JP2001188393A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001188393A
JP2001188393A JP37506199A JP37506199A JP2001188393A JP 2001188393 A JP2001188393 A JP 2001188393A JP 37506199 A JP37506199 A JP 37506199A JP 37506199 A JP37506199 A JP 37506199A JP 2001188393 A JP2001188393 A JP 2001188393A
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image forming
image
toner
forming unit
forming apparatus
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Yasuyuki Inada
保幸 稲田
Masaru Hamamichi
優 濱道
Mineyuki Sako
峰行 酒向
Shinichi Yoshimoto
真一 吉本
Akio Kasuga
昭夫 春日
Hiroyuki Maeda
裕之 前田
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Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラートナーリサイクルによる色濁りを防止
すると共に、特定色トナーのリサイクル効率を向上さ
せ、さらに、黒色画像濃度の低下を抑えることができる
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 本発明の画像形成装置10では、複数の
作像ユニットY,M,C,Kのうちイエロー用作像ユニ
ットYでのみクリーニング装置30Yで回収した残留ト
ナーを現像装置26Yにリサイクルするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、またはこれらの複合機などの複数色
の作像ユニットを有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平8−146652号公報に
おいて、いわゆるタンデム型の画像形成装置の各作像ユ
ニットにおいて、クリーナレスシステムを用いて各感光
体上の転写残トナーを各現像装置内にそれぞれリサイク
ルする技術が開示されている。図7に示すように、前記
公報に開示される画像形成装置100は、転写体である
用紙Pを矢印a方向に搬送する無端状搬送ベルト1の上
部に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応す
る4つの作像ユニットY,M,C,Kが配列されている
タンデム型の画像形成装置である。
【0003】作像ユニットYでは、帯電装置2Yにより
均一帯電された矢印方向に回転する感光体3Yの表面に
露光装置4Yからの露光で静電潜像が形成され、この静
電潜像が現像装置5Yによりイエロートナーで現像され
てイエロートナー画像となり、このイエロートナー画像
が転写部材6Yの作用により搬送ベルト1で搬送される
用紙Pに転写される。
【0004】作像ユニットMでは、帯電装置2Mにより
均一帯電された矢印方向に回転する感光体3Mの表面に
露光装置4Mからの露光で静電潜像が形成され、この静
電潜像が現像装置5Mによりマゼンタトナーで現像され
てマゼンタトナー画像となり、このマゼンタトナー画像
が転写部材6Yの作用により搬送ベルト1で搬送される
用紙P上のイエロートナー画像の上に重ねて転写され
る。
【0005】作像ユニットCでは、帯電装置2Cにより
均一帯電された矢印方向に回転する感光体3Cの表面に
露光装置4Cからの露光で静電潜像が形成され、この静
電潜像が現像装置5Cによりシアントナーで現像されて
シアントナー画像となり、このシアントナー画像が転写
部材6Cの作用により搬送ベルト1で搬送される用紙P
上のイエロートナー画像およびマゼンタトナー画像の上
に重ねて転写される。
【0006】作像ユニットKでは、帯電装置2Kにより
均一帯電された矢印方向に回転する感光体3Kの表面に
