JP2001191671A - 書類保持具 - Google Patents

書類保持具

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JP2001191671A
JP2001191671A JP2000005826A JP2000005826A JP2001191671A JP 2001191671 A JP2001191671 A JP 2001191671A JP 2000005826 A JP2000005826 A JP 2000005826A JP 2000005826 A JP2000005826 A JP 2000005826A JP 2001191671 A JP2001191671 A JP 2001191671A
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JP
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Application number
JP2000005826A
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English (en)
Inventor
Masaaki Masuyama
正明 増山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書類を保持する力若しくは綴じ込み力を書類
の量に応じて任意に調整することができる書類保持具を
提供すること。 【解決手段】 板状のベース11と、このベース11の
一端部に背板片部12を介して設けられた押圧部14と
を備え、ベース11と押圧部14との間に差し込み口1
3及び隙間Sが形成されている。前記隙間S内には、二
枚厚に折り曲げられたシート15A,15Bが配置され
ているとともに、当該シート15A,15B間に収縮と
膨張が可能なバルーン16が配置されている。シート1
5Aと押圧部14の間に差し込まれた書類は、バルーン
16の膨張によって保持圧力を受けて脱落不能に保持さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は書類保持具に係り、
更に詳しくは、書類を挟み込むように保持した状態で当
該書類の保持力若しくは脱落抵抗を調整することのでき
る書類保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、オフィス等においては、例え
ば、ダブルクリップと称されるクリップ等で多数枚の書
類を保持して当該書類の各枚を一体化させることが行わ
れている。このダブルクリップは、綴じ幅を形成する背
板に連なって先端間が接触するように設けられた一対の
挟持板と、これら挟持板の先端間を強制的に離間させる
線材からなる一対の操作摘みとにより構成され、前記挟
持板間に書類の端部を挟み込むことによって書類全体の
一体性を確保することができ、且つ、綴じ込まれた書類
のページの連続性も保つことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
クリップは、綴じ込み強さを確保する必要性から、前記
挟持板を開くために、非常に強い操作力を要するという
不都合がある。しかも、綴じ込むべき書類の厚さに応じ
て綴じ幅が異なるダブルクリップを選択する必要性があ
り、この点において汎用性がない。また、従来のダブル
クリップは、書類の一端部に装着される小さなものであ
り、書類全体を持ち運ぶ際の把持面を備えたものとはな
っていない。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、書類を保持する力
若しくは綴じ込み力を書類の量に応じて任意に調整する
ことができ、且つ、書類を持ち運ぶ際の把持面として利
用することのできる書類保持具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、ベースと、このベースの端部に連なって
当該ベースに相対する押圧部とを備え、前記ベースと押
圧部との間の隙間内に書類を挿入して当該書類が保持可
能に設けれらた書類保持具において、前記ベースと押圧
部との間に隙間調整部材を設け、この隙間調整部材によ
って書類の保持力を調整可能に設ける、という構成を採
っている。このように構成すれば、書類の厚みが前記隙
間の寸法以下であっても、隙間調整部材が隙間を埋める
ように作用して保持力を書類に付与することができる。
従って、従来のダブルクリップのように、綴じ幅が異な
る毎にサイズの異なるクリップを用いる必要性を排除す
ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明における隙間調整部材は所
定操作によって収縮・膨張可能に設けられたバルーンに
より構成することが好ましい。このようなバルーンを用
いれば、隙間調整を微細に行うことができる他、書類に
