JP2001190450A - 便座装置及び電気機器 - Google Patents

便座装置及び電気機器

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JP2001190450A
JP2001190450A JP2000163862A JP2000163862A JP2001190450A JP 2001190450 A JP2001190450 A JP 2001190450A JP 2000163862 A JP2000163862 A JP 2000163862A JP 2000163862 A JP2000163862 A JP 2000163862A JP 2001190450 A JP2001190450 A JP 2001190450A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの人体検知センサで便座,便蓋が閉じた
状態にあるときは、自動的に便蓋を開くことができ、ま
た、便座,便蓋が開いた状態にあるときは、自動的に便
座,便蓋を閉じることができる便座装置を提供する。 【解決手段】 回動可能な便座5と、前記便座上に回動
可能な便蓋6と、人体検知センサ8を備えた便座装置に
おいて、前記便座5、便蓋6の姿勢により、人体検知セ
ンサ8の検知領域を可変させる駆動機構10を設ける。
また、この人体検知センサ8は、便座装置の便座5に対
向するごとくケース4の前側に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者の座位を検
出する着座検知センサと、便器前の人体を検出する人体
検知センサと、該着座検知センサ及び人体検知センサに
基づいてトイレ環境(便座温度、室内温度、便座・便蓋
姿勢等)を制御する便座装置に関するものであり、さら
には、人体検知センサを備えた電気機器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、便座装置として、人体検知センサ
を備え、使用者が便器の前に立ったときにこれを検知し
て便蓋を自動的に開くようにしたものが知られている。
この装置は、外側ケーシングの前面上端部に赤外線式の
人体検知センサが設けられ、便器の前方に使用者が立っ
たとき人体検知センサによる検知に基づいて便蓋を自動
的に開き、使用者が用足し後便器から離れると、便座に
設けた着座センサによりこれを検知して再び便蓋を自動
的に閉じる。一方、男性の小便時にはリモコン操作部の
操作によって便座を開動作させ、用を足すので、人体検
知センサが便蓋によって隠れてしまうため、便器使用者
が便器から離れたことを検知できない。これを解決する
ため、便蓋・便座の開閉動作に干渉しないよう便器側方
への出張部を設け、その出張部に人体検知センサを設け
るといったことも考えられるが、このような出張部を設
けると、狭いトイレ空間に取付けできない可能性もあ
り、また外観が著しく損なわれる問題があり、実際には
採用困難である。
【0003】そこで、特開平8−319648号に記載
されているように、外側ケーシングの前面上端部であっ
て前記便蓋及び便座が閉位置にあるときに前方に開放さ
れる部位に第一の人体検知センサを設けるとともに、そ
れら便座・便蓋が開いた状態において便器前方の人体を
検知可能な位置において便器側に第二の人体検知センサ
を設けることが提案されている。なお、特開平8−31
9648号に見られるものを詳述すると、以下の通りで
ある。従来の便座装置を示す図21において、ケースカ
バー4の前面上端部に第一の人体検知センサ27を、ま
た便器側において便座5,便蓋6が開いた状態で便器前
方の人体を検知可能な位置に第二の人体検知センサ28
を設けている。これによれば便座5,便蓋6が閉じた状
態にあるときには第一の人体検知センサ27により、ま
た便座5,便蓋6が開いた状態にあるときには第二の人
体検知センサ28により便器前方の人体を検知すること
ができる。従って、便座5,便蓋6が閉じた状態にある
ときは、第一の人体検知センサ27により、自動的に便
蓋6を開くことができ、また、便座5,便蓋6が開いた
状態にあるとき、すなわち、男性の小便時においては、
用足し後に自動的に便座5,便蓋6を閉じるようにする
ことができる
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−919648号開示の装置では、装置の前面を大き
く開閉する便座5や便蓋6があるため、人体検知センサ
が少なくとも2つ必要となり高価なものとなる。また、
人体検知センサを少なくとも2つ設置するため、ケース
カバーが大きくなりデザイン性が悪くなるという問題が
ある。さらには、黒色をした人体検知センサのフィルタ
ー部が2箇所となり著しく外観を損なうことになる。本
発明は上記課題を解決するためになされたもので、本発
明の目的は、人体検知センサの前を可動物が遮っても、
人体検知センサを使用可能にすることにあり、さらには
便座、便蓋の姿勢に関わらず、便器前の人体を1つの人
体検知センサで検出可能な便座装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用及び効果】上記課
題を解決するために請求項1の発明では、便座先端より
も前側上方を検知可能な人体検知センサを便座の後端縁
と対向する位置のケース前側に設けたので、便座の姿勢
に関わらず便器前の人体を1つの人体検知センサで検出
することが可能となる。
【0006】請求項2の発明では、便蓋先端よりも前側
上方を検知可能な人体検知センサを便蓋及び便座の後端
