JP2001190998A - 塗装用マスク材 - Google Patents
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/10—Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working
Landscapes
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ドアサッシュへの装着も簡便で作業者による
バラツキのない安定した塗装面が得られて、リサイクル
使用も可能な塗装用マスク材を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ドアサッシュ3とドアパネル1とが異な
った色に塗装されるドアのドアサッシュに装着される塗
装用マスク材Lにおいて、該塗装用マスク材Lを樹脂に
て構成するとともにその長さ方向両縁部をそれぞれドア
サッシュ3におけるウェザストリップ取付溝3Aとウィ
ンドガラス溝3Bに係止する。
バラツキのない安定した塗装面が得られて、リサイクル
使用も可能な塗装用マスク材を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ドアサッシュ3とドアパネル1とが異な
った色に塗装されるドアのドアサッシュに装着される塗
装用マスク材Lにおいて、該塗装用マスク材Lを樹脂に
て構成するとともにその長さ方向両縁部をそれぞれドア
サッシュ3におけるウェザストリップ取付溝3Aとウィ
ンドガラス溝3Bに係止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の塗装工程
において使用され、ドアサッシュとドアパネルとが異な
った色に塗装されるドアのドアサッシュに装着される塗
装用マスク材に関する。
において使用され、ドアサッシュとドアパネルとが異な
った色に塗装されるドアのドアサッシュに装着される塗
装用マスク材に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアサッシュを意匠的な趣向か
ら黒塗装することがなされているが、そのような場合の
ドアの塗装において、中塗り工程でドアサッシュを黒塗
りした後、ドアパネルの上塗り工程に先立って、前記黒
塗りしたドアサッシュ部分にドアパネルにおける上塗り
工程での塗装色の塗料がかからないようにマスキングが
なされる。従来は、塗装用マスク材としてアルミ箔やポ
リラミ紙等を用いて、黒塗装、焼付けされたドアサッシ
ュ部をくるんでマスキングし、該塗装用マスク材の端部
および数カ所をテープ等で止めた上で、ドアパネルを所
定の塗装色にて上塗り塗装し、これを焼付けていた。
ら黒塗装することがなされているが、そのような場合の
ドアの塗装において、中塗り工程でドアサッシュを黒塗
りした後、ドアパネルの上塗り工程に先立って、前記黒
塗りしたドアサッシュ部分にドアパネルにおける上塗り
工程での塗装色の塗料がかからないようにマスキングが
なされる。従来は、塗装用マスク材としてアルミ箔やポ
リラミ紙等を用いて、黒塗装、焼付けされたドアサッシ
ュ部をくるんでマスキングし、該塗装用マスク材の端部
および数カ所をテープ等で止めた上で、ドアパネルを所
定の塗装色にて上塗り塗装し、これを焼付けていた。
【0003】このような従来のマスキング方法では、塗
装用マスク材のマスキングに熟練を必要とし、作業者の
熟練の度合いによって塗装の品質にバラツキを生じてい
た。しかも、これらの塗装用マスク材はその都度廃棄処
分していたため産業廃棄物を放出して好ましいことでは
なかった。このようなことから、上記問題点を解消すべ
く種々のマスクキング方法が提案されきた。例えば、図
3に示すような特開平8−170170号公報に開示さ
れたものがある。これは、被塗装物Bにおける塗装禁止
部Aの周囲に形成した見切り溝Cに樹脂製のマスキング
治具Mのフランジ部Fを係止して、塗装禁止部Aへの塗
装の付着を防止するもので、その際、マスキング治具M
