に伴い、効率的に通信
容量を増大させる方法の開発が急がれている。
【0003】そのための手法としては、一本の光ファイ
バ中に複数の波長のレーザ光を同時に伝送させる波長多
重通信(WDM:Wavelength Divisi
onMultiplexing)技術が大本命と考えら
れており、この様な波長多重通信に対応するためには、
一つのチップ中に発振波長の異なる半導体レーザアレイ
を光結合器(MMI:Multimodal Inte
rface)により結合した方式の多波長光源が必要に
なる。
バ中に複数の波長のレーザ光を同時に伝送させる波長多
重通信(WDM:Wavelength Divisi
onMultiplexing)技術が大本命と考えら
れており、この様な波長多重通信に対応するためには、
一つのチップ中に発振波長の異なる半導体レーザアレイ
を光結合器(MMI:Multimodal Inte
rface)により結合した方式の多波長光源が必要に
なる。
【0004】ここで、図6を参照して光通信用半導体レ
ーザとして用いられている従来のBH構造の半導体レー
ザの代表的例として、FBH(Flat−Buried
−Heterostructure)構造半導体レーザ
を利用した多波長光源を説明する。 図6(a)参照 図6(a)は、従来の多波長光源を一例を概略的に示し
た上面図であり、この多波長光源は、複数のストライプ
状半導体レーザからなるレーザ部41、レーザアレイを
一本に束ねる光結合器部42、光結合器部42からの波
長多重化されたレーザ光を増幅する窓構造を有する光増
幅部43から構成されている。
ーザとして用いられている従来のBH構造の半導体レー
ザの代表的例として、FBH(Flat−Buried
−Heterostructure)構造半導体レーザ
を利用した多波長光源を説明する。 図6(a)参照 図6(a)は、従来の多波長光源を一例を概略的に示し
た上面図であり、この多波長光源は、複数のストライプ
状半導体レーザからなるレーザ部41、レーザアレイを
一本に束ねる光結合器部42、光結合器部42からの波
長多重化されたレーザ光を増幅する窓構造を有する光増
幅部43から構成されている。
【0005】図6(b)参照 図6(b)は、図6(a)におけるレーザ部41におけ
るA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った段断面図であり、F
BH構造半導体レーザによって構成されている。このF
BH構造半導体レーザは、(100)面のn型InP基
板44上に、n側クラッド層を兼ねるn型InPバッフ
ァ層(図示を省略)を設け、各半導体レーザに対応する
領域に異なった周期の回折格子を設けたのち、n型In
GaAsPガイド層45、MQW活性層46、p型In
GaAsPガイド層47、及び、p型InPクラッド層
48を順次MOVPE法(有機金属気相成長法)によっ
て成長させたのち、SiO2 マスク等の誘電体マスク
(図示せず)を用いてメサエッチングを行い、〈01
1〉方向に延びるストライプ状メサ49を形成する。
るA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った段断面図であり、F
BH構造半導体レーザによって構成されている。このF
BH構造半導体レーザは、(100)面のn型InP基
板44上に、n側クラッド層を兼ねるn型InPバッフ
ァ層(図示を省略)を設け、各半導体レーザに対応する
領域に異なった周期の回折格子を設けたのち、n型In
GaAsPガイド層45、MQW活性層46、p型In
GaAsPガイド層47、及び、p型InPクラッド層
48を順次MOVPE法(有機金属気相成長法)によっ
て成長させたのち、SiO2 マスク等の誘電体マスク
(図示せず)を用いてメサエッチングを行い、〈01
1〉方向に延びるストライプ状メサ49を形成する。
【0006】次いで、この誘電体マスクを選択成長マス
クとして用いて、MOVPE法を用いてp型InP埋込
層50によってストライプ状メサ49を埋め込み、引き
続いてn型InP電流ブロック層51をその上面がスト
ライプ状メサ49の頂面より高くなるように成長させ
る。
クとして用いて、MOVPE法を用いてp型InP埋込
層50によってストライプ状メサ49を埋め込み、引き
続いてn型InP電流ブロック層51をその上面がスト
ライプ状メサ49の頂面より高くなるように成長させ
る。
【0007】次いで、誘電体マスクを除去し、全面にp
型InPクラッド層52及びp型InGaAsPコンタ
クト層53を成長させたのち、レーザ部41のp型In
GaAsPコンタクト層53上にp側電極54を設ける
と共に、n型InP基板44の裏面にn側電極56を設
けてFBH構造半導体レーザが完成する。なお、実際に
は、図7(b)のストライプ状メサ49の両側の埋込層
に分離用の溝が設けられている。
型InPクラッド層52及びp型InGaAsPコンタ
クト層53を成長させたのち、レーザ部41のp型In
GaAsPコンタクト層53上にp側電極54を設ける
と共に、n型InP基板44の裏面にn側電極56を設
けてFBH構造半導体レーザが完成する。なお、実際に
は、図7(b)のストライプ状メサ49の両側の埋込層
に分離用の溝が設けられている。
【0008】また、光増幅部43においても、レーザ部
と同様にFBH構造になっており、光増幅部43のp型
InGaAsPコンタクト層53上には独立のp側電極
55を設けると共に、出力端側は広禁制帯幅半導体層で
埋め込まれた窓構造となっている。
と同様にFBH構造になっており、光増幅部43のp型
InGaAsPコンタクト層53上には独立のp側電極
55を設けると共に、出力端側は広禁制帯幅半導体層で
埋め込まれた窓構造となっている。
【0009】また、光結合器部42においては、バット
・ジョイント方式によって、レーザ部41からのレーザ
光に対して透明な広い禁制帯幅のInGaAsP光導波
層をInPクラッド層で挟んだダブルヘテロ接合によっ
て構成された幅広のストライプ状メサとなっている。
・ジョイント方式によって、レーザ部41からのレーザ
光に対して透明な広い禁制帯幅のInGaAsP光導波
層をInPクラッド層で挟んだダブルヘテロ接合によっ
て構成された幅広のストライプ状メサとなっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多波長光源に
おいては、光増幅部43の出力端側や、レーザ部41と
光結合器部42との接合部も埋め込む必要があるが、こ
れらの露出端面は〈0−11〉方向の接線成分を有して
いるので、成長面が(111)A面で止まらず、選択成
長マスク上に被さり成長が起こり埋込形状に問題が発生
するので、この事情を図7及び図8を参照して説明す
る。なお、本明細書においては、明細書作成の都合上、
本来“1バー”で表す面指数を“−1”で表し、〔0−
11〕方向は、〈0−11〉方向と結晶学的に等価な全
ての面を意味する。
おいては、光増幅部43の出力端側や、レーザ部41と
光結合器部42との接合部も埋め込む必要があるが、こ
れらの露出端面は〈0−11〉方向の接線成分を有して
