JP2001188039A - 煙道中のso3ガスの濃度算出方法 - Google Patents
煙道中のso3ガスの濃度算出方法Info
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Abstract
で、しかも連続して計測できる煙道中のSO3 ガスの濃
度算出方法を提供する。 【解決手段】 SO2 を含む排ガス中のSO3 を紫外線
吸収分析する方法において、妨害ガスとなるSO2 の濃
度を段階的に変化させたガスに、SO3 の濃度を変化さ
せた組成のガスの吸光度スペクトルを多数採取し、その
SO2 の濃度範囲ごとに区切った吸光度スペクトルよ
り、目的変数yに各測定サンプルのSO3 濃度をとり、
説明変数Xに各測定スペクトルをとってPLSによる回
帰分析を行って、SO2 の濃度範囲ごとに区切った、潜
在変数t、回帰ベクトル、検量線を作成し、煙道中の排
ガスを紫外線吸収分析して排ガス中のSO2 濃度を求
め、その求めたSO2 濃度から使用する回帰ベクトル及
び検量線を選択して、測定すべき排ガスの吸光度スペク
トルの各波長における吸光度から排ガス中のSO3 濃度
を計測するものである。
Description
設備の煙道中のSO3 ガスの濃度算出方法に関するもの
である。
硝装置でNOx を除去し、ガス−エアヒータを通した
後、電気集塵機で除塵した後、湿式脱硫装置に導入して
排ガス中のSOx を吸収除去した後、大気に放出する。
とするボイラは、石炭焚きボイラに比べて排ガス中に含
まれるSO3 濃度は、約200ppmと高く、これが約
160℃以下となると露点となり、硫酸腐食の問題を発
生するため、湿式脱硫装置に導入する前に、アンモニア
等のアルカリ剤を煙道に注入してSO3 を中和して硫安
とし、これを後流の電気集塵機等で回収するようにして
いる。
霧することは未反応のアルカリ剤が排ガス中に残るた
め、排ガスのSO3 濃度をリアルタイムで計測し、その
濃度に見合ったアルカリ剤を噴霧することが重要であ
る。
測は、赤外線吸収法により比較的容易に求めることがで
きるが、吸収スペクトルからSO3 を分析することは不
可能であり、このため、SO3 濃度が、SO2 濃度(2
000ppm)に対して約1/10の量であることか
ら、その計測したSO2 濃度を基に概算でSO3 濃度を
求めている。
てSO3 に転化することに着目し、赤外線吸収法を用い
て、脱硝装置前後のSO2 濃度変化から、転化したSO
3 量をppm単位で計測することも知られているが、こ
れは排ガス中の実際のSO3濃度を計測するものではな
い。
やイソプロピル吸収法などにて、SO2 からSO3 を分
離して計測することがなされているが、これら計測法
は、サンプルガスを採取して行うもので連続した計測が
なされないと共に排ガス中に含まれる水蒸気や他の成分
の影響があり精度よく計測するには難点があると共に、
実際に排ガス中で計測する排ガスの温度約300〜40
0℃であり、これらガスをそのままの状態で、しかも連
続的にSO3 濃度を定量分析するものではない問題があ
る。
し、煙道内の排ガス中のSO3 濃度をppm単位で、し
かも連続して計測できる煙道中のSO3 ガスの濃度算出
方法を提供することにある。
に、請求項1の発明は、SO2 を含む排ガス中のSO3
を紫外線吸収分析する方法において、妨害ガスとなるS
O2 を混入したガスで、SO3 の組成比を変えながら吸
光度スペクトルをとり、その吸光度スペクトルデータを
基に多変量解析によりSO2 の濃度範囲ごとの複数の検
量線を作成し、煙道中の排ガスを紫外線吸収分析して排
ガス中のSO2 濃度を求め、その求めたSO2 濃度から
使用する検量線を選択し、その検量線を基にしてSO3
濃度を求めるようにした煙道中のSO3 ガスの濃度算出
方法である。
に変化させたガスに、SO3 の濃度を変化させた組成の
