JP2001196587A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JP2001196587A JP2001196587A JP2000010154A JP2000010154A JP2001196587A JP 2001196587 A JP2001196587 A JP 2001196587A JP 2000010154 A JP2000010154 A JP 2000010154A JP 2000010154 A JP2000010154 A JP 2000010154A JP 2001196587 A JP2001196587 A JP 2001196587A
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Abstract
積層膜でゲート絶縁膜を形成して高い耐圧を得るととも
に、トレンチの上部および底部での電界集中を緩和し
て、その部分での耐圧低下を防止する。 【解決手段】 トレンチゲート構造を持つトランジスタ
において、トレンチ6の内壁に形成されるゲート絶縁膜
を、トレンチ6の側壁部では酸化膜7aと窒化膜7bと
酸化膜7cの積層膜で形成し、トレンチ6の上部、底部
では厚い酸化膜7d、7eで形成するようにした。
Description
に形成されたトレンチの内壁に積層膜が形成されてなる
半導体装置およびその製造方法に関する。
132539号公報には、半導体基板の一面にトレンチ
を形成し、このトレンチの内壁に、酸化膜と窒化膜と酸
化膜からなるゲート絶縁膜を形成した、いわゆるトレン
チゲート構造を持つトランジスタが記載されている。図
8に、この従来の半導体装置の断面構成を示す。
膜と酸化膜の複合膜で構成することにより、ゲート絶縁
膜を酸化膜のみで形成した場合よりも高いゲート耐圧を
得ることができる。
装置において、本発明者らが、鋭意検討したところ、ト
レンチの上部、底部のコーナー部において、電界が集中
し、これにより耐圧が低下するという問題があることが
わかった。
チの内壁に、酸化膜と窒化膜と酸化膜の積層膜で絶縁膜
を形成して高い耐圧を得るとともに、トレンチの上部お
よび/または底部での電界集中を緩和し、その部分での
耐圧低下を防止することを目的とする。
め、請求項1に記載の発明では、トレンチ(6)の内壁
に形成する絶縁膜(7a〜7d)を、トレンチ(6)の
側壁部では酸化膜(7a)と窒化膜(7b)と酸化膜
(7c)の積層膜とし、トレンチ(6)の底部では酸化
膜(7e)のみとして、トレンチ(6)の底部に形成さ
れた酸化膜(7e)の膜厚を、トレンチ(6)の側壁部
に形成された積層膜の膜厚より大きくしたことを特徴と
している。
に形成した酸化膜(7a)と窒化膜(7b)と酸化膜
(7c)の積層膜により高い耐圧を得るとともに、トレ
ンチ(6)の底部での電界集中を緩和し、その部分での
耐圧低下を防止することができる。
レンチ(6)の底部に形成された酸化膜(7e)とし
て、積層膜を構成する第1の酸化膜(7a)と窒化膜
(7b)が少なくともトレンチ(6)の側壁部と底部に
形成された後、トレンチ(6)の底部の窒化膜が除去さ
れ、この後、第2の酸化膜(7c)を形成するための熱
酸化によって形成された膜としても、請求項1に記載の
発明と同様の効果を奏することができる。
(6)の上部に形成された酸化膜(7d)の膜厚を、ト
レンチ(6)の側壁部に形成された積層膜の膜厚より大
きくしたことを特徴としている。
に形成した酸化膜(7a)と窒化膜(7b)と酸化膜
(7c)の積層膜により高い耐圧を得るとともに、トレ
ンチ(6)の上部での電界集中を緩和し、その部分での
耐圧低下を防止することができる。
レンチ(6)の上部に形成された酸化膜(7d)とし
て、積層膜を構成する第1の酸化膜(7a)と窒化膜
(7b)が少なくともトレンチ(6)の側壁部と底部に
形成された後、トレンチ(6)の上部の窒化膜が除去さ
れ、この後、第2の酸化膜(7c)を形成するための熱
