JP2001191474A - 熱硬化性樹脂化粧板 - Google Patents

熱硬化性樹脂化粧板

Info

Publication number
JP2001191474A
JP2001191474A JP2000003334A JP2000003334A JP2001191474A JP 2001191474 A JP2001191474 A JP 2001191474A JP 2000003334 A JP2000003334 A JP 2000003334A JP 2000003334 A JP2000003334 A JP 2000003334A JP 2001191474 A JP2001191474 A JP 2001191474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
resin
impregnated
paper
thermosetting resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000003334A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3915357B2 (ja
Inventor
Kaori Imamichi
香織 今道
Tomoji Nagasawa
智司 長澤
Koji Moriuchi
孝二 森内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2000003334A priority Critical patent/JP3915357B2/ja
Priority to US09/708,445 priority patent/US6551694B1/en
Publication of JP2001191474A publication Critical patent/JP2001191474A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3915357B2 publication Critical patent/JP3915357B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】熱硬化性樹脂含浸紙層の表面に艶消模様を有す
る熱硬化性樹脂化粧板において、加熱加圧成形によって
も艶消模様の艶消効果が減殺されることがなく、十分な
艶差による優れたテクスチャー感を有する熱硬化性樹脂
化粧板を提供する。 【解決手段】撥液性艶消模様3を設けた熱硬化性樹脂含
浸模様紙5を基材6上に載置し、加熱加圧成形して熱硬
化性樹脂化粧板を得る。撥液性艶消模様3は、原紙1へ
の熱硬化性樹脂の含浸の前に原紙1の表面に形成するこ
とが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具又は器物等の
表面材や建築物又は車両等の内外装材として使用する熱
硬化性樹脂化粧板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりメラミン化粧板等の熱硬化性樹
脂化粧板は上記の如き各種の用途に広く使用されてい
る。これらは一般に、チタン紙等の吸水性の良い原紙の
表面に、木目等の所望の絵柄模様を印刷し、これにメラ
ミン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸してなる熱硬化性樹脂
含浸模様紙を、合板等の基材の上に載置したコア紙(ク
ラフト紙等の原紙にフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を
含浸したもの)の上に載置し、更に必要に応じてその上
にオーバーレイ紙(樹脂を含浸すると透明化する性質を
有する原紙に、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸し
たもの)を載置して、加熱加圧成形することによって製
造されている。
【0003】上記加熱加圧成形の際には、製造される化
粧板の表面を鏡面状又は所望のテクスチャー状等の一定
の状態に仕上げる目的で、熱硬化性樹脂含浸模様紙若し
くはオーバーレイ紙の上に、鏡面状又は所望のテクスチ
ャー状の表面を有する金属板(鏡面板)を載置するのが
一般的である。しかし、この方法でテクスチャー状の表
面を有する熱硬化性樹脂化粧板を製造しようとすると、
化粧板の表面のテクスチャーを絵柄模様と同調させるこ
とは極めて困難であるし、製造しようとするテクスチャ
ーの種類の分だけ予め鏡面板を用意しておかなければな
らないので、製造コストが非常に高いものになってしま
う等の問題点がある。
【0004】上記の様な機械的な賦形法(メカニカルエ
ンボス法)の他、化学的な賦形法(ケミカルエンボス
法)も開発されている。これは、絵柄模様の形成の為の
