JP2001195091A - オーディオ再生装置 - Google Patents

オーディオ再生装置

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JP2001195091A
JP2001195091A JP2000004722A JP2000004722A JP2001195091A JP 2001195091 A JP2001195091 A JP 2001195091A JP 2000004722 A JP2000004722 A JP 2000004722A JP 2000004722 A JP2000004722 A JP 2000004722A JP 2001195091 A JP2001195091 A JP 2001195091A
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JP2000004722A
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Setsuo Terasaki
攝雄 寺崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオソースが持っている性能を音声ア
ナログ出力に十分に引き出すとともに、デジタル出力に
も音声データを同時に出力することができる音声再生装
置又は音声1チップLSIの提供する。 【解決手段】 クロック発生回路7aは第1及び第2の
クロックCK1及びCK2を提供する。UP/DOWNサンプ
リング部13はクロックCK1に基づいて出力バッファ
6aから供給される音声ストリームをアップ又はダウン
サンプリングする。D/A変換器8は出力バッファ6a
からクロックCK2に基づいて提供されるデジタル音声
ストリームをクロックCK1の周波数でD/A変換す
る。デジタル出力12からはクロックCK1の周波数を
有するデジタル音声ストリームが出力され、アナログ出
力11からはクロックCK2でD/A変換されたアナロ
グ音声ストリームが出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音声データを再
生又は処理する装置又は1チップLSIに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声や映像のデータをデジタルで
記録した光ディスクを再生する光ディスク再生装置が開
発され、例えば映画ソフトやカラオケ等の再生装置とし
て広く利用されている。例えば、DVDディスクでは最
大8つの音声ストリームが記録でき、音声ストリーム自
体もAC−3やMPEG及びリニアPCMが記録可能で
ある。リニアPCMでは、サンプリング周波数が48k
Hzと96kHzに対応している。
【0003】図5に従来のDVD再生システムの構成を
示す。記録媒体1上のデータは復調部2で復調されたの
ち、信号処理部3でエラー訂正が行われて音声ストリー
ム分離部4へ送られる。音声ストリーム分離部4では音
声や映像のデータから音声ストリームのみを抜き出し、
この音声ストリームが音声復号部5に転送される。音声
復号部5では、AC−3やMPEGなどの符号化された
データは復号され、リニアPCMではサンプル毎に並び
替えられ、元のデータに戻されて音声出力バッファ6へ
送られる。音声出力バッファ6では音声クロック発生回
路7から発生されるクロックに応じて、音声ストリーム
をD/A変換器8に出力する。D/A変換器8はデジタ
ル音声ストリームをアナログ信号に変換し、増幅回路9
に出力する。増幅回路9により増幅された音声信号はア
ナログ音声出力端子11から出力される。
【0004】又、上記音声出力バッファ6から上記クロ
ックに応じて出力された音声ストリームはIEC958
変換回路10にてデジタルオーディオインタフェース規
格に変換され、デジタル音声出力端子12から取り出さ
れる。このデジタル信号を受けた外部音声デコーダは、
符号化データは復号しPCMに戻し、PCMデータはそ
のまま音を再生する。
【0005】従来の音声再生装置は音声クロック発生回
路7からのクロックは一般に一つで、例えばサンプリン
グ周波数は48kHzである。しかしながら、DVDの
リニアPCMにはサンプリング周波数が96kHzのも
のもある。又、IEC958では96kHzは規格に定
義されていないので48kHzまでしか転送できない。
【0006】そこで、96kHzのリニアPCMを再生
する場合は、音声クロック発生回路7から更にサンプリ
ング周波数96kHzを発生させ、D/A変換器8と増
幅回路9を経由してアナログ音声を出力し、IEC95
8変換10には音声ストリームを転送せずにデジタル音
声は出力しない。この場合のアナログ音声の帯域はサン
プリング定理より48kHzとなる。一方、音声クロッ
ク発生回路7からサンプリング周波数48kHzを発生
させ、音声データを96kHzから48kHzへダウン
サンプリングさせた後に、D/A変換器8と増幅回路9
を経由してアナログ音声を出力し、IEC958変換部
10にも上記ダウンサンプリングした音声ストリームを
転送してデジタル音声を出力する。この場合のアナログ
音声の帯域はサンプリング定理より24kHzまでとな
る。
【0007】即ち従来の再生装置の場合、96kHzの
リニアPCMでの再生では、アナログ音声出力を96k
Hzで、デジタル音声出力を48kHzで同時に出力す
ることができない。同時に出力する場合は共に48kH
zとなり、記録媒体上のコンテンツである96kHzの
サンプリングを十分に引き出していない。一方、96k
Hzのアナログ音声を出力する場合は、デジタル出力が
出ないという不具合が生じる。
【0008】又、HDCD(High Definition Compatibl
e Digital)ではCDのディスク上に20ビットや88.