酸化によって形成された膜としても、請求項3に記載の
発明と同様の効果を奏することができる。
(6)の上部および底部に形成された酸化膜(7d、7
e)の膜厚を、トレンチ(6)の側壁部に形成された積
層膜の膜厚より大きくしたことを特徴としている。
に形成した酸化膜(7a)と窒化膜(7b)と酸化膜
(7c)の積層膜により高い耐圧を得るとともに、トレ
ンチ(6)の上部および底部での電界集中を緩和し、そ
の部分での耐圧低下を防止することができる。
レンチ(6)の上部および底部に形成された酸化膜(7
d、7e)として、積層膜を構成する第1の酸化膜(7
a)と窒化膜(7b)が少なくともトレンチ(6)の側
壁部、上部および底部に形成された後、トレンチ(6)
の上部および底部の窒化膜が除去され、この後、第2の
酸化膜(7c)を形成するための熱酸化によって形成さ
れた膜としても、請求項5に記載の発明と同様の効果を
奏することができる。
記載の発明において、請求項7に記載の発明のように、
トレンチ(6)の内壁に形成された絶縁膜(7a〜7
d)をゲート絶縁膜、第2半導体層(3)をチャネル領
域とするトランジスタを構成する場合には、ゲート絶縁
膜における窒化膜(7b)の上端を、第1半導体層
(4)と第2半導体層(3)の境界より半導体基板
(5)の一面側に位置させるようにするのが好ましい。
よれば、上記した各請求項に記載の半導体装置を適切に
製造することができる。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
について説明する。図1に、本発明の一実施形態に係る
半導体装置の断面構成を示す。この半導体装置は、パワ
ーMOSFET、IGBTなどのトレンチゲート構造を
持つトランジスタを有している。
コン基板1上にN-型のドリフト層2が形成され、その
上にベース領域となるP型層3が形成されている。P型
層3内には、ソース領域となるN+型層4が形成されて
いる。そして、これらにより半導体基板5が構成されて
いる。また、半導体基板5の一面には、N+型層4およ
びP型層3を貫通し、ドリフト層2に達するトレンチ6
が形成されており、このトレンチ6の内壁にゲート絶縁
膜が形成されている。
に形成されたシリコン酸化膜(第1の酸化膜)7aとシ
リコン窒化膜7bとシリコン酸化膜(第2の酸化膜)7
cとからなる積層膜と、トレンチ6の上部、底部に形成
されたシリコン酸化膜7d、7eとからなる。シリコン
窒化膜7bは、その上端がP型層3とN+型層4の境界
より上、すなわち半導体基板5の一面側に位置してい
る。また、トレンチ6の上部、底部に形成されたシリコ
ン酸化膜7d、7eは、トレンチ6の側壁部に形成され
た積層膜よりも膜厚が大きい膜となっている。ここで、
トレンチ6の上部は、トレンチ6の上側のコーナー部を
含む部分であり、トレンチ6の底部は、トレンチ6の底
側のコーナー部を含む部分である。
ンで形成されたゲート電極8が形成されている。
ース領域となるN+型層4の一面(基板表面)にはBP
SG膜9が形成され、このBPSG膜9に形成されたコ
ンタクトホールを介し、ソース電極10および図1には
図示されないゲート、コレクタ電極となる金属膜が形成
されている。
6の内壁に形成された絶縁膜をゲート絶縁膜とし、P型
層3におけるトレンチ6の側壁部の領域をチャネル領域
とする、トレンチゲート構造を持つトランジスタが構成
される。
酸化膜7aとシリコン窒化膜7bとシリコン酸化膜7c
とからなる積層膜がトレンチ6の側壁部に形成されてい
る。このことにより、従来のものと同様、高いゲート耐
圧を得ることができる。また、トレンチ6の上部、底部
に形成されたシリコン酸化膜7d、7eは、トレンチ6
の側壁部に形成された積層膜よりも膜厚が大きくなって
いるため、トレンチ6の上下のコーナー部での電界集中
が緩和され、その部分での耐圧低下を防止することがで
きる。
いて、図2に示す工程図を参照して説明する。
あるいはN+型のシリコン基板1上にN-型のドリフト層
2を形成し、ついで、ベース領域となるP型層3、およ
