JP2001190892A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2001190892A
JP2001190892A JP2000002546A JP2000002546A JP2001190892A JP 2001190892 A JP2001190892 A JP 2001190892A JP 2000002546 A JP2000002546 A JP 2000002546A JP 2000002546 A JP2000002546 A JP 2000002546A JP 2001190892 A JP2001190892 A JP 2001190892A
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water
hose
washing machine
supply pump
absorbing hose
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JP2000002546A
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So Tozaki
宗 戸崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸水ホースを給水ポンプの作動で短縮させる
ことが、別体部品を要することなく確実に、しかも、煩
わしい操作を要することもなくできるようにする。 【解決手段】 吸水ホース16の先端部を上方に向けた
ときに、その先端部に設けた閉塞器23のケース24内
の弁体37が通水口25を閉塞することによって、該吸
水ホース16の先端部を閉塞させることができ、この状
態で、給水ポンプ13を作動させることにより、吸水ホ
ース16を短縮させることができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給水ポンプを具えた
洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、洗濯機においては、給水ポンプを
具えたものが供されている。このものでは、洗濯機本体
に給水ポンプが具えられ、この給水ポンプに吸水ホース
が接続されて、この吸水ホースを介し、外部水源の水特
には風呂水が給水ポンプにより吸引され、そして洗濯機
本体内の洗濯槽に供給されるようになっている。
【0003】しかして、このものの場合、吸水ホース
は、運転の終了後には、浴槽など外部水源から取出され
て洗濯機本体に立て掛けられるようになっているが、そ
の長さは、給水時に洗濯機本体の位置から外部水源の水
中に届くまでの距離が必要なため、例えば5mと長い。
このため、洗濯機本体に立て掛けても、かさ張るもので
あった。
【0004】これに対して、本出願人においては、伸縮
可能で且つその伸縮の各状態に留めることが可能な吸水
ホースを用いる洗濯機を発明し、先に出願した(特願平
8−96581号)。このものによると、吸水ホース
を、使用時に伸長させ、不使用時には短縮させることに
よって、不使用時、該吸水ホースがかさ張るのを避ける
ことができる。
【0005】しかしながら、このものの場合、吸水ホー
スを伸長させるのは、該吸水ホースの両端部を持って引
き伸ばすだけで良いが、それに対して、短縮させるの
は、吸水ホースを一気に短縮させることが不可能で、少
しずつ短縮させるしかないため、作業が厄介であり、時
間もかかるものであった。
【0006】そこで、本出願人においては、更に、上述
の伸縮可能で且つその伸縮の各状態に留めることが可能
な吸水ホースに対し、その先端部に装着されるキャップ
を設け、このキャップにより吸水ホースの先端部を閉塞
した状態で、給水ポンプを作動させることにより、吸水
ホースの内部を負圧にして、伸長状態にある該吸水ホー
スを短縮させる機能を有する洗濯機を発明し、これも先
に出願した(特願平9−335937号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとくしたもの
では、使用者が吸水ホースを少しずつ短縮させるという
ような必要がなく、吸水ホースの短縮作業が容易且つ速
やかにできる。しかしながら、吸水ホースに対して、そ
の先端部を閉塞する別体部品のキャップが必要であり、
このキャップをなくしてしまって吸水ホースを容易且つ
速やかに短縮させることができなくなる事態に陥ること
が考えられた。又、吸水ホースを短縮させる際に、吸水
ホースの先端部に逐一キャップを装着する作業が必要
で、それに使用者の手が煩わされるという未だ解決すべ
き点を有していた。
【0008】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、主として、吸水ホースを容
易且つ速やかに短縮させることが、別体部品を要するこ
となく確実にでき、しかも、それが煩わしい操作を要す
ることなくできる洗濯機を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯機は、洗濯機本体と、この洗濯機本体
に設けられた給水ポンプと、この給水ポンプに接続さ
れ、伸縮可能で且つその伸縮の各状態に留めることが可
能に構成された吸水ホースと、この吸水ホースの先端部
に設けられた閉塞手段とを具備し、その閉塞手段により
前記吸水ホースの先端部を閉塞した状態にて前記給水ポ
ンプを作動させることにより、伸長状態にある前記吸水
ホースを短縮させる機能を有するものにおいて、前記閉
塞手段を、前記吸水ホースの先端部に設けられ、外部に
開口する取水口及び吸水ホース内に通じる通水口を有す
るケースと、このケース内に設けられた弁体とを具備す
る構成とし、その弁体が前記吸水ホースの先端部を上方
に向けたときに前記通水口を閉塞することを特徴とする
(請求項1の発明)。
【0010】このものによれば、吸水ホースの先端部を
上方に向けたときに、弁体が吸水ホース先端部のケース
の通水口を閉塞することによって、該吸水ホースの先端
部が閉塞される。従って、従来のもののキャップのよう
な別体部品、及びその別体部品を逐一吸水ホースに装着
するような手間を要せずに、給水ポンプの作動で吸水ホ
ースを短縮させるということができるようになる。
【0011】この場合、閉塞手段は、ケースの取水口部
分に、該取水口を通じての水の流入を許容して流出を阻
止する逆止弁を具えると良い(請求項2の発明)。この
ものでは、吸水ホースを外部水源から取出したとき、吸
水ホース内の水の流出を逆止弁によって防止できること
により、吸水ホースからの水だれを防止できて、床面を
ぬらしてしまうようなことがなくなる。しかも、この場
合、吸水ホース内に水を充分に残した状態で給水ポンプ
の作動による吸水ホースの短縮ができるようになり、従
って、給水ポンプにはその水を吸引する能力が必要とさ
れるだけで、空気を吸引するほどの能力が必要とされ
ず、該給水ポンプにその吸引能力の小さなものが使用で
きるようになる。
【0012】又、閉塞手段がケースに係合部を具え、洗
濯機本体が、その係合部と係合して吸水ホースを上向き
の立て掛け状態に保持する被係合部を具えると共に、そ
の立て掛け保持を検知する保持検知手段を具えると良い
(請求項3の発明)。このものでは、吸水ホースを洗濯
機本体に立て掛けて保持することにより、吸水ホースの
先端部を上方に向けて前記弁体により閉塞するというこ
とが自然にできるようになり、しかも、その立て掛け保
持が保持検知手段により検知されることで、吸水ホース
の先端部を確実に上方に向けた状態(吸水ホースの先端
部を確実に閉塞した状態)で、該吸水ホースを給水ポン
プの作動により短縮させるということができるようにな
る。
【0013】更に、洗濯機本体が、洗濯物出入口と、こ
の洗濯物出入口を開閉する蓋、及びこの蓋の開閉を検知
する蓋開閉検知手段を有すると共に、運転の終了後、前
記蓋の開閉が検知されたことを条件に給水ポンプを作動
させる制御をする制御手段を有するのも良い(請求項4
の発明)。
【0014】運転の終了後、洗濯機本体からの洗濯物の
取出しは、蓋を開閉させて行われる。従って、その運転
の終了後、蓋が開閉されていなければ、洗濯機本体から