の本体部とフランジ部Fとのなす角度を鋭角とすること
によって、鮮明な見切り線を確保するようにしたもので
ある。
装用マスク材のマスキングに熟練を必要とし、作業者の
熟練の度合いによって塗装の品質にバラツキを生じてい
た。しかも、これらの塗装用マスク材はその都度廃棄処
分していたため産業廃棄物を放出して好ましいことでは
なかった。このようなことから、上記問題点を解消すべ
く種々のマスクキング方法が提案されきた。例えば、図
3に示すような特開平8−170170号公報に開示さ
れたものがある。これは、被塗装物Bにおける塗装禁止
部Aの周囲に形成した見切り溝Cに樹脂製のマスキング
治具Mのフランジ部Fを係止して、塗装禁止部Aへの塗
装の付着を防止するもので、その際、マスキング治具M
の本体部とフランジ部Fとのなす角度を鋭角とすること
によって、鮮明な見切り線を確保するようにしたもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のマスキング方法では、被塗装物Bの表面等に見切り
溝等を刻設したり、マスキング治具Mにおけるフランジ
部Fの角度管理が面倒であり、用途がきわめて限定され
がちであった。したがって、自動車のドアサッシュのよ
うな特定の部材のマスキングには不向きであった。しか
も、樹脂製の塗装用マスク材の場合は、一般に塗料との
親和性に欠けるため、上塗り塗装の際に、該上塗り用の
塗料が塗装用マスク材の表面に付着せずに上塗り塗装面
に落ちて粒状の不良部を発生する虞れがあった。
来のマスキング方法では、被塗装物Bの表面等に見切り
溝等を刻設したり、マスキング治具Mにおけるフランジ
部Fの角度管理が面倒であり、用途がきわめて限定され
がちであった。したがって、自動車のドアサッシュのよ
うな特定の部材のマスキングには不向きであった。しか
も、樹脂製の塗装用マスク材の場合は、一般に塗料との
親和性に欠けるため、上塗り塗装の際に、該上塗り用の
塗料が塗装用マスク材の表面に付着せずに上塗り塗装面
に落ちて粒状の不良部を発生する虞れがあった。
【0005】そこで本発明は、上記従来の塗装用マスク
材の課題を解決して、樹脂製の利点を活かして、ドアサ
ッシュへの装着も簡便で作業者によるバラツキのない安
定した塗装面が得られて、リサイクル使用も可能にして
産業廃棄物の放出を低減させるとともに、上塗り塗装面
の汚損もない塗装用マスク材を提供することを目的とす
る。
材の課題を解決して、樹脂製の利点を活かして、ドアサ
ッシュへの装着も簡便で作業者によるバラツキのない安
定した塗装面が得られて、リサイクル使用も可能にして
産業廃棄物の放出を低減させるとともに、上塗り塗装面
の汚損もない塗装用マスク材を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、ドア
サッシュとドアパネルとが異なった色に塗装されるドア
のドアサッシュに装着される塗装用マスク材において、
該塗装用マスク材を樹脂にて構成するとともにその長さ
方向両縁部をそれぞれドアサッシュにおけるウェザスト
リップ取付溝とウィンドガラス溝に係止するように構成
したことを特徴とするものである。また本発明は、前記
塗装用マスク材におけるウェザストリップ取付溝あるい
はウィンドガラス溝への係止のための長さ方向両縁部近
傍から分岐させた見切り延設部を設けたことを特徴とす
るものである。また本発明は、前記塗装用マスク材をド
アサッシュの形状に合わせて分割したことを特徴とする
ものである。また本発明は、前記塗装用マスク材の端部
および所定部位をクリップにより固定するように構成す
るとともに、塗装用マスク材にクリップ用の目印を付し
たことを特徴とするものである。また本発明は、前記目
印はクリップと係合可能に構成されたことを特徴とする
ものである。また本発明は、ドアサッシュとドアパネル
とが異なった色に塗装されるドアのドアサッシュに装着
される塗装用マスク材において、該塗装用マスク材を樹
脂にて構成するとともに、塗料と親和性の高い樹脂用プ