びソース領域となるN+型層4をイオン注入及び熱拡散
によって順次形成する。P型層3の深さは2〜3μm、
N+型層4の深さは約0.5μmである。
チマスクとなるシリコン酸化膜11をCVD法により
0.5μm程度堆積し、フォトリソグラフィーおよび異
方性ドライエッチングによってパターニングを行う。次
いで、バターニングされたシリコン酸化膜11をマスク
として、異方性ドライエッチングにより、N+型層4お
よびP型層3を貫通し、ドリフト層2に達するトレンチ
6を形成する。トレンチ6の深さは、4〜6μmであ
る。
およびO2ガスを用いたケミカルドライエッチングによ
りトレンチ6内のシリコンを0.1μm程度等方的にエ
ッチング除去する。そして、H2OまたはO2雰囲気中の
熱酸化により、l00nm程度の犠牲酸化膜を形成す
る。この後、希フッ酸によるウェットエッチングにて、
犠牲酸化膜を除去する。このとき、トレンチマスク用の
酸化膜11も同時にエッチングされる。ウェットエッチ
ングの時間は、犠牲酸化膜のみを除去する時間、犠牲酸
化膜とトレンチマスク用のシリコン酸化膜11の両方を
除去する時間のどちらに設定してもよい。この後、H2
OまたはO2雰囲気中の熱酸化により、100nm程度
のシリコン酸化膜7aを形成する。
VD法により、10〜30nmのシリコン窒化膜7bを
形成する。
3およびO2ガス系を用いた異方性ドライエッチングによ
り、シリコン窒化膜7bのうち、トレンチ6の側壁部の
シリコン窒化膜を残し、トレンチ6の底部のシリコン窒
化膜を除去して、シリコン酸化膜7aを露出させる。こ
のとき、同時にトレンチ6の上部および基板表面のシリ
コン酸化膜11上に形成されたシリコン窒化膜も同時に
除去され、その部分においてシリコン酸化膜7aが露出
する。
ば、950℃のH2OもしくはO2雰囲気中で熱酸化を行
い、シリコン窒化膜7b上に5〜10nmのシリコン酸
化膜7cを形成する。このとき、シリコン窒化膜が除去
されたトレンチ6の上部、底部には、熱酸化によって膜
厚が大きくなった約200nmのシリコン酸化膜7d、
7eが形成される。
電極となるドープト多結晶シリコン8をLPCVD法に
より形成し、トレンチ6内を充填する。続いて、その多
結晶シリコン8を所望の厚さにエッチバックする。
リソグラフィーによって多結晶シリコン8をパターニン
グし、ゲート電極8を形成する。
なるBPSG膜9をプラズマCVD法により形成する。
そして、フォトリソグラフィーおよび異方性ドライエッ
チによりコンタクトホールを形成し、ソース、ゲートお
よびコレクタ電極となる金属膜をスパッタ法により形成
する。
製造される。上記した製造方法によれば、トレンチ6の
内壁にシリコン酸化膜7aとシリコン窒化膜7bを形成
した後、トレンチ6の上部および底部のシリコン窒化膜
を除去し、その後、熱酸化を行っている。この熱酸化に
より、シリコン窒化膜7b上にシリコン酸化膜7cが形
成されるとともに、シリコン窒化膜が除去されたトレン
チ6の上部、底部に、膜厚が大きくなったシリコン酸化
膜7d、7eが形成される。
により形成されたトレンチの上部、底部のゲート絶縁膜
の状態の断面(実際の断面写真を図面として表したも
の)を示す。また、図3(c)、(d)に、シリコン窒
化膜の除去を行わずに従来の製造方法により形成された
トレンチの上部、底部のゲート絶縁膜の状態の断面(実
際の断面写真を図面として表したもの)を示す。なお、
図3(a)、(b)と図3(c)、(d)とは、シリコ
ン窒化膜の除去を行うか行わないかが異なるのみで、他
の製造条件は同じである。
た場合には、トレンチの上部、底部は、積層膜になって
おり、トレンチの上部では図3(c)に示すように膜厚
が140nm、トレンチの底部では図3(d)に示すよ
うに膜厚が70nmとなっているのに対し、この実施形
態の方法によってゲート絶縁膜を形成した場合には、ト
レンチの上部、底部は、シリコン酸化膜のみになってお
り、トレンチの上部では図3(a)に示すように膜厚が
330nm、トレンチの底部では図3(b)に示すよう