いるので、成長面が(111)A面で止まらず、選択成
長マスク上に被さり成長が起こり埋込形状に問題が発生
するので、この事情を図7及び図8を参照して説明す
る。なお、本明細書においては、明細書作成の都合上、
本来“1バー”で表す面指数を“−1”で表し、〔0−
11〕方向は、〈0−11〉方向と結晶学的に等価な全
ての面を意味する。
【0011】図7(a)参照 図7(a)は、図6(a)の光増幅部43を囲む一点鎖
線の領域をストライプ方向に垂直に劈開した断面を図6
(a)に示した矢印方向の斜め上から見た電子顕微鏡写
真を大まかに模写したものであり、SiO2 マスク57
を選択成長マスクとしてn型InP電流ブロック層51
がSiO2 マスク57より高く成長するにつれて、スト
ライプ状メサの側部においては順テーパ状の斜面、即
ち、(111)B面が表れた面58によって成長が止ま
る。
線の領域をストライプ方向に垂直に劈開した断面を図6
(a)に示した矢印方向の斜め上から見た電子顕微鏡写
真を大まかに模写したものであり、SiO2 マスク57
を選択成長マスクとしてn型InP電流ブロック層51
がSiO2 マスク57より高く成長するにつれて、スト
ライプ状メサの側部においては順テーパ状の斜面、即
ち、(111)B面が表れた面58によって成長が止ま
る。
【0012】図7(b)参照 図7(b)は、断面写真を大まかに模写したものであ
り、この場合には、埋込層の成長状態が明らかになるよ
うに、InP埋込層の間に破線で示す薄いInGaAs
層を所定の間隔で挟み込んだものであり、n型InP電
流ブロック層51がSiO2 マスク57より高く成長す
るにつれて、順テーパ状の斜面、即ち、(111)B面
で成長が止まり横方向成長することによって平坦化して
いく様子が見て取れる。
り、この場合には、埋込層の成長状態が明らかになるよ
うに、InP埋込層の間に破線で示す薄いInGaAs
層を所定の間隔で挟み込んだものであり、n型InP電
流ブロック層51がSiO2 マスク57より高く成長す
るにつれて、順テーパ状の斜面、即ち、(111)B面
で成長が止まり横方向成長することによって平坦化して
いく様子が見て取れる。
【0013】図7(c)参照 図7(c)は、図7(a)におけるA−A′を結ぶ一点
鎖線を結ぶ断面に相当する断面の電子顕微鏡写真を大ま
かに模写したものであり、この場合にはMQW活性層4
6を成長させない試料の断面図である。この断面におい
ては、SiO2 膜57の延在方向の端部には、細い実線
で示す(111)A面で成長が止まらず逆テーパ領域5
9として、SiO2 マスク57の上に被さり成長する。
なお、この場合もInP埋込層の間に破線で示す薄いI
nGaAs層を所定の間隔で挟み込み、成長の様子が分
かるようにしている。
鎖線を結ぶ断面に相当する断面の電子顕微鏡写真を大ま
かに模写したものであり、この場合にはMQW活性層4
6を成長させない試料の断面図である。この断面におい
ては、SiO2 膜57の延在方向の端部には、細い実線
で示す(111)A面で成長が止まらず逆テーパ領域5
9として、SiO2 マスク57の上に被さり成長する。
なお、この場合もInP埋込層の間に破線で示す薄いI
nGaAs層を所定の間隔で挟み込み、成長の様子が分
かるようにしている。
【0014】図8参照 図8は、図6(a)のレーザ部41と光結合器部42の
接合部近傍を囲む一点鎖線の領域をストライプ方向に平
行に劈開した断面を斜め上から見た電子顕微鏡写真を大
まかに模写したものであり、レーザ部41と光結合器部
42の接合部の端面は〈0−11〉方向の接線成分を有
しているので、図7(b)の場合と同様に、n型InP
電流ブロック層51がSiO2 マスク57上に被さり成
長していることが読み取れ、n型InP電流ブロック層
51の高さが、SiO2 マスク57の高さを越えた場合
に顕著になる。
接合部近傍を囲む一点鎖線の領域をストライプ方向に平
行に劈開した断面を斜め上から見た電子顕微鏡写真を大
まかに模写したものであり、レーザ部41と光結合器部
42の接合部の端面は〈0−11〉方向の接線成分を有
しているので、図7(b)の場合と同様に、n型InP
電流ブロック層51がSiO2 マスク57上に被さり成
長していることが読み取れ、n型InP電流ブロック層
51の高さが、SiO2 マスク57の高さを越えた場合
に顕著になる。
【0015】この様な、結晶成長状況において、SiO
2 マスク57を除去したのち、p型InPクラッド層5
2及びp型InGaAsPコンタクト層53を成長させ
た場合、被さり成長した逆テーパ領域59が空洞として
残り、不測のレーザ光の乱反射の原因となり、出射光特
性を劣化させたり、或いは、被さり成長部分が異常成長
となり易く、多波長光源の信頼性上重大な障害となる虞
がある。
2 マスク57を除去したのち、p型InPクラッド層5
2及びp型InGaAsPコンタクト層53を成長させ
た場合、被さり成長した逆テーパ領域59が空洞として
残り、不測のレーザ光の乱反射の原因となり、出射光特
性を劣化させたり、或いは、被さり成長部分が異常成長
となり易く、多波長光源の信頼性上重大な障害となる虞
がある。
【0016】したがって、本発明は、メサの〔0−1
1〕方向の接線成分を有する側壁における被さり成長の
発生を防止することを目的とする。
1〕方向の接線成分を有する側壁における被さり成長の
発生を防止することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理的構
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。なお、本発明の
光半導体装置を構成するFBH半導体レーザの概略的断
面図であり、図面における符号4〜7は、夫々、n型基
板、p型クラッド層、p型埋込層、p型クラッド層であ
る。 図1参照 (1)本発明は、光半導体装置の製造方法において、活
性層1を含むメサ構造を埋め込む埋込層であって、活性
層1より上部に位置するn型電流ブロック層3を選択成
長させる際に、n型不純物とII族p型不純物とを同時
に含んだ雰囲気中で成長させることを特徴とする。
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。なお、本発明の
光半導体装置を構成するFBH半導体レーザの概略的断
面図であり、図面における符号4〜7は、夫々、n型基
板、p型クラッド層、p型埋込層、p型クラッド層であ
る。 図1参照 (1)本発明は、光半導体装置の製造方法において、活
性層1を含むメサ構造を埋め込む埋込層であって、活性
層1より上部に位置するn型電流ブロック層3を選択成
長させる際に、n型不純物とII族p型不純物とを同時
に含んだ雰囲気中で成長させることを特徴とする。
【0018】この様に、活性層1を含むメサ構造、特
に、〔0−11〕方向の接線成分を有する側壁を有する
メサ構造を埋め込む際に、活性層1より上部に位置する
n型電流ブロック層3を選択成長させる際に、n型不純
物とII族p型不純物とを同時に含んだ雰囲気中で成長
させることによって、(111)A面での成長を抑制
