JP2001193571A - 気体燃料エンジンの診断装置 - Google Patents

気体燃料エンジンの診断装置

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JP2001193571A
JP2001193571A JP2000003768A JP2000003768A JP2001193571A JP 2001193571 A JP2001193571 A JP 2001193571A JP 2000003768 A JP2000003768 A JP 2000003768A JP 2000003768 A JP2000003768 A JP 2000003768A JP 2001193571 A JP2001193571 A JP 2001193571A
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air
fuel ratio
fuel
sensor
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Masahiro Sato
正博 佐藤
Takeshi Kato
剛 加藤
Hiroto Nishide
宏人 西出
Taku Yamada
卓 山田
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Hitachi Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Nissan Kohki Co Ltd
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Hitachi Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Nissan Kohki Co Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】気体燃料エンジンにおいて、燃料供給系に介装
されるプレッシャレギュレータ下流側における圧力異常
を診断する。 【解決手段】プレッシャレギュレータの下流側に圧力セ
ンサを介装し、該圧力センサで検出される圧力に基づい
て気体燃料の噴射量を補正するようにする。また、前記
圧力センサで検出される気体燃料の圧力Vgpが所定範囲
外であるときには(S18)、プレッシャレギュレータ
下流側における圧力異常を判定し(S20)、更に、そ
のときの空燃比学習補正値Lαが所定範囲内(S21)
であればプレッシャレギュレータの故障を判定し(S2
2)、空燃比学習補正値Lαが所定範囲外であれば圧力
センサの故障を判定する(S23)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧気体燃料を用
いる気体燃料エンジンの診断装置に関し、特に、気体燃
料の圧力を調整するプレッシャレギュレータの下流側に
おける圧力異常を診断する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、高圧気体(CNG:コンプレ
スド・ナチュラル・ガス=圧縮天然ガス)を燃料とする
車両用の気体燃料エンジン(CNGエンジン)におい
て、気体燃料タンク(気体燃料ボンベ)から気体燃料噴
射弁に至る燃料供給系にプレッシャレギュレータを介装
し、該プレッシャレギュレータで気体燃料の圧力を一定
圧に減圧調整して気体燃料噴射弁に供給することで、前
記気体燃料噴射弁の開閉制御により気体燃料の噴射量を
制御する構成のものがあった(特開平9−317513
号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の気体燃
料エンジンでは、プレッシャレギュレータの故障診断機
能がなく、プレッシャレギュレータによる調整圧ずれに
より気体燃料噴射弁による噴射量の制御精度が悪化した
り、また、プレッシャレギュレータによる減圧機能不良
により、プレッシャレギュレータ下流側の配管部分が通
常圧よりも異常に高くなった状態で運転される可能性が
あった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、気体燃料エンジンにおいてプレッシャレギュレー
タ下流側の圧力異常を診断でき、かつ、圧力異常の診断
結果の原因を特定できる診断装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1記載
の発明は、プレッシャレギュレータ下流側の気体燃料圧
力を圧力センサで検出し、該検出された気体燃料の圧力
が所定範囲外であるときに、プレッシャレギュレータ下
流側の気体燃料供給系における圧力異常を診断し、更
に、圧力異常が診断されたときのベース空燃比の目標空