印刷インキとして、含浸する熱硬化性樹脂の硬化反応を
遅らせる作用を有する化学物質(硬化抑制剤)を含有す
る印刷インキを少なくとも一部に使用することによっ
て、加熱加圧成形の際に当該インキによる印刷部分の熱
硬化性樹脂の硬化を遅らせ、成形後に未硬化状態で残存
した樹脂を除去することによって、凹部を形成する方法
である。この方法は、一種類の鏡面板を使用して所望の
テクスチャーの形成が可能であり、テクスチャーの絵柄
模様との同調も容易である利点がある。しかしながら、
未硬化状態で残存した樹脂の除去作業や、未硬化状態の
樹脂が付着した鏡面板の洗浄作業等が煩雑で、生産性が
上がらない他、特殊な薬剤を使用することもあって、製
造コストの低減はやはり困難である。
【0005】より簡便な方法として、原紙の表面に印刷
形成する絵柄模様の少なくとも一部として、艶消剤を含
有する艶消インキを使用した艶消模様を設けるという方
法も提案されている。この方法は、一種類の鏡面板で各
種のテクスチャーに対応可能であり、しかも未硬化樹脂
の問題などもなく、艶の変化によるテクスチャーを有す
る化粧板を生産性良く簡便且つ安価に製造可能であると
いう利点がある。しかしながら、この方法で実際に化粧
板を製造すると、原紙への印刷の時点では十分な艶消効
果を有する艶消模様が形成できても、加熱加圧成形の際
に艶消インキが高い圧力によって押し潰され、表面の凹
凸が減少する結果、製造された化粧板には期待した程の
テクスチャー感が得られない場合があった。
【0006】そこで、加熱加圧成形による艶消感の減殺
を抑制する為に、艶消インキに配合する艶消剤として粒
径が数μmから数十μmに及ぶ大粒径の硬質粒子を使用
したり、艶消インキのバインダーとして硬化型樹脂を使
用して艶消模様を十分に硬化させた後に加熱加圧成形を
行う等の対策も取られてきたが、これらの対策によって
も必ずしも十分な成果は挙がっていない。その原因につ
いて本発明者らが詳細に検討したところ、加熱加圧成形
の際に、高熱によって流動化した未硬化の熱硬化性樹脂
が原紙中から滲み出し、鏡面板と艶消模様との間に侵入
して艶消模様上に被膜を形成し、この被膜が艶消模様の
表面の凹凸を埋めることによって艶消効果が減殺されて
いることが判明した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における上記した問題点を解決する目的でなされたもの
であり、その目的とするところは、熱硬化性樹脂含浸紙
層の表面に艶消模様を有する熱硬化性樹脂化粧板におい
て、加熱加圧成形によっても艶消模様の艶消効果が減殺
されることがなく、十分な艶差による優れたテクスチャ
ー感を有する熱硬化性樹脂化粧板を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、熱硬化性樹脂含浸紙層の表面に艶消模様を
有する熱硬化性樹脂化粧板において、前記艶消模様が撥
液性を有する撥液性艶消模様であることを特徴とする熱
硬化性樹脂化粧板を提供する。
【0009】また本発明は、上記熱硬化性樹脂化粧板に
おいて、前記熱硬化性樹脂含浸紙層が、吸水性の良い原
紙に撥液性を有する艶消模様を設け、しかる後に該原紙
に前記撥液性艶消模様によって撥かれる熱硬化性樹脂を
含浸してなる熱硬化性樹脂含浸模様紙を、少なくとも表
面に具備することを特徴とする熱硬化性樹脂化粧板を提
供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の熱硬化性樹脂化粧
板の実施の形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明の熱硬化性樹脂化粧板の実施の形態を示す
側断面図であり、図2は本発明の熱硬化性樹脂化粧板の
実施の形態の製造工程を示す側断面図であり、図3乃至
図5はそれぞれ本発明の熱硬化性樹脂化粧板の他の実施
の形態を示す側断面図である。
【0011】本発明の熱硬化性樹脂化粧板の一例を挙げ
れば、図1に示す様に、基材6上に、熱硬化性樹脂が含
浸され硬化された樹脂含浸模様紙5が積層されて構成さ
れるものであって、該樹脂含浸模様紙5は、原紙1の表
面に撥液性艶消模様3を有している。そして、該撥液性
艶消模様3が形成された箇所を除く部分の原紙1の表面
は、原紙1への熱硬化性樹脂の含浸時に余剰の樹脂が原
紙1の表面に残存するか、及び/又は、原紙1の内部に
含浸されていた熱硬化性樹脂が加熱加圧成形時の高温に
より流動化して表面に滲出することによって形成された
含浸樹脂被覆層4によって被覆されている。そして本発
明の熱硬化性樹脂化粧板は、この含浸樹脂被覆層4の表
面と撥液性艶消模様3の表面との艶状態の差によって、
テクスチャー感や視覚的立体感が表現されているもので
ある。
【0012】なお、樹脂含浸模様紙5を構成する原紙1
の表面には、撥液性艶消模様3の他、必要に応じて撥液
性を有しない通常の印刷インキ等による模様(以下、通