縁と対向する位置のケース前側に設けたので便座、便蓋
の姿勢に関わらず便器前の人体を1つの人体検知センサ
で検出することが可能となる。
【0007】請求項3の発明では、請求項1若しくは請
求項2記載の発明に加え、便座起立姿勢位置を人体検知
センサの検知領域外としたので便座による誤検知を確実
に無くすことができる。
【0008】請求項4の発明では、請求項1若しくは請
求項2記載の発明に加え、便座の開閉姿勢に応じて人体
検知センサの検知領域を変更する変更手段を設けたので
人体検知センサの検知領域を広く確保することができる
と共に、便座による誤検知を確実に無くすことができ
る。請求項4記載の発明は、請求項5に記載のように、
前記変更手段を前記人体検知センサの配置を移動させる
ことにより検知領域を可変させる駆動機構により構成で
きる。また、請求項4記載の発明は、請求項6に記載の
ように、前記変更手段を前記人体検知センサを回転させ
ることにより検知領域を可変させる駆動機構により構成
できる。
【0009】請求項5乃至請求項6記載の発明は、請求
項7に記載のように、前記駆動機構を電動モータと該電
動モータの回動を伝達する伝達手段で構成できる。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項8に
記載のように、前記変更手段を人体検知センサ前方に配
置されたレンズを移動する駆動機構により構成できる。
また、請求項4記載の発明は、請求項9に記載のよう
に、前記変更手段を人体検知センサ前方に配置された反
射体を移動する駆動機構により構成できる。
【0011】請求項10の発明では、請求項1乃至請求
項9記載の発明に加え、便座先端よりも手前の人体を検
知可能な着座センサを便座の後端縁と対向する位置のケ
ース前側に設けたので、人体検知センサの近傍に着座セ
ンサを配することができ、センサ用透過窓を人体検知セ
ンサと共通に用いることができる。
【0012】請求項11の発明では、請求項10記載の
発明に加え、便座起立姿勢位置を着座センサの検知領域
外としたので、便座による誤検知を確実に防止できる。
【0013】請求項12の発明では、請求項10乃至請
求項11記載の発明に加え、人体検知センサ近傍に着座
センサを配置したので、センサ用透過窓を人体検知セン
サと共通に用いることができる。
【0014】請求項12記載の発明は、請求項13に記
載のように、人体検知センサ及び着座センサを反射形の
光電センサにより構成することができる。
【0015】請求項14の発明では、請求項13記載の
発明に加え、着座センサにより座位を検出している間
は、人体検知センサによる人体検知があるものとみなし
てトイレ環境を制御するので近点検知しずらい人体検知
センサの性能を着座センサにより補完することができ、
使用者の有無による最適なトイレ環境とすることができ
る。
【0016】請求項15記載の発明は、回動可能な便座
と、前記便座上に回動可能な便蓋と、人体検知センサを
備えた便座装置において、前記便座、便蓋の姿勢によ
り、前記人体検知センサの検知領域を可変させる駆動機
構を設けた。この発明によれば、便座,便蓋が閉じた状
態にあるときには、前記人体検知センサを便蓋の上方に
向けて投光ができるように検知領域を可変させる。これ
により、便器前方の人体を検知することが可能となり、
使用者が近づいたときは、人体検知センサによる人体検
知信号に基づいて、自動的に便蓋を開くことができる。
【0017】また便座,便蓋が開いた状態にあるときに
は、前記人体検知センサを便座の下方に向けて投光がで
きるように検知領域を可変させる。これにより、便器前
方の人体を検知することが可能となり、使用者が便器使
用後に便器から立ち去ったときは、人体検知センサによ
る人体検知信号に基づいて、自動的に便蓋を閉めること
ができる。すなわち、男性の小便時においては、用足し
後に自動的に便座,便蓋を閉じるようにすることができ
る。従って、一つの人体検知センサの検知領域を可変さ
せることにより、自動的に便蓋の開閉が可能となるシス
テムが構成できるため、安価なものとなる。また、設置
する場所もケースカバー内の便蓋下方の1箇所ですむた
め、ケースカバーがコンパクトにでき、ローシルエット
なデザインも可能となり、デザイン性が格段に向上す
る。さらには、人体検知センサのフィルター部が1箇所
ですむため、外観を損なうこともなくなる。また、この
駆動機構を、電気により動くアクチュエータとすること
ができる。さらに、駆動機構を一つのアクチュエータで
構成してなり、前記アクチュエータの動きを伝達する手
段により、複数の人体検知センサを可動させるようにす
ることができる。
【0018】また、本発明は、回動可能な便座と、前記
便座上に回動可能な便蓋と、人体検知センサと、着座セ
ンサを備えた便座装置において、前記便座、便蓋の姿勢
により、前記人体検知センサの検知領域を可変させる駆
動機構と、前記着座センサの検知領域を可変させる駆動
機構を設けた。この発明によれば、便座,便蓋が閉じた
状態にあるときには、前記人体検知センサを便蓋の上方
に向けて投光ができるように検知領域を可変させる。こ
れにより、便器前方の人体を検知することが可能とな
り、使用者が近づいたときは、人体検知センサによる人
体検知信号に基づいて、自動的に便蓋を開くことができ
る。また、便座が閉じた状態で、且つ、便蓋が開いた状
態にあるときには、前記着座センサを便座の上方で、且
つ、便蓋の下方に向けて投光ができるように検知領域を
可変させる。これにより、便座上の人体を検知すること
が可能となり、便器使用者がいるときは、前記着座セン
サによる着座検知信号に基づいて、脱臭の動作、及び、
