JP2001189961A - 無線装置 - Google Patents
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- JP2001189961A JP2001189961A JP37533499A JP37533499A JP2001189961A JP 2001189961 A JP2001189961 A JP 2001189961A JP 37533499 A JP37533499 A JP 37533499A JP 37533499 A JP37533499 A JP 37533499A JP 2001189961 A JP2001189961 A JP 2001189961A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 地域防災無線システムにおいて、基地局無線
装置のゾーンが重なるエリアであっても、同一の周波数
を使用して通信できるようにする。 【解決手段】 基地局無線装置12、13と端末14、
15間で時分割多重通信を行い、統制局装置11が、ス
ロット管理手段11Aにより空きスロット情報を一括管
理して各基地局無線装置12、13に通知することによ
り、基地局無線装置12、13と端末14、15間で同
一周波数を用いた時分割多重通信が可能になる。スロッ
ト管理手段11Aは、各基地局無線装置または各端末が
持つようにしてもよい。
装置のゾーンが重なるエリアであっても、同一の周波数
を使用して通信できるようにする。 【解決手段】 基地局無線装置12、13と端末14、
15間で時分割多重通信を行い、統制局装置11が、ス
ロット管理手段11Aにより空きスロット情報を一括管
理して各基地局無線装置12、13に通知することによ
り、基地局無線装置12、13と端末14、15間で同
一周波数を用いた時分割多重通信が可能になる。スロッ
ト管理手段11Aは、各基地局無線装置または各端末が
持つようにしてもよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル地域防災
無線システムに関し、特に移動体である端末と無線接続
された複数の基地局無線装置を有し、基地局無線装置と
各端末との間で時分割多重通信を行う無線装置に関す
る。
無線システムに関し、特に移動体である端末と無線接続
された複数の基地局無線装置を有し、基地局無線装置と
各端末との間で時分割多重通信を行う無線装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の地域防災無線システムは、図7に
示すように、統制局装置51に複数の基地局無線装置5
2、53が有線回線で接続され、各基地局無線装置5
2、53にそれぞれ端末54、55が無線回線で接続さ
れている。各端末54、55は、登録した基地局無線装
置のゾーン内での使用が可能であり、他の基地局無線装
置のゾーン内に入る場合には、その基地局無線装置に対
して改めて登録する必要があり、その情報は統制局装置
51も保持している。従って、ある端末54から別の端
末55へ発信した場合には、統制局装置51は、基地局
無線装置52から基地局無線装置53へその発信を転送
することができ、端末間通信が可能になる。
示すように、統制局装置51に複数の基地局無線装置5
2、53が有線回線で接続され、各基地局無線装置5
2、53にそれぞれ端末54、55が無線回線で接続さ
れている。各端末54、55は、登録した基地局無線装
置のゾーン内での使用が可能であり、他の基地局無線装
置のゾーン内に入る場合には、その基地局無線装置に対
して改めて登録する必要があり、その情報は統制局装置
51も保持している。従って、ある端末54から別の端
末55へ発信した場合には、統制局装置51は、基地局
無線装置52から基地局無線装置53へその発信を転送
することができ、端末間通信が可能になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無線システムでは、基地局無線装置と端末間の通信
に、上りと下りで周波数が異なるが、各ゾーンにおいて
は同じ周波数のアナログ通信を利用しているため、図7
に示すように、ゾーン1とゾーン2が重複するゾーン3
では、互いに干渉して通信ができないという問題があっ
た。
来の無線システムでは、基地局無線装置と端末間の通信
に、上りと下りで周波数が異なるが、各ゾーンにおいて
は同じ周波数のアナログ通信を利用しているため、図7