洗濯物が取出されていないとみて良い。このようなと
き、上述のものでは、給水ポンプが作動されないので、
吸水ホース内の水が洗濯物の残る洗濯槽内に入ってしま
って脱水まで行った洗濯物をぬらしてしまうというよう
なことのないようにできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき、
図面を参照して説明する。まず、図2には洗濯機本体1
を示しており、この洗濯機本体1は、外箱2及びこれの
最上部に装着したトップカバー3を外殻としている。外
箱2の内部には、外槽4を弾性支持機構5(1組のみ図
示)により支持して配設しており、外槽4の内部には、
洗濯槽であり、脱水槽でもある、例えば多孔状の内槽6
を回転可能に配設している。更に、内槽6の内下部に
は、撹拌体7を回転可能に配設している。
【0016】外槽4の外下方部には、モータ8を主体と
する駆動機構9を配設しており、この駆動機構9によっ
て、洗濯(洗い及びすすぎ)時に撹拌体7を正逆両方向
に交互に回転させ、脱水時に内槽6を撹拌体7と共に一
方向に高速回転させるようにしている。そのほか、外槽
4の外下方部には、外槽4内ひいては内槽6内から排水
するための、排水弁10及び排水ホース11をも配設し
ている。
【0017】そして、このような構成の洗濯機本体1、
特にこれのトップカバー3の内部には、前部に制御装置
12を配設しており、後部に給水ポンプ13及び注水器
14を配設している。そのうち、給水ポンプ13は、詳
細には図3に示すように、トップカバー3内の後部の一
側部(図中、左側)に配設しており、その隣部に注水器
14を配設し、更にその隣部には給水弁15を配設して
いる。
【0018】上記給水ポンプ13には、吸水口に吸水ホ
ース16を接続しており、この吸水ホース16を介し
て、給水ポンプ13が洗濯機本体1とは離れた位置にあ
る外部水源としての浴槽17内の水(風呂水)を吸引す
るようにしている。又、給水弁15には、入水口に給水
ホース18を接続しており、この給水ホース18を介し
て、給水弁15が水道の蛇口19から送られる水道水を
導入するようにしている。そして、それら給水ポンプ1
3から吐出される水、及び給水弁15から流出される水
を、注水器14にて前記内槽6内に供給するようにして
いる。
【0019】なお、給水ポンプ13及び給水弁15は、
いずれも電動式で、給水ポンプ13はモータを駆動源と
し、給水弁15は電磁石を駆動源としている。又、前記
排水弁10も電動式としている。
【0020】トップカバー3の上面の最前部には、操作
パネル20を設けており、トップカバー3の、その操作
パネル20と上述の給水ポンプ13等を内設した後部と
の間の中央部一帯の上面部には、蓋21を設けている。
この蓋21は、後端部がトップカバー3の内部で枢支さ
れ、且つ前後部の2つ折り構造で、トップカバー3に形
成した洗濯物出入口22(図2参照)を開閉するように
なっている。
【0021】これらに対して、吸水ホース16は、図4
に示すように、基端と先端及びそれらの間の中間のそれ
ぞれ所定長さの部分を除いて残りを蛇腹状(蛇腹状部1
6a)に形成しており、その蛇腹状部16aを引き伸ば
したり押し縮めたりすることによって、全長を変えるこ
とが可能な伸縮可能に構成している。又、この場合、吸
水ホース16は、蛇腹状部16aが引き伸ばされたとき
にその伸長状態に留まり、押し縮められたときにその短
縮状態に留まるように構成している。これは、詳細には
特願平8−96581号に示したもので、蛇腹状部16
aの各山部の両側の斜面部の長さ及び角度を大小に異な
らせたものである。又、吸水ホース16全体の材料は、
ゴムを混入した、ポリプロピレンなどプラスチックとし
ている。
【0022】吸水ホース16の先端部には、閉塞手段と
して機能する閉塞器23を設けている。この閉塞器23
は、ケース24を外殻とするもので、このケース24
は、この場合、ほゞ俵状を成し、詳細には図1及び図5
に示すように、例えばプラスチック製の基半部24a
と、同じくプラスチック製の先半部24bとにより構成
している。