ガスの吸光度スペクトルを多数採取し、そのSO2 の濃
度範囲ごとに区切った吸光度スペクトルより、目的変数
yに各測定サンプルのSO3濃度をとり、説明変数Xに
各測定スペクトルをとってPLSによる回帰分析を行っ
て、SO2 の濃度範囲ごとに区切った、潜在変数t、回
帰ベクトル、検量線を作成し、煙道中の排ガスを紫外線
吸収分析して排ガス中のSO2 濃度を求め、その求めた
SO2 濃度から使用する回帰ベクトル及び検量線を選択
して、測定すべき排ガスの吸光度スペクトルの各波長に
おける吸光度から排ガス中のSO3 濃度を計測する請求
項1記載の煙道中のSO3 ガスの濃度算出方法である。
を添付図面に基づいて詳述する。
の排ガスの紫外線吸収分析装置を説明する。
スが流れる煙道で、その煙道10にガス吸込管11とガ
ス排出管12が接続され、そのガス吸込管11とガス排
出管12にセル13が接続されて、煙道10からのガス
をセル13に導入し、分析後、セル13から煙道10に
排出するようになっている。
除去するフィルタ14が接続されると共に、排ガスを予
熱する予熱器15が接続され、その予熱器15に予熱温
度調節器16が接続される。また、ガス排出管12に
は、煙道10中の排ガスをガス吸込管11を介してセル
13に導入すると共に煙道10に戻すためのポンプ17
が接続される。
ガス温度を所定の温度に保つためのヒータ18が設けら
れ、そのヒータ18がセル温度調節器19で制御される
ようになっている。
線を照射する光源20が設けられると共に分光器22が
設けられ、そのセル13の両側に、その光源20からセ
ル13内に照射された紫外線21を複数回反射させて紫
外線21のマルチパスを形成すると共に分光器22に入
射するための全反射ミラー23,24,25が設けられ
る。
示のようにセル13の他方に2枚、照射側に1枚配置
し、光源20からの紫外線21が、セル13を透過し
て、他方のセル13側に配置した全反射ミラー23で、
反射され、一方の全反射ミラー24で、他方に反射さ
れ、他方の全反射ミラー25で反射されて分光器22に
入射するようにされる。
成することで紫外線の吸光路長が長くすることができ測
定感度を向上できる。
0nm)中の200〜260nmの範囲の波長を分光
し、それを検出素子26に入射し、その検出素子26で
検出された吸光度データが演算装置27に入力されて演
算される。
10内の排ガスが導入され、予熱器15とヒータ18
で、所定の温度(SO3 の露点温度以上)に保たれ、そ
の状態で、光源20からの紫外線21がセル13内でマ
ルチパスを形成してセル13内の排ガスを透過し、分光
器22で分光され、その吸光度が検出素子26で検出さ
れて演算装置27に取り込まれる。
O2 の吸収帯がほとんど重なったスペクトルとなり、両
者が混在した条件では、直ちにSO3 ガスの濃度を求め
ることができない。
SO2 濃度が300ppm、セル温度220℃、光路長
1mでの波長200〜260nmのSO3 ガスとSO2
ガスの吸光度を、それぞれ独立に測定し、これをまとめ
て示した吸光度スペクトルである。
3 とSO2 は、ほぼ同じところに吸収があり通常の方法
ではSO3 濃度だけを求めることはできない。
O2 を混合したガスで組成を変えながらスペクトルを取
り、そのスペクトルデータを基に多変量解析の手法によ
り検量線を作成し、未知濃度のSO3 ガスの濃度を算出
した。
3 ガスの濃度を変化させて、スペクトルを採取し、次
に、SO2 の濃度が200ppmでSO3 ガスの濃度を
変化させて、スペクトルを採取し、同様に、SO2 の濃
度が400ppm,1000ppmでSO3 ガスの濃度
を変化させて、スペクトルを採取した。
O3 ガスの濃度変化のスペクトルを基に多変量解析の手
法により検量線を作成した。
の濃度で組み合わせて混合ガスを作成する。
0、800、1000ppmSO3 濃度 ;0、10
