JPH09154010A - 印刷記録装置 - Google Patents
印刷記録装置Info
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- JPH09154010A JPH09154010A JP7336002A JP33600295A JPH09154010A JP H09154010 A JPH09154010 A JP H09154010A JP 7336002 A JP7336002 A JP 7336002A JP 33600295 A JP33600295 A JP 33600295A JP H09154010 A JPH09154010 A JP H09154010A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 印字時間を増加させることなく解像度の変換
処理を実現し、しかも、高価なCPUを採用する必要も
ない印刷記録装置を提供する。 【解決手段】 ホスト33からの印字データをイメージ
メモリ21に書込み、これを読出して印字ヘッド5によ
り印字する記録装置において、印字データをDMA処理
によって直接イメージメモリ21に転送するASIC回
路22を備え、ASIC回路22には、データの書込み
時に解像度の変換処理を行う変換部36を設けた。
処理を実現し、しかも、高価なCPUを採用する必要も
ない印刷記録装置を提供する。 【解決手段】 ホスト33からの印字データをイメージ
メモリ21に書込み、これを読出して印字ヘッド5によ
り印字する記録装置において、印字データをDMA処理
によって直接イメージメモリ21に転送するASIC回
路22を備え、ASIC回路22には、データの書込み
時に解像度の変換処理を行う変換部36を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷記録装置に係
り、特に、ホストコンピュータから転送される印字デー
タを、DMA処理によって取り込むと共に、そのとき
に、適宜な解像度変換処理を行う印刷記録装置に関する
ものである。
り、特に、ホストコンピュータから転送される印字デー
タを、DMA処理によって取り込むと共に、そのとき
に、適宜な解像度変換処理を行う印刷記録装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷記録装置では、印字情報のホ
ストコンピュータからの受取りや、印字情報に対応した
イメージデータの記憶手段への書込みなどの処理は、も
っぱら、印刷記録装置のCPUが担当していた。また、
印刷記録装置の解像度、つまりデータ密度がNdpi (ド
ット・パー・インチ)であるのに対して、ホストからの
印字情報の解像度が2×Ndpi やN/2dpi であるよう
な場合には、解像度の変換処理が必要となるが、この処
理もまたCPUが担当していた。
ストコンピュータからの受取りや、印字情報に対応した
イメージデータの記憶手段への書込みなどの処理は、も
っぱら、印刷記録装置のCPUが担当していた。また、
印刷記録装置の解像度、つまりデータ密度がNdpi (ド
ット・パー・インチ)であるのに対して、ホストからの
印字情報の解像度が2×Ndpi やN/2dpi であるよう
な場合には、解像度の変換処理が必要となるが、この処
理もまたCPUが担当していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これで
は、印字情報の受取りや記憶手段への書込みの処理、及
び、解像度の変換処理の間は、当然、CPUが他の処理
を行えないことになるので、結果として、印字時間が大
幅に増加してしまうことになった。特にインクジェット
式の印刷記録装置においては、近年高解像度が要求さ
れ、処理するデータ量が増大し、一層印字時間が増加す
る傾向にある。ここで、処理速度の速いCPUを採用す
ることは可能であるが、これでは、CPUが高価となる
分だけ製造コストが上がってしまい解決策として妥当で
ない。
は、印字情報の受取りや記憶手段への書込みの処理、及
び、解像度の変換処理の間は、当然、CPUが他の処理
を行えないことになるので、結果として、印字時間が大
幅に増加してしまうことになった。特にインクジェット
式の印刷記録装置においては、近年高解像度が要求さ
れ、処理するデータ量が増大し、一層印字時間が増加す
る傾向にある。ここで、処理速度の速いCPUを採用す
ることは可能であるが、これでは、CPUが高価となる
分だけ製造コストが上がってしまい解決策として妥当で
ない。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、印字時間を増加させることなく
データ転送処理や解像度変換処理を実現し、しかも、高
価なCPUを採用する必要もない印刷記録装置を提供す
ることを目的とする。
になされたものであり、印字時間を増加させることなく
データ転送処理や解像度変換処理を実現し、しかも、高
価なCPUを採用する必要もない印刷記録装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明の印刷記録装置は、ホストから印字
情報を受取り、該印字情報をイメージデータとして記憶
手段に書込み、該記憶手段に書込まれたイメージデータ
を読出して、複数のラスタ分を1ラインとして印字ヘッ
ドにより印字する印刷記録装置において、装置各部の動
作をプログラム制御するCPUと、記憶手段から読出し
たイメージデータに基づいて印字ヘッドを駆動する印字
ヘッドドライバと、ホスト、CPU、記憶手段及び印字
ヘッドドライバの間に介在され、CPUからのダイレク
ト・メモリ・アクセス(DMA)指令に基づいてホスト
からの印字情報を記憶手段に直接に転送するハードロジ
ック回路とを備え、ハードロジック回路は、記憶手段へ
のデータの書込み時に解像度変換を行う変換部を有した
ものである。上記構成においては、DMA指令に基づい
てホストからの印字情報を記憶手段に直接に転送するハ
ードロジック回路を備えているので、CPUの負担が軽
減されて、全体として処理が迅速化される。また、前記
のハードロジック回路は、解像度変換を行う変換部を有
しているので、ホスト側からの印字情報に対して、解像
度変換が必要となる場合でも、印字時間が増加してしま
うことがない。つまり、ハードロジック回路により、デ
ータ転送に並行して解像度の変換がされるので、高価な
CPUを採用することなく、迅速に印字処理を終えるこ
とができる。
に、請求項1の発明の印刷記録装置は、ホストから印字
情報を受取り、該印字情報をイメージデータとして記憶
手段に書込み、該記憶手段に書込まれたイメージデータ
を読出して、複数のラスタ分を1ラインとして印字ヘッ
ドにより印字する印刷記録装置において、装置各部の動
作をプログラム制御するCPUと、記憶手段から読出し
たイメージデータに基づいて印字ヘッドを駆動する印字
ヘッドドライバと、ホスト、CPU、記憶手段及び印字
ヘッドドライバの間に介在され、CPUからのダイレク
ト・メモリ・アクセス(DMA)指令に基づいてホスト
からの印字情報を記憶手段に直接に転送するハードロジ
ック回路とを備え、ハードロジック回路は、記憶手段へ
のデータの書込み時に解像度変換を行う変換部を有した
ものである。上記構成においては、DMA指令に基づい
てホストからの印字情報を記憶手段に直接に転送するハ
ードロジック回路を備えているので、CPUの負担が軽