常模様という)2が形成されていても良い。この通常模
様2の表面にも、上記した原紙1の表面におけると同様
の原理により、含浸樹脂被覆層4が形成されている。ま
た、樹脂含浸模様紙5と基材6との間には、必要に応じ
て接着剤層(図示せず)若しくは熱硬化性樹脂含浸紙か
らなるコア紙7が介在していても良い。
【0013】係る本発明の熱硬化性樹脂化粧板を製造す
るには、例えば図2に示す如く、まず吸水性の良い原紙
1の表面に、必要に応じて通常模様2を形成(図2
(a))を形成した後、撥液性艶消模様3を形成し(図
2(b))、しかる後、該撥液性艶消模様3によって撥
かれる性質を有する熱硬化性樹脂を原紙1に含浸させる
と共に、該撥液性艶消模様3が形成された箇所を除く原
紙1の表面に、原紙1中に含浸されずに原紙1の表面に
残存した熱硬化性樹脂によって含浸樹脂被覆層4を形成
する(図2(c))。
【0014】こうして得た樹脂含浸模様紙を、必要に応
じて熱硬化性樹脂含浸紙からなるコア紙7を介して、基
材6上に載置し、樹脂含浸模様紙5の表面上に金属板
(鏡面板)8を当接して加熱加圧成形し(図2
(d))、原紙1中に含浸された熱硬化性樹脂を硬化さ
せて基材6やコア紙7と一体化させる。その際、高温に
より流動化した熱硬化性樹脂が原紙1の内部から表面に
滲出し、撥液性艶消模様3と金属板(鏡面板)8との間
隙に侵入しようとしても、撥液性艶消模様3によって撥
かれるために侵入することができず、撥液性艶消模様3
上には含浸樹脂被覆層4が形成されず、艶消感が保持さ
れる。こうして十分に硬化した後に脱型すれば、目的の
熱硬化性樹脂化粧板を得ることができる(図2
(e))。
【0015】なお、上記の製造工程において、通常模様
2と撥液性艶消模様3とが重複する箇所を有しない場合
には、両者の形成順序は上記と逆であっても良いが、両
者が重複する箇所を有する場合には、上述した通り、通
常模様2の形成後に撥液性艶消模様3を形成する必要が
ある。
【0016】また、通常模様2や撥液性艶消模様3の形
成は、原紙1への熱硬化性樹脂の含浸後であっても良
い。この場合にも、後の加熱加圧成形工程において、高
温により流動化し原紙1の表面に滲出した含浸樹脂は、
撥液性艶消模様3により撥かれる為に、撥液性艶消模様
3上に含浸樹脂被覆層4が形成されることはない。一
方、撥液性を有しない通常模様2と金属板(鏡面板)8
との間隙には、通常模様2の周囲の原紙1の表面から滲
出したり通常模様2を透過して滲出した樹脂によって含
浸樹脂被覆層4が形成されるから、結果的には前記した
製造工程の場合と同様の構造の熱硬化性樹脂化粧板が得
られる。
【0017】但し、撥液性艶消模様3の形成を原紙1へ
の熱硬化性樹脂の含浸の後で行うと、原紙1の表面に既
に形成された含浸樹脂被覆層4の上に撥液性艶消模様3
を形成することになり、撥液性艶消模様3と含浸樹脂と
の親和性が低いこともあって、撥液性艶消模様3と原紙
1との十分な密着性が得られない場合がある。従って、
撥液性艶消模様3の形成は、原紙1の少なくとも表面
(撥液性艶消模様3の形成面)への熱硬化性樹脂の含浸
の前に行うことが望ましい。
【0018】原理的には、原紙1の裏面にまず樹脂を含
浸し、表面に撥液性艶消模様3を形成した後に、表面側
から再度樹脂含浸処理を施すことも差し支えない。しか
しながら、製造工程の簡便性や、印刷工程の容易性等を
考慮すると、未含浸の原紙1の表面に撥液性艶消模様3
を形成した後に、該撥液性艶消模様3によって撥かれる
熱硬化性樹脂を含浸する工程によることが、最も望まし
い。
【0019】本発明において原紙1としては、後に熱硬
化性樹脂の含浸が可能な吸水性の良い紙等の繊維質シー
ト状体であれば良く、例えば薄葉紙、チタン紙、上質
紙、晒又は未晒クラフト紙等が使用可能である。中でも
印刷適性と樹脂含浸適性の両面で優れたチタン紙が最も
好適である。また、基材6の表面の質感を活かしたい場
合等には、樹脂の含浸により透明化する性質を有する所
謂透明紙を使用することもできる。原紙1の厚さには特
に制約はないが、一般的には坪量20〜200g/m2
程度の範囲内のものが使用される。
【0020】本発明において、通常模様2や撥液性艶消
模様3がなす絵柄模様の種類には特に制約はなく、例え
ば木目柄、石目柄、布目柄、抽象柄、幾何学図形、文
字、記号等、或いはそれらの2種以上の組み合わせ等、
所望により任意である。撥液性艶消模様3は、所望の絵
柄模様の中で、艶消状の質感を表現したい箇所や、視覚
的に凹状部として表現したい箇所等に形成する。前者の
例としては木目柄における春材部(光沢状の秋材部に対
する)、後者の例としては同じく木目柄における導管溝
部分等を挙げることができる。なお、撥液性艶消模様3
は無色であっても良いが、色彩模様と凹凸模様との同調
効果を得る為、着色模様とすることが望ましい。
【0021】通常模様2は、撥液性を有しない通常の印
