JP2001195990A - Ac型プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

Ac型プラズマディスプレイ装置

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JP2001195990A
JP2001195990A JP2000292068A JP2000292068A JP2001195990A JP 2001195990 A JP2001195990 A JP 2001195990A JP 2000292068 A JP2000292068 A JP 2000292068A JP 2000292068 A JP2000292068 A JP 2000292068A JP 2001195990 A JP2001195990 A JP 2001195990A
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隆次 倉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書き込み動作における放電遅れを短くするこ
とにより確実に書き込み動作を行って表示品質を向上す
るとともに、書き込み時間を短縮することのできるパネ
ルを提供することを目的とする。 【解決手段】 平面状に並んだ複数の放電セル13を挟
んで2つの基板1,8が対向して設けられ、前記放電セ
ル13は主放電を誘発するための種火放電を発生させる
点火ギャップ15を有するものである。この構成によ
り、点火ギャップ15で発生した放電を種火として書き
込み放電を発生させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビジョン受像機
および情報表示端末等の画像表示に用いるAC型プラズ
マディスプレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プラズマディスプレイ装置のパネ
ル構造は、図8に示すような構成である。すなわち、図
8に示すように、前面基板21上には誘電体層22で覆
われた走査電極23と維持電極24とが対を成して互い
に平行に付設され、誘電体層22上には易放電性絶縁膜
である保護膜25が形成されている。背面基板26上に
は絶縁体層27で覆われたデータ電極28が付設され、
データ電極28の間の絶縁体層27上にデータ電極28
と平行して隔壁29が設けられている。また、絶縁体層
27の表面から隔壁29の側面にかけて蛍光体層30が
設けられ、走査電極23および維持電極24とデータ電
極28とが交差するように前面基板21と背面基板26
とが放電空間31を挟んで対向して配置されている。放
電空間31には、放電ガスとして、ヘリウム、ネオン、
アルゴンの内少なくとも1種とキセノンとが封入されて
いる。また、隣接する二つの隔壁29に挟まれ、対を成
す走査電極23および維持電極24とデータ電極28と
の交差部には1つの放電セル32が構成される。すなわ
ち、前面基板21と背面基板26との間に複数の放電セ
ル32が平面状に並んでいる。
【0003】次に、パネルの駆動方法について説明す
る。まず、全ての対を成す走査電極23と維持電極24
との間で初期化放電を発生させて保護膜25表面に壁電
荷を蓄積する。続いて、1つの走査電極23に走査パル
ス電圧を印加するとともに、表示データの書き込みを行
う放電セル32に対応したデータ電極28に書き込みパ
ルス電圧を印加して、その放電セル32で書き込み放電
を発生させて書き込み動作を行う。この書き込み動作を
全ての走査電極23に対して順次行う。書き込み動作が
全ての走査電極23について終了した後、全ての走査電
極23と維持電極24とに交互にパルス電圧を印加し
て、書き込み放電を行った放電セルで放電を発生させ蛍
光体層30を発光させることにより表示を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のパネル
において画像表示を行ったところ、書き込み動作不良に
起因する不点灯セルがパネル面内にランダムに発生し、
表示品質の低下を引き起こすことが分かった。これは、
放電現象の一般的性質である放電遅れ現象によるものと
考えられる。
【0005】一般に、放電ギャップ間に放電開始電圧以
上の電圧を印加した後、放電が発生するまでの時間を放
電遅れと呼ぶが、この放電遅れには放電セル構造やパネ