洗浄等のスタンバイができる。そして、用足し後に便器
から離れれば、前記着座センサにて人体が便器から離れ
たことを検知でき、前記着座センサによる着座非検知信
号に基づいて、自動的に便蓋を閉じることができる。さ
らには、便座,便蓋が開いた状態にあるときには、前記
人体検知センサを便座の下方に向けて投光ができるよう
に検知領域を可変させる。そのとき、前記着座センサの
検知領域を可変させ、前記人体検知センサと干渉しない
ようにする。これにより、便蓋、及び、便座を誤検知す
ることなく便器前方の人体を検知することが可能とな
り、使用者が便器使用後に便器から立ち去ったときは、
前記人体検知センサによる人体検知信号に基づいて、自
動的に便蓋を閉めることができる。従って、一つの人体
検知センサと一つの着座センサの検知領域を可変させる
ことにより、自動的に便蓋の開閉が可能となり、且つ、
便座上の人体を検知することが可能となるシステムが構
成できるため、安価なものとなる。また、設置する場所
もケースカバー内の便蓋下方の1箇所ですむため、ケー
スカバーがコンパクトにでき、ローシルエットなデザイ
ンも可能となり、デザイン性が格段に向上する。さらに
は、人体検知センサと着座センサのフィルター部が1箇
所ですむため、外観を損なうこともなくなる。
【0019】さらに、本発明は、人体検知センサと、前
記人体検知センサの検知信号を遮るように動作する可動
物とを備えた電気機器において、可動物の動作に応じ
て、前記人体検知センサの検知信号の出力方向を可変さ
せる駆動機構を備えた。この発明によれば、人体検知セ
ンサを遮る動きをする可動物に動作に合わせて、人体検
知センサの検知信号の出力方向が変わるので、可動物に
遮られないように人体を検知することができる。ここ
で、電気機器とは、既述の便座装置はもとより、家庭内
のあらゆる電気製品から店舗の自動ドアのような大型機
器まで種々の機器を含むものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、便座装置
により説明する。なお、図面上、「人体センサ」とある
のは、明細書中の「人体検知センサ」のことである。図
1は、本発明の便座装置の実施例である便座装置1を洋
風便器2に装着し、便座5、便蓋6が閉じた状態を示す
外観図、図2は、本発明の便座5、便蓋6を閉じた状態
における人体検知センサ8、着座センサ9、便座5、便
蓋6、ケースカバー4、フィルター19の状態を示す断
面図、図3は、便座装置1を洋風便器2に装着し、便座
5を閉じ、便蓋6が開いた状態を示す外観図、図4は、
本発明の便座5を閉じ、便蓋6を開いた状態における人
体検知センサ8、着座センサ9、便座5、便蓋6、ケー
スカバー4、フィルター19の状態を示す断面図、図5
は、便座装置1を洋風便器2に装着し、便座5,便蓋6
が閉じた状態を示す外観図、図6は、本発明の便座5、
便蓋6を開いた状態における人体検知センサ8、着座セ
ンサ9、便座5、便蓋6、ケースカバー44、フィルタ
ー19の状態を示す断面図、図7は、人体検出センサ8
及び着座検知センサ9の夫々の概略の検知範囲を説明す
るための側面図、図8は本発明の制御システムのブロッ
ク図である。図9は、本発明の便座5、便蓋6、係合軸
21、ケースカバー4、便蓋開閉機構20の取付状態を
示す図である。
【0021】以下、本発明の第1の実施例を図1〜図9
を参照しながら説明する。これらの図において、1は便
座装置であり、洋風便器2の上に載置固定されている。
そして、便座装置1の底部のケースプレート3の上に種
々の便座装置機能部品が搭載され、それを覆うためにケ
ースカバー4が取り付けられ、ケースカバー4には便座
5及び便蓋6が開閉可能に一体的に組み付けられてい
る。なお、この便座装置のケースは、ケースプレート3
にケースカバー4が取付けられて構成される。人体検知
センサ8及び着座センサ9は、発光部17と受光部18
を持つ光センサ式であり、ケースカバー4には、光を透
過するフィルター19が設けられている。なお、人体検
知センサ8及び着座センサ9は、図2に明らかに示して
いるように便蓋6が閉じた状態において、それぞれ便蓋
6上面よりも下の位置に設けられるが、少なくとも人体
検知センサ8の指向面は便蓋6によって覆い隠されない
位置に設けられる。人体検知センサ8は、便座5の先端
よりも前側上方を検知可能であり、便座5の開閉を支持
するケース前側の、便座5の後端縁と対向する位置に設
けられている。また、この人体検知センサ8の設置位置
は、便蓋6の後端縁と対向する位置でもある。なお、好
ましくは、人体検知センサ8の検知領域は、便蓋6によ
って覆い隠されないようにされるだけでなく、便座起立
姿勢位置を外しておくのがよい。
【0022】本実施例の便座装置1には、図8に示すよ
うに人体検知センサ8と、着座センサ9と、便蓋開閉ユ
ニット20、便座開閉ユニット30、モータを内蔵した
便器洗浄ユニット40、室内暖房装置50、便座暖房装
置60、室内空気清浄装置70等が設けられ、上記各検
知手段及び信号の出力を受けて便蓋開閉ユニット20、
便座開閉ユニット30、便器洗浄ユニット40、室内暖
房装置50、便座暖房装置60、室内空気清浄装置70
等を適宜判断して駆動させる制御手段80とを備えてい
る。この制御手段80には、時間を計測するタイマーを
備え、便蓋開閉ユニット20と、便座開閉ユニット30
と、便器洗浄ユニット40の駆動の有無や駆動のタイミ
ングを人体検知センサ8及び着座検知センサ9の信号及
びタイマーによる計測時間に基づいて判断して、前記ユ
ニットを適宜駆動するようにしている。ここで、本例の
場合、人体検知センサ8は、反射型の測距センサを用い