ライマーを塗布したことを特徴とするもので、これらを
課題解決のための手段とするものである。
サッシュとドアパネルとが異なった色に塗装されるドア
のドアサッシュに装着される塗装用マスク材において、
該塗装用マスク材を樹脂にて構成するとともにその長さ
方向両縁部をそれぞれドアサッシュにおけるウェザスト
リップ取付溝とウィンドガラス溝に係止するように構成
したことを特徴とするものである。また本発明は、前記
塗装用マスク材におけるウェザストリップ取付溝あるい
はウィンドガラス溝への係止のための長さ方向両縁部近
傍から分岐させた見切り延設部を設けたことを特徴とす
るものである。また本発明は、前記塗装用マスク材をド
アサッシュの形状に合わせて分割したことを特徴とする
ものである。また本発明は、前記塗装用マスク材の端部
および所定部位をクリップにより固定するように構成す
るとともに、塗装用マスク材にクリップ用の目印を付し
たことを特徴とするものである。また本発明は、前記目
印はクリップと係合可能に構成されたことを特徴とする
ものである。また本発明は、ドアサッシュとドアパネル
とが異なった色に塗装されるドアのドアサッシュに装着
される塗装用マスク材において、該塗装用マスク材を樹
脂にて構成するとともに、塗料と親和性の高い樹脂用プ
ライマーを塗布したことを特徴とするもので、これらを
課題解決のための手段とするものである。
【0007】
【実施の形態】以下、本発明の塗装用マスク材の実施の
形態を図面に基づいて説明する。図1および図2は本発
明の塗装用マスク材の1実施の形態を示すもので、図1
(A)は左側のフロントおよびリヤドアに塗装用マスク
材が装着された状態を示す正面図、図1(B)は図1
(A)のA矢視図、図1(C)は図1(A)のB矢視
図、図1(D)は塗装用マスク材の縁部の変形例を示す
拡大図、図2はクリップによる塗装用マスク材の固定状
態を示す図である。図1(A)のようにフロントおよび
リヤドアのドアサッシュ3、4(黒色)とドアパネル
1、2(車両色)とが異なった色に塗装されるドアのド
アサッシュ3、4に装着される塗装用マスク材におい
て、該塗装用マスク材Lを樹脂にて構成するとともに,
図1(B)および図1(C)に示すように、その長さ方
向両縁部をそれぞれドアサッシュ3、4におけるウェザ
ストリップ取付溝3A、4Aとウィンドガラス溝3B、
4Bに係止するように構成したことを特徴とするもので
ある。また、マスク材Lの裏面(サッシュとの当接面)
には補強のためのリブEが設けられている。塗装用マス
ク材Lは変成PPE(ポリフェニレンエーテル)もしく
はその複合材料の樹脂から構成される。
形態を図面に基づいて説明する。図1および図2は本発
明の塗装用マスク材の1実施の形態を示すもので、図1
(A)は左側のフロントおよびリヤドアに塗装用マスク
材が装着された状態を示す正面図、図1(B)は図1
(A)のA矢視図、図1(C)は図1(A)のB矢視
図、図1(D)は塗装用マスク材の縁部の変形例を示す
拡大図、図2はクリップによる塗装用マスク材の固定状
態を示す図である。図1(A)のようにフロントおよび
リヤドアのドアサッシュ3、4(黒色)とドアパネル
1、2(車両色)とが異なった色に塗装されるドアのド
アサッシュ3、4に装着される塗装用マスク材におい
て、該塗装用マスク材Lを樹脂にて構成するとともに,
図1(B)および図1(C)に示すように、その長さ方
向両縁部をそれぞれドアサッシュ3、4におけるウェザ
ストリップ取付溝3A、4Aとウィンドガラス溝3B、
4Bに係止するように構成したことを特徴とするもので
ある。また、マスク材Lの裏面(サッシュとの当接面)
には補強のためのリブEが設けられている。塗装用マス
ク材Lは変成PPE(ポリフェニレンエーテル)もしく
はその複合材料の樹脂から構成される。
【0008】このように構成したことにより、本来ドア
サッシュ3、4に設けられているウェザストリップ取付
溝3A、4Aおよびウィンドガラス溝3B、4Bを利用
して、これらの溝に簡便に塗装用マスク材Lの長さ方向
両縁部を係止して装着することができるので、未熟練の