に膜厚が180nmとなっている。従って、この実施形
態のようにトレンチの上部と底部のシリコン窒化膜を除
去して熱酸化を行うことにより、トレンチの上部と底部
におけるコーナー部での電界集中を緩和して、その部分
での耐圧低下を防ぐことができる。
レンチを形成する場合に、図4に示すように、トレンチ
6の底部に柱状のシリコン残渣(ブラックシリコン)6
aが発生することがある。このようなシリコン柱状残渣
6aの部分にゲート絶縁膜が形成されると、その部分に
局所的に電界が集中し、ゲート耐圧が低下するという問
題が生じる。特に、パワーMOSやIGBTなどの電力
用半導体素子は、ゲート領域が数十mm2〜数百mm2と
いった大きな面積となっているため、シリコン柱状残渣
の影響を受ける確率が高い。
ば、シリコン柱状残渣の影響をなくすことができる。す
なわち、トレンチ6の底部にシリコン柱状残渣6aが発
生した場合、上記した図2(a)〜(d)の工程を行う
と、図5(a)の状態になる。このまま、従来の方法の
ようにシリコン酸化膜を形成すると、シリコン柱状残渣
の影響がでてしまうが、図2(e)の工程で、トレンチ
6の上部および底部のシリコン窒化膜7bを除去する
と、図5(b)の状態になり、さらに図2(f)の工程
で、熱酸化を行うと、トレンチ6の底部では、シリコン
柱状残渣6aの部分全体を覆うように厚いシリコン酸化
膜が形成され、図5(c)の状態となる。このことによ
り、トレンチ6の底部でのゲート耐圧低下は抑制され、
高いゲート電圧歩留まりを得ることができる。
の上部および底部の絶縁膜をシリコン酸化膜のみにして
ゲート耐圧を高くするものを示したが、それを図6、図
7に示すように、トレンチ6の上部および底部のいずれ
か一方のみにし、他方については他の手段でゲート耐圧
を高めるようにしてもよい。トレンチ6の上部および底
部のいずれか一方のみをシリコン酸化膜にするために
は、他方のシリコン窒化膜を除去しないようにマスクし
て異方性ドライエッチングを行うようにすればよい。
として、トレンチゲート構造を持つトランジスタを構成
するものを示したが、トレンチ型のキャパシタを持つ構
造の半導体装置あるいはトレンチによって素子分離する
構造の半導体装置においても、トレンチの内壁に形成す
る絶縁膜を、側壁部では酸化膜と窒化膜と酸化膜の積層
膜とし、トレンチの上部および/または底部では酸化膜
のみとすれば、耐圧を高くすることができる。
は、図1に示すものに限らず、それと逆になっていても
よい。
成を示す図である。
る。
の上部、底部のゲート絶縁膜の状態の断面および従来の
製造方法により形成されたトレンチの上部、底部のゲー
ト絶縁膜の状態の断面を示す図である。
を説明するための図である。
渣の影響を低減できることを説明するための図である。
構成を示す図である。
構成を示す図である。
たトレンチゲート構造を持つトランジスタの断面構成を
示す図である。
なるP型層、4…ソース領域となるN+型層、5…半導
体基板、6…トレンチ、7a…シリコン酸化膜、7b…
シリコン窒化膜、7c…シリコン酸化膜、7d…シリコ
ン酸化膜、7e…シリコン酸化膜、8…ゲート電極、9
…BPSG膜、10…ソース電極。
Claims (11)
- 【請求項1】 半導体基板(5)の一面に形成されたト
レンチ(6)の内壁に絶縁膜(7a〜7d)が形成され
てなる半導体装置において、 前記絶縁膜(7a〜7d)は、前記トレンチ(6)の側
壁部では酸化膜(7a)と窒化膜(7b)と酸化膜(7
c)の積層膜で形成され、前記トレンチ(6)の底部で
は酸化膜(7e)のみから形成されており、 前記トレンチ(6)の底部に形成された酸化膜(7e)
は、前記積層膜より膜厚が大きくなっていることを特徴
とする半導体装置。 - 【請求項2】 半導体基板(5)の一面に形成されたト
レンチ(6)の内壁に絶縁膜(7a〜7d)が形成され
てなる半導体装置において、 前記絶縁膜(7a〜7d)は、前記トレンチ(6)の側
壁部では第1の酸化膜(7a)と窒化膜(7b)と第2
