JP2001187476A - プリンタ及びそのイメージデータの転送方法 - Google Patents

プリンタ及びそのイメージデータの転送方法

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JP2001187476A
JP2001187476A JP37560499A JP37560499A JP2001187476A JP 2001187476 A JP2001187476 A JP 2001187476A JP 37560499 A JP37560499 A JP 37560499A JP 37560499 A JP37560499 A JP 37560499A JP 2001187476 A JP2001187476 A JP 2001187476A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単なプログラムで、且つより短時間でデー
タ転送を行えるプリンタを提供すると共に、トータルと
してのCPUの負担を減少し、もって、スループットを
向上せしめること 【解決手段】 CPU7のタイマ7bの出力パルスの立
上がりエッジによる駆動トリガ42は、印字用ASIC
9内のヘッド駆動回路16と、ヘッドデータ処理回路1
7と、割り込み要求制御回路18に入力される。割り込
み要求制御回路18は、内部のカウンタによって、この
駆動トリガ42を計数し、所定数(例えば、8回)に達
したら、CPU7に外部割り込みとしての割り込み要求
信号18aを発する。この割り込み要求信号18aを受
けてCPU7は、1回の割り込み処理を行い、この1回
の割り込み処理の中で、イメージバッファ5Cからヘッ
ドデータ処理回路17に、横8ビット×縦一ノズル列の
ノズル数分のデータをすべて転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムのターミナルプリンタやファクシミリ端末等として
用いられるプリンタに関し、特にイメージバッファから
ヘッドデータの処理回路へのイメージデータの転送方法
を改良したプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるプリンタにおいては、印字
タイミング発生毎に、割り込みを発生させ、或いはDM
Aを起動することにより、イメージデータを格納してあ
るバッファ(イメージバッファ)から印字制御回路(A
SIC)内のヘッドデータ処理回路へ必要な分の印刷デ
ータを転送している。
【0003】例えば、割り込みを利用する方法では、C
PUのタイマを使って(タイマ出力パルスの立上がりエ
ッジで)、印字ヘッドの駆動タイミングを発生させ、同
じタイマの割り込み(CPU内部で発生する割り込み)
を使用して、印刷データをイメージバッファからヘッド
データの処理回路に転送し格納している。
【0004】即ち、図6に示すように、プリンタ内のC
PU11は、タイマ11aを有し、このタイマ11aの
出力パルスの立上がりエッジにより印字ヘッドの駆動ト
リガ12を発生させる。この駆動トリガ12は、ASI
C21内のヘッド駆動回路21aに入力され、このヘッ
ド駆動回路21aによりD/Aコンバータ23を介して
ヘッド25に駆動波形24が印加される。従って、この
駆動トリガ12と駆動波形24の発生タイミングを示せ
ば、図7(a)、(b)のようになる。
【0005】一方、同じタイマ11aの出力パルスによ
る割り込み要求を使用して、割り込み処理を発生させ、
図6に示すように、印刷データをRAM(DRAM)2
6上のイメージバッファ26BからASIC21内のヘ
ッドデータ処理回路21bに転送し、このヘッドデータ
処理回路21bに格納している。この割り込み処理と駆
動トリガ12との関係は、図7(a)及び(c)に示す
通りである。尚、CPU11は、以上の処理の制御をR
OM(プログラムROM)27に格納してある制御プロ
グラムに従って行う。
【0006】以下、図8を参照して具体的に説明する。
例えば、従来、カラープリンタで使用されていたラスタ
フォーマットデータは、図8に示すように、横8ビット
分を1バイトとして扱っていたが、同図に示すように、
ドット形成要素(例えば、インクジェットノズル或いは
インパクトワイヤ)51aが縦一列に配置される構造の
ものでは、印刷ヘッド51に送る時には、その1バイト
中のあるビット列のデータ53を取り出す必要がある。
近年の印字密度の細密化によりイメージデータのデータ
量は増加の一途をたどり、一方、CPU61内のタイマ