刷インキを使用して通常の印刷方法で設けることができ
る。印刷インキの種類には特に制約はなく、油性インキ
であっても良いが、樹脂含浸適性を考慮すると水性イン
キを使用することが望ましい。それは、水性インキの方
が油性インキと比較して含浸樹脂の水溶液との馴染みが
良く、後の含浸工程において迅速且つ均一に含浸可能で
あり、しかも含浸樹脂との一体化によって優れた強度を
発現することができるからである。
【0022】上記水性インキの種類にも特に制約はない
が、特にそのバインダー樹脂がカゼイン、エマルジョン
樹脂及び/又はラテックス樹脂を主成分とするものを使
用することが最も望ましい。これらのバインダー樹脂
は、インキの印刷後に乾燥工程を経ることによって難水
溶化する性質を有しており、後の樹脂含浸工程において
含浸樹脂の水溶液に再溶解しにくいので、絵柄模様を損
なうことがなく、且つ含浸樹脂の汚染のおそれもないか
らである。
【0023】上記エマルジョン樹脂としては、例えばア
クリル系、酢酸ビニル系、スチレン系、ウレタン系等、
上記ラテックス樹脂としては、例えばスチレン−ブタジ
エン系、アクリロニトリル−ブタジエン系、メチルメタ
クリレート−ブタジエン系等を使用することができる。
【0024】また、これらカゼイン、エマルジョン樹脂
及び/又はラテックス樹脂の他に、インキの安定性の向
上を目的として、例えばポリビニルアルコール、ポリア
クリルアミド等の水溶性樹脂や、多糖類、セルロース誘
導体等の水溶性高分子等を併用したものであっても良
い。
【0025】通常模様2の形成方法にも特に制約はな
く、例えばグラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリ
ーン印刷法、フレキソ印刷法、凸版印刷法、インクジェ
ット印刷法等の任意の印刷方法によることができる。ま
た、下地着色を目的としてベタインキ層を設ける場合に
は、該ベタインキ層の形成方法として、上記各種の印刷
方法の他、例えばロールコート法、グラビアコート法、
ロッドコート法、ナイフコート法、エアーナイフコート
法、スプレーコート法、リップコート法、ダイコート法
等の任意のコーティング方法によることもできる。
【0026】撥液性艶消模様3を形成するためのインキ
の種類にも特に制約はなく、通常模様2の使用する印刷
インキと同種のものであっても異なっていても良いが、
撥液性の付与の為に、撥液性のバインダー樹脂を使用す
るか、若しくは撥液剤を添加する必要がある。
【0027】撥液性のバインダー樹脂としては例えばシ
リコーン系樹脂又はフッ素系樹脂等、撥液剤としては例
えばポリエチレンワックス等のパラフィン類や、脂肪酸
又はその誘導体、金属石鹸、シリコーン系化合物、フッ
素系化合物等の低表面張力の物質が使用され、中でもシ
リコーン系化合物又はフッ素系化合物からなる撥液剤が
撥液効果の面で最も優れている。
【0028】また、撥液性艶消模様3を形成するための
印刷インキには、印刷後のインキ層の表面に所望の艶消
状の表面状態を得る為に、適宜の艶消剤が添加される。
係る艶消剤としては、例えばシリカ、アルミナ、炭酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、ガラス粉、タルク、クレー、
珪藻土、シラスバルーン等の無機質粉体や合成樹脂ビー
ズ等が使用される。粒径は所望の艶消感に応じて任意で
あるが、平均粒径0.5〜50μm程度の範囲内から選
ばれるのが最も一般的である。
【0029】撥液性艶消模様3は、最終製品である熱硬
化性樹脂化粧板において含浸樹脂被覆層4によって保護
されることなく表面に露出する層であるから、化粧板の
機械的及び化学的表面物性の観点からは、熱硬化性樹脂
又は電離放射線硬化性樹脂等の硬化性樹脂をバインダー
とする印刷インキによって形成することが望ましい。こ
の様に構成すると、加熱加圧成形時の熱や圧力の作用を
受けても、撥液性艶消模様3の表面が平坦化して艶消感
が損なわれることがなく、艶差によるテクスチャー感や
視覚的立体感に優れた熱硬化性樹脂化粧板を安定的に製
造することができる利点もある。
【0030】係る硬化性樹脂としては、例えばメラミン
系樹脂、エポキシ系樹脂、尿素系樹脂、フェノール系樹
脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ジアリルフタレート系
樹脂、ベンゾグアナミン系樹脂、ウレタン系樹脂、アミ
ノアルキド系樹脂、シリコーン系樹脂等の熱硬化性樹脂
や、(メタ)アクリレート系樹脂、不飽和ポリエステル
系樹脂等の電離放射線硬化性樹脂等を使用することがで
きる。
【0031】撥液性艶消模様3のなす絵柄模様の種類に
は特に制約はなく、通常模様2と同調していても非同調
であっても良いが、一般的には同調させた方がより意匠
性に優れた熱硬化性樹脂化粧板を得ることができる。
【0032】こうして通常模様2や撥液性艶消模様3を
