JP2001189306A - ベルト駆動型常圧cvd装置 - Google Patents

ベルト駆動型常圧cvd装置

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JP2001189306A
JP2001189306A JP37257999A JP37257999A JP2001189306A JP 2001189306 A JP2001189306 A JP 2001189306A JP 37257999 A JP37257999 A JP 37257999A JP 37257999 A JP37257999 A JP 37257999A JP 2001189306 A JP2001189306 A JP 2001189306A
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JP
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semiconductor wafer
thin film
belt
pressure cvd
atmospheric pressure
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JP37257999A
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English (en)
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Hirofumi Akune
洋文 阿久根
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウエハの表面へのBPSG薄膜の成膜
後に、その常圧CVD装置外で既存の洗浄装置を用いて
前記半導体ウエハ上のBPSG薄膜表面を水洗する必要
のない常圧CVD装置を得ること。 【解決手段】 本発明のベルト駆動型常圧CVD装置1
Aは、共通の筐体8と、この筐体8内に配設された成膜
装置3と、この成膜装置3に半導体ウエハSを搬入し、
その半導体ウエハSの表面にBPSG薄膜を成膜した
後、その成膜された半導体ウエハSを搬出部41Aに搬
出する第1搬送装置4と、この第1搬送装置4の搬出部
41A側の斜め下方の筐体8内に配設されたスピン洗浄
装置100と、前記第1搬送装置4の搬出部41A側と
前記スピン洗浄装置100との間に、前記BPSG薄膜
が成膜された半導体ウエハSを自然落下させることがで
きるように掛け渡された第2搬送装置200とから構成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置などを
製造する製造工程で用いられるベルト駆動型常圧CVD
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、図4及び図5を用いて、従来技術
のベルト駆動型常圧CVD装置(以下、単に「常圧CV
D装置」と略記する)を説明する。 図4は従来技術のベルト駆動型常圧CVD装置を、その
筐体の一部を破断して概念的に示し上面図、そして図5
は図4のA―A線上におけるベルト駆動部を含む主要部
の略線的断面図である。
【0003】先ず、図を参照しながら、この従来技術の
ベルト駆動型常圧CVD装置の構成を説明する。符号1
は全体として常圧CVD装置を指す。この常圧CVD装
置1は、米国ワトキンスジョンソン社製WJ−999シ
リーズに見られ、例えば、半導体ウエハSをメッシュ状
のベルトで搬送しながら、その半導体ウエハSの表面に
薄膜を生成する装置であって、マッフル2で囲んだ成膜
装置3と、この成膜装置3に半導体ウエハSを搬送する
のニッケルを主成分としたメッシュ状のベルト41を備
えたベルト駆動装置4と、前記ベルト41を洗浄、乾燥
するためのベルト洗浄/乾燥装置5と、前記ベルト41
に半導体ウエハSを搬入する搬入装置6と、前記ベルト
41で搬送された半導体ウエハSを搬出する搬出装置7
と、前記成膜装置3、ベルト駆動装置4などを囲ってい
る筐体8などとから構成されている。なお、搬入装置
6、搬出装置7と成膜装置3との間には側壁9が存在し
ている。
【0004】前記成膜装置3は、図5に示したように、
反応ガスを噴射する複数枚の、図示の例では、3個のヘ
ッド31を備え、各ヘッド31間及び両端のヘッド31
の外側は図示していない噴射装置で噴射されている窒素
ガスN2 のカーテンでシールドされる。これらのヘッ
ド31の下を、ベルト41に載置した半導体ウエハSを
通過させ、各ヘッド31から噴射される反応ガスによ
り、例えば、SiO2薄膜、BPSG(ボロンフォスフ
ォロスシリケートガラス)薄膜、PSG(フォスフォロ
スシリケートガラス)薄膜を各半導体ウエハSの表面に
生成させる。
【0005】前記ベルト洗浄/乾燥装置5は、図5に示
したように、エッチング装置51、純水洗浄装置52及
び乾燥装置53から構成されており、成膜時に、ベルト
41に付着した前記いずれかの薄膜をフッ素でエッチン
グ、洗浄し、その後で純水で洗浄し、乾燥装置53のラ
ンプ加熱で乾燥される。
【0006】前記搬入装置6は、中央部に配置された搬