し、(111)A面を越えた被さり成長を抑制すること
が可能になる。
に、〔0−11〕方向の接線成分を有する側壁を有する
メサ構造を埋め込む際に、活性層1より上部に位置する
n型電流ブロック層3を選択成長させる際に、n型不純
物とII族p型不純物とを同時に含んだ雰囲気中で成長
させることによって、(111)A面での成長を抑制
し、(111)A面を越えた被さり成長を抑制すること
が可能になる。
【0019】即ち、(111)A面は(100)面より
II族元素の表面吸着率が高く、Znの場合には、2桁
程度吸着が大きくなるので、II族元素の供給が増大す
るにつれて、III 族元素の格子位置が吸着したII族原
子により占められ、In等のIII 族原子が本来のIII 族
格子位置に取り込まれる割合が低下し、(111)A面
で成長が停止するものと推測される。
II族元素の表面吸着率が高く、Znの場合には、2桁
程度吸着が大きくなるので、II族元素の供給が増大す
るにつれて、III 族元素の格子位置が吸着したII族原
子により占められ、In等のIII 族原子が本来のIII 族
格子位置に取り込まれる割合が低下し、(111)A面
で成長が停止するものと推測される。
【0020】(2)また、本発明は、上記(1)におい
て、n型電流ブロック層3中に含有されるII族p型不
純物の濃度が、(100)面で5.0×1017cm-3以
上になるように、成長雰囲気中のII族p型不純物の添
加量を制御したことを特徴とする。
て、n型電流ブロック層3中に含有されるII族p型不
純物の濃度が、(100)面で5.0×1017cm-3以
上になるように、成長雰囲気中のII族p型不純物の添
加量を制御したことを特徴とする。
【0021】この様に、n型電流ブロック層3中に含有
されるII族p型不純物の濃度を、(100)面換算で
5.0×1017cm-3以上とすることによって、再現性
良く被さり成長を抑制することが可能になる。
されるII族p型不純物の濃度を、(100)面換算で
5.0×1017cm-3以上とすることによって、再現性
良く被さり成長を抑制することが可能になる。
【0022】(3)また、上記(1)または(2)にお
いて、活性層1を含むメサ構造がストライプ状メサ構造
2であり、ストライプ状メサ構造2の端面に窓構造を設
けたことを特徴とする。
いて、活性層1を含むメサ構造がストライプ状メサ構造
2であり、ストライプ状メサ構造2の端面に窓構造を設
けたことを特徴とする。
【0023】この様に、ストライプ状メサ構造2の端面
に窓構造を設ける場合には、劈開面を考慮すると、通常
は、端面は〔0−11〕方向の接線成分を有するので被
さり成長が生じやすくなるので、上述の同時ドープは重
要になる。
に窓構造を設ける場合には、劈開面を考慮すると、通常
は、端面は〔0−11〕方向の接線成分を有するので被
さり成長が生じやすくなるので、上述の同時ドープは重
要になる。
【0024】なお、それ以外の構成としては、本発明
は、上記(1)乃至(3)のいずれかにおいて、光半導
体装置が、複数の埋め込み型レーザと、複数の埋め込み
型レーザを結合してレーザ出力を出力する光結合器部を
有することを特徴とする。即ち、埋め込み型レーザと光
結合器部との接合部には、〔0−11〕方向の接線成分
を有する端面が表れるので、この領域における被さり成
長を抑制するために同時ドープは重要になる。
は、上記(1)乃至(3)のいずれかにおいて、光半導
体装置が、複数の埋め込み型レーザと、複数の埋め込み
型レーザを結合してレーザ出力を出力する光結合器部を
有することを特徴とする。即ち、埋め込み型レーザと光
結合器部との接合部には、〔0−11〕方向の接線成分
を有する端面が表れるので、この領域における被さり成
長を抑制するために同時ドープは重要になる。
【0025】また、本発明は、上記(1)乃至(3)の
いずれかにおいて、n型不純物とII族p型不純物を含
むn型電流ブロック層3の直下に、p型不純物を含まな
いn型電流ブロック層3を予め成長させることを特徴と
する。即ち、光結合器部との接合部に至る近傍の埋め込
み型レーザは屈曲部を有することになり、この屈曲部に
おいて同時ドープしたp型不純物の異常拡散によってn
型電流ブロック層3が局所的にp型化する虞があるの
で、p型不純物を含まない薄いn型電流ブロック層3を
予め成長させることによって、短絡を防止することがで
きる。
いずれかにおいて、n型不純物とII族p型不純物を含
むn型電流ブロック層3の直下に、p型不純物を含まな
いn型電流ブロック層3を予め成長させることを特徴と
する。即ち、光結合器部との接合部に至る近傍の埋め込
み型レーザは屈曲部を有することになり、この屈曲部に
おいて同時ドープしたp型不純物の異常拡散によってn
型電流ブロック層3が局所的にp型化する虞があるの
で、p型不純物を含まない薄いn型電流ブロック層3を
予め成長させることによって、短絡を防止することがで
きる。
【0026】また、本発明は、上記(1)乃至(3)の
いずれかにおいて、埋込層を選択成長させる前に、選択
成長用マスクを部分的に除去することを特徴とする。即
ち、光結合器部を設ける場合、光結合器部上の選択成長
用マスクを除去したのち、埋込層を成長させても良いも
のであり、〔0−11〕方向の接線成分を有する光結合
器部の端部での成長は選択成長ではなくなるので、被さ
り成長が防止される。
いずれかにおいて、埋込層を選択成長させる前に、選択
成長用マスクを部分的に除去することを特徴とする。即
ち、光結合器部を設ける場合、光結合器部上の選択成長
用マスクを除去したのち、埋込層を成長させても良いも
のであり、〔0−11〕方向の接線成分を有する光結合
器部の端部での成長は選択成長ではなくなるので、被さ
り成長が防止される。
【0027】また、本発明は、上記(1)乃至(3)の
いずれかにおいて、n型不純物とII族p型不純物を含
むn型電流ブロック層3のn型不純物として、IV族元
素或いはVI族元素のいずれかを用いたことを特徴とす
る。即ち、n型不純物としてはIV族元素或いはVI族
元素のいずれかが望ましく、IV族元素を用いた場合に
は原料の扱いが容易になり、一方、VI族元素を用いた
場合には、より高濃度にドープしても表面の荒れを低減
することができる。
いずれかにおいて、n型不純物とII族p型不純物を含
むn型電流ブロック層3のn型不純物として、IV族元
素或いはVI族元素のいずれかを用いたことを特徴とす
る。即ち、n型不純物としてはIV族元素或いはVI族
元素のいずれかが望ましく、IV族元素を用いた場合に
は原料の扱いが容易になり、一方、VI族元素を用いた
場合には、より高濃度にドープしても表面の荒れを低減
することができる。
【0028】また、本発明は、上記(1)乃至(3)の
いずれかにおいて、埋込層を成長させる際に、成長雰囲
気中に塩素化合物を添加することを特徴とする。即ち、
成長雰囲気中にモノクロロメタン(CH3 Cl)或いは
モノクロロエタン(C2 H5 Cl)等の塩素化合物を添
加することによって、ストライプ状メサ構造2の近傍を
平坦化することができる。
いずれかにおいて、埋込層を成長させる際に、成長雰囲