に示すように、ゾーン1とゾーン2が重複するゾーン3
では、互いに干渉して通信ができないという問題があっ
た。
【0004】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、ゾーンが重なるエリアであっても、同一
の周波数を使用して通信が可能な無線装置を提供するも
のである。
るものであり、ゾーンが重なるエリアであっても、同一
の周波数を使用して通信が可能な無線装置を提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の無線装置は、統
制局装置に有線回線で接続された複数の基地局無線装置
と、前記複数の基地局無線装置に無線回線で接続された
複数の端末とを備え、前記基地局無線装置と端末間で時
分割多重通信を行う際に、前記統制局装置が、空きスロ
ット情報を一括管理して前記各基地局無線装置に通知す
る手段を備えたものであり、統制局装置が空きスロット
情報を常に管理することにより、ゾーンが重なるエリア
であっても、同一の周波数を衝突することなく使用でき
ることとなる。
制局装置に有線回線で接続された複数の基地局無線装置
と、前記複数の基地局無線装置に無線回線で接続された
複数の端末とを備え、前記基地局無線装置と端末間で時
分割多重通信を行う際に、前記統制局装置が、空きスロ
ット情報を一括管理して前記各基地局無線装置に通知す
る手段を備えたものであり、統制局装置が空きスロット
情報を常に管理することにより、ゾーンが重なるエリア
であっても、同一の周波数を衝突することなく使用でき
ることとなる。
【0006】また、本発明の無線装置は、統制局装置に
有線回線で接続された複数の基地局無線装置と、前記複
数の基地局無線装置に無線回線で接続された複数の端末
とを備え、前記各基地局無線装置と各端末間で時分割多
重通信を行う際に、前記各基地局無線装置が、空きスロ
ット情報を共有して互いに通知する手段を備えたもので
あり、各基地局無線装置が空きスロット情報を常に管理
することにより、ゾーンが重なるエリアであっても、同
一の周波数を衝突することなく使用できることとなる。
有線回線で接続された複数の基地局無線装置と、前記複
数の基地局無線装置に無線回線で接続された複数の端末
とを備え、前記各基地局無線装置と各端末間で時分割多
重通信を行う際に、前記各基地局無線装置が、空きスロ
ット情報を共有して互いに通知する手段を備えたもので
あり、各基地局無線装置が空きスロット情報を常に管理
することにより、ゾーンが重なるエリアであっても、同
一の周波数を衝突することなく使用できることとなる。
【0007】また、本発明の無線装置は、それぞれが端
末と無線回線で接続され、かつ互いが無線回線または有
線回線により直接接続された複数の基地局無線装置を備
え、前記各基地局無線装置と各端末間で時分割多重通信
を行う際に、前記各基地局無線装置が、空きスロット情
報を共有して互いに通知する手段を備えたものであり、
各基地局無線装置が空きスロット情報を常に管理するこ
とにより、ゾーンが重なるエリアであっても同一の周波
数を衝突することなく使用できることとなる。
末と無線回線で接続され、かつ互いが無線回線または有
線回線により直接接続された複数の基地局無線装置を備
え、前記各基地局無線装置と各端末間で時分割多重通信
を行う際に、前記各基地局無線装置が、空きスロット情
報を共有して互いに通知する手段を備えたものであり、
各基地局無線装置が空きスロット情報を常に管理するこ
とにより、ゾーンが重なるエリアであっても同一の周波
数を衝突することなく使用できることとなる。
【0008】また、本発明の無線装置は、前記各基地局
無線装置が、前記各端末に対して空きスロット情報を常
に送信し、前記端末が、受信した空きスロット情報を保
持しておくことを特徴とするものであり、各端末が空き
スロット情報を常に保持して使用することにより、ゾー
ンが重なるエリアであっても、同一の周波数を衝突する
ことなく使用できることとなる。
無線装置が、前記各端末に対して空きスロット情報を常
に送信し、前記端末が、受信した空きスロット情報を保
持しておくことを特徴とするものであり、各端末が空き
スロット情報を常に保持して使用することにより、ゾー
ンが重なるエリアであっても、同一の周波数を衝突する
ことなく使用できることとなる。
【0009】また、本発明の無線装置は、前記統制局装
置または前記各基地局無線装置間の回線異常時に、予め