ルの構成材料によって決まる形成遅れと、放電発生の確
率的な要因を反映した統計遅れとがある。このうち統計
遅れはμsecオーダーと形成遅れに比べて大きく、書
き込み動作不良の主原因になっている。また、書き込み
動作を確実に行うためには、1つの走査電極当たりの書
き込み時間を数μsecと大きく取る必要があり、駆動
波形の中で書き込み動作の占める時間が大きくなるた
め、パネル駆動を高速化する場合、あるいは走査線数の
多い大型パネルを駆動する場合において、書き込み時間
をいかにして短くするかが大きな問題となる。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、書き込み動作における放電遅れを
短くすることにより確実に書き込み動作を行って表示品
質を向上するとともに、書き込み時間を短縮することの
できるパネルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマディス
プレイ装置は、平面状に並んだ複数の放電セルを挟んで
2つの基板が対向して設けられ、前記放電セルは主放電
を誘発するための種火放電を発生させる点火ギャップを
有するものである。この構成により、点火ギャップで発
生した放電を種火として書き込み放電を発生させること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、少なくとも前面側が透明な一対の基板を対向配置し
て複数の放電セルを設け、かつ前記複数の放電セルそれ
ぞれに主放電を誘発するための種火放電を発生させる点
火ギャップを設けたものである。
【0009】そして、請求項2に記載の発明では、少な
くとも前面側が透明な一対の基板を基板間に放電空間が
形成されるように対向配置するとともに前記放電空間を
隔壁で区画することにより複数の放電セルを設け、かつ
前記放電セルで主放電が発生するように基板に電極を配
置したプラズマディスプレイ装置において、前記隔壁の
側面に、主放電を発生する電極を形成した基板の表面と
の間に間隙が形成されるように導電性の蛍光体層を形成
し、その蛍光体層と前記基板との間で点火ギャップを構
成したものである。
【0010】前記導電性の蛍光体層としては酸化亜鉛を
含むものが用いられる。さらに、導電性の蛍光体層との
間で点火ギャップを構成する基板に、電気的に浮遊状態
の導体を設けることにより、点火ギャップに十分な壁電
荷を供給することができる。
【0011】また、請求項5に記載の発明は、複数列の
表示電極をストライプ状に配列して設けかつ前記表示電
極を覆うように誘電体層を形成するとともにその誘電体
層上に易放電性の絶縁膜を形成した透明な前面側の基板
と、この前面側の基板との間に放電空間を形成するよう
に対向配置しかつ前記表示電極と直交する方向に複数列
のデータ電極を配列して設けた背面側の基板と、この背
面側の基板上の前記データ電極間に前記放電空間を区画
することにより複数の放電セルを設ける隔壁とを備え、
前記隔壁の側面に、主放電を発生する電極を形成した基
板の表面との間に間隙が形成されるように導電性の蛍光
体層を形成し、かつ前記誘電体層と易放電性の絶縁膜と
の間に電気的に浮遊状態の導体を設け、その導体と前記
蛍光体層との間で点火ギャップを構成したものである。
そして、前記で説明した構成と同様、導電性の蛍光体層
は酸化亜鉛を含むものを用いる。
【0012】以下、本発明の一実施の形態によるプラズ
マディスプレイ装置について、図1〜図6を用いて説明
する。
【0013】(実施の形態1)図1に本発明の一実施の
形態によるプラズマディスプレイ装置におけるパネル構
造の一例を示し、図2に図1のA−A‘線で切断した断
面を示している。図に示すように、ガラス基板などの透
明な前面側の基板1上には、走査電極2と維持電極3と
で対をなすストライプ状の表示電極4が複数対形成さ
れ、そして基板1上の隣り合う表示電極4間には遮光層
5が配置形成されている。この走査電極2および維持電
極3は、それぞれ透明電極2a、3aおよびこの透明電
極2a、3aに電気的に接続された銀等の母線2b、3
bとから構成されている。また、前記前面側の基板1に
は、前記複数対の電極群を覆うように誘電体層6が形成
され、その誘電体層6上には易放電性絶縁膜である保護
膜7が形成されている。
【0014】また、前記前面側の基板1に対向配置され
る背面側の基板8上には、走査電極2及び維持電極3の
