JP2013251505A - 光半導体集積回路装置及びその製造方法 - Google Patents

光半導体集積回路装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 光半導体集積回路装置及びその製造方法に関し、半導体埋込層を選択成長する際の選択成長マスク上への被り成長の発生を防止する。
【解決手段】 (100)面を主面とするIII-V族化合物半導体からなる半導体基板上に形成したメサ構造の近傍の平坦面に、メサ構造に対向するマスク端がメサ構造に沿って[011]方向に延びる平行部と、前記平行部から[0−11]方向に傾斜して伸びる傾斜部とを有するマスクを設けて選択成長を行いメサ構造を半導体埋込層で埋め込む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光半導体集積回路装置及びその製造方法に関するものであり、例えば、ストライプ状メサ構造を有する光半導体素子を集積化した場合の電極構造に関する。
近年、光通信の普及に伴って、光送信器の光源として半導体レーザが用いられるとともに、光受信器の受光素子としてpinフォトダイオードが用いられており、これらの光半導体素子は通常はメサストライプ構造になっている(例えば、特許文献1参照)。
図10は、従来の単体半導体レーザの説明図である。素子上面にp側電極とn側電極を形成する際に、まず、図10(a)に示すように、半絶縁性InP基板51上に、n型InPクラッド層52、MQW活性層53、p型InPクラッド層54、p型InGaAsコンタクト層55を順次堆積させる。次いで、SiOマスクをマスクとしてストライプ状にメサエッチングを行った後、n型InPクラッド層52の露出表面にn側電極形成領域58を覆うSiNマスク57を設ける。
次いで、図10(b)に示すように、SiOマスク56及びSiNマスク57を選択成長マスクとして用いてFeドープInP埋込層59を形成する。次いで、図10(c)に上面図として示すように、SiOマスク56及びSiNマスク57を除去したのち、メサストライプ上にp側電極60を形成するとともに、n側電極形成領域58にn側電極61を形成する。
この方法によれば、n型InPクラッド層52の表面のn側電極形成領域58にFeドープInP埋込層59が形成されないため、エッチング等によりn型InPクラッド層52を表面に露出する工程が不要となる。その結果、素子抵抗に影響するn型InPクラッド層52の残り厚さのばらつきを抑えることができる。
この例では、半導体レーザなどの単体素子であるため、メサ底面に形成するマスクを素子の端から端までストライプ状に延伸すれば良く、埋込層がマスク上への被り成長が起こらなかった。即ち、基板の主面方向を[100]方向とし、ストライプの延在方向を[011]方向とした場合、マスク端に出現する埋込層の結晶面は成長停止面の{111}B面のみとなるため、マスク上への被り成長が生じない。なお、本明細書において、本来「1バー」で表す面指数を「−1」で表す。また、{111}B面は(111)B面と結晶学的に等価な(−111)B面、(1−11)B面、(11−1)B面、(1−1−1)B面、(−11−1)B面、(−1−11)B面、(−1−1−1)B面を含む意味である。
一方、近年の光送受信器の小型化、組立コスト削減の要請から、複数の機能素子を同一基板上にモノリシックに集積した光半導体集積回路装置の研究開発が活発化している。図11は、従来の光半導体集積回路装置の概略的透視平面図であり、4つのフォトダイオード71と、PD接続導波路72と、4×4MMI(多モード干渉カプラ)73と、入力導波路74を備えている。
各フォトダイオード71はメサ構造の頂部にp側電極75を備えており、ウェハ底面にはn側電極76を備えている。p側電極75とn側電極76との間に電圧を印加した状態で入力導波路74を介して光が入射した場合に、光吸収によってフォトキャリアが発生してp側電極75及びn側電極76からフォトキャリアが引き出される。
