JP2001190821A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

Info

Publication number
JP2001190821A
JP2001190821A JP2001012667A JP2001012667A JP2001190821A JP 2001190821 A JP2001190821 A JP 2001190821A JP 2001012667 A JP2001012667 A JP 2001012667A JP 2001012667 A JP2001012667 A JP 2001012667A JP 2001190821 A JP2001190821 A JP 2001190821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
prize
card
prize ball
winning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001012667A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Matsubara
信男 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Bussan Co Ltd filed Critical Sanyo Bussan Co Ltd
Priority to JP2001012667A priority Critical patent/JP2001190821A/ja
Publication of JP2001190821A publication Critical patent/JP2001190821A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 賞品玉払出装置のトラブルにより賞品玉が払
い出されない状況で遊技者がそのような状況を知らない
場合に受ける不利益を防止することができるパチンコ機
を提供する。 【解決手段】 賞品玉を貯留する上皿10に発射すべき
打球がなくなったことを上皿スイッチ14が検出し且つ
遊技者が操作ハンドル7から手を離したとき又はカード
装置40に投入したカードの価値がなくなったときに、
入賞玉の存在によってマイクロコンピュータ50から警
報信号が導出されてスピーカ15から警報音が発生され
るように構成したので、遊技者に注意を喚起して未だ入
賞がある旨を報知して遊技者が席を立つこと又は新たな
カードをカードユニット装置40に投入する行為を防止
することができ、遊技者に不利益を与えることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入賞した入賞玉を
入賞玉検出手段で検出し、その入賞検出出力に基づいて
所定個数の賞品玉を払い出す形式のパチンコ機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、入賞玉の発生に基づいて所定個数
の賞品玉を払い出す賞品玉払出装置として、賞品玉を1
個ずつ計数しながら払い出す形式のものが多く提供さ
れ、このような賞品玉払出装置に対応する入賞玉処理装
置としては、入賞玉を入賞玉検出スイッチで検出し、そ
の入賞検出信号(積算記憶される場合もある)に基づい
て賞品玉払出装置の電気的駆動源(例えば、モータ)を
駆動するようになっている。また、このような賞品玉払
出装置は、玉を1個ずつ計数しながら排出するものであ
るため、玉貸機の玉払出装置としての機能を兼用するも
のも提案され、その場合、カードユニット装置へカード
(プリペイドカード)を投入して玉貸ボタンを操作する
ことにより賞品玉払出装置から所定個数の遊技玉を貸し
出すようになっている。また、一般的に入賞玉が存在し
ていても玉詰まり等が原因で賞品玉払出装置への賞品玉
の供給が行われないときには、賞品玉払出装置の駆動停
止を行うと共に打球の発射動作も停止させ、これによっ
て遊技者とのトラブルやパチンコ機のトラブルを防止す
るようになっている。
【0003】ところで、近年、市場に提供されているパ
チンコ機のほとんどは、大当り遊技状態が発生する遊技
内容を有するものであり、このような遊技内容を有する
パチンコ機の場合、玉詰まりによって賞品玉が賞品玉払
出装置に供給されない状態となったときに打球動作を停
止させると、大当り遊技状態が終了してしまう事態も生
じるので逆に遊技者との間でトラブルが生じることとな
る。このため、賞品玉が賞品玉払出装置に供給されない
状態となった場合に、賞品玉払出装置の動作は停止させ
るが打球の発射動作はそのまま継続させるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記のよう
に玉詰まり等によって賞品玉払出装置の駆動が停止され
ても打球の発射動作が行えるため、遊技者が知らずに弾
発動作を継続し、上皿に打球がなくなったときには、入
賞玉が発生して本来賞品玉は払い出される予定があるに
も拘らず、遊技者が遊技を終了したと判断して席を立っ
てしまい、遊技者に不利益を与えるという問題があっ
た。同じような状況で、上皿に発射すべき打球がなく且
つカードユニット装置に投入されているカードの価値が
「0」となった場合に、入賞玉が発生して本来賞品玉は
払い出される予定があり新たに遊技玉を借り受ける必要
がないにも拘らず、一方の手で操作ハンドルを保持した
まま他方の手でカードユニット装置に新たなカードを投
入してしまい、結果的に遊技者に不利益を与えるという
問題があった。本発明は、上記した問題点に鑑みなされ
たもので、その目的とするところは、賞品玉払出装置の
トラブルにより賞品玉が払い出されない状況で遊技者が
そのような状況を知らない場合に受ける不利益を防止す
ることができるパチンコ機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1においては、入賞した入賞玉
を入賞玉検出手段で検出し、その入賞検出出力に基づい
て所定個数の賞品玉を払い出すパチンコ機において、賞
品玉を貯留する上皿に発射すべき打球がなく且つ操作ハ
ンドルからの操作出力がなくなったときに、前記入賞検
出出力があることに基づいて警報信号を導出する警報信
号導出手段と、該警報信号導出手段出力に基づいて警報
音を発生する警報音発生手段と、を設けたことを特徴と
するものである。同じ目的を達成するために、本発明の
請求項2においては、遊技玉を借り受けるべき価値が記
録されたカードを投入するカードユニット装置が付設さ
れ且つ入賞した入賞玉を入賞玉検出手段で検出し、その
入賞検出出力に基づいて所定個数の賞品玉を払い出すパ
チンコ機において、賞品玉を貯留する上皿に発射すべき
打球がなく且つ前記カードの価値がなくなったときに、
前記入賞検出出力があることに基づいて警報信号を導出
する警報信号導出手段と、該警報信号導出手段出力に基
づいて警報音を発生する警報音発生手段と、を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0006】
【作用】賞品玉を貯留する上皿に発射すべき打球がなく
