JP2006091125A - シート固着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シートの貼付及び剥離作業が容易で、貼り付けたシートが自然に剥がれることがないシート固着装置を提案することを課題とする。
【解決手段】 シート5を貼り付ける板であって複数の空気孔11が穿設された表面板10と、表面板10の裏側に所定の空間が形成されるように該表面板10と対向するように配設される裏面板20と、表面板10と裏面板20との周囲を覆う枠材30と、空間の空気を吸気して該空間を負圧状態にする吸気装置とから構成されているシート固着装置1。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ポスターやフィルムシート等の掲示に用いるシート固着装置に関する。
大型看板は、特定のメッセージやイメージ等を、主要な道路沿いや都市部の建物の屋上や外壁に表示することで、通行人に印象を与えて、そのメッセージやイメージを人々に記憶させるものである。
これらの大型看板の多くは、パネル板に複数枚に分割されたフィルムシートやポスター(以下、単に「シート」という場合がある)を接着剤を用いて貼り付けることにより構成されている。そして、看板の多くは所定の期間で変更される場合が多いため、シートの変更時には、一旦これらのシートをパネル板から剥離した後、新たなシートを貼り付ける方法により、メッセージ等の変更が行われている。
ところが、これらのシートは、一旦貼り付けると剥がし難く、貼付の際にズレが生じたりしわが入ったりした場合の調整も難しく、その施工には高度な技術が必要であった。また、シートを変更する際にも、剥がし難く、その作業に手間がかかるという問題点を有していた。
そのため、特許文献1には、特殊な技術を有していない者にも容易に貼付、剥離作業をすることが可能な、水だけを利用して接着が容易で剥離が容易な粘着材を利用したシートが開示されている。
また、パネル板にシートを貼り付けるのではなく、布状のシートにメッセージを書込み、その上下左右や四隅をワイヤーやロープ等により引張り、建物の外壁に貼り付けることで、設置、張替え作業を容易にした大型看板も多く使用されている。
特開2003−313522([0006]−[0009]、図2)
ところが、パネル板にシートを貼り付ける場合において、接着及び剥離が容易な粘着材を利用したシートを使用すると、雨や風等によりシートが剥離する場合があるという問題点を有していた。また、ワイヤーロープ等を利用して布状のシートを貼り付ける場合も、強風時には、シートが外れて飛ばされることや風がシートの背面に入り込みシートを揺らすことで騒音を発することを懸念して取り外す必要があるため、その管理に手間を要していた。
本発明は、前記の問題点を解決するためになされたものであり、シートの貼付及び剥離作業が容易で、貼り付けたシートが自然に剥がれることがないシート固着装置を提案することを課題とする。
このような課題を解決するために、請求項1に係るシート固着装置は、シートを貼り付ける板であって複数の空気孔が穿設された表面板と、前記表面板の裏側に所定の空間が形成されるように該表面板と対向するように配設される裏面板と、前記表面板と前記裏面板との周囲を覆う枠材と、前記空間の空気を吸気して該空間を負圧状態にする吸気装置とから構成されることを特徴としている。
かかるシート固着装置は、表面板と裏面板と枠材とにより中空の箱型形状に形成され、その内部空間の空気を吸気装置で吸気することにより、当該空間が負圧状態になるため、表面板の空気孔によりシートを吸着する構成となっている。このため、この空間の負圧力により、表面板の前面にシートを吸着することが可能となる。したがって、本発明のシート固着装置によれば、接着剤を要することなく、シートを前面に貼り付けることが可能となるため、貼り直し作業等が容易で特殊な技術を有していない者でも容易にシートの貼付作業を行うことが可能となる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシート固着装置であって、前記空間には、前記表面板と前記裏面板とのゆがみを防止する補強部材が配設されていることを特徴としている。
かかるシート固着装置は、表面板と裏面板との間の空間を負圧状態にすることで表面板又は裏面板がたわむことやゆがむことを防止するための補強部材が配設されている。そのため、表面板の前面はその平坦性を保ち、看板にゆがみが生じることがない。そのため、看板に描かれたメッセージやイメージが見にくくなることを防止することが可能となる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項3に記載のシート固着装置であって、前記補強部材が、ハニカム材からなることを特徴としている。