定めた周波数およびスロットを使用して通信を行うこと
を特徴とするものであり、回線に障害が発生した場合で
も継続して通信ができることとなる。
置または前記各基地局無線装置間の回線異常時に、予め
定めた周波数およびスロットを使用して通信を行うこと
を特徴とするものであり、回線に障害が発生した場合で
も継続して通信ができることとなる。
【0010】また、本発明の無線装置は、前記各基地局
無線装置と前記各端末間でグループ通信を行う時に、予
め定めた周波数およびスロットを使用して通信を行うこ
とを特徴とするものであり、グループ通信による同報が
できることとなる。
無線装置と前記各端末間でグループ通信を行う時に、予
め定めた周波数およびスロットを使用して通信を行うこ
とを特徴とするものであり、グループ通信による同報が
できることとなる。
【0011】また、本発明の無線装置は、前記各基地局
無線装置と前記各端末間で通信を行う時に、1つの端末
に対して複数のスロットを割り当てて通信を行うことを
特徴とするものであり、必要に応じて伝送能力を高める
ことができることとなる。
無線装置と前記各端末間で通信を行う時に、1つの端末
に対して複数のスロットを割り当てて通信を行うことを
特徴とするものであり、必要に応じて伝送能力を高める
ことができることとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
無線装置の構成を示している。スロット管理手段11A
を有する統制局装置11には、複数の基地局無線装置1
2、13が有線回線で接続され、各基地局無線装置1
2、13には、それぞれ端末14、15が無線回線で接
続されている。端末14は、基地局無線装置12のゾー
ン1に位置登録され、端末15は、基地局無線装置13
のゾーン2に位置登録されており、ゾーン1とゾーン2
とはゾーン3において重複している。各端末と基地局無
線装置との間は、上りと下りでは周波数が異なるが、各
ゾーンにおいては同一周波数の時分割多重通信が行われ
る。
を参照して説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
無線装置の構成を示している。スロット管理手段11A
を有する統制局装置11には、複数の基地局無線装置1
2、13が有線回線で接続され、各基地局無線装置1
2、13には、それぞれ端末14、15が無線回線で接
続されている。端末14は、基地局無線装置12のゾー
ン1に位置登録され、端末15は、基地局無線装置13
のゾーン2に位置登録されており、ゾーン1とゾーン2
とはゾーン3において重複している。各端末と基地局無
線装置との間は、上りと下りでは周波数が異なるが、各
ゾーンにおいては同一周波数の時分割多重通信が行われ
る。
【0013】図2は本発明の実施の形態における無線信
号のフレーム構造を示している。時分割多重通信におい
ては、限られた無線資源を有効に使用するために、1つ
の周波数を時分割して使用しており、本実施の形態で
は、基地局無線装置12および基地局無線装置13と
も、上り周波数F1および下り周波数F2をそれぞれ4
つのスロット(チャンネル)に分割して使用している。
各端末14、15は、自己に割り当てられたスロットを
使用して、それぞれ基地局無線装置12、13と通信を
行う。
号のフレーム構造を示している。時分割多重通信におい
ては、限られた無線資源を有効に使用するために、1つ
の周波数を時分割して使用しており、本実施の形態で
は、基地局無線装置12および基地局無線装置13と
も、上り周波数F1および下り周波数F2をそれぞれ4
つのスロット(チャンネル)に分割して使用している。
各端末14、15は、自己に割り当てられたスロットを
使用して、それぞれ基地局無線装置12、13と通信を
行う。
【0014】次に、本実施の形態1の動作について図3
を参照して説明する。図3において、統制局装置11
は、基地局無線装置12、13の使用スロット情報をス
ロット管理手段11Aにより管理している。端末15が
基地局無線装置13のゾーン2内で発信した場合、基地
局無線装置13は、統制局装置11に空きスロット情報
を問い合わせる。統制局装置11は、基地局無線装置1
2、13のスロット割り当てを常に管理しているので、
現在のスロット空き情報を知ることができる。統制局装
置11は、基地局無線装置12に既に割り当てられてい
るスロット以外の空きスロットを確認し、基地局無線装
置13に対してスロットの割り当てを実施する。統制局