このような光半導体集積回路装置においても製造工程の簡略化および安定化の観点から、図10に示したように、n側電極を形成するメサ近傍の平坦面を予め選択成長マスクで覆った後に埋め込み成長を行うことが望ましい。
特許第3230785号
しかし、上述の光半導体集積回路装置においては、光分波器(MMI)が集積化されているためにウェハ底面に形成する選択成長マスクを素子の端から端まで延伸することができない。そのため、選択成長マスクをフォトダイオードの近傍のみに設けると被り成長が発生するという問題があるので、この事情を図12を参照して説明する。
図12は、光半導体集積回路装置における問題点の説明図である。図12(a)に示すように、メサ構造のフォトダイオードの近傍のみにSiNマスク87を設けるとする。なお、図における符号81乃至86は、それぞれ、半絶縁性InP基板、n型InPクラッド層、i型InGaAs光吸収層、p型InPクラッド層、p型InGaAsコンタクト層及びSiOマスクである。
この状態でFeドープInP埋込層88を形成すると、図12(b)に示すように、SiNマスク87のPD接続導波路側の端部で被り成長が発生する。図12(c)はこの被り成長の様子を模式的に示したもので、FeドープInP埋込層88の結晶面に被り成長の原因となる{111}A面の成長面が出現するためである。
このように、SiNマスク87上への被り成長が生じると、後の工程の電極プロセスにおいて、レジストのパターニングが困難になる。そのため、異常エッチングが生じやすくなったり、被り成長の凹凸やひさし構造により電極途切れが生じやすくなったりし、素子の歩留まりが大幅に低下する。
そこで、従来は、素子全体に埋め込み層を形成した後に、パターニングとエッチング等によりn型InPクラッド層82の表面の一部を露出させる工程が必要であり、プロセス工程が増加していた。
また、素子の抵抗を考えると、メサ構造とn側電極間の距離はできるだけ近づけることが望ましいが、FeドープInP埋込層88の厚さが導波路メサ近傍でばらつく。そのため、エッチング後のn型InPクラッド層の残存厚さのばらつきを抑えるために、メサ構造から十分離れたFeドープInP埋込層88の厚さのばらつかない領域にn側電極を形成するためn側電極側の抵抗が高くなりやすいという問題もあった。
したがって、光半導体集積回路装置において、半導体埋込層を選択成長する際の選択成長マスク上への被り成長の発生を防止することを目的とする。
開示する一観点からは、(100)面を主面とするIII-V族化合物半導体からなる半導体基板上に、少なくとも[011]方向に延在する光能動領域と該光能動領域の上方に設けた第1マスクとを含むメサ構造を形成する工程と、前記メサ構造の上方に第1マスクを残したまま、前記メサ構造の近傍の平坦面に第2マスクを形成する工程と、前記第1マスク及び前記第2マスクを選択成長マスクとして、前記メサ構造を半導体埋込層で埋め込む工程と、を有し、前記平坦面に形成する前記第2マスクの前記メサ構造に対向するマスク端は、前記メサ構造に沿って[011]方向に延びる平行部と、前記平行部から[0−11]方向に傾斜して伸びる傾斜部とを有し、前記メサ構造を半導体埋込層で埋め込む工程において、前記半導体埋込層の厚さが、前記メサ構造の近傍では厚く、前記第2マスクの[011]方向から[0−11]方向に向かって傾斜した延伸方向の部分で薄くなる成長量で埋め込むことを特徴とする光半導体集積回路装置の製造方法が提供される。
また、開示する別の観点からは、(100)面を主面とするIII-V族化合物半導体からなる半導体基板と、前記半導体基板上に形成された、少なくとも[011]方向に延在する光能動領域を含むメサ構造と、前記メサ構造を該メサ構造の近傍では厚く、且つ、該メサ構造を離れるにつれて薄くなる半導体埋込層と、前記メサ構造の近傍の平坦部で、且つ、前記半導体埋込層の存在しない電極形成用開口部と、前記電極形成用開口部内に形成された第1の電極と、前記メサ構造の頂面に形成された第2の電極とを有し、前記電極形成用開口部の前記メサ構造に対向する端面は、前記メサ構造に沿って[011]方向に延びる平行部と、前記平行部から[0−11]方向に傾斜して伸びる傾斜部とを有していることを特徴とする光半導体集積回路装置が提供される。
