JP2001189783A - 携帯型通信装置 - Google Patents

携帯型通信装置

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JP2001189783A
JP2001189783A JP37381699A JP37381699A JP2001189783A JP 2001189783 A JP2001189783 A JP 2001189783A JP 37381699 A JP37381699 A JP 37381699A JP 37381699 A JP37381699 A JP 37381699A JP 2001189783 A JP2001189783 A JP 2001189783A
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JP
Japan
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display
portable communication
lid
communication device
main body
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JP37381699A
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English (en)
Inventor
Toshiro Iizuka
俊郎 飯塚
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの利用ニーズに十分に対応でき、
より携帯しやすく、画面をより見やすくすること。 【解決手段】 無線通信を行う通信手段を備えた装置本
体101と、この装置本体101の一端面に設けられ情
報の表示を行う第一の表示手段106と、画面表示のモ
ードを切替えるモード切替手段と、前記装置本体をリス
トに装着する装着手段102とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型通信装置に
関し、特に、リストに装着可能な携帯型通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現代においては、各々のユーザのニーズ
に対応できる、個別対応性の高い商品が求められてい
る。携帯型通信装置においても、ユーザの要求を満たす
ように、様々なスタイルが提案されており、例えば、携
帯性・利便性の向上が図られ、落としたり、置き忘れた
りすることを防止できるリスト装着可能な携帯型通信装
置が提案されている。このタイプの携帯型通信装置は、
腕時計のようにリストに装着ができるため、軽装時や軽
い運動中であっても通信装置を携帯することができ、リ
ストに装着した状態で通信を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リスト装着型の携帯型通信装置は、音声による通話は可
能であったが、十分な大きさのディスプレイを備えてい
なかったため、表示できる情報量には限界があった。こ
のため、例えば、画像データを受信し、これを表示させ
ることはできなかった。また、ディスプレイに表示でき
る内容も所定の事項に限られていたため、例えば、時計
の表示と通信相手から受信したデータの表示とを切替え
たり、画面表示を分割して画像データと文字データとの
両方を表示するといったアクティブな機能を備えること
ができなかった。このため、多様化したユーザのニーズ
に応えることが難しいという問題があった。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、ユーザの利用ニーズに十分に対応で
き、より携帯しやすく、画面をより見やすくした携帯型
通信装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、リスト装着
型の携帯型通信装置において、ディスプレイの大きさが
小さすぎるため、情報の表示を十分に行うことができな
いことに着目し、装置本体に蓋部を設け、この装置本体
と蓋部との双方にディスプレイを設け、画面のモードを
切替え可能とすることにより、画面を大きく見やすくす
ると共に利便性の向上を図ることができることを見出
し、本発明をするに至った。
【0006】すなわち、本発明は、無線通信を行う通信
手段を備えた装置本体と、この装置本体の一端面に設け
られ情報の表示を行う第一の表示手段と、画面表示のモ
ードを切替えるモード切替手段と、前記装置本体をリス
トに装着する装着手段とを備えることを特徴とする。
【0007】これにより、本発明者は、画面をより見や
すくすると共に、必要に応じて画面のモードを切替える
ことを可能とし、多様化したユーザのニーズに対応する
ことを可能とした。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係る携帯型
通信装置は、無線通信を行う通信手段を備えた装置本体
と、この装置本体の一端面に設けられ情報の表示を行う