減されて、全体として処理が迅速化される。また、前記
のハードロジック回路は、解像度変換を行う変換部を有
しているので、ホスト側からの印字情報に対して、解像
度変換が必要となる場合でも、印字時間が増加してしま
うことがない。つまり、ハードロジック回路により、デ
ータ転送に並行して解像度の変換がされるので、高価な
CPUを採用することなく、迅速に印字処理を終えるこ
とができる。
【0006】また、請求項2の発明の印刷記録装置は、
上記請求項1に記載の構成において、変換部は、ハード
ロジック回路内の制御によって、解像度2倍変換又は解
像度1/2倍変換が任意に切替え可能に構成されてい
る。上記構成においては、ハードロジック回路内で、N
/2dpi データからNdpiデータへの変換、及び、2×
Ndpi データからNdpi データへの変換を任意に行うこ
とができるので、ホストと印刷記録装置の組合せ自由度
が高い。
上記請求項1に記載の構成において、変換部は、ハード
ロジック回路内の制御によって、解像度2倍変換又は解
像度1/2倍変換が任意に切替え可能に構成されてい
る。上記構成においては、ハードロジック回路内で、N
/2dpi データからNdpiデータへの変換、及び、2×
Ndpi データからNdpi データへの変換を任意に行うこ
とができるので、ホストと印刷記録装置の組合せ自由度
が高い。
【0007】さらに、請求項3の発明の印刷記録装置
は、請求項1または2に記載の構成において、ハードロ
ジック回路に、前記ホストからインターフェース部を介
して転送されるデータを、前記CPUおよび変換部に直
接送出するインターフェース制御部を有している。上記
構成においては、さらにホストからインターフェース部
を介して転送されるデータを、CPUおよび変換部に直
接送出するインターフェース制御部が、ハードロジック
回路で実現されるので、ホストから転送されたデータを
インプットバッファに蓄えることなく、迅速に変換部に
送出し、かつ解像度変換処理を行うことができる。
は、請求項1または2に記載の構成において、ハードロ
ジック回路に、前記ホストからインターフェース部を介
して転送されるデータを、前記CPUおよび変換部に直
接送出するインターフェース制御部を有している。上記
構成においては、さらにホストからインターフェース部
を介して転送されるデータを、CPUおよび変換部に直
接送出するインターフェース制御部が、ハードロジック
回路で実現されるので、ホストから転送されたデータを
インプットバッファに蓄えることなく、迅速に変換部に
送出し、かつ解像度変換処理を行うことができる。
【0008】請求項4の発明の印刷記録装置は、請求項
1から3のいずれかに記載の構成において、変換部が、
前記印字情報をラスタ方向に解像度変換して前記記憶手
段に書込み、複数ラスタ分のイメージデータを1ライン
として前記印字ヘッドに送出するヘッドドライバをさら
に有している。上記構成においては、印字情報をラスタ
方向に解像度変換することで、迅速に記憶手段に書込
み、複数ラスタ分のイメージデータを1ラインとして印
字ヘッドで高速に印字することができる。
1から3のいずれかに記載の構成において、変換部が、
前記印字情報をラスタ方向に解像度変換して前記記憶手
段に書込み、複数ラスタ分のイメージデータを1ライン
として前記印字ヘッドに送出するヘッドドライバをさら
に有している。上記構成においては、印字情報をラスタ
方向に解像度変換することで、迅速に記憶手段に書込
み、複数ラスタ分のイメージデータを1ラインとして印
字ヘッドで高速に印字することができる。
【0009】請求項5の発明の印刷記録装置は、請求項
1から4のいずれかに記載の構成において、印字ヘッド
を、インク液滴を吐出してドットパターン状の印字をす
るインクジェット式ヘッドとしている。上記構成におい
て、変換部で解像度変換したドットパターンデータを、
インク液滴を吐出して印字するので、高解像度のパター
ンでも、高価なCPUを使用することなく迅速に変換し
て印字することができる。
1から4のいずれかに記載の構成において、印字ヘッド
を、インク液滴を吐出してドットパターン状の印字をす
るインクジェット式ヘッドとしている。上記構成におい
て、変換部で解像度変換したドットパターンデータを、
インク液滴を吐出して印字するので、高解像度のパター
ンでも、高価なCPUを使用することなく迅速に変換し
て印字することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の印刷記録装置をプ
リンタに具体化した実施の形態について図面を参照して
説明する。図1は、本発明の一実施の形態であるプリン
タ1の外観状態を図示したものであり、印字機構2、紙
送り機構3、及びパージ装置4などが示されている。印
字機構2は、インクジェット式の印字ヘッド5を備える
ヘッドユニット6と、印字ヘッド5にインクを供給する
インクカートリッジ7などからなり、ヘッドユニット6
とインクカートリッジ7は、キャリッジ8に搭載されて
いる。ここで、キャリッジ8は、ベルト9を介してキャ
リッジ・モータ10により駆動されており、キャリッジ
軸11に沿って水平移動するようになっている。なお、
印字ヘッド5は、複数個、例えば64個のノズルを縦1
列に有しており、キャリッジ8の移動に対応して、ノズ
ルからインク液滴を噴射する。
リンタに具体化した実施の形態について図面を参照して
説明する。図1は、本発明の一実施の形態であるプリン
タ1の外観状態を図示したものであり、印字機構2、紙
送り機構3、及びパージ装置4などが示されている。印
字機構2は、インクジェット式の印字ヘッド5を備える
ヘッドユニット6と、印字ヘッド5にインクを供給する
インクカートリッジ7などからなり、ヘッドユニット6
とインクカートリッジ7は、キャリッジ8に搭載されて
いる。ここで、キャリッジ8は、ベルト9を介してキャ
リッジ・モータ10により駆動されており、キャリッジ
軸11に沿って水平移動するようになっている。なお、
印字ヘッド5は、複数個、例えば64個のノズルを縦1
列に有しており、キャリッジ8の移動に対応して、ノズ
ルからインク液滴を噴射する。
【0011】紙送り機構3は、給紙カセット又は手差し
給紙部から供給された印刷用紙PAを印字ヘッド5に対
面させながら移動させるものであり、プラテンローラ1
2、圧ローラ13、及びラインフィード(LF)モータ
31(図2参照)などで構成されている。給紙カセット
などから供給された印刷用紙PAは、プラテンローラ1
2と圧ローラ13に圧接されて保持され、ラインフィー
ドモータ31の回転に合わせて移動される。パージ装置
4は、印字ヘッド5の使用中に内部に気泡が発生した
り、吐出面上にインクの液滴が付着することにより吐出
不良を起こすことを解消し、良好な吐出状態に回復させ
るための装置である。パージ装置4の先端には、キャッ
プ14が設けられていて、このキャップ14に印字ヘッ
ド5が覆われている時に、ポンプにより負圧を発生させ
て、印字ヘッド5の内部の不良インクを吸引して印字ヘ
ッド5を回復させている。
給紙部から供給された印刷用紙PAを印字ヘッド5に対
面させながら移動させるものであり、プラテンローラ1
2、圧ローラ13、及びラインフィード(LF)モータ
31(図2参照)などで構成されている。給紙カセット
などから供給された印刷用紙PAは、プラテンローラ1
2と圧ローラ13に圧接されて保持され、ラインフィー
ドモータ31の回転に合わせて移動される。パージ装置