0、200、300、500、800、1000ppm 図4〜図9は、それぞれSO2 濃度毎(0、200、4
00、600、800、1000ppm)のSO3 (0
〜約1000ppm)とSO2 の混合ガス吸収スペクト
ルを示したものである。
トルに、SO3 吸光度スペクトルが足し合わされている
ことが確認できる。
手法に基づき、波長230nmの吸光度の大きさを縦軸
に、SO3 の濃度を横軸にした、一般的に行われている
検量線のグラフを作成すると図22のようになる。
の濃度が異なると、SO3 の検量線も大きく相違し、S
O2 の存在下では、SO3 の濃度の濃度が求められない
ことが分かる。
スペクトルデータを基に多変量解析手法により検量線を
作成することで統一の検量線を作成することが可能とし
たものである。
回帰分析、PLS、CLS、ニューラルネットなどを用
いることができるが、PLS(Partial Least Squares
)を例に説明する。
に示す。
モデルの場合、数1における、x(n,d)は、波長
d、計測番号nのときの吸光度である。y(n)は、計
測番号nのとき濃度である。Nは計測数(サンプル
数)、Dは波長の分割数(説明変数の数)である。
は、以下の二つの基本式(数2、数3)で求める。
グ、Eは、説明変数Xの残差、ローディングPの上添え
字Tは転置行列である。
である。
qとは数4、数5、数6で示される。
数Tのa成分目の潜在変数ベクトル、pa は、ローディ
ングPのa成分目のローディングベクトルである。
潜在変数である。Aは成分数で、1〜Nの範囲内を選択
できる。
い間での成分であり、それ以上は、予測誤差を低下させ
る。最適な成分数Aの決定は、クロスバリエーションを
行うことで決定する。
ディングであり、q(a)は、a成分目の係数である。
数yのモデリングに直接用いるのではなく、説明変数X
の情報の一部を潜在定数tに変換して潜在定数tを用い
て目的変数yをモデリングする。
合であるとすれば、数7で表される。
れ、数8で表される。
dの重み係数である。
(a=1)を計算する。
数9,10で表される。
定すると、数12になる。
tとの相関を大きくすると同時にtの分散を大きくする
ことである。これを満たす条件は、数13の目的変数y
と潜在定数tの共分散Sが最大になるポイントである。
Sが最大になる条件をLagrangeの未定乗数法を用いて数
14のように求める。
(d,1)について偏微分して、次の数15,数16の
関係を得る。
7となる。
る。
19となる。
義なので、2μはyT tの値となる。従って、S=yT
tが最大になる最大のwの値は数20で与えられる。
る。
変数Xの残差Eの要素の二乗和が最小になるように数2
3で求める。
クトルfの要素の二乗和が最小になるように条件から数
24で求める。
は数25、数26のように書ける。
ち数25のt1 p1 T が使われ、yのうちt1 q1 が説
明に使われたので、残っている情報を数27、数28と
置き換えることができる。
6は、数29、数30となる。
9、数10と同じ式である。
2 を求めることができる。
降の算出ができる。
り返し計算をしたモデル式は数31、数32のように書
ける。
を代入すると、推定するモデル式は、数33となる。
てXでまとめると。数34となる。
クトル(x’)に対して、目的変数(y’)を推定する
モデル式に変換する。
で、数36で示される。
うに求められる。
て、図3に示した。
ら、成分をa=1に設定31して第1成分を求め、次に
数21で説明した第1成分の重みベクトルwa を演算3
2したのち、そのwa を基に数21の潜在変数tを演算
33し、数23のローディングベクトルPa を演算34
し、数24の係数qa を演算35し、求めたローディン
グベクトルPa と係数qa から数27,28で説明した
第2成分のモデルを設定36し、成分aをa=a+1と