61aにより約70μsごとに印字タイミング62を発
生させる等、このような短時間間隔で印字タイミングが
発生する。そこで、時間的に厳しくなってきた近年で
は、横8ビット分(1バイト)×縦一列のドット形成要
素アレイ内のドット形成要素の個数(例えば、図示の例
では32個とする)分のデータ57を、ある印字タイミ
ングで割り込みを発生させ、一度にイメージバッファ6
3から印字制御回路(ASIC)65内のシフトレジス
タ(ヘッドデータ処理回路)67に転送しておき、個々
の印字タイミングによる割り込みが発生する毎に印字制
御回路(ASIC)65内でその一部、即ち、あるビッ
ト列のデータ53(32ビット)を取り出して印字ヘッ
ド51に転送するという方法を採っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、ラスタ
フォーマットデータは走査方向のデータの並びであるた
め、横8ビット、16ビット、又は32ビット×縦一列
分のデータをまとめてイメージバッファ63から印字制
御回路(ASIC)65に転送する必要があるが、1回
の割り込み処理ではデータ転送の時間が間に合わないた
め、例えば、横8ビット分のデータの場合なら、8回の
割り込みに分割処理して、データ転送を行っていた。し
かしながら、かかる分割処理の結果、割込み処理のプロ
グラムも複雑になり、データ転送処理に多くの時間を要
するため、スループットの低下を招いていた。
【0008】従って、本発明の目的は、イメージバッフ
ァから上述したヘッドデータ処理回路へ所要の量のデー
タを一度に転送するプリンタにおいて、割り込みを分割
処理する必要をなくすことにより、簡単なプログラム
で、且つより短時間でデータ転送を行えるプリンタを提
供すると共に、トータルとしてのCPUの負担を減少
し、もって、スループットを向上せしめることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述した従
来のプリンタでは、CPUのタイマ割り込みを利用して
いたので、駆動トリガの周期内に処理を区切って行わな
ければならなかった点に着眼し、例えば、印字制御回路
(ASIC)内にカウンタを持たせ、それによって割り
込み要求を制御する回路を追加し、印字制御回路(AS
IC)側から割り込み要求をコントロールするようにし
た。
【0010】これにより、例えば、8ビット分のデータ
の場合、8回の駆動トリガが発生するのに1回だけ割り
込み要求を発生させることができる。同様に、16ビッ
ト分なら16回に1回、32ビット分なら32回に1回
になる。
【0011】即ち、本発明の第1の様相によれば、請求
項1記載のプリンタは、CPUと、イメージバッファ
と、ヘッドデータ処理回路を含むハードウェア構成の印
字制御回路とを備え、所定のトリガ信号を受けて前記C
PUが前記イメージバッファから前記ヘッドデータ処理
回路に所要量のイメージデータを転送して該ヘッドデー
タ処理回路が保持し、更に該ヘッドデータ処理回路が保
持するイメージデータを一部づつ印字ヘッドにシリアル
転送して印刷を行うプリンタにおいて、前記印字制御回
路内に計数手段を設け、該計数手段により前記トリガ信
号を所定数計数した場合に、外部割り込み要求を前記印
字制御回路から前記CPUに発生し、該外部割り込み要
求を受けて前記CPUが前記所要量のイメージデータを
前記ヘッドデータ処理回路に転送することを特徴とす
る。
【0012】また、請求項2記載のプリンタのように、
前記外部割り込み要求を受けて前記CPUは1回の割込
み処理内で前記所要量のイメージデータのすべてを前記
ヘッドデータ処理回路に転送するのが好適である。
【0013】更に、請求項3記載のプリンタのように、
前記イメージデータは、ラスタグラフィックス形式のデ
ータである場合に有意義である。
【0014】尚、請求項4記載のインクジェットプリン
タのように、前記所要量のイメージデータは、横n(n
は少なくとも2以上の整数)ビット×縦一ノズル列のノ
ズル数分のデータであれば、前記nの数は限定されない
が、通常、請求項5記載のインクジェットプリンタのよ
うに、nは、8、16、又は32のうちいずれかであっ
ても良い。
【0015】また、請求項6記載のプリンタにおいて
は、前記ヘッドデータ処理回路は、前記イメージバッフ
ァから転送される所要量のイメージデータを、それぞれ
格納可能な第1及び第2のRAMと、前記所要量のイメ
ージデータを前記第1又は第2のRAMのいずれか一方
に選択的に書き込むための書き込みセレクタと前記第1
又は第2のRAMからm番目(mは1以上上記n以下)