かかるシート固着装置は、補強部材として薄厚のアルミ板等を多角形に加工した集合体であるハニカム材を使用しているため、軽量の部材により強固に補強するとともに材料費を削減することが可能となる。また、ハニカム材として工場生産の既製品の部材を使用すれば、該シート固着装置の構築が容易となり好適である。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシート固着装置であって、前記枠材のうち、少なくとも前記表面板と前記裏面板との側面に対応する枠材が、前記表面板の前面に貼り付けられるシートの端部を挟持する挟持機能付枠材であることを特徴としている。
かかるシート固着装置により、挟持機能付枠材が、シートの端部を挟持して表面板とシートとの間に空気が入り込むことを防止するため、シートにしわが入ることやシートが表面板から剥がれることを防止することが可能となる。また、挟持機能付枠材のシートの端部を挟持する機能は、シートを表面板に貼り付ける際の仮止めとしての役割を果たす。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のシート固着装置であって、前記挟持機能付枠材が前記空間から吸気した空気による空気圧を利用して前記シートを挟持することを特徴としている。
かかるシート固着装置により、挟持機能付枠材によるシートの挟持を、シートの表面板への貼付の際に吸気した空気圧を利用して行うため、ボルトや特殊な止め具などを要することなく、強固に固定することができる。そのため、簡易な施工により、シートと表面板との間に空気が進入することがなく、シートと表面板との密着性を維持することが可能となる。
本発明のシート固着装置により、シートの貼付、剥離作業が容易で、貼り付けたシートが自然に剥がれることがない看板を提供することが可能となる。
本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一要素には同一の符号を用い、重複する説明は省略する。ここで、説明において「前」、「後」は、シート固着装置を設置した状態で、シートを貼り付ける側の面を「前」、その反対側を「後」とする。
<第1の実施の形態>
図1は第1の実施の形態(以下「第1実施形態」という場合がある)に係るシート固着装置の一部破断斜視図であり、図2は同シート固着装置の背面図である。また、図3は、第1実施形態に係るシート固着装置の端部の詳細を示す断面図である。
第1実施形態に係るシート固着装置1は、図1に示すように、複数の空気孔11が穿設された表面板10と、前記表面板10の裏側に所定の空間を形成するように該表面板10と対向するように配設される裏面板20と、前記表面板10と前記裏面板20との周囲を覆う枠材30とにより箱型に形成されており、表面板10と裏面板20との間の空間には、薄厚のアルミ板により蜂の巣状に形成されたハニカム材(補強部材)40が配設されてある。
第1実施形態に係る表面板10は、アルミ製の板材からなり、端部が90°に折り曲げられて、断面形状がコの字状に形成されており、ハニカム材40の周面を覆っている(図3参照)。また、表面板10に形成された空気孔11は、表面板10の前面全体に略均等に形成されている。なお、表面板10の材質、形状は限定されるものではなく、例えば、表面板10として平板状のものを使用するとともに、枠材30によりハニカム材40の周囲を覆って密閉する構成としてもよい。また、表面板10に形成される空気孔11の数や配置は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
裏面板20には、所定の間隔を有して吸気孔21が8箇所形成されており、図2に示すように、裏面板20の後面の吸気孔21に対応する位置には、図示しないコンプレッサから延設されるエアチューブ22がバキュームエレメント23を介して取り付けられている。ここで、吸気孔21の数、配置は限定されるものではなく、シート固着装置1の大きさ、吸気装置の能力等に応じて、適宜設定すればよい。
なお、前記コンプレッサ、エアチューブ22、バキュームエレメント23は、本実施の形態の吸気装置であり、コンプレッサからエアチューブ22を介して送気される空気が、バキュームエレメント23を通過することにより、バキュームエレメント23の内部を負圧状態にして、吸気孔21からシート固着装置1内の吸気を行う、いわゆるパッシブ式吸気装置である。
