JP2001194081A - 放熱器又は蒸発器用のチューブ - Google Patents

放熱器又は蒸発器用のチューブ

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JP2001194081A JP2000054425A JP2000054425A JP2001194081A JP 2001194081 A JP2001194081 A JP 2001194081A JP 2000054425 A JP2000054425 A JP 2000054425A JP 2000054425 A JP2000054425 A JP 2000054425A JP 2001194081 A JP2001194081 A JP 2001194081A
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tube
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radiator
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Minoru Ota
稔 太田
Ken Yamamoto
山本  憲
Yoshiyuki Yamauchi
山内  芳幸
Osamu Kobayashi
修 小林
Takeshi Okinoya
剛 沖ノ谷
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Denso Corp
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    • F28F1/02Tubular elements of cross-section which is non-circular
    • F28F1/022Tubular elements of cross-section which is non-circular with multiple channels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D1/00Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超臨界冷凍サイクルに適した放熱器用及び蒸
発器用のチューブを提供する。 【解決手段】 放熱器用のチューブの相当直径Dを0.
25mm〜0.8mmとし、蒸発器用のチューブの相当
直径deを0.46mm〜0.72mmとする。これに
より、熱交換能力を高く維持することができるので、超
臨界冷凍サイクルに適した放熱器用及び蒸発器用のチュ
ーブを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧側の冷媒圧力
が冷媒の臨界圧力以上となる超臨界冷凍サイクルに適用
される放熱器又は蒸発器用のチューブに関するもので、
車両用冷凍サイクルに用いて有効である。
【0002】
【従来の技術】フロンを冷媒とする通常の冷凍サイクル
(以下、通常サイクルと呼ぶ。)の凝縮器用に適用され
るチューブとして、例えば特公平5−87752号公報
に記載の発明では、冷媒が流通する冷媒通路の相当直径
Dを0.015インチから0.07インチの範囲として
いる。
【0003】なお、相当直径Dとは、図11に示すよう
に、チューブの長手方向に延びる複数本の冷媒通路T1
…Tk…Tnを1つの円形断面を有する冷媒通路に換算
したときの直径を言うものであり、具体的には、下記数
式1により定義される。
【0004】
【数1】D=4×(S1+…+Sk+…+Sn)/(L
1+…Lk+…+Ln) Sk:冷媒通路Tkの通路断面積 Lk:冷媒通路Tkの濡れ縁長さ(冷媒通路の外周長
さ)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常サイクル
の高圧側(凝縮器)では、冷媒は温度一定で気相状態か
ら液相状態に変化するのに対して、超臨界冷凍サイクル
では、相変化を伴わないで温度が変化していく。このた
め、凝縮器用に最適化された上記相当直径Dは、超臨界
冷凍サイクルの放熱器に対しては、そのまま適用するこ
とができない。
【0006】同様に、超臨界冷凍サイクルの蒸発器に対
しても、凝縮器用に最適化された上記相当直径Dをその
まま適用することができない。
【0007】本発明は、上記点に鑑み、超臨界冷凍サイ