第一の表示手段と、画面表示のモードを切替えるモード
切替手段と、前記装置本体をリストに装着する装着手段
とを備える構成を採る。
【0009】この構成により、画面表示を、全画面表
示、分割表示、または入力のための表示等、多様に切替
えることができるため、画面をより見やすくすると共
に、利便性の向上を図ることができる。
【0010】また、本発明の第2の態様は、第1の態様
に係る携帯型通信装置において、前記装置本体に開閉自
在に設けられた蓋部と、この蓋部の表面に設けられ情報
を表示する第二の表示手段と、前記蓋部の裏面に設けら
れ情報を表示する第三の表示手段とを備える構成を採
る。
【0011】この構成により、3つのディスプレイを使
用することができるため、より画面表示を大きくするこ
とができると共に、文字データと画像データを分割して
表示する場合でも視認性の向上を図ることができる。
【0012】また、本発明の第3の態様は、第1の態様
に係る携帯型通信装置において、前記装置本体上で摺動
可能に設けられた蓋部と、この蓋部の表面に設けられ情
報を表示する第二の表示手段とを備える構成を採る。
【0013】この構成により、蓋部をスライドにより開
閉自在としたため、開閉構造の簡略化を図ることができ
ると共に、ユーザによる開閉動作をより単純化させるこ
とが可能となる。
【0014】また、本発明の第4の態様は、第3の態様
に係る携帯型通信装置において、前記装置本体両側面に
設けられ互いに向き合う方向に突出する摺動突起を有す
る一対の蓋部支持手段と、前記蓋部側面に設けられ前記
摺動突起と係合する一対の摺動溝とを備える構成を採
る。
【0015】この構成により、蓋部をスライドにより開
閉自在としたため、開閉構造の簡略化を図ることができ
ると共に、ユーザによる開閉動作をより単純化させるこ
とが可能となる。また、蓋部を最も開いた場合は蓋部設
けられた第二の表示手段がユーザ側に立ち上がるため、
より視認性を良くすることができる。
【0016】また、本発明の第5の態様は、第1の態様
に係る携帯型通信装置において、前記装置本体上で回転
軸を中心に回転可能に設けられた蓋部と、この蓋部の表
面に設けられ情報を表示する第二の表示手段とを備える
構成を採る。
【0017】この構成により、蓋部を回転させることに
より開閉自在としたため、開閉構造の簡略化を図ること
ができると共に、ユーザによる開閉動作をより単純化さ
せることが可能となる。
【0018】また、本発明の第6の態様は、第1の態様
から第5の態様のいずれかに係る携帯型通信装置におい
て、前記装着手段に設けられ前記装置本体と着脱自在に
係合する係合手段を備える構成を採る。
【0019】この構成により、リストに装着した状態で
も装置本体を使用可能であると共に、必要に応じてリス
トから引き離して通常の携帯電話のように使用すること
も可能となるため、ユーザの利便性の向上を図ることが
できる。
【0020】また、本発明の第7の態様は、第1の態様
から第6の態様のいずれかに係る携帯型通信装置におい
て、前記モード切替手段は、時計の表示およびデータの
表示を切替える構成を採る。
【0021】この構成により、文字データおよび画像デ
ータの表示と時計の表示とを切替えることができるた
め、通常の腕時計として使用することができると共に、
通信する際には通信装置として使用することができるた
め、多様化したユーザのニーズに対応することができる
と共に、通信装置の利便性の向上を図ることが可能とな
る。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して説明する。 (実施の形態1)図1(a)は、本発明の実施の形態1
に係る携帯型通信装置の蓋部を閉じた状態を示す斜視
図、図1(b)は、本発明の実施の形態1に係る携帯型
通信装置の蓋部を開いた状態を示す斜視図である。以下
説明するように、第一の表示手段は第三のディスプレイ
に対応し、第二の表示手段は、第一のディスプレイに対
応し、第三の表示手段は、第二のディスプレイに対応す
る。
【0023】本発明の実施の形態1に係る携帯型通信装
置100は、装置本体101と、この装置本体101を
リストに装着するためのベルト102と、装置本体上部
に開閉自在に取付けられた蓋部103とから構成され
る。蓋部103は、第一のディスプレイ104を備えて
おり、この蓋部103を閉じた状態で時計を表示させる
ことが可能である。
【0024】また、蓋部103は、第一のディスプレイ
104の裏側に第二のディスプレイ105を備えてお
り、装置本体101は、第二のディスプレイ105と対
向する面上に第三のディスプレイ106を備えている。
図1(b)に示すように、蓋部103を図中矢印方向に
開くと、第二のディスプレイ105および第三のディス
プレイ106が出現する。なお、蓋部103は、0度か
ら概ね180度の角度で開くことが可能である。
【0025】図2は、本発明の実施の形態1に係る携帯
型通信装置100の内部構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態1に係る携帯型通信装置は、アンテ
ナ201において、受信した無線信号を電気信号に変換