図1に示すように、表面板10の前面には、所定の宣伝メッセージ等が記載されたシート5が貼り付けられており、当該シート5の端部は、シート固着装置1の周囲4辺に配設されている枠材30により固定されている。ここで、シート5には、例えば樹脂フィルム等、空気を通し難く、吸気装置の吸気力により表面板10への吸着が可能な材質のものを使用するものとする。
枠材30は、図3に示すように、ボルトとナットBNにより表面板10及び裏面板20と一体に固定されている。また、枠材30は、表面板10の端部に取り付けた状態で、断面が略正方形状の凹部32が形成されるように板状の鋼板を折り曲げて形成された基材31と、基材31の凹部32を蓋するように板状の鋼板を折り曲げて形成された蓋材33とから構成されている。蓋材33には、凹部32に対応する位置に、凹部32の幅と略同じ直径を有するゴム製で断面形状が円形の棒状部材であるシート押えゴム34が取り付けられている。また、蓋材33の先端の表面板10との当接箇所には、ゴム板36が取り付けられている。一方、基材31の凹部32の蓋材33と反対側の面のシート押えゴム34と当接する位置に、ゴム板35が配設されている。そして、シート5の設置時には、これらのシート押えゴム34、ゴム板35,36によりシート5を挟持する。つまり、枠材30は、凹部32においてシート押えゴム34、ゴム板35,36によりシート5を挟持する、シート5の挟持機能付枠材である。なお、基材31と蓋材33は、ボルト37により一体に固定される。
ハニカム材40には、表面板10と裏面板20との略中間付近に、表面板10及び裏面板20に平行方向に通気孔41が所定の間隔で挿通されている。これにより、蜂の巣状に分割された各多角形形状の分割部分が通気可能に連通される。なお、通気孔41は、ハニカム材40の形成の際にガス抜き孔として形成されたものをそのまま使用すればよいが、該ガス抜き孔が無い場合やガス抜き孔が少ない場合は、ハニカム材40の配設前に削孔するものとする。ここで、通気孔41の内径や配置等は限定されるものではなく、ハニカム材40の形状等に応じて適宜設定すればよい。
第1実施形態のシート固着装置1は、吸気装置を駆動させることにより、裏面板20に形成された吸気孔21から吸気するため、表面板10と裏面板20との間の空間が減圧されて、表面板10の空気孔11から外部の空気を吸気する構成となる。この際、当該空間に配設されたハニカム材40には、通気孔41が形成されているため、空間全体が負圧状態になり、表面板10の全面から吸気が行われる。そのため、表面板10の前面に配設されたシート5は、接着剤等を要することなく、その吸気力により吸着される。
ここで、シート5の貼付の際には、枠材30のシート押えゴム34とゴム板35,36により、シート5の端部を挟持した後、シート5を引き伸ばしながら貼り付ければ、シート5にしわが入ることがない。このため、シート固着装置1を使用することにより、シート5の看板への貼付の際に、熟練した技術を要することなく、きれいに貼り付けることができる。
また、シート5の貼付後も、シート5の端部が枠材30により挟持されているため、シート固着装置1の側面から、シート5と表面板10との間に空気が入ることが無く、シート5がシート固着装置1から剥がれることもない。
また、シート5は、接着剤等を使用せずに貼り付けられているため、シート5の交換の際に、表面板10と裏面板20との間の空間の圧力を大気圧以上にするだけで、シート5を容易にシート固着装置1から剥がすことができ、接着剤を剥離するための清掃作業も要することなく、短期間でその交換作業を行うことが可能となる。
また、表面板10と裏面板20との間に形成された空間の所定の位置に圧力センサを設置すれば、空間内の圧力を計測し、その計測値に応じて吸気装置の吸気力を調節することにより、経済的な運用が可能となり、好適である。
また、補強部材として、可撓性のハニカム材40を使用しているため、曲面を有する建物の壁面に当該シート固着装置1を取り付ける場合でも、その曲面に合せたシート固着装置1を構成することが可能である。
図4は、図1〜図3に示した枠材30の変形例であり、前記の枠材30では、シート5の固定の際に、ボルト37により蓋材33を基材31に螺合していたものに対し、図4の枠材30’は、ローレットつまみ38で基材31’を固定することにより、蓋材33’がシート5の端部を簡易に固定するものである。したがって、シート5の端部を固定する際に、ボルトを締め付けるための工具を要することなく、作業者が手でローレットつまみ38を締めることにより、固定が可能となる。ここで、シート5の取付時には、シート5の端部をシート押えゴム34’により仮止めした後、蓋材33’の先端に設けられたゴム板35’によりさらにシート5を固定する。なお、シート押えゴム34’を設けずに、ゴム板35’のみで仮止めを行う構成としてもよいことはいうまでもない。