露光装置4Kからの露光で静電潜像が形成され、この静
電潜像が現像装置5Kによりブラックトナーで現像され
てブラックトナー画像となり、このブラックトナー画像
が転写部材6Kの作用により搬送ベルト1で搬送される
用紙P上のイエロートナー画像、マゼンタトナー画像お
よびシアントナー画像の上に重ねて転写される。
【0007】このように4色のトナー画像が転写された
用紙Pは、定着装置7を通過する際にトナー画像が定着
された後、装置外に排出される。
【0008】前記画像形成装置100では、各作像ユニ
ットY,M,C,Kのそれぞれにおいて、現像装置5
Y,5M,5C,5Kがクリーニング装置を兼ねたクリ
ーナレスシステムを採用しており、転写後に感光体3
Y,3M,3C,3K上に残留するトナーを現像装置5
Y,5M,5C,5Kでそれぞれ回収してリサイクルす
るようになっている。
【0009】一方、特開平8−63067号公報には、
1つの感光体と複数の現像装置を有する画像形成装置に
おいて、感光体上の各色転写残トナーをすべてブラック
の現像装置内へリサイクルする技術が開示されている。
【0010】図8に示すように、この公報に開示される
画像形成装置200では、感光体3の1回転目の間に、
帯電装置2により均一帯電された感光体3の表面に露光
装置4からの露光により静電潜像が形成され、この静電
潜像が現像装置5Yによりイエロートナーで現像されて
イエロートナー画像となる。続いて、感光体3の2回転
目の間に、帯電装置2により再び均一帯電された感光体
3の表面に露光装置4からの露光により静電潜像が形成
され、この静電潜像が現像装置5Mによりマゼンタトナ
ーで現像されてイエロートナー画像の上にマゼンタトナ
ー画像が形成される。同様にして、感光体3の3回転目
および4回転目の間に、感光体3上のイエロートナー画
像およびマゼンタトナー画像の上に重ねてシアントナー
画像およびブラックトナー画像が順次形成される。
【0011】このようにして感光体3上に形成された4
色のトナー画像は、図示しない転写部において用紙に一
括転写される。この転写後に感光体3の表面に残留する
トナーは、クリーニング装置8により回収される。回収
されたトナーは、クリーニング装置8からブラック用現
像装置5K内に送られてリサイクルされるようになって
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記画
像形成装置100では、2色目以降の作像ユニットM,
C,Kにおいて、用紙Pに先に転写されている上流側の
作像ユニットのトナーが転写時に用紙Pから感光体に再
転写するために転写残トナーに色混じりが発生し、この
ような転写残トナーをリサイクルすると、特に作像ユニ
ットM,Cで形成される画像に色濁りが発生するという
問題がある。
【0013】また、前記画像形成装置200のようにす
べての転写残トナーをブラックの現像装置へリサイクル
すると、各現像装置ごとにリサイクルを行った場合には
色混じりが発生しない最上流側の現像装置5Yのイエロ
ートナーまでもが現像装置5Kにリサイクルされること
になり、イエロートナーのリサイクル効率が低下するこ
とになる。
【0014】そこで、本発明の目的は、カラー現像剤の
リサイクルによる色濁りを防止すると共に、特定色現像
剤のリサイクル効率を向上させ、さらに、黒色画像濃度
の低下を抑えることができる画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、像担持体と、この像担持体上に現像剤で画像
を形成する現像装置と、前記画像が転写体に転写された
後に前記像担持体上に残留する現像剤を回収するクリー
ニング装置とをそれぞれ有する複数の作像ユニットを備
え、各作像ユニットの現像装置は異なる色の現像剤をそ
れぞれ収容しており、各作像ユニットにより異なる色の
現像剤で形成された各画像を移動する転写体上に順次重
ねて転写し得る画像形成装置において、前記複数の作像
ユニットのうち特定色の作像ユニットでのみ前記クリー
ニング装置で回収した残留現像剤を前記現像装置にリサ
イクルするようにしたものである。
【0016】本発明の画像形成装置では、前記特定色の
作像ユニット以外の少なくとも1つの作像ユニットで回
収された残留現像剤を黒色現像剤の作像ユニットの現像
装置にリサイクルするようにしてもよい。
【0017】また、本発明の画像形成装置では、前記特