表示電極4と直交する方向に、絶縁体層9で覆われた複
数のストライプ状のデータ電極10が形成されている。
このデータ電極10間の絶縁体層9上には、データ電極
10と平行にストライプ状の複数の隔壁11が配置され
ている。
【0015】また、この隔壁11間の側面11aおよび
絶縁体層9の表面には、主放電を発生する表示電極4を
形成した基板1の表面との間に間隙が形成されるように
導電性の蛍光体層12を形成している。
【0016】これらの基板1と基板8とは、走査電極2
および維持電極3とデータ電極10とが直交するよう
に、微小な放電空間を挟んで対向配置されるとともに、
周囲が封止され、そして前記放電空間には、ヘリウム、
ネオン、アルゴン、キセノンのうちの一種または混合ガ
スが放電ガスとして封入されている。また、放電空間
は、隔壁11によって複数の区画に仕切ることにより、
表示電極4とデータ電極10との交点が位置する複数の
放電セル13が設けられ、その各放電セル13には、赤
色、緑色及び青色となるように蛍光体層12が一色ずつ
順次配置されている。
【0017】ここで、前記蛍光体層12は、絶縁性の蛍
光体材料と導電性材料とを混合した材料を用いて構成さ
れており、導電性を有している。導電性材料としては、
粉末状またはウイスカ(樹枝)状の酸化亜鉛(ZnO)
を用いている。
【0018】すなわち、隔壁11の側面に塗布された蛍
光体層12の頂部14と基板1の保護膜7との間の隙
間、すなわち、基板1上に形成された形成体(誘電体層
6、走査電極2、維持電極3および保護膜7)の表面と
その表面に近接した蛍光体層12との間で点火ギャップ
15が形成されている。
【0019】図3(a)は本実施形態のパネルの放電セ
ル13における電位分布図であり、図3(b)は従来の
パネルの放電セル32における電位分布図である。従来
のパネルでは蛍光体層は絶縁物であるため、電位分布は
図3(b)に破線で示すような形状となるが、本実施形
態のパネルでの電位分布は蛍光体層が導電性を持つため
に、従来パネルにおける電位分布とは明らかに異なり、
図3(a)に破線で示すような形状になる。そして、隔
壁11の側面に塗布された蛍光体層12の頂部14と保
護膜7との間に強い電界集中が発生しており、ここが実
質的に極端に短い放電ギャップを持つ点火ギャップ15
となる。
【0020】点火ギャップ15には書き込みパルス電圧
印加時において非常に強い電界集中が生じ、実質的に点
火ギャップ15の放電開始電圧より遙かに大きい電圧が
加わる。このため、大きな放電遅れをほとんど発生する
ことなしに点火ギャップ15で放電が開始し、この放電
によって発生した荷電粒子が種火となり、ほとんど統計
遅れを生じることなしに放電セル13で主放電となる書
き込み放電が行われる。
【0021】実際のパネルを用いて書き込み放電時にお
ける放電の統計遅れを測定した結果を図4に示す。な
お、赤色蛍光体層にはY23:Euを使用し、青色蛍光
体層にはBaMg2Al1424:Euを使用した。緑色
蛍光体層にはZn2SiO4:MnとZnOとを混合した
ものを使用した。また、放電の統計遅れは、各色の蛍光
体層が形成された放電セルのうちそれぞれ100個の放
電セルについて、書き込み放電時に流れる電流波形をオ
シロスコープで測定することにより求めた。書き込み放
電は、走査パルス電圧70V、書き込みパルス電圧60
V、これらのパルス電圧のパルス幅を1.5μsecに
して発生させた。また、1つの放電セルにおいて、隔壁
11に平行な方向および垂直な方向の長さがそれぞれ1
080μmおよび360μmであり、隔壁の高さが12
0μmであるパネルを用いた。図4の縦軸は緑色蛍光体
層が形成された放電セルにおける放電の統計遅れであ
り、横軸はZn2SiO4:Mn(緑色蛍光体)に対する
ZnOの重量混合比である。
【0022】ZnOを混合しなかった場合には緑色の放
電セルが最も統計遅れが大きく書き込み動作不良の主原
因になっていたが、図4に示す結果によれば、緑色蛍光
体にZnOを混合することにより、統計遅れを短くする
ことができ、確実に書き込み放電を行うことができる。
また、書き込み動作に要する時間を短縮できる。
【0023】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2によるパネルの要部断面図である。
【0024】図5のパネルが実施の形態1のパネル構成
と異なる点は、点火ギャップ15の位置の誘電体層6と