2kHz音声データが符号化されている。HDCDと
は、デジタルフォーマットの忠実性を高める録音側と再
生側の共役技術により幅広いダイナミックレンジ、より
自然な楽器の音色、そしてより焦点のあった3D音場を
再現する技術である。
【0009】HDCD再生技術にはHDCDデコーディ
ング、HDCD高品質フィルタリング、及びHDCDイ
ンジケータ機能が含まれる。HDCDデコードディング
は、16ビットのCDから20ビット分のダイナミック
レンジ及び解像度を引き出すことができる。HDCD高
品質フィルタリングは、D/A変換の精度を上げ、その
結果として音質はより開放的で自然なものになる。HD
CDソフトの再生の場合、このフィルタリングはHDC
Dエンコーダーの中で使われているフィルタに相互して
対応するフィルタリングを選択することで成り立つ共役
録音/再生フィルタリングシステムを示す。HDCDイ
ンジケータとは、装置の前面パネルのHDCDインジケ
ータがHDCD実行中であることを表示する機能であ
る。
【0010】このようなHDCDの符号化されたデータ
を復号化するには、サンプリング周波数も44.1kH
zだけではなく88.2kHzも必要であり、従来のC
D音声再生装置や音声1チップLSIではサンプリング
周波数が1系統しかないので、44.1kHzで処理さ
れているのが現状である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の音
声再生装置又は音声1チップLSIでは、音声ストリー
ムの出力に1系統のサンプリング周波数しか持っていな
いので、アナログ音声出力とデジタル音声出力を同時に
出力する場合に、96kHzや88.2kHzの音声ス
トリームの帯域が半分になってしまうという不具合が起
こっていた。
【0012】更に、これから製品化されるDVDオーデ
ィオ機器では、192kHzまでのサンプリング周波数
に対応し、音声ストリーム自体も2つのグループから構
成され、サンプリング周波数も各々異なる。従って、1
系統のサンプリング周波数しか持っていない従来の音声
再生装置又は音声1チップLSIでは、更にコンテンツ
が持っている性能を十分に引き出すことができない。
【0013】本発明はこのような問題を解決するための
もので、コンテンツ上の音声ストリームの持っている性
能を音声アナログ出力に十分に引き出すとともに、デジ
タル出力にも音声データを同時に出力することができる
音声再生装置又は音声1チップLSIの提供を目的とし
ている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のオーディオ再生
装置は、デジタル音声ストリームに対して第1及び第2
のサンプリング周波数クロックを供給するクロック発生
手段と、前記クロック発生手段により発生される前記第
1のサンプリング周波数クロックに基づいて、入力され
た前記デジタル音声ストリームをアップサンプリング又
はダウンサンプリングするサンプリング手段と、前記サ
ンプリング手段から提供される音声ストリームを出力す
る第1の出力手段と、前記クロック発生手段により発生
される前記第2のサンプリング周波数クロックに基づい
て、入力された前記デジタル音声ストリームを出力する
第2の出力手段とを具備する。音声出力に2系統のサン
プリング周波数を同時に持つことができ、複数の音声出
力端子にコンテンツに応じた出力をすることができる。
【0015】前記第1の出力手段は前記サンプリング手
段から提供される音声ストリームをIEC985デジタ
ルオーディオインターフェース規格に対応するデータに
変換する変換手段を有し、前記第2の出力手段は前記ク
ロック発生手段により発生される前記第2のサンプリン
グ周波数クロックに基づいて、入力されたデジタル音声
ストリームをアナログ音声ストリームに変換するD/A
変換手段を有する。従って、例えば96kHzのリニア
PCMでの再生では、アナログ音声出力を96kHzで
デジタル音声出力を48kHzで同時に出力することが
できる。
【0016】又、本発明のオーディオ再生装置は、音声
ストリームに対して第1及び第2のサンプリング周波数
クロックを供給するクロック発生手段と、前記クロック
発生手段により発生される前記第1のサンプリング周波
数クロックに基づいて、入力した前記音声ストリームを
