JP2001191827A - チャイルドシート固定装置 - Google Patents

チャイルドシート固定装置

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JP2001191827A
JP2001191827A JP2000003686A JP2000003686A JP2001191827A JP 2001191827 A JP2001191827 A JP 2001191827A JP 2000003686 A JP2000003686 A JP 2000003686A JP 2000003686 A JP2000003686 A JP 2000003686A JP 2001191827 A JP2001191827 A JP 2001191827A
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seat
vehicle
tether
child seat
belt
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JP2000003686A
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Yoshio Umezawa
良雄 梅澤
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/26Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles for children
    • B60N2/28Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle
    • B60N2/2803Adaptations for seat belts
    • B60N2/2806Adaptations for seat belts for securing the child seat to the vehicle
    • B60N2/2809Adaptations for seat belts for securing the child seat to the vehicle with additional tether connected to the top of the child seat and passing above the top of the back-rest

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  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用シートに対する補強程度を軽減するこ
とができるチャイルドシート固定装置を得る。 【解決手段】 チャイルドシート12の上端部は、第1
テザーアンカフック36を介して車両用シート14の上
端部に配設された第1テザーアンカ38に固定されてい
る。さらに、第1テザーアンカフック36は第2テザー
ベルト40及び第3テザーベルト41を主部として構成
されたチャイルドシート固定装置10を介して車体フロ
ア22に支持されている。従って、車両急減速時の荷重
は車体フロア22に分散され、よって車両用シート14
に対する補強程度を軽減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シート上に
チャイルドシートを固定するためのチャイルドシート固
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
チャイルドシートを車両用シートに固定する方法として
は、車両用シートに配設された3点式のシートベルト装
置を使用するシートベルト方式や、車両用シートのシー
トバック下端付近に予め設定されたアンカ部材にチャイ
ルドシートの下端部両サイドに設けられた長尺状のコネ
クタの端部を係止させるコネクタ方式等がある。
【0003】図4にはシートベルト方式の概略構成が側
面視で示されているが、この方式は、チャイルドシート
100の下部後端側にシートベルト装置102のウエビ
ング104を挿通させ、当該ウエビング104によって
チャイルドシート100を車両用シート106上に二点
鎖線図示の如く固定するというものである。このため、
車両急減速時になると、チャイルドシート100にウエ
ビング104による拘束点回りに車両前方側への回転モ
ーメントMが作用する。このため、チャイルドシート1
00は実線図示の如くウエビング104による拘束点回
りに車両前方側へ回転しようとする。その結果、チャイ
ルドシート100の上端部100Aに着目すると、車両
急減速時の前後で距離Lだけ車両前方側へ移動したこと
になる。なお、上記現象はコネクタ方式においても同様
に生じ得る。
【0004】上記を背景として、チャイルドシート10
0の上端部100Aの移動距離を減少させたいという要
請がある。かかる要請に応えるものとして、テザーアン
カと称される部材を設定することが考えられている。簡
単に説明すると、図5に示されるように、車両用シート
106におけるシートバック108の上端部に、係止孔
が形成されたテザーアンカ110を予め配設しておき、
チャイルドシート100を固定する際には、シートベル