4は、印字ヘッド5の使用中に内部に気泡が発生した
り、吐出面上にインクの液滴が付着することにより吐出
不良を起こすことを解消し、良好な吐出状態に回復させ
るための装置である。パージ装置4の先端には、キャッ
プ14が設けられていて、このキャップ14に印字ヘッ
ド5が覆われている時に、ポンプにより負圧を発生させ
て、印字ヘッド5の内部の不良インクを吸引して印字ヘ
ッド5を回復させている。
【0012】図2は、プリンタ1の制御系を示す内部ブ
ロック図であり、印字データを一時記憶するイメージメ
モリ(記憶手段)21と、イメージメモリ21とのデー
タ・アクセスを実行するASIC(アプリケーション・
スペシフィック・インテグレーテッド・サーキット)回
路22と、プリンタ各部を制御する1チップマイコンで
あるCPU23が示されている。CPU23は、ASI
C回路22、ROM24、RAM25、操作パネル2
6、モータドライバ27,28、ペーパセンサ29、及
び原点センサ30と接続されており、各部との間で必要
なデータの授受を行う。なお、モータドライバ27は、
キャリッジモータ10を駆動し、モータドライバ28
は、ラインフィード(LF)モータ31を駆動する。ま
た、ペーパセンサ29は、印刷用紙の有無を検出するセ
ンサであり、原点センサ30は、印字ヘッド5が原点位
置にあることを検出するセンサである。
ロック図であり、印字データを一時記憶するイメージメ
モリ(記憶手段)21と、イメージメモリ21とのデー
タ・アクセスを実行するASIC(アプリケーション・
スペシフィック・インテグレーテッド・サーキット)回
路22と、プリンタ各部を制御する1チップマイコンで
あるCPU23が示されている。CPU23は、ASI
C回路22、ROM24、RAM25、操作パネル2
6、モータドライバ27,28、ペーパセンサ29、及
び原点センサ30と接続されており、各部との間で必要
なデータの授受を行う。なお、モータドライバ27は、
キャリッジモータ10を駆動し、モータドライバ28
は、ラインフィード(LF)モータ31を駆動する。ま
た、ペーパセンサ29は、印刷用紙の有無を検出するセ
ンサであり、原点センサ30は、印字ヘッド5が原点位
置にあることを検出するセンサである。
【0013】ASIC回路22は、例えば、ゲートアレ
ー(G/A)やスタンダードセル等によるハードロジッ
ク回路であり、インターフェース部例えばセントロIF
部32を介して、ホストコンピュータ33と接続されて
いる。なお、セントロIF部32は、セントロニクス規
格仕様で、8bit印字データをASIC回路22に送
出する回路であるが、以降の説明では、印字データと
は、印刷パターンそのものを示すイメージデータを意味
する。ASIC回路22は、印字ヘッド5を駆動するヘ
ッドドライバ34に接続されており、シリアルデータで
ある印字データ34aと、印字データの転送タイミング
をとる転送クロック34bと、印字ヘッド5の印字タイ
ミングをとる印字クロック34cとを出力する。また、
ASIC回路22は、アドレスバス23a及びデータバ
ス23bを介してCPU23に接続されている。そし
て、ASIC回路22は、CPU23から印字タイミン
グ信号23dを受ける一方、CPU23に対して割り込
み信号23cを供給する。印字タイミング信号23d
は、キャリッジ8が定速領域となって印字開始点に達し
たことを知らせる信号であり、また、割り込み信号23
cは、ASIC回路22によるDMA処理や解像度変換
処理などに関連する信号であるが、詳細は更に後述す
る。
ー(G/A)やスタンダードセル等によるハードロジッ
ク回路であり、インターフェース部例えばセントロIF
部32を介して、ホストコンピュータ33と接続されて
いる。なお、セントロIF部32は、セントロニクス規
格仕様で、8bit印字データをASIC回路22に送
出する回路であるが、以降の説明では、印字データと
は、印刷パターンそのものを示すイメージデータを意味
する。ASIC回路22は、印字ヘッド5を駆動するヘ
ッドドライバ34に接続されており、シリアルデータで
ある印字データ34aと、印字データの転送タイミング
をとる転送クロック34bと、印字ヘッド5の印字タイ
ミングをとる印字クロック34cとを出力する。また、
ASIC回路22は、アドレスバス23a及びデータバ
ス23bを介してCPU23に接続されている。そし
て、ASIC回路22は、CPU23から印字タイミン
グ信号23dを受ける一方、CPU23に対して割り込
み信号23cを供給する。印字タイミング信号23d
は、キャリッジ8が定速領域となって印字開始点に達し
たことを知らせる信号であり、また、割り込み信号23
cは、ASIC回路22によるDMA処理や解像度変換
処理などに関連する信号であるが、詳細は更に後述す
る。
【0014】図3は、図2に示すASIC回路22を更
に詳細に示す回路ブロック図である。図示の通り、AS
IC回路22は、回路各部を制御するコントローラ35
と、ホストコンピュータ33からの印字データに適宜な
解像度変換処理を施す解像度変換部36と、ヘッドドラ
イバ34に印字データ34a等を送出するデータ転送部
37を中心的に備えている。コントローラ35は、イメ
ージメモリ21のデータ書き込み(WR)や読み出し(RD)を
制御するコントロール信号21aを出力する他、イメー
ジメモリ21の読み出しアドレスを定めるリード・アド
レス・レジスタ38に所定値を設定する。また、ライト
・アドレス・レジスタ39のアドレス値を、所定のタイ
ミングでインクリメントする。なお、リード・アドレス
・レジスタ38及びライト・アドレス・レジスタ39
は、内部アドレスバス21bを介してイメージメモリ2
1に接続されている。
に詳細に示す回路ブロック図である。図示の通り、AS
IC回路22は、回路各部を制御するコントローラ35
と、ホストコンピュータ33からの印字データに適宜な
解像度変換処理を施す解像度変換部36と、ヘッドドラ
イバ34に印字データ34a等を送出するデータ転送部
37を中心的に備えている。コントローラ35は、イメ
ージメモリ21のデータ書き込み(WR)や読み出し(RD)を
制御するコントロール信号21aを出力する他、イメー
ジメモリ21の読み出しアドレスを定めるリード・アド
レス・レジスタ38に所定値を設定する。また、ライト
・アドレス・レジスタ39のアドレス値を、所定のタイ
ミングでインクリメントする。なお、リード・アドレス
・レジスタ38及びライト・アドレス・レジスタ39
は、内部アドレスバス21bを介してイメージメモリ2
1に接続されている。
【0015】コントローラ35の内部には、1bitの
DMA指令レジスタが設けられており、このDMA指令
レジスタの出力に基づいてコントローラ35のDMA処
理が実行されたり、ANDゲート40に対して割り込み
禁止信号40aが出力される。また、コントローラ35
は、解像度変換部36にも接続されており、後述する各
種の制御信号CTRに基づいて解像度変換部36を動作
させて、解像度の変換処理を実現する。なお、コントロ
ーラ35は、セントロIF部32が出力するストローブ
(stb) 信号32bを受けて、データ32cの受信タイミ
ングを検知すると共に、同じストローブ信号32bを受
けるANDゲート40に対して割り込み禁止信号40a
を出力する。
DMA指令レジスタが設けられており、このDMA指令
レジスタの出力に基づいてコントローラ35のDMA処
理が実行されたり、ANDゲート40に対して割り込み