【0023】そして、そのうちの基半部24aには、奥
部の中央部に通水口25を形成しており、この通水口2
5周りから外方(図中、下方)へ差込み部26を突設
し、この差込み部26を吸水ホース16の先端部に差込
んで取付けると共に、通水口25が吸水ホース16内に
通じるようにしている。又、通水口25周りにはOリン
グから成るパッキン27を固着している。
【0024】更に、基半部24aの先端側の内周部に
は、軸方向に延びるリブ28を複数ほぼ等間隔置きに突
設しており、外周部には、雄ねじ部29を形成すると共
に、係合部としての、L字状を成すフック部30を突設
している。又、このフック部30には、磁石31を一面
が外方へ露出する状態で埋設している。
【0025】これに対して、先半部24bには、先端部
に多数の透溝から成る取水口32を形成しており、基端
部の内周部に雌ねじ部33を形成し、外周部に該先半部
24bを回すときの手の掛かりを良くするための凹凸部
34を形成している。
【0026】しかして、先半部24b内には逆止弁35
を収容している。この逆止弁35は、先半部24bの先
端部側の内面に添う形状の弁枠35aと、これの外周部
に設けたOリングから成るパッキン35b、及び弁枠3
5aの内面側に設けた軟質材から成る弁板35cから成
るもので、その弁板35cは周囲部の一部を弁枠35a
に固着し、それ以外の部分を弁板35cに離間可能に当
接させている。この構成で、前記取水口32を通じての
水の流入に対しては、弁板35cの上記一部以外の部分
が弁枠35aから離間して該水の流入を許容し、流出に
対しては、弁板35cの上記一部以外の部分も弁枠35
aに圧接して該流出を阻止するようになっている。
【0027】又、先半部24b内には、上述の逆止弁3
5に続いてフィルタ36を収容している。このフィルタ
36は風呂水から毛髪や垢等のごみを捕獲し得る密度を
有するもので、この場合、厚みのある円盤状を成してお
り、その外径は先半部24bの内径とほゞ同等に定めて
いる。
【0028】一方、前記基半部24a内には、弁体37
を収容している。この弁体37は、この場合、重量のあ
る金属又はガラス製の球体から成るもので、基半部24
aの前記通水口25及びパッキン27より径大であるも
のの、基半部24aの径及び深さよりは充分に小さく、
その大きさで基半部24a内を自由に動き得るように収
容している。
【0029】そして、そのように弁体37を収容した基
半部24aに、上述の逆止弁35及びフィルタ36を収
容した先半部24bを、雄ねじ部29に対する雌ねじ部
33の螺合によって結合することにより、閉塞器23を
組立てており、それによって、その内部では、フィルタ
36をリブ28と逆止弁35とで挟み付け、該フィルタ
36によって弁体37と逆止弁35とをそれぞれ動作可
能に隔てるようにしている。
【0030】前記洗濯機本体1のトップカバー3には、
図6に示すように、一方(この場合、右側)の側面部に
孔38を形成している。この孔38は前述のフック部3
0が係合する被係合部たるものであり、その係合によっ
て、吸水ホース16を上向きの立て掛け状態に保持する
ようになっている。
【0031】又、トップカバー3の孔38より内方の位
置には、図7に示すように隔壁39を設けており、この
隔壁39より更に内方の位置にはスイッチ取付ボス40
を設けている。そして、そのスイッチ取付ボス40に
は、リードスイッチ41を取付けたスイッチ取付板42
をねじ43によって取付けており、その取付状態で、リ
ードスイッチ41は隔壁39に極く近接して臨んでい
る。
【0032】ここで、前記フック部30を孔38に係合
させると、磁石31が隔壁39を介してリードスイッチ
41に近接対向し、これによって、リードスイッチ41
が作動する。又、このとき、吸水ホース16は先端部側
が上方を向くように洗濯機本体1に立て掛けられて保持
されるものであり、従って、リードスイッチ41は、吸
水ホース16の立て掛け保持を検知する保持検知手段と
して機能するものである。更に、このとき、閉塞器23
のケース24内では、弁体37がパッキン27に接して