遊技者が操作ハンドルから手を離したときに、入賞玉の
存在によって警報信号導出手段から警報信号が導出され
て警報音発生手段から警報音が発生されるので、遊技者
に注意を喚起して未だ入賞がある旨を報知して遊技者が
席を立つことを防止することができ、遊技者に不利益を
与えることがない。また、賞品玉を貯留する上皿に発射
すべき打球がなくカードの価値がなくなったときに、入
賞玉の存在によって警報信号導出手段から警報信号が導
出されて警報音発生手段から警報音が発生されるので、
遊技者に注意を喚起して未だ入賞がある旨を報知して新
たなカードをカードユニット装置に投入する行為を防止
することができ、遊技者に不利益を与えることがない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図1及び図2を参照
して、実施形態に係るカードユニット装置40が付設さ
れるパチンコ機1について説明する。本実施形態におけ
るパチンコ機1は、カードユニット装置40と1対1対
応するものであり、パチンコ機1の正面左側に位置する
カードユニット装置40が当該パチンコ機1と一対をな
しているものである。
【0008】上記したパチンコ機1は、図1に示すよう
にパチンコ機1の正面構造において、額縁状に形成され
た前面枠2の開口に、金枠3が周設され、該金枠3に
は、ガラス扉枠4及び前面扉板5が開閉自在に装着され
ている。ガラス扉枠4の後方には、前記前面枠2の裏面
に固着される取付枠を介して遊技盤6が着脱自在に装着
されている。しかして、遊技盤6の表面には、図示しな
いが発射された打球で遊技を行う各種の遊技装置が配置
されている。また、前記前面扉板5の表面には、上皿1
0が固着されている。また、前面枠2の下部には、発射
位置の玉を遊技部へ打出すための操作ハンドル7と、上
皿10に貯留できない余剰の賞品玉を溜める下皿8が設
けられている。この下皿8には、灰皿9が一体的に設け
られている。なお、操作ハンドル7には、周知のように
タッチスイッチ7aが設けられ、遊技者の手が触れるこ
とにより後述する打球発射装置34の打球モータ35の
駆動回路を閉路するものである。また、本実施形態にお
いて、タッチスイッチ7aは、後述するように警報音を
発生させる際の要件の1つを構成するものである。
【0009】ところで、前記上皿10には、3つの7セ
グメントLEDから構成される残額表示器11と、内部
にLEDランプを内蔵した玉貸スイッチ12及び返却ス
イッチ13とが設けられている。残額表示器11は、後
述するカードユニット装置40に投入された玉貸カード
に記録された貸玉情報(本実施形態においては、金額情
報)の残額又は100円未満の端数を表示するものであ
り、玉貸スイッチ12は、遊技者が操作することにより
前記残額表示器11に表示される金額の範囲内で且つ予
め定められた金額単位に相当する貸玉の排出を要求する
貸出要求信号を導出するためのものであり、返却スイッ
チ13は、遊技者が操作することによりカードユニット
装置40に投入された玉貸カードを返却要求する信号を
導出するものである。また、残額表示器11は、3つの
7セグメントLEDで構成され、例えば、100円単位
で残額が表示される。したがって、例えば、残額が54
00円のときは、「54」と表示されるが、仮に100
円以下の端数が残存しているときには、端数表示スイッ
チ42を操作することにより残額表示器11にその端数
が表示されるようになっている。なお、残額表示器11
を3つ以上の7セグメントLEDで構成して端数を含め
たすべての残額を表示させるようにしてもよい。
【0010】また、上皿10の下流端部には、上皿10
に打球が残留しているか否かを検出する上皿スイッチ1
4が設けられており、打球が残留しているときには、O
Nとなり、残留していないときには、OFFとなる。更
に、上皿10の上流側下部内側には、遊技状態に対応し
た効果音を発生すると共に、後述する警報音を発生する
スピーカ15が設けられている。つまり、スピーカ15
は、警報音発生手段を構成するものである。
【0011】ところで、パチンコ機1の背面には、機構
板16が開閉自在に設けられている。この機構板16に
は、周知のように発生した入賞玉を処理して所定個数の
賞品玉を払い出すための各種の機構が設けられるもので
ある。そこで、以下、機構板16の構成について図2を
参照して説明する。図において、機構板16の中央に
は、ほぼ正方形状の中央開口17が開設され、遊技盤6
の裏面に入賞球集合カバーを介して取り付けられる遊技
制御回路基板ボックス18とセンター役物保護カバー1
9とが前記中央開口17から後方に突出する。遊技制御
回路基板ボックス18の内部には、遊技盤6に設けられ
る入賞装置や図柄表示装置等の遊技動作を制御する遊技
制御回路基板が収納され、また、センター役物保護カバ
ー19は、遊技盤6のほぼ中央に設けられるセンター役
物の後方突出部を覆うものである。
【0012】ところで、機構板16の前面側下部には、
発生した入賞玉を集合して一側に誘導する入賞玉集合樋
20が形成され、該入賞玉集合樋20の末端に入賞玉ス
イッチ21と入賞玉排出ソレノイド22によって動作さ
れる玉切り揺動片23が設けられている。より詳細に説
明すると、入賞玉集合樋20の末端に到着した入賞玉
は、玉切り揺動片23の前端頭部に当接して停止され
る。そして、その停止した状態の入賞玉が入賞玉スイッ
チ21によって検出され、その入賞検出信号に基づいて
後述する賞品玉払出装置27が駆動される。賞品玉払出
装置27により所定個数の賞品玉が払い出されたことに
基づいて導出される払出終了信号があったときには、入
賞玉排出ソレノイド22が所定時間ONされて玉切り揺
動片23を揺動させるので、前端頭部で停止されていた
玉が玉切り揺動片23の凹部に受け入れられ、所定時間
経過後にOFFとなったときに凹部に受け入れた入賞玉
が下流側に排出される。以下、上記した動作を繰り返す
ことにより、次の入賞玉に対する賞品玉の払出動作が行
われる。なお、入賞玉の種類毎に払出賞品玉数が異なる
場合には、賞品玉数の少ない入賞玉に対応する記憶値が
あれば、それを優先的に払い出すようになっている。ま
た、入賞玉の排出を上記のように玉切り揺動片23で揺
動するのではなく、単に入賞玉通路を通過する入賞玉を
検出して記憶するようにし、その記憶値に基づいて賞品
玉払出装置27を駆動するようにしても良い。
【0013】また、機構板16の背面側には、その上部
に賞品玉を貯留する賞品玉タンク24が設けられ、該賞
品玉タンク24の下方に貯留された賞品玉を複数列(2
列)整列して機構板16の一側に導く賞品玉レール25
が設けられている。賞品玉レール25の下流側には、ヘ
アピン状に屈曲したカーブレール26が接続されてい
る。このカーブレール26の末端には、賞品玉払出装置
27が接続されるが、この賞品玉払出装置27は、垂直
状に形成される2条の賞品玉通路に臨むスクリュー状の
ローラー28と、該ローラー28を回転せしめる払出モ
ータ29と、ローラー28によって払い出された賞品玉
を検出するカウントスイッチ30と、ローラー28の回
転位置を検出する位置センサー(図示しない)と、供給
されるべき賞品玉の不足状態を検出する確認スイッチ3
1と、から構成されている。
【0014】賞品玉払出装置27は、入賞玉に基づく賞