定色の作像ユニットが、前記転写体の移動方向における
最上流側の作像ユニット、または、前記転写体上におけ
る転写順序の第1色目の作像ユニットであることが好ま
しい。
【0018】さらに、本発明の画像形成装置では、前記
特定色の作像ユニットにおいて、前記現像装置が前記ク
リーニング装置を兼ねていてもよい。この場合、前記像
担持体表面を帯電させるための接触帯電手段を有するこ
とが好ましい。
【0019】
【発明の効果】本発明の画像形成装置では、複数の作像
ユニットのうち特定色の作像ユニットでのみクリーニン
グ装置で回収した残留現像剤を現像装置にリサイクルす
るようにしたため、特定色の作像ユニットにおいて現像
剤のリサイクルによる色濁りを防止できるとともに、特
定色の現像剤のリサイクル効率を向上させることができ
る。
【0020】また、前記特定色の作像ユニット以外の少
なくとも1つの作像ユニットで回収された残留現像剤を
黒色現像剤の作像ユニットの現像装置にリサイクルする
ようにした本発明の画像形成装置では、残留現像剤を黒
色現像剤の作像ユニットに送る側の作像ユニットにおい
てカラー現像剤の色混じりおよび画像の色濁りを防止で
き、かつ黒色の作像ユニット以外のすべての作像ユニッ
トで回収された残留現像剤を黒色の作像ユニットにリサ
イクルする場合に比べて黒色画像濃度の低下を抑えるこ
とができる。
【0021】さらに、前記特定色の作像ユニットにおい
て現像装置がクリーニング装置を兼ねているクリーナレ
スシステムとした本発明の画像形成装置では、特定色の
作像ユニットではクリーニング装置で回収された残留現
像剤を現像装置へ送るための機構が不要になるため、機
構の簡略化と省コスト化を図れる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1
実施形態であるタンデム型カラー画像形成装置10の概
略構成を示す。この画像形成装置10は、3つのローラ
12,14,16の各周囲に支持されて矢印b方向に回
転駆動される転写体としての中間転写ベルト18を備え
ている。
【0023】中間転写ベルト18の下部には、中間転写
ベルト18の移動方向に沿って順に、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックにそれぞれ対応する4つの作像ユ
ニットY,M,C,Kが並んで配置されている。なお、
本実施形態では4つの作像ユニットを有する画像形成装
置について説明するが、本発明は例えばRGBプリンタ
のように3つの作像ユニットを有する画像形成装置にも
適用できる。
【0024】各作像ユニットY,M,C,Kは、矢印方
向に回転駆動される像担持体としての感光体20Y,2
0M,20C,20Kをそれぞれ有している。各感光体
20Y,20M,20C,20Kの周囲には、その回転
方向に沿って順に、感光体20Y,20M,20C,2
0Kの表面を均一帯電させる帯電装置22Y,22M,
22C,22Kと、静電潜像を書き込むために均一帯電
した感光体20Y,20M,20C,20Kの表面を露
光する露光装置24Y,24M,24C,24Kと、感
光体20Y,20M,20C,20Kの各表面に形成さ
れた静電潜像を、それぞれ収容した異なる色の現像剤で
あるイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、
およびブラックトナーでそれぞれ現像してトナー画像に
する現像装置26Y,26M,26C,26Kと、感光
体20Y,20M,20C,20K上に形成された各ト
ナー画像を中間転写ベルト18上に一次転写する転写部
材28Y,28M,28C,28Kと、一次転写後に感
光体20Y,20M,20C,20Kの表面に残留する
トナーを回収するクリーニング装置30Y,30M,3
0C,30Kとがそれぞれ配置されている。
【0025】中間転写ベルト18の移動方向(矢印b方
向)に関して最上流側のイエロー用作像ユニットYで
は、クリーニング装置30Yで回収された残留イエロー
トナーを現像装置26Yにリサイクルするためのリサイ
クル機構32Yが設けてある。このリサイクル機構32
Yは、粉体トナーを移送できる機構であれば何でもよい
が、例えば弾性チューブ内に設けた可撓性スパイラル状
搬送羽根を回転させてトナーを搬送する機構や空気圧送
によりトナーを搬送する機構などを用いることができ