燃比に対するずれから、プレッシャレギュレータと圧力
センサとのいずれが故障しているかを判別する構成とし
た。
【0006】かかる構成によると、圧力センサで検出さ
れるプレッシャレギュレータ下流側における気体燃料の
圧力が、プレッシャレギュレータにおける調整設定圧を
基準とする所定範囲内でないときには圧力異常を判定
し、更に、そのときのベース空燃比が目標から大きくず
れているか否かを判別することで、プレッシャレギュレ
ータが故障していて実際に圧力がずれているのか、実際
の圧力は略正常であるが、圧力センサが故障していて検
出値が異常値を示しているのかを判別する。
【0007】尚、ベース空燃比とは、空燃比を目標空燃
比に一致させるための補正を施さない状態で得られる空
燃比を示す。請求項2記載の発明では、圧力センサで検
出される気体燃料の圧力に基づいて気体燃料噴射弁によ
る噴射量を補正すると共に、空燃比センサで検出される
燃焼混合気の空燃比が目標空燃比に一致するように前記
噴射量を補正する構成とし、空燃比の検出値を目標空燃
比に一致させるための空燃比補正値が所定範囲内である
か否かに基づいてプレッシャレギュレータと圧力センサ
とのいずれが故障しているかを判別する構成とした。
【0008】かかる構成によると、圧力センサで検出さ
れる圧力に基づいて噴射量が補正されるので、プレッシ
ャレギュレータの故障で圧力が所期圧からずれても、エ
ンジンが要求する燃料量が噴射されることになり、ベー
ス空燃比は目標空燃比付近に制御され、空燃比センサの
検出結果に基づく補正を必要としないが、圧力センサが
故障している場合には、実際の圧力とは異なる圧力に基
づく補正がなされることで、ベース空燃比が目標空燃比
からずれ、空燃比センサの検出結果に基づく補正を必要
とすることになるから、空燃比補正値が所定範囲内であ
るか否かに基づいてプレッシャレギュレータと圧力セン
サとのいずれが故障しているかが判別される。
【0009】請求項3記載の発明では、前記空燃比補正
値が所定範囲内であるときにプレッシャレギュレータの
故障を判定し、前記空燃比補正値が所定範囲外であると
きに圧力センサの故障を判定する構成とした。
【0010】かかる構成によると、空燃比の検出値を目
標空燃比に一致させるための空燃比補正値が所定範囲内
であれば、プレッシャレギュレータの故障によって実際
に圧力異常が生じているが圧力センサの検出結果に基づ
く補正により、ベース空燃比が目標空燃比付近に制御さ
れているとみなす一方、前記空燃比補正値が所定範囲外
であるときには、圧力センサの異常検出値に基づく補正
でベース空燃比が目標空燃比からずれたものと判断す
る。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、プレッシ
ャレギュレータ下流側における圧力異常を検知できるの
で、異常検知情報に基づいてサービス性を向上させるこ
とができ、また、プレッシャレギュレータ下流側が耐圧
限界を超える前に異常の兆候を検知して、耐圧限界を超
えることによるガス漏れの発生を未然に防げると共に、
プレッシャレギュレータ下流側が圧力異常であると診断
された結果が、プレッシャレギュレータの故障による実
際の圧力異常によるものであるのか、又は、圧力センサ
の故障による検出値異常によるものであるかを判別でき
るという効果がある。
【0012】請求項2,3記載の発明によると、圧力セ
ンサの検出結果に基づいてベース空燃比を目標空燃比に
制御できているか否かに基づいて、プレッシャレギュレ
ータと圧力センサとのいずれが故障しているかを判別で
きるという効果がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、高圧気体を燃料とする車両
用気体燃料エンジン1のシステム構成図である。
【0014】図に示すエンジン1において、気体燃料タ
ンク(気体燃料ボンベ)2に充填された高圧の気体燃料
(CNG:コンプレスド・ナチュラル・ガス=圧縮天然
ガス)は、燃料配管3を介して各気筒毎に設けられる気
体燃料噴射弁4に供給され、該気体燃料噴射弁4によっ
てエンジン1の吸気マニホールド5内に噴射される。
【0015】前記燃料配管3のエンジンルーム内に配設
される部分には、気体燃料の圧力を減圧するプレッシャ
レギュレータ6が介装され、該プレッシャレギュレータ
6の直前には電磁弁からなる第1の遮断弁7が介装され
る。
【0016】また、気体燃料タンク2の直後に電磁弁か
らなる第2の遮断弁8が介装され、前記第1の遮断弁7
と第2の遮断弁8との間の燃料配管3には、燃料配管3
内の気体燃料の圧力を検出する第1の圧力センサ9、燃
料配管3内の気体燃料の温度を検出する第1の温度セン
サ10が設けられている。
【0017】更に、前記プレッシャレギュレータ6と気
体燃料噴射弁4との間の燃料配管3には、燃料配管3内
の気体燃料の圧力を検出する第2の圧力センサ11、燃