インクリメント37し、step1で、次の成分の演算
が必要かどうかを判断し、あれば(yes)、すなわち
第2成分の重みベクトルwa の演算32に戻して、上述
の演算32〜35を行った後、次の成分のの設定36を
行うと共にインクリメント37し、step1で、成分
の演算が必要数行い必要でないとき(no)、数37で
説明した回帰ベクトルbを演算38して終了39する。
ローディングベクトルの計算、潜在変数t、回帰ベクト
ルbを、図4〜9に示した測定サンプルから実際に求め
る手順を、更に説明する。
を図4〜9に示した測定サンプルから、SO3 濃度をと
り、説明変数Xに各測定スペクトルをとってPLSによ
る回帰分析を行う。
ョンによって求めた。
に示す。
分割し、SO2 の吸収に影響されずに、SO3 濃度に相
関がある成分を抽出している。各ローディングベクトル
同士は直交して干渉していないように計算している。
又はPLS得点と呼ばれている。各サンプルのスペクト
ルは、元々D個(本例では570個)の波長による吸光
度の配列で表現されているものである。潜在変数tは、
D個よりも十分少ないA個(4個)の成分で表現したも
のである。
には、図11に示す回帰ベクトルが求められる。未知の
スペクトルは、回帰ベクトルとの積をとることにより、
濃度の予測を行うことができる。
値(調整SO3 濃度;0、100、200、300、5
00、800、1000ppm)をとり、縦軸にモデル
で計算した予測濃度の値をグラフ化したものである。
は、一致しており、PLS法で計算すると、SO2 存在
下でもSO3 濃度が計算できることが分かる。
これはPLS法で予め濃度調整した調整濃度と予測濃度
の整合性を見るためであり、この検量線(回帰線)が得
られれば、回帰ベクトルから未知の未知のSO3 濃度を
容易に計測することができる。
クトルbが求まったならば、これを図2に示した演算装
置27に予め入力しておき、新たに採取した吸光度スペ
クトル(x’)から、未知のSO3 濃度(y’)は、数
35で説明した通り、数38のようにして求められる。
とそれに対応した波長dの吸光度x(n,d)を回帰ベ
クトルbから求めて演算することで未知のSO3 濃度を
求めることができる。
予測濃度の標準偏差(SEC)が23ppmあり、SO
2 の濃度0〜1000ppmの範囲の濃度変化に対して
かなりの誤差があることが判る。
みれば分かるように、SO2 の濃度は、波長230nm
より短い領域では、吸光度スペクトルに変化が大きく、
それ以上の領域では、吸光度スペクトルに変化が少ない
ことから、SO2 の濃度が高くなる230nmより短い
波長において、飽和していることが読みとれる。
しているため、飽和に近いところと、そうでないところ
とでは、吸収の大きさに違いがでてくることが想定され
る。
量解析を行うにおいて、SO2 の濃度をその濃度範囲ご
とに区切って行い、その範囲で多変量解析を行ってロー
ディングベクトル、回帰ベクトル、検量線を作成するよ
うにしたものである。
量線の作成で、SO2 の濃度が、0〜200ppmで、
多変量解析を用いて、SO3 の検量線を作成(工程S
1)する。
0〜400ppmで、多変量解析を用いて、SO3 の検
量線を作成(工程S2)、400〜600ppm、80
0〜1000ppmでの検量線の作成(工程3、工程
4)する。
検量線を図14〜図19に示した。すなわち、図14
は、SO2 の濃度が0ppm、図15はSO2 の濃度が
200ppm、図16はSO2 の濃度が400ppm、
図17はSO2 の濃度が600ppm、図18は、SO
2 の濃度が800ppm、図19はSO2 の濃度が10
00ppmの検量線を示している。
に、濃度別に作成した検量線をまとめたものを図20に
に示した。
EC)が、図12の23ppmから7.65ppmとな
り、改善されていることがわかる。
は、先ず、SO2 濃度を算出し(工程S6)、次に、そ