ト装置102のウエビング104でチャイルドシート1
00の下部後端側を固定すると共に、チャイルドシート
100の上端部100Aの背面側にワイヤ112を介し
て固定されたフック114をテザーアンカ110の係止
孔へ係止させるというものである。
【0005】しかしながら、この方式によっても、以下
に説明する問題点がある。すなわち、前述した如く、車
両急減速時になるとチャイルドシート100に車両前方
側への回転モーメントMが作用することから、車両用シ
ート106はこの回転モーメントMに耐え得る強度を備
えていなければならない。従って、当該回転モーメント
Mの影響を最も受ける部位であるシートバック108の
回転中心116(即ち、コネクティングロッドの配設部
位)付近等やテザーアンカ110の取付部位付近等を相
当補強しなければならないという不利がある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、車両用シート
に対する補強程度を軽減することができるチャイルドシ
ート固定装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係るチャイルドシート固定装置は、車両用シート上に載
置されたチャイルドシートの下端部付近を当該車両用シ
ートに固定する第1固定手段と、チャイルドシートの上
端部付近を車両用シートの上端部付近に固定する第2固
定手段と、一端部が第2固定手段に連結されると共に他
端部が車体フロアに連結され、更に当該一端部及び他端
部間で弛みが生じない程度に張力が付与された荷重分散
手段と、を有することを特徴としている。
【0008】請求項2記載の本発明に係るチャイルドシ
ート固定装置は、請求項1に記載の発明において、前記
荷重分散手段は、車体フロアに固定された高強度のアン
カ部材と、一端部が第2固定手段に連結されると共に他
端部がアンカ部材に係止され、更にベルト状部材又は線
状部材によって構成された長尺体と、この長尺体の中間
部に設けられ、当該長尺体の一端部から他端部までの長
さ調節を可能とする長さ調節手段と、を含んで構成され
ている、ことを特徴としている。
【0009】請求項1記載の本発明によれば、以下の如
くして、チャイルドシートが車両用シート上に固定され
る。まず、チャイルドシートが車両用シート上に載置さ
れる。次いで、第1固定手段によって、チャイルドシー
トの下端部付近が車両用シートに固定される。次いで、
第2固定手段によって、チャイルドシートの上端部付近
が車両用シートの上端部付近に固定される。次いで、荷
重分散手段によって、第2固定手段と車体フロアとが連
結される。なお、連結に際しては、荷重分散手段には弛
みが生じない程度に張力が付与される。
【0010】この状態において、車両急減速時になる
と、チャイルドシートには第1固定手段による拘束点回
りに車両前方側への回転モーメントが作用する。このた
め、チャイルドシートの上端部は車両前方側へ回転しよ
うとする。しかし、チャイルドシートの上端部付近は第
2固定手段によって車両用シートの上端部付近に固定さ
れているため、チャイルドシートの上端部が第1固定手
段による拘束点回りに車両前方側へ移動することはな
い。
【0011】しかし、上記の如くチャイルドシートに車
両前方側への回転モーメントが作用すると、その際に車
両用シートのシートバックの回転中心付近等や第2固定
手段の配設部位付近等に大きな荷重が入力される。
【0012】ここで、本発明では、第2固定手段と車体
フロアとが荷重分散手段によって相互に連結されてお
り、しかも当該荷重分散手段には弛みが生じない程度に
張力が付与されている。従って、第2固定手段から車両
用シートに入力される筈の荷重は、荷重分散手段を介し
て車体フロアに伝達される。すなわち、本発明では、車
両用シートに入力されるべき荷重を車体フロアに分散さ
せることで、車両用シートのシートバックの回転中心付
近等に作用する荷重を軽減させることができる。その結
果、本発明によれば、車両用シートに対する補強程度を
軽減することが可能となる。
【0013】請求項2記載の本発明によれば、長さ調節
手段によって長尺体の一端部から他端部までの長さを調
節することにより、長尺体の弛みを取ることができ、更
には長尺体に所定の張力を付与することができる。そし
てまた、このときの調節度合いによって、長尺体に付与
する張力を如何様にでも設定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3を用いて、本
発明の一実施形態について説明する。
【0015】図1には、本実施形態に係るチャイルドシ
ート固定装置10を使用してチャイルドシート12が車
両用シート14に固定された状態が側面視で示されてい
る。また、図2には、当該チャイルドシート固定装置1
0の上部構造が拡大して示されている。さらに、図3に
は、当該チャイルドシート固定装置10の下部構造が拡
大して示されている。
【0016】これらの図に示されるように、車両用シー
ト14は、乗員が着座するシートクッション16と、乗
員が着座した際に背もたれとなるシートバック18とを
含んで構成されている。また、車両用シート14には、
「第1固定手段」としての所謂3点式のシートベルト装
置20が配設されている。図1には簡略的に図示してい