する一方、電気信号を無線信号に変換して空間に送出す
る。アンテナ201を用いて無線による通信を行うのは
通信無線部202であり、この通信無線部202は通信
制御部203からの制御を受ける。通信制御部203
は、通信制御駆動部204とCPU205とから制御信
号を受信して動作する。
【0026】CPU205は、装置全体を制御する。時
計表示部206は、第一のディスプレイ104に対応し
ており、クロック部207から出力される時間に関する
情報を表示する。クロック部207は、クロック駆動部
208から制御を受けて動作する。液晶表示部209
は、第二のディスプレイ105に対応しており、CPU
205と液晶表示駆動部210とから制御信号を受信し
て、画像データを表示する。また、液晶表示部211
は、第三のディスプレイ106に対応しており、CPU
205と液晶表示駆動部212とから制御信号を受信し
て、画像データを表示する。この液晶表示部211に
は、図示しない液晶操作部が設けられている。この液晶
操作部は、いわゆるタッチパネル方式によって操作する
ことが可能であり、ユーザは、各種の信号を入力するこ
とができる。さらに、この液晶操作部には、図示しない
表示モード切替ボタンが設けられており、画面に表示さ
れるモードを切替えることができる。
【0027】スピーカ(SP)213は、受信した音声
信号を再生し、マイク(MIC)214は、ユーザの音
声信号を入力する。バッテリー215は、CPU205
と通信制御駆動部204とクロック駆動部208と液晶
表示駆動部210、212へ電力を供給する。
【0028】次に、以上のように構成された本発明の実
施の形態1に係る携帯型通信装置の使用態様について説
明する。まず、ユーザが実施の形態1に係る携帯型通信
装置を携帯する際、図1(a)に示すように、蓋部10
3を閉じた状態で、腕時計を装着する場合と同様にベル
ト102をリストに巻いて固定する。このベルト102
には、図示しない固定手段が設けられている。この時、
携帯型通信装置100における第一のディスプレイ10
4は、時計を表示している。このため、通常の腕時計と
同様に、携帯型通信装置100を携帯し、時計として使
用することが可能である。
【0029】次に、ユーザが、図1(b)に示すよう
に、蓋部103を図中矢印方向に開くと、第二のディス
プレイ105と第三のディスプレイ106とが出現す
る。第三のディスプレイ106における液晶操作部で
は、タッチパネル方式が採用されているため、ユーザ
は、通信を行う際この液晶操作部をタッチすることによ
り各種の信号を入力することができる。また、受信した
データは、第二のディスプレイ105に表示される。こ
の第二のディスプレイ105には、文字データのみなら
ず画像データも表示することが可能である。
【0030】ユーザが、図示しない表示モード切替ボタ
ンを押すと、表示モード1から表示モード4のいずれか
一つの画面表示を行うことが可能である。表示モード1
では、第二のディスプレイ105に受信したデータを表
示し、第三のディスプレイ106に液晶操作部を表示す
る。表示モード2では、第二のディスプレイ105およ
び第三のディスプレイ106とを一つのディスプレイと
みなして大画面化する。これにより、ユーザは、受信し
たデータをより見やすくすることができる。
【0031】表示モード3では、第二のディスプレイ1
05において、デュアル表示をさせることができる。こ
のデュアル表示とは、液晶表示部における表示部分を2
分割し、一方に画像データを、他方に文字データを表示
するものである。これにより、ユーザは、メッセージを
読みながら画像データを見ることが可能となる。なお、
上記の説明では画面表示を上下に分割したが、本発明
は、これに限定されず、左右に分割することもでき、ま
た、分割の割合も1対1のみならず、2対3等、ユーザ
が望む割合で画面を分割することも可能である。
【0032】表示モード4では、第二のディスプレイ1
05および第三のディスプレイ106とを一つのディス
プレイとみなして大画面化すると共に、デュアル表示を
することができる。画面が大きいため、分割された各エ
リアも大きくなり、各画面を見やすくさせることが可能
となる。なお、画面の分割の割合については、上記の表
示モード3の場合と同様である。
【0033】このように、本発明の実施の形態1に係る
携帯型通信装置は、リスト装着可能であると共に、3つ
のディスプレイを備え、これらをユーザの必要に応じて
使い分けることができるため、十分にユーザのニーズを
満たすことができる。すなわち、画像を拡大表示する必
要があるときは、2つのディスプレイを合わせて大画面
表示をすることができ、また、文字データと画像データ
とを同時に表示させる必要があるときは、画面を分割し
て表示させることも可能である。これにより、リスト装
着型の携帯型通信装置の利便性を高めることができる。
【0034】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2に係る携帯型通信装置の蓋部を開いた状態を示す
斜視図である。本発明の実施の形態2に係る携帯型通信