の算出したSO2 濃度から、SO3 の検量線を選択(工
程S7)し、その検量線を基に、PLS回帰分析で、求
めた回帰ベクトルを基に、そのSO3 の吸光度を基に、
SO3 の濃度を算出する(工程S8)。
S回帰分析してSO3 の濃度を算出することで、より精
度の高いSO3 濃度を算出することが可能となる。
て、PLS法を例に説明したが、一般の重回帰分析で
も、主成分回帰分析、CLSあるいはニューラルネット
などを用いて解析を行うようにしてもよい。
定温度を220℃の計測例で説明したが、実際には煙道
10内の排ガス温度(300〜400℃)に合わせて、
セル13内温度を調整して測定するようにする。
となると露点となって硫酸となり、また露点以上に保っ
ていても、SO3 の一部とH2 Oとが反応して硫酸ガス
となり、温度と圧力でSO3 ガスとH2 SO4 ガスが平
衡状態で混在し、測定結果は、温度をパラメータに微妙
に変化するため、セル内温度は、極力、多変量解析に使
用した温度となるように調整しておく。
に大量に妨害ガスとしてのSO2 が存在していても、そ
の妨害ガスの吸収スペクトルの影響を受けることなく、
SO3濃度の算出が可能となると共に、SO2 濃度が広
範囲に変化しても、濃度に応じて多変量解析を区切って
回帰分析することで、より精度の高いSO3 濃度の算出
が可能となる。
図である。
る。
リズムを示す図である。
3 の吸光度スペクトルを示す図である。
SO3 の吸光度スペクトルを示す図である。
SO3 の吸光度スペクトルを示す図である。
SO3 の吸光度スペクトルを示す図である。
SO3 の吸光度スペクトルを示す図である。
のSO3 の吸光度スペクトルを示す図である。
のローディングベクトルを示す図である。
のPLS回帰ベクトルを示す図である。
度検量線を示す図である。
度検量線を示す図である。
けるPLS法で求めたSO3 濃度検量線を示す図であ
る。
におけるPLS法で求めたSO3濃度検量線を示す図で
ある。
におけるPLS法で求めたSO3濃度検量線を示す図で
ある。
におけるPLS法で求めたSO3濃度検量線を示す図で
ある。
におけるPLS法で求めたSO3濃度検量線を示す図で
ある。
mにおけるPLS法で求めたSO3 濃度検量線を示す図
である。
検量線を示す図である。
である。
示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 SO2 を含む排ガス中のSO3 を紫外線
吸収分析する方法において、妨害ガスとなるSO2 を混
入したガスで、SO3 の組成比を変えながら吸光度スペ
クトルをとり、その吸光度スペクトルデータを基に多変
量解析によりSO2 の濃度範囲ごとの複数の検量線を作
成し、煙道中の排ガスを紫外線吸収分析して排ガス中の
SO2 濃度を求め、その求めたSO2 濃度から使用する
検量線を選択し、その検量線を基にしてSO3 濃度を求
めることを特徴とする煙道中のSO3 ガスの濃度算出方
法。 - 【請求項2】 SO2 の濃度を段階的に変化させたガス
に、SO3 の濃度を変化させた組成のガスの吸光度スペ
クトルを多数採取し、そのSO2 の濃度範囲ごとに区切
った吸光度スペクトルより、目的変数yに各測定サンプ
ルのSO3 濃度をとり、説明変数Xに各測定スペクトル
をとってPLSによる回帰分析を行って、SO2 の濃度
範囲ごとに区切った、潜在変数t、回帰ベクトル、検量
線を作成し、煙道中の排ガスを紫外線吸収分析して排ガ
ス中のSO2 濃度を求め、その求めたSO2 濃度から使
用する回帰ベクトル及び検量線を選択して、測定すべき
排ガスの吸光度スペクトルの各波長における吸光度から
排ガス中のSO3 濃度を計測する請求項1記載の煙道中
のSO3 ガスの濃度算出方法。
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