禁止信号40aが出力される。また、コントローラ35
は、解像度変換部36にも接続されており、後述する各
種の制御信号CTRに基づいて解像度変換部36を動作
させて、解像度の変換処理を実現する。なお、コントロ
ーラ35は、セントロIF部32が出力するストローブ
(stb) 信号32bを受けて、データ32cの受信タイミ
ングを検知すると共に、同じストローブ信号32bを受
けるANDゲート40に対して割り込み禁止信号40a
を出力する。
【0016】データ転送部37は、イメージメモリ21
からの印字データを受け、これをヘッドドライバ34に
送出する回路であり、コントローラ35からの転送指令
37aと、データ・ラッチ信号37bに基づいて動作す
る。転送指令37aは、コントローラ35が印字開始の
タイミングを示す印字タイミング信号23dをCPU2
3から受信したのち、所要のタイミングで出力される指
令である。データ転送部37は、この転送指令37aを
受けて印字データ34aを送出した後、キャリッジ8の
エンコーダ信号に基づいて印字クロック34cを出力す
ることにより、キャリッジ8の走行に合わせて印字ヘッ
ド5からインクを噴射させる。また、データ転送部37
は、内部データバス21cを介してイメージメモリ21
に接続されており、コントローラ35によって読み出さ
れた1回の印字に必要な複数ノズル分のデータを、デー
タ・ラッチ信号37bの受信毎に順次にラッチして、こ
の印字データ34aを転送指令37aに基づきヘッドド
ライバ34にシリアル転送する。
からの印字データを受け、これをヘッドドライバ34に
送出する回路であり、コントローラ35からの転送指令
37aと、データ・ラッチ信号37bに基づいて動作す
る。転送指令37aは、コントローラ35が印字開始の
タイミングを示す印字タイミング信号23dをCPU2
3から受信したのち、所要のタイミングで出力される指
令である。データ転送部37は、この転送指令37aを
受けて印字データ34aを送出した後、キャリッジ8の
エンコーダ信号に基づいて印字クロック34cを出力す
ることにより、キャリッジ8の走行に合わせて印字ヘッ
ド5からインクを噴射させる。また、データ転送部37
は、内部データバス21cを介してイメージメモリ21
に接続されており、コントローラ35によって読み出さ
れた1回の印字に必要な複数ノズル分のデータを、デー
タ・ラッチ信号37bの受信毎に順次にラッチして、こ
の印字データ34aを転送指令37aに基づきヘッドド
ライバ34にシリアル転送する。
【0017】インターフェース制御部41は、ホスト側
からセントロIF部32を介して転送されるデータ32
cを受ける部分であり、8bitのパラレルデータであ
る受信データ32cをCPU23や解像度変換部36に
送出する。なお、インターフェース制御部41は、ACK
やBUSY等のコントロール信号32aによって制御され、
ストローブ信号32bに同期してセントロIF部32か
らデータ32cを受信する。なお、アドレス・デコーダ
42は、CPU23から送出されるアドレス信号23a
をデコードして、該当するレジスタ等を選択する回路で
あり、データバス23bに送出されたデータは、選択さ
れた各レジスタ等に設定される。解像度変換部36は、
ホストコンピュータ33からのコマンドに応答したコン
トローラ35の制御に応じて、動作状態が切り替わるよ
うになっており、ホスト側から転送されてくる印字デー
タの解像度を、このプリンタの解像度に一致させてい
る。すなわち、ホスト側から転送されてくる解像度2×
Ndpi 又はN/2dpi の印字データを、解像度Ndpi の
印字データに変換する。
からセントロIF部32を介して転送されるデータ32
cを受ける部分であり、8bitのパラレルデータであ
る受信データ32cをCPU23や解像度変換部36に
送出する。なお、インターフェース制御部41は、ACK
やBUSY等のコントロール信号32aによって制御され、
ストローブ信号32bに同期してセントロIF部32か
らデータ32cを受信する。なお、アドレス・デコーダ
42は、CPU23から送出されるアドレス信号23a
をデコードして、該当するレジスタ等を選択する回路で
あり、データバス23bに送出されたデータは、選択さ
れた各レジスタ等に設定される。解像度変換部36は、
ホストコンピュータ33からのコマンドに応答したコン
トローラ35の制御に応じて、動作状態が切り替わるよ
うになっており、ホスト側から転送されてくる印字デー
タの解像度を、このプリンタの解像度に一致させてい
る。すなわち、ホスト側から転送されてくる解像度2×
Ndpi 又はN/2dpi の印字データを、解像度Ndpi の
印字データに変換する。
【0018】解像度変換部36の回路構成は、例えば、
図4に示す通りであり、コントローラ35からの制御信
号CTRである制御信号A,B,C,Dに基づいて動作
して、受信した8bit印字データ“a…h”を解像度
変換した後、イメージメモリ21に接続された内部デー
タバス21cに出力する。なお、以降の説明では、制御
信号A,B,C,Dを、それぞれの機能に基づいて、解
像度変換信号A、変換率指定信号B、U/L(アッパー
/ロウアー)選択信号C、データラッチ信号Dと表現す
る。図4に示す通り、解像度変換部36は、解像度変換
信号A及び変換率指定信号Bによって制御される第1選
択回路43と、U/L選択信号Cによって制御される第
2選択回路44と、データラッチ信号Dに基づいて4b
itデータをラッチするラッチ回路45とで構成されて
いる。第1選択回路43は、同一構成の7個の回路から
なり、各回路は、3個のANDゲート43a,43b,
43cと、各ANDゲートに接続されたORゲート43
dとで構成されている。ここで、ANDゲート43a
は、解像度変換信号Aが“1”のときに入力データを通
過させ、ANDゲート43bは、解像度変換信号Aが
“0”で変換率指定信号Bが“1”のときに入力データ
を通過させる。同様に、ANDゲート43cは、解像度
変換信号Aが“0”で変換率指定信号Bが“0”のとき
に入力データを通過させる。
図4に示す通りであり、コントローラ35からの制御信
号CTRである制御信号A,B,C,Dに基づいて動作
して、受信した8bit印字データ“a…h”を解像度
変換した後、イメージメモリ21に接続された内部デー
タバス21cに出力する。なお、以降の説明では、制御
信号A,B,C,Dを、それぞれの機能に基づいて、解
像度変換信号A、変換率指定信号B、U/L(アッパー
/ロウアー)選択信号C、データラッチ信号Dと表現す
る。図4に示す通り、解像度変換部36は、解像度変換
信号A及び変換率指定信号Bによって制御される第1選
択回路43と、U/L選択信号Cによって制御される第
2選択回路44と、データラッチ信号Dに基づいて4b
itデータをラッチするラッチ回路45とで構成されて
いる。第1選択回路43は、同一構成の7個の回路から
なり、各回路は、3個のANDゲート43a,43b,
43cと、各ANDゲートに接続されたORゲート43
dとで構成されている。ここで、ANDゲート43a
は、解像度変換信号Aが“1”のときに入力データを通
過させ、ANDゲート43bは、解像度変換信号Aが
“0”で変換率指定信号Bが“1”のときに入力データ
を通過させる。同様に、ANDゲート43cは、解像度
変換信号Aが“0”で変換率指定信号Bが“0”のとき
に入力データを通過させる。
【0019】従って、受信した印字データが“a…h”