気中に塩素化合物を添加することを特徴とする。即ち、
成長雰囲気中にモノクロロメタン(CH3 Cl)或いは
モノクロロエタン(C2 H5 Cl)等の塩素化合物を添
加することによって、ストライプ状メサ構造2の近傍を
平坦化することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】ここで、本発明の実施の形態の製
造工程を図2乃至図5を参照して説明する。なお、各図
における左側の図は平面図であり、右側の図は左側の図
におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図であ
る。 図2(a)参照 まず、(100)面を主面とするn型InP基板11上
に、基板温度を620℃とした状態で、原料ガスとして
TMI(トリメチルインジウム)及びPH3 を用い、ま
た、SiH4 を不純物源として流すことによって厚さが
200〜1000nm、例えば、500nmで不純物濃
度が5.0×1017cm-3のバッファ層を兼ねるn型I
nPクラッド層12を成長させる。
造工程を図2乃至図5を参照して説明する。なお、各図
における左側の図は平面図であり、右側の図は左側の図
におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図であ
る。 図2(a)参照 まず、(100)面を主面とするn型InP基板11上
に、基板温度を620℃とした状態で、原料ガスとして
TMI(トリメチルインジウム)及びPH3 を用い、ま
た、SiH4 を不純物源として流すことによって厚さが
200〜1000nm、例えば、500nmで不純物濃
度が5.0×1017cm-3のバッファ層を兼ねるn型I
nPクラッド層12を成長させる。
【0030】次いで、島状(アイランド状)にコルゲー
ション加工することによって、レーザ部18のn型In
Pクラッド層12の表面に互いに周期の異なる回折格子
13を形成する。
ション加工することによって、レーザ部18のn型In
Pクラッド層12の表面に互いに周期の異なる回折格子
13を形成する。
【0031】次いで、基板温度を同じく620℃とした
状態で、TMI、TEG(トリエチルガリウム)、As
H3 、及び、PH3 を用い、また、SiH4 を不純物源
として流すことによって厚さが、例えば、50nmのn
型InGaAsPガイド層14を成長させ、次いで、S
iH4 の供給を停止して、厚さが、例えば、6nmで圧
縮歪が1%のノン・ドープInGaAsPウエル層、及
び、厚さが、例えば、10nmで、PL波長が1.3μ
m組成の無歪のノン・ドープInGaAsPバリア層を
交互に成長させることによって発光波長が1.55μm
のMQW活性層15を成長させる。
状態で、TMI、TEG(トリエチルガリウム)、As
H3 、及び、PH3 を用い、また、SiH4 を不純物源
として流すことによって厚さが、例えば、50nmのn
型InGaAsPガイド層14を成長させ、次いで、S
iH4 の供給を停止して、厚さが、例えば、6nmで圧
縮歪が1%のノン・ドープInGaAsPウエル層、及
び、厚さが、例えば、10nmで、PL波長が1.3μ
m組成の無歪のノン・ドープInGaAsPバリア層を
交互に成長させることによって発光波長が1.55μm
のMQW活性層15を成長させる。
【0032】次いで、p型不純物源としてDMZn(ジ
メチル亜鉛)を供給することによって、厚さが、例え
ば、20nmのp型InGaAsPガイド層16を成長
させたのち、TEG及びAsH3 の供給を停止すること
によって、厚さが100〜500nm、例えば、300
nmで不純物濃度が5.0×1017cm-3のp型InP
クラッド層17を順次成長させる。
メチル亜鉛)を供給することによって、厚さが、例え
ば、20nmのp型InGaAsPガイド層16を成長
させたのち、TEG及びAsH3 の供給を停止すること
によって、厚さが100〜500nm、例えば、300
nmで不純物濃度が5.0×1017cm-3のp型InP
クラッド層17を順次成長させる。
【0033】図2(b)参照 次いで、CVD法によって厚さ0.3μmのSiO2 膜
を堆積させたのち、パターニングして〈011〉方向に
幅10μmのストライプ状のSiO2 マスク21をレー
ザ部18と光増幅部20とに選択的に形成し、次いで、
このSiO2 マスク21をマスクとしてウェット・エッ
チングを施すことによって、高さが、例えば、1.0μ
mのストライプ状メサ22を形成する。
を堆積させたのち、パターニングして〈011〉方向に
幅10μmのストライプ状のSiO2 マスク21をレー
ザ部18と光増幅部20とに選択的に形成し、次いで、
このSiO2 マスク21をマスクとしてウェット・エッ
チングを施すことによって、高さが、例えば、1.0μ
mのストライプ状メサ22を形成する。
【0034】図3(c)参照 次いで、SiO2 マスク21をそのまま選択成長マスク
として用いて、MOVPE法によってInPクラッド層
23、PL波長組成が1.3μmのInGaAsP光導
波層24、及び、InPクラッド層25を順次成長させ
てストライプ状メサ22の周囲を平坦に埋め込む。な
お、この埋め込み成長工程において、InGaAsP光
導波層24と、p型InGaAsPガイド層16、MQ
W活性層15、及び、n型InGaAsPガイド層14
との高さがほぼ一致するように成長させる。
として用いて、MOVPE法によってInPクラッド層
23、PL波長組成が1.3μmのInGaAsP光導
波層24、及び、InPクラッド層25を順次成長させ
てストライプ状メサ22の周囲を平坦に埋め込む。な
お、この埋め込み成長工程において、InGaAsP光
導波層24と、p型InGaAsPガイド層16、MQ
W活性層15、及び、n型InGaAsPガイド層14
との高さがほぼ一致するように成長させる。
【0035】図3(d)参照 次いで、SiO2 マスク21を除去したのち、CVD法
によって厚さ0.3μmのSiO2 膜を堆積させ、パタ
ーニングして〈011〉方向に幅2.0μmのストライ
プ状の光増幅部20のパターン、光結合器部19の幅広
のストライプ状パターン、及び、〈011〉方向に延び
る幅2.0μmのストライプ状パターンと屈曲パターン
からなるレーザ部18のパターンによって構成されるS
iO2 マスク26を形成する。
によって厚さ0.3μmのSiO2 膜を堆積させ、パタ
ーニングして〈011〉方向に幅2.0μmのストライ
プ状の光増幅部20のパターン、光結合器部19の幅広
のストライプ状パターン、及び、〈011〉方向に延び
る幅2.0μmのストライプ状パターンと屈曲パターン
からなるレーザ部18のパターンによって構成されるS
iO2 マスク26を形成する。
【0036】次いで、このSiO2 マスク26をエッチ
ングマスクとして、エタン+水素+微量酸素からなるエ
タン系のガスを用いたRIE(反応性イオンエッチン
グ)法によってメサエッチングを行い、高さが、例え
ば、1.5μmで、その側面がほぼ(011)面のスト
ライプ状メサ27を形成する。
ングマスクとして、エタン+水素+微量酸素からなるエ