開示の光半導体集積回路装置及びその製造方法によれば、半導体埋込層を選択成長する際の選択成長マスク上への被り成長の発生を防止することが可能になる。
本発明の実施の形態の光半導体集積回路装置の説明図である。 本発明の実施例1の光半導体集積回路装置の製造工程の途中までの説明図である。 本発明の実施例1の光半導体集積回路装置の製造工程の図2以降の途中までの説明図である。 本発明の実施例1の光半導体集積回路装置の製造工程の図3以降の途中までの説明図である。 本発明の実施例1の光半導体集積回路装置の製造工程の図4以降の説明図である。 本発明の実施例1の光半導体集積回路装置の概略的透視平面図である。 本発明の実施例1の光半導体集積回路装置の各部断面図である。 本発明の実施例2の光半導体集積回路装置の製造工程の途中までの説明図である。 本発明の実施例2の光半導体集積回路装置の製造工程の図8以降の説明図である。 従来の単体半導体レーザの説明図である。 従来の光半導体集積回路装置の概略的透視平面図である。 光半導体集積回路装置の問題点の説明図である。
ここで、図1を参照して、本発明の実施の形態の光半導体集積回路装置を説明する。図1は、本発明の実施の形態の光半導体集積回路装置の説明図であり、図1(a)は、光半導体集積回路装置の概念的斜視図であり、図1(b)は電極形成用開口部近傍の平面図である。
本発明の実施の形態の光半導体集積回路装置は、(100)面を主面とするIII-V族化合物半導体からなる半導体基板11上に、少なくとも[011]方向に延在する光能動領域13と該光能動領域13の上方に設けた第1マスクを含むメサ構造を形成する。次いで、メサ構造の上方に第1マスクを残したまま、メサ構造の近傍の平坦面に第2マスクを形成する。
平坦面に形成するマスクのメサ構造に対向するマスク端は、メサ構造に沿って[011]方向に延びる平行部と、平行部から[0−11]方向に傾斜して伸びる傾斜部とを有するように形成する。
第1マスク及び第2マスクを選択成長マスクとして、メサ構造を埋め込む半導体埋込層14を形成する。この時、半導体埋込層14の厚さが、メサ構造の近傍では厚く、第2マスクの[011]方向から[0−11]方向に向かって傾斜した延伸方向の部分で薄くなる成長量で埋め込むことによって、マスクの端部に被り成長が発生しない。
そのため、埋め込み層の膜厚が厚い箇所、即ち、[110]方向に延伸した領域では{111}Bの成長停止面が表れてマスク上への被り成長の要因である{111}A面の出現を抑制できる。一方、傾斜部を形成した領域で半導体埋込層14の膜厚が薄くなるように成長させているので、導波路メサから十分離れた領域に積層する埋め込み層の膜厚を薄くできマスク端部での被り成長が抑制される。発明者らの基礎的な研究から、メサ構造の近傍の平坦面に形成するマスク端の傾斜部の傾斜角θは50°以下、特に、15°〜50°の範囲が好適であることが明らかになった。傾斜角θが50°よりも大きいとマスク上への被り成長が発生し、傾斜角θが15°よりも小さいと傾斜部を形成した領域で半導体埋込層14の膜厚を薄くなるように成長させるトレランスが低下し歩留りが悪くなる。
マスクを除去すると半導体埋込層14に電極形成用開口部16が表れてバッファ層12が露出する。次いで、メサ構造の頂面の少なくとも一部に第1の電極15を形成するととともに、電極形成用開口部内の少なくとも一部に第2の電極17を形成する。