形成した原紙1に含浸する熱硬化性樹脂としては、従来
より係る熱硬化性樹脂化粧板の製造用に使用されている
公知の任意の熱硬化性樹脂を採用することができる。具
体的には例えばメラミン系樹脂、エポキシ系樹脂、ジア
リルフタレート系樹脂、ベンゾグアナミン系樹脂、ウレ
タン系樹脂、アルキド系樹脂、不飽和ポリエステル系樹
脂、フェノール系樹脂、尿素系樹脂等である。これらは
一般に、水中に溶解又は分散した水系含浸液の形で原紙
1に含浸される。
【0033】熱硬化性樹脂の含浸は、通常模様2や撥液
性艶消模様3を形成した(又は後に形成する)原紙1の
撥液性艶消模様3面側から行っても良いし、反対面側か
ら行っても良い。また、片面ずつ2回に分けて含浸させ
たり、両面から同時に含浸させても良い。含浸後に印刷
を施す場合には、原紙1の抄造と同時に熱硬化性樹脂を
含浸(混抄)させて製造された原紙1を使用することも
可能である。熱硬化性樹脂の含浸率(含浸後の重量に占
める含浸樹脂の重量の比率)は、通例20〜80%程度
であり、中でも40〜70%程度の範囲内が最も望まし
い。また、物性に優れた熱硬化性樹脂化粧板を得る為に
は、原紙1の全体に均一に樹脂が含浸されることが重要
である。
【0034】この様にして作製された樹脂含浸模様紙5
を基材6上に載置し、樹脂含浸模様紙5の表面に金属板
(鏡面板)8を載置して加熱加圧成形することによっ
て、本発明の熱硬化性樹脂化粧板が得られる。
【0035】ここで使用する基材6の種類には特に制約
はなく、目的とする熱硬化性樹脂化粧板の用途に応じて
任意であり、例えば木材単板、合板、集成材、パーティ
クルボード、中密度繊維板、硬質繊維板等の木質基材
や、板紙、織布、不織布、樹脂含浸紙、樹脂含浸布等の
繊維質基材、石膏ボード、スレート板、珪酸カルシウム
板、スラグ石膏板、木毛セメント板、スラグセメント
板、軽量気泡コンクリート板、ガラス繊維強化コンクリ
ート板等の無機質基材、鋼板、真鍮板、アルミニウム
板、ジュラルミン板、ステンレス板等の金属基材、アク
リル樹脂板、スチロール樹脂板、ABS樹脂板、ポリカ
ーボネート樹脂板、ナイロン樹脂板、ポリスチレン樹脂
板、ポリプロピレン樹脂板、ポリエステル樹脂板、ガラ
ス繊維強化プラスチック板等の合成樹脂基材等、或いは
これらから選ばれる2種以上の複合体又は積層体等を適
宜使用することができる。
【0036】基材6上に樹脂含浸模様紙5を積層する際
には、必要に応じて適宜の接着剤(図示せず)を介して
積層しても良いし、接着剤等を介さずに直接積層しても
良い。また、必要に応じて、従来のメラミン樹脂化粧板
等におけると同様、コア紙7を介して積層することもで
きる。
【0037】上記コア紙7とは、例えばチタン紙、晒又
は未晒クラフト紙、ガラス繊維不織布等の適宜の原紙に
未硬化状態の熱硬化性樹脂が含浸されているものであ
り、該熱硬化性樹脂としては、例えばメラミン系樹脂、
エポキシ系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂、ベンゾグ
アナミン系樹脂、ウレタン系樹脂、アルキド系樹脂、不
飽和ポリエステル系樹脂、フェノール系樹脂、尿素系樹
脂等、任意であり、目的の熱硬化性樹脂化粧板に要求さ
れる物性等に応じて適宜選択すれば良い。具体例を挙げ
れば、従来よりメラミン樹脂化粧板用のコア紙として広
く採用されているフェノール樹脂含浸クラフト紙等を使
用することができる。
【0038】樹脂含浸模様紙5を基材6上に積層し接着
するための加熱加圧成形方法としては、上述した金属板
(鏡面板)8を当接して平圧プレスする方法の他、円圧
式の連続ラミネート方式を採用することもできる。特
に、金属製無端ベルトを使用した連続ラミネート方式を
採用すると、表面の反りや波打ち等がなく、しかも層間
密着性良く稠密に硬化一体化された高品質の熱硬化性樹
脂化粧板を、高速度で連続的に製造できる利点がある。
【0039】加熱加圧成形の工程において、成形後の含
浸樹脂被覆層4の表面形状は、使用する金属板(鏡面
板)8や金属製無端ベルトの表面形状がそのまま賦形さ
れたものとなるから、これらの金属板(鏡面板)8や金
属製無端ベルトとして、表面が鏡面状等の平滑面に研磨
されたものを使用すれば、表面の光沢度や平滑性に優れ
た熱硬化性樹脂化粧板を得ることができる。
【0040】勿論、必要に応じて、所望の任意の艶消状
やテクスチャー状の金属板(鏡面板)8や金属製無端ベ
ルトを使用することによって、所望の任意の表面仕上げ
状態の熱硬化性樹脂化粧板を得ることも可能である。
【0041】本発明の熱硬化性樹脂化粧板は、以上に詳
述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形を加えて実施
することができる。
【0042】例えば、図3に示す実施の形態は、先に図
1に示した実施の形態における1枚の樹脂含浸模様紙5