である場合、解像度変換信号Aが“1”のときには、O
Rゲート列43d…43dへの入力は、“b00,c0
0,d00,e00,f00,g00,h00”とな
り、ORゲート列43d…43dから“bcdefg
h”が出力される(無変換モード)。また、解像度変換
信号Aが“0”、変換率指定信号Bが“1”のときに
は、ORゲート列43d…43dへの入力は、“0a
0,0b0,0b0,0c0,0c0,0d0,0d
0”となるので、ORゲート列43d…43dから“a
bbccdd”が出力される(2倍変換モード)。一
方、解像度変換信号Aが“0”で、変換率指定信号Bが
“0”のときには、ORゲート列43d…43dへの入
力は、“00c,00e,00g,00a,00c,0
0e,00g”となるので、ORゲート列43d…43
dからは、受信データの1bit飛びのデータ“ceg
aceg”が出力される(1/2倍変換モード)。
である場合、解像度変換信号Aが“1”のときには、O
Rゲート列43d…43dへの入力は、“b00,c0
0,d00,e00,f00,g00,h00”とな
り、ORゲート列43d…43dから“bcdefg
h”が出力される(無変換モード)。また、解像度変換
信号Aが“0”、変換率指定信号Bが“1”のときに
は、ORゲート列43d…43dへの入力は、“0a
0,0b0,0b0,0c0,0c0,0d0,0d
0”となるので、ORゲート列43d…43dから“a
bbccdd”が出力される(2倍変換モード)。一
方、解像度変換信号Aが“0”で、変換率指定信号Bが
“0”のときには、ORゲート列43d…43dへの入
力は、“00c,00e,00g,00a,00c,0
0e,00g”となるので、ORゲート列43d…43
dからは、受信データの1bit飛びのデータ“ceg
aceg”が出力される(1/2倍変換モード)。
【0020】第2選択回路44は、同一構成の8個の回
路からなり、各回路は、2個のANDゲート44a,4
4bと、各ANDゲートに接続されたORゲート44c
とで構成されている。ANDゲート44aは、U/L選
択信号Cが“1”のときに入力データを通過させ、AN
Dゲート44bは、U/L選択信号Cが“0”のときに
入力データを通過させる。従って、U/L選択信号Cが
“1”であると、第2選択回路44からは、MSBデー
タ“a”と、ORゲート列43d…43dの7bit出
力が出力される(2倍変換モードのアッパー(upper )
選択時)。逆に、U/L選択信号Cが“0”のときに
は、第2選択回路44からは、“eeffgghh”が
出力される(2倍変換モードのロウアー(lower )選択
時)。ラッチ回路45は、第2選択回路44の上位4b
it出力に接続されており、コントローラ35からのデ
ータラッチ信号Dが“0”のときには、第2選択回路4
4の上位4bit出力を内部データバス21cに出力す
るが、一方、データラッチ信号Dが“1”のときには、
第2選択回路44の上位4bit出力に係わらず、それ
以前の出力値を保持する。ラッチ回路45は、1/2倍
変換モードにおいて、連続する2バイトの印字データを
1bit飛びに連結させて1バイトデータに圧縮する回
路であるが、詳細は更に後述する。
路からなり、各回路は、2個のANDゲート44a,4
4bと、各ANDゲートに接続されたORゲート44c
とで構成されている。ANDゲート44aは、U/L選
択信号Cが“1”のときに入力データを通過させ、AN
Dゲート44bは、U/L選択信号Cが“0”のときに
入力データを通過させる。従って、U/L選択信号Cが
“1”であると、第2選択回路44からは、MSBデー
タ“a”と、ORゲート列43d…43dの7bit出
力が出力される(2倍変換モードのアッパー(upper )
選択時)。逆に、U/L選択信号Cが“0”のときに
は、第2選択回路44からは、“eeffgghh”が
出力される(2倍変換モードのロウアー(lower )選択
時)。ラッチ回路45は、第2選択回路44の上位4b
it出力に接続されており、コントローラ35からのデ
ータラッチ信号Dが“0”のときには、第2選択回路4
4の上位4bit出力を内部データバス21cに出力す
るが、一方、データラッチ信号Dが“1”のときには、
第2選択回路44の上位4bit出力に係わらず、それ
以前の出力値を保持する。ラッチ回路45は、1/2倍
変換モードにおいて、連続する2バイトの印字データを
1bit飛びに連結させて1バイトデータに圧縮する回
路であるが、詳細は更に後述する。
【0021】図6は、図2に示すヘッドドライバ34の
内部構成を図示したものである。ヘッドドライバ34
は、データ転送部37から送出される印字データ34a
に基づいて印字ヘッド5を駆動する回路であり、パラレ
ル変換部48と、ANDゲート列49と、ドライバ50
とで構成されている。パラレル変換部48は、転送クロ
ック34bに同期してシリアル転送されてくる印字デー
タ34aを取り込むと共に、64bit(印字ヘッドの
縦1列のノズル分)のシリアルデータをパラレルデータ
に変換する回路である。そして、このパラレルデータ
は、印字クロック34cに同期して、ANDゲート列4
9を通過してドライバ50に伝えられ、印字ヘッド5か
らは、対応するドットパターンによりインクが噴射され
る。
内部構成を図示したものである。ヘッドドライバ34
は、データ転送部37から送出される印字データ34a
に基づいて印字ヘッド5を駆動する回路であり、パラレ
ル変換部48と、ANDゲート列49と、ドライバ50
とで構成されている。パラレル変換部48は、転送クロ
ック34bに同期してシリアル転送されてくる印字デー
タ34aを取り込むと共に、64bit(印字ヘッドの
縦1列のノズル分)のシリアルデータをパラレルデータ
に変換する回路である。そして、このパラレルデータ
は、印字クロック34cに同期して、ANDゲート列4
9を通過してドライバ50に伝えられ、印字ヘッド5か
らは、対応するドットパターンによりインクが噴射され
る。
【0022】続いて、以上の構成からなるプリンタにつ
いて、解像度2倍変換処理や解像度1/2倍変換処理の
動作内容を説明する。 〔2倍変換処理〕プリンタは予めパネルスイッチ等で2
倍変換処理をすることが指定され、そして、プリンタ1
には、ホストコンピュータ33から、「転送コマンド」
に続いて「転送バイト数(n)」が送出され、これに続
いて、nバイトからなる印字データ(イメージデータ)
が送出されるが、この例では、プリンタ1の解像度がN
dpi であり、ホスト側からの印字データの解像度がN/
2dpi であるとする。初期状態においては、ASIC回
路22の割り込み禁止信号40a(図3参照)はHレベ
ルであるので、プリンタ1が「転送コマンド」や、それ
に引き続く「転送バイト数」を受信すると、CPU23
には、セントロ・データ受信の割り込みがかかる。CP
U23は、この「転送バイト数」受信の割り込みに対応
して、コントローラ35内の該当レジスタに転送バイト
数(=n)を設定し、ライト・アドレス・レジスタ39
に所定アドレス値を設定すると共に、コントローラ35
内のDMA指令レジスタにDMA実行のための1bit
データ“1”を設定する。
いて、解像度2倍変換処理や解像度1/2倍変換処理の
動作内容を説明する。 〔2倍変換処理〕プリンタは予めパネルスイッチ等で2
倍変換処理をすることが指定され、そして、プリンタ1
には、ホストコンピュータ33から、「転送コマンド」
に続いて「転送バイト数(n)」が送出され、これに続