タン系のガスを用いたRIE(反応性イオンエッチン
グ)法によってメサエッチングを行い、高さが、例え
ば、1.5μmで、その側面がほぼ(011)面のスト
ライプ状メサ27を形成する。
【0037】図4(e)参照 次いで、600℃の成長温度において、原料ガスとして
TMI、PH3 、及び、ドーパントとしてDMZnを用
い、SiO2 マスク26を選択成長マスクとして厚さが
1.0μmで、不純物濃度が1.0×1018cm-3のp
型InP埋込層28を成長させたのち、SiH4 をさら
に添加して、厚さが、例えば、0.4μmで、Si濃度
が3.0×1018cm-3で、Zn濃度が1.5×1018
cm-3のn型InP電流ブロック層29を成長させる。
なお、各不純物濃度は、(100)面における換算濃度
であり、また、図においてはp型InP埋込層28の表
面を平坦に図示しているが、実際には、図7(b)に示
したように緩やかなスロープとなるので、1.0μmの
厚さは、ストライプ状メサ27から離れた位置における
層厚である。
TMI、PH3 、及び、ドーパントとしてDMZnを用
い、SiO2 マスク26を選択成長マスクとして厚さが
1.0μmで、不純物濃度が1.0×1018cm-3のp
型InP埋込層28を成長させたのち、SiH4 をさら
に添加して、厚さが、例えば、0.4μmで、Si濃度
が3.0×1018cm-3で、Zn濃度が1.5×1018
cm-3のn型InP電流ブロック層29を成長させる。
なお、各不純物濃度は、(100)面における換算濃度
であり、また、図においてはp型InP埋込層28の表
面を平坦に図示しているが、実際には、図7(b)に示
したように緩やかなスロープとなるので、1.0μmの
厚さは、ストライプ状メサ27から離れた位置における
層厚である。
【0038】なお、このp型InP埋込層28及びn型
InP電流ブロック層29からなる選択成長埋込層を成
長する際に、従来の選択成長埋込層の成長工程を同様
に、TMIの流量を1.0sccmとすると共に、PH
3 とTMIの流量比、即ち、V/III を50〜200、
例えば、120として成長速度を2.0μm/時とし、
また、成長ガス雰囲気中にモノクロロメタン(CH3 C
l)をTMIに対する流量比、即ち、モノクロロメタン
/III が1〜20、例えば、10となる様に10scc
m流しておく。
InP電流ブロック層29からなる選択成長埋込層を成
長する際に、従来の選択成長埋込層の成長工程を同様
に、TMIの流量を1.0sccmとすると共に、PH
3 とTMIの流量比、即ち、V/III を50〜200、
例えば、120として成長速度を2.0μm/時とし、
また、成長ガス雰囲気中にモノクロロメタン(CH3 C
l)をTMIに対する流量比、即ち、モノクロロメタン
/III が1〜20、例えば、10となる様に10scc
m流しておく。
【0039】この場合、モノクロロメタンの添加によっ
て、〈011〉方向のメサのみならず、メサの湾曲部で
も埋込層のメサ近傍部において被さり成長のない、平坦
な埋込が可能になるとともに、SiO2 マスク26の頂
面より高く成長したn型InP電流ブロック層27のス
トライプ状メサ27の側部における端面は(111)B
面からなる斜面となる。
て、〈011〉方向のメサのみならず、メサの湾曲部で
も埋込層のメサ近傍部において被さり成長のない、平坦
な埋込が可能になるとともに、SiO2 マスク26の頂
面より高く成長したn型InP電流ブロック層27のス
トライプ状メサ27の側部における端面は(111)B
面からなる斜面となる。
【0040】ここで、図5を参照して、〈01−1〉方
向の接線成分を有する領域の結晶成長状態を説明する。 図5(a)参照 図5(a)は、図4(e)の左図における光増幅部20
における一点鎖線で囲んだ領域の平面を電子顕微鏡写真
を大まかに模写したものであり、SiO2 マスク26の
ストライプ状メサ方向に沿った側面には従来と同様に、
(111)B面が表れた面36によって順テーパ状の斜
面が構成され、一方、〈01−1〉方向の接線成分を有
する領域においては、(111)A面が表れた面37に
よって順テーパ状の斜面が構成され、従来のような被さ
り成長は見られなかった。
向の接線成分を有する領域の結晶成長状態を説明する。 図5(a)参照 図5(a)は、図4(e)の左図における光増幅部20
における一点鎖線で囲んだ領域の平面を電子顕微鏡写真
を大まかに模写したものであり、SiO2 マスク26の
ストライプ状メサ方向に沿った側面には従来と同様に、
(111)B面が表れた面36によって順テーパ状の斜
面が構成され、一方、〈01−1〉方向の接線成分を有
する領域においては、(111)A面が表れた面37に
よって順テーパ状の斜面が構成され、従来のような被さ
り成長は見られなかった。
【0041】図5(b)参照 図5(b)は、図4(e)の左図におけるレーザ部18
と光結合器部19の接合部近傍における一点鎖線で囲ん
だ領域を〈011〉方向に沿って劈開し、斜め上方向か
ら見た電子顕微鏡写真を大まかに模写したものであり、
従来のような被さり成長は見られなかった。
と光結合器部19の接合部近傍における一点鎖線で囲ん
だ領域を〈011〉方向に沿って劈開し、斜め上方向か
ら見た電子顕微鏡写真を大まかに模写したものであり、
従来のような被さり成長は見られなかった。
【0042】これは、本発明者の鋭意研究の結果、通常
の埋込層の成長温度である580〜620℃において、
Znを(100)面での換算取り込み量で5.0×10
17cm-3を越えてドープすると、〔0−11〕方向のメ
サの上端から斜め上方へ伸びる(111)A面での成長
が減少しはじめ、Znの換算取り込み量が1.5×10
18cm-3を越えると(111)A面上での成長がほとん
ど起こらなくなる現象を見い出し、この現象を利用した
ことによる。
の埋込層の成長温度である580〜620℃において、
Znを(100)面での換算取り込み量で5.0×10
17cm-3を越えてドープすると、〔0−11〕方向のメ
サの上端から斜め上方へ伸びる(111)A面での成長
が減少しはじめ、Znの換算取り込み量が1.5×10
18cm-3を越えると(111)A面上での成長がほとん
ど起こらなくなる現象を見い出し、この現象を利用した
ことによる。
【0043】この様な、Znのドープによる被さり成長
の抑制の理由は、まだ推測段階であるが、(100)面
と比べてII族元素の表面吸着率の高い(111)A面
ではZnの供給量が多くなるにつれて表面のIII 族格子
位置が吸着したZnによって占められる割合が増加し、
Inが本来III 族格子位置に取り込まれる割合が低下す
るために起こる現象であると推測される。なお、このZ
nの(111)A表面と(100)表面への吸着量の差
については、Znの取り込み効率の基板面方位依存性か
ら推測すると、(111)A表面では(100)表面よ
り2桁程度大きいと考えられる。
の抑制の理由は、まだ推測段階であるが、(100)面
と比べてII族元素の表面吸着率の高い(111)A面
ではZnの供給量が多くなるにつれて表面のIII 族格子