アップサンプリング又はダウンサンプリングする第1の
サンプリング手段と、前記第1のサンプリング手段から
提供される音声ストリームを出力する第1の出力手段
と、前記クロック発生手段から供給される前記第2のサ
ンプリング周波数クロックに基づいて、入力した前記音
声ストリームをアップサンプリング又はダウンサンプリ
ングする第2のサンプリング手段と、前記第2のサンプ
リング手段から提供される音声ストリームを出力する第
2の出力手段とを具備する。従って、例えば192kH
zのコンテンツを96kHzと48kHzで出力するこ
とができる。
【0017】前記第1の出力手段は前記第1のサンプリ
ング手段から提供される音声ストリームをIEC985
デジタルオーディオインターフェース規格に対応するデ
ータに変換する変換手段を有し、前記第2の出力手段は
前記第2のサンプリング手段から提供されるデジタル音
声ストリームをアナログ音声ストリームに変換するD/
A変換手段を有する。従って、例えばサンプリング周波
数176.4kHzの音声データを176.4kHz/
88.2kHz/44.1kHzでアナログ音声を出力
し、44.1kHzでデジタル音声を同時に出力するこ
とができる。
【0018】又、本発明のオーディオ再生装置は、2つ
のサンプリング周波数でグループ化されている音声スト
リームの第1及び第2のサンプリング周波数の内、どち
らか片方のサンプリング周波数に合わせる第1の手段
と、第1の手段から得られるサンプリング周波数をダウ
ンサンプリングする第2の手段と、第1及び第2の手段
から得られるサンプリング周波数を同時に用いて、音声
ストリームを複数の出力端子に同時に出力する第3の手
段とを具備する。従って、DVDオーディオ等の一つの
マルチチャンネル音声ストリームが2つのグループから
構成され、例えば、L/R/Cchが第1のグループで
96kHz/24bit、LFE/Ls/Rsが第2の
グループで48kHz/20bitとなっている場合、
L/Rを96kHz、C/LFEを96kHz又は48
kHz、Ls/Rsを48kHzで再生出力することが
できる。
【0019】前記複数の出力端子としてアナログ出力と
デジタル出力を持っているので、第1及び第2グループ
を96kHzでアナログ音声を出力し、上記音声ストリ
ームをダウンミックスして48kHzでデジタル音声を
同時に再生出力することができる。
【0020】更に本発明による半導体装置は前記オーデ
ィオ再生装置が1チップLSI内に集積されている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例に係る
オーディオ再生装置の構成を示すブロック図、及び記録
媒体に記録された音声ストリームの各サンプリング周波
数に対するクロック発生回路のクロック周波数を示すテ
ーブルである。
【0022】記録媒体1上のデータは復調部2で復調さ
れたのち、信号処理部3でエラー訂正が行われて音声ス
トリーム分離部4へ送られる。音声ストリーム分離部4
では音声や映像のデータから音声ストリームのみを抜き
出し、この音声ストリームが音声復号部5に転送され
る。音声復号部5では、AC−3やMPEGなどの符号
化されたデータは復号され、リニアPCMではサンプル
毎に並び替えられ、元のデータに戻されて音声出力バッ
ファ部6へ送られる。音声出力バッファ6では音声クロ
ック発生回路7aから発生されるfs/2fs/4fs
のクロックに応じて、音声復号部からの音声ストリーム
をD/A変換器8に出力し、D/A変換器8によりD/
A変換された音声信号は増幅回路9を経由してアナログ
音声出力端子11から出力される。
【0023】又、上記音声出力バッファ部6から上記ク
ロックに応じて出力された音声ストリームはUP/DO
WNサンプリング部13に送られ、音声クロック発生回
路7aから発生されるfsのクロックに応じてfsのサ
ンプリングデータに変換された後、IEC958変換回
路10にてデジタルオーディオインタフェース規格に変
換され、デジタル音声出力端子12から取り出される。
この信号を受けた外部音声デコーダは、符号化データは
復号してPCMに戻し、PCMデータはそのまま音を再
生する。
【0024】つまり、デジタル出力12及びアナログ出
力11から同時に音声ストリームを出力する場合は、図