てあり、便器の前に人がいることを検知した時に、検知
信号を出力し、便器の前に人がいないことを検知した時
には、非検知信号を出力するようになっている。また、
着座センサ9は、測距センサを用いてあり、便器内に人
が座ったことを検知した時に、検知信号を出力し、便器
内に人が座っていないことを検知した時には、非検知信
号を出力するようになっている。
【0023】ケースプレート3とケースカバー4の前面
下端部の中には、便蓋開閉ユニット20(便座開閉ユニ
ット30)が固定具(ビス)にてケースプレートのボス
に取り付けられている。係合軸21は、ケースカバーの
貫通穴22を貫通して、便蓋開閉ユニット20の係合穴
部23に係合している。一方、係合軸21の他方は、便
座U字貫通穴部24を貫通し、便蓋U字係合穴部25に
係合されている。さらに、便蓋開閉ユニット20(便座
開閉ユニット30)内には、磁石とホールICを用いて
便蓋と便座の姿勢を検知し、その角度信号を出力するよ
うにしている。なお便蓋開閉ユニット20と便座開閉ユ
ニット30とは左右対象な同一の機構を用いることが可
能である。
【0024】リモコン操作部90には、座蓋開スイッチ
91、座蓋閉スイッチ92、座開スイッチ93、洗浄大
スイッチ94、洗浄小スイッチ95、運転入/切スイッ
チ96、自動ふた開閉入/切スイッチ97、自動洗浄入
/切スイッチ98、及び、ノズル掃除入/切スイッチ9
9を設け、各々の操作をした時には、各々の操作信号を
出力する。
【0025】図10は、本発明の実施例の便座装置2の
動作を説明するための説明図,図11、図12、図13
は本発明の実施例における動作を示すタイムチャートで
ある。なお図12は人体検知センサ8の信号が着座検知
センサ9の信号より早く、または、ほぼ同時に消失した
場合に人体検知センサ8の検出信号の消失ディレイ時間
を設けた場合を説明する為のタイムチャートである。
【0026】本例の装置の動作を図10〜図13に基づ
いて説明する。初期状態はトイレ環境内に使用者が存在
しない場合である。この状態では、人体検知センサ8
は、便器の前に人がいるかどうかを判断する必要がある
ため、便座5と便蓋6の姿勢に拘わらず、常に人体検知
センサ8はスタンバイ状態(投光を行い人体により反射
する受光を待っている状態)とする。なお、この初期状
態においては便座装置1の誤動作を防止するため、着座
センサ9はスタンバイ状態としない(即ち投光を停止す
るか若しくは受光信号を無視する)。着座センサ9は、
便座5を使用する場合にスタンバイする必要があるた
め、便座5が倒伏状態で且つ便蓋6が起立状態の時に着
座センサ9をスタンバイ状態とする。また、身障者等が
使用する水廻り用車椅子を使用する場合にも検知する必
要があるため、便座5及び便蓋6が起立状態の時にも着
座センサ9をスタンバイ状態とする。なお、、便蓋開閉
ユニット20、便座開閉ユニット30が駆動されている
間は、着座検知センサ9が便座5若しくは便蓋6を誤検
知する可能性があるので、駆動中は着座検知センサ9を
スタンバイ状態としない。
【0027】本例の装置においては図1、2に示してい
るように、便座5,便蓋6が閉じた状態にあるときに
は、人体検知センサ8がフィルター19を通し前方に開
放された状態となり、便蓋6の上方に向けて投光をして
いる。これにより、図10(I)に示すように便器前方
の人体を検知することが可能となり、使用者が近づいた
ときは、人体検知センサ8による人体検知信号に基づい
て、自動的に便蓋6を開くことができ、使用者は何ら手
を使うことなく便座5に腰を掛けて便器2を使用するこ
とができる。(p1)同時に人体検知センサ8、着座検
知センサ9のどちらかが検出している状態をタイマーt
1にて計測する。その後、使用者が便座装置1に着座し
ている状態では人体検知センサ8、着座検知センサ9と
もに検出状態となる。使用者が便座装置1から立ち上が
ると着座検知センサ9が非検知状態となる。その後、一
定時間t2(本実施例では5秒)以内に人体検知手段が
検知状態から非検知状態に変化すると、t4時間経過後
(本実施例では90秒後)にp3にて便器洗浄用ユニッ
ト40を駆動して自動的に便器洗浄を行う。またt3時
間経過後(本実施例では10秒後)にp2にて自動的に
便蓋6の閉駆動を行う。
【0028】なお、人体検知センサ8の信号が着座検知
センサ9の信号より早く、またはほぼ同時に消失した場
合を以下に説明する。というのも、図7に示すような人
体検知範囲、着座検出範囲であるため、使用者が便座装
置1の横方向に離座した場合は図13のp4に示すよう
に人体検知センサ8による検出信号が着座検知センサ9
による検出信号よりも先に非検知状態となる場合があ
る。この場合を考慮して、人体検知センサ8による検出
信号については消失ディレイ(t6)を設けている。よ
って、使用者が便座装置1の横方向に離座した場合にお
いて消失ディレイ(t6)以内に着座検知センサ9によ
る信号が非検知状態となれば、図11で説明した動作と
同様にp3にて便器洗浄ユニット40を駆動して便器洗
浄を行い、p2にて便蓋開閉ユニット20を駆動して便
蓋を閉する。他方、男性の小便時には、図10(III)に
示すようにリモコン操作部90を操作することで便座開
閉ユニット30を駆動し、便座5を自動的に開くことが
できる。この便座5、便蓋6開放位置においても、人体
検知センサ8はフィルター19を通し前方に開放される
状態(投光部と受光部が便座に遮られない状態)とな
り、便座5の上方に向けて投光を行うので、図10(I
V)に示すように便器前方の人体を検知することが可能
となる。従って、便器前の人体が小用を済ませ、立ち去
った際には、人体検知センサ8による人体検知信号が消