このような成長条件で半導体埋込層14を成長させるためには、半導体埋込層を形成する原料の他に構成元素に塩素を含む原料からなるガスを添加したプロセスガスを用いれば良い。この様な条件で成長させると、メサ側面から横方向に埋め込み層が成長しやすくなり、導波路メサから十分離れた領域に積層する埋め込み層の膜厚を薄くできるため、導波路メサから離れるように延伸するマスクの長さを短縮できる。また、発明者らの基礎的な研究から、この様な条件で成長させるとマスク端の傾斜部の傾斜角θが50°以下の範囲で傾斜部のマスク上への被り成長が抑制されることが明らかになった。
このような構成元素として塩素を含む原料としては、塩化メチル、1,2−ジクロロエチレン、塩化エチル、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、1,2−ジクロロプロパンなどを用いることができる。
また、半導体埋込層14としては、FeドープInP層等の高抵抗半導体層が望ましい。このFeドープInPは電子を捕獲する高抵抗半導体であるが、RuドープInPやTiドープInP等の正孔を捕獲する高抵抗半導体層を用いても良い。
また、光半導体集積回路装置としては、光能動領域をフォトダイオードとし、受動光導波路、多モード干渉カプラ及び入力導波路を集積化したものが典型的であるが、光能動領域として半導体レーザ、光半導体増幅器、半導体光変調器を用いても良い。
例えば、光能動領域として半導体レーザを用いる場合には、複数の半導体レーザを平行に配置し、互いの発振波長が異なるように回折格子のピッチを変え、それを受動導波路に接続して合波器に接続し、出力導波路から多波長レーザ光を出力すれば良い。
また、使用する材料系としては、光通信で使用する場合には、InGaAsP/InP系或いはInGaAs/InP系が典型的であるが、これらの材料系に限られるものではない。他の材料系としては、AlGaInAs,AlGaInP,InGaAs,InGaAsSb,GaInNAsなどの半導体を用いても良いものである。
次に、図2乃至図7を参照して、本発明の実施例1の光半導体集積回路装置を説明するが、まず、図2乃至図5を参照してその製造工程を説明する。まず、図2(a)に示すように、(100)面を主面とする半絶縁性InP基板21上に、MOVPE(有機金属化学気相成長法)を用いて、厚さが1.0μmのn型InPクラッド層22を堆積させる。引き続いて、厚さが0.3μmのi型InGaAs光吸収層23、厚さが0.9μmのp型InPクラッド層及び厚さが0.3μmのInGaAsコンタクト層25を順次堆積させる。
次いで、図2(b)に示すように、全面にSiO膜を成膜したのち、一般的なマスクパターンニング及びエッチングを行って、フォトダイオード領域(PD領域)を規定するSiOマスク26を形成する。
次いで、図2(c)に示すように、SiOマスク26をマスクとしてエッチングを行うことによって、p型InGaAsコンタクト層25乃至i型InGaAs光吸収層23をエッチングしてn型InPクラッド層22を露出させる。
次いで、図3(d)に示すように、SiOマスク26を選択成長マスクとして用いて、再び、MOVPE法によって導波路部を形成する厚さが0.5μmのi型InGaAsPコア層27及び厚さが1.0μmのi型InPクラッド層28を順次堆積させる。なお、i型InGaAsPコア層27は、波長1.05μmでInP基板に格子整合する組成のInGaAsPとする。
次いで、図3(e)に示すように、SiOマスク26を除去する。次いで、全面にSiO膜を成膜し、一般的なマスクパターンニング及びエッチングを行って、入力導波路部、光分波器、PD接続導波路からなる導波路部と、PD領域を規定するSiOマスク29を形成する。
次いで、SiOマスク29をマスクとしてエッチングを行うことによって、図3(f)に断面を示すように、導波路部、PD部の導波路メサ構造を形成する。エッチング深さとしては、1.8μmとすることで、PD部ではi型InGaAs光吸収層23の下まで、導波路部ではi型InGaAsPコア層27の下までエッチングする。この時、メサ底面にはn型InPクラッド層22が表面に露出し、その厚さは0.7μmとなる。