る。
【0026】ローラ14との間に中間転写ベルト18を
挟むようにして、二次転写ローラ34が配置されてい
る。図示しない給紙カセットから給送された用紙Pは、
タイミングローラ36により中間転写ベルト18と二次
転写ローラ34とのニップ部に送られた後、定着装置3
8のニップ部を通って装置外に排出されるようになって
いる。
【0027】次に、以上の構成からなる画像形成装置1
0の動作について説明する。中間転写ベルト18は図示
しない駆動源により駆動されて矢印b方向に回転してい
る。
【0028】イエロー用作像ユニットYでは、帯電装置
22Yにより均一帯電された矢印方向に回転する感光体
20Yの表面に露光装置24Yからの露光により静電潜
像が形成され、この静電潜像が現像装置26Yによりイ
エロートナーで現像されてイエロートナー画像となり、
このイエロートナー画像が転写部材28Yの作用により
感光体20Yから中間転写ベルト18上に一次転写され
る。この転写後に感光体20Yの表面に残留するイエロ
ートナーは、クリーニング装置30Yにより回収された
後、リサイクル機構32Yを介して現像装置26Yへリ
サイクルされる。
【0029】マゼンタ用作像ユニットMでは、帯電装置
22Mにより均一帯電された矢印方向に回転する感光体
20Mの表面に露光装置24Mからの露光により静電潜
像が形成され、この静電潜像が現像装置26Mによりマ
ゼンタトナーで現像されてマゼンタトナー画像となり、
このマゼンタトナー画像が転写部材28Mの作用により
感光体20Mから中間転写ベルト18上のイエロートナ
ー画像の上に重ねて一次転写される。この転写後に感光
体20Mの表面に残留するマゼンタトナーと、転写時に
中間転写ベルト18から感光体20Mに再転写したイエ
ロートナーは、クリーニング装置30Mにより回収され
る。
【0030】シアン用作像ユニットCでは、帯電装置2
2Cにより均一帯電された矢印方向に回転する感光体2
0Cの表面に露光装置24Cからの露光により静電潜像
が形成され、この静電潜像が現像装置26Cによりシア
ントナーで現像されてシアントナー画像となり、このシ
アントナー画像が転写部材28Cの作用により感光体2
0Cから中間転写ベルト18上のイエロートナー画像お
よびマゼンタトナー画像の上に重ねて一次転写される。
この転写後に感光体20Cの表面に残留するマゼンタト
ナーと、転写時に中間転写ベルト18から感光体20C
に再転写したイエロートナーおよびマゼンタトナーは、
クリーニング装置30Cにより回収される。
【0031】ブラック用作像ユニットKでは、帯電装置
22Kにより均一帯電された矢印方向に回転する感光体
20Kの表面に露光装置24Kからの露光により静電潜
像が形成され、この静電潜像が現像装置26Kによりブ
ラックトナーで現像されてブラックトナー画像となり、
このブラックトナー画像が転写部材28Cの作用により
感光体20Kから中間転写ベルト18上のイエロートナ
ー画像、マゼンタトナー画像およびシアントナー画像の
上に重ねて一次転写される。この転写後に感光体20K
の表面に残留するブラックトナーと、転写時に中間転写
ベルト18から感光体20Cに再転写したイエロートナ
ー、マゼンタトナーおよびシアントナーは、クリーニン
グ装置30Kにより回収される。
【0032】このようにして中間転写ベルト18上に重
畳して形成された4色のトナー画像は、中間転写ベルト
18の移動に伴って二次転写ローラ34とのニップ部に
搬送され、このニップ部においてタイミングローラ36
により送り込まれた用紙Pに一括して二次転写される。
トナー画像が二次転写された用紙Pは、定着装置38の
ニップ部を通過する際にトナー画像が定着された後、装
置外に排出される。
【0033】以上に説明したように本実施形態の画像形
成装置10によれば、複数の作像ユニットY,M,C,
Kのうち中間転写ベルト18の移動方向(矢印b方向)
に関して最上流側のイエロー用作像ユニットYのみにお
いてクリーニング装置30Yで回収した残留イエロート
ナーを現像装置26Yにリサイクルするようにしたた
め、トナーリサイクルによる色濁りを防止できるととも
にイエロートナーのリサイクル効率を向上させることが
できる。
【0034】なお、本実施形態ではイエロー用作像ユニ
ットYにおいてのみトナーリサイクルを行うようにした
が、図1において点線で示すように、ブラック用作像ユ