装置300は、装置本体301と、この装置本体301
をリストに装着するためのベルト302と、装置本体上
部にスライドすることにより開閉自在に取付けられた蓋
部303とから構成されている。装置本体301には、
蓋部303を支持するため、図示しない摺動突起を備え
た支持部材304が設けられている。この摺動突起が蓋
部303の両側面に設けられた摺動溝305内を摺動す
ることにより蓋部303がスライド可能となっている。
また、蓋部303は、第一のディスプレイ306を備え
ており、蓋部303を閉じた状態で時計を表示させるこ
とが可能である。一方、装置本体301は、蓋部303
を開けると出現する面に第二のディスプレイ307を備
えている。その他の構成については実施の形態1と同様
であるため、説明を省略する。
【0035】次に、以上のように構成された本発明の実
施の形態2に係る携帯型通信装置の使用態様について説
明する。まず、ユーザが実施の形態2に係る携帯型通信
装置を携帯する際、蓋部303を閉じた状態で腕時計を
装着する場合と同様にベルト302をリストに巻いて固
定する。このベルト302には、図示しない固定手段が
設けられている。この時、携帯型通信装置300におけ
る第一のディスプレイ306は、時計を表示している。
このため、通常の腕時計と同様に、携帯型通信装置30
0を携帯し、使用することが可能である。
【0036】次に、ユーザが、図3に示すように、蓋部
303を図中矢印方向にスライドさせると、第二のディ
スプレイ307が出現する。この際、図3に示すよう
に、蓋部303は、最も開いた状態で多少ユーザ側に起
き上がるようになっている。これにより、ユーザにとっ
て第一のディスプレイ306が見やすくなる。第二のデ
ィスプレイ307は、通常、左右に二分割されており、
一方に画像表示部308が表示され、他方に液晶操作部
309が表示される。この液晶操作部309は、タッチ
パネル方式が採用されており、ユーザは、通信を行う際
この液晶操作部309をタッチすることにより各種の信
号を入力することができる。受信したデータは、第二の
ディスプレイ307の画像表示部308に表示される。
【0037】実施の形態2においても、実施の形態1と
同様に、ユーザが、図示しない表示モード切替ボタンを
押すと、表示モード1から表示モード4のいずれか一つ
の画面表示を行うことが可能である。表示モード1で
は、第一のディスプレイ306に時計表示を行い、第二
のディスプレイ307に画像表示部308と液晶操作部
309とを表示する。表示モード2では、第一のディス
プレイ306および第二のディスプレイ307とを一つ
のディスプレイとみなして大画面化する。これにより、
ユーザは、受信したデータをより見やすくすることがで
きる。
【0038】表示モード3では、第二のディスプレイ3
07における画像表示部308の表示をデュアル表示に
することができる。これにより、ユーザは、メッセージ
を読みながら画像データを見ることが可能となる。な
お、上記の説明では画面表示を左右に分割したが、本発
明は、これに限定されず、左右に分割することもでき、
また、分割の割合も1対1のみならず、2対3等、ユー
ザが望む割合で画面を分割することも可能である。
【0039】表示モード4では、第一のディスプレイ3
06および第二のディスプレイ307とを一つのディス
プレイとみなして大画面化すると共に、デュアル表示を
することができる。画面が大きいため、分割された各エ
リアも大きくなり、各画面を見やすくさせることが可能
となる。なお、画面の分割の割合については、上記の表
示モード3の場合と同様である。
【0040】このように、本発明の実施の形態2に係る
携帯型通信装置は、リスト装着可能であると共に、2つ
のディスプレイを備え、これらをユーザの必要に応じて
使い分けることができるため、十分にユーザのニーズを
満たすことができる。すなわち、画像を拡大表示する必
要があるときは、2つのディスプレイを合わせて大画面
表示をすることができ、また、文字データと画像データ
とを同時に表示させる必要があるときは、画面を分割し
て表示させることも可能である。これにより、リスト装
着型の携帯型通信装置の利便性を高めることができる。
さらに、蓋部303をスライドにより開閉自在としたた
め、開閉構造の簡略化を図ることができると共に、ユー
ザによる開閉動作をより単純化させることが可能とな
る。
【0041】(実施の形態3)図4は、本発明の実施の
形態3に係る携帯型通信装置の蓋部を開いた状態を示す
斜視図である。実施の形態3では、蓋部403が前後ま
たは左右に水平移動することにより開閉する構成を採
る。その他の構成については実施の形態2と同様である
ため説明を省略する。実施の形態3では、蓋部403の
開閉を前後または左右に水平移動することにより行うた
め、開閉構造の簡略化を図ることができると共に、ユー
ザによる開閉動作をより単純化させることが可能とな
る。
【0042】(実施の形態4)図5は、本発明の実施の
形態4に係る携帯型通信装置の全体斜視図である。本発
明の実施の形態4に係る携帯型通信装置500は、実施
の形態1と同様に、装置本体501と、この装置本体5