装置11は、スロットを新たに割り当てた後、この情報
をスロット管理手段11Aに記憶しておく。
を参照して説明する。図3において、統制局装置11
は、基地局無線装置12、13の使用スロット情報をス
ロット管理手段11Aにより管理している。端末15が
基地局無線装置13のゾーン2内で発信した場合、基地
局無線装置13は、統制局装置11に空きスロット情報
を問い合わせる。統制局装置11は、基地局無線装置1
2、13のスロット割り当てを常に管理しているので、
現在のスロット空き情報を知ることができる。統制局装
置11は、基地局無線装置12に既に割り当てられてい
るスロット以外の空きスロットを確認し、基地局無線装
置13に対してスロットの割り当てを実施する。統制局
装置11は、スロットを新たに割り当てた後、この情報
をスロット管理手段11Aに記憶しておく。
【0015】このように、本実施の形態1によれば、統
制局装置11が、スロット管理手段11Aにより空きス
ロット情報を常に管理しているので、ゾーンが重なるエ
リアであっても、同一の周波数を衝突することなく使用
することができる。
制局装置11が、スロット管理手段11Aにより空きス
ロット情報を常に管理しているので、ゾーンが重なるエ
リアであっても、同一の周波数を衝突することなく使用
することができる。
【0016】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2における無線装置の構成を示している。統制局装置
21には、それぞれスロット管理手段22A、23Aを
有する複数の基地局無線装置22、23が有線回線で接
続され、各基地局無線装置22、23には、それぞれ端
末24、25が無線回線で接続されている。端末24
は、基地局無線装置22のゾーン1に位置登録され、端
末25は、基地局無線装置23のゾーン2に位置登録さ
れており、ゾーン1とゾーン2とはゾーン3において重
複している。各端末と基地局無線装置との間は、上りと
下りでは周波数が異なるが、各ゾーンにおいては同一周
波数の時分割多重通信が行われる。
態2における無線装置の構成を示している。統制局装置
21には、それぞれスロット管理手段22A、23Aを
有する複数の基地局無線装置22、23が有線回線で接
続され、各基地局無線装置22、23には、それぞれ端
末24、25が無線回線で接続されている。端末24
は、基地局無線装置22のゾーン1に位置登録され、端
末25は、基地局無線装置23のゾーン2に位置登録さ
れており、ゾーン1とゾーン2とはゾーン3において重
複している。各端末と基地局無線装置との間は、上りと
下りでは周波数が異なるが、各ゾーンにおいては同一周
波数の時分割多重通信が行われる。
【0017】次に、本実施の形態2の動作について説明
する。図4において、基地局無線装置22、23は、自
己のゾーンと重なるゾーンを有する相手基地局無線装置
を事前に登録しておき、相手基地局無線装置のスロット
割り当て情報を定期的に収集して、それぞれのスロット
管理手段22A、23Aに記憶しておく。基地局無線装
置22に端末24から発信要求があった場合、基地局無
線装置22は、スロット管理手段22Aから空きスロッ
トを選択して端末24に指示した後、統制局装置21を
介して基地局無線装置23にそのスロット番号を通知
し、基地局無線装置23は、そのスロット番号をスロッ
ト管理手段23Aに記憶する。一方、端末25が基地局
無線装置23のエリア内で発信した場合、基地局無線装
置23は、スロット管理手段23Aから空きスロットを
選択して端末25に指示した後、統制局装置21を介し
て基地局無線装置22にそのスロット番号を通知し、基
地局無線装置22は、そのスロット番号をスロット管理
手段22Aに記憶する。
する。図4において、基地局無線装置22、23は、自
己のゾーンと重なるゾーンを有する相手基地局無線装置
を事前に登録しておき、相手基地局無線装置のスロット
割り当て情報を定期的に収集して、それぞれのスロット
管理手段22A、23Aに記憶しておく。基地局無線装
置22に端末24から発信要求があった場合、基地局無
線装置22は、スロット管理手段22Aから空きスロッ
トを選択して端末24に指示した後、統制局装置21を
介して基地局無線装置23にそのスロット番号を通知
し、基地局無線装置23は、そのスロット番号をスロッ
ト管理手段23Aに記憶する。一方、端末25が基地局
無線装置23のエリア内で発信した場合、基地局無線装
置23は、スロット管理手段23Aから空きスロットを