次いで、図4(g)に示すように、全面にSiN膜を成膜したのち一般的なマスクパターニングおよびエッチングの手法を用いて、ウェハ底面のn側電極形成領域を覆うSiNマスク30を形成する。このSiNマスク30の形状は、導波路メサに沿って平行な部分と、導波路メサから徐々に離れる斜めの部分からなるように形成する。導波路メサと平行なマスクの部分の延伸方向は、[011]方向からなり、導波路メサと導波路メサ側のマスクの端の最も近い距離は、5.0μmとする。またマスクの傾斜した部分としては、[011]方向から[0−11]方向に向かって30°傾斜したパターンとする。マスク幅は最も幅の広い箇所で50μmとする。なお、メサ構造の頂面にSiOマスク29を残したままウェハ底面のSiNマスク30のパターニングを簡便に行うために、ウェハ底面のSiNマスク30はメサ構造の頂面のSiOマスク29に対して選択的にエッチング可能な材料で形成することが望ましい。ここでは、バッファードフッ酸に対するエッチング速度がSiO膜よりも10倍ぐらい速いSiN膜を用いた。
次いで、図4(h)に示すように、SiOマスク29及びSiNマスク30を選択成長マスクとして再成長により、導波路メサ構造を、FeドープInP埋込層31で埋め込む。この時、埋込層を形成する原料の他に、1、2−ジクロロエチレンを添加する。それによって、PD接続導波路部及びPD部の導波路メサ構造に接する近傍領域では導波路メサ構造の上面の高さとほぼ一致する高さを有し、導波路メサ構造から一定の距離以上離れた領域では急激に膜厚が減少する特徴的な高抵抗埋込構造が形成される。
FeドープInP埋込層31の成長量としては、1、2−ジクロロエチレンを添加しない平板上の成長量の換算で0.5μmとなるようなプロセスガス条件、成長時間で埋め込み層を形成する。FeドープInP埋込層31は、導波路メサと平行なSiNマスク30の部分で成長停止し、また、SiNマスク30の[011]方向から[0−11]方向に向かって30°傾斜した延伸方向の部分で膜厚が薄くなる形状となる。なお、図5(i)は図4(h)におけるSiNマスク30近傍の概略的断面図である。
次いで、図5(j)に示すように、バッファードフッ酸によりSiOマスク29及びSiNマスク30を除去する。この工程で、n側電極を形成する領域の表面にn型InPクラッド層22が露出する。次いで、蒸着法を用いて、n型InPクラッド層22の露出面にn側電極34を形成するとともに、PD部のメサの頂面にp側電極33を形成する。なお、図示は省略するが、p側電極33及びn側電極34が形成されていない部分は、パシベーション膜で覆われている。
図6は、このようにして形成した本発明の実施例1の光半導体集積回路装置の概略的透視平面図であり、フォトダイオード35、PD接続導波路36、4×4MMI37及び入力導波路38からなる。フォトダイオード35は、図5(j)に示したp側電極33及びn側電極34がほぼ平行に形成されている。
図7は、本発明の実施例1の光半導体集積回路装置の各部断面図であり、図7(a)は図6におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図であり、図7(b)は図6におけるB−B′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図である。また、図7(c)は図6におけるC−C′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図である。
p側電極33とn側電極34との間に電圧を印加した状態で入力導波路38を介して1.5μm帯の光が入射した場合に、光吸収によってフォトキャリアが発生してp側電極33及びn側電極34からフォトキャリアが引き出される。