の酸化膜(7c)の積層膜で形成され、前記トレンチ
(6)の底部では酸化膜(7e)のみから形成されてお
り、 前記トレンチ(6)の底部に形成された酸化膜(7e)
は、前記積層膜を構成する前記第1の酸化膜(7a)と
前記窒化膜(7b)が少なくとも前記トレンチ(6)の
側壁部と底部に形成された後、前記トレンチ(6)の底
部の窒化膜が除去され、この後、前記第2の酸化膜(7
c)を形成するための熱酸化によって形成された膜とな
っていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 半導体基板(5)の一面に形成されたト
レンチ(6)の内壁に絶縁膜(7a〜7d)が形成され
てなる半導体装置において、 前記絶縁膜(7a〜7d)は、前記トレンチ(6)の側
壁部では酸化膜(7a)と窒化膜(7b)と酸化膜(7
c)の積層膜で形成され、前記トレンチ(6)の上部で
は酸化膜(7d)のみから形成されており、 前記トレンチ(6)の上部に形成された酸化膜(7d)
は、前記積層膜より膜厚が大きくなっていることを特徴
とする半導体装置。 - 【請求項4】 半導体基板(5)の一面に形成されたト
レンチ(6)の内壁に絶縁膜(7a〜7d)が形成され
てなる半導体装置において、 前記絶縁膜(7a〜7d)は、前記トレンチ(6)の側
壁部では第1の酸化膜(7a)と窒化膜(7b)と第2
の酸化膜(7c)の積層膜で形成され、前記トレンチ
(6)の上部では酸化膜(7d)のみから形成されてお
り、 前記トレンチ(6)の上部に形成された酸化膜(7d)
は、前記積層膜を構成する前記第1の酸化膜(7a)と
前記窒化膜(7b)が少なくとも前記トレンチ(6)の
側壁部と上部に形成された後、前記トレンチ(6)の上
部の窒化膜が除去され、この後、前記第2の酸化膜(7
c)を形成するための熱酸化によって形成された膜とな
っていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項5】 半導体基板(5)の一面に形成されたト
レンチ(6)の内壁に絶縁膜(7a〜7d)が形成され
てなる半導体装置において、 前記絶縁膜(7a〜7d)は、前記トレンチ(6)の側
壁部では酸化膜(7a)と窒化膜(7b)と酸化膜(7
c)の積層膜で形成され、前記トレンチ(6)の上部お
よび底部では酸化膜(7d、7e)のみから形成されて
おり、 前記トレンチ(6)の上部および底部に形成された酸化
膜(7d、7e)は、前記積層膜より膜厚が大きくなっ
ていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項6】 半導体基板(5)の一面に形成されたト
レンチ(6)の内壁に絶縁膜(7a〜7d)が形成され
てなる半導体装置において、 前記絶縁膜(7a〜7d)は、前記トレンチ(6)の側
壁部では第1の酸化膜(7a)と窒化膜(7b)と第2
の酸化膜(7c)の積層膜で形成され、前記トレンチ
(6)の上部および底部では酸化膜(7d、7e)のみ
から形成されており、 前記トレンチ(6)の上部および底部に形成された酸化
膜(7d、7e)は、前記積層膜を構成する前記第1の
酸化膜(7a)と前記窒化膜(7b)が少なくとも前記
トレンチ(6)の側壁部、上部および底部に形成された
後、前記トレンチ(6)の上部および底部の窒化膜が除
去され、この後、前記第2の酸化膜(7c)を形成する
ための熱酸化によって形成された膜となっていることを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項7】 前記半導体基板(5)は、前記トレンチ
(6)の形成領域において前記一面側から第1導電型の
第1半導体層(4)、第2導電型の第2半導体層
(3)、第1導電型の第3半導体層(2)を有し、前記
トレンチ(6)は、前記第1半導体層(4)および前記
第2半導体層(3)を貫通して前記第3半導体層(2)
に達するように形成されており、 前記トレンチ(6)の内壁に形成された前記絶縁膜(7
a〜7d)をゲート絶縁膜、前記第2半導体層(3)を