作業者でも容易で迅速かつ確実に塗装用マスク材をドア
サッシュに取り付けて非塗装面を保護しつつ均一な塗装
面を得ることが可能となる他、塗装工程時間も大幅に短
縮される。しかも、塗装用マスク材Lは樹脂製であるた
め、一体成型等も容易で製造が簡単である上、何度でも
繰り返して使用ができるので、リサイクルによって産業
廃棄物の放出も低減される。また、図1(D)に示すよ
うに、前記塗装用マスク材Lにおけるウェザストリップ
取付溝4Aあるいはウィンドガラス溝4Bへの係止のた
めの長さ方向両縁部近傍から分岐させた見切り延設部7
を設け、塗装部の境界線をより明確に区別することを可
能にする。
サッシュ3、4に設けられているウェザストリップ取付
溝3A、4Aおよびウィンドガラス溝3B、4Bを利用
して、これらの溝に簡便に塗装用マスク材Lの長さ方向
両縁部を係止して装着することができるので、未熟練の
作業者でも容易で迅速かつ確実に塗装用マスク材をドア
サッシュに取り付けて非塗装面を保護しつつ均一な塗装
面を得ることが可能となる他、塗装工程時間も大幅に短
縮される。しかも、塗装用マスク材Lは樹脂製であるた
め、一体成型等も容易で製造が簡単である上、何度でも
繰り返して使用ができるので、リサイクルによって産業
廃棄物の放出も低減される。また、図1(D)に示すよ
うに、前記塗装用マスク材Lにおけるウェザストリップ
取付溝4Aあるいはウィンドガラス溝4Bへの係止のた
めの長さ方向両縁部近傍から分岐させた見切り延設部7
を設け、塗装部の境界線をより明確に区別することを可
能にする。
【0009】また、前記塗装用マスク材Lは、ドアサッ
シュ3、4の形状に合わせて、フロントドアの場合、前
部L1、上部L2、後部L3に、リヤドアの場合、前部
L5、上部L4、後部L6に分割されて構成され、仕様
に基づく種々の形状のドアサッシュ3および4に幅広く
適合させて使用することができる。そして、これらの塗
装用マスク材L1〜L6の端部および所定部位を図2に
示したようなクリップ5あるいは6により固定するよう
に構成するとともに、塗装用マスク材L1〜L6にクリ
ップが係合する凸状のクリップ用の目印Dを付したこと
を特徴とする。なお、これらの各塗装用マスク材分割片
L1〜L6に、それらの装着部位が目視できるように、
L1〜L6の番号を付すこともできる。このように構成
したことにより、クリップの端部固定によって、分割し
ての種々の仕様のドアサッシュへの装着適用を可能にし
たものにおける、接続部からの塗料ミストの侵入を有効
に防止できるとともに、クリップと係合可能な目印によ
りクリップの固定部位も容易に知見して確実に固定する
ことができる。
シュ3、4の形状に合わせて、フロントドアの場合、前
部L1、上部L2、後部L3に、リヤドアの場合、前部
L5、上部L4、後部L6に分割されて構成され、仕様
に基づく種々の形状のドアサッシュ3および4に幅広く
適合させて使用することができる。そして、これらの塗
装用マスク材L1〜L6の端部および所定部位を図2に
示したようなクリップ5あるいは6により固定するよう
に構成するとともに、塗装用マスク材L1〜L6にクリ
ップが係合する凸状のクリップ用の目印Dを付したこと
を特徴とする。なお、これらの各塗装用マスク材分割片
L1〜L6に、それらの装着部位が目視できるように、
L1〜L6の番号を付すこともできる。このように構成
したことにより、クリップの端部固定によって、分割し
ての種々の仕様のドアサッシュへの装着適用を可能にし
たものにおける、接続部からの塗料ミストの侵入を有効
に防止できるとともに、クリップと係合可能な目印によ
りクリップの固定部位も容易に知見して確実に固定する
ことができる。
【0010】また、本発明の塗装用マスク材Lは、樹脂
にて構成されるとともに、塗料と親和性の高い樹脂用プ
ライマーを塗布したことを特徴とする。このように構成
したことにより、塗装用マスク材Lにより黒塗りのドア
サッシュ3、4の表面が保護された状態にて、車体色に
よりドアパネル1、2が上塗り塗装されるとき、上塗り