のビットを選択して該m番目のビット×縦一ノズル列の
ノズル数分のデータを読み出す読み出しセレクタとを有
していることを特徴とする。
【0016】更に、請求項7記載のプリンタにおいて
は、前記ヘッドデータ処理回路を含む印字制御回路は、
プリンタコントローラを構成するメイン基板上に設けら
れる。一方、本発明の第2の様相によれば、請求項11
記載のプリンタは、CPUと、イメージバッファと、ヘ
ッドデータ処理回路とを備え、所定のトリガ信号を受け
て前記CPUが前記イメージバッファから前記ヘッドデ
ータ処理回路に所要量のイメージデータを転送して該ヘ
ッドデータ処理回路が保持し、該ヘッドデータ処理回路
により保持されたイメージデータに基づいて印刷を行う
プリンタにおいて、前記トリガ信号を計数する計数手段
と、該計数手段により前記トリガ信号が所定数計数され
た場合に、前記CPUに外部割り込み要求を発生する外
部割り込み発生手段とを有し、該外部割り込み発生手段
により発生された前記外部割り込み要求を受けて前記C
PUが1回の割り込み処理を行い、該1回の割り込み処
理内に前記所要量のイメージデータを前記ヘッドデータ
処理回路に転送することを特徴とする。
【0017】この場合、請求項12記載のプリンタのよ
うに、前記ヘッドデータ処理回路は、プリントエンジン
に含まれる印字ヘッド内のヘッド基板上に設けられる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
諸実施形態にかかるプリンタについて説明する。図1
は、本発明の第1の実施形態にかかるプリンタの全体構
成を示すブロック図である。
【0019】図示のプリンタは、プリンタコントローラ
1とプリントエンジン2とから構成されている。プリン
タコントローラ1は、ホストコンピュータ3からの印刷
データ等を受信するインターフェース(以下「I/F」
という)4と、各種データの記憶等を行うRAM5と、
各種データ処理のためのルーチン等を記憶したROM6
と、CPU7と、後述するプリント(印字)ヘッド12
側へヘッドデータ等を送り出すための印字制御回路(印
字用ASIC)9と、イメージデータ及び駆動信号等を
プリントエンジン2に送信するためのI/F10とを備
えている。I/F4、RAM5、ROM6、CPU7、
印字制御回路(印字用ASIC)9、I/F10等は、
バス11により相互に接続されている。
【0020】I/F4は、印刷コマンド・データをホス
トコンピュータ3から受信する。RAM5は、受信(デ
ータ)バッファ5A,出力(イメージ)バッファ5C及
びワークメモリ5B等として利用されるものである。デ
ータバッファ5Aには、I/F4が受信したホストコン
ピュータ3からの印刷コマンド・データが一時的に記憶
される。イメージバッファ5Cには、印刷コマンド・デ
ータを解析した後の、例えば、ラスタグラフィックス形
式のイメージデータが展開される。ROM6は、CPU
7等によって実行される各種制御プログラム等を記憶し
ている。このプログラムには、図1に示すように、主プ
ログラム6aと、割り込み処理プログラム6bがある。
また、ROM6は、図示しないフォントデータ及びグラ
フィック関数、各種手続き等も記憶している。
【0021】プリントエンジン2は、印字ヘッド12
と、キャリッジ機構13と、紙送り機構14とを備えて
いる。紙送り機構14は、紙送りモータ及び紙送りロー
ラ等からなり、記録紙等の印刷記憶媒体を順次送りだし
て副走査を行うものである。キャリッジ機構13は、印
字ヘッド12を搭載するキャリッジと、該キャリッジを
タイミングベルト等を介して走行させるキャリッジモー
タ等からなり、印字ヘッド12を主走査させるものであ
る。印字ヘッド12は、副走査方向に、例えば32個の
多数のノズルから成るインクジェットノズル列15を有
し、所定のタイミングで各ノズルからインク滴を吐出さ
せる。
【0022】図2に、印字制御回路(印字用ASIC)
9の構成を示す。
【0023】印字用ASIC9は、ヘッドドライバの制
御部等を構成するものであり、図2に示すように、印字
ヘッド12に所定の駆動波形を印加するためのヘッド駆
動回路16と、印刷データを印字ヘッド12側に送り出
すためのヘッドデータ処理回路17と、印字用ASIC
側から割り込み要求をコントロールするためのカウンタ
を含む割り込み要求制御回路18とを有している。
【0024】以下、図2に加え、図3をも参照しつつ、
主として印字用ASIC9の動作・作用等について説明
する。CPU7のタイマ7bの出力パルスの立上がりエ
ッジにより印字ヘッドの駆動トリガ42[図2及び図3