チャネル領域とするトランジスタが構成されており、 前記窒化膜(7b)は、その上端が前記第1半導体層
(4)と前記第2半導体層(3)の境界より前記半導体
基板(5)の前記一面側に位置するように形成されてい
ることを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1つに
記載の半導体装置。 - 【請求項8】 半導体基板(5)の一面に形成されたト
レンチ(6)の内壁に絶縁膜(7a〜7d)が形成され
てなる半導体装置の製造方法において、 前記絶縁膜(7a〜7d)を形成する工程は、 前記トレンチ(6)の内壁に酸化膜(7a)を形成する
工程と、 前記酸化膜(7a)の上に窒化膜(7b)を形成する工
程と、 前記窒化膜(7b)のうち前記トレンチ(6)の底部の
窒化膜を除去する工程と、 この後、熱酸化して、前記窒化膜(7b)の上に酸化膜
(7c)を形成するとともに、前記トレンチ(6)の底
部に形成された酸化膜の膜厚を大きくする工程とからな
ることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 半導体基板(5)の一面に形成されたト
レンチ(6)の内壁に絶縁膜(7a〜7d)が形成され
てなる半導体装置の製造方法において、 前記絶縁膜(7a〜7d)を形成する工程は、 前記トレンチ(6)の内壁に酸化膜(7a)を形成する
工程と、 前記酸化膜(7a)の上に窒化膜(7b)を形成する工
程と、 前記窒化膜(7b)のうち前記トレンチ(6)の上部の
窒化膜を除去する工程と、 この後、熱酸化して、前記窒化膜(7b)の上に酸化膜
(7c)を形成するとともに、前記トレンチ(6)の上
部に形成された酸化膜の膜厚を大きくする工程とからな
ることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項10】 半導体基板(5)の一面に形成された
トレンチ(6)の内壁に絶縁膜(7a〜7d)が形成さ
れてなる半導体装置の製造方法において、 前記絶縁膜(7a〜7d)を形成する工程は、 前記トレンチ(6)の内壁に酸化膜(7a)を形成する
工程と、 前記酸化膜(7a)の上に窒化膜(7b)を形成する工
程と、 前記窒化膜(7b)のうち前記トレンチ(6)の上部お
よび底部の窒化膜を除去する工程と、 この後、熱酸化して、前記窒化膜(7b)の上に酸化膜
(7c)を形成するとともに、前記トレンチ(6)の上
部および底部に形成された酸化膜の膜厚を大きくする工
程とからなることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】 一面側から第1導電型の第1半導体層
(4)、ベース領域となる第2導電型の第2半導体層
(3)およびドリフト層となる第1導電型の第3半導体
層(2)を有する半導体基板(5)を用意する工程と、 前記第1半導体層(4)および前記第2半導体層(3)
を貫通して前記第3半導体層(2)に達するようにトレ
ンチ(6)を形成する工程と、 前記トレンチ(6)の内壁にゲート絶縁膜(7a〜7
d)を形成するとともに内部にゲート電極(8)を形成
する工程とを有し、 前記ゲート絶縁膜(7a〜7d)を形成する工程は、 前記トレンチ(6)の内壁に酸化膜(7a)を形成する
工程と、 前記酸化膜(7a)の上に窒化膜(7c)を形成する工
程と、 少なくとも前記トレンチ(6)の上部の窒化膜を除去し
て、窒化膜(7c)の上端が前記第1半導体層(4)と
前記第2半導体層(3)の境界より前記半導体基板
(5)の前記一面側に位置するようにする工程と、 この後、熱酸化して、前記窒化膜(7b)の上に酸化膜
(7c)を形成するとともに、前記トレンチ(6)の上
部に形成された酸化膜の膜厚を大きくする工程とからな
ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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