保護膜7との間に電気的に浮遊状態にあるフローティン
グ導体16が形成されていることである。フローティン
グ導体16はインジウムスズ酸化物(ITO)や酸化ス
ズ(SnO2)等の透明材料や、銀(Ag)等の不透明
な材料で形成することができる。フローティング導体1
6は図6に示すように保護膜7の表面に形成されていて
もよい。また、誘電体層6が、放電時のイオンスパッタ
リングに対して耐性があり、2次電子放出係数の高い材
料で形成されておれば、保護膜7はなくてもよい。
【0025】図7は、走査電極2、維持電極3、隔壁1
1と、フローティング導体16の平面的な位置関係を示
す概略構成図であり、図7(a)〜(c)はフローティ
ング導体の形状および位置を変えた例である。
【0026】図7(a)〜(c)に示すように、フロー
ティング導体16a、16b、16cは、点火ギャップ
の位置に近接して設けられている。図7(b)の構成で
は、走査電極2が透明電極2aと不透明な金属の母線2
bとで構成されている場合、金属の母線2bの下側にフ
ローティング導体16bを設けているので、フローティ
ング導体16bを不透明な材料で形成しても可視光の透
過率は変わらず輝度低下を引き起こすことはない。図7
(c)の構成では、フローティング導体16cを隔壁1
1と垂直な方向に並べているため、図7(a)の構成に
比べて、前面側の基板1と背面側の基板8とを張り合わ
せるときの位置合わせが容易となる。
【0027】次にフローティング導体16の働きについ
て説明する。
【0028】実施の形態1で説明したように、書き込み
パルス印加時において隔壁11の側面に塗布された蛍光
体層12の頂部14と保護膜7との間の点火ギャップ1
5に非常に強い電界集中が生じるので、この点火ギャッ
プ15では、放電開始電圧より遙かに大きい電圧が加わ
るために大きな放電遅れをほとんど発生することなしに
放電が開始する。しかし書き込み放電前において、Mg
O薄膜からなる保護膜7表面に蓄積された壁電荷量が充
分でない場合、フローティング導体16がないと、点火
ギャップ15で発生する放電は非常に小さく充分な荷電
粒子を生成することなく終了するため、放電セル13に
おいて書き込み放電を引き起こすまでには至らないこと
がある。これは、一般にMgO薄膜は絶縁性に優れてお
りMgO薄膜表面のわずかな壁電荷を放電することによ
り電界が緩和してしまうためである。
【0029】フローティング導体16の働きは、点火ギ
ャップ15に、主放電に移行するのに十分な種火放電を
発生させるための電荷を供給することである。すなわ
ち、図5に示すようにフローティング導体16が誘電体
層6と保護膜7との間に設けられている場合には、点火
ギャップ15で放電が発生すると、フローティング導体
16から保護膜7を介して点火ギャップ15へ電荷が供
給される。また、図6に示すようにフローティング導体
16が保護膜7上に設けられている場合には、点火ギャ
ップ15で放電が発生すると、フローティング導体16
から点火ギャップ15へ電荷が供給される。これによ
り、点火ギャップで発生した放電が主放電へ移行するの
に十分な種火放電になるまで放電を持続させることがで
きる。
【0030】これにより点火ギャップ15の放電で充分
な荷電粒子を供給することが可能となり、点火ギャップ
15で発生した放電による荷電粒子が種火となりほとん
ど統計遅れを生じることなしに主放電である書き込み放
電を発生させることができる。このため、本実施形態の
パネルは、従来のパネルに比べて表示品質が向上する。
【0031】なお、上記実施の形態では、主放電として
書き込み放電を例にあげて説明したが、データ電極と走
査電極または維持電極との間に電圧を印加して主放電を
発生させる場合にも、同様の効果を得ることができる。
【0032】また、導電性材料としてZnOを用いた場
合について説明したが、ZnOの他に酸化インジウム
(In23)、酸化スズ(SnO2)、インジウムスズ
酸化物(ITO)等を用いても同様の効果を得ることが
でき、蛍光体材料も上記実施の形態で示したものに限ら
れるものではない。さらに、赤色蛍光体層や青色蛍光体
層に導電性材料を混合したものを用いた場合でも同様の
効果を得ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のAC型プ
ラズマディスプレイ装置によれば、各放電セルに対し
て、隔壁側面に塗布された蛍光体の頂部と前面基板との