塗料のミストが塗装用マスク材Lの表面に付着した場合
でも、塗装用マスク材Lの表面に塗料と親和性の高い樹
脂用プライマーが塗布されていることにより、上塗り塗
料は塗装用マスク材Lの表面に確実に付着するので、ド
アパネル1、2の上塗り塗装面に落下し、粒状の不良部
を発生する虞れがない。
にて構成されるとともに、塗料と親和性の高い樹脂用プ
ライマーを塗布したことを特徴とする。このように構成
したことにより、塗装用マスク材Lにより黒塗りのドア
サッシュ3、4の表面が保護された状態にて、車体色に
よりドアパネル1、2が上塗り塗装されるとき、上塗り
塗料のミストが塗装用マスク材Lの表面に付着した場合
でも、塗装用マスク材Lの表面に塗料と親和性の高い樹
脂用プライマーが塗布されていることにより、上塗り塗
料は塗装用マスク材Lの表面に確実に付着するので、ド
アパネル1、2の上塗り塗装面に落下し、粒状の不良部
を発生する虞れがない。
【0011】以上、本発明の実施の形態について説明し
てきたが、本発明の趣旨の範囲内で、ドアの形状、形
式、ウェザストリップ取付溝およびウィンドガラス溝を
含むドアサッシュの形状、断面形状を含む塗装用マスク
材の形状、塗装用マスク材の分割形態および分割片の接
続部の接続形態、クリップの形状、塗装用マスク材への
クリップの固定形態、塗装用マスク材におけるクリップ
固定用目印の付設形態、塗装用マスク材の両縁部の見切
り延設部の設置形態、塗装用マスク材の材質、樹脂用プ
ライマーの成分等については適宜採用できるものであ
る。
てきたが、本発明の趣旨の範囲内で、ドアの形状、形
式、ウェザストリップ取付溝およびウィンドガラス溝を
含むドアサッシュの形状、断面形状を含む塗装用マスク
材の形状、塗装用マスク材の分割形態および分割片の接
続部の接続形態、クリップの形状、塗装用マスク材への
クリップの固定形態、塗装用マスク材におけるクリップ
固定用目印の付設形態、塗装用マスク材の両縁部の見切
り延設部の設置形態、塗装用マスク材の材質、樹脂用プ
ライマーの成分等については適宜採用できるものであ
る。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に述べてきたように、本発明
は、ドアサッシュとドアパネルとが異なった色に塗装さ
れるドアのドアサッシュに装着される塗装用マスク材に
おいて、該塗装用マスク材を樹脂にて構成するとともに
その長さ方向両縁部をそれぞれドアサッシュにおけるウ
ェザストリップ取付溝とウィンドガラス溝に係止するよ
うに構成したことにより、本来ドアサッシュに設けられ
ているウェザストリップ取付溝およびウィンドガラス溝
を利用して、これらの溝に簡便に塗装用マスク材の長さ
方向両縁部を係止して装着することができるので、未熟
練の作業者でも容易で迅速かつ確実に塗装用マスク材を
ドアサッシュに取り付けて非塗装面を保護しつつ均一な
塗装面を得ると同時に、塗装工程時間を大幅に短縮する
ことができる。しかも、塗装用マスク材は樹脂製である
ため、一体成型等も容易で製造が簡単である上、何度で
も繰り返して使用ができるので、リサイクルによって産
業廃棄物の放出も低減される。
は、ドアサッシュとドアパネルとが異なった色に塗装さ
れるドアのドアサッシュに装着される塗装用マスク材に
おいて、該塗装用マスク材を樹脂にて構成するとともに
その長さ方向両縁部をそれぞれドアサッシュにおけるウ
ェザストリップ取付溝とウィンドガラス溝に係止するよ
うに構成したことにより、本来ドアサッシュに設けられ
ているウェザストリップ取付溝およびウィンドガラス溝
を利用して、これらの溝に簡便に塗装用マスク材の長さ
方向両縁部を係止して装着することができるので、未熟
練の作業者でも容易で迅速かつ確実に塗装用マスク材を
ドアサッシュに取り付けて非塗装面を保護しつつ均一な
塗装面を得ると同時に、塗装工程時間を大幅に短縮する
ことができる。しかも、塗装用マスク材は樹脂製である
ため、一体成型等も容易で製造が簡単である上、何度で
も繰り返して使用ができるので、リサイクルによって産