品玉、及び後述するカードユニット装置40からの貸出
要求に基づく貸玉を払い出すものであるが、これを順次
説明すると、入賞玉スイッチ21によって入賞玉が検出
されたときには、各入賞検出(例えば、5個払出、10
個払出、15個払出)の状態を調べ、払出個数を設定
し、払出モータ29を駆動する。すると、ローラー28
の両側から交互に賞品玉が払い出され、払出個数に対応
する払出モータ29の回転を位置センサで検出し且つ払
出個数に対応する賞品玉をカウントスイッチ30が確認
したときには、払出モータ29の回転駆動が停止され
る。次に、カードユニット装置40にカードが挿入され
て残高があるという前提において、玉貸スイッチ12が
操作されたときには、払出個数(例えば、25個)が設
定され、払出モータ29を駆動する。すると、ローラー
28の両側から交互に貸し球が払い出され、払出個数に
対応する払出モータ29の回転を位置センサで検出し且
つ払出個数に対応する貸玉をカウントスイッチ30が確
認したときには、払出モータ29の回転駆動が停止され
る。
【0015】ただし、ローラー28のやや上流側の賞品
玉通路に臨むように設けられた確認スイッチ31がOF
Fとなっているときには、入賞信号及び貸出要求信号が
導出されても払出モータ29は、駆動されない。しか
し、打球発射装置34の打球モータ35の駆動は停止さ
れないので、打球の発射を行うことができる。
【0016】上記した賞品玉払出装置27によって払い
出された賞品玉又は貸玉は、賞品玉排出通路32の途中
に形成される上皿連通口33を通って前記上皿10に誘
導され、該上皿10が満杯となったときに上皿連通口3
3の側方から溢れた賞品玉が下流側の賞品玉排出通路3
2によって下皿10に誘導されるようになっている。ま
た、前記前面枠2の裏面下部には、打球モータ35を有
する打球発射装置34が固着されている。
【0017】更に、機構板16の裏面下部には、賞品玉
排出制御基板36が設けられている。この賞品玉排出制
御基板36は、前記入賞玉スイッチ21の検出信号、及
び前記玉貸スイッチ12の操作信号に基づいて、所定個
数の賞品玉又は所定個数の貸玉を排出すべく前記賞品玉
排出装置22を駆動制御するもので、後に詳述するよう
にマイクロコンピュータ50を含む排出制御回路が形成
されている。
【0018】次に、上記したパチンコ機1に隣接して設
けられるカードユニット装置40について説明する。カ
ードユニット装置40は、図1に示すように、該カード
ユニット装置40が使用可能である旨を報知する使用可
能ランプ41と、前記残額表示器11に端数を表示させ
る端数表示スイッチ42と、該カードユニット装置40
と対応するパチンコ機1を支持する連結台表示ランプ4
3と、該カードユニット装置40に玉貸カードが投入さ
れている状態であることを報知するカード挿入ランプ4
4と、玉貸カードを挿入するカード挿入口45とが表面
側に臨むように設けられている。また、図示しないがカ
ード挿入口45の背面には、挿入された玉貸カードを取
り込んだり排出したり、あるいはカードに記録される情
報を読み出したり書き込んだりするカード読取書込装置
45a(図3のブロック図に表示)が内蔵されている。
【0019】一方、カードユニット装置40の裏面に
は、図2に示すように、パチンコ機1に設けられるカー
ド装置中継基板(図示しない)と接続するためのパチン
コ機接続コネクタ46と、貸玉に係る売り上げ等を管理
するカードシステム装置(図示しない)と接続するため
のカードシステム接続コネクタ47と、電源線が接続さ
れる電源コネクタ48と、カードユニット装置40を制
御するカードユニット制御基板49とが設けられてい
る。なお、カード対応型でないパチンコ機の場合には、
カードユニット装置40の代わりに通常の台間玉貸機が
パチンコ機に隣接して配置される。また、カードユニッ
ト制御基板49には、後述するマイクロコンピュータ6
0を含む制御回路が形成されている。また、カードユニ
ット制御基板49と前記賞品玉排出制御基板36との間
で必要な信号、例えば、貸出要求信号や賞品玉排出終了
信号や貸玉排出終了信号等のやり取りが行われ、更に、
カードユニット制御基板49からは、遊技場に設置され
る遊技場管理コンピュータ70や、玉貸カードを発行し
ているカード会社に設置されるカード会社コンピュータ
71に所定の売上信号が導出されている。
【0020】そこで、図3を参照して賞品玉排出制御基
板36、カードユニット制御基板49に形成される制御
回路と管理コンピュータ70及びカード会社コンピュー
タ71との関係について簡単に説明する。まず、賞品玉
排出制御基板36に形成される制御回路は、マイクロコ
ンピュータ50と入出力回路51とを含んで構成され
る。マイクロコンピュータ50は、プログラムが内蔵さ
れるROMや記憶領域を形成するRAM等を含んでい
る。また、入出力回路51には、検出回路52を介して
入賞玉スイッチ21、賞品玉確認スイッチ31、カウン
トスイッチ30、上皿スイッチ14、及びタッチスイッ
チ7aが接続されてそれぞれの信号がマイクロコンピュ
ータ50に入力されると共に、駆動回路53〜55を介
してソレノイド22、モータ29、スピーカ15がそれ
ぞれ接続されてマイクロコンピュータ50から駆動信号
が与えられている。
【0021】一方、カードユニット制御基板49に形成
される制御回路も同様に、マイクロコンピュータ60と
入出力回路61とを含んで構成される。入出力回路61
には、検出回路62を介して玉貸スイッチ12、返却ス
イッチ13、端数表示スイッチ42が接続されてそれぞ
れの信号がマイクロコンピュータ60に入力されてい
る。また、駆動回路63を介して残額表示器11が接続
されてマイクロコンピュータ60から駆動信号が与えら
れ、駆動回路64を介して使用可能ランプ41、連結台
表示ランプ43、カード挿入ランプ44が接続されてマ
イクロコンピュータ60から駆動信号が与えられてい
る。また、入出力回路61には、検出駆動回路65を介
してカード読取書込装置45aが接続されており、投入
された玉貸カードに記録される情報信号等をマイクロコ
ンピュータ60との間でやり取りしている。更に、入出
力回路61は、前記入出力回路51と電気的に接続さ
れ、前記したように相互のコンピュータ間で必要な信号
等をやり取りするようになっている。更に、上記したマ
イクロコンピュータ60の入出力回路61から遊技場管
理コンピュータ70及びカード会社コンピュータ71に
貸出要求信号及び排出終了信号に基づいて導出される売
上信号が入力される。なお、少なくとも遊技場管理コン
ピュータ70には、賞品玉払出制御基板36のマイクロ
コンピュータ50から売上信号が入力されるようにして
も良い。
【0022】次に、上記した賞品玉払出制御基板36の
マイクロコンピュータ50によって制御される動作のう
ち、警報音発生の動作について図4を参照して説明す
る。本実施形態において、警報音を発生する状態とし
て、上皿10に発射すべき打球がない場合であって入賞
記憶があるときに遊技者が操作ハンドル7から手を離し
たとき、上皿10に発射すべき打球がない場合であって
入賞記憶があるときにカード残額が「0」になっている
とき、であり、前者の状態を図4(A)のフロー図で示