ニットKにもリサイクル機構32Kを設けてトナーリサ
イクルを行ってもよい。これにより、ブラックトナーの
リサイクル効率を向上させることができる。ただし、こ
の場合クリーニング装置30Kで回収されるトナーに
は、ブラックトナーのほかに上流側の3色のトナーが混
じっているが、これら3色のトナーの混入割合は少なく
ブラックトナーの色で十分に打ち消すことができる程度
であるため作像ユニットKにより形成される黒色画像の
濃度を低下させるまでには至らない。
【0035】また、本実施形態では、中間転写ベルト1
8の移動方向に関して最上流側に位置するイエロー用作
像ユニットYにリサイクル機構32Yを設けて自己循環
させるようにしたが、作像ユニットの配列順序が異なる
場合であってマゼンタ用作像ユニットMまたはシアン用
作像ユニットCが最上流側に配置されたときには、最上
流側にある作像ユニットにリサイクル機構を設けて自己
循環を行えばよい。さらに、図1に示すような作像ユニ
ットの配列であっても、上流側の作像ユニット(例えば
イエロー用作像ユニットY)が使用されない場合には、
転写順序で第1色目となる作像ユニット(例えばマゼン
タ用作像ユニットM)にリサイクル機構を設けて自己循
環を行えばよい。
【0036】さらにまた、本実施形態では作像ユニット
Yにおいてクリーニング装置30Yで回収した残留トナ
ーをリサイクル機構32Yを用いて現像装置26Yにリ
サイクルするようにしたが、図2に示す画像形成装置1
0'のように、作像ユニットYでクリーナレスシステム
を採用し、クリーニング装置を兼ねた現像装置26Y'
としてもよい。このようにすれば、リサイクル機構32
Yを省略することができるので、機構の簡略化および省
コスト化を図れる。ただし、この場合には感光体20Y
の表面を帯電させる帯電装置として、感光体20Yの表
面に接触する接触帯電装置22Y'を用いるのが好まし
い。接触帯電装置22Y'を用いることで、画像形成時
に残留トナーを感光体20Y上から一旦回収して非画像
形成時にそれを感光体20Y上に再び放出することがで
き、放出された残留トナーを現像装置26Y'で回収す
る。同様に、作像ユニットKでもトナーリサイクルを行
う場合にはクリーナレスシステムを採用してもよい。
【0037】次に、図3を参照して第2実施形態の画像
形成装置50について説明するが、リサイクル機構以外
は第1実施形態の画像形成装置10と同様の構成を有す
るため同一構成要素に同一符号を付して重複説明を省略
する。
【0038】第2実施形態の画像形成装置50では、イ
エロー用作像ユニットYのリサイクル機構32Yに加え
て、各作像ユニットM,C,Kの各クリーニング装置3
0M,30C,30Kで回収された残留トナーをブラッ
ク用作像ユニットKの現像装置26Kにリサイクルする
ためのリサイクル機構32が設けてある。リサイクル機
構32は、リサイクル機構32Yと同様に、粉体トナー
を移送できる機構であれば何でもよいが、例えば弾性チ
ューブ内に設けた可撓性スパイラル状搬送羽根を回転さ
せてトナーを搬送する機構や空気圧送によりトナーを搬
送する機構などを用いることができる。なお、本実施形
態では3つの作像ユニットM,C,Kで回収された残留
トナーをブラック用作像ユニットKの現像装置26Kに
リサイクルするようにしたが、イエロー用作像ユニット
Y以外の作像ユニットM,C,Kのうち1つまたは2つ
の作像ユニットで回収された残留トナーだけをブラック
用作像ユニットKの現像装置26Kにリサイクルするよ
うにしてもよい。
【0039】前記画像形成装置50では、上述した画像
形成装置10と全く同じ画像形成動作が行われる。その
際、作像ユニットM,C,Kの各クリーニング装置30
M,30C,30Kで回収されたマゼンタトナー、シア
ントナーおよびブラックトナーがリサイクル機構32に
よりブラック用作像ユニットKの現像装置26Kにリサ
イクルされる。リサイクルされたマゼンタトナーおよび
シアントナーは、現像装置26K内のブラックトナーと
混じって黒色画像形成に供されることになるが、マゼン
タトナーおよびシアントナーの各色はブラックトナーに
よって十分にカバーされるので、黒色画像濃度が大きく
低下することはない。
【0040】本実施形態の画像形成装置50によれば、
第1実施形態の画像形成装置10と同様の効果を奏する
ほかに次のような効果がある。第1に、各作像ユニット