通水口25を閉塞する(図1参照)。
【0033】図8は前記操作パネル20の構成を詳細に
示しており、操作パネル20には、電源スイッチ44a
や、一時停止スイッチ兼用のスタートスイッチ44b、
「縮める」スイッチ44c、及び「ふろ水ポンプ」スイ
ッチ44dを含んで、更にコース選択や、行程選択、予
約設定、及び水位設定等をするための各種操作スイッチ
44を設けている。又、この操作パネル20には、選択
コースや、行程内容、及び設定水位等を表示する各種表
示器45をも設けている。
【0034】更に、図9は前記制御装置12を中心とし
た電気的構成の概略を示しており、その中心の制御装置
12は例えばマイクロコンピュータにより構成し、洗濯
機の作動全般を制御する制御手段として機能するように
なっている。この制御装置12には、上記操作パネル2
0の各種操作スイッチ44から各種操作信号が入力され
ると共に、前記蓋21の開閉を検知するように設けた蓋
開閉検知手段である蓋スイッチ46から検知信号が入力
され、更に、前記リードスイッチ41から検知信号が入
力され、前記駆動機構9のモータ8の回転を検知するよ
うに設けた回転検知手段である回転センサ47から検知
信号が入力されるようにしている。
【0035】そして、制御装置12は、それらの入力並
びにあらかじめ記憶された制御プログラムに基づいて、
運転の終了報知用及び各種警報用のブザー48と、前記
各種表示器45とに作動信号を与えると共に、前記給水
ポンプ13、給水弁15、排水弁10、及びモータ8を
駆動する駆動回路49に駆動制御信号を与えるようにし
ている。
【0036】次に、上記構成のものの作用を述べる。ま
ず、外部水源の水(この場合、風呂水)を使って洗濯を
行う場合、フック部30を孔38から外し、吸水ホース
16を倒して伸長させ、そして、その先端部を浴槽17
内の水中に入れる。すると、閉塞器23のケース24内
では、重量のある弁体37がパッキン27から離れて通
水口25を開放し、同時に、この弁体37が錘となって
吸水ホース16の先端部が浴槽17内の水中深くに沈め
られる(図3参照)。又、この場合、通水口25を開放
した弁体37は、逆止弁35側に移動するのであるが、
その移動は、逆止弁35との間に固定されたフィルタ3
6に止められるまでであり、従って、逆止弁35を弁体
37が作動不能にすることはない。
【0037】この状態で、「ふろ水ポンプ」スイッチ4
4dが操作された条件のもとに運転が開始されれば、制
御装置12は、洗い、すすぎの両行程のうちの、洗い行
程の給水時、又はその両行程の各給水時に、給水ポンプ
13を作動させて浴槽17内の水を吸水ホース16を介
して吸引し、内槽6内に供給させる。このとき、閉塞器
23のケース24内では、逆止弁35の弁板35cの前
記一部以外の部分が弁枠35aから離間して、ケース2
4内への風呂水の流入を許容する。又、弁体37はケー
ス24内に流入した水の流れに抗するに充分な重量を有
しており、この弁体37が通水口25を閉塞してしまう
ことはない。
【0038】一方、吸水ホース16を短縮させる折りに
は、最初に、浴槽17内の水中から吸水ホース16の先
端部を引き上げる。このとき、吸水ホース16の先端部
は、下方を向いたまま引き上げられるのが普通であり、
弁体37が錘として機能するる上記構成のものでは、な
おさら、吸水ホース16の先端部は下方を向いたまま引
き上げられる。これに対して、閉塞器23のケース24
内では、吸水ホース16内の水圧により、逆止弁35の
弁板35cの周囲部の全部が弁枠35aに圧接して該弁
枠35aを閉塞し続けるので、吸水ホース16内の水の
流出が阻止される。
【0039】そして、フック部30を洗濯機本体1の孔
38に係合させると、吸水ホース16は先端部が上方を
向くように洗濯機本体1に立て掛けられて保持される。
これにより、閉塞器23のケース24内では、図1に示
すように、弁体37がパッキン27に接して通水口25
を閉塞する。又、このときには、図7に示すように、フ
ック部30に埋設した磁石31がリードスイッチ41に
近接対向し、これによって、リードスイッチ41が作動