業廃棄物の放出も低減される。
【0013】また、前記塗装用マスク材におけるウェザ
ストリップ取付溝あるいはウィンドガラス溝への係止の
ための長さ方向両縁部近傍から分岐させた見切り延設部
を設けたことにより、上塗り用の塗料ミストが溝の裏側
に回り込むことがなく、塗装部の境界線をより明確に区
別することを可能にする。さらに、前記塗装用マスク材
をドアサッシュの形状に合わせて分割したことにより、
仕様に基づく種々の形状のドアサッシュに幅広く適合さ
せて使用することができる。さらにまた、前記塗装用マ
スク材の端部および所定部位をクリップにより固定する
ように構成するとともに、塗装用マスク材にクリップ用
の目印を付したことにより、クリップの端部固定によっ
て、分割しての種々の仕様のドアサッシュへの装着適用
を可能にしたものにおける、接続部からの塗料ミストの
侵入を有効に防止できるとともに、目印によりクリップ
の固定部位も容易に知見することができる。また、目印
とクリップは係合可能に構成されていることによってク
リップを確実に固定することができる。
ストリップ取付溝あるいはウィンドガラス溝への係止の
ための長さ方向両縁部近傍から分岐させた見切り延設部
を設けたことにより、上塗り用の塗料ミストが溝の裏側
に回り込むことがなく、塗装部の境界線をより明確に区
別することを可能にする。さらに、前記塗装用マスク材
をドアサッシュの形状に合わせて分割したことにより、
仕様に基づく種々の形状のドアサッシュに幅広く適合さ
せて使用することができる。さらにまた、前記塗装用マ
スク材の端部および所定部位をクリップにより固定する
ように構成するとともに、塗装用マスク材にクリップ用
の目印を付したことにより、クリップの端部固定によっ
て、分割しての種々の仕様のドアサッシュへの装着適用
を可能にしたものにおける、接続部からの塗料ミストの
侵入を有効に防止できるとともに、目印によりクリップ
の固定部位も容易に知見することができる。また、目印
とクリップは係合可能に構成されていることによってク
リップを確実に固定することができる。
【0014】また、ドアサッシュとドアパネルとが異な
った色に塗装されるドアのドアサッシュに装着される塗
装用マスク材において、該塗装用マスク材を樹脂にて構
成するとともに、塗料と親和性の高い樹脂用プライマー
を塗布したことにより、上塗り塗料は塗装用マスク材の
表面に確実に付着するので、ドアパネルの上塗り塗装面
に落下し、粒状の不良部を発生する虞れがない。このよ
うに本発明によれば、樹脂製の利点を活かして、ドアサ
ッシュへの装着も簡便で作業者によるバラツキのない安
定した塗装面が得られて、リサイクル使用も可能にして
産業廃棄物の放出を低減させるとともに、上塗り塗装面
の汚損もない塗装用マスク材が提供される。
った色に塗装されるドアのドアサッシュに装着される塗
装用マスク材において、該塗装用マスク材を樹脂にて構
成するとともに、塗料と親和性の高い樹脂用プライマー
を塗布したことにより、上塗り塗料は塗装用マスク材の
表面に確実に付着するので、ドアパネルの上塗り塗装面
に落下し、粒状の不良部を発生する虞れがない。このよ
うに本発明によれば、樹脂製の利点を活かして、ドアサ
ッシュへの装着も簡便で作業者によるバラツキのない安
定した塗装面が得られて、リサイクル使用も可能にして
産業廃棄物の放出を低減させるとともに、上塗り塗装面
の汚損もない塗装用マスク材が提供される。
【図1】本発明の塗装用マスク材の1実施の形態を示す
もので、図1(A)は左側のフロントおよびリヤドアに
塗装用マスク材が装着された状態を示す正面図、図1
(B)は図1(A)のA矢視図、図1(C)は図1
(A)のB矢視図、図1(D)は塗装用マスク材の縁部
の変形例を示す拡大図である。
もので、図1(A)は左側のフロントおよびリヤドアに
塗装用マスク材が装着された状態を示す正面図、図1
(B)は図1(A)のA矢視図、図1(C)は図1
(A)のB矢視図、図1(D)は塗装用マスク材の縁部
の変形例を示す拡大図である。