料配管3内の気体燃料の温度を検出する第2の温度セン
サ12が設けられている。
【0018】一方、エンジン1には、吸気ダクト13及
び吸気マニホールド5を介して空気が吸引され、該空気
と前記気体燃料噴射弁4から噴射された気体燃料が混合
されてエンジン1のシリンダ14内に吸気バルブ15を
介して吸引され、前記混合気は点火プラグ16による火
花点火により着火燃焼する。
【0019】燃焼排気は、排気バルブ17,排気マニホ
ールド18,排気ダクト19を介して大気中に放出され
る。前記排気マニホールド18の直下には、第1触媒2
0が介装され、更に、車両の床下部分に第2触媒21が
介装され、これらの触媒20,21で排気が浄化される
ようになっている。また、前記第2触媒21の下流側に
は、マフラー22が設けられている。
【0020】前記吸気ダクト13には、スロットルバル
ブ23が介装され、該スロットルバルブ23によってエ
ンジン1の吸入空気量が調整される。また、前記スロッ
トルバルブ23をバイパスするバイパス吸気管24が設
けられ、該バイパス吸気管24に介装される電磁弁から
なる補助空気量制御弁25により、アイドル時の空気量
が調整される。そして、エンジン1の吸入空気量は、ス
ロットルバルブ23上流側に設けられたエアフローメー
タ26で検出される。
【0021】前記吸気マニホールド5には、シリンダ内
にスワールを発生させるためのスワールコントロールバ
ルブ27が介装され、該スワールコントロールバルブ2
7は、ダイヤフラム式のアクチュエータ28で開閉駆動
される。3方弁29は、スロットルバルブ23下流側の
吸入負圧と、スロットルバルブ23上流側の大気圧とを
入力し、前記アクチュエータ28に供給される圧力を制
御する。
【0022】また、吸気マニホールド5に排気の一部を
還流させるための排気還流管30が、第1触媒20上流
側の排気マニホールド18と、スワールコントロールバ
ルブ27上流側の吸気マニホールド5とを連通させるよ
うに設けれ、該排気還流管30の途中には、排気還流量
を制御する電磁弁からなる排気還流制御弁31が介装さ
れる。
【0023】マイクロコンピュータを含んで構成される
コントロールユニット32は、各種信号を入力し、これ
らの信号に基づいて前記気体燃料噴射弁4,遮断弁7,
遮断弁8,点火プラグ16,補助空気量制御弁25,3
方弁29,排気還流制御弁31を制御する。
【0024】前記コントロールユニット32に入力され
る各種信号には、イグニッションスイッチ(図示省略)
のオン・オフ信号の他、前記圧力センサ9,温度センサ
10,圧力センサ11,温度センサ12,エアフローメ
ータ26からの検出信号が含まれ、更に、前記第1触媒
20の上流側で排気中の酸素濃度に基づいて排気空燃比
を検出する第1空燃比センサ33、前記第1触媒20の
下流側で排気中の酸素濃度に基づいて排気空燃比を検出
する第2空燃比センサ34からの検出信号、図示省略し
たクランク角センサ等からの検出信号も入力される。
【0025】通常のエンジン運転状態(イグニッション
スイッチのON状態)では、前記コントロールユニット
32が、前記遮断弁7,遮断弁8を共に開制御し、各気
筒の吸気行程にタイミングを合わせた気体燃料噴射弁4
の開閉制御によりエンジン1に気体燃料を供給すると共
に、点火時期制御,スワール制御,アイドル空気量制
御,排気還流量制御等を行う。
【0026】ここで、前記コントロールユニット32に
よる気体燃料噴射量の制御を、図2のフローチャートに
従って説明する。ステップS1では、エアフローメータ
26で検出される吸入空気量や、クランク角センサから
の検出信号に基づき算出されるエンジン回転数(rpm)
等のエンジン運転条件を読み込む。
【0027】ステップS2では、前記運転条件から基本
噴射時間(基本噴射量)を演算する。前記基本噴射時間
は、前記プレッシャレギュレータ6で気体燃料の圧力が
設定圧に調整される状態のときに、目標空燃比の混合気
を形成するために運転条件から要求される気体燃料量を
噴射するのに要する気体燃料噴射弁4の開弁時間であ
る。
【0028】ステップS3では、空燃比フィードバック
条件が成立しているか否かを判別する。前記空燃比フィ
ードバック条件としては、エンジン負荷・回転条件が予
め決定されたフィードバック制御領域であること、空燃
比センサ33,34が活性判定されていることなどが含
まれる。
【0029】空燃比フィードバック条件が成立していな
いときには、ステップS6へ進んで、空燃比フィードバ
ック補正係数αを基準値である1.0に設定する。一方、
空燃比フィードバック条件が成立しているときには、ス
テップS4へ進み、目標空燃比と空燃比センサ33で検
出される実際の空燃比との偏差に基づく比例・積分(P
I)制御(又は比例・積分・微分(PID)制御)によ
って、空燃比フィードバック補正係数α(初期値=1.