対して広い面積で保持力を付与することが可能となる。
【0007】また、前記ベースと押圧部との隙間内に、
二枚厚に折り曲げられたシートからなる保持体が配置さ
れ、前記シート間に前記隙間調整部材を配置して当該隙
間調整部材の収縮・膨張により、前記押圧部側に位置す
るシートと押圧部との間の隙間を調整可能に設ける、と
いう構成も採用することができる。これにより、シート
が書類のガイド面として作用し、当該シートと押圧部と
の間に書類を差し込む作業をスムースに行うことがで
き、且つ、バルーンを損傷から保護することも可能とな
る。
【0008】更に、前記押圧部側に位置するシートに
は、前記隙間調整部材の露出穴が設けられ、前記隙間調
整部材が膨張したときに、前記露出穴を通じて書類に部
分的な保持力が付与可能に設けられる、という構成を採
用することが好ましい。これにより、保持された書類の
不用意なる脱落を一層確実に防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0010】図1には、本実施例に係る書類保持具の概
略斜視図が示されている。この図において、書類保持具
10は、平面視略方形の板状をなすベース11と、この
ベース11の一端部に連なって上方に起立する背板片部
12と、当該背板片部12の上端からベース11の上面
側に延びて当該ベース11との間に所定間隔を隔てた差
し込み口13と隙間Sを形成する板状の押圧部14と、
この押圧部14とベース11との間に保持体15を介し
て配置された隙間調整部材としてのバルーン16(図2
参照)とを備えて構成されている。
【0011】前記ベース11は、特に限定されるもので
はないが、本実施例では、前後幅(図2中左右方向寸
法)が約190mmで、左右幅(同図中紙面直交方向寸
法)が約150mmに設けられている。また、押圧部14
の前後幅は約110mmに設定されている。従って、書類
保持具10は、その背板片部12を手の平に乗せた状態
で、書類P(図2、図3参照)に触れることなく把持す
ることができる程度の把持面を備えたものとなり、これ
により、書類Pを汚損することなく持ち運ぶことが可能
となる。
【0012】前記押圧部14は背板片部12の上端部を
基部14Aとして先端14Bが図2中上下方向に弾性変
形できるように設けられている。この押圧部14は、無
負荷状態において、基部14Aから先端14Bに向かっ
て傾斜した領域S1と、先端14B側を次第に上向きに
傾斜させて差し込み口13を大きく確保する領域S2と
を備えた形状に設けられている。
【0013】前記保持体15は、一枚のシートを二枚厚
に折り曲げたシート15A,15Bとにより構成されて
いる。この保持体15は、シート15Bをベース11面
に接着等の手段を介して固定されており、シート15
A,15Bの境界をなす折り曲げ部15Cが、前記差し
込み口13よりも若干手前側(図2中左側)に位置する
ように設けられている。また、シート15Aには、その
中央部を切り取った露出穴20が形成され、当該露出穴
20を通じてバルーン16が膨張したときに押圧部14
側に部分的に露出するように設けられている。
【0014】前記バルーン16は、図2に示されるよう
に、シート15A,15B間に位置するとともに、シー
ト15Bの上面側に適宜な接着剤を用いて固定されてい
る。このバルーン16には、チューブ21を介してポン
プ22が接続され、当該ポンプ22の操作によって収縮
と膨張が行えるように設けられている。ポンプ22はエ
ア抜きバルブ23を備え、当該エア抜きバルブ23を開
放することによって、膨張したバルーン16を収縮させ
ることが可能となっている。
【0015】以上の構成において、書類Pを保持させる
場合には、図2に示されるように、保持体15の上面を
ガイド面として差し込めばよい。ここで、書類Pの厚み
がベース11と押圧部14との間の隙間寸法以下である
場合には、書類Pは、保持力を受けないこととなる。そ
の場合には、前記ポンプ22を握り締めてポンプ動作さ
せることで、バルーン16を膨張させればよい。この膨
張により、図3に示されるように、シート15Aが次第
に上方に角度変位するようになり、押圧部14と相互に
作用して書類Pの保持力を付与することとなる。この
際、シート15Aに形成された露出穴20よりバルーン
16が部分的に露出するため、当該部分が書類Pに保持
力を直接付与することとなる。
【0016】書類Pを取り出すときは、そのまま引き抜
いてもよいが、バルーン16による保持力が強いとき
は、エア抜きを行ってバルーン16を収縮させて隙間を
形成すればよい。
【0017】従って、本実施例によれば、全体としての
平面積が大きい書類保持具10としたことで、書類を持
ち運ぶ際に当該書類のがたつきを防止することができる
という効果を得る。この際、ベース11、背板片部12
及び押圧部14の外面が把持面としての面積を備えてい
るため、書類Pの持ち運びに際しての利便性も確保する
ことが可能となる。しかも、書類Pの厚み若しくは量に