し、後者の状態を図4(B)のフロー図で示す。
【0023】まず、図4(A)において、ステップ10
で上皿スイッチ14がOFFであるか否かが判別され、
OFFとなっていなければ、以下の処理を実行すること
なく警報音発生サブルーチンは終了するが、OFFとな
っているときには、ステップ20でタッチスイッチ7a
がOFFとなっているか否かが判別される。タッチスイ
ッチ7aがOFFとなっていないときには、以下の処理
を実行することなく警報音発生サブルーチンは終了する
が、OFFとなっているときには、ステップ30で入賞
玉スイッチ21が入賞玉を検出しているか否かが判別さ
れる。入賞玉が検出されていないときには、以下の処理
を実行することなく警報音発生サブルーチンは終了する
が、入賞玉が検出されているときには、ステップ40で
スピーカ15から警報音を発生する。これにより、遊技
者に注意を喚起して未だ入賞がある旨を報知して遊技者
が席を立つことを防止することができ、遊技者に不利益
を与えることがない。なお、警報音としては、単なる効
果音でもよいが、「まだ、にゅうしょうがあります」と
いう音声であってもよい。また、警報音を発生するスピ
ーカも遊技に係る効果音を発生するものを兼用するので
はなく、独立して設けても良い。
【0024】次に、図4(B)において、ステップ10
0で上皿スイッチ14がOFFであるか否かが判別さ
れ、OFFとなっていなければ、以下の処理を実行する
ことなく警報音発生サブルーチンは終了するが、OFF
となっているときには、ステップ110でカード残額が
「0」となっているか否かが判別される。カード残額が
「0」となっていないときには、以下の処理を実行する
ことなく警報音発生サブルーチンは終了するが、「0」
となっているときには、ステップ120で入賞玉スイッ
チ21が入賞玉を検出しているか否かが判別される。入
賞玉が検出されていないときには、以下の処理を実行す
ることなく警報音発生サブルーチンは終了するが、入賞
玉が検出されているときには、ステップ130でスピー
カ15から警報音を発生する。これにより、遊技者に注
意を喚起して未だ入賞がある旨を報知して新たなカード
をカードユニット装置40に投入する行為を防止するこ
とができ、遊技者に不利益を与えることがない。
【0025】以上、実施形態に係るパチンコ機1の構成
及び作用について説明してきたが、本実施形態によれ
ば、賞品玉を貯留する上皿10に発射すべき打球がなく
遊技者が操作ハンドル7から手を離したときに、入賞玉
の存在によってマイクロコンピュータ50から警報信号
が導出されてスピーカ15から警報音が発生されるの
で、遊技者に注意を喚起して未だ入賞がある旨を報知し
て遊技者が席を立つことを防止することができ、遊技者
に不利益を与えることがない。また、賞品玉を貯留する
上皿10に発射すべき打球がなくカードの価値がなくな
ったときに、入賞玉の存在によってマイクロコンピュー
タ50から警報信号が導出されてスピーカ15から警報
音が発生されるので、遊技者に注意を喚起して未だ入賞
がある旨を報知して新たなカードをカードユニット装置
40に投入する行為を防止することができ、遊技者に不
利益を与えることがない。なお、警報音と同時に視覚的
に上記した注意喚起を行うようにすれば、より効果的で
ある。
【0026】なお、上記実施形態では、パチンコ機1に
カードユニット装置40を付設したものを示したが、カ
ードユニット装置40が付設されていないパチンコ機に
おいても、入賞玉をセンサで検出する形式ののものであ
れば、図4(A)に示す制御は可能である。また、上記
した実施形態では、パチンコ機1とカードユニット装置
40とを別体にしたものを示したが、カードユニット装
置をパチンコ機内に一体的に組み込んだものでも良い。
更に、カードとしては、磁気カードであってもICカー
ドであっても良いが、ICカードである場合には、遊技
者が獲得した賞品玉数を記憶させておいて、次回の来店
時に使用できるようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、賞品玉を貯留する上皿に発射す
べき打球がなく遊技者が操作ハンドルから手を離したと
きに、入賞玉の存在によって警報信号導出手段から警報
信号が導出されて警報音発生手段から警報音が発生され
るので、遊技者に注意を喚起して未だ入賞がある旨を報
知して遊技者が席を立つことを防止することができ、遊
技者に不利益を与えることがない。また、賞品玉を貯留
する上皿に発射すべき打球がなくカードの価値がなくな
ったときに、入賞玉の存在によって警報信号導出手段か
ら警報信号が導出されて警報音発生手段から警報音が発
生されるので、遊技者に注意を喚起して未だ入賞がある
旨を報知して新たなカードをカードユニット装置に投入
する行為を防止することができ、遊技者に不利益を与え
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る一対のパチンコ機とカードユニ
ット装置の正面図である。
【図2】実施形態に係る一対のパチンコ機とカードユニ
ット装置の背面図である。
【図3】カードユニット制御基板に形成される制御回路
と賞品玉払出制御基板に形成される制御回路と管理コン
ピュータとの関係を示すブロック図である。
【図4】賞品玉払出制御回路によって制御される動作を
示すフロー図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 7 操作ハンドル 7a タッチスイッチ 10 上皿 14 上皿スイッチ 15 スピーカ 21 入賞玉スイッチ 27 賞品玉払出装置 36 賞品玉払出制御基板 40 カードユニット装置 49 カードユニット制御基板 50 マイクロコンピュータ
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月20日(2001.2.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 パチンコ機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入賞した入賞玉を
入賞玉検出手段で検出し、その入賞検出出力に基づいて
所定個数の賞品玉を払い出す形式のパチンコ機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、入賞玉の発生に基づいて所定個数
の賞品玉を払い出す賞品玉払出装置として、賞品玉を1
個ずつ計数しながら払い出す形式のものが多く提供さ
れ、このような賞品玉払出装置に対応する入賞玉処理装
置としては、入賞玉を入賞玉検出スイッチで検出し、そ
の入賞検出信号(積算記憶される場合もある)に基づい
て賞品玉払出装置の電気的駆動源(例えば、モータ)を
駆動するようになっている。また、このような賞品玉払
出装置は、玉を1個ずつ計数しながら排出するものであ
るため、玉貸機の玉払出装置としての機能を兼用するも
のも提案され、その場合、カードユニット装置へカード
(プリペイドカード)を投入して玉貸ボタンを操作する
ことにより賞品玉払出装置から所定個数の遊技玉を貸し
出すようになっている。また、一般的に入賞玉が存在し
ていても玉詰まり等が原因で賞品玉払出装置への賞品玉