0)を設定する。
【0030】ここで、空燃比センサ34で検出される空
燃比に基づき、空燃比センサ33による空燃比判定の基
準を変更したり、前記比例制御における比例ゲインを変
更したり、また、比例制御のタイミングを遅延させるな
どして、空燃比センサ34で検出される空燃比が目標空
燃比に近づくように、空燃比センサ33で検出される空
燃比に基づく空燃比フィードバック制御を修正すること
が好ましい。
【0031】ステップS5では、運転領域別に空燃比学
習補正値Lα(初期値=1.0)を更新可能に記憶する空
燃比学習マップから、現在の運転条件に対応する空燃比
学習補正値Lαを読出し、例えば前記空燃比学習補正値
Lαと最新に演算された空燃比フィードバック補正係数
αとの加重平均値を新たな空燃比学習補正値Lαとし
て、該当する運転領域のマップデータを書き換える空燃
比学習を行い、空燃比フィードバック補正係数αによる
補正なしで目標空燃比になるようにする。
【0032】ステップS7では、基本噴射時間(基本噴
射量)を、圧力センサ11及び温度センサ12で検出さ
れる燃料圧力及び燃料温度(密度)に応じて補正する。
上記のように、圧力センサ11の検出結果に基づいて噴
射時間(噴射量)を補正するので、プレッシャレギュレ
ータ6の故障により気体燃料の圧力が所期圧からずれて
も、前記空燃比学習補正値Lα及び空燃比フィードバッ
ク補正係数αによる補正なしで得られるベース空燃比
を、目標空燃比付近に制御できることになる。
【0033】ステップS8では、燃料圧力及び燃料温度
に応じて補正された噴射時間を、更に、前記空燃比学習
補正値Lα及び空燃比フィードバック補正係数α(空燃
比補正値)や、エンジン温度による補正係数、過渡運転
時用の補正係数などで補正して、最終的な噴射時間(噴
射量)を算出する。
【0034】ステップS9では、前記噴射時間をパルス
幅とする噴射パルス信号を各気筒の吸気行程にタイミン
グを合わせて各気筒の気体燃料噴射弁4に出力する。上
記噴射制御と共に、前記コントロールユニット32は、
プレッシャレギュレータ下流側の圧力異常を診断する機
能を有しており、以下、この診断処理を、図3のフロー
チャートに従って説明する。
【0035】ステップS11では、イグニッションスイ
ッチ(IGSW)のON状態であるか否かを判別する。
イグニッションスイッチのOFF状態のときは、ステッ
プS17へ進み、診断不許可とする。
【0036】イグニッションスイッチのON状態のとき
は、ステップS12へ進み、エンジン1の回転中である
か否かをクランク角センサからの検出信号に基づき判別
し、エンジン1の停止状態、即ち、エンジン1に気体燃
料が供給されない状態では、ステップS17へ進み、診
断不許可とする。
【0037】エンジン1の回転中であれば、ステップS
13へ進み、スタートスイッチをOFFしてから予め記
憶された基準時間t1以上経過しているか否かを判別す
ることで、エンジン始動後の安定運転状態であるか否か
を判別する。
【0038】スタートスイッチをOFFしてからの経過
時間が基準時間t1に達していない場合には、エンジン
1の運転状態が不安定で診断には不向きであると判断
し、ステップS17へ進み、診断不許可とする。
【0039】スタートスイッチをOFFしてからの経過
時間が基準時間t1以上経過していて、エンジン1の安
定運転状態であると判断されるときには、ステップS1
4へ進み、空燃比フィードバック制御中であるか否かを
判別し、空燃比フィードバック制御が行われていないと
きには、空燃比フィードバック制御の結果を用いた診断
が行えないので、ステップS17へ進み、診断不許可と
する。
【0040】空燃比フィードバック制御中であれば、ス
テップS15へ進み、診断に用いる圧力センサ11につ
いて断線診断がなされているか否かを判別する。圧力セ
ンサ11の信号出力系に断線が生じているときには、ス
テップS17へ進み、診断不許可とし、断線が生じてい
ないときには、ステップS16へ進んで診断を許可す
る。
【0041】上記のように、イグニッションスイッチO