位置が吸着したZnによって占められる割合が増加し、
Inが本来III 族格子位置に取り込まれる割合が低下す
るために起こる現象であると推測される。なお、このZ
nの(111)A表面と(100)表面への吸着量の差
については、Znの取り込み効率の基板面方位依存性か
ら推測すると、(111)A表面では(100)表面よ
り2桁程度大きいと考えられる。
【0044】したがって、n型InP電流ブロック層2
9を成長させる際に、(100)面換算で、5.0×1
017cm-3以上、例えば、1.5×1018cm-3のZn
をドープするとともに、n型InP電流ブロック層29
のp型化を防止するために、(100)面換算でZn濃
度より高い濃度のSiをドープしている。
9を成長させる際に、(100)面換算で、5.0×1
017cm-3以上、例えば、1.5×1018cm-3のZn
をドープするとともに、n型InP電流ブロック層29
のp型化を防止するために、(100)面換算でZn濃
度より高い濃度のSiをドープしている。
【0045】この場合、図5に示すように、ZnとSi
の同時ドープによっても同様な(111)A面での成長
抑制効果が表れたが、これは、SiとZnとを(10
0)面上での取り込み量がSi濃度>Zn濃度になるよ
うにドープしても、(111)A面ではSiの吸着量<
Znの吸着量の関係が満たされているためと考えられ
る。
の同時ドープによっても同様な(111)A面での成長
抑制効果が表れたが、これは、SiとZnとを(10
0)面上での取り込み量がSi濃度>Zn濃度になるよ
うにドープしても、(111)A面ではSiの吸着量<
Znの吸着量の関係が満たされているためと考えられ
る。
【0046】図4(f)参照 再び、製造工程に戻って説明すると、次いで、SiO2
マスク26をエッチングによって除去したのち、成長温
度を、例えば、600℃とした状態で、原料ガスとして
TMI、PH3 、及び、ドーパントとしてDMZnを用
い、ストライプ状メサ27の頂部における厚さが、例え
ば、3.0μmで、不純物濃度が、例えば、1.0×1
018cm-3のp型InPクラッド層30を成長させて表
面を平坦化する。
マスク26をエッチングによって除去したのち、成長温
度を、例えば、600℃とした状態で、原料ガスとして
TMI、PH3 、及び、ドーパントとしてDMZnを用
い、ストライプ状メサ27の頂部における厚さが、例え
ば、3.0μmで、不純物濃度が、例えば、1.0×1
018cm-3のp型InPクラッド層30を成長させて表
面を平坦化する。
【0047】次いで、基板温度を600℃とした状態
で、TMI、TEG、AsH3 、及び、PH3 を用い、
DMZnを不純物源として流すことによって、平坦化し
たp型InPクラッド層30の表面に、厚さが、例え
ば、0.1μmで、不純物濃度が3.0×1018cm-3
でPL波長が1.3μm組成のp型InGaAsP中間
層31を成長させたのち、基板温度を550℃とした状
態で、TMI、TEG、及び、AsH3 を用いて、DM
Znを不純物源として流すことによって、例えば、厚さ
が、0.5μmで、不純物濃度が1.0×1019cm-3
のp型InGaAsコンタクト層32を成長させる。
で、TMI、TEG、AsH3 、及び、PH3 を用い、
DMZnを不純物源として流すことによって、平坦化し
たp型InPクラッド層30の表面に、厚さが、例え
ば、0.1μmで、不純物濃度が3.0×1018cm-3
でPL波長が1.3μm組成のp型InGaAsP中間
層31を成長させたのち、基板温度を550℃とした状
態で、TMI、TEG、及び、AsH3 を用いて、DM
Znを不純物源として流すことによって、例えば、厚さ
が、0.5μmで、不純物濃度が1.0×1019cm-3
のp型InGaAsコンタクト層32を成長させる。
【0048】次いで、p型InGaAsコンタクト層3
2上にレーザ部18のp側電極33及び光増幅部20の
p側電極34としてTi/Pt/Au電極を設けると共
に、n型InP基板11の裏面にn側電極35としてA
u・Ge/Au電極を設けることによって多波長光源の
基本構成が完成する。
2上にレーザ部18のp側電極33及び光増幅部20の
p側電極34としてTi/Pt/Au電極を設けると共
に、n型InP基板11の裏面にn側電極35としてA
u・Ge/Au電極を設けることによって多波長光源の
基本構成が完成する。
【0049】この様に、本発明の実施の形態において
は、埋込層の選択成長工程において、選択成長マスクよ
り高い位置に成長するn型InP電流ブロック層を成長
させる際に、p型不純物であるZnを(100)面換算
で5.0×1017cm-3以上ドープしているので、〔0
−11〕方向に接線成分を有するメサ端部においても、
(111)Aの表れた順テーパ状の斜面として、被さり
成長のない埋込を実現することができ、出射光のスペク
トル特性が向上し、電流−光出力特性において、従来見
られたキンクの発生を抑制することができる。
は、埋込層の選択成長工程において、選択成長マスクよ
り高い位置に成長するn型InP電流ブロック層を成長
させる際に、p型不純物であるZnを(100)面換算
で5.0×1017cm-3以上ドープしているので、〔0
−11〕方向に接線成分を有するメサ端部においても、
(111)Aの表れた順テーパ状の斜面として、被さり
成長のない埋込を実現することができ、出射光のスペク
トル特性が向上し、電流−光出力特性において、従来見
られたキンクの発生を抑制することができる。
【0050】また、埋込層の選択成長においては、モノ
クロロメタンを添加した成長条件下で成長を行なってい
るので、良好な表面モホロジーを示し、電子顕微鏡写真
で観察すると、表面全体にみられた凸状のヒロックがほ
とんどなくなり非常に良好な表面モホロジーであること
が確認され、これは、Cl添加により(100)基板上
でのIn原子のマイグレーションが促進されるためと考
えられる。
クロロメタンを添加した成長条件下で成長を行なってい
るので、良好な表面モホロジーを示し、電子顕微鏡写真
で観察すると、表面全体にみられた凸状のヒロックがほ
とんどなくなり非常に良好な表面モホロジーであること
が確認され、これは、Cl添加により(100)基板上
でのIn原子のマイグレーションが促進されるためと考
えられる。
【0051】以上、本発明の各実施の形態を説明してき
たが、本発明は、上記の実施の形態に記載した構成・条
件に限られるものではなく、各種の変更が可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、レーザ部、光結
合器部、及び、光増幅部からなる多波長光源としている
が、この様な多波長光源に限られるものではなく、窓部
を有する半導体レーザ或いは窓構造を有する半導体光増
幅器にも適用されるものであり、或いは、受光素子や変
調素子等をバット・ジョイント構造によってモノリシッ
クに集積化した光半導体装置にも適用されるものであ
る。
たが、本発明は、上記の実施の形態に記載した構成・条
件に限られるものではなく、各種の変更が可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、レーザ部、光結