るが、シートベルト装置20は、一端部が車体フロア2
2に固定されたアンカプレート24に係止されると共
に、他端部が図示しないウエビング巻取装置の巻取軸
(スプール)に係止された乗員拘束用のウエビング26
を備えている。また、ウエビング26の中間部は図示し
ないショルダアンカに挿通された状態で支持されてお
り、更に当該中間部には図示しないタングプレートが挿
通されている。タングプレートは、車両用シート14の
シートクッション16の側部又は車体フロア22から立
設された図示しないバックル装置に係合されるようにな
っている。
【0017】上述した車両用シート14上には、子供を
着座させるためのチャイルドシート12が載置されてい
る。チャイルドシート12の構成には種々あるが、本実
施形態では一例として、ベース28とチャイルドシート
本体30とが一体化されたものを図示している。チャイ
ルドシート12のベース28には、上述したシートベル
ト装置20のウエビング26が重合された状態で挿通さ
れている。この状態でタングプレートをバックル装置に
係合させて、所謂ALRモード(巻取軸のウエビング引
出し方向回転が常にロックされた状態)にされたウエビ
ング巻取装置に余分なウエビングを巻き取らせることに
より、チャイルドシート12の下端部付近が車両用シー
ト14上に固定(拘束)されている。
【0018】また、図2にも示されるように、チャイル
ドシート本体30の上端部の背面側には第1テザーベル
ト調節具32が配設されている。この第1テザーベルト
調節具32には第1テザーベルト34が挿通されてお
り、その一端部34Aは操作時の把持用として折り返さ
れて縫製されている。また、第1テザーベルト34の他
端部34Bは、第1テザーアンカフック36の基部36
Aに挿通された後に折り返されて縫製されている。上記
の第1テザーベルト調節具32は第1テザーベルト34
の長さ調節を可能とし、任意の位置で第1テザーベルト
34を保持(ロック)できるように構成されている。
【0019】また、第1テザーアンカフック36のフッ
ク部36Bは、車両用シート14の上端部に固定された
第1テザーアンカ38の係止部38Aに係止されてい
る。これにより、チャイルドシート12の上端部付近が
車両用シート14の上端部に固定されている。なお、上
記構成における第1テザーベルト34、第1テザーアン
カフック36、第1テザーアンカ38、第1テザーベル
ト調節具32が、本発明における「第2固定手段」に相
当する。
【0020】ここで、図1乃至図3に示されるように、
上述した第1テザーアンカフック36と車体フロア22
とは、第2テザーベルト40、第3テザーベルト41、
第2テザーアンカフック42、第2テザーアンカ44、
第2テザーベルト調節具46によって相互に連結されて
いる。なお、これらの第2テザーベルト40、第3テザ
ーベルト41、第2テザーアンカフック42、第2テザ
ーアンカ44、第2テザーベルト調節具46が本発明に
おける「荷重分散手段」に相当する。
【0021】具体的に説明すると、図2に示されるよう
に、第1テザーアンカフック36の基部36Aには、
「長尺体」としての第2テザーベルト40の一端部40
Aが挿通された後に折り返されて縫製されている。ま
た、第2テザーベルト40の中間部は、「長さ調節手
段」としての第2テザーベルト調節具46に挿通され、
調節後の位置で保持されるようになっている。なお、第
2テザーベルト調節具46の構成は第1テザーベルト調
節具32の構成と基本的には同様であり、第2テザーベ
ルト40の長さ調節を可能とし、任意の位置で第2テザ
ーベルト40を保持できるように構成されている。
【0022】さらに、図1に示されるように、第2テザ
ーベルト調節具46には、「長尺体」としての第3テザ
ーベルト41の一端部が係止されている。また、図3に
示されるように、第3テザーベルト41の他端部41A
は、第2テザーアンカフック42(広義には「係止手
段」として把握される要素である)の基部42Aに挿通
されて折り返された後に縫製されている。
【0023】また、第2テザーアンカフック42のフッ
ク部42Bは、車体フロア22にボルト50で固定され
た「アンカ部材」としての第2テザーアンカ44の係止
部44Aに係止されている。なお、第2テザーアンカ4
4は、車両急減速時にチャイルドシート12が車両前方
側へ回転しようとする際の動きによってテンションが張
られる方向に存在しなければならないことから、車体フ
ロア22における車両用シート14の後方側に配設され
ている。
【0024】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。
【0025】本実施形態によれば、以下の如くして、チ
ャイルドシート12が車両用シート14上に固定され
る。まず、チャイルドシート12が車両用シート14上
に載置される。次に、シートベルト装置20を使って、
チャイルドシート12の下端部付近が車両用シート14
上に固定(拘束)される。具体的には、最初に、ウエビ
ング26をウエビング巻取装置から全量引出すことによ
り、当該ウエビング巻取装置をELRモードからALR
モードに切り換える。次いで、タングプレート(図示省
略)を把持して、ラップ側のウエビング26とショルダ
側のウエビング(図示省略)とを重合させながら、チャ
イルドシート12のベース28に形成されたウエビング