N、エンジン回転中、始動後基準時間t1以上経過、空
燃比フィードバック制御中、圧力センサ11に断線無し
の5条件を全て満たすときに、診断が許可される。
【0042】ステップS16で診断が許可されると、ス
テップS18へ進み、圧力センサ11で検出される気体
燃料の圧力Vgpが、予め記憶された正常下限値V1及び
正常上限値V2で挟まれる正常範囲内(V1≦Vgp≦V
2)であるか否かを判別する。即ち、プレッシャレギュ
レータ6における調整設定圧を中心とする所定範囲内に
実際の燃圧が調整されているか否かを判別する。
【0043】尚、圧力センサ11で検出される気体燃料
の圧力Vgpを、温度センサ12で検出される気体燃料の
温度で補正して、標準温度状態での圧力に変換すること
が好ましい。
【0044】ステップS18でV1≦Vgp≦V2である
と判別されたときには、ステップS19へ進み、プレッ
シャレギュレータ6下流側の気体燃料供給系における圧
力状態が正常であると判定してルーチンを終了させる。
【0045】一方、ステップS18でV1>Vgp又はV
gp>V2であると判別されたときには、ステップS20
へ進み、プレッシャレギュレータ6下流側の気体燃料供
給系における圧力異常を判定する。
【0046】ステップS20で異常判定した場合には、
更に、ステップS21へ進み、そのときの空燃比学習補
正値Lαが、予め記憶された下限値Lα1及び上限値L
α2で挟まれる範囲内(Lα1≦Lα≦Lα2)である
か否かを判別する。
【0047】前記空燃比学習補正値Lαは、目標空燃比
の混合気が形成されるように学習され、初期値に対する
空燃比学習補正値Lαの変位は、空燃比補正を行わない
場合の噴射時間(基本噴射量)で混合気を形成させたと
きの空燃比(ベース空燃比)の目標空燃比に対するずれ
を示す。
【0048】そこで、前記Lα1<1.0、Lα2>1.0と
し、かつ、通常の空燃比ばらつきの範囲を超えるベース
空燃比の変化を判別できるようにLα1,Lα2を設定
し、空燃比学習補正値Lαの初期値からの変位が所定以
上に大きいか否かを判別させることで、ベース空燃比の
ずれが所定以上であるか否かを判別させるものである。
【0049】尚、空燃比学習補正を行わない場合には、
空燃比フィードバック補正係数αが所定範囲内であるか
否かを判別させるようにすれば良いし、また、空燃比フ
ィードバック制御を行わない場合には、ステップS14
の空燃比フィードバック制御中であるか否かの判別を省
略し、空燃比センサ33で検出される空燃比が所定範囲
内であるか否かを判別させるようにすれば良い。
【0050】ステップS21で、Lα1≦Lα≦Lα2
であると判別され、ベース空燃比のずれが充分に小さい
ときには、実際にプレッシャレギュレータ6下流側の圧
力が所期圧からずれているものの、圧力センサ11が係
る圧力変化を正しく検出して噴射時間(噴射量)を補正
した結果、ベース空燃比が目標空燃比付近に制御されて
いると判断し、ステップS22へ進んで、プレッシャレ
ギュレータ6の故障を判定する。
【0051】一方、ステップS21で、Lα1>Lα又
はLα>Lα2であると判別されたときには、圧力セン
サ11の故障によって、検出値と実際の圧力とが一致せ
ず、誤った補正を噴射時間(噴射量)に施したため、ベ
ース空燃比が目標空燃比から大きくずれたと判断し、ス
テップS23へ進んで、圧力センサ11の故障を判定す
る。
【0052】前記圧力異常及びプレッシャレギュレータ
6又は圧力センサ11の故障判定結果は、警報装置(警
告灯など)によって運転者に警告されると共に、バック
アップRAMに格納され、外部(診断テスター等)から
要求があった場合に、前記診断情報を出力できるように
する。
【0053】尚、本実施形態における気体燃料エンジン
1は、気体燃料のみを用いる構成としたが、気体燃料と
液体燃料とを選択的に用いる構成のエンジンであっても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における気体燃料エンジンのシステ
ム構成図。