1(b)に示すクロック信号がクロック発生回路7aか
ら発生し、これらクロック信号によるサンプリング周波
数で出力バッファ6aは音声ストリームを出力し、UP
/DOWN サンプリング部13はアップサンプリング
又はダウンサンプリンを行う。
【0025】例えば、記録媒体1に記録された音声スト
リームのサンプリング周波数(SOURCE SF)が2fs(9
6kHz)の場合、図1(b)に示すようにクロック発
生回路7aから出力されるクロックCK1は48kH
z、クロックCK2は96kHzであって、出力バッフ
ァ6は96kHzで音声ストリームを出力し、UP/D
OWNサンプリング部13は入力音声ストリームを48
kHzでダウンサンプリングしてIEC958変換部に
出力する。D/A変換器8は周波数96kHzで入力音
声ストリームをD/A変換する。この結果、デジタル出
力12からは48kHzでデジタル音声ストリームが出
力され、アナログ出力11からは帯域48kHzのアナ
ログ音声ストリームが出力される。
【0026】図2は本発明の他の実施例に係るオーディ
オ再生装置の構成を示すブロック図、及び記録媒体に記
録された音声ストリームの各サンプリング周波数に対す
るクロック発生回路のクロック周波数を示すテーブルで
ある。
【0027】記録媒体1上のデータは復調部2で復調さ
れたのち、信号処理部3でエラー訂正が行われて音声ス
トリーム分離部4へ送られる。音声ストリーム分離部4
では音声や映像のデータから音声ストリームのみを抜き
出し、この音声ストリームが音声復号部5に転送され
る。音声復号部5では、AC−3やMPEGなどの符号
化されたデータは復号され、リニアPCMではサンプル
毎に並び替えられ、元のデータに戻されて音声出力バッ
ファ部6bへ送られる。
【0028】音声出力バッファ部6bは音声クロック発
生回路7bから発生されるCK5のクロックに応じて、
音声ストリームをUP/DOWNサンプリング部14に
出力する。音声クロック発生回路7bから発生されるC
K4のクロックに応じて、UP/DOWNサンプリング
部14は出力バッファ6からの音声ストリームをサンプ
リングし、サンプリングデータはD/A変換器8と増幅
回路9を経由してアナログ音声出力端子11から出力さ
れる。
【0029】又、上記音声出力バッファ部6bから上記
クロックに応じて出力された音声ストリームはUP/D
OWNサンプリング部13に送られ、音声クロック発生
回路7bから発生されるのクロックCK3に応じたサン
プリングデータに変換された後、IEC958変換回路
10にてデジタルオーディオインタフェース規格に変換
されてデジタル音声出力端子12から取り出される。こ
の信号を受けた外部音声デコーダは、符号化データは復
号しPCMに戻し、PCMデータはそのまま音を再生す
る。
【0030】つまり、デジタル出力12及びアナログ出
力11から同時に音声ストリームを出力する場合は、図
2(b)に示すクロック信号がクロック発生回路7bか
ら発生し、これらクロック信号によるサンプリング周波
数で出力バッファ6bは音声ストリームを出力し、UP
/DOWN サンプリング部13及び14はアップサン
プリング又はダウンサンプリンを行う。
【0031】例えば、記録媒体1がCDであって、CD
に記録された音声ストリームのサンプリング周波数(SOU
RCE SF)が2fs(88.2kHz)の場合、図2
(b)に示すようにクロック発生回路7bから出力され
るクロックCK3は44.1kHz、クロックCK4は
88.2kHz、クロックCK5は88.2kHzであ
って、出力バッファ6bは88.2kHzで音声ストリ
ームを出力する。UP/DOWNサンプリング部13は
入力音声ストリームを44.1kHzでダウンサンプリ
ングしてIEC958変換部に出力する。UP/DOW
Nサンプリング部14は入力音声ストリームをそのまま
出力し、D/A変換器8は周波数88.2kHzで入力
音声ストリームをD/A変換する。この結果、デジタル
出力12からは44.1kHzでデジタル音声ストリー
ムが出力され、アナログ出力11からは帯域44.1k
Hzのアナログ音声ストリームが出力される。
【0032】又、CDをHDCD部15を介して再生す
る場合には、クロック発生回路7bから出力されるクロ
ックCK3は44.1kHz、クロックCK4は88.