いて、nバイトからなる印字データ(イメージデータ)
が送出されるが、この例では、プリンタ1の解像度がN
dpi であり、ホスト側からの印字データの解像度がN/
2dpi であるとする。初期状態においては、ASIC回
路22の割り込み禁止信号40a(図3参照)はHレベ
ルであるので、プリンタ1が「転送コマンド」や、それ
に引き続く「転送バイト数」を受信すると、CPU23
には、セントロ・データ受信の割り込みがかかる。CP
U23は、この「転送バイト数」受信の割り込みに対応
して、コントローラ35内の該当レジスタに転送バイト
数(=n)を設定し、ライト・アドレス・レジスタ39
に所定アドレス値を設定すると共に、コントローラ35
内のDMA指令レジスタにDMA実行のための1bit
データ“1”を設定する。
【0023】DMA指令レジスタに“1”が設定される
と、コントローラ35は、割り込み禁止信号40aをL
レベルにするので、これ以降、CPU23にはセントロ
IF部32からの割り込みがかからないことになりDM
A処理が開始される。つまり、その後、セントロIF部
32はnバイトの印字データを順次に送ってくるが、C
PU23には割り込みがかからず、ASIC回路22で
の処理によって、受信した印字データの解像度変換処理
や、処理後のデータのイメージメモリ21への書き込み
処理が行われる。具体的には、図4の解像度変換部36
が動作して、セントロIF部32からの8bit印字デ
ータが2倍変換され、変換後の印字データがイメージメ
モリ21に書き込まれる。以下、図5を参照しつつ、解
像度変換部36の動作内容について説明する。
と、コントローラ35は、割り込み禁止信号40aをL
レベルにするので、これ以降、CPU23にはセントロ
IF部32からの割り込みがかからないことになりDM
A処理が開始される。つまり、その後、セントロIF部
32はnバイトの印字データを順次に送ってくるが、C
PU23には割り込みがかからず、ASIC回路22で
の処理によって、受信した印字データの解像度変換処理
や、処理後のデータのイメージメモリ21への書き込み
処理が行われる。具体的には、図4の解像度変換部36
が動作して、セントロIF部32からの8bit印字デ
ータが2倍変換され、変換後の印字データがイメージメ
モリ21に書き込まれる。以下、図5を参照しつつ、解
像度変換部36の動作内容について説明する。
【0024】プリンタ1の解像度(Ndpi )と、受信す
る印字データの解像度が一致している状態であれば、コ
ントローラ35の制御により、DMA処理中、解像度変
換信号Aが“1”、U/L選択信号Cが“1”、データ
ラッチ信号Dが“0”となる(図5(a)参照)。その
ため、ORゲート列43d…43dの出力は“bcde
fgh”、第2選択回路44の出力は“abcdefg
h”となり、内部データバス21cには、受信した印字
データ“a…h”がそのまま出力される。しかし、今
は、解像度の2倍変換が必要な状態にあるので、DMA
処理中、解像度変換信号Aが“0”、変換率指定信号B
が“1”、データラッチ信号Dが“0”であり、次の2
倍変換処理が行われる。
る印字データの解像度が一致している状態であれば、コ
ントローラ35の制御により、DMA処理中、解像度変
換信号Aが“1”、U/L選択信号Cが“1”、データ
ラッチ信号Dが“0”となる(図5(a)参照)。その
ため、ORゲート列43d…43dの出力は“bcde
fgh”、第2選択回路44の出力は“abcdefg
h”となり、内部データバス21cには、受信した印字
データ“a…h”がそのまま出力される。しかし、今
は、解像度の2倍変換が必要な状態にあるので、DMA
処理中、解像度変換信号Aが“0”、変換率指定信号B
が“1”、データラッチ信号Dが“0”であり、次の2
倍変換処理が行われる。
【0025】1バイト目の印字データ“abcdefg
h”の受信時、解像度変換信号Aは“0”、変換率指定
信号Bは“1”であるので、第1選択回路43の出力は
“abbccdd”となる。この状態で、コントローラ
35は、先ず最初に、U/L選択信号Cを“1”に設定
する(図5(b)参照)。すると、これに応答して、A
NDゲート44a…44aが入力データを通過させるこ
とになり、第2選択回路44の出力データは、“aab
bccdd”となる。このとき、データラッチ信号Dは
“0”であるから、内部データバス21cへの出力デー
タも“aabbccdd”となり、適宜なタイミングに
おいて、この2倍変換データがイメージメモリ21に書
き込まれる(2倍変換データのupper 書き込み処理)。
なお、印字用紙の左端最上部である第1ラスタ位置に対
応するメモリアドレスに2倍変換データ“aabbcc
dd”が書き込まれると共に、第2ラスタ位置に対応し
たメモリアドレスにも同じ2倍変換データ“aabbc
cdd”が書き込まれる。データ書き込みの方法は、適
宜に設計可能であるが、例えば、ライト・アドレス・レ
ジスタ39の出力部に加算器を設け、適宜なタイミング
でオフセット値を加算するようにすれば良い。また、設
定アドレス値がオフセット値だけ異なる2種類のライト
・アドレス・レジスタを設けるようにしても良い。
h”の受信時、解像度変換信号Aは“0”、変換率指定
信号Bは“1”であるので、第1選択回路43の出力は
“abbccdd”となる。この状態で、コントローラ
35は、先ず最初に、U/L選択信号Cを“1”に設定
する(図5(b)参照)。すると、これに応答して、A
NDゲート44a…44aが入力データを通過させるこ
とになり、第2選択回路44の出力データは、“aab
bccdd”となる。このとき、データラッチ信号Dは
“0”であるから、内部データバス21cへの出力デー
タも“aabbccdd”となり、適宜なタイミングに
おいて、この2倍変換データがイメージメモリ21に書
き込まれる(2倍変換データのupper 書き込み処理)。
なお、印字用紙の左端最上部である第1ラスタ位置に対
応するメモリアドレスに2倍変換データ“aabbcc
dd”が書き込まれると共に、第2ラスタ位置に対応し
たメモリアドレスにも同じ2倍変換データ“aabbc
cdd”が書き込まれる。データ書き込みの方法は、適
宜に設計可能であるが、例えば、ライト・アドレス・レ
ジスタ39の出力部に加算器を設け、適宜なタイミング
でオフセット値を加算するようにすれば良い。また、設
定アドレス値がオフセット値だけ異なる2種類のライト
・アドレス・レジスタを設けるようにしても良い。
【0026】次に、コントローラ35は、ライト・アド
レス・レジスタ39の値をインクリメントすると共に、
U/L選択信号Cを“1”から“0”に変化させる(図
5(c)参照)。すると、今度は、第2選択回路のAN
Dゲート44bが入力データを通過させるので、第2選
択回路44の出力データは、“eeffgghh”とな
る。このとき、データラッチ信号Dは“0”であるか
ら、内部データバス21cへの出力データは“eeff
gghh”となり、このデータが適宜なタイミングでイ
メージメモリ21の所定アドレスに書き込まれる(2倍
変換データのlower 書き込み) 。このときにも、第1ラ
スタ位置に対応するメモリアドレスに2倍変換データが
書き込まれると共に、第2ラスタ位置に対応したメモリ
アドレスにも同じ2倍変換データ“eeffgghh”
が書き込まれる。
レス・レジスタ39の値をインクリメントすると共に、
U/L選択信号Cを“1”から“0”に変化させる(図