【図2】実施の形態における噴射時間(噴射量)制御を
示すフローチャート。
【図3】実施の形態における燃料供給系の診断の様子を
示すフローチャート。
【符号の説明】
1…エンジン 2…気体燃料タンク 3…燃料配管 4…気体燃料噴射弁 5…吸気マニホールド 6…プレッシャレギュレータ 7,8…遮断弁 9,11…圧力センサ 10,12…温度センサ 32…コントロールユニット 33,34…空燃比センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/22 330 F02D 41/22 330K 330M 45/00 301 45/00 301M 345 345K 358 358K // F02M 37/00 F02M 37/00 A (72)発明者 佐藤 正博 茨城県ひたちなか市高場2520 株式会社日 立製作所内 (72)発明者 加藤 剛 神奈川県高座郡寒川町岡田6−6−1 日 産工機株式会社内 (72)発明者 西出 宏人 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 山田 卓 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G084 AA05 BA13 BA14 DA27 EA11 EB14 EB15 EB22 FA00 FA30 FA33 3G092 AA01 AA05 AA10 AA17 AB08 BA04 BB01 DC01 DC04 DC06 DE09S DE09Y DF03 DF08 DG06 DG09 EA09 EA10 EA17 EB02 EB03 EC02 EC05 FB02 FB03 FB06 HA01Z HB01X HB03X HB03Y HB03Z HB04Z HD05Z HE01Z HE03Z HF19Z 3G301 HA22 JB01 JB02 JB09 LB06 MA01 MA11 ND05 NE17 PB08Z PD09Z PE01Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気体燃料供給系にプレッシャレギュレータ
    を備え、該プレッシャレギュレータで圧力が調整された
    気体燃料を気体燃料噴射弁に供給するよう構成された気
    体燃料エンジンの診断装置であって、 前記プレッシャレギュレータの下流側に気体燃料の圧力
    を検出する圧力センサを設け、該圧力センサで検出され
    る気体燃料の圧力が所定範囲外であるときに、前記プレ
    ッシャレギュレータ下流側の気体燃料供給系における圧
    力異常を診断すると共に、該圧力異常が診断されたとき
    のベース空燃比の目標空燃比に対するずれから、前記プ
    レッシャレギュレータと前記圧力センサとのいずれが故
    障しているかを判別することを特徴とする気体燃料エン
    ジンの診断装置。
  2. 【請求項2】燃焼混合気の空燃比を検出する空燃比セン
    サを備え、前記圧力センサで検出される気体燃料の圧力
    に基づいて前記気体燃料噴射弁による噴射量を補正する
    と共に、前記空燃比センサで検出される空燃比が目標空
    燃比に一致するように前記気体燃料噴射弁による噴射量
    を補正する構成とし、前記空燃比の検出値を目標空燃比
    に一致させるための空燃比補正値が所定範囲内であるか
    否かに基づいて前記プレッシャレギュレータと前記圧力
    センサとのいずれが故障しているかを判別することを特
    徴とする請求項1記載の気体燃料エンジンの診断装置。
  3. 【請求項3】前記空燃比補正値が所定範囲内であるとき
    にプレッシャレギュレータの故障を判定し、前記空燃比
    補正値が前記所定範囲外であるときに前記圧力センサの
    故障を判定することを特徴とする請求項2記載の気体燃
    料エンジンの診断装置。
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