2kHz、クロック5は44.1kHzである。
【0033】音声クロック発生回路7bからのクロック
CK5に応じて、音声出力バッファ部6bは音声ストリ
ームを44.1kHzの周波数でUP/DOWNサンプ
リング部14に送る。音声クロック発生回路7bからの
88.2kHzのクロックCK4に応じて、UP/DO
WNサンプリング部14は44.1kHzの入力音声ス
トリームを88.2kHzのサンプリングデータにアッ
プサンプリングし、HDCDデコード部15へ送る。H
DCDデコード部15は更に、16ビットの入力データ
を20ビットデータに変換し、変換された音声ストリー
ムはD/A変換器8と増幅回路9を経由してアナログ音
声出力端子11から音声が出力される。UP/DOWN
サンプリング部13は出力バッファ6bからの44.1
kHz音声ストリームをそのままIEC958変換回路
10に出力する。従って、アナログ出力11からは帯域
幅44.1kHz、20ビット分解能に対応するアナロ
グ信号が発生する。
【0034】図3は本発明の更に他の実施例に係るオー
ディオ再生装置の構成を示すブロック図である。出力バ
ッファ部6cまでは図2と同様なので説明は省略する。
ただし記録媒体1上の音声データはDVDオーディオ等
のマルチチャンネル音声ストリームが2つのグループか
ら構成されている。たとえば、L(Left)/R(Right)c
hが第1のグループで96kHz/24bit、C(Cen
ter)/LFE(Low Frequency Effect)/Ls(Left surr
ound)/Rs(Right surround)が第2のグループで48
kHz/20bitとなってる。
【0035】この音声ストリームを再生する場合を説明
すると、音声出力バッファ部6cでは音声クロック発生
回路7cから96kHzのCK6と48kHzのCK7
が同時に供給され、これらクロックに応じてL/Rチャ
ンネルでは、96kHzでD/A変換器16と増幅回路
19を経由してアナログ音声(Lch,Rch)出力端
子22から音声が再生され、C/LFEチャンネルでは
48kHzでD/A変換器17D/A変換が行われ、増
幅回路20を介してアナログ音声(Cch,LFEc
h)出力端子23から音声が再生され、Ls/Rsチャ
ンネルでは48kHzでD/A変換器18によりD/A
変換が行われ、増幅回路21を介してアナログ音声(L
sch,Rsch)出力端子24から音声が再生され
る。
【0036】図4は本発明の更に他の実施例に係るオー
ディオ再生装置の構成を示すブロック図である。音声出
力バッファ部6dまでは図3と同様なので説明は省略
し、音声ストリームは図3で説明したものと同一であ
る。
【0037】音声出力バッファ部6dでは、音声クロッ
ク発生回路7dから96kHzのクロックCK8と48
kHzのクロックCK9が同時に供給される。音声出力
バッファ部6dはこれらクロックに応じて、入力音声ス
トリームをUP/DOWNサンプリング部25,26,
27に送る。L/Rチャンネルでは96kHzのままD
/A変換器16と増幅回路19を経由して、アナログ音
声(Lch,Rch)出力端子22から音声が再生され
る。C/LFEチャンネルでは音声ストリームは、UP
/DOWNサンプリング部27により48kHzから9
6kHzに変換された後、D/A変換器17と増幅回路
20を経由してアナログ音声(Cch,LFEch)出
力端子23から再生される。Ls/Rsチャンネルでは
音声ストリームは、UP/DOWNサンプリング部27
により48kHzから96kHzに変換された後、D/
A変換器18と増幅回路21を経由してアナログ音声
(Lsch,Rsch)出力端子24から再生される。
【0038】又、音声出力バッファ部6dから音声スト
リームは、UP/DOWN SAMPLING部28に
より全て48kHzに変換され、ダウンミックス部29
に送られ、ここで6チャンネルを2チャンネルにダウン
ミックスした後、IEC958変換回路10にてデジタ
ルオーディオインタフェース規格に変換されてデジタル
音声出力端子12から取り出される。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、音