し、吸水ホース16の立て掛け保持が検知される。
【0040】なお、このとき、磁石31とリードスイッ
チ41との間には隔壁39が位置し、この隔壁39が、
フック部30に付着した水滴がリードスイッチ41に付
着するのを防ぐから、リードスイッチ41の絶縁性を良
好に確保することができる。
【0041】さて、こうした状態で、次に「縮める」ス
イッチ44cを操作すれば、制御装置12は、給水ポン
プ13を作動させる。これにより、通水口25が上述の
ごとく閉塞されて先端部が閉塞された吸水ホース16の
内部は負圧となり、伸長状態にあった該吸水ホース16
が速やかに短縮される。この吸水ホース16の短縮は、
前述の風呂水供給時以外のときに、「縮める」スイッチ
44cを操作することで任意に行い得るものであり、従
って、その風呂水供給後の運転中や、運転終了後の停止
中等に所望に行い得る。
【0042】更に、図10に示すように、運転が終了
(ステップS11)した段階では、制御装置12は、次
に、蓋21が開閉されたか否かの判断をする(ステップ
S12)。この蓋21が開閉されたか否かの判断は、蓋
スイッチ46からの検知信号によって判断するものであ
り、その蓋スイッチ46からの検知信号から蓋21が開
閉されいない(NO)と判断されれば、ステップS12
を繰返すが、開閉された(YES)と判断されれば、次
に、リードスイッチ41が作動しているか否かの判断を
する(ステップS13)。
【0043】このリードスイッチ41が作動しているか
否かの判断は、すなわち、吸水ホース16が立て掛け保
持されているか否かの判断であって、リードスイッチ4
1が作動していない(NO:吸水ホース16が立て掛け
保持されていない)と判断されれば、ステップS12に
戻るが、作動している(YES:吸水ホース16が立て
掛け保持されている)と判断されれば、次に、給水ポン
プ13を作動させる(ステップS14)。
【0044】そして、その後、設定時間が経過したか否
かの判断をし(ステップS15)、設定時間が経過した
(YES)と判断されれば、給水ポンプ13を停止させ
るものであり(ステップS16)、この間継続する給水
ポンプ13の作動によって吸水ホース16を短縮させ
る。
【0045】このように本構成のものでは、吸水ホース
16の先端部を上方に向けたときに、その先端部に設け
た閉塞器23のケース24内の弁体37が通水口25を
閉塞することによって、該吸水ホース16の先端部を閉
塞させることができ、この状態で、給水ポンプ13を作
動させることにより、吸水ホース16を短縮させること
ができる。
【0046】よって、従来のもののキャップのような別
体部品、及びその別体部品を逐一吸水ホースに装着する
ような手間を要せずに、吸水ホース16を容易且つ速や
かに短縮させることができるものであり、従来のもので
考えられた、キャップをなくしてしまって吸水ホースを
容易且つ速やかに短縮させることができなくなるとか、
吸水ホースの先端部に逐一キャップを装着する作業に使
用者の手が煩わされるとかいった問題点をすべて解決で
きる。
【0047】又、本構成のものの場合、閉塞器23はケ
ース24の取水口32部分に、該取水口32を通じての
水の流入を許容して流出を阻止する逆止弁35を具えて
おり、これによって、吸水ホース16を浴槽17内の水
中から取出したとき、吸水ホース16内の水の流出を防
止できるから、吸水ホース16からの水だれを防止でき
て、床面をぬらしてしまうことのないようにできる。し
かも、この場合、吸水ホース16内に水を充分に残した
状態で給水ポンプ13の作動による吸水ホース16の短
縮ができるので、給水ポンプ13にはその水を吸引する
能力が必要とされるだけで、空気を吸引するほどの能力
が必要とされず、該給水ポンプ13にその吸引能力の小
さなものを使用することができる。
【0048】更に、本構成のものの場合、閉塞器23は
ケース24に係合部としてのフック部30を具え、洗濯
機本体1が、そのフック部30と係合して吸水ホース1
6を上向きの立て掛け状態に保持する被係合部としての
孔38を具えると共に、その立て掛け保持を検知する保
持検知手段として機能するリードスイッチ41を具えて