失するため、その信号に基づき、便蓋開閉ユニット20
及び便座開閉ユニット30を駆動し、便座5及び便蓋6
を自動的に閉止することができる。また、便器洗浄ユニ
ット40を駆動し、自動的に便器洗浄を行うことができ
る。この際、便座5の起立姿勢を検知し、この検知信号
に基づいて少な目の洗浄水量で便器洗浄することが可能
である。
【0029】なお、図5,6に示しているように、便座
5,便蓋6が開いた状態にあるときには、人体検知セン
サ8がそのままの位置では便蓋6及び便座5の後端にて
一部の検知領域が隠れた状態となり、使用者が便器使用
後に便器2から立ち去ったとき、人体検知センサ8はこ
れを検知できない。そこで、便座5の開検知信号(便座
開閉ユニット30に組込まれた磁石による磁界を検出す
るホールICの出力信号)により、人体検知センサ8を
人体検知センサ用駆動機構10により下方に移動させ
る。人体検知センサ8がフィルター19を通し前方に開
放される状態(投光部と受光部が便座に遮られない状
態)となり、便座5の下方に向けて投光ができる。その
とき、着座センサ9を着座センサ用駆動機構11によ
り、人体検知センサ8と干渉しない位置に移動させる。
これにより、図10(IV)に示すように便器前方の人体
を検知することが可能となる。そして、便蓋6及び便座
5が閉じられると、便座2の閉検知信号(便座開閉ユニ
ット30に組込まれた磁石による磁界を検出するホール
ICの出力信号)により、人体検知センサ8を人体検知
センサ用駆動機構10により上方に移動させ、元の位置
に戻す。これにより、再び、人体検知センサ8が前方に
開放される状態となり、便蓋6の上方に向けて投光がで
きる。そのとき、着座センサ9も着座センサ用駆動機構
11により、前の位置に戻す。従って、再び、便器前方
の人体を検知することが可能となり、使用者が近づいた
ときは、人体検知センサ8による人体検知信号に基づい
て、自動的に便蓋6を開くことができる。
【0030】図13は人体検出手段と着座検出手段の出
力と、トイレ環境制御手段(便座ヒータ、温水ヒータ、
トイレ室内暖房)の制御タイミング例を説明するタイム
チャートである。初期状態はトイレ環境内に使用者が存
在しない場合である。人体検出手段がONすると、つま
り使用者がトイレ環境内にいることを確認すると便蓋を
自動的に閉動作する(p1)。同時に、便器ヒータ、温
水ヒータ、トイレ室内暖房のヒータをONする(p7、
p8、p9)。その後、使用者が便座装置に着座してい
る状態になるが前記トイレ環境制御手段は動作を継続す
る。使用者が用を足した後に便座から立ち上がると着座
検出手段の信号がOFFになる。この時、便座ヒータ、
温水ヒータを動作させる必要がないと判断して動作をO
FFする。使用者が便座から立ち上がった状態では、依
然としてトイレ環境内に使用者が存在するので人体検出
手段による信号はONのままである。この時はトイレ室
内暖房を動作させトイレ環境内を適切な室温に制御す
る。その後、使用者がトイレの使用を終わりトイレ環境
内から退出した場合、つまり着座検出手段による信号が
OFFした後に人体検出手段による信号がONからOF
Fに変化したことを認識した場合にトイレ室内暖房の動
作をOFFする。これにより、使用者がトイレ環境内に
いないときは確実に便座ヒータ、温水ヒータ、トイレ室
内暖房の動作をOFFすることができるのでトイレ環境
の制御を適切におこなえ、かつ省エネとなる。
【0031】次に上記センサユニット7を図を用いて説
明する。図14は、本発明のセンサユニット7の斜視図
である。センサユニット7は、人体検知センサ8、着座
センサ9、人体検知センサ8を動かす人体検知センサ用
駆動機構10、着座センサ9を動かす着座センサ用駆動
機構11、及び、ハウジング部12から構成され、人体
検知センサ用駆動機構10、及び、着座センサ用駆動機
構11は、各々内部にステッピングモーター13、及
び、運動伝達機構としてのクランク機構14を内蔵して
おり、ステッピングモーター13により人体検知センサ
8、及び、着座センサ9を所定の位置に移動させ配置さ
せる。センサユニット7は、ケースプレート3とケース
カバー4の中に固定具(ビス)15でケースプレートの
ボス16に取り付けられている。この機構により、一つ
の人体検知センサ8と一つの着座センサ9の検知領域を
可変させることにより、便座5及び便蓋6のケースと対
向する後端面を避けて、便器前方の人体、及び、便座上
の人体を検知することができ、自動的に便蓋6を開閉す
ることが可能となり、また、脱臭の動作、及び、洗浄等
のスタンバイもできる。よって、従来技術で説明した図
21に示すように、第1の人体検知センサ27及び第2
の人体検知センサ28というように2つの人体検知セン
サが必要なくなり、また、それに伴う第1のフィルター
29、及び、第2のフィルター30というように2つの
フィルターが必要なくなる。
【0032】本発明では、便座装置1の使用状態を、一
つの人体検知センサ8と一つの着座センサ9により把握
可能に構成するため、安価なものとなる。また、設置す
る場所も便蓋下方の1箇所ですむため、ケースカバーが
コンパクトにでき、ローシルエットなデザインも可能と
なり、デザイン性が格段に向上する。さらには、人体検
知センサ8と着座センサ9のフィルター部を1箇所にま
とめることができるため、外観を損なうこともなくな
る。また、着座センサ9については、投光センサに限ら
ず、音式センサ、電波式センサ、画像センサ、焦電セン
サ、静電容量センサ、マイクロスイッチ、リードスイッ
チ等により行うことが可能である。
【0033】なお、上記実施例における、センサの配置