声ストリーム毎に、又はストリーム内部のサンプリング
周波数が多く存在し、更にIEC958のデジタルオー
ディオ規格の48kHzまでしかデジタル出力できない
状況でも、コンテンツ上の音声ストリームの持っている
性能を音声アナログ出力に十分に反映すると共に、デジ
タル出力にも音声データを同時に出力することができる
極めて良好なオーディオ再生装置又は1チップLSIを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るオーディオ再生装置の
構成を示すブロック図、及び記録媒体に記録された音声
ストリームの各サンプリング周波数に対するクロック発
生回路のクロック周波数を示すテーブル。
【図2】本発明の他の実施例に係るオーディオ再生装置
の構成を示すブロック図、及び記録媒体に記録された音
声ストリームの各サンプリング周波数に対するクロック
発生回路のクロック周波数を示すテーブル。
【図3】本発明の更に他の実施例に係るオーディオ再生
装置の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の更に他の実施例に係るオーディオ再生
装置の構成を示すブロック図。
【図5】従来のオーディオ再生装置の構成を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
1…記録媒体、2…復調部、3…信号処理部、4…音声
ストリーム分離回路、5…音声復号部、6…音声出力バ
ッファ部、7…音声クロック発生回路、8…D/A変換
器、9…増幅回路、10…IEC958変換回路、11
…アナログ音声出力端子、12…デジタル音声出力端
子、13…UP/DOWN SAMPLING部、14
…UP/DOWN SAMPLING部、15…HDC
Dデコード部、16…D/A変換器、17…D/A変換
器、18…D/A変換器、19…増幅回路、20…増幅
回路、21…増幅回路、22…アナログ音声(Lch,
Rch)出力端子、23…アナログ音声(Cch,LF
Ech)出力端子、24…アナログ音声(Lsch,R
sch)出力端子、25…UP/DOWN SAMPL
ING部、26、27、28…UP/DOWNサンプリ
ング部、29…ダウンミックス部、

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル音声ストリームに対して第1及び
    第2のサンプリング周波数クロックを供給するクロック
    発生手段と、 前記クロック発生手段により発生される前記第1のサン
    プリング周波数クロックに基づいて、入力された前記デ
    ジタル音声ストリームをアップサンプリング又はダウン
    サンプリングするサンプリング手段と、 前記サンプリング手段から提供される音声ストリームを
    出力する第1の出力手段と、 前記クロック発生手段により発生される前記第2のサン
    プリング周波数クロックに基づいて、入力された前記デ
    ジタル音声ストリームを出力する第2の出力手段と、を
    具備することを特徴とするオーディオ再生装置。
  2. 【請求項2】前記第1の出力手段は前記サンプリング手
    段から提供される音声ストリームをIEC985デジタ
    ルオーディオインターフェース規格に対応するデータに
    変換する変換手段を有し、前記第2の出力手段は前記ク
    ロック発生手段により発生される前記第2のサンプリン
    グ周波数クロックに基づいて、入力されたデジタル音声
    ストリームをアナログ音声ストリームに変換するD/A
    変換手段を有することを特徴とする請求項1記載のオー
    ディオ再生装置。
  3. 【請求項3】音声ストリームに対して第1及び第2のサ
    ンプリング周波数クロックを供給するクロック発生手段
    と、 前記クロック発生手段により発生される前記第1のサン
    プリング周波数クロックに基づいて、入力した前記音声
    ストリームをアップサンプリング又はダウンサンプリン
    グする第1のサンプリング手段と、 前記第1のサンプリング手段から提供される音声ストリ
    ームを出力する第1の出力手段と、 前記クロック発生手段から供給される前記第2のサンプ