を、樹脂の含浸により透明化する性質を有する原紙であ
る透明紙11に、撥液性艶消模様3を形成すると共に、
熱硬化性樹脂を含浸してなる表面樹脂含浸模様紙51
と、通常の原紙12に通常模様2を形成すると共に熱硬
化性樹脂を含浸してなる中間樹脂含浸模様紙52とを表
面側から順次積層した、2枚の樹脂含浸模様紙51、5
2によって置換したものである。
【0043】係る構成を採用すると、通常模様2と撥液
性艶消模様3とが透明紙11で隔離されているので、見
る角度によって両者の位置関係が変化して見えることに
より、深み感や視覚的立体感に優れた高意匠性の熱硬化
性樹脂化粧板を得ることができる。
【0044】撥液性艶消模様3のインキ膜厚を十分に薄
く形成し、後の樹脂含浸工程において、撥液性艶消模様
3が形成された箇所を除く原紙1の表面上に、撥液性艶
消模様3の膜厚よりも厚い含浸樹脂被覆層4を形成させ
ることによって、撥液性艶消模様3の形成箇所に凹状部
を形成し、該凹状部を保持しつつ加熱加圧成形を行う
と、撥液性艶消模様3が形成された箇所に同調した凹状
部を有する熱硬化性樹脂化粧板を得ることができる(図
4)。この様な構成の熱硬化性樹脂化粧板は、艶の変化
と同調した表面凹凸形状を有することにより、極めて立
体的な意匠感に富んだものとなる。
【0045】逆に、撥液性艶消模様3を盛り上げ印刷等
の手法により十分に厚く形成し、含浸樹脂被覆層4を撥
液性艶消模様3よりも薄く形成させると、艶消部分が凸
状部となった熱硬化性樹脂化粧板を得ることもできる
(図5)。この場合、加熱加圧成形の際に、樹脂含浸模
様紙5の表面に金属板(鏡面板)8等の硬質体を直接当
接して成形すると、成形圧力によって撥液性艶消模様3
が原紙1中に埋入し、図1に示す形態と外見上実質的に
変わらなくなってしまうので、樹脂含浸模様紙5と金属
板(鏡面板)8との間に、例えばシリコーンゴム板等の
耐熱性弾性体を介して加熱加圧成形を行うのが良い。
【0046】
【実施例】吸水性の良い坪量100g/m2の化粧紙用
チタン紙に、カゼインを主成分とした水性インキを使用
して、ダイレクトグラビア印刷方式によって木目模様を
印刷し、更にインラインで、シリコーン系撥液剤及びシ
リカ系艶消剤を添加した硬化型ウレタン樹脂系インキを
使用して、ダイレクトグラビア印刷方式によって前記木
目模様と同調した導管模様状に撥液性艶消模様を印刷形
成した。
【0047】しかる後、該撥液性艶消模様によって撥か
れる性質を有する水性メラミン系樹脂液を浸漬含浸し、
撥液性艶消模様上の含浸樹脂被覆層を十分に撥かせた
後、十分に乾燥させた。その際、含浸乾燥後の樹脂含浸
模様紙の坪量が200g/m2となる様に樹脂含浸量を
調節した。
【0048】得られた樹脂含浸模様紙を、コア紙(フェ
ノール樹脂含浸クラフト紙)を介して厚さ5mmのパー
ティクルボード基材上に載置し、樹脂含浸模様紙の表面
に鏡面板を当接させて加熱加圧成形硬化させて、本発明
の熱硬化性樹脂化粧板を得た。
【0049】
【発明の効果】本発明の熱硬化性樹脂化粧板は、熱硬化
性樹脂含浸紙層の表面に艶消模様を有する熱硬化性樹脂
化粧板において、前記艶消模様が撥液性を有する撥液性
艶消模様であることにより、加熱加圧成形工程におい
て、熱硬化性樹脂含浸紙層を構成する原紙中に含浸され
た熱硬化性樹脂が、加熱により流動化して原紙の表面上
に滲出してきても、撥液性艶消模様によって撥かれる為
に、撥液性艶消模様と鏡面板等との間隙に侵入せず、撥
液性艶消模様上に含浸樹脂被覆層が形成されないから、
撥液性艶消模様の艶消感が含浸樹脂被覆層によって減殺
されることがなく、他の部分との艶の差によるテクスチ
ャー感や材質感、視覚的立体感等に優れた高意匠性の熱
硬化性樹脂化粧板を容易に得ることができるという優れ
た効果を奏するものである。
【0050】就中、前記熱硬化性樹脂含浸紙層が、吸水
性の良い原紙に撥液性艶消模様を設け、しかる後に該原
紙に前記撥液性艶消模様によって撥かれる熱硬化性樹脂
を含浸してなる熱硬化性樹脂含浸模様紙を、少なくとも
表面に具備することにより、撥液性艶消模様がそれと親
和性の低い含浸用熱硬化性樹脂の被覆層を介さずに原紙
上に直接に設けられるので、原紙と撥液性艶消模様との
間に十分な密着性を確保することができる。しかも、樹
脂の含浸工程では、含浸樹脂が撥液性艶消模様によって
撥かれることにより、撥液性艶消模様上に含浸樹脂被覆
層が形成されることなく、テクスチャー感等に優れた高
意匠性の熱硬化性樹脂化粧板を容易に得ることができる
という優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱硬化性樹脂化粧板の実施の形態を示
す側断面図である。
【図2】本発明の熱硬化性樹脂化粧板の実施の形態の製
造工程を示す側断面図である。
【図3】本発明の熱硬化性樹脂化粧板の実施の形態を示
す側断面図である。
【図4】本発明の熱硬化性樹脂化粧板の実施の形態を示