(b)を参照]を発生させる。この駆動トリガ42は、
印字用ASIC9内のヘッド駆動回路16に入力され
る。このヘッド駆動回路16により印字ヘッド12に駆
動波形が印加される。従って、この駆動トリガ42と駆
動波形24の発生タイミングを示せば、図3(a)、
(b)のようになる。
【0025】一方、同じタイマ7bの出力パルスの立上
がりエッジによる駆動トリガ42は、印字用ASIC9
内のヘッドデータ処理回路17と割り込み要求制御回路
18にも入力される。割り込み要求制御回路18は、内
部のカウンタによって、この駆動トリガ42を計数し、
所定数(例えば、8回)に達したら、CPU7に外部割
り込みとしての割り込み要求信号18aを発する。この
割り込み要求信号18aを受けてCPU7は、1回の割
り込み処理を行い、この1回の割り込み処理の中で、イ
メージバッファ5Cからヘッドデータ処理回路17に横
8ビット×縦一列分のデータをすべて転送する。この1
回の割り込み処理と駆動トリガ42の発生タイミングを
示せば、図3(a)、(c)のようになる。尚、比較例
として、図3(d),(e),(f)に、同様に横8ビ
ット×縦一列分のデータを従来の分割した割り込み処理
により転送する場合の駆動波形、駆動トリガ、(分割)
割り込み処理の発生タイミングを、それぞれ示す。
【0026】図3からも明らかなように、イメージバッ
ファからヘッドデータ処理回路へ所要の量のデータを一
度に転送する場合でも、割り込みを分割処理する必要が
無くなる。
【0027】尚、ヘッドデータ処理回路17から印字ヘ
ッド12(ヘッド及びヘッド基板)へは、ビットセレク
トされた縦一列分のデータのみがフラットケーブル等を
介してシリアル転送される。以下、このビットセレクト
も含めたヘッドデータ処理回路17の動作について説明
しておく。
【0028】図4は、ヘッドデータ処理回路17の動作
を説明するための図である。即ち、ヘッドデータ処理回
路17は、書き込みセレクタ17aと読み出しセレクタ
17bから成る2つのデータセレクタと、第1のRAM
17cと第2のRAM17dから成る2つのRAMを有
している。
【0029】上述したように、1回の割り込み処理の中
で、イメージバッファ5Cからヘッドデータ処理回路1
7に横8ビット×縦一列分のデータがすべて転送される
が、この横8ビット×縦一列分のデータは、書き込みセ
レクタ17aにより第1のRAM17c又は第2のRA
M17dのいずれか一方に選択的に書き込まれる。ま
た、読み出しセレクタ17bは、第1のRAM17c又
は第2のRAM17dのいずれか一方から、ビットセレ
クト及びセレクトしたデータの読み出し、即ち、所定の
タイミングで縦一列のデータを選択して読み出し、この
読み出されたデータが、同図に示すように、印字ヘッド
12に転送される。
【0030】今、第2のRAM17dにラッチされてい
るデータを印刷中であるものとする。この第2のRAM
17dは、横8ビット長であり、8ショット分のデータ
をラッチしているので、8回に分けて印字ヘッド12に
シリアル転送されるが、この8ショット分の印刷中に、
CPU7は、第1のRAM17cに次の印刷データをイ
メージバッファ5Cより読み出して書き込む。そして、
第2のRAM17のデータが印刷終了したら、書き込み
セレクタ17a及び読み出しセレクタ17bをそれぞれ
切り替えて、第1のRAM17cのデータを印刷開始
し、その印刷中に第2のRAM17dに、その次の印刷
データをイメージバッファ5Cより読み出して書き込
む。以上の処理を繰り返すことにより印刷を実行してい
く。
【0031】以上に述べたように、本実施形態によれ
ば、印字用ASIC9における割り込み要求制御回路1
8内のカウンタによって、駆動トリガ42を計数し、所
定数(8回)に達したら、CPU7に外部割り込みとし
ての割り込み要求信号18aを発する。この割り込み要
求信号18aを受けてCPU7は、1回の割り込み処理
を行い、この1回の割り込み処理の中で、イメージバッ
ファ5Cからヘッドデータ処理回路17に横8ビット×
縦一列分のデータをすべて転送する。
【0032】この改善のポイントは、8回の割り込み処
理で分割処理していたものを、1回の割り込みで8回分
の処理を行えるようにしたことである。
【0033】従来はCPUのタイマ割り込みでデータ転
送を処理していた為、ヘッドの駆動周期より長い処理は
できなかったのが、外部割り込みになったので、8回分
のデータ転送は1回の割り込みの中で、8回分のヘッド
駆動周期内に処理をすれば良くなる。この割り込み処理