M,C,Kで回収された残留トナーをリサイクルしない
場合には廃棄されることになって環境汚染につながる
が、本実施形態ではそれを防止できる。第2に、各作像
ユニットM,Cにおいて回収トナーを自己リサイクルし
た場合には上流側の作像ユニットのトナーが混じって画
像の色濁りが発生することになるが、本実施形態ではそ
のような色濁りの問題はない。第3に、3つの作像ユニ
ットY,M,Cで回収されたイエロートナー、マゼンタ
トナーおよびシアントナーのすべてをブラック用作像ユ
ニットKにリサイクルする場合に比べて、本実施形態で
はイエロー用作像ユニットYからのリサイクルがない分
だけ作像ユニットKにより形成される黒色画像の濃度低
下を抑えることができる。
【0041】なお、本実施形態では作像ユニットYにお
いてクリーニング装置30Yで回収した残留トナーをリ
サイクル機構32Yを用いて現像装置26Yにリサイク
ルするようにしたが、図4に示す画像形成装置50'の
ように、作像ユニットYでクリーナレスシステムを採用
し、クリーニング装置を兼ねた現像装置26Y'として
もよい。このようにすれば、リサイクル機構32Yを省
略することができるので、機構の簡略化および省コスト
化を図れる。ただし、この場合には感光体20Yの表面
を帯電させる帯電装置として、感光体20Yの表面に接
触する接触帯電装置22Y'を用いるのが好ましい。接
触帯電装置22Y'を用いることで、画像形成時に残留
トナーを感光体20Y上から一旦回収して非画像形成時
にそれを感光体20Y上に再び放出することができ、放
出された残留トナーを現像装置26Y'で回収する。
【0042】ところで、上記においては中間転写ベルト
18上に各色トナー画像を重ねて転写した後、用紙に一
括転写することによりカラー画像を形成する画像形成装
置について説明したが、本発明は転写体である用紙に各
色トナー画像を直接転写することによりカラー画像を形
成する画像形成装置にも適用可能である。
【0043】図5に示す画像形成装置60は、用紙Pを
載置して矢印aに搬送する無端状搬送ベルト19に沿っ
て、図1の画像形成装置10と同様の作像ユニットY,
M,C,Kが配列されている。この画像形成装置60で
は、搬送ベルト19により用紙Pが搬送される間に、各
作像ユニットY,M,C,Kにより用紙に各色トナー画
像が直接転写され、その後、用紙Pは定着装置38によ
りトナー画像が定着されて装置外に排出される。この画
像形成装置50においても、イエロー用作像ユニットY
(およびブラック用作像ユニットK)にリサイクル機構
32Y(および32K)が設けてあるため、前記第1実
施形態の画像形成装置10と同様の効果を奏することが
できる。
【0044】図6に示す画像形成装置70は、用紙Pを
載置して矢印aに搬送する無端状搬送ベルト19に沿っ
て、図3の画像形成装置50と同様の作像ユニットY,
M,C,Kが配列されている。この画像形成装置70で
は、搬送ベルト19により用紙Pが搬送される間に、各
作像ユニットY,M,C,Kにより用紙に各色トナー画
像が直接転写され、その後、用紙Pは定着装置38によ
りトナー画像が定着されて装置外に排出される。この画
像形成装置70においてもリサイクル機構32Y,32
が設けてあるため、前記第2実施形態の画像形成装置5
0と同様の効果を奏することができる。
【0045】なお、以上においては像担持体として感光
体を用いた電子写真方式の画像形成装置を例にとって説
明したが、本発明は他の方式、例えば静電記録方式の画
像形成装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の画像形成装置の概略構成図。
【図2】 図1の画像形成装置の変形例を示す図。
【図3】 第2実施形態の画像形成装置の概略構成図。
【図4】 図2の画像形成装置の変形例を示す図。
【図5】 用紙に画像を直接転写するタイプの画像形成
装置の概略構成図であり、図1の画像形成装置に対応す
る。
【図6】 用紙に画像を直接転写するタイプの画像形成
装置の概略構成図であり、図3の画像形成装置に対応す
る。
【図7】 従来の画像形成装置の一例を示す概略構成
図。
【図8】 従来の画像形成装置の一例を示す概略構成
図。
【符号の説明】
10…画像形成装置、18…中間転写ベルト(転写
体)、20Y,20M,20C,20K…感光体(像担