す側断面図である。
【図5】本発明の熱硬化性樹脂化粧板の実施の形態を示
す側断面図である。
【符号の説明】
1‥‥原紙 11‥‥透明紙 12‥‥原紙 2‥‥通常模様 3‥‥撥液性模様 4‥‥含浸樹脂被覆層 5‥‥樹脂含浸模様紙 51‥‥表面樹脂含浸模様紙 52‥‥中間樹脂含浸模様紙 6‥‥基材 7‥‥コア紙 8‥‥金属板(鏡面板)
フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 CA36 CA37 CB02 CB21 DA04 DB18 DC01 DC12 DC33 DC38 EA19 4F100 AK01A AK36 AK51 AP03 AR00B AT00C BA02 BA03 BA07 BA10B BA10C DG10A EJ82A GB08 GB31 GB71 GB81 HB00B HB31B JB06B JB13A JD15A JL00 JN26B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱硬化性樹脂含浸紙層の表面に艶消模様を
    有する熱硬化性樹脂化粧板において、前記艶消模様が撥
    液性を有する撥液性艶消模様であることを特徴とする熱
    硬化性樹脂化粧板。
  2. 【請求項2】前記熱硬化性樹脂含浸紙層が、吸水性の良
    い原紙に撥液性艶消模様を設け、しかる後に該原紙に前
    記撥液性艶消模様によって撥かれる熱硬化性樹脂を含浸
    してなる熱硬化性樹脂含浸模様紙を、少なくとも表面に
    具備することを特徴とする請求項1に記載の熱硬化性樹
    脂化粧板。
JP2000003334A 1999-11-12 2000-01-12 熱硬化性樹脂化粧板の製造方法 Expired - Lifetime JP3915357B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000003334A JP3915357B2 (ja) 2000-01-12 2000-01-12 熱硬化性樹脂化粧板の製造方法
US09/708,445 US6551694B1 (en) 1999-11-12 2000-11-09 Thermosetting resin decorative board and method of producing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000003334A JP3915357B2 (ja) 2000-01-12 2000-01-12 熱硬化性樹脂化粧板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001191474A true JP2001191474A (ja) 2001-07-17
JP3915357B2 JP3915357B2 (ja) 2007-05-16

Family

ID=18532296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000003334A Expired - Lifetime JP3915357B2 (ja) 1999-11-12 2000-01-12 熱硬化性樹脂化粧板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3915357B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011508684A (ja) * 2007-12-21 2011-03-17 サーファス・テクノロジーズ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディトゲゼルシャフト 積層体を製造するための方法
KR20180001573A (ko) * 2014-11-20 2018-01-04 플루어링 테크놀로지스 엘티디. 목재 보드의 피니싱 방법
JP2019171833A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 住友ベークライト株式会社 化粧板および化粧板の製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019077158A (ja) * 2017-10-27 2019-05-23 凸版印刷株式会社 化粧シート、化粧板、化粧シートの製造方法、化粧板の製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011508684A (ja) * 2007-12-21 2011-03-17 サーファス・テクノロジーズ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディトゲゼルシャフト 積層体を製造するための方法