    リング周波数クロックに基づいて、入力した前記音声ス
    トリームをアップサンプリング又はダウンサンプリング
    する第2のサンプリング手段と、 前記第2のサンプリング手段から提供される音声ストリ
    ームを出力する第2の出力手段と、を具備することを特
    徴とするオーディオ再生装置。
  4. 【請求項4】前記第1の出力手段は前記第1のサンプリ
    ング手段から提供される音声ストリームをIEC985
    デジタルオーディオインターフェース規格に対応するデ
    ータに変換する変換手段を有し、前記第2の出力手段は
    前記第2のサンプリング手段から提供されるデジタル音
    声ストリームをアナログ音声ストリームに変換するD/
    A変換手段を有することを特徴とする請求項3記載のオ
    ーディオ再生装置。
  5. 【請求項5】第1のサンプリング周波数及び第1より低
    い第2のサンプリング周波数に基づいてグループ化され
    ている音声ストリームを再生する装置であって、 前記第1のサンプリング周波数に基づく第1の音声スト
    リームを出力する第1の出力手段と、 前記第2のサンプリング周波数に基づく第2の音声スト
    リームを、前記第1のサンプリング周波数に基づいてア
    ップサンプリングするアップサンプリング手段と、 前記アップサンプリング手段から提供される音声ストリ
    ームを出力する第2の出力手段と、 前記第1のサンプリング周波数に基づく第1の音声スト
    リームを、前記第2のサンプリング周波数に基づいてダ
    ウンサンプリングするダウンサンプリング手段と、 前記ダウンサンプリング手段から提供される音声ストリ
    ームと前記第2の音声ストリームとを混合する混合手段
    と、 前記混合手段から提供される音声ストリームを出力する
    第3の出力手段と、を具備することを特徴とするオーデ
    ィオ再生装置。
  6. 【請求項6】前記第1の出力手段は前記第1のサンプリ
    ング周波数に基づく前記第1の音声ストリームを、前記
    第1のサンプリング周波数に基づいてアナログ音声スト
    リームに変換する第1のD/A変換手段を有し、 前記第2の出力手段は前記アップサンプリング手段から
    提供される音声ストリームを、前記第1のサンプリング
    周波数に基づいてアナログ音声ストリームに変換する第
    2のD/A変換手段を有し、 前記第3の出力手段は前記混合手段から提供される音声
    ストリームを、IEC985デジタルオーディオインタ
    ーフェース規格に対応するデータに変換する変換手段を
    有することを特徴とする請求項5記載のオーディオ再生
    装置。
  7. 【請求項7】2つのサンプリング周波数でグループ化さ
    れている音声ストリームの第1と第2のサンプリング周
    波数の内、どちらか片方のサンプリング周波数に合わせ
    る第1の手段と、第1の手段から得られるサンプリング
    周波数をダウンサンプリングする第2の手段と、第1と
    第2の手段から得られるサンプリング周波数を同時に用
    いて、音声ストリームを複数の出力端子に同時に出力す
    る第3の手段とを具備してなることを特徴とするオーデ
    ィオ再生装置。
  8. 【請求項8】複数の出力端子としてアナログ出力とデジ
    タル出力を持つことを特徴とする請求項第7記載のオー
    ディオ再生装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8記載の前記オーディオ再生
    装置が1チップLSI内に集積されていることを特徴と
    する半導体装置。
  10. 【請求項10】2つのサンプリング周波数でグループ化
    されている音声ストリームの第1と第2のサンプリング
    周波数を同時に用いて、前記音声ストリームを複数の出
    力端子に出力する手段を具備することを特徴とするオー
    ディオ再生装置。
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