持体)、26Y,26M,26C,26K…現像装置、
30Y,30M,30C,30K…クリーニング装置、
32,32Y,32K…リサイクル機構、Y,M,C,
K…作像ユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒向 峰行 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 吉本 真一 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 春日 昭夫 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 前田 裕之 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H030 AA06 AB02 AD02 AD03 BB23 BB33 BB42 BB44 BB63 2H034 AA02 AA06 BF00 CB01 2H077 AA37 AD06 BA10 DB12 DB14 DB15 EA24 GA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、この像担持体上に現像剤で
    画像を形成する現像装置と、前記画像が転写体に転写さ
    れた後に前記像担持体上に残留する現像剤を回収するク
    リーニング装置とをそれぞれ有する複数の作像ユニット
    を備え、各作像ユニットの現像装置は異なる色の現像剤
    をそれぞれ収容しており、各作像ユニットにより異なる
    色の現像剤で形成された各画像を移動する転写体上に順
    次重ねて転写し得る画像形成装置において、 前記複数の作像ユニットのうち特定色の作像ユニットで
    のみ前記クリーニング装置で回収した残留現像剤を前記
    現像装置にリサイクルするようにしたことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記特定色の作像ユニット以外の少なく
    とも1つの作像ユニットで回収された残留現像剤を黒色
    現像剤の作像ユニットの現像装置にリサイクルするよう
    にしたことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記特定色の作像ユニットは、前記転写
    体の移動方向における最上流側の作像ユニット、また
    は、前記転写体上における転写順序の第1色目の作像ユ
    ニットであることを特徴とする請求項1または2の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記特定色の作像ユニットでは、前記現
    像装置が前記クリーニング装置を兼ねていることを特徴
    とする請求項1から3のいずれかの画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記特定色の作像ユニットが、前記像担
    持体表面を帯電させるための接触帯電手段を有すること
    を特徴とする請求項4の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148227A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及びプログラム
JP2008134539A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Kyocera Mita Corp 湿式画像形成装置
US7477863B2 (en) * 2004-10-25 2009-01-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and image forming method with cleaner portion
US7620339B2 (en) 2005-09-01 2009-11-17 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus including first and second cleaning members

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