挿通孔内へ挿通させる。次いで、タングプレートをバッ
クル装置に係合させ、ウエビング26の弛み分をウエビ
ング巻取装置に巻き取らせる。これにより、チャイルド
シート12の下端部付近が車両用シート14に固定さ
れ、最初の固定作業が終了する。
【0026】次に、第1テザーベルト34を使って、チ
ャイルドシート12の上端部が車両用シート14の上端
部に固定される。具体的には、チャイルドシート12の
上端部の背面側に配設された第1テザーアンカフック3
6のフック部36Bを車両用シート14のシートバック
18の上端部に配設された第1テザーアンカ38の係止
部38Aに係止させる。次いで、第1テザーベルト調節
具32を使って第1テザーベルト34の長さ調節を行
い、第1テザーアンカフック36が第1テザーアンカ3
8から不用意に外れることがないように調整する。これ
により、チャイルドシート12の上端部付近が車両用シ
ート14の上端部付近に固定される。
【0027】次に、第2テザーベルト40及び第3テザ
ーベルト41を使って、第1テザーアンカフック36と
車体フロア22とが連結される。具体的には、第3テザ
ーベルト41の他端部41Aに係止された第2テザーア
ンカフック42のフック部42Bを車体フロア22に配
設された第2テザーアンカ44の係止部44Aに係止さ
せる。係止させた直後の状態では第2テザーベルト40
及び第3テザーベルト41に弛みが生じているため、第
2テザーベルト調節具46を使って第2テザーベルト4
0側でその弛みを取り除く。これにより、第1テザーア
ンカフック36と車体フロア22とが、所定の張力が付
与された第2テザーベルト40及び第3テザーベルト4
1によって相互に連結されたことになる。
【0028】この状態において、車両急減速時になる
と、チャイルドシート12にはシートベルト装置20に
よる拘束点回りに車両前方側への回転モーメントMが作
用する。このため、チャイルドシート12の上端部は車
両前方側へ回転しようとする。しかし、チャイルドシー
ト12の上端部付近は第1テザーベルト34、第1テザ
ーアンカフック36、第1テザーアンカ38によって車
両用シート14の上端部付近に固定されているため、チ
ャイルドシート12の上端部がシートベルト装置20に
よる拘束点回りに車両前方側へ移動することはない。
【0029】しかし、上記の如くチャイルドシート12
に車両前方側への回転モーメントMが作用すると、その
際に車両用シート14のシートバック18の回転中心付
近等や第1テザーアンカ38の配設部位付近等に大きな
荷重が入力される。
【0030】ここで、本実施形態では、第1テザーアン
カフック36と車体フロア22とを弛みが生じない程度
に張力が付与された第2テザーベルト40、第3テザー
ベルト41、第2テザーアンカフック42、第2テザー
アンカ44によって相互に連結したので、第1テザーア
ンカフック36から車両用シート14に入力される筈の
荷重は、第2テザーベルト40、第3テザーベルト4
1、第2テザーアンカフック42、第2テザーアンカ4
4を介して車体フロア22に伝達される。すなわち、本
実施形態では、車両用シート14に入力されるべき荷重
を車体フロア22に分散させることで、車両用シート1
4のシートバック18の回転中心付近等に作用する荷重
を軽減させることができる。その結果、本実施形態によ
れば、車両用シート14に対する補強程度を軽減するこ
とができる。
【0031】また、本実施形態では、第2テザーベルト
調節具46によって第2テザーベルト40の一端部40
Aから第3テザーベルト41の他端部41Aまでの長さ
を調節することにより、第2テザーベルト40及び第3
テザーベルト41に生じた弛みを取り除くことができ、
更には第2テザーベルト40及び第3テザーベルト41
に所定の張力を付与することができる。そしてまた、こ
のときの調節度合いによって、第2テザーベルト40及
び第3テザーベルト41に付与する張力を如何様にでも
設定することができる。それ故、車両急減速時に第2テ
ザーベルト40及び第3テザーベルト41を介して車体
フロア22に荷重を分散(伝達)させるべき荷重分担
(負担)割合を任意に調節することができる。
【0032】なお、本実施形態では、第3テザーベルト
41の他端部41Aに第2テザーアンカフック42を係
止させ、当該第2テザーアンカフック42を第2テザー
アンカ44に係止させる構成を採ったが、これに限ら
ず、第3テザーベルト41の他端部41Aを第2テザー
アンカ44に直接係止させる構成を採ることも可能であ
る。
【0033】また、本実施形態では、荷重分散効率の観
点から第1テザーアンカフック36の基部36Aに第2
テザーベルト40の一端部40Aを係止する構成を採っ
たが、これに限らず、第1テザーアンカや第1テザーベ
ルトに第2テザーベルトの一端部を係止する構成を採っ
てもよい。この場合、荷重分散効率は低下するが、それ
でもある程度の荷重は車体フロア22に分散される。
【0034】さらに、本実施形態では、シートベルト装
置20を使用してチャイルドシート12の下端部付近を
車両用シート14上に固定する構成を採ったが、第1固
定手段の構成は上記に限られることなく、チャイルドシ
ート12の下端部付近を車両用シート14上に固定する
ことができる構成であればすべて適用可能である。例え
ば、チャイルドシートの下部両サイドに車両前後方向を