によるデータ転送処理のイメージは、図3(a)、
(b)、(c)に既に示した通りである。
【0034】図5は、本発明の第2の実施形態にかかる
プリンタの全体構成を示すブロック図である。本実施形
態のプリンタの基本的構成は、図1に示した第1の実施
形態のプリンタと略同様であり、同様の部分には同様の
参照符号を付してその説明を省略する。
【0035】即ち、この第2の実施形態のプリンタは、
図5に示すように、印字制御回路(印字用ASIC)9
´がプリンタコントローラ1内ではなく、プリントエン
ジン2の印字ヘッド12内に設けられている。具体的に
は、上述した第1の実施形態では、印字用ASIC9が
プリンタコントローラ1を構成するメイン基板(図示せ
ず)上に設けられていたのに対し、この第2の実施形態
では、印字用ASIC9´が印字ヘッド12内のヘッド
基板(図示せず)上に設けられている。
【0036】本実施形態では、外部割り込み要求を受け
たCPU7が1回の割り込み処理の中で、イメージバッ
ファ5Cから印字ヘッド12内のヘッドデータ処理回路
17´に、例えば横8ビット×縦一列分のデータをすべ
て転送することになる以外は、ヘッドデータ処理回路の
動作等の点で第1の実施形態と大きく異なるものではな
い。
【0037】しかしながら、本実施形態では、ヘッドデ
ータ処理回路17´を含む印字用ASIC9´を印字ヘ
ッド12側に配置したので、ヘッド固有のノズル数、配
列に関係する、かかる制御回路の部分がメイン基板(プ
リンタコントローラ回路)ではなくヘッド基板に存在す
ることになり、ある程度(プリンタコントローラ内のイ
メージバッファから印字ヘッド内のヘッドデータ処理回
路への)データ転送の仕様を標準化しておけば、第1の
実施形態に比べ、メイン基板(プリンタコントローラ回
路)を標準化し易いというメリットがある。例えば、プ
ログラムROM(ROM6)と印字ヘッド(ヘッド基
板)を交換するだけで、プリンタとしてのアップグレー
ドが可能になる。また、メイン基板(プリンタコントロ
ーラ回路)を共通化し易いので、ヘッド側の多様な仕様
(4色か6色か?、多ノズル化等)にすばやく対応し得
る(開発が可能である)。
【0038】以上、本発明を特定の実施形態について述
べたが、本発明はこれらに限られるものではなく、特許
請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の実施形態
についても適用される。
【0039】例えば、上述した実施形態では、ラスタフ
ォーマットのイメージデータを、横8ビット×縦一列
(32ノズル)分=32バイト分まとめて1回の割り込
みでイメージバッファからヘッドデータ処理回路に転送
する処理をしたが、これ以外の所望の量のデータを1回
の割り込み処理で転送しても良い。即ち、横16ビット
或いは32ビットのデータを1回の割り込みで転送して
も良いし、縦一列が64ノズルのものにも同様に適用し
得るのは勿論である。
【0040】また、本発明は、インクジェットプリン
タ、ドットインパクトプリンタ等のみではなく、他のプ
リンタにも適用され得るのは、言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハードウェア構成の印字制御回路(印字用ASIC)内
に計数手段を持たせ、この計数手段により所定の駆動ト
リガ数を計数したら、外部割り込み要求を発生するよう
にしたので、ハードウェアの印字制御回路側から割り込
み要求をコントロールでき、従来の分割した割込みによ
る転送処理に比べて、割込み処理のプログラムも簡単に
なり、ヘッドのデータ転送も高速に処理することが可能
である。その結果、トータルとしてのCPUの負担を減
少し、もって、スループットを向上せしめることが可能
なプリンタを提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るプリンタの全体
構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示したプリンタの印字制御回路の構成を
示す機能ブロック図である。
【図3】印字タイミングと、駆動波形、割り込みによる
転送処理との実行タイミングを示したタイミングチャー
トであり、(a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態
によるもの、(d)〜(f)は、従来例によるものを示
す。
【図4】図1に示したプリンタにおけるヘッドデータ処
理回路の動作を説明するための図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るプリンタの全体