合器部、及び、光増幅部からなる多波長光源としている
が、この様な多波長光源に限られるものではなく、窓部
を有する半導体レーザ或いは窓構造を有する半導体光増
幅器にも適用されるものであり、或いは、受光素子や変
調素子等をバット・ジョイント構造によってモノリシッ
クに集積化した光半導体装置にも適用されるものであ
る。
【0052】また、上記の実施の形態においては、n型
InP電流ブロック層を成長させる際にドープするp型
不純物としてZnを用いているが、p型不純物はZnに
限られるものではなく、取り込み量の基板面方位依存性
は他のII族元素でも同様の傾向が見られるので、例え
ば、Mg或いはCdを用いても良いものである。
InP電流ブロック層を成長させる際にドープするp型
不純物としてZnを用いているが、p型不純物はZnに
限られるものではなく、取り込み量の基板面方位依存性
は他のII族元素でも同様の傾向が見られるので、例え
ば、Mg或いはCdを用いても良いものである。
【0053】また、上記の実施の形態においては、p型
InP埋込層28の上に、SiとZnを同時ドープした
n型InP電流ブロック層29を直接成長させている
が、n型InP電流ブロック層29を成長させる前に、
Siのみをドープしたn型InP電流ブロック層を0.
1〜0.2μm程度成長させても良いものである。即
ち、レーザ部18と光結合器部19との接合部におい
て、レーザの形状が屈曲しており、露出する面方位が一
定ではないため、不純物の取り込み量の面方位依存性に
よって、局所的にp型化して短絡する虞がある。したが
って、Siのみをドープしたn型InP電流ブロック層
を薄く介在させることによって、短絡の防止と、被さり
成長の抑制を両立することができる。
InP埋込層28の上に、SiとZnを同時ドープした
n型InP電流ブロック層29を直接成長させている
が、n型InP電流ブロック層29を成長させる前に、
Siのみをドープしたn型InP電流ブロック層を0.
1〜0.2μm程度成長させても良いものである。即
ち、レーザ部18と光結合器部19との接合部におい
て、レーザの形状が屈曲しており、露出する面方位が一
定ではないため、不純物の取り込み量の面方位依存性に
よって、局所的にp型化して短絡する虞がある。したが
って、Siのみをドープしたn型InP電流ブロック層
を薄く介在させることによって、短絡の防止と、被さり
成長の抑制を両立することができる。
【0054】また、上記の実施の形態においては、n型
不純物源として取扱・入手が容易なSiH4 を用いSi
をn型不純物としているが、S,Se等のVI族元素を
用いても良いものである。即ち、Siを3.0×1018
cm-3以上ドープすると、(100)面より傾斜した埋
込層で表面荒れが発生するが、S,Se等のVI族元素
の場合には、7.0×1018cm-3ドープしても表面荒
れが発生することがなく、この点からはVI族元素の方
が望ましい。
不純物源として取扱・入手が容易なSiH4 を用いSi
をn型不純物としているが、S,Se等のVI族元素を
用いても良いものである。即ち、Siを3.0×1018
cm-3以上ドープすると、(100)面より傾斜した埋
込層で表面荒れが発生するが、S,Se等のVI族元素
の場合には、7.0×1018cm-3ドープしても表面荒
れが発生することがなく、この点からはVI族元素の方
が望ましい。
【0055】また、上記の実施の形態においては、成長
ガス雰囲気中に添加する塩素化合物としてモノクロロメ
タン(CH3 Cl)を用いているが、モノクロロエタン
(C 2 H5 Cl)或いは四塩化炭素(CCl4 )等を用
いても良い。
ガス雰囲気中に添加する塩素化合物としてモノクロロメ
タン(CH3 Cl)を用いているが、モノクロロエタン
(C 2 H5 Cl)或いは四塩化炭素(CCl4 )等を用
いても良い。
【0056】また、上記の各実施の形態においては、バ
ッファ層を兼ねるn型InPクラッド層12を用いてい
るが、n型InP基板11上に直接回折格子を設け、そ
の上に、MQW活性層15等を成長させても良いもので
あり、その場合には、n型InP基板11自体がn側ク
ラッド層となる。
ッファ層を兼ねるn型InPクラッド層12を用いてい
るが、n型InP基板11上に直接回折格子を設け、そ
の上に、MQW活性層15等を成長させても良いもので
あり、その場合には、n型InP基板11自体がn側ク
ラッド層となる。
【0057】また、上記の各実施の形態においては、I
nGaAsP光ガイド層を両側に設けているが、InG
aAsP光ガイド層は片側だけでも良く、或いは、省略
しても良く、また、活性層はMQW活性層に限られるも
のではなく、バルクのInGaAsP活性層を用いても
良いものである。
nGaAsP光ガイド層を両側に設けているが、InG
aAsP光ガイド層は片側だけでも良く、或いは、省略
しても良く、また、活性層はMQW活性層に限られるも
のではなく、バルクのInGaAsP活性層を用いても
良いものである。
【0058】また、上記の実施の形態においては、p型
InP埋込層28及びn型InP電流ブロック層層29
を成長させる際に、光結合器部19上にもSiO2 マス
ク26を設けているが、光結合部19においては電流を
注入しないので、光結合器部19上のSiO2 マスク2
6は除去しても良いものである。その場合には、光結合
器部19とレーザ部18との接合部における〔0−1
1〕方向の接線成分を有する端面は、埋込成長ではなく
なるので、被さり成長が生ずることがなくなり、p型I
nP埋込層とn型InP電流ブロック層とが光結合器部
19上にも成長することになる。
InP埋込層28及びn型InP電流ブロック層層29
を成長させる際に、光結合器部19上にもSiO2 マス
ク26を設けているが、光結合部19においては電流を
注入しないので、光結合器部19上のSiO2 マスク2
6は除去しても良いものである。その場合には、光結合
器部19とレーザ部18との接合部における〔0−1
1〕方向の接線成分を有する端面は、埋込成長ではなく
なるので、被さり成長が生ずることがなくなり、p型I
nP埋込層とn型InP電流ブロック層とが光結合器部
19上にも成長することになる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、選択成長マスクより高
い位置成長するn型電流ブロック層を成長させる際に、
成長雰囲気中にII族元素とn型不純物とを同時ドープ
しているので、〔0−11〕方向に接線成分を有する端
面においても(111)A面で成長が止まり、被さり成
長が抑制されるので、その後の全面成長過程で空洞部が
発生することなく、良好な光学特性が得られ、ひいて
は、波長多重通信の実現・発展に寄与するところが大き
い。
い位置成長するn型電流ブロック層を成長させる際に、
成長雰囲気中にII族元素とn型不純物とを同時ドープ
しているので、〔0−11〕方向に接線成分を有する端
面においても(111)A面で成長が止まり、被さり成
長が抑制されるので、その後の全面成長過程で空洞部が