の供給が行われないときには、賞品玉払出装置の駆動停
止を行うと共に打球の発射動作も停止させ、これによっ
て遊技者とのトラブルやパチンコ機のトラブルを防止す
るようになっている。
【0003】ところで、近年、市場に提供されているパ
チンコ機のほとんどは、大当り遊技状態が発生する遊技
内容を有するものであり、このような遊技内容を有する
パチンコ機の場合、玉詰まりによって賞品玉が賞品玉払
出装置に供給されない状態となったときに打球動作を停
止させると、大当り遊技状態が終了してしまう事態も生
じるので逆に遊技者との間でトラブルが生じることとな
る。このため、賞品玉が賞品玉払出装置に供給されない
状態となった場合に、賞品玉払出装置の動作は停止させ
るが打球の発射動作はそのまま継続させるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記のよう
に玉詰まり等によって賞品玉払出装置の駆動が停止され
ても打球の発射動作が行えるため、遊技者が知らずに弾
発動作を継続し、上皿に打球がなくなったときには、入
賞玉が発生して本来賞品玉は払い出される予定があるに
も拘らず、遊技者が遊技を終了したと判断して席を立っ
てしまい、遊技者に不利益を与えるという問題があっ
た。同じような状況で、上皿に発射すべき打球がなく且
つカードユニット装置に投入されているカードの価値が
「0」となった場合に、入賞玉が発生して本来賞品玉は
払い出される予定があり新たに遊技玉を借り受ける必要
がないにも拘らず、一方の手で操作ハンドルを保持した
まま他方の手でカードユニット装置に新たなカードを投
入してしまい、結果的に遊技者に不利益を与えるという
問題があった。本発明は、上記した問題点に鑑みなされ
たもので、その目的とするところは、賞品玉払出装置の
トラブルにより賞品玉が払い出されない状況で遊技者が
そのような状況を知らない場合に受ける不利益を防止す
ることができるパチンコ機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1においては、入賞した入賞玉
を入賞玉検出手段で検出し、その入賞検出出力により入
賞玉数を記憶するようにし、その記憶値に基づいて所定
個数の賞品玉を払い出すパチンコ機において、賞品玉を
貯留する上皿に発射すべき打球がなく且つ操作ハンドル
からの操作出力がなくなったときに、前記入賞検出出力
があることに基づいて警報信号を導出する警報信号導出
手段と、該警報信号導出手段出力に基づいて警報音を発
生する警報音発生手段と、を設けたことを特徴とするも
のである。同じ目的を達成するために、本発明の請求項
2においては、遊技玉を借り受けるべき価値が記録され
たカードを投入するカードユニット装置が付設され且つ
入賞した入賞玉を入賞玉検出手段で検出し、その入賞検
出出力により入賞玉数を記憶するようにし、その記憶値
に基づいて所定個数の賞品玉を払い出すパチンコ機にお
いて、賞品玉を貯留する上皿に発射すべき打球がなく且
つ前記カードの価値がなくなったときに、前記入賞検出
出力があることに基づいて警報信号を導出する警報信号
導出手段と、該警報信号導出手段出力に基づいて警報音
を発生する警報音発生手段と、を設けたことを特徴とす
るものである。
【0006】
【作用】賞品玉を貯留する上皿に発射すべき打球がなく
遊技者が操作ハンドルから手を離したときに、入賞玉の
記憶によって警報信号導出手段から警報信号が導出され
て警報音発生手段から警報音が発生されるので、遊技者
に注意を喚起して未だ入賞がある旨を報知して遊技者が
席を立つことを防止することができ、遊技者に不利益を
与えることがない。また、賞品玉を貯留する上皿に発射
すべき打球がなくカードの価値がなくなったときに、入
賞玉の記憶によって警報信号導出手段から警報信号が導
出されて警報音発生手段から警報音が発生されるので、
遊技者に注意を喚起して未だ入賞がある旨を報知して新
たなカードをカードユニット装置に投入する行為を防止
することができ、遊技者に不利益を与えることがない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図1及び図2を参照
して、実施形態に係るカードユニット装置40が付設さ
れるパチンコ機1について説明する。本実施形態におけ
るパチンコ機1は、カードユニット装置40と1対1対
応するものであり、パチンコ機1の正面左側に位置する
カードユニット装置40が当該パチンコ機1と一対をな
しているものである。
【0008】上記したパチンコ機1は、図1に示すよう
にパチンコ機1の正面構造において、額縁状に形成され
た前面枠2の開口に、金枠3が周設され、該金枠3に
は、ガラス扉枠4及び前面扉板5が開閉自在に装着され
ている。ガラス扉枠4の後方には、前記前面枠2の裏面
に固着される取付枠を介して遊技盤6が着脱自在に装着
されている。しかして、遊技盤6の表面には、図示しな
いが発射された打球で遊技を行う各種の遊技装置が配置
されている。また、前記前面扉板5の表面には、上皿1
0が固着されている。また、前面枠2の下部には、発射
位置の玉を遊技部へ打出すための操作ハンドル7と、上
皿10に貯留できない余剰の賞品玉を溜める下皿8が設
けられている。この下皿8には、灰皿9が一体的に設け
られている。なお、操作ハンドル7には、周知のように
タッチスイッチ7aが設けられ、遊技者の手が触れるこ
とにより後述する打球発射装置34の打球モータ35の
駆動回路を閉路するものである。また、本実施形態にお
いて、タッチスイッチ7aは、後述するように警報音を
発生させる際の要件の1つを構成するものである。
【0009】ところで、前記上皿10には、3つの7セ
グメントLEDから構成される残額表示器11と、内部
にLEDランプを内蔵した玉貸スイッチ12及び返却ス
イッチ13とが設けられている。残額表示器11は、後
述するカードユニット装置40に投入された玉貸カード
に記録された貸玉情報(本実施形態においては、金額情
報)の残額又は100円未満の端数を表示するものであ
り、玉貸スイッチ12は、遊技者が操作することにより
前記残額表示器11に表示される金額の範囲内で且つ予
め定められた金額単位に相当する貸玉の排出を要求する
貸出要求信号を導出するためのものであり、返却スイッ
チ13は、遊技者が操作することによりカードユニット
装置40に投入された玉貸カードを返却要求する信号を
導出するものである。また、残額表示器11は、3つの
7セグメントLEDで構成され、例えば、100円単位
で残額が表示される。したがって、例えば、残額が54
00円のときは、「54」と表示されるが、仮に100
円以下の端数が残存しているときには、端数表示スイッ
チ42を操作することにより残額表示器11にその端数
が表示されるようになっている。なお、残額表示器11
を3つ以上の7セグメントLEDで構成して端数を含め
たすべての残額を表示させるようにしてもよい。
【0010】また、上皿10の下流端部には、上皿10
に打球が残留しているか否かを検出する上皿スイッチ1
4が設けられており、打球が残留しているときには、O
Nとなり、残留していないときには、OFFとなる。更
に、上皿10の上流側下部内側には、遊技状態に対応し
た効果音を発生すると共に、後述する警報音を発生する