を移動させる駆動機構の代わりに、センサを回転させて
センサの検知領域を変えることもできる。そのようにす
ることにより、上記で説明した同じ効果を得ることが可
能となる。
【0034】さらに、上記実施例における、センサの配
置を移動させる駆動機構の代わりに、センサの外側に別
のレンズを設け、そのレンズを移動させることにより、
センサを固定させた状態でセンサの検知領域のみ変える
こともできる。そのようにすることにより、上記で説明
した同じ効果を得ることが可能となる。
【0035】さらにまた、上記実施例における、便座
5、あるいは、便蓋6の回動をクランク機構、カム機
構、ギア機構等の伝達手段を用い、機械的に人体検知セ
ンサ8、または、着座センサ9の検知領域を可変させる
こともできる。そのようにすることにより、上記で説明
した同じ効果を得ることが可能となる。
【0036】以上本発明の実施例を詳述したが、これは
あくまでも一例であり、本発明の要旨を変更しない限
り、種々の変形が可能である。例えば、便蓋6や便座5
の動作を直接検知するのに変えて、便蓋6や便座5の開
閉検出信号により、人体検知センサ8あるいは着座セン
サ9の検知領域を可変させることも可能である。
【0037】また、便器2と衛生装置1とは一体化され
ていてもいい。
【0038】また、実施例として便座装置1における便
蓋開閉装置20、便座開閉装置30、便器洗浄装置40
を例にあげて説明したが、もちろん室内暖房装置50、
便座暖房装置60、室内空気清浄装置70等にこの発明
を適用することが可能である。
【0039】この発明によれば、使用者が近づいたとき
は、人体検知センサ8による人体検知信号に基づいて、
前もって自動的にプレ便器洗浄をすることができる。
【0040】また、便器使用者がいるときは、着座セン
サ9による着座検知信号に基づいて、脱臭の動作、及
び、洗浄等のスタンバイができる。そして、用足し後に
便器から離れれば、着座センサ9にて人体が便器から離
れたことを検知でき、着座センサ9による着座非検知信
号に基づいて、自動的に大用便器洗浄をすることができ
る。
【0041】さらには、男子の小便時、使用者が便器使
用後に便器から立ち去ったときは、人体検知センサ8に
よる人体検知信号に基づいて、自動的に小用便器洗浄を
することができる。
【0042】本発明の駆動機構として種々のアクチュエ
ータを使用することができる。その一例として、人体検
知センサ8や着座センサ9を可動させるアクチュエータ
として、図15に示すような、電磁石の磁力により磁性
体を機械的に運動させるソレノイド31とすることがで
きる。そのようにすることにより、構成が簡素化でき、
且つ、コストも安くすることが可能となる。
【0043】また、アクチュエータとして、磁石と電流
の磁気作用による電磁力で動作する直流モータや交流の
回転磁界による交流モータを使用することができる。直
流モータの場合は、小型で大きな回転力を得ることが可
能となる。さらには、アクチュエータを、可動させる位
置、速度などの制御特性を良くするサーボモータとした
り、パルス信号を加えるたびに一定の角度だけ回転する
ステッピングモータとすることもできる。そのようにす
ることにより、ロータの回転角の制御ができ、且つ、電
流のスイッチング周波数を変えれば回転速度が変わるた
め、可動させる位置、速度などの制御特性を良くするこ
とが可能となる。さらには、アクチュエータは、電圧を
かけた時の圧電素子の変形を利用した超音波モータとす
ることができる。そのようにすることにより、小型・軽
量で、応答速度が高く、制御特性を良くすることが可能
となる。もちろん、人体検知センサや着座センサを可動
させるアクチュエータとして、モータの種類を問うもの
ではない。
【0044】また、アクチュエータは電気駆動式に限定
されることはなく、圧縮空気を装置内に通し、その空気
圧を利用して可動させる空気圧シリンダー、空気圧モー
タ、空気圧遥動アクチュエータ等の空気圧式アクチュエ
ータでも良い。さらには、油圧を利用した油圧式アクチ
ュエータでも良い。そのようにすることにより、位置決
め制御や速度制御などが高い精度で行うことができ、振
動が少なく、滑らかに動作させることが可能となる。
【0045】また、アクチュエータとして、形状記憶合
金を利用しても良い。
【0046】人体検知センサや着座センサが可動させる
ために前記アクチュエータの動きを伝達する手段とし
て、図16に示すモータ32により回転するボールねじ
等のねじ機構33や、図17に示すラックピニオン3
4、図18に示すギア機構等の歯車機構や、ベルトやチ
ェーン等を巻き掛けて伝動する巻き掛け伝動機構35
や、図19に示すカム機構36や、リンク機構や、流体
伝動機構や、図20に示すワイヤー伝達機構37等によ
り行うことが可能である。
【0047】なお、駆動させる対象機器が複数ある場合
には、それぞれの機器ごとに駆動機構を設けてもいい
が、駆動機構として一つのアクチュエータを用い、前記
アクチュエータの動きを複数の機器それぞれに伝達する
動作伝達手段により、複数の人体検知センサを一つのア
クチュエータで可動させるのが、好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の便座装置本体の便座、便蓋を閉じた
状態を示す外観図
【図2】 本発明の便座、便蓋を閉じた状態における人
体検知センサ、着座センサ、便座、便蓋、ケースカバ
ー、フィルターの状態を示す断面図
【図3】 本発明の便座装置本体の便座を閉じ、便蓋を
開いた状態を示す外観図
【図4】 本発明の便座を閉じ、便蓋を開いた状態にお
ける人体検知センサ、着座センサ、便座、便蓋、ケース