クルに適した放熱器及び蒸発器用のチューブを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、発明者等は種々の検討を行ったところ、高圧側の冷
媒圧力が冷媒の臨界圧力以上となる超臨界冷凍サイクル
に適用される放熱器用のチューブにおいて、冷媒が流通
する冷媒通路(111a)の相当直径(D)が略0.1
5mm以上、略0.8mm以下とすれば、放熱能力を高
く維持することができ、超臨界冷凍サイクルに適した放
熱器用のチューブを得ることができることを発見した。
【0009】また、超臨界冷凍サイクルに適用される蒸
発器用のチューブにおいては、冷媒通路(211a)の
相当直径(de)が略0.46mm以上、略0.72m
m以下とすれば、熱交換能力を高く維持することがで
き、超臨界冷凍サイクルに適した蒸発器用のチューブを
得ることができることを発見した。
【0010】なお、超臨界冷凍サイクル用の蒸発器にお
いては、相当直径(de)が略0.46mm以上、略
0.72mm以下とし、かつ、フィン(212)の高さ
寸法(h)を5mm以上、8mm以下とすることが望ま
しい。
【0011】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0012】
【発明の実施の形態】本実施形態は、本発明に係る放熱
器用のチューブを二酸化炭素(CO2)を冷媒とする超
臨界冷凍サイクルに適用したものであって、図1は本実
施形態に係る放熱器100の斜視図である。
【0013】そして、図1中、111は冷媒が流通する
複数本の偏平チューブ(以下、チューブと略す。)であ
り、これらチューブ111はアルミニウム合金を押し出
し加工にて成形したものである。そして、チューブ11
1内には、図2に示すように、チューブ111の長手方
向に延びるとともに、冷媒が流通する円形断面形状の冷
媒通路111aが複数本形成されており、これら冷媒通
路111aの相当直径Dは、0.15mm以上、0.8
mm以下となるように選定されている。
【0014】ここで、相当直径Dは、前述した数式1に
より定義されるものであるが、本実施形態では、複数本
の冷媒通路111aは、全て円形断面形状を有している
とともにその直径は全てd0であるので、相当直径Dは
冷媒通路111aの直径d0に等しい。
【0015】なお、複数本のチューブ111間には、図
1に示すように、波状にローラ成形されたアルミニウム
製のフィン112が配設されており、これらフィン11
2及びチューブ111により冷媒と空気との間で熱交換
を行うコア部110が構成されている。
【0016】また、113はコア部110の補強部材を
なすサイドプレートであり、このサイドプレート113
は、フィン112の表裏両面に被覆されたろう材により
チューブ111と共にフィン112にろう付け接合され
ている。そして、各チューブ111の長手方向両端に
は、チューブ111の長手方向と直交する方向に延びて
各チューブ111に連通するヘッダタンク(以下、ヘッ
ダと略す。)120が接合されている。
【0017】因みに、図1中、右側のヘッダ120は各
チューブ111に冷媒を分配するものであり、左側のの
ヘッダ120は各チューブ111から流出した冷媒を集
合させるものである。また、131は超臨界冷凍サイク
ルの圧縮機(図示せず)側に接続するための接続ブロッ
クであり、132は超臨界冷凍サイクルの減圧器(図示
せず)側に接続するための接続ブロックである。
【0018】次に、相当直径Dの放熱器100の放熱能
力について述べる。
【0019】放熱器100の放熱能力とは、チューブ1
11からコア部110を通過する空気へ移動する熱量で
あるので、放熱能力は、チューブ111と冷媒との熱伝
達率αによって決定される。ここで、熱伝達率αは、下
記数式2により表すことができる。
【0020】
【数2】 α=0.023・Re0.8・Pr0.3・(λ/d) =C1・(v・d/ν)0.8・(λ/d) 但し、C1≡0.023・Pr0.3 =C1・v0.8/d0.2・λ/ν0.8 Re:レイノルズ数 Pr:プラントル数 ν:動粘度係数 v:冷媒の流速 λ:冷媒の熱伝導率 d:冷媒通路の通路直径 そして、上記数式2から明らかなように、通路直径dが
大きくなるほど、熱伝達率αが小さくなるので、通路直
径dが大きくなるほど、放熱能力が低下する。
【0021】一方、冷媒通路111aの圧力損失ΔP