構成を示す機能ブロック図である。
【図6】従来のプリンタの全体構成を簡略化して示す機
能ブロック図である。
【図7】従来のプリンタにおける印字タイミングと、駆
動波形、割り込みによる転送処理との実行タイミングを
示したタイミングチャートである。
【図8】従来のカラープリンタにおけるラスタフォーマ
ットデータの一般的な割込みによるデータ転送(ソフト
ウェア転送)の方法を示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタコントローラ 2 プリントエンジン 3 ホストコンピュータ 4 I/F 5 RAM 5A 受信バッファ 5B ワークメモリ 5C 出力(イメージ)バッファ 6 ROM 6a 主プログラム 6b 割込み処理プログラム 7 CPU 7a タイマ 9 印字制御回路(印字用ASIC) 9´ 印字制御回路(印字用ASIC) 10 I/F 11 バス 12 印字ヘッド 15 インクジェットノズル列 13 キャリッジ機構 14 紙送り機構 16 ヘッド駆動回路 17 ヘッドデータ処理回路 17a 書き込みセレクタ 17b 読み出しセレクタ 17c 第1のRAM 17d 第2のRAM 17´ ヘッドデータ処理回路 18 割り込み要求制御回路 18a 割り込み要求信号 42 駆動トリガ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUと、イメージバッファと、ヘッド
    データ処理回路を含むハードウェア構成の印字制御回路
    とを備え、所定のトリガ信号を受けて前記CPUが前記
    イメージバッファから前記ヘッドデータ処理回路に所要
    量のイメージデータを転送して該ヘッドデータ処理回路
    が保持し、更に該ヘッドデータ処理回路が保持するイメ
    ージデータを一部づつ印字ヘッドにシリアル転送して印
    刷を行うプリンタにおいて、 前記印字制御回路内に計数手段を設け、該計数手段によ
    り前記トリガ信号を所定数計数した場合に、外部割り込
    み要求を前記印字制御回路から前記CPUに発生し、該
    外部割り込み要求を受けて前記CPUが前記所要量のイ
    メージデータを前記ヘッドデータ処理回路に転送するこ
    とを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタにおいて、前記
    外部割り込み要求を受けて前記CPUは1回の割込み処
    理内で前記所要量のイメージデータのすべてを前記ヘッ
    ドデータ処理回路に転送することを特徴とするプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2記載のプリンタにおい
    て、前記イメージデータは、ラスタグラフィックス形式
    のデータであることを特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のプリンタはインクジェッ
    トプリンタから成り、前記所要量のイメージデータは、
    横n(nは少なくとも2以上の整数)ビット×縦一ノズ
    ル列のノズル数分のデータであることを特徴とするプリ
    ンタ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のインクジェットプリンタ
    において、前記nは、8、16、又は32のうちいずれ
    かであることを特徴とするプリンタ。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載のプリンタにおい
    て、前記ヘッドデータ処理回路は、前記イメージバッフ
    ァから転送される所要量のイメージデータを、それぞれ
    格納可能な第1及び第2のRAMと、前記所要量のイメ
    ージデータを前記第1又は第2のRAMのいずれか一方
    に選択的に書き込むための書き込みセレクタと前記第1
    又は第2のRAMからm番目(mは1以上上記n以下)
    のビットを選択して該m番目のビット×縦一ノズル列の
    ノズル数分のデータを読み出す読み出しセレクタとを有
    していることを特徴とするプリンタ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6記載のプリンタにおいて、
    前記ヘッドデータ処理回路を含む印字制御回路は、プリ
    ンタコントローラを構成するメイン基板上に設けられる