【図2】同、クリップによる塗装用マスク材の固定状態
を示す図である。
を示す図である。
【図3】従来の塗装用マスク材の装着状態を示す図であ
る。
る。
1 フロントドア(パネル) 2 リヤドア(パネル) 3 フロントドアサッシュ 3A ウェザストリップ取付溝 3B ウィンドガラス溝 4 リヤドアサッシュ 4A ウェザストリップ取付溝 4B ウィンドガラス溝 5 丸クリップ 6 クリップ 7 延設部 L 塗装用マスク材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 克也 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 Fターム(参考) 4D073 AA01 BB03 DB03 DB12 DB22 DB28 DB31 DB43 4D075 AD12 CA47 DC12
Claims (6)
- 【請求項1】 ドアサッシュとドアパネルとが異なった
色に塗装されるドアのドアサッシュに装着される塗装用
マスク材において、該塗装用マスク材を樹脂にて構成す
るとともにその長さ方向両縁部をそれぞれドアサッシュ
におけるウェザストリップ取付溝とウィンドガラス溝に
係止するように構成したことを特徴とする塗装用マスク
材。 - 【請求項2】 前記塗装用マスク材におけるウェザスト
リップ取付溝あるいはウィンドガラス溝への係止のため
の長さ方向両縁部近傍から分岐させた見切り延設部を設
けたことを特徴とする請求項1に記載の塗装用マスク
材。 - 【請求項3】 前記塗装用マスク材をドアサッシュの形
状に合わせて分割したことを特徴とする請求項1または
2に記載の塗装用マスク材。 - 【請求項4】 前記塗装用マスク材の端部および所定部
位をクリップにより固定するように構成するとともに、
塗装用マスク材にクリップ用の目印を付したことを特徴
とする請求項3に記載の塗装用マスク材。 - 【請求項5】 前記目印はクリップと係合可能に構成さ
れたことを特徴とする請求項4に記載の塗装用マスク
材。 - 【請求項6】 ドアサッシュとドアパネルとが異なった
色に塗装されるドアのドアサッシュに装着される塗装用
マスク材において、該塗装用マスク材を樹脂にて構成す
るとともに、塗料と親和性の高い樹脂用プライマーを塗
布したことを特徴とする塗装用マスク材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006083A JP2001190998A (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | 塗装用マスク材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006083A JP2001190998A (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | 塗装用マスク材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001190998A true JP2001190998A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=18534673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000006083A Withdrawn JP2001190998A (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | 塗装用マスク材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001190998A (ja) |
-
2000
- 2000-01-11 JP JP2000006083A patent/JP2001190998A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070403 |