は、下記数式3により表すことができる。
【0022】
【数3】ΔP=f・ρ・v2・L/d ここで、冷媒通路内の摩擦係数fは下記数式4と表すこ
とができる。
【0023】
【数4】 f=0.046/Re0.2=C2/(v・d/ν)0.2 但し、C2≡0.046 ここで、数式4を数式3代入すれば、下記数式5が得ら
れる。
【0024】
【数5】 ΔP=C2/(v・d/ν)0.2・ρ・v2・L/d =C3・v1.8・/d1.2但し、C3≡C2・ρ・L・ν0.2 したがって、通路直径dが大きくなるほど、冷媒通路1
11aの圧力損失ΔPが小さくなり、冷媒の流速vが小
さくなるので、数式2より熱伝達率αが低下する。この
ため、通路直径dが大きくなるほど、放熱能力が低下す
る。
【0025】そこで、発明者等は、上記熱伝達率αにつ
いての考察を基に、コア部110の幅寸法W(≒チュー
ブ111の長径寸法)をパラメータとして、相当直径D
と放熱能力(性能)Qとの関係を電子計算機にてシミュ
レーションしたところ、図3に示すような結果を得た。
【0026】次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0027】上述の考察及び図3から明らかなように、
冷媒通路111aの相当直径Dは、0.15mm以上、
0.8mm以下とすれば、放熱能力を高く維持すること
ができ、超臨界冷凍サイクルに適した放熱器用のチュー
ブを得ることができる。
【0028】そこで、本実施形態では、相当直径Dは、
略0.15mm以上、略0.8mm以下とした。
【0029】ところで、凝縮器用のチューブでは、一般
的に、図4に示すように、矩形断面形状を有する冷媒通
路111bが採用されている。これは、凝縮器用のチュ
ーブでは、冷媒通路111b内を冷媒が流通しながら、
冷媒が凝縮(液化)していくため、通路断面の矩形とす
ると、図4に示すように、冷媒通路111b内の角部に
液化した冷媒が溜まりやすいので、冷媒通路111bの
内壁面に薄い液冷媒の膜を形成しやすく、気相冷媒を液
化し易い。
【0030】しかし、超臨界冷凍サイクルでは、前述の
ごとく、高圧側(放熱器100内)で冷媒が相変化しな
いので、冷媒通路111aの断面形状を矩形とする必要
がない。
【0031】また、冷媒通路を矩形状とすると、図5に
示すように、各角部で発生した温度境界層が冷媒流れ後
流側で重なってしまうため、熱伝達率αが低下してしま
うという問題が新たに発生する。
【0032】これに対して、本実施形態のごとく、冷媒
通路111aを円形状とすると、温度境界層が発生し難
いので、熱伝達率αが低下してしまうことを防止でき
る。したがって、放熱能力を高く維持することができ、
超臨界冷凍サイクルに適した放熱器用のチューブを得る
ことができる。
【0033】(第2実施形態)本実施形態は、車両用空
調装置の蒸発器に適用したものであって、図6(a)は
本実施形態に係る蒸発器200の斜視図であり、図2は
蒸発器200の正面図である。なお、この蒸発器200
は、車室内に吹き出す空気の通路を構成する空調ケーシ
ング(図示せず)内に配設されて、空調ケーシング内を
流通する空気を冷却するものである。
【0034】図6(a)、7中、211は冷媒(流体)
が流通する複数本のチューブであり、これら複数本のチ
ューブ211間には、冷媒と空気との熱交換を促進する
波状の冷却フィン(以下、フィンと略す。)212が配
設されている。そして、このフィン212とチューブ2
11とがチューブ211の長手方向及び空気の流通方向
と直交する方向(紙面左右方向)に交互に積層されて、
冷媒と空気とを熱交換する熱交換コア(以下、コアと略
す。)210が構成されている。
【0035】ここで、チューブ211内には、図8に示
すように、チューブ211の長手方向に延びるととも
に、冷媒が流通する円形断面形状の冷媒通路211aが
複数本形成されており、これら冷媒通路211aの相当
直径deは、0.46mm以上、0.72mm以下とな
るように選定されている。
【0036】ここで、相当直径deは、前述した数式1
により定義されるものであるが、本実施形態では、複数
本の冷媒通路211aは、全て円形断面形状を有してい
るとともにその直径は全てd0であるので、相当直径d
eは冷媒通路211aの直径d0に等しい。
【0037】なお、本実施形態では、チューブ221
は、アルミニウム材を押し出し加工又は引き抜き加工に
て一体成形されたものであり、このチューブ221は、