カバー、フィルターの状態を示す断面図
【図5】 本発明の便座装置本体の便座、便蓋を開いた
状態を示す外観図
【図6】 本発明の便座、便蓋を開いた状態における人
体検知センサ、着座センサ、便座、便蓋、ケースカバ
ー、フィルターの状態を示す断面図
【図7】 本発明の着座検出手段6、人体検出手段7の
各検出範囲A、Bの概略を示す側面図
【図8】 本発明の一実施例の便座装置1における制御
システムのブロック図
【図9】 本発明の便座、便蓋、係合軸、ケースカバ
ー、便蓋開閉機構の取付状態を示す図
【図10】 本発明の実施例の便座装置の動作を示す説
明図
【図11】 本発明の一実施例の便座装置1における制
御システムのタイムチャート図
【図12】 本発明の一実施例の便座装置1における制
御システムのタイムチャート図
【図13】 本発明の一実施例の便座装置1におけるト
イレ環境制御のタイムチャート図
【図14】 本発明のセンサユニットの斜視図
【図15】 本発明において、アクチュエータとしてソ
レノイドを利用したセンサユニットを示す図
【図16】 本発明において、アクチュエータとしてモ
ータを使用し、伝達する手段としてねじ機構を利用した
センサユニットを示す図
【図17】 本発明において、アクチュエータとしてモ
ータを使用し、伝達する手段とラックピニオンを利用し
たセンサユニットを示す図
【図18】 本発明において、アクチュエータとしてモ
ータを使用し、伝達する手段と巻き掛け伝動機構を利用
したセンサユニットを示す図
【図19】 本発明において、アクチュエータとしてモ
ータを使用し、伝達する手段とカム機構を利用したセン
サユニットを示す図
【図20】 本発明において、アクチュエータとしてモ
ータを使用し、伝達する手段とワイヤー伝達機構を利用
したセンサユニットを示す図
【図21】 従来の便座装置本体の便座、便蓋を閉じた
状態の図
【符号の説明】
1 便座装置本体 2 洋風便器 3 ケースプレート 4 ケースカバー 5 便座 6 便蓋 7 センサユニット 8 人体検知センサ 9 着座センサ 10 人体検知センサ用駆動機構 11 着座センサ用駆動機構 12 ハウジング部 13 ステッピングモーター 14 クランク機構 15 取付台固定具(ビス) 16 ケースプレートのボス 17 発光部 18 受光部 19 フィルター 20 便蓋開閉機構 21 係合軸 22 ケースカバーの貫通穴 23 係合穴部 24 便座U字貫通穴部 25 便蓋U字係合穴部 26 リモコン操作部 27 第1の人体検知センサ 28 第2の人体検知センサ 29 第1のフィルター 30 第2のフィルター 31 ソレノイド 32 モータ 33 ねじ機構 34 ラックピニオン 35 巻き掛け伝動機構 36 カム機構 37 ワイヤー伝達機構

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座及び該便座の開閉を支持するケース
    を備えた便座装置において、便座先端よりも前側上方を
    検知可能な人体検知センサを便座の後端縁と対向する位
    置のケース前側に設けたことを特徴とする便座装置。
  2. 【請求項2】 便座、便蓋、及び便座と便蓋の開閉を支
    持するケースを備えた便座装置において、便蓋先端より
    も前側上方を検知可能な人体検知センサを便蓋及び便座
    の後端縁と対向する位置のケース前側に設けたことを特
    徴とする便座装置。
  3. 【請求項3】 請求項1若しくは請求項2記載の便座装
    置において、便座起立姿勢位置を人体検知センサの検知
    領域外としたことを特徴とする便座装置。
  4. 【請求項4】 請求項1若しくは請求項2記載の便座装
    置において、便座の開閉に応じて人体検知センサの検知
    領域を変更する変更手段を設けたことを特徴とする便座
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の便座装置において、前記
    変更手段は前記人体検知センサの配置を移動させること
    により検知領域を可変させる駆動機構により構成したこ
    とを特徴とする便座装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の便座装置において、前記
    変更手段は前記人体検知センサを回転させることにより
    検知領域を可変させる駆動機構により構成したことを特
    徴とする便座装置。
  7. 【請求項7】 請求項5、6記載の便座装置において、
    前記駆動機構を電動モータと該電動モータの回動を伝達
    する伝達手段で構成したことを特徴とする便座装置。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の便座装置において、前記
    変更手段は人体検知センサ前方に配置されたレンズを移
    動する駆動機構により構成したことを特徴とする便座装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項4記載の便座装置において、前記
    変更手段は人体検知センサ前方に配置された反射体を移
    動する駆動機構により構成したことを特徴とする便座装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9記載の便座装置
    において、便座先端よりも手前の人体を検知可能な着座
    センサを便座の後端縁と対向する位置のケース前側に設
    けたことを特徴とする便座装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の便座装置において、