5(c)参照)。すると、今度は、第2選択回路のAN
Dゲート44bが入力データを通過させるので、第2選
択回路44の出力データは、“eeffgghh”とな
る。このとき、データラッチ信号Dは“0”であるか
ら、内部データバス21cへの出力データは“eeff
gghh”となり、このデータが適宜なタイミングでイ
メージメモリ21の所定アドレスに書き込まれる(2倍
変換データのlower 書き込み) 。このときにも、第1ラ
スタ位置に対応するメモリアドレスに2倍変換データが
書き込まれると共に、第2ラスタ位置に対応したメモリ
アドレスにも同じ2倍変換データ“eeffgghh”
が書き込まれる。
【0027】以下、同様であって、セントロIF部32
から、2バイト目以降の印字データが送出されたときに
も、コントローラ35は、ライト・アドレス・レジスタ
39をインクリメントしつつ、図5(b)と図5(c)
の制御を繰り返し、解像度の2倍変換処理を行うと共
に、DMA処理によってイメージメモリ21への書き込
み処理を行う。その後、第1回目の「転送コマンド」に
よる最後(nバイト目)の印字データについての処理が
終われば、コントローラ35は、DMA指令レジスタを
“1”から“0”に戻して、割り込み禁止信号40aを
LレベルからHレベルに戻す。そのため、第n番目の印
字データを受信した後は、セントロIF部32からのス
トローブ信号32bに対応して、CPU23にセントロ
受信割り込みがかかることになる。そして、第2回目の
「転送コマンド」受信に基づく割り込み処理が生じた
後、上記したのと同じ手順でDMA処理が開始されて、
解像度N/2dpiのnバイトの印字データについて、印
字データの受信、各印字データに対する解像度2倍変
換、及び変換後のデータの書き込みが行われる。
から、2バイト目以降の印字データが送出されたときに
も、コントローラ35は、ライト・アドレス・レジスタ
39をインクリメントしつつ、図5(b)と図5(c)
の制御を繰り返し、解像度の2倍変換処理を行うと共
に、DMA処理によってイメージメモリ21への書き込
み処理を行う。その後、第1回目の「転送コマンド」に
よる最後(nバイト目)の印字データについての処理が
終われば、コントローラ35は、DMA指令レジスタを
“1”から“0”に戻して、割り込み禁止信号40aを
LレベルからHレベルに戻す。そのため、第n番目の印
字データを受信した後は、セントロIF部32からのス
トローブ信号32bに対応して、CPU23にセントロ
受信割り込みがかかることになる。そして、第2回目の
「転送コマンド」受信に基づく割り込み処理が生じた
後、上記したのと同じ手順でDMA処理が開始されて、
解像度N/2dpiのnバイトの印字データについて、印
字データの受信、各印字データに対する解像度2倍変
換、及び変換後のデータの書き込みが行われる。
【0028】このような処理を繰り返した結果、1行分
(印字ヘッドの1走行分)の印字ドットデータ、つまり
64ラスタ分の印字データの格納が完了した段階で、C
PU23は、先ず、ASIC回路22のコントローラ3
5に対し印字のための準備指令を出力し、また、キャリ
ッジ8の走行を開始させる。そして、キャリッジ8が定
速に達した時点(印字開始位置に到達した時点)で、印
字開始のための印字タイミング信号23dを、ASIC
回路22のコントローラ35に送る。これに応答して、
ASIC回路22のコントローラ35は、イメージメモ
リ21に格納されている印字データから、印字ヘッド5
の縦一列のノズルに対応する印字ドットデータを順次読
み出す。そして、データ転送部37を介して、これをヘ
ッドドライバ34にシリアル転送する。また、キャリッ
ジ8のエンコーダ信号に基づいて作成される印字クロッ
ク34bをヘッドドライバ34に出力する。ヘッドドラ
イバ34は、この印字クロック34bに基づいて、その
直前にシリアル転送されている印字データを一気にパラ
レル出力するので、縦1列のノズルに対応した圧電素子
は、選択的に駆動されてインクを噴射させる。図7
(a)(b)は、ホストコンピュータ33から送出され
る解像度N/2dpi の印字データ(a)と、プリンタ1
による解像度Ndpi の印字結果(b)とを模式的に図示
したものである。
(印字ヘッドの1走行分)の印字ドットデータ、つまり
64ラスタ分の印字データの格納が完了した段階で、C
PU23は、先ず、ASIC回路22のコントローラ3
5に対し印字のための準備指令を出力し、また、キャリ
ッジ8の走行を開始させる。そして、キャリッジ8が定
速に達した時点(印字開始位置に到達した時点)で、印
字開始のための印字タイミング信号23dを、ASIC
回路22のコントローラ35に送る。これに応答して、
ASIC回路22のコントローラ35は、イメージメモ
リ21に格納されている印字データから、印字ヘッド5
の縦一列のノズルに対応する印字ドットデータを順次読
み出す。そして、データ転送部37を介して、これをヘ
ッドドライバ34にシリアル転送する。また、キャリッ
ジ8のエンコーダ信号に基づいて作成される印字クロッ
ク34bをヘッドドライバ34に出力する。ヘッドドラ
イバ34は、この印字クロック34bに基づいて、その
直前にシリアル転送されている印字データを一気にパラ
レル出力するので、縦1列のノズルに対応した圧電素子
は、選択的に駆動されてインクを噴射させる。図7
(a)(b)は、ホストコンピュータ33から送出され
る解像度N/2dpi の印字データ(a)と、プリンタ1
による解像度Ndpi の印字結果(b)とを模式的に図示
したものである。
【0029】〔1/2倍変換処理〕続いて、プリンタ1
の解像度がNdpi であり、ホスト側からの印字データの
解像度が2×Ndpi であるとして、1/2倍変換処理に
ついて説明する。パネルスイッチ等で1/2倍変換処理
が指定され、「転送コマンド」や「転送バイト数
(n)」がホストコンピュータ33から送出されてくる
こと、及び、これに続いて、nバイトからなる印字デー
タが転送されてくることは、上述した通りであるので、
解像度の1/2倍変換と、変換された印字データの書き
込みについて、図5を参照しつつ説明する。図5(d)
(e)に示すように、解像度の1/2倍変換が必要な場
合には、DMA処理中、解像度変換信号Aが“0”、変
換率指定信号Bが“0”である。そのため、ANDゲー
ト43c…43cが入力データを通過させることにな
り、第1選択回路43の7bit出力は“cegace
g”となる。また、U/L選択信号Cは“1”であるの
で、ANDゲート44a…44aが入力データを通過さ
せることになり、第2選択回路44の出力は、8bit
データ“acegaceg”となる。なお、セントロI
F部32から受信する印字データを“abcdefg
h”と表現している。
の解像度がNdpi であり、ホスト側からの印字データの
解像度が2×Ndpi であるとして、1/2倍変換処理に
ついて説明する。パネルスイッチ等で1/2倍変換処理
が指定され、「転送コマンド」や「転送バイト数
(n)」がホストコンピュータ33から送出されてくる
こと、及び、これに続いて、nバイトからなる印字デー
タが転送されてくることは、上述した通りであるので、
解像度の1/2倍変換と、変換された印字データの書き
込みについて、図5を参照しつつ説明する。図5(d)
(e)に示すように、解像度の1/2倍変換が必要な場
合には、DMA処理中、解像度変換信号Aが“0”、変
換率指定信号Bが“0”である。そのため、ANDゲー