図9に示すように、空気流れに直列に並んだ2本のチュ
ーブ221を2組として、フィン222とチューブ22
1との積層方向(紙面左右方向)に2列に並んでいる。
【0038】また、チューブ221の長手方向両端側そ
れぞれには、図6(a)、7に示すように、フィン22
2とチューブ221との積層方向に延びるとともに、各
チューブ221の冷媒通路に連通する第2、2タンク2
22、222が接合されており、これらタンク222、
222(以下、第2、2タンク222、222を総称し
てタンク220と総称する。)は、図9に示すように、
空気流れに直列に並んだ一対のチューブ221それぞれ
に対応する(連通する)2つのタンク空間220a、2
20bが形成されている。
【0039】なお、本実施形態に係るタンク220は、
コア220側のコアプレート220cと、コアプレート
220cとともにタンク空間220a、220bを構成
するタンク本体220dとをろう付け接合することによ
り形成したものである。
【0040】ところで、コア220のうち積層方向両端
側には、図6(a)、7に示すように、チューブ221
と平行な方向に延びるサイドプレート230が配設され
ており、このサイドプレート230の長手方向端部に
は、図6(c)に示すように、タンク220の長手方向
端部を閉塞するキャップ部232が形成されている。
【0041】なお、サイドプレート230は、コア22
0のうち積層方向両端側に位置するフィン222を保護
する(潰れることを防止する)とともに、ろう付け工程
時にコア220をワイヤにて仮固定する際に、その両端
側に位置するフィン222をチューブ221に押さえ付
ける押圧治具を兼ねるものである。
【0042】ここで、チューブ221及びサイドプレー
ト230は、フィン222の表裏両面にクラッド(被
覆)されたろう材によりろう付け接合され、チューブ2
21は、コアプレート220cの表裏両面にクラッド
(被覆)されたろう材により、タンク本体220dと共
にコアプレート220cにろう付け接合され、キャップ
部232は、タンク220に塗布又は溶射等の手段によ
り被覆されたろう材により接合されている。なお、ここ
で述べたろう付け方法は一例であり、その他の方法にろ
う付けしても良いことは、言うまでもない。
【0043】因みに、サイドプレート230のうちキャ
ップ部232以外の部位には、波トタン状に凹凸232
に形成されており、この凹凸230によりサイドプレー
ト230の曲げ剛性を高めるとともに、蒸発器200を
空調ケーシング内に配設(固定)した際に、凹凸232
と空調ケーシングの内壁に設けられた凸部とが噛み合う
ことにより迷路構造(ラビリンス構造)を形成し、蒸発
器200と空調ケーシングの内壁との隙間から空気が漏
れることを防止している。また、図6(b)中、230
aは冷媒流入口であり、230bは冷媒流出口である。
【0044】次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0045】図10は、蒸発器200の外形寸法(高さ
H、幅W、厚みT)、蒸発器200の通風抵抗、蒸発器
200内の圧力を一定とした場合において、フィン21
2のフィン高さhをパラメータとして相当直径deと蒸
発器200の熱交換能力との関係をコンピュータシミレ
ーションした結果であり、この図から明らかなように、
実用的なフィン高さh範囲(5mm以上、8mm以下)
では、冷媒通路211aの相当直径deが略0.46m
m以上、略0.72mm以下の範囲内に熱交換能力が最
大となる相当直径deが存在することが判る。したがっ
て、相当直径deが略0.46mm以上、略0.72m
m以下に設定することが望ましい。
【0046】因みに、二酸化炭素を冷媒とする超臨界冷
凍サイクルの蒸発器用チューブの相当直径deとして、
「INTERNATIONAL JOURANAL O
FREFRIGERATION」のVolume21
Number 3 1998に0.79mmという記載
があるが、この学会誌には、0.79mm以下におい
て、熱交換能力の最大値が存在するといった記載はな
く、また、それを示唆する記載もない。そして、相当直
径deが略0.46mm以上、略0.72mm以下とす
ることが望ましいという結論は、発明者等の検討によ
り、今回初めて見い出されたものである。
【0047】なお、図10から明らかなように、フィン
高さhを5mmとした場合には、相当直径deが略0.