送ロボット61と、この搬送ロボット61を取り囲むよ
うに配置された、2カ所のキャリア載置台62と、図に
おいて、搬送ロボット61の左側に前記筐体8から延長
して敷設されている搬送レール63とから構成されてい
て、前記キャリア載置台62に複数枚の半導体ウエハS
が収容されているキャリアCを載置し、各キャリアCか
ら搬送ロボット61で半導体ウエハSを一枚づつ順次搬
送レール63に移載し、そしてその半導体ウエハSは搬
送レール63から前記ベルト41に移載される。
【0007】また、前記搬出装置7は、中央部に配置さ
れた搬送ロボット71と、この搬送ロボット71を取り
囲むように配置された、2カ所のキャリア載置台72
と、図において、搬送ロボット71の右側に前記筐体8
から延長して敷設されている搬送レール73及び補助キ
ャリア載置台74とから構成されていて、前記ベルト4
1から搬送レール73に移載された所望の状態に成膜さ
れた半導体ウエハSは搬送ロボット71で各キャリア載
置台72に載置され、待機している空のキャリアCに収
容される。ベルト41及び搬送レール73上でトラブル
が生じた場合の半導体ウエハSは前記補助キャリア載置
台74上の補助キャリアCaに収容される。
【0008】前記ベルト駆動装置4は、図5に示したよ
うに、環状のベルト41と、複数個のローラ42A、4
2B、42C、42D、42E、42F及び42Gとか
らなり、ベルト41は前記成膜装置3の各ヘッド31の
下を通過し、マッフル2の右端に在るローラ42Aで下
方に方向を転じ、その直下に在るローラ42Bで水平方
向に転じられ、エッチング装置51を通過した後、その
ベルト41の一部は前記純水洗浄装置52の入り口側に
在るローラ42Cで純水洗浄装置52の純水中に在るロ
ーラ42Dで純水中に案内され、純水中を出たベルト4
1は純水洗浄装置52の出口側に在るローラ42Eに方
向転換させられ、ローラ42Fで上方に向けられ、そし
てローラ42Gで前記成膜装置3の方に方向転換させら
れて水平状態に導かれている。
【0009】次に、前記のような構成の常圧CVD装置
1の動作を説明する。半導体ウエハSは搬送ロボット6
1でキャリアCから一枚づつ搬送レール63に移載さ
れ、ベルト41まで運ばれる。ベルト41に移載された
半導体ウエハSは一定スピードでマッフル2内を移動す
る。マッフル2内は図示していないヒータで400°C
前後に昇温されており、各ヘッド31から噴射される成
膜ガスで半導体ウエハSの表面に所望の薄膜が成膜さ
れ、成膜が終了すると、搬送レール73に移載され、搬
送ロボット71で空のキャリアCに収容される。成膜さ
れた半導体ウエハSを搬送し終えたベルト41は、その
表面に付着した生成物を前記エッチング装置51でエッ
チングし、その後、純水洗浄装置52の純水で洗浄し、
乾燥装置53でランプ加熱により乾燥し、再び、搬入装
置6側に戻る。
【0010】このような常圧CVD装置1を用いて、ア
ルミ配線を施す場合には、そのアルミ配線を施すBPS
G薄膜を熱処理して平坦化するプロセスがあるが、BP
SG薄膜の成膜後に膜中のボロン(B)、隣(P)など
の不純物が表面に析出し、大気中の酸素と反応して酸化
物を生成し、その後の加工プロセスで加工異常が起こる
原因になる。この不純物のBPSG薄膜表面への析出は
不純物濃度が高くなるほど多くなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】後工程での前記加工異
常を防止するために、BPSG薄膜の成膜後に、別途、
既存の洗浄装置を用いて、BPSG薄膜が成膜された半
導体ウエハSの表面を水洗し、その表面に析出した不純
物を除去するようにしているが、製造工程数を考慮する
と、洗浄工程は無いに越したことはない。併せて簡易的
な評価を行う場合にも、BPSG薄膜の成膜後に水洗を
行う必要があるため、評価時間が掛かる。
【0012】従って、本発明はこのような課題を解決し
ようとするものであって、半導体ウエハの表面へのBP
SG薄膜の成膜後に、その常圧CVD装置外で既存の洗
浄装置を用いて前記半導体ウエハ上のBPSG薄膜表面
を水洗する必要のない常圧CVD装置を得ることを目的
とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】それ故、本発明の常圧C
VD装置では、共通の筐体と、その筐体内に配設された
成膜装置と、前記成膜装置に半導体ウエハを搬入し、そ
の半導体ウエハの表面にBPSG薄膜を成膜した後、そ
の成膜された半導体ウエハを搬出部に搬出する第1搬送
装置と、前記主搬送装置の搬出部側の斜め下方の前記筐
体内に配設されたスピン洗浄装置と、前記第1搬送装置
の搬出部側と前記スピン洗浄装置との間に、前記BPS
G薄膜が成膜された半導体ウエハを自然落下させること
ができるように掛け渡された第2搬送装置とから構成し
て、前記課題を解決している。
【0014】従って、本発明によれば、BPSG薄膜の
成膜直後に、そのBPSG薄膜の洗浄を行うことができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3を用いて、本
発明の一実施形態の常圧CVD装置を説明する。 図1は本発明の一実施形態の常圧CVD装置を、その筐