スピーカ15が設けられている。つまり、スピーカ15
は、警報音発生手段を構成するものである。
【0011】ところで、パチンコ機1の背面には、機構
板16が開閉自在に設けられている。この機構板16に
は、周知のように発生した入賞玉を処理して所定個数の
賞品玉を払い出すための各種の機構が設けられるもので
ある。そこで、以下、機構板16の構成について図2を
参照して説明する。図において、機構板16の中央に
は、ほぼ正方形状の中央開口17が開設され、遊技盤6
の裏面に入賞球集合カバーを介して取り付けられる遊技
制御回路基板ボックス18とセンター役物保護カバー1
9とが前記中央開口17から後方に突出する。遊技制御
回路基板ボックス18の内部には、遊技盤6に設けられ
る入賞装置や図柄表示装置等の遊技動作を制御する遊技
制御回路基板が収納され、また、センター役物保護カバ
ー19は、遊技盤6のほぼ中央に設けられるセンター役
物の後方突出部を覆うものである。
【0012】ところで、機構板16の前面側下部には、
発生した入賞玉を集合して一側に誘導する入賞玉集合樋
20が形成され、該入賞玉集合樋20の末端に入賞玉ス
イッチ21と入賞玉排出ソレノイド22によって動作さ
れる玉切り揺動片23が設けられている。より詳細に説
明すると、入賞玉集合樋20の末端に到着した入賞玉
は、玉切り揺動片23の前端頭部に当接して停止され
る。そして、その停止した状態の入賞玉が入賞玉スイッ
チ21によって検出され、その入賞検出信号に基づいて
後述する賞品玉払出装置27が駆動される。賞品玉払出
装置27により所定個数の賞品玉が払い出されたことに
基づいて導出される払出終了信号があったときには、入
賞玉排出ソレノイド22が所定時間ONされて玉切り揺
動片23を揺動させるので、前端頭部で停止されていた
玉が玉切り揺動片23の凹部に受け入れられ、所定時間
経過後にOFFとなったときに凹部に受け入れた入賞玉
が下流側に排出される。以下、上記した動作を繰り返す
ことにより、次の入賞玉に対する賞品玉の払出動作が行
われる。なお、入賞玉の種類毎に払出賞品玉数が異なる
場合には、賞品玉数の少ない入賞玉に対応する記憶値が
あれば、それを優先的に払い出すようになっている。ま
た、入賞玉の排出を上記のように玉切り揺動片23で揺
動するのではなく、単に入賞玉通路を通過する入賞玉を
検出して記憶するようにし、その記憶値に基づいて賞品
玉払出装置27を駆動するようにしても良い。
【0013】また、機構板16の背面側には、その上部
に賞品玉を貯留する賞品玉タンク24が設けられ、該賞
品玉タンク24の下方に貯留された賞品玉を複数列(2
列)整列して機構板16の一側に導く賞品玉レール25
が設けられている。賞品玉レール25の下流側には、ヘ
アピン状に屈曲したカーブレール26が接続されてい
る。このカーブレール26の末端には、賞品玉払出装置
27が接続されるが、この賞品玉払出装置27は、垂直
状に形成される2条の賞品玉通路に臨むスクリュー状の
ローラー28と、該ローラー28を回転せしめる払出モ
ータ29と、ローラー28によって払い出された賞品玉
を検出するカウントスイッチ30と、ローラー28の回
転位置を検出する位置センサー(図示しない)と、供給
されるべき賞品玉の不足状態を検出する確認スイッチ3
1と、から構成されている。
【0014】賞品玉払出装置27は、入賞玉に基づく賞
品玉、及び後述するカードユニット装置40からの貸出
要求に基づく貸玉を払い出すものであるが、これを順次
説明すると、入賞玉スイッチ21によって入賞玉が検出
されたときには、各入賞検出(例えば、5個払出、10
個払出、15個払出)の状態を調べ、払出個数を設定
し、払出モータ29を駆動する。すると、ローラー28
の両側から交互に賞品玉が払い出され、払出個数に対応
する払出モータ29の回転を位置センサで検出し且つ払
出個数に対応する賞品玉をカウントスイッチ30が確認
したときには、払出モータ29の回転駆動が停止され
る。次に、カードユニット装置40にカードが挿入され
て残高があるという前提において、玉貸スイッチ12が
操作されたときには、払出個数(例えば、25個)が設
定され、払出モータ29を駆動する。すると、ローラー
28の両側から交互に貸し球が払い出され、払出個数に
対応する払出モータ29の回転を位置センサで検出し且
つ払出個数に対応する貸玉をカウントスイッチ30が確
認したときには、払出モータ29の回転駆動が停止され
る。
【0015】ただし、ローラー28のやや上流側の賞品
玉通路に臨むように設けられた確認スイッチ31がOF
Fとなっているときには、入賞信号及び貸出要求信号が
導出されても払出モータ29は、駆動されない。しか
し、打球発射装置34の打球モータ35の駆動は停止さ
れないので、打球の発射を行うことができる。
【0016】上記した賞品玉払出装置27によって払い
出された賞品玉又は貸玉は、賞品玉排出通路32の途中
に形成される上皿連通口33を通って前記上皿10に誘
導され、該上皿10が満杯となったときに上皿連通口3
3の側方から溢れた賞品玉が下流側の賞品玉排出通路3
2によって下皿10に誘導されるようになっている。ま
た、前記前面枠2の裏面下部には、打球モータ35を有
する打球発射装置34が固着されている。
【0017】更に、機構板16の裏面下部には、賞品玉
排出制御基板36が設けられている。この賞品玉排出制
御基板36は、前記入賞玉スイッチ21の検出信号、及
び前記玉貸スイッチ12の操作信号に基づいて、所定個
数の賞品玉又は所定個数の貸玉を排出すべく前記賞品玉
排出装置22を駆動制御するもので、後に詳述するよう
にマイクロコンピュータ50を含む排出制御回路が形成
されている。
【0018】次に、上記したパチンコ機1に隣接して設
けられるカードユニット装置40について説明する。カ
ードユニット装置40は、図1に示すように、該カード
ユニット装置40が使用可能である旨を報知する使用可
能ランプ41と、前記残額表示器11に端数を表示させ
る端数表示スイッチ42と、該カードユニット装置40
と対応するパチンコ機1を支持する連結台表示ランプ4
3と、該カードユニット装置40に玉貸カードが投入さ
れている状態であることを報知するカード挿入ランプ4
4と、玉貸カードを挿入するカード挿入口45とが表面
側に臨むように設けられている。また、図示しないがカ
ード挿入口45の背面には、挿入された玉貸カードを取
り込んだり排出したり、あるいはカードに記録される情
報を読み出したり書き込んだりするカード読取書込装置
45a(図3のブロック図に表示)が内蔵されている。
【0019】一方、カードユニット装置40の裏面に
は、図2に示すように、パチンコ機1に設けられるカー
ド装置中継基板(図示しない)と接続するためのパチン
コ機接続コネクタ46と、貸玉に係る売り上げ等を管理
するカードシステム装置(図示しない)と接続するため
のカードシステム接続コネクタ47と、電源線が接続さ
れる電源コネクタ48と、カードユニット装置40を制
御するカードユニット制御基板49とが設けられてい
る。なお、カード対応型でないパチンコ機の場合には、
カードユニット装置40の代わりに通常の台間玉貸機が
パチンコ機に隣接して配置される。また、カードユニッ
ト制御基板49には、後述するマイクロコンピュータ6