いる。
【0049】これにより、前述の吸水ホース16の先端
部を上方に向けて弁体37により閉塞するということ
が、吸水ホース16を洗濯機本体1に立て掛けて保持す
ることで自然にできる。又、その立て掛け保持がリード
スイッチ41により検知されることで、吸水ホース16
の先端部を確実に上方に向けた状態(吸水ホース16の
先端部を確実に閉塞した状態)で、該吸水ホース16を
給水ポンプ13の作動により短縮させるということがで
きる。
【0050】加えて、本構成のものの場合、洗濯機本体
1は、洗濯物出入口22に対する蓋21の開閉を検知す
る蓋開閉検知手段として機能する蓋スイッチ46を有し
ていて、運転の終了後、蓋21の開閉が検知されたこと
を条件に、給水ポンプ13を作動させて吸水ホース16
を短縮させる制御をするようにしている。これにより、
運転の終了後、蓋21が開閉されていなければ、給水ポ
ンプ13は作動されない。
【0051】運転の終了後における洗濯機本体1からの
洗濯物の取出しは、蓋21を開閉させて行われるもの
で、その運転の終了後に、蓋21が開閉されていなけれ
ば、洗濯機本体1から洗濯物が取出されていないとみて
良い。このようなとき、本構成のものでは、給水ポンプ
13が作動されないので、吸水ホース16内の水が洗濯
物の残る内槽6内に入ってしまって脱水まで行った洗濯
物をぬらしてしまうことがないようにできる。
【0052】なお、本構成のものの場合、吸水ホース1
6には、内径(直径)が16〔mm〕のもので、内部圧
力が0.75〔kg/cm〕以下で短縮されるものを
使用している。これについては、吸水ホース16を所定
の長さで切断し、伸長させた状態で外部圧力により短縮
させる試験を実施した。その短縮速度は50〔mm/m
in〕である。その結果、本構成の吸水ホース16を短
縮させるのに要した外部圧力は0.7〜1.3〔kg〕
であった。ちなみに、従来の、手作業で伸縮されるだけ
の吸水ホースを短縮させるのに要した外部圧力は1.6
〜2.2〔kg〕であった。
【0053】この場合、吸水ホース16は、内径が16
〔mm〕であるから、断面積は約2.01〔cm〕で
あり、これを短縮させるのに要する外部圧力を、1.5
〔kg〕とすると、単位面積当たりの圧力は、1.5÷
2.01で、約0.75〔kg/cm〕となる。かく
して、本構成のものの場合、吸水ホース16には、内径
(直径)が16〔mm〕のもので、内部圧力が0.75
〔kg/cm〕以下で短縮されるものを使用してい
る。そして、それは、吸水ホース16の主材料のプラス
チックに対するゴムの混入量で調整している。これによ
り、給水ポンプ13には、更に吸引能力の小さなものを
使用することができる。たゞし、吸水ホース16は上述
のものに限られるものではない。
【0054】又、吸水ホース16は、先端部を上方に向
けることによって弁体37が通水口25を閉塞するよう
にすれば良いもので、それは、使用者が吸水ホース16
の先端部を手に持ち続けて行うようにしても良い。従っ
て、必ずしもフック部30を洗濯機本体1の孔38に係
合させて吸水ホース16を洗濯機本体1に立て掛け保持
しなければならないものではないし、リードスイッチ4
1による吸水ホース16の立て掛け保持が検知されなく
ても、給水ポンプ13による吸水ホース16の短縮がで
きるようにしても良い。
【0055】更に、弁体37は、球体から成るものに限
られず、板状を成すものであっても良い。又、この弁体
37は、その外表面をゴム等の弾性材で覆うことによ
り、パッキン27を省略するようにしても良い。加え
て、フック部30で例示した係合部と、孔38で例示し
た被係合部との凹凸関係は、前述とは逆の、係合部が
凹、被係合部が凸となるようにしても良い。そして、リ
ードスイッチ41は、フック部30により操作されるマ
イクロスイッチ等に変えて実施するようにしても良い。
そのほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にの
み限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で