関係なく、適性な保持力をもって当該書類Pを保持する
ことができる。
【0018】なお、前記実施例では、隙間調整部材とし
てバルーン16を用いたが、このバルーン16に替え
て、シート15A,15B間に、例えば、側端面視ドー
ム型をなす板ばね等を配置することもできる。また、シ
ート15A,15Bを樹脂若しくは金属片によって構成
し、シート15Aが常時は押圧部14の下面側に接する
ばねとして作用するように構成することもできる。ま
た、前記実施例では、押圧部14がベース11から離れ
た状態を初期形状として差し込み口13を構成するタイ
プとしたが、押圧部14の先端14Bがベース11の面
から離れている限り、当該先端14Bの手前側がベース
11に接触するようにしてもよい。これによれば、少な
い枚数の書類を保持するときに、前記接触部領域で書類
に保持力を付与することが可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベースと押圧部との間に隙間調整部材を設けて当該隙間
調整部材によって書類の保持力を調整可能としたから、
書類の厚みが前記隙間の寸法以下であっても、隙間調整
部材が隙間を埋めるように作用して保持力を書類に付与
することができる。従って、従来のダブルクリップのよ
うに、綴じ幅が異なる毎にサイズの異なるクリップを用
いる必要性を排除することができ、汎用性を具備した書
類保持具とすることができる。
【0020】また、隙間調整部材をバルーンにより構成
した場合には、隙間調整を微細に行うことができる他、
書類に対して広い面積でソフトに保持力を付与すること
が可能となる。
【0021】更に、ベースと押圧部との間に保持体を設
け、この保持体を構成するシート間に隙間調整部材を配
置した構成では、シートと押圧部との間に書類を差し込
む作業をスムースに行うことができ、且つ、バルーンを
損傷から保護することもできる。
【0022】また、押圧部側に位置するシートに隙間調
整部材の露出穴を設けたから、保持された書類の不用意
なる脱落を一層確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る書類保持具の概略斜視図。
【図2】前記書類保持具の一部を断面した側面図。
【図3】バルーンを膨張させた状態を示す図2と同様の
側面図。
【符号の説明】
10 書類保持具 11 ベース 13 差し込み口 14 押圧部 15 保持体 16 バルーン(隙間調整部材) 20 露出穴 P 書類 S 隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと、このベースの端部に連なって
    当該ベースに相対する押圧部とを備え、前記ベースと押
    圧部との間の隙間内に書類を挿入して当該書類が保持可
    能に設けれらた書類保持具において、 前記ベースと押圧部との間に隙間調整部材を設け、この
    隙間調整部材によって書類の保持力を調整可能としたこ
    とを特徴とする書類保持具。
  2. 【請求項2】 前記隙間調整部材は所定操作によって収
    縮・膨張可能に設けられたバルーンにより構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の書類保持具。
  3. 【請求項3】 前記ベースと押圧部との隙間内に、二枚
    厚に折り曲げられたシートからなる保持体が配置され、 前記シート間に前記隙間調整部材を配置して当該隙間調
    整部材の収縮・膨張により、前記押圧部側に位置するシ
    ートと押圧部との間の隙間を調整可能としたことを特徴
    とする請求項2記載の書類保持具。
  4. 【請求項4】 前記押圧部側に位置するシートには、前
    記隙間調整部材の露出穴が設けられ、前記隙間調整部材
    が膨張したときに、前記露出穴を通じて書類に部分的な
    保持力が付与可能に設けられていることを特徴とする請
    求項3記載の書類保持具。
JP2000005826A 2000-01-07 2000-01-07 書類保持具 Pending JP2001191671A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006091125A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Kikukawa Kogyo Kk シート固着装置
JP5215499B1 (ja) * 2012-10-05 2013-06-19 等 川上 ダブルクリップ

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JP2006091125A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Kikukawa Kogyo Kk シート固着装置
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040302