選択して端末25に指示した後、統制局装置21を介し
て基地局無線装置22にそのスロット番号を通知し、基
地局無線装置22は、そのスロット番号をスロット管理
手段22Aに記憶する。
【0018】このように、本実施の形態2によれば、統
制局装置21を介して通信を行う各基地局無線装置2
2、23が、それぞれスロット管理手段22A、23A
により空きスロット情報を常に共有しているので、ゾー
ンが重なるエリアであっても、同一の周波数を衝突する
ことなく使用することができる。
制局装置21を介して通信を行う各基地局無線装置2
2、23が、それぞれスロット管理手段22A、23A
により空きスロット情報を常に共有しているので、ゾー
ンが重なるエリアであっても、同一の周波数を衝突する
ことなく使用することができる。
【0019】(実施の形態3)図5は本発明の実施の形
態3における無線装置の構成を示している。それぞれス
ロット管理手段31A、32Aを有する複数の基地局無
線装置31、32が互いに有線回線または無線回線で接
続され、各基地局無線装置31、32には、それぞれ端
末33、34が無線回線で接続されている。端末33
は、基地局無線装置31のゾーン1に位置登録され、端
末34は、基地局無線装置32のゾーン2に位置登録さ
れており、ゾーン1とゾーン2とはゾーン3において重
複している。各端末と基地局無線装置との間は、上りと
下りでは周波数が異なるが、各ゾーンにおいては同一周
波数の時分割多重通信が行われる。
態3における無線装置の構成を示している。それぞれス
ロット管理手段31A、32Aを有する複数の基地局無
線装置31、32が互いに有線回線または無線回線で接
続され、各基地局無線装置31、32には、それぞれ端
末33、34が無線回線で接続されている。端末33
は、基地局無線装置31のゾーン1に位置登録され、端
末34は、基地局無線装置32のゾーン2に位置登録さ
れており、ゾーン1とゾーン2とはゾーン3において重
複している。各端末と基地局無線装置との間は、上りと
下りでは周波数が異なるが、各ゾーンにおいては同一周
波数の時分割多重通信が行われる。
【0020】次に、本実施の形態3の動作について説明
する。図5において、基地局無線装置31、32は、自
己のゾーンと重なるゾーンを有する相手基地局無線装置
を事前に登録しておき、相手基地局無線装置のスロット
割り当て情報を定期的に収集して、それぞれのスロット
管理手段31A、32Aに記憶しておく。基地局無線装
置31に端末33から発信要求があった場合、基地局無
線装置31は、スロット管理手段31Aから空きスロッ
トを選択して端末33に指示した後、基地局無線装置3
2にそのスロット番号を通知し、基地局無線装置32
は、そのスロット番号をスロット管理手段32Aに記憶
する。一方、端末34が基地局無線装置32のエリア内
で発信した場合、基地局無線装置32は、スロット管理
手段32Aから空きスロットを選択して端末32に指示
した後、基地局無線装置31にそのスロット番号を通知
し、基地局無線装置31は、そのスロット番号をスロッ
ト管理手段31Aに記憶する。
する。図5において、基地局無線装置31、32は、自
己のゾーンと重なるゾーンを有する相手基地局無線装置
を事前に登録しておき、相手基地局無線装置のスロット
割り当て情報を定期的に収集して、それぞれのスロット
管理手段31A、32Aに記憶しておく。基地局無線装
置31に端末33から発信要求があった場合、基地局無
線装置31は、スロット管理手段31Aから空きスロッ
トを選択して端末33に指示した後、基地局無線装置3
2にそのスロット番号を通知し、基地局無線装置32
は、そのスロット番号をスロット管理手段32Aに記憶
する。一方、端末34が基地局無線装置32のエリア内
で発信した場合、基地局無線装置32は、スロット管理
手段32Aから空きスロットを選択して端末32に指示
した後、基地局無線装置31にそのスロット番号を通知
し、基地局無線装置31は、そのスロット番号をスロッ
ト管理手段31Aに記憶する。
【0021】このように、本実施の形態3によれば、統
制局装置を介さずに通信を行う各基地局無線装置31、
32が、それぞれスロット管理手段31A、32Aによ
り空きスロット情報を常に共有しているので、ゾーンが
重なるエリアであっても、同一の周波数を衝突すること
なく使用することができる。
制局装置を介さずに通信を行う各基地局無線装置31、
32が、それぞれスロット管理手段31A、32Aによ