このように、本発明の実施例1の製造方法によれば、ウェハ底面のn側電極34を形成する領域のn型InPクラッド層22上を覆うSiNマスク30上への被り成長が生じないため、簡略なプロセスで歩留まり良く光半導体集積回路装置を製造することができる。
次に、図8及び図9を参照して、本発明の実施例2の光半導体集積回路装置を説明する。上記の実施例1の図2(a)乃至図3(f)と同様の工程により、(100)面を主面とする半絶縁性InP基板21上に、MOVPE法を用いて、厚さが1.0μmのn型InPクラッド層22を堆積させる。引き続いて、厚さが0.3μmのi型InGaAs光吸収層23、厚さが0.9μmのp型InPクラッド層及び厚さが0.3μmのInGaAsコンタクト層25を順次堆積させる。
次いで、全面にSiO膜を成膜したのち、一般的なマスクパターンニング及びエッチングを行って、フォトダイオード領域(PD領域)を規定するSiOマスクを形成する。次いで、SiOマスクをマスクとしてエッチングを行うことによって、p型InGaAsコンタクト層25乃至i型InGaAs光吸収層23をエッチングしてn型InPクラッド層22を露出させる。
次いで、SiOマスクを選択成長マスクとして用いて、再び、MOVPE法によって導波路部を形成する厚さが0.5μmのi型InGaAsPコア層27及び厚さが1.0μmのi型InPクラッド層28を順次堆積させる。なお、i型InGaAsPコア層27は、波長1.05μmでInP基板に格子整合する組成のInGaAsPとする。
次いで、SiOマスクを除去したのち、全面にSiO膜を成膜し、一般的なマスクパターンニング及びエッチングを行って、入力導波路部、光分波器、PD接続導波路からなる導波路部と、PD領域を規定するSiOマスク29を形成する。
次いで、SiOマスク29をマスクとしてエッチングを行うことによって、入力導波路部、光分波器、PD接続導波路からなる導波路部と、PD領域を形成する。エッチング深さとしては、1.8μmとすることで、PD部ではi型InGaAs光吸収層23の下まで、導波路部ではi型InGaAsPコア層27の下までエッチングする。この時、メサ底面にはn型InPクラッド層22が表面に露出し、その厚さは0.7μmとなる。
次いで、図8(a)に示すように、全面にSiN膜を成膜したのち一般的なマスクパターニングおよびエッチングの手法を用いて、ウェハ底面のn側電極形成領域を覆うSiNマスク40を形成する。このSiNマスク40の形状は、導波路メサに沿って平行な部分と、導波路メサから徐々に離れる傾斜した部分からなるように形成する。導波路メサと平行なマスクの部分の延伸方向は、[011]方向からなり、導波路メサと導波路メサ側のマスクの端の最も近い距離は、例えば10μmとし、マスク幅は例えば15μmとする。またマスクの傾斜した部分としては、[011]方向から[0−11]方向に向かって45°傾斜したパターンとする。
次いで、図8(b)に示すように、SiOマスク29及びSiNマスク40を選択成長マスクとして再成長により、導波路メサ構造を、FeドープInP埋込層31で埋め込む。この時、埋込層を形成する原料の他に、塩化メチルを添加する。それによって、(011)面の成長を抑制することができる。
このとき、埋め込み層は、SiNマスク40の[011]方向から[0−11]方向に向かって45°傾斜した延伸方向の部分では(101)面で成長停止する。SiNマスク40の[011]方向に延伸した部分では(1―11)B面で成長停止する。FeドープInP埋込層31の成長量としては、塩化メチルを添加しない平板上の成長量の換算で1.5μmとなるようなプロセスガス条件、成長時間で埋め込み層を形成した。
次いで、図9(c)に示すように、バッファードフッ酸によりSiOマスク29及びSiNマスク40を除去する。この工程で、n側電極を形成する領域の表面にn型InPクラッド層22が露出する。次いで、蒸着法を用いて、n型InPクラッド層22の露出面にn側電極34を形成するとともに、PD部のメサの頂面にp側電極33を形成する。なお、図示は省略するが、p側電極33及びn側電極34が形成されていない部分は、パシベーション膜で覆われている。