01をリストに装着するためのベルト502と、装置本
体上部に開閉自在に取付けられた蓋部503とから構成
される。蓋部503は、図示しない第一のディスプレイ
を備えており、この蓋部503を閉じた状態で時計を表
示させることが可能である。
【0043】また、蓋部503は、図示しない第一のデ
ィスプレイの裏側に第二のディスプレイ504を備えて
おり、装置本体501は、第二のディスプレイ504と
対向する面上に第三のディスプレイ505を備えてい
る。図5に示すように、蓋部503を開くと、第二のデ
ィスプレイ504および第三のディスプレイ505が出
現する。なお、蓋部503は、0度から概ね180度の
角度で開くことが可能である。
【0044】装置本体501とベルト502とは、ベー
ス506を介して着脱自在に構成されている。すなわ
ち、ベルト502には、装置本体501が係合する係合
部507と、装着した装置本体501を離脱させる解除
ボタン508とを備えるベース506が固定されてい
る。これにより、ユーザは、ベルト502をリストに装
着した状態で装置本体を自由に着脱することが可能とな
る。
【0045】次に、以上のように構成された本発明の実
施の形態4に係る携帯型通信装置の使用態様について説
明する。まず、ユーザが実施の形態4に係る携帯型通信
装置を携帯する際、蓋部503を閉じた状態で腕時計を
装着する場合と同様にベルト502をリストに巻いて固
定する。このベルト502には、図示しない固定手段が
設けられている。この時、携帯型通信装置500におけ
る図示しない第一のディスプレイは、時計を表示してい
る。このため、通常の腕時計と同様に、携帯型通信装置
500を携帯し、使用することが可能である。
【0046】次に、ユーザが、図5に示すように、蓋部
503を開くと、第二のディスプレイ504と第三のデ
ィスプレイ505とが出現する。この第二のディスプレ
イ504および第三のディスプレイ505には、文字デ
ータのみならず画像データも表示することが可能であ
る。
【0047】ユーザが、図示しない表示モード切替ボタ
ンを押すと、表示モード1から表示モード4のいずれか
一つの画面表示を行うことが可能である。表示モード1
では、第二のディスプレイ504に受信したデータを表
示し、第三のディスプレイ505に液晶操作部を表示す
る。表示モード2では、第二のディスプレイ504およ
び第三のディスプレイ505とを一つのディスプレイと
みなして大画面化する。これにより、ユーザは、受信し
たデータをより見やすくすることができる。
【0048】表示モード3では、第二のディスプレイ5
04において、デュアル表示をさせることができる。こ
のデュアル表示とは、液晶表示部における表示部分を2
分割し、一方に画像データを、他方に文字データを表示
するものである。これにより、ユーザは、メッセージを
読みながら画像データを見ることが可能となる。なお、
上記の説明では画面表示を上下に分割したが、本発明
は、これに限定されず、左右に分割することもでき、ま
た、分割の割合も1対1のみならず、2対3等、ユーザ
が望む割合で画面を分割することも可能である。
【0049】表示モード4では、第二のディスプレイ5
04および第三のディスプレイ505とを一つのディス
プレイとみなして大画面化すると共に、デュアル表示を
することができる。画面が大きいため、分割された各エ
リアも大きくなり、各画面を見やすくさせることが可能
となる。なお、画面の分割の割合については、上記の表
示モード3の場合と同様である。
【0050】このように、本発明の実施の形態4に係る
携帯型通信装置は、リスト装着可能であると共に、3つ
のディスプレイを備え、これらをユーザの必要に応じて
使い分けることができるため、十分にユーザのニーズを
満たすことができる。すなわち、画像を拡大表示する必
要があるときは、2つのディスプレイを合わせて大画面
表示をすることができ、また、文字データと画像データ
とを同時に表示させる必要があるときは、画面を分割し
て表示させることも可能である。さらに、実施の形態4
では、装置本体501をベルト502に設けられたベー
ス506を介して着脱自在に構成したため、リストに装
着した状態のみならず、リストから離脱させて通常の携
帯電話のように使用することが可能となる。これによ
り、リスト装着型の携帯型通信装置の利便性を高めるこ
とができる。
【0051】(実施の形態5)図6は、本発明の実施の
形態5に係る携帯型通信装置の蓋部を開いた状態を示す
斜視図である。実施の形態5では、蓋部603が回転軸
604を中心に回転することにより開閉する構成を採
る。その他の構成については実施の形態2と同様である
ため説明を省略する。実施の形態5では、蓋部603の
開閉を、回転軸604を中心に回転することにより行う
ため、開閉構造の簡略化を図ることができると共に、ユ
ーザによる開閉動作をより単純化させることが可能とな
る。
【0052】なお、以上の説明では、リスト装着が可能
である場合を例にとって本発明に係る携帯型通信装置を
説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、装置