り空きスロット情報を常に共有しているので、ゾーンが
重なるエリアであっても、同一の周波数を衝突すること
なく使用することができる。
【0022】(実施の形態4)図6は本発明の実施の形
態4における無線装置の一部を示している。基地局無線
装置41は、上記した実施の形態1または2または3に
おける基地局無線装置と同じものである。端末装置42
は、スロット管理手段42Aを有し、基地局無線装置4
1に無線回線で接続されている。このような基地局無線
装置41と端末42の組が複数組存在して無線装置を構
成している。各端末と基地局無線装置との間は、上りと
下りでは周波数が異なるが、各ゾーンにおいては同一周
波数の時分割多重通信が行われる。
態4における無線装置の一部を示している。基地局無線
装置41は、上記した実施の形態1または2または3に
おける基地局無線装置と同じものである。端末装置42
は、スロット管理手段42Aを有し、基地局無線装置4
1に無線回線で接続されている。このような基地局無線
装置41と端末42の組が複数組存在して無線装置を構
成している。各端末と基地局無線装置との間は、上りと
下りでは周波数が異なるが、各ゾーンにおいては同一周
波数の時分割多重通信が行われる。
【0023】次に、本実施の形態4の動作について説明
する。図6において、基地局無線装置41は、上記した
各実施の形態と同様にして、統制局装置または他の基地
局無線装置からスロット割り当て情報を定期的に収集し
て、端末42に対し定期的に送信する。端末42は、基
地局無線装置41からスロット割り当て情報を受信して
スロット管理手段42Aに記憶しておく。端末42が発
信する場合は、自己のスロット管理手段42Aから空き
スロット情報を選択して発信する。基地局無線装置41
は、そのスロットが他の端末で使用されていないことを
確認してから、そのスロットの使用を許可するととも
に、端末42が使用したスロット番号を他の基地局無線
装置または統制局装置に通知し、さらに、他の基地局無
線装置から他の端末へそのスロット番号が通知される。
する。図6において、基地局無線装置41は、上記した
各実施の形態と同様にして、統制局装置または他の基地
局無線装置からスロット割り当て情報を定期的に収集し
て、端末42に対し定期的に送信する。端末42は、基
地局無線装置41からスロット割り当て情報を受信して
スロット管理手段42Aに記憶しておく。端末42が発
信する場合は、自己のスロット管理手段42Aから空き
スロット情報を選択して発信する。基地局無線装置41
は、そのスロットが他の端末で使用されていないことを
確認してから、そのスロットの使用を許可するととも
に、端末42が使用したスロット番号を他の基地局無線
装置または統制局装置に通知し、さらに、他の基地局無
線装置から他の端末へそのスロット番号が通知される。
【0024】このように、本実施の形態4によれば、基
地局無線装置と無線回線で接続された端末42が、自己
のスロット管理手段42Aにより空きスロット情報を常
に保持しているので、ゾーンが重なるエリアであって
も、同一の周波数を衝突することなく使用することがで
きる。
地局無線装置と無線回線で接続された端末42が、自己
のスロット管理手段42Aにより空きスロット情報を常
に保持しているので、ゾーンが重なるエリアであって
も、同一の周波数を衝突することなく使用することがで
きる。
【0025】なお、上記各実施の形態において、統制局
装置または他の基地局無線装置との間で回線に障害が発
生し、空きスロット情報の交換が不可能になった場合、
統制局装置または各基地局無線装置は、それぞれのスロ
ット管理手段により、回線障害が発生した基地局装置が
使用しているスロットの使用を禁止するとともに、予め
指定した周波数とスロットの使用を通知して、通信が継
続できるようにする。
装置または他の基地局無線装置との間で回線に障害が発
生し、空きスロット情報の交換が不可能になった場合、
統制局装置または各基地局無線装置は、それぞれのスロ
ット管理手段により、回線障害が発生した基地局装置が
使用しているスロットの使用を禁止するとともに、予め
指定した周波数とスロットの使用を通知して、通信が継
続できるようにする。
【0026】また、上記各実施の形態において、予めグ
ループを構成する端末を指定して各基地局無線装置に登
録しておくことにより、グループ通信による同報が可能
である。グループ通信を行う際には、統制局装置または
各基地局無線装置は、それぞれのスロット管理手段にお