このように、選択マスクの形状は対称形状である必要はなく、PD接続導波路側に向う側が傾斜していれば被り成長の発生を防止することができる。
ここで、実施例1及び実施例2を含む本発明の実施の形態に関して、以下の付記を付す。
(付記1)
(100)面を主面とするIII-V族化合物半導体からなる半導体基板上に、少なくとも[011]方向に延在する光能動領域と該光能動領域の上方に設けた第1マスクとを含むメサ構造を形成する工程と、
前記メサ構造の上方に前記第1マスクを残したまま、前記メサ構造の近傍の平坦面に第2マスクを形成する工程と、
前記第1マスク及び前記第2マスクを選択成長マスクとして、前記メサ構造を半導体埋込層で埋め込む工程と、を有し、
前記平坦面に形成する前記第2マスクの前記メサ構造に対向するマスク端は、前記メサ構造に沿って[011]方向に延びる平行部と、前記平行部から[0−11]方向に傾斜して伸びる傾斜部とを有し、
前記メサ構造を半導体埋込層で埋め込む工程において、前記半導体埋込層の厚さが、前記メサ構造の近傍では厚く、前記第2マスクの[011]方向から[0−11]方向に向かって傾斜した延伸方向の部分で薄くなる成長量で埋め込むことを特徴とする光半導体集積回路装置の製造方法。
(付記2)
前記マスク端の傾斜部の[110]方向から[0−11]方向に向かう傾斜角が、15°〜50°であることを特徴とする付記1に記載の光半導体集積回路装置の製造方法。
(付記3)
前記マスク端の傾斜部は、前記平行部の両端に接続していることを特徴とする付記1または付記2に記載の光半導体集積回路装置の製造方法。
(付記4)
前記メサ構造は、前記光能動領域に接続する受動光導波路領域を有し、
前記マスク端の傾斜部は、前記受動光導波路領域側のみにあることを特徴とする付記1または付記2に記載の光半導体集積回路装置の製造方法。
(付記5)
メサ構造を半導体埋込層で埋め込む工程において、半導体埋込層を形成する原料の他に構成元素に塩素を含む原料からなるガスを添加したプロセスガスを用いることを特徴とする付記1乃至付記4のいずれか1に記載の光半導体集積回路装置の製造方法。
(付記6)
(100)面を主面とするIII-V族化合物半導体からなる半導体基板と、
前記半導体基板上に形成された、少なくとも[011]方向に延在する光能動領域を含むメサ構造と、
前記メサ構造を該メサ構造の近傍では厚く、且つ、該メサ構造を離れるにつれて薄くなる半導体埋込層と、
前記メサ構造の近傍の平坦部で、且つ、前記半導体埋込層の存在しない電極形成用開口部と、
前記メサ構造の頂面の少なくとも一部に形成された第1の電極と
前記電極形成用開口部内の少なくとも一部に形成された第2の電極と、
を有し、
前記電極形成用開口部の前記メサ構造に対向する端面は、前記メサ構造に沿って[011]方向に延びる平行部と、前記平行部から[0−11]方向に傾斜して伸びる傾斜部とを有していることを特徴とする光半導体集積回路装置。
(付記7)
前記電極形成用開口部の端面の傾斜部の[110]方向から[0−11]方向に向かう傾斜角が、15°〜50°であることを特徴とする付記6に記載の光半導体集積回路装置。
(付記8)
前記メサ構造が、フォトダイオードとなる光能動領域と、
前記光能動領域に接続する受動光導波路領域と
前記受動光導波路領域に接続する多モード干渉カプラと、
前記多モード干渉カプラに接続する入力導波路と
を有していることを特徴とする付記6または付記7に記載の光半導体集積回路装置。
11 半導体基板
12 バッファ層
13 光能動領域
14 半導体埋込層
15 第1の電極
16 電極形成用開口部
17 第2の電極
21 半絶縁性InP基板
22 n型InPクラッド層
23 i型InGaAs光吸収層
24 p型InPクラッド層
25 p型InGaAsコンタクト層
26 SiOマスク
27 i型InGaAsPコア層
28 i型InPクラッド層