間に実質的に非常に小さな放電ギャップを持つ点火ギャ
ップが形成されるため、この点火ギャップには書き込み
パルス印加時において非常に強い電界集中が発生し、大
きな放電遅れをほとんど発生することなく放電が開始す
る。ここで発生した放電による荷電粒子が種火となりほ
とんど統計遅れを生じることなしに書き込み放電が行わ
れる。その結果、書き込み動作不良による不点灯セルが
なくなり、画質劣化のないAC型プラズマディスプレイ
装置が実現できる。さらに書き込み動作に要する時間を
短縮できるため、走査線数が増加する大型パネルや高精
細度パネルに対しても有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるプラズマディスプ
レイ装置のパネル構造を一部を切り欠いて示す斜視図
【図2】同じくパネルの要部断面図
【図3】本発明の実施の形態1によるパネルおよび従来
のパネルの電位分布図
【図4】本発明の実施の形態1によるパネルにおける放
電の統計遅れの測定結果を示す図
【図5】本発明の実施の形態2によるパネルの要部断面
【図6】本発明の実施の形態2によるパネルの他の例を
示す要部断面図
【図7】(a),(b),(c)はフローティング導体
の位置の例を示す概略構成図
【図8】従来のプラズマディスプレイ装置におけるパネ
ルの一部切り欠き斜視図
【符号の説明】
1 前面側基板 2 走査電極 3 維持電極 4 表示電極 6 誘電体層 7 保護膜 8 背面側基板 9 絶縁体層 10 データ電極 11 隔壁 12 蛍光体層 13 放電セル 14 蛍光体層の頂部 15 点火ギャップ 16 フローティング導体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも前面側が透明な一対の基板を
    対向配置して複数の放電セルを設け、かつ前記複数の放
    電セルそれぞれに主放電を誘発するための種火放電を発
    生させる点火ギャップを設けたAC型プラズマディスプ
    レイ装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも前面側が透明な一対の基板を
    基板間に放電空間が形成されるように対向配置するとと
    もに前記放電空間を隔壁で区画することにより複数の放
    電セルを設け、かつ前記放電セルで主放電が発生するよ
    うに基板に電極を配置したプラズマディスプレイ装置に
    おいて、前記隔壁の側面に、主放電を発生する電極を形
    成した基板の表面との間に間隙が形成されるように導電
    性の蛍光体層を形成し、その蛍光体層と前記基板との間
    で点火ギャップを構成したAC型プラズマディスプレイ
    装置。
  3. 【請求項3】 導電性の蛍光体層は酸化亜鉛を含むもの
    である請求項2記載のAC型プラズマディスプレイ装
    置。
  4. 【請求項4】 導電性の蛍光体層との間で点火ギャップ
    を構成する基板に、電気的に浮遊状態の導体を設けた請
    求項2記載のAC型プラズマディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 複数列の表示電極をストライプ状に配列
    して設けかつ前記表示電極を覆うように誘電体層を形成
    するとともにその誘電体層上に易放電性の絶縁膜を形成
    した透明な前面側の基板と、この前面側の基板との間に
    放電空間を形成するように対向配置しかつ前記表示電極
    と直交する方向に複数列のデータ電極を配列して設けた
    背面側の基板と、この背面側の基板上の前記データ電極
    間に前記放電空間を区画することにより複数の放電セル
    を設ける隔壁とを備え、前記隔壁の側面に、主放電を発
    生する電極を形成した基板の表面との間に間隙が形成さ
    れるように導電性の蛍光体層を形成し、かつ前記誘電体
    層と易放電性の絶縁膜との間に電気的に浮遊状態の導体
    を設け、その導体と前記蛍光体層との間で点火ギャップ
    を構成したAC型プラズマディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 導電性の蛍光体層は酸化亜鉛を含むもの
    である請求項5記載のAC型プラズマディスプレイ装
    置。
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