    便座起立姿勢位置を着座センサの検知領域外としたこと
    を特徴とする便座装置。
  12. 【請求項12】 請求項10乃至請求項11記載の便座
    装置において、人体検知センサ近傍に着座センサを配置
    したことを特徴とする便座装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の便座装置において、
    人体検知センサ及び着座センサを反射形の光電測距セン
    サにより構成したことを特徴とする便座装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の便座装置において、
    着座検知センサにより座位を検出している間は、人体検
    知センサによる人体検知があるものとみなしてトイレ環
    境を制御することを特徴とする便座装置。
  15. 【請求項15】 回動可能な便座と、前記便座上に回動
    可能な便蓋と、人体検知センサを備えた便座装置におい
    て、前記便座、便蓋の姿勢により、前記人体検知センサ
    の検知領域を可変させる駆動機構を設けたことを特徴と
    する便座装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の便座装置において、
    前記人体検知センサの配置を移動させることにより検知
    領域を可変させる駆動機構を設けたことを特徴とする便
    座装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の便座装置において、
    前記人体検知センサを回転させることにより検知領域を
    可変させる駆動機構を設けたことを特徴とする便座装
    置。
  18. 【請求項18】 請求項16若しくは請求項17記載の
    便座装置において、電気により動くアクチュエータを前
    記駆動機構としたことを特徴とする便座装置。
  19. 【請求項19】 請求項16若しくは請求項17記載の
    便座装置において、前記駆動機構を一つのアクチュエー
    タで構成してなり、前記アクチュエータの動きを伝達す
    る手段により、複数の人体検知センサを可動させること
    を特徴とする便座装置。
  20. 【請求項20】 回動可能な便座と、前記便座上に回動
    可能な便蓋と、人体検知センサと、着座センサを備えた
    便座装置において、前記便座、便蓋の姿勢により、前記
    人体検知センサの検知領域を可変させる駆動機構と、前
    記着座センサの検知領域を可変させる駆動機構を設けた
    ことを特徴とする便座装置。
  21. 【請求項21】 請求項20の便座装置において、前記
    人体検知センサの配置を移動させることにより検知領域
    を可変させる駆動機構と、前記着座センサの配置を移動
    させることにより検知領域を可変させる駆動機構を設け
    たことを特徴とする便座装置。
  22. 【請求項22】 請求項20記載の便座装置において、
    前記人体検知センサを回転させることにより検知領域を
    可変させる駆動機構と、前記着座センサを回転させるこ
    とにより検知領域を可変させる駆動機構を設けたことを
    特徴とする便座装置。
  23. 【請求項23】 回動可能な便座と、前記便座上に回動
    可能な便蓋と、人体検知センサと、前記人体検知センサ
    の外側にレンズを備えた便座装置において、前記便座、
    便蓋の姿勢により、前記レンズを移動させることにより
    人体検知センサの検知領域を可変させる駆動機構を設け
    たことを特徴とする便座装置。
  24. 【請求項24】 回動可能な便座と、前記便座上に回動
    可能な便蓋と、人体検知センサを備えた便座装置におい
    て、前記便座の開閉又は便蓋の開閉に応じて、前記人体
    検知センサの検知領域を可変させる駆動機構を備えたこ
    とを特徴とする便座装置。
  25. 【請求項25】 回動可能な便座と、前記便座上に回動
    可能な便蓋と、人体検知センサと、着座センサを備えた
    便座装置において、前記便座の開閉又は便蓋の開閉に応
    じて、前記人体検知センサの検知領域を可変させる駆動
    機構と、前記着座センサの検知領域を可変させる駆動機
    構を備えたことを特徴とする便座装置。
  26. 【請求項26】 回動可能な便座と、前記便座上に回動
    可能な便蓋と、人体検知センサを備えた便座装置におい
    て、前記便座又は便蓋の回動を、前記人体検知センサの
    検知領域を可変させる駆動機構に、機械的に伝える伝達
    手段を備えたことを特徴とする便座装置。
  27. 【請求項27】 回動可能な便座と、前記便座上に回動
    可能な便蓋と、人体検知センサと、着座センサを備えた
    便座装置において、前記便座又は便蓋の回動を、前記人
    体検知センサまたは着座センサの検知領域を可変させる
    駆動機構に、機械的に伝える伝達手段を備えたことを特
    徴とする便座装置。
  28. 【請求項28】 人体検知センサと、前記人体検知セン
    サの検知信号を遮るように動作する可動物とを備えた電
    気機器において、可動物の動作に応じて、前記人体検知
    センサの検知信号の出力方向を可変させる駆動機構を備
    えたことを特徴とする電気機器。
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