0を含む制御回路が形成されている。また、カードユニ
ット制御基板49と前記賞品玉排出制御基板36との間
で必要な信号、例えば、貸出要求信号や賞品玉排出終了
信号や貸玉排出終了信号等のやり取りが行われ、更に、
カードユニット制御基板49からは、遊技場に設置され
る遊技場管理コンピュータ70や、玉貸カードを発行し
ているカード会社に設置されるカード会社コンピュータ
71に所定の売上信号が導出されている。
【0020】そこで、図3を参照して賞品玉排出制御基
板36、カードユニット制御基板49に形成される制御
回路と管理コンピュータ70及びカード会社コンピュー
タ71との関係について簡単に説明する。まず、賞品玉
排出制御基板36に形成される制御回路は、マイクロコ
ンピュータ50と入出力回路51とを含んで構成され
る。マイクロコンピュータ50は、プログラムが内蔵さ
れるROMや記憶領域を形成するRAM等を含んでい
る。また、入出力回路51には、検出回路52を介して
入賞玉スイッチ21、賞品玉確認スイッチ31、カウン
トスイッチ30、上皿スイッチ14、及びタッチスイッ
チ7aが接続されてそれぞれの信号がマイクロコンピュ
ータ50に入力されると共に、駆動回路53〜55を介
してソレノイド22、モータ29、スピーカ15がそれ
ぞれ接続されてマイクロコンピュータ50から駆動信号
が与えられている。
【0021】一方、カードユニット制御基板49に形成
される制御回路も同様に、マイクロコンピュータ60と
入出力回路61とを含んで構成される。入出力回路61
には、検出回路62を介して玉貸スイッチ12、返却ス
イッチ13、端数表示スイッチ42が接続されてそれぞ
れの信号がマイクロコンピュータ60に入力されてい
る。また、駆動回路63を介して残額表示器11が接続
されてマイクロコンピュータ60から駆動信号が与えら
れ、駆動回路64を介して使用可能ランプ41、連結台
表示ランプ43、カード挿入ランプ44が接続されてマ
イクロコンピュータ60から駆動信号が与えられてい
る。また、入出力回路61には、検出駆動回路65を介
してカード読取書込装置45aが接続されており、投入
された玉貸カードに記録される情報信号等をマイクロコ
ンピュータ60との間でやり取りしている。更に、入出
力回路61は、前記入出力回路51と電気的に接続さ
れ、前記したように相互のコンピュータ間で必要な信号
等をやり取りするようになっている。更に、上記したマ
イクロコンピュータ60の入出力回路61から遊技場管
理コンピュータ70及びカード会社コンピュータ71に
貸出要求信号及び排出終了信号に基づいて導出される売
上信号が入力される。なお、少なくとも遊技場管理コン
ピュータ70には、賞品玉払出制御基板36のマイクロ
コンピュータ50から売上信号が入力されるようにして
も良い。
【0022】次に、上記した賞品玉払出制御基板36の
マイクロコンピュータ50によって制御される動作のう
ち、警報音発生の動作について図4を参照して説明す
る。本実施形態において、警報音を発生する状態とし
て、上皿10に発射すべき打球がない場合であって入賞
記憶があるときに遊技者が操作ハンドル7から手を離し
たとき、上皿10に発射すべき打球がない場合であって
入賞記憶があるときにカード残額が「0」になっている
とき、であり、前者の状態を図4(A)のフロー図で示
し、後者の状態を図4(B)のフロー図で示す。
【0023】まず、図4(A)において、ステップ10
で上皿スイッチ14がOFFであるか否かが判別され、
OFFとなっていなければ、以下の処理を実行すること
なく警報音発生サブルーチンは終了するが、OFFとな
っているときには、ステップ20でタッチスイッチ7a
がOFFとなっているか否かが判別される。タッチスイ
ッチ7aがOFFとなっていないときには、以下の処理
を実行することなく警報音発生サブルーチンは終了する
が、OFFとなっているときには、ステップ30で入賞
玉スイッチ21が入賞玉を検出しているか否かが判別さ
れる。入賞玉が検出されていないときには、以下の処理
を実行することなく警報音発生サブルーチンは終了する
が、入賞玉が検出されているときには、ステップ40で
スピーカ15から警報音を発生する。これにより、遊技
者に注意を喚起して未だ入賞がある旨を報知して遊技者
が席を立つことを防止することができ、遊技者に不利益
を与えることがない。なお、警報音としては、単なる効
果音でもよいが、「まだ、にゅうしょうがあります」と
いう音声であってもよい。また、警報音を発生するスピ
ーカも遊技に係る効果音を発生するものを兼用するので
はなく、独立して設けても良い。
【0024】次に、図4(B)において、ステップ10
0で上皿スイッチ14がOFFであるか否かが判別さ
れ、OFFとなっていなければ、以下の処理を実行する
ことなく警報音発生サブルーチンは終了するが、OFF
となっているときには、ステップ110でカード残額が
「0」となっているか否かが判別される。カード残額が
「0」となっていないときには、以下の処理を実行する
ことなく警報音発生サブルーチンは終了するが、「0」
となっているときには、ステップ120で入賞玉スイッ
チ21が入賞玉を検出しているか否かが判別される。入
賞玉が検出されていないときには、以下の処理を実行す
ることなく警報音発生サブルーチンは終了するが、入賞
玉が検出されているときには、ステップ130でスピー
カ15から警報音を発生する。これにより、遊技者に注
意を喚起して未だ入賞がある旨を報知して新たなカード
をカードユニット装置40に投入する行為を防止するこ
とができ、遊技者に不利益を与えることがない。
【0025】以上、実施形態に係るパチンコ機1の構成
及び作用について説明してきたが、本実施形態によれ
ば、賞品玉を貯留する上皿10に発射すべき打球がなく
遊技者が操作ハンドル7から手を離したときに、入賞玉
の存在によってマイクロコンピュータ50から警報信号
が導出されてスピーカ15から警報音が発生されるの
で、遊技者に注意を喚起して未だ入賞がある旨を報知し
て遊技者が席を立つことを防止することができ、遊技者
に不利益を与えることがない。また、賞品玉を貯留する
上皿10に発射すべき打球がなくカードの価値がなくな
ったときに、入賞玉の存在によってマイクロコンピュー
タ50から警報信号が導出されてスピーカ15から警報
音が発生されるので、遊技者に注意を喚起して未だ入賞
がある旨を報知して新たなカードをカードユニット装置
40に投入する行為を防止することができ、遊技者に不
利益を与えることがない。なお、警報音と同時に視覚的
に上記した注意喚起を行うようにすれば、より効果的で
ある。
【0026】なお、上記実施形態では、パチンコ機1に
カードユニット装置40を付設したものを示したが、カ
ードユニット装置40が付設されていないパチンコ機に
おいても、入賞玉をセンサで検出する形式ののものであ
れば、図4(A)に示す制御は可能である。また、上記
した実施形態では、パチンコ機1とカードユニット装置
40とを別体にしたものを示したが、カードユニット装
置をパチンコ機内に一体的に組み込んだものでも良い。
更に、カードとしては、磁気カードであってもICカー
ドであっても良いが、ICカードである場合には、遊技
者が獲得した賞品玉数を記憶させておいて、次回の来店