<第2の実施の形態>
図5は、第2の実施の形態(以下「第2実施形態」という場合がある)に係るシート固着装置の端部の詳細を示す断面図である。
図5に示すように、第2実施形態に係るシート固着装置2は、表面板10及び裏面板20が平板から構成されており、その端部に枠材50が、表面板10と裏面板20との間に形成された空間を密閉するように配置されている。
枠材50は、表面板10及び裏面板20との接合箇所に対応する位置に突出する接続部52を有する本体部51と本体部51の一部に回転可能に取り付けられている移動部53とから構成されている。移動部53には、シート固着装置2内の空間の吸気を行う吸気装置の図示しないコンプレッサから延設されて送気された空気によりふくらむエアチューブ53cを有しており、当該エアチューブ53cにより、シート5を挟持する構成となっている。
接続部52は、本体部51の表面板10及び裏面板20との当接面側から突出しており、その付け根には凹部52aを有している。枠材50のシート固着装置2への接続は、表面板10と裏面板20により接続部52を挟持することで行う。ここで、表面板10及び裏面板20の先端は、凹部52aのハニカム材40側の内面に合せて配置されている。そして、この凹部52aと表面板10又は裏面板20の厚みにより形成された溝には、当該溝と同形状のパッキン材58が配設されており、枠材50と表面板10及び裏面板20との接続部が密閉されている。
本体部51の接続部52と相対する面の後側には、移動部53を接続するための断面円形の軸材55が突出していて、前側には爪部材56が突出している。また、本体部51の後側面には、シート固着装置2の固定金具と接続するためのボルト取付部54を有している。
移動部53は、本体部51の軸材55に接続する基部53aと基部53aに伸縮可能に取り付けられている伸縮部53bとから構成されている。そして、伸縮部53bには本体部51の爪部材56に対応する位置に爪部材53dが形成されていて、シート5の設置時に爪部材56と爪部材53dとが噛み合う構成となっている。
シート固着装置2へのシート5の設置は、枠材50の移動部53を開放した状態でシート5を表面板20の前面に敷いた後、移動部53を閉じて、吸気装置を駆動させることで行われる。ここで、移動部53を開放した状態とは、図5に示す点線の状態をいい、本体部51と移動部53とが当接していない状態をいう。また、閉じた状態とは、図5の実線の状態を示しており、本体部51と移動部53とが当接した状態をいう。
吸気装置が駆動されると、表面板10と裏面板20との空間の吸気を行うとともに、吸気装置のコンプレッサ(図示せず)から空気がエアチューブ53cへ送気されて、エアチューブ53cが膨らむ。エアチューブ53cが膨らむと、移動部53の伸縮部53bが前方向に突き出し、爪部材53dが本体部51の爪部材56と噛みあうため、移動部53が広がることを防止する。また、エアチューブ53cの圧力により、シート5が固定されるため、シート5を引き伸ばしながら表面板10にしわを造ることなく貼り付けることが可能となる。ここで、本体部51のエアチューブ53cに対応する位置には、ゴム板57が配置されている。
この他の第2実施形態によるシート固着装置2の構成及び作用効果は、第1実施形態に示したシート固着装置1と同様なため、詳細な説明は省略する。
<第3の実施の形態>
図6及び図7は、第3の実施の形態(以下「第3実施形態」という場合がある)にかかるシート固着装置の端部の詳細を示す断面図である。
第3実施形態に係るシート固着装置3,4は、垂れ幕状のシート5の上下に芯材5aを水平に取り付けて、上下の芯材5aをワイヤー5bにより上下から引っ張ることにより設置する垂れ幕看板について、本発明のシート固着装置を採用した場合のものである。
当該シート固着装置3,4は、それぞれその側面にシート5の端部を挟持する挟持機能付枠材(以下単に「枠材」という)60,70を有している。
図6に示すように、シート固着装置3は移動挟持部61を有する枠材60を備えている。そして、芯材5aの引き上げ時には、移動挟持部61が開放されており、芯材5aの通過を可能としており、吸気装置(図示せず)を作動すると移動挟持部61が吸気装置のコンプレッサから送風された空気の圧力により閉じられてシート5の端部をその先端の押えゴム62により挟持する。