3mm以上、略0.78mm以下に設定し、フィン高さ
hを6mmとした場合には、相当直径deが略0.36
mm以上、略0.78mm以下に設定し、フィン高さh
を7mmとした場合には、相当直径deが略0.4mm
以上、略0.78mm以下に設定すれば、フィン高さh
を8mm以上とした場合の最大熱交換能力の99%レベ
ルの性能を確保することができる。つまり、相当直径d
eを略0.46mm以上、略0.72mm以下に設定す
れば、実用的なフィン高さである5mm以上、8mm以
下において、その性能を十分に発揮することができる。
【0048】(その他の実施形態)ところで、上述の実
施形態では、二酸化炭素を冷媒としたが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えば、エチレン、エタ
ン、酸化窒素等を冷媒とする超臨界サイクルの放熱器又
は蒸発器にも適用することができる。
【0049】また、冷媒通路111a、211aは、上
述の実施形態のごとく、丸状に限定されるものではな
く、その他形状であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る放熱器の斜視図で
ある。
【図2】本発明の第1実施形態に係る放熱器のチューブ
の断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る放熱器のチューブ
相当直径と性能との関係を示すグラフである。
【図4】凝縮器用チューブの冷媒通路を示す断面図であ
る。
【図5】温度境界層の成長を示す斜視図である。
【図6】(a)は本発明の第2実施形態に係る蒸発器の
斜視図であり、(b)は(a)の側面図であり、(c)
はサイドプレートの正面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る蒸発器の正面図で
ある。
【図8】本発明の第2実施形態に係る蒸発器のチューブ
の断面図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る蒸発器のタンクの
断面図である。
【図10】(a)は、本発明の第2実施形態に係る蒸発
器のチューブ相当直径と性能との関係を示すグラフであ
り、(b)はコアの拡大図である。
【図11】従来の技術に係るチューブの断面図である。
【符号の説明】
200…放熱器、221…チューブ、221a…冷媒通
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 芳幸 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 小林 修 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 沖ノ谷 剛 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧側の冷媒圧力が冷媒の臨界圧力以上
    となる超臨界冷凍サイクルに適用される放熱器用のチュ
    ーブであって、 冷媒が流通する冷媒通路(111a)の相当直径(D)
    が略0.15mm以上、略0.8mm以下であることを
    特徴とする放熱器用のチューブ。
  2. 【請求項2】 前記冷媒通路(111a)の断面形状
    は、略円形であることを特徴とする請求項1に記載の放
    熱器用のチューブ。
  3. 【請求項3】 高圧側の冷媒圧力が冷媒の臨界圧力以上
    となる超臨界冷凍サイクルに適用される蒸発器用のチュ
    ーブであって、 冷媒が流通する冷媒通路(211a)の相当直径(d
    e)が略0.46mm以上、略0.72mm以下である
    ことを特徴とする蒸発器用のチューブ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の蒸発器用のチューブ
    (211)を複数本有する蒸発器であって、 前記チューブ(211)間に配設されて、熱交換を促進
    するフィン(212)を有するとともに、前記フィン
    (212)の高さ寸法(h)が5mm以上、8mm以下
    であることを特徴とする超臨界冷凍サイクル用の蒸発
    器。
JP2000054425A 1999-03-08 2000-02-25 放熱器又は蒸発器用のチューブ Pending JP2001194081A (ja)

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