いて、予め指定した周波数とスロットの使用を通知し、
端末はこの指定された周波数とスロットを使用してグル
ープ通信を行う。
ループを構成する端末を指定して各基地局無線装置に登
録しておくことにより、グループ通信による同報が可能
である。グループ通信を行う際には、統制局装置または
各基地局無線装置は、それぞれのスロット管理手段にお
いて、予め指定した周波数とスロットの使用を通知し、
端末はこの指定された周波数とスロットを使用してグル
ープ通信を行う。
【0027】また、上記各実施の形態において、各基地
局無線装置と端末とは、通常は1スロットのみを使用し
て通信を行うが、複数のスロットを使用した通信も可能
である。すなわち、例えば図2において、基地局無線装
置は、通常は周波数F1のスロット1のみを使用して端
末と通信を行うが、設定によって周波数F1のスロット
1からスロット4までの全てのスロットを使用して通信
を行うことができる。複数スロット通信が発生するタイ
ミングはランダムであるため、端末に対するスロットの
割り当ては、なるべく同じ周波数の先頭のスロットから
割り当てるように制御することにより、その後に続くス
ロットと連続したスロットを構成することができる。こ
の連続スロットを使用することにより、より多くの情報
を一度に伝達することができる。
局無線装置と端末とは、通常は1スロットのみを使用し
て通信を行うが、複数のスロットを使用した通信も可能
である。すなわち、例えば図2において、基地局無線装
置は、通常は周波数F1のスロット1のみを使用して端
末と通信を行うが、設定によって周波数F1のスロット
1からスロット4までの全てのスロットを使用して通信
を行うことができる。複数スロット通信が発生するタイ
ミングはランダムであるため、端末に対するスロットの
割り当ては、なるべく同じ周波数の先頭のスロットから
割り当てるように制御することにより、その後に続くス
ロットと連続したスロットを構成することができる。こ
の連続スロットを使用することにより、より多くの情報
を一度に伝達することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、統制局
装置または基地局無線装置または端末において、スロッ
トの割り当て情報を常に管理するようにしたので、同一
周波数を使用してもスロットが衝突することがなく、無
線資源の有効利用を図ることができる。
装置または基地局無線装置または端末において、スロッ
トの割り当て情報を常に管理するようにしたので、同一
周波数を使用してもスロットが衝突することがなく、無
線資源の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における無線装置の概略
構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
【図2】本発明の各実施の形態における無線信号のフレ
ーム構成を示す模式図
ーム構成を示す模式図
【図3】本発明の実施の形態1における概略動作を示す
ブロック図
ブロック図
【図4】本発明の実施の形態2における概略構成および
動作を示すブロック図
動作を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態3における概略構成および
動作を示すブロック図
動作を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態4における概略構成および
動作を示すブロック図
動作を示すブロック図
【図7】従来例における無線装置の概略構成を示すブロ
ック図
ック図
11、21、51 統制局装置 12、13、22、23、31、32、41、52、5
3 基地局無線装置 14、15、24、25、33、34、42、54、5
5 端末
3 基地局無線装置 14、15、24、25、33、34、42、54、5
5 端末
Claims (7)
- 【請求項1】 統制局装置に有線回線で接続された複数
の基地局無線装置と、前記複数の基地局無線装置に無線
回線で接続された複数の端末とを備え、前記基地局無線
装置と端末間で時分割多重通信を行う際に、前記統制局
装置が、空きスロット情報を一括管理して前記各基地局
無線装置に通知する手段を備えた無線装置。 - 【請求項2】 統制局装置に有線回線で接続された複数
の基地局無線装置と、前記複数の基地局無線装置に無線
回線で接続された複数の端末とを備え、前記各基地局無
線装置と各端末間で時分割多重通信を行う際に、前記各