また、図7に示すシート固着装置4は、シート5の挟持箇所にエアチューブ71を有しており、シート5の引き上げ時には、エアチューブ71の空気が抜かれた状態のため、芯材5aの通過が可能となっており、吸気装置を作動すると、コンプレッサから空気がエアチューブ71に送気されて、エアチューブ71が膨らむことでシート5の端部を固定する。
ここで、第3実施形態に係るシート固着装置3,4において、バキュームエレメント23を各枠材60,70の内部に配置すれば、シート固着装置3,4の後面に突出物がなく、シート固着装置3,4の厚みを薄くできるとともに、エアチューブ71等への送気用のチューブ(図示せず)を短くすることが可能となり、好適である。
この構成により、垂れ幕の側方からシート5とシート固着装置3,4との間に風が吹き込むことが防止されるため、強風時においてもシート固着装置3,4にシートが吸着されており、騒音を引き起こすことがない。
その他の第3実施形態に係るシート固着装置の構成及び作用効果は、第1実施形態又は第2実施形態で示したシート固着装置と同様なため、詳細な説明は省略する。
以上、本発明について、好適な実施形態について説明したが、本発明は前記各実施形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
例えば、前記の各実施形態では、補強部材としてハニカム材を使用するものとしたが、表面板及び裏面板の変形を抑止することが可能であれば、これに限定されるものではなく、例えば図8に示すような波型部材40’を使用して、シート固着装置の厚みを薄くするものとしてもよい。この際、波型部材40’にも、通気孔41’を表面板10と裏面板20との略中間付近に形成させておけば、空間内の通気が可能となり、前記各実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
また、前記の各実施形態では、吸気装置として、コンプレッサを利用したパッシブ式の吸気装置を使用するものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、真空ポンプなどによるダイレクト式の吸気装置を使用することも可能である。
また、同様に、補強部材として、格子状の部材を使用してもよいことはいうまでもない。
また、前記シート固着装置の設置箇所は、屋外、屋内問わず設置することが可能であることはいうまでもない。
また、前記各実施形態では、表面板と裏面板との間に形成された空間に補強部材としてハニカム材を配設する構成としたが、是に限定されるものではなく、表面板及び裏面板が吸気装置の吸気力に対して十分な強度を有していて、たわみ等が生じるおそれがない場合には、設置する必要はない。
第1の実施の形態に係るシート固着装置の一部破断斜視図である。 第1の実施の形態に係るシート固着装置の背面図である。 第1の実施の形態に係るシート固着装置の端部の詳細を示す断面図である。 第1の実施の形態に係るシート固着装置の枠材の変形例を示す断面図である。 第2の実施の形態に係るシート固着装置の端部の詳細を示す断面図である。 第3の実施の形態に係るシート固着装置の端部の詳細を示す断面図である。 第3の実施の形態に係るシート固着装置の端部の詳細を示す断面図である。 補強部材の変形例を示す断面図である。
符号の説明
1〜4 シート固着装置
5 シート
10 表面板
11 空気孔
20 裏面板
30 枠材
40 ハニカム材(補強部材)

Claims (5)

  1. シートを貼り付ける板であって複数の空気孔が穿設された表面板と、
    前記表面板の裏側に所定の空間が形成されるように該表面板と対向するように配設される裏面板と、
    前記表面板と前記裏面板との周囲を覆う枠材と、
    前記空間の空気を吸気して該空間を負圧状態にする吸気装置と、
    から構成されることを特徴とするシート固着装置。
  2. 前記空間には、前記表面板と前記裏面板とのゆがみを防止する補強部材が配設されていることを特徴とする請求項1に記載のシート固着装置。
  3. 前記補強部材が、ハニカム材からなることを特徴とする請求項2に記載のシート固着装置。
  4. 前記枠材のうち、少なくとも前記表面板と前記裏面板との側面に対応する枠材が、前記表面板の前面に貼り付けられるシートの端部を挟持する挟持機能付枠材であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシート固着装置。
  5. 前記挟持機能付枠材が前記空間から吸気した空気による空気圧を利用して前記シートを挟持することを特徴とする請求項4に記載のシート固着装置。
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