29 SiOマスク
30 SiNマスク
31 FeドープInP埋込層
32 SiO保護膜
33 p側電極
34 n側電極
35 フォトダイオード
36 PD接続導波路
37 4×4MMI
38 入力導波路
40 SiNマスク
51 半絶縁性InP基板
52 n型InPクラッド層
53 MQW活性層
54 p型InPクラッド層
55 p型InGaAsコンタクト層
56 SiOマスク
57 SiNマスク
58 n側電極形成領域
59 FeドープInP埋込層
60 p側電極
61 n側電極
71 フォトダイオード
72 PD接続導波路
73 4×4MMI
74 入力導波路
75 p側電極
76 n側電極
81 半絶縁性InP基板
82 n型InPクラッド層
83 i型InGaAs光吸収層
84 p型InPクラッド層
85 p型InGaAsコンタクト層
86 SiOマスク
87 SiNマスク
88 FeドープInP埋込層

Claims (5)

  1. (100)面を主面とするIII-V族化合物半導体からなる半導体基板上に、少なくとも[011]方向に延在する光能動領域と該光能動領域の上方に設けた第1マスクとを含むメサ構造を形成する工程と、
    前記メサ構造の上方に第1マスクを残したまま、前記メサ構造の近傍の平坦面に第2マスクを形成する工程と、
    前記第1マスク及び前記第2マスクを選択成長マスクとして、前記メサ構造を半導体埋込層で埋め込む工程と、を有し、
    前記平坦面に形成する前記第2マスクの前記メサ構造に対向するマスク端は、前記メサ構造に沿って[011]方向に延びる平行部と、前記平行部から[0−11]方向に傾斜して伸びる傾斜部とを有し、
    前記メサ構造を半導体埋込層で埋め込む工程において、前記半導体埋込層の厚さが、前記メサ構造の近傍では厚く、前記第2マスクの[011]方向から[0−11]方向に向かって傾斜した延伸方向の部分で薄くなる成長量で埋め込むことを特徴とする光半導体集積回路装置の製造方法。
  2. 前記マスク端の傾斜部の[110]方向から[0−11]方向に向かう傾斜角が、15°〜50°であることを特徴とする請求項1に記載の光半導体集積回路装置の製造方法。
  3. メサ構造を半導体埋込層で埋め込む工程において、半導体埋込層を形成する原料の他に構成元素に塩素を含む原料からなるガスを添加したプロセスガスを用いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光半導体集積回路装置の製造方法。
  4. (100)面を主面とするIII-V族化合物半導体からなる半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された、少なくとも[011]方向に延在する光能動領域を含むメサ構造と、
    前記メサ構造を該メサ構造の近傍では厚く、且つ、該メサ構造を離れるにつれて薄くなる半導体埋込層と、
    前記メサ構造の近傍の平坦部で、且つ、前記半導体埋込層の存在しない電極形成用開口部と、
    前記メサ構造の頂面の少なくとも一部に形成された第1の電極と
    前記電極形成用開口部内の少なくとも一部に形成された第2の電極と、
    を有し、
    前記電極形成用開口部の前記メサ構造に対向する端面は、前記メサ構造に沿って[011]方向に延びる平行部と、前記平行部から[0−11]方向に傾斜して伸びる傾斜部とを有していることを特徴とする光半導体集積回路装置。
  5. 前記メサ構造が、フォトダイオードとなる光能動領域と、
    前記光能動領域に接続する受動光導波路領域と
    前記受動光導波路領域に接続する多モード干渉カプラと、
    前記多モード干渉カプラに接続する入力導波路と
    を有していることを特徴とする請求項4に記載の光半導体集積回路装置。
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