適宜変更して実施し得る。
【0056】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の洗濯機によれば、吸水
ホースを給水ポンプの作動で容易且つ速やかに短縮させ
ることが、別体部品を要することなく確実にでき、しか
も、それが煩わしい操作を要することもなくできる。請
求項2の洗濯機によれば、吸水ホースを外部水源から取
出したときの、吸水ホースからの水だれを防止できると
共に、給水ポンプに吸引能力の小さなものを使用するこ
とができる。
【0057】請求項3の洗濯機によれば、吸水ホースの
先端部の閉塞が自然にできると共に、その吸水ホースの
先端部を確実に閉塞した状態で、該吸水ホースを給水ポ
ンプの作動により短縮させることができる。請求項4の
洗濯機によれば、運転の終了後における吸水ホースの短
縮が、脱水まで行った洗濯物をぬらしてしまうようなこ
となくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す主要部分の縦断面図
【図2】洗濯機本体の破断側面図
【図3】洗濯機本体と浴槽との関係を示す斜視図
【図4】吸水ホースの、一部を省略した正面図
【図5】主要部分の分解斜視図
【図6】吸水ホースの立て掛け保持をする部分の離間状
態の斜視図
【図7】吸水ホースの立て掛け保持をする部分の係合状
態の縦断正面図
【図8】操作パネルの平面図
【図9】電気的構成のブロック図
【図10】作用説明のためのフローチャート
【符号の説明】
1は洗濯機本体、12は制御装置(制御手段)、13は
給水ポンプ、16は吸水ホース、21は蓋、22は洗濯
物出入口、23は閉塞器(閉塞手段)、24はケース、
25は通水口、30はフック部(係合部)、31は磁
石、32は取水口、35は逆止弁、37は弁体、38は
孔(被係合部)、41はリードスイッチ(保持検知手
段)、46は蓋スイッチ(蓋開閉検知手段)を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯機本体と、 この洗濯機本体に設けられた給水ポンプと、 この給水ポンプに接続され、伸縮可能で且つその伸縮の
    各状態に留めることが可能に構成された吸水ホースと、 この吸水ホースの先端部に設けられた閉塞手段とを具備
    し、 その閉塞手段により前記吸水ホースの先端部を閉塞した
    状態にて前記給水ポンプを作動させることにより、伸長
    状態にある前記吸水ホースを短縮させる機能を有するも
    のにおいて、 前記閉塞手段を、 前記吸水ホースの先端部に設けられ、外部に開口する取
    水口及び吸水ホース内に通じる通水口を有するケース
    と、 このケース内に設けられた弁体とを具備する構成とし、 その弁体が前記吸水ホースの先端部を上方に向けたとき
    に前記通水口を閉塞することを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 閉塞手段がケースの取水口部分に、該取
    水口を通じての水の流入を許容して流出を阻止する逆止
    弁を具えたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 閉塞手段がケースに係合部を具え、洗濯
    機本体が、その係合部と係合して吸水ホースを上向きの
    立て掛け状態に保持する被係合部を具えると共に、その
    立て掛け保持を検知する保持検知手段を具えたことを特
    徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 洗濯機本体が、洗濯物出入口と、この洗
    濯物出入口を開閉する蓋、及びこの蓋の開閉を検知する
    蓋開閉検知手段を有すると共に、運転の終了後、前記蓋
    の開閉が検知されたことを条件に給水ポンプを作動させ
    る制御をする制御手段を有することを特徴とする請求項
    1記載の洗濯機。
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