体の一部破断して概念的に示し上面図、図2は図1のA
―A線上におけるベルト駆動部を含む主要部の略線的断
面図、そして図3は本発明の一実施形態の常圧CVD装
置の要部を示す略線的斜視図である。
【0016】なお、本発明の常圧CVD装置1Aにおい
て、図3及び図4に示した従来技術の常圧CVD装置1
の構成部分と同一の構成部分には、同一の符号を付し
て、それらの説明を省略する。
【0017】本発明の常圧CVD装置1Aは、前記従来
技術の常圧CVD装置1において、前記成膜装置3でB
PSG薄膜が成膜された半導体ウエハSを搬送する第1
搬送装置である前記ベルト駆動装置4の搬出部41A側
に隣接して斜め下方に向けて掛け渡された第2搬出装置
であるレール200と、このレール200の下端に隣接
して配設されたスピン洗浄装置100とが同一の筐体内
に組み込まれて構成されている。
【0018】前記レール200の材質はシリコン(S
i)で形成されており、前記スピン洗浄装置100は一
般的なウエット処理の洗浄装置である。そして図3にお
ける符号110はスピン洗浄装置100のウエハステー
ジを指す。
【0019】このようにスピン洗浄装置100とレール
200とが追加、構成された本発明の常圧CVD装置1
Aは、前記成膜装置3のヘッド31でBPSG薄膜が成
膜されて、前記ベルト駆動装置4のベルト41で搬送さ
れて搬出部41Aに達した半導体ウエハSをレール20
0を介して前記スピン洗浄装置100のウエハステージ
110に自然落下させる。この落下してきた半導体ウエ
ハSはチャックされて、ウエハステージ110ごと回転
させられ、そして純水で水洗される。水洗後、スピン乾
燥された半導体ウエハSは、搬送ロボット71でチャッ
クされ、空のキャリアCに収容される。
【0020】このように本発明の常圧CVD装置1A
は、BPSG薄膜を成膜でき、その成膜後に、その表面
を直ちに水洗できるように構成されているので、BPS
G薄膜の表面に析出されているボロンを容易に、そして
効率的に除去することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、 1.BPSG薄膜の成膜後のボロンの析出を抑制できる 2.成膜、洗浄の製造プロセスを簡略化できる 3.本発明の常圧CVD装置から搬出された半導体ウエ
ハを直ちに加工することができる 4.設備の設置スペースを縮小できる 5.以上のような効果から製造コストを削減できる など、数々の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の常圧CVD装置を、そ
の筐体の一部破断して概念的に示し上面図である。
【図2】 図1のA―A線上におけるベルト駆動部を含
む主要部の略線的断面図である。
【図3】 本発明の一実施形態の常圧CVD装置の要部
を示す略線的斜視図である。
【図4】 従来技術のベルト駆動型常圧CVD装置を、
その筐体の一部を破断して概念的に示し上面図である。
【図5】 図4のA―A線上におけるベルト駆動部を含
む主要部の略線的断面図である。
【符号の説明】
1A…本発明の一実施形態の(ベルト駆動型)常圧CV
D装置、3…成膜装置、4…ベルト駆動装置、41…ベ
ルト、41A…搬出部、8…筐体、100…スピン洗浄
装置、200…レール、S…半導体ウエハ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通の筐体と、 前記筐体内に配設された成膜装置と、 前記成膜装置に半導体ウエハを搬入し、その半導体ウエ
    ハの表面にBPSG薄膜を成膜した後、その成膜された
    半導体ウエハを搬出部に搬出する第1搬送装置と、 前記第1搬送装置の搬出部側の斜め下方の前記筐体内に
    配設されたスピン洗浄装置と、 前記第1搬送装置の搬出部側と前記スピン洗浄装置との
    間に、前記BPSG薄膜が成膜された半導体ウエハを自
    然落下させることができるように掛け渡された第2搬送
    装置とから構成されていることを特徴とするベルト駆動
    型常圧CVD装置。
JP37257999A 1999-12-28 1999-12-28 ベルト駆動型常圧cvd装置 Pending JP2001189306A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7316972B2 (en) 2002-08-30 2008-01-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Contact hole formation method
CN106319479A (zh) * 2015-07-06 2017-01-11 北大方正集团有限公司 皮带定位装置及常压化学气相沉积设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7316972B2 (en) 2002-08-30 2008-01-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Contact hole formation method
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