    ことを特徴とするプリンタ。
  8. 【請求項8】 CPUと、イメージバッファと、ヘッド
    データ処理回路を含む印字制御回路とを備え、所定のト
    リガ信号を受けて前記CPUが前記イメージバッファか
    ら前記ヘッドデータ処理回路に所要量のイメージデータ
    を転送して該ヘッドデータ処理回路が保持し、更に該ヘ
    ッドデータ処理回路が保持するイメージデータを一部づ
    つ印字ヘッドにシリアル転送して印刷を行うプリンタに
    おける、前記ヘッドデータ処理回路へのイメージデータ
    の転送を制御する装置であって、ASIC(特定用途向
    き集積回路)から成り、内部に計数手段を有し、該計数
    手段により前記トリガ信号を所定数計数した場合に、前
    記所要量のイメージデータを前記ヘッドデータ処理回路
    に転送するための外部割り込み要求を前記CPUに発生
    することを特徴とするイメージデータの転送制御装置。
  9. 【請求項9】 CPUと、イメージバッファと、ヘッド
    データ処理回路を含むハードウェア構成の印字制御回路
    とを備え、所定のトリガ信号を受けて前記CPUが前記
    イメージバッファから前記ヘッドデータ処理回路に所要
    量のイメージデータを転送して該ヘッドデータ処理回路
    が保持し、更に該ヘッドデータ処理回路が保持するイメ
    ージデータを一部づつ印字ヘッドにシリアル転送して印
    刷を行うプリンタにおける、前記イメージバッファから
    前記ヘッドデータ処理回路へのイメージデータの転送方
    法において、 前記印字制御回路内の計数手段により前記トリガ信号を
    所定数カウントするステップと、 前記計数手段のカウントアップにより前記CPUに対し
    外部割り込み要求を発生するステップと、 該外部割り込み要求を受けて前記CPUが前記所要量の
    イメージデータを前記ヘッドデータ処理回路に転送する
    ステップとを有することを特徴とするイメージデータの
    転送方法。
  10. 【請求項10】 CPUと、イメージバッファと、ヘッ
    ドデータ処理回路を含むハードウェア構成の印字制御回
    路とを備え、所定のトリガ信号を受けて前記CPUが前
    記イメージバッファから前記ヘッドデータ処理回路に所
    要量のイメージデータを転送して該ヘッドデータ処理回
    路が保持し、更に該ヘッドデータ処理回路が保持するイ
    メージデータを一部づつ印字ヘッドにシリアル転送して
    印刷を行うプリンタにおける、前記CPUによるイメー
    ジデータの転送を制御するプログラムを記録した記録媒
    体であって、前記印字制御回路内の計数手段が前記トリ
    ガ信号を所定数カウントしたことにより前記CPUに対
    し外部割り込み要求を発生した場合に、該外部割り込み
    要求を受けて前記CPUに前記所要量のイメージデータ
    を前記ヘッドデータ処理回路に転送する処理を実行させ
    るプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  11. 【請求項11】 CPUと、イメージバッファと、ヘッ
    ドデータ処理回路とを備え、所定のトリガ信号を受けて
    前記CPUが前記イメージバッファから前記ヘッドデー
    タ処理回路に所要量のイメージデータを転送して該ヘッ
    ドデータ処理回路が保持し、該ヘッドデータ処理回路に
    より保持されたイメージデータに基づいて印刷を行うプ
    リンタにおいて、 前記トリガ信号を計数する計数手段と、 該計数手段により前記トリガ信号が所定数計数された場
    合に、前記CPUに外部割り込み要求を発生する外部割
    り込み発生手段とを有し、 該外部割り込み発生手段により発生された前記外部割り
    込み要求を受けて前記CPUが1回の割り込み処理を行
    い、該1回の割り込み処理内に前記所要量のイメージデ
    ータを前記ヘッドデータ処理回路に転送することを特徴
    とするプリンタ。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のプリンタにおいて、
    前記ヘッドデータ処理回路は、プリントエンジンに含ま
    れる印字ヘッド内のヘッド基板上に設けられることを特
    徴とするプリンタ。
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