発生することなく、良好な光学特性が得られ、ひいて
は、波長多重通信の実現・発展に寄与するところが大き
い。
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の途中までの製造工程の説
明図である。
明図である。
【図3】本発明の実施の形態の図2以降の途中までの製
造工程の説明図である。
造工程の説明図である。
【図4】本発明の実施の形態の図3以降の製造工程の説
明図である。
明図である。
【図5】本発明の実施の形態における結晶成長状況の説
明図である。
明図である。
【図6】従来の多波長光源の説明図である。
【図7】従来の多波長光源の光増幅部の端面近傍の結晶
成長状況の説明図である。
成長状況の説明図である。
【図8】従来の多波長光源のレーザ部と光結合器部との
接合部近傍における結晶成長状況の説明図である。
接合部近傍における結晶成長状況の説明図である。
1 活性層 2 ストライプ状メサ 3 n型電流ブロック層 4 n型基板 5 p型クラッド層 6 p型埋込層 7 p型クラッド層 11 n型InP基板 12 n型InPクラッド層 13 回折格子 14 n型InGaAsPガイド層 15 MQW活性層 16 InGaAsPガイド層 17 p型InPクラッド層 18 レーザ部 19 光結合器部 20 光増幅部 21 SiO2 マスク 22 ストライプ状メサ 23 InPクラッド層 24 InGaAsP光導波層 25 InPクラッド層 26 SiO2 マスク 27 ストライプ状メサ 28 p型InP埋込層 29 n型InP電流ブロック層 30 p型InPクラッド層 31 p型InGaAsP中間層 32 p型InGaAsコンタクト層 33 p側電極 34 p側電極 35 n側電極 36 (111)B面が表れた層 37 (111)A面が表れた層 41 レーザ部 42 光結合器部 43 光増幅部 44 n型InP基板 45 n型InGaAsPガイド層 46 MQW活性層 47 InGaAsPガイド層 48 p型InPクラッド層 49 ストライプ状メサ 50 p型InP埋込層 51 n型InP電流ブロック層 52 p型InPクラッド層 53 p型InGaAsPコンタクト層 54 p側電極 55 p側電極 56 n側電極 57 SiO2 マスク 58 (111)B面が表れた面 59 逆テーパ領域
Claims (3)
- 【請求項1】 活性層を含むメサ構造を埋め込む埋込層
であって、前記活性層より上部に位置するn型電流ブロ
ック層を成長させる際に、n型不純物とII族p型不純
物とを同時に含んだ成長雰囲気中で成長させることを特
徴とする光半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 上記n型電流ブロック層中に含有される
II族p型不純物の濃度が、(100)面で5.0×1
017cm-3以上になるように、上記成長雰囲気中のII
族p型不純物の添加量を制御したことを特徴とする請求
項1記載の光半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 上記活性層を含むメサ構造がストライプ
状メサ構造であり、前記ストライプ状メサ構造の端面に
窓構造を設けたことを特徴とする請求項1または2に記
載の光半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007485A JP2001196695A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 光半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007485A JP2001196695A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 光半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001196695A true JP2001196695A (ja) | 2001-07-19 |
Family
ID=18535870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000007485A Withdrawn JP2001196695A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 光半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001196695A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005022223A1 (ja) * | 2003-08-28 | 2005-03-10 | Nec Corporation | 導波路型光デバイスおよびその製造方法 |
JP2013251505A (ja) * | 2012-06-04 | 2013-12-12 | Fujitsu Ltd | 光半導体集積回路装置及びその製造方法 |
JP2014236161A (ja) * | 2013-06-04 | 2014-12-15 | 古河電気工業株式会社 | 半導体光素子およびその製造方法ならびに集積型半導体光素子 |
-
2000
- 2000-01-17 JP JP2000007485A patent/JP2001196695A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005022223A1 (ja) * | 2003-08-28 | 2005-03-10 | Nec Corporation | 導波路型光デバイスおよびその製造方法 |
JPWO2005022223A1 (ja) * | 2003-08-28 | 2007-11-01 | 日本電気株式会社 | 導波路型光デバイスおよびその製造方法 |
US7454111B2 (en) | 2003-08-28 | 2008-11-18 | Nec Corporation | Optical device of waveguide type and its production method |
JP4534985B2 (ja) * | 2003-08-28 | 2010-09-01 | 日本電気株式会社 | 導波路型光デバイスおよびその製造方法 |
JP2013251505A (ja) * | 2012-06-04 | 2013-12-12 | Fujitsu Ltd | 光半導体集積回路装置及びその製造方法 |
JP2014236161A (ja) * | 2013-06-04 | 2014-12-15 | 古河電気工業株式会社 | 半導体光素子およびその製造方法ならびに集積型半導体光素子 |
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Legal Events
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