本体にチェーンを取付けて、首から下げることができる
ブローチタイプを採ることも可能である。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、画面表示を、全画面表示、分割表示、または
入力のための表示等、多様に切替えることができるた
め、画面をより見やすくすると共に、利便性の向上を図
ることができる。また、複数のディスプレイを使用する
ことができるため、より画面表示を大きくすることがで
きると共に、文字データと画像データを分割して表示す
る場合でも視認性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本発明の実施の形態1に係る携帯型通
信装置の蓋部を閉じた状態を示す斜視図 (b) 本発明の実施の形態1に係る携帯型通信装置の
蓋部を開いた状態を示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態1に係る携帯型通信装置の
内部構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態2に係る携帯型通信装置の
蓋部を開いた状態を示す斜視図
【図4】本発明の実施の形態3に係る携帯型通信装置の
蓋部を開いた状態を示す斜視図
【図5】本発明の実施の形態4に係る携帯型通信装置の
全体斜視図
【図6】本発明の実施の形態5に係る携帯型通信装置の
蓋部を開いた状態を示す斜視図
【符号の説明】
100、300、500 携帯型通信装置 101、301、501 装置本体 102、302、502 ベルト 103、303、403、503、603 蓋部 104、306 第一のディスプレイ 105、307、504 第二のディスプレイ 106、505 第三のディスプレイ 201 アンテナ 202 通信無線部 203 通信制御部 204 通信制御駆動部 205 CPU 206 時計表示部 207 クロック部 208 クロック駆動部 209、211 液晶表示部 210、212 液晶表示駆動部 213 スピーカ(SP) 214 マイク(MIC) 304 支持部材 305 摺動溝 308 画像表示部 309 液晶操作部 506 ベース 507 係合部 508 解除ボタン 604 回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/00 H04M 1/05 Z 1/05 G06F 1/00 312A Fターム(参考) 2F002 AA01 AA04 AA05 AA06 AB02 AB06 AC01 AC03 AD07 BA02 BA09 BA24 BB04 BB07 EA01 EB00 EB01 EB04 EB06 EC00 ED02 EE01 EF01 EH01 GA06 5K023 AA07 BB02 BB03 BB11 HH07 PP12 5K027 AA11 BB01 BB14 CC08 FF22 HH26 MM17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信を行う通信手段を備えた装置本
    体と、この装置本体の一端面に設けられ情報の表示を行
    う第一の表示手段と、画面表示のモードを切替えるモー
    ド切替手段と、前記装置本体をリストに装着する装着手
    段とを備えることを特徴とする携帯型通信装置。
  2. 【請求項2】 前記装置本体に開閉自在に設けられた蓋
    部と、この蓋部の表面に設けられ情報を表示する第二の
    表示手段と、前記蓋部の裏面に設けられ情報を表示する
    第三の表示手段とを備えることを特徴とする請求項1記
    載の携帯型通信装置。
  3. 【請求項3】 前記装置本体上で摺動可能に設けられた
    蓋部と、この蓋部の表面に設けられ情報を表示する第二
    の表示手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の
    携帯型通信装置。
  4. 【請求項4】 前記装置本体両側面に設けられ互いに向
    き合う方向に突出する摺動突起を有する一対の蓋部支持
    手段と、前記蓋部側面に設けられ前記摺動突起と係合す
    る一対の摺動溝とを備えることを特徴とする請求項3記
    載の携帯型通信装置。
  5. 【請求項5】 前記装置本体上で回転軸を中心に回転可
    能に設けられた蓋部と、この蓋部の表面に設けられ情報
    を表示する第二の表示手段とを備えることを特徴とする
    請求項1記載の携帯型通信装置。
  6. 【請求項6】 前記装着手段に設けられ前記装置本体と
    着脱自在に係合する係合手段を備えることを特徴とする
    請求項1から請求項5のいずれかに記載の携帯型通信装
    置。
  7. 【請求項7】 前記モード切替手段は、時計の表示およ
    びデータの表示を切替えることを特徴とする請求項1か
    ら請求項6のいずれかに記載の携帯型通信装置。
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