時に使用できるようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、賞品玉を貯留する上皿に発射す
べき打球がなく遊技者が操作ハンドルから手を離したと
きに、入賞玉の記憶によって警報信号導出手段から警報
信号が導出されて警報音発生手段から警報音が発生され
るので、遊技者に注意を喚起して未だ入賞がある旨を報
知して遊技者が席を立つことを防止することができ、遊
技者に不利益を与えることがない。また、賞品玉を貯留
する上皿に発射すべき打球がなくカードの価値がなくな
ったときに、入賞玉の記憶によって警報信号導出手段か
ら警報信号が導出されて警報音発生手段から警報音が発
生されるので、遊技者に注意を喚起して未だ入賞がある
旨を報知して新たなカードをカードユニット装置に投入
する行為を防止することができ、遊技者に不利益を与え
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る一対のパチンコ機とカードユニ
ット装置の正面図である。
【図2】実施形態に係る一対のパチンコ機とカードユニ
ット装置の背面図である。
【図3】カードユニット制御基板に形成される制御回路
と賞品玉払出制御基板に形成される制御回路と管理コン
ピュータとの関係を示すブロック図である。
【図4】賞品玉払出制御回路によって制御される動作を
示すフロー図である。
【符号の説明】 1 パチンコ機 7 操作ハンドル 7a タッチスイッチ 10 上皿 14 上皿スイッチ 15 スピーカ 21 入賞玉スイッチ 27 賞品玉払出装置 36 賞品玉払出制御基板 40 カードユニット装置 49 カードユニット制御基板 50 マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63F 7/02 352 A63F 7/02 352L

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入賞した入賞玉を入賞玉検出手段で検出
    し、その入賞検出出力に基づいて所定個数の賞品玉を払
    い出すパチンコ機において、 賞品玉を貯留する上皿に発射すべき打球がなく且つ操作
    ハンドルからの操作出力がなくなったときに、前記入賞
    検出出力があることに基づいて警報信号を導出する警報
    信号導出手段と、該警報信号導出手段出力に基づいて警
    報音を発生する警報音発生手段と、を設けたことを特徴
    とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 遊技玉を借り受けるべき価値が記録され
    たカードを投入するカードユニット装置が付設され且つ
    入賞した入賞玉を入賞玉検出手段で検出し、その入賞検
    出出力に基づいて所定個数の賞品玉を払い出すパチンコ
    機において、 賞品玉を貯留する上皿に発射すべき打球がなく且つ前記
    カードの価値がなくなったときに、前記入賞検出出力が
    あることに基づいて警報信号を導出する警報信号導出手
    段と、該警報信号導出手段出力に基づいて警報音を発生
    する警報音発生手段と、を設けたことを特徴とするパチ
    ンコ機。
JP2001012667A 2001-01-22 2001-01-22 パチンコ機 Withdrawn JP2001190821A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001012667A JP2001190821A (ja) 2001-01-22 2001-01-22 パチンコ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001012667A JP2001190821A (ja) 2001-01-22 2001-01-22 パチンコ機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000388030A Division JP3721985B2 (ja) 2000-12-21 2000-12-21 パチンコ機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001190821A true JP2001190821A (ja) 2001-07-17

Family

ID=18879641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001012667A Withdrawn JP2001190821A (ja) 2001-01-22 2001-01-22 パチンコ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001190821A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003052990A (ja) * 2001-08-08 2003-02-25 Heiwa Corp 遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003052990A (ja) * 2001-08-08 2003-02-25 Heiwa Corp 遊技機
JP4607387B2 (ja) * 2001-08-08 2011-01-05 株式会社平和 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7133677B2 (ja) 遊技機
JP4300303B2 (ja) 遊技装置
JP2019088751A (ja) 遊技機
JP5126914B2 (ja) 遊技装置
JP2009165729A (ja) 遊技台
JP4806800B2 (ja) 遊技装置
JP2002000798A (ja) 遊技機
JPH0671029A (ja) 遊技機
JP5140170B2 (ja) 封入球式遊技機
JPH1043389A (ja) 弾球遊技機
JP2013017845A (ja) 封入球式遊技機
JP2014210042A (ja) 管理装置
JP2003284864A (ja) 遊技媒体貸出装置
JP2001190821A (ja) パチンコ機
JPH11319281A (ja) 遊技機における監視システム
JP2001162019A (ja) パチンコ機
JP3620053B2 (ja) パチンコ機
JPH07116326A (ja) 弾球遊技用装置
JP6596143B1 (ja) 遊技機
JP7199710B2 (ja) 遊技機
JP5333840B2 (ja) 遊技機
JPH1157189A (ja) 遊技機
JP3020935B1 (ja) パチンコ遊技機
JPH08257228A (ja) 遊技機の遊技データ画像表示方法及びその装置
JP3063258B2 (ja) カード式パチンコ機の管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20041130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041216