長手方向とする長尺状のコネクタを配設し、当該コネク
タを車両用シートのシートバック下端に予め設定してお
いたアンカ部材に係止させる構成を採ってもよい。
【0035】また、本実施形態では、第2テザーベルト
40及び第3テザーベルト41をベルト状部材によって
構成したが、これに限らず、第2テザーベルト及び第3
テザーベルトを線状部材(例えば、高強度のワイヤ等)
によって構成してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係るチャイルドシート固定装置は、車両用シート上
に載置されたチャイルドシートの下端部付近を当該車両
用シートに固定する第1固定手段と、チャイルドシート
の上端部付近を車両用シートの上端部付近に固定する第
2固定手段と、この第2固定手段と車体フロアとを連結
し、弛みが生じない程度に張力が付与された荷重分散手
段と、を有するので、車両用シートに入力されるべき荷
重を車体フロアに分散させて車両用シートのシートバッ
クの回転中心付近等に作用する荷重を軽減させることが
でき、その結果、車両用シートに対する補強程度を軽減
することができるという優れた効果を有する。
【0037】請求項2記載の本発明に係るチャイルドシ
ート固定装置は、請求項1に記載の発明において、上記
荷重分散手段は、車体フロアに固定された高強度のアン
カ部材と、一端部が第2固定手段に連結されると共に他
端部がアンカ部材に係止され、更にベルト状部材又は線
状部材によって構成された長尺体と、この長尺体の中間
部に設けられ、当該長尺体の一端部から他端部までの長
さ調節を可能とする長さ調節手段と、を含んで構成され
ているため、長尺体に付与する張力を如何様にでも設定
することができ、それ故、車両急減速時に長尺体を介し
て車体フロアに荷重を分散(伝達)させるべき荷重分担
(負担)割合を任意に調節することができるという優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るチャイルドシート固定装置を
使用してチャイルドシートが車両用シートに固定された
状態を示す側面図である。
【図2】図1に示されるチャイルドシート固定装置の上
部構造を示す図1の2線矢視部の拡大図である。
【図3】図1に示されるチャイルドシート固定装置の下
部構造を示す図1の3線矢視部の拡大図である。
【図4】従来のチャイルドシートの固定の仕方の一例を
示す図1に対応する側面図である。
【図5】図4に示される構成にテザーアンカによる固定
方式が付加された従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
10 チャイルドシート固定装置 12 チャイルドシート 14 車両用シート 20 シートベルト装置(第1固定手段) 22 車体フロア 32 第1テザーベルト調節具(第2固定手段) 34 第1テザーベルト(第2固定手段) 36 第1テザーアンカフック(第2固定手段) 38 第1テザーアンカ(第2固定手段) 40 第2テザーベルト(荷重分散手段) 40A 一端部 41 第3テザーベルト(荷重分散手段) 41A 他端部 42 第2テザーアンカフック(荷重分散手段) 44 第2テザーアンカ(荷重分散手段) 46 第2テザーベルト調節具(荷重分散手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用シート上に載置されたチャイルド
    シートの下端部付近を当該車両用シートに固定する第1
    固定手段と、 チャイルドシートの上端部付近を車両用シートの上端部
    付近に固定する第2固定手段と、 この第2固定手段と車体フロアとを連結し、弛みが生じ
    ない程度に張力が付与された荷重分散手段と、 を有することを特徴とするチャイルドシート固定装置。
  2. 【請求項2】 前記荷重分散手段は、 車体フロアに固定された高強度のアンカ部材と、 一端部が第2固定手段に連結されると共に他端部がアン
    カ部材に係止され、更にベルト状部材又は線状部材によ
    って構成された長尺体と、 この長尺体の中間部に設けられ、当該長尺体の一端部か
    ら他端部までの長さ調節を可能とする長さ調節手段と、 を含んで構成されている、 ことを特徴とする請求項1に記載のチャイルドシート固
    定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005007486A1 (ja) * 2003-07-16 2005-01-27 Nsk Ltd. ステアリング装置
FR2992910A1 (fr) * 2012-07-03 2014-01-10 Peugeot Citroen Automobiles Sa Structure de caisse de vehicule automobile a piece adaptee a la fixation d'un siege d'enfant rapporte.
US10384570B2 (en) * 2017-04-18 2019-08-20 Ford Global Technologies, Llc Child-seat restraint system

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