KR20180001573A (ko) * 2014-11-20 2018-01-04 플루어링 테크놀로지스 엘티디. 목재 보드의 피니싱 방법
JP2018502737A (ja) * 2014-11-20 2018-02-01 フローリング・テクノロジーズ・リミテッドFlooring Technologies Ltd. 木製ボードの仕上げ方法
KR101955148B1 (ko) 2014-11-20 2019-03-06 플루어링 테크놀로지스 엘티디. 목재 보드의 피니싱 방법
CN112476701A (zh) * 2014-11-20 2021-03-12 地板技术有限公司 用于对木材板进行精加工的方法
JP2019171833A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 住友ベークライト株式会社 化粧板および化粧板の製造方法
JP7091774B2 (ja) 2018-03-29 2022-06-28 住友ベークライト株式会社 化粧板および化粧板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3915357B2 (ja) 2007-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6551694B1 (en) Thermosetting resin decorative board and method of producing the same
WO2019230373A1 (ja) 樹脂含浸化粧板用化粧紙、樹脂含浸化粧紙及び樹脂含浸化粧板
JP7000700B2 (ja) 樹脂含浸化粧板用化粧紙及び樹脂含浸化粧板
JP4269513B2 (ja) 熱硬化性樹脂化粧板の製造方法
WO2021235122A1 (ja) 樹脂含浸化粧紙、及び樹脂含浸化粧板
JP3997803B2 (ja) 化粧材
JP3915357B2 (ja) 熱硬化性樹脂化粧板の製造方法
JP7383228B2 (ja) 樹脂含浸化粧紙、及び樹脂含浸化粧板
JP4269446B2 (ja) 熱硬化性樹脂化粧板及びその製造方法
JP6878928B2 (ja) 樹脂含浸化粧板及び樹脂含浸化粧板の製造方法
JPS602989B2 (ja) 剥離シ−ト及びその製造方法
JP2019077158A (ja) 化粧シート、化粧板、化粧シートの製造方法、化粧板の製造方法
JP4029635B2 (ja) 熱硬化性樹脂化粧板用化粧紙及び熱硬化性樹脂化粧板
JP3465103B2 (ja) 模様に同調した凹凸感を有する化粧材とその製造法
JPS58110250A (ja) 同調エンボス化粧板の製造法
JP2626762B2 (ja) 着色塗装した硬化型樹脂化粧板の製造方法
KR100404132B1 (ko) 옵셋 인쇄지를 이용한 멜라민 화장판 및 그의 제조방법
JP2019123188A (ja) 化粧シート、化粧板、化粧シートの製造方法及び化粧板の製造方法
JPH04128042A (ja) 化粧材シート及びその製造方法
WO2006013463A2 (en) Method for producing abrasion-resistant decorative layers, in particular for facing laminates and/ or flooring, and abrasion-resistant decorative layer and laminate produced using such a method
JP2002067219A (ja) 金属光沢を有する熱硬化性樹脂化粧材
JP2024011729A (ja) 樹脂含浸化粧紙および樹脂含浸化粧板
JPS58136446A (ja) 同調エンボス化粧板の製造法
JP2001129957A (ja) 化粧材
JPH0427943B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20031215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051011

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3915357

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120216

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130216

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140216

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term