基地局無線装置が、空きスロット情報を共有して互いに
通知する手段を備えた無線装置。 - 【請求項3】 それぞれが端末と無線回線で接続され、
かつ互いが無線回線または有線回線により直接接続され
た複数の基地局無線装置を備え、前記各基地局無線装置
と各端末間で時分割多重通信を行う際に、前記各基地局
無線装置が、空きスロット情報を共有して互いに通知す
る手段を備えた無線装置。 - 【請求項4】 前記各基地局無線装置が、前記各端末に
対して空きスロット情報を常に送信し、前記端末が、受
信した空きスロット情報を保持しておくことを特徴とす
る請求項1から3のいずれかに記載の無線装置。 - 【請求項5】 前記統制局装置または前記各基地局無線
装置間の回線異常時に、予め定めた周波数およびスロッ
トを使用して通信を行うことを特徴とする請求項1から
4のいずれかに記載の無線装置。 - 【請求項6】 前記各基地局無線装置と前記各端末間で
グループ通信を行う時に、予め定めた周波数およびスロ
ットを使用して通信を行うことを特徴とする請求項1か
ら5のいずれかに記載の無線装置。 - 【請求項7】 前記各基地局無線装置と前記各端末間で
通信を行う時に、1つの端末に対して複数のスロットを
割り当てて通信を行うことを特徴とする請求項1から6
のいずれかに記載の無線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37533499A JP2001189961A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 無線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37533499A JP2001189961A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 無線装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001189961A true JP2001189961A (ja) | 2001-07-10 |
Family
ID=18505355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37533499A Pending JP2001189961A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 無線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001189961A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003333196A (ja) * | 2002-05-09 | 2003-11-21 | Victor Co Of Japan Ltd | ワイヤレスインターカムシステム |
JP2007013284A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | データ収集システム及び方法 |
JP2007088978A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線通信システム |
CN1331661C (zh) * | 2002-12-25 | 2007-08-15 | 花王株式会社 | 立体片材料 |
JP2011087277A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-04-28 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 路側通信機、無線通信システム及びスロット情報の生成方法 |
WO2011096147A1 (ja) * | 2010-02-04 | 2011-08-11 | 日本電気株式会社 | 無線通信システム、無線基地局および協調制御方法 |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37533499A patent/JP2001189961A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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