ト43c…43cが入力データを通過させることにな
り、第1選択回路43の7bit出力は“cegace
g”となる。また、U/L選択信号Cは“1”であるの
で、ANDゲート44a…44aが入力データを通過さ
せることになり、第2選択回路44の出力は、8bit
データ“acegaceg”となる。なお、セントロI
F部32から受信する印字データを“abcdefg
h”と表現している。
【0030】解像度変換部36は、コントローラ35の
制御により、DMA処理中、上記の動作をするが、セン
トロIF部32から1バイト目の印字データを受信した
ときには、コントローラ35は、データラッチ信号Dを
“0”に設定している(図5(d)参照)。そのため、
第2選択回路44の上位4bitのデータは、そのまま
ラッチ回路45から出力されることになり、内部データ
バス21cへの出力データは“acegaceg”とな
る。但し、まだ、データ書き込みのタイミングではない
ので、このデータがイメージメモリ21に書き込まれる
ことはない。続いて、セントロIF部32から2バイト
目の印字データを受信すると、コントローラ35は、デ
ータラッチ信号Dを“0”から“1”に変化させる(図
5(e)参照)。この時にも、解像度変換信号Aが
“0”、変換率指定信号Bが“0”、U/L選択信号C
が“1”であるので、第2選択回路44からは、2バイ
ト目の印字データ“a'c'e'g'a'c'e'g'”が出力される。
但し、データラッチ信号Dが“1”であることから、内
部データバス21cへの出力データは、“acega'c'
e'g'”となる。なお、“aceg”は1バイト目データ
から飛び飛びに抽出した4bitデータであり、“a'c'
e'g'”は2バイト目データから飛び飛びに抽出した4b
itデータである。つまり、第1バイト目と第2バイト
目の合計16bitデータを圧縮して8bitデータ
“acega'c'e'g'”が抽出されたことになり、これが
イメージメモリ21に書き込まれる。
制御により、DMA処理中、上記の動作をするが、セン
トロIF部32から1バイト目の印字データを受信した
ときには、コントローラ35は、データラッチ信号Dを
“0”に設定している(図5(d)参照)。そのため、
第2選択回路44の上位4bitのデータは、そのまま
ラッチ回路45から出力されることになり、内部データ
バス21cへの出力データは“acegaceg”とな
る。但し、まだ、データ書き込みのタイミングではない
ので、このデータがイメージメモリ21に書き込まれる
ことはない。続いて、セントロIF部32から2バイト
目の印字データを受信すると、コントローラ35は、デ
ータラッチ信号Dを“0”から“1”に変化させる(図
5(e)参照)。この時にも、解像度変換信号Aが
“0”、変換率指定信号Bが“0”、U/L選択信号C
が“1”であるので、第2選択回路44からは、2バイ
ト目の印字データ“a'c'e'g'a'c'e'g'”が出力される。
但し、データラッチ信号Dが“1”であることから、内
部データバス21cへの出力データは、“acega'c'
e'g'”となる。なお、“aceg”は1バイト目データ
から飛び飛びに抽出した4bitデータであり、“a'c'
e'g'”は2バイト目データから飛び飛びに抽出した4b
itデータである。つまり、第1バイト目と第2バイト
目の合計16bitデータを圧縮して8bitデータ
“acega'c'e'g'”が抽出されたことになり、これが
イメージメモリ21に書き込まれる。
【0031】以下、同様であり、奇数バイト目の8bi
tデータと、偶数バイト目の8bitデータを連結して
圧縮しつつ、順次、イメージメモリ21に書き込んでい
く。その後、1回目の「転送コマンド」による最後(n
バイト目)の印字データについての処理が終われば、コ
ントローラ35は、DMA指令レジスタを“1”から
“0”に戻して、割り込み禁止信号40aをLレベルか
らHレベルに戻す。そして、2回目の「転送コマンド」
受信に基づく割り込み処理が生じた場合には、コントロ
ーラ35は、割り込み禁止信号40aをLレベルにして
CPU23への割り込みを禁止するが、受信データの個
数をカウントするだけで、解像度変換処理やデータ書き
込み処理を行わない。そして、2回目の「転送コマン
ド」による最後(nバイト目)の印字データをカウント
すれば、コントローラ35は、割り込み禁止信号40a
をLレベルからHレベルに戻す。
tデータと、偶数バイト目の8bitデータを連結して
圧縮しつつ、順次、イメージメモリ21に書き込んでい
く。その後、1回目の「転送コマンド」による最後(n
バイト目)の印字データについての処理が終われば、コ
ントローラ35は、DMA指令レジスタを“1”から
“0”に戻して、割り込み禁止信号40aをLレベルか
らHレベルに戻す。そして、2回目の「転送コマンド」
受信に基づく割り込み処理が生じた場合には、コントロ
ーラ35は、割り込み禁止信号40aをLレベルにして
CPU23への割り込みを禁止するが、受信データの個
数をカウントするだけで、解像度変換処理やデータ書き
込み処理を行わない。そして、2回目の「転送コマン
ド」による最後(nバイト目)の印字データをカウント
すれば、コントローラ35は、割り込み禁止信号40a
をLレベルからHレベルに戻す。
【0032】その後、第3回目の「転送コマンド」受信
に基づく割り込み処理が生じた場合には、第1回目の
「転送コマンド」受信の場合と同様の手順を経て、イメ
ージメモリ21に圧縮された印字データを書き込んでい
く。なお、第4回目の「転送コマンド」受信の場合に
は、第2回目の「転送コマンド」受信の場合と同様、受
信データを無視する。このような処理を繰り返すことに
より、転送されてくる印字データが1/4倍に圧縮さ
れ、解像度は1/2倍に変換されることになる。なお、
図7(a)(c)は、ホストコンピュータ33から送出
された解像度2×Ndpi の印字データ(a)と、プリン
タ1による解像度Ndpi の印字結果(c)とを模式的に
図示したものである。
に基づく割り込み処理が生じた場合には、第1回目の
「転送コマンド」受信の場合と同様の手順を経て、イメ
ージメモリ21に圧縮された印字データを書き込んでい
く。なお、第4回目の「転送コマンド」受信の場合に
は、第2回目の「転送コマンド」受信の場合と同様、受
信データを無視する。このような処理を繰り返すことに
より、転送されてくる印字データが1/4倍に圧縮さ
れ、解像度は1/2倍に変換されることになる。なお、
図7(a)(c)は、ホストコンピュータ33から送出
された解像度2×Ndpi の印字データ(a)と、プリン
タ1による解像度Ndpi の印字結果(c)とを模式的に
図示したものである。
【0033】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、これに限定されず種々の変更が可能であ
る。特に、解像度変換部36の制御方法や具体的回路
は、一例を示したものに過ぎず、図7(b)(c)の印
字結果と同等の印字結果を得るものであれば、他の制御
方法や回路構成を採っても良い。いずれにしても、本発
明では、DMA処理によってデータ書き込み/読み出し
処理が行われ、且つ、ハードロジック回路で構成された
変換部によって所定の解像度変換が行われるので、これ
らの処理中、CPUはアドレスバスやデータバスを自由
に使用できて、処理の円滑化や迅速化が実現される。
が、本発明は、これに限定されず種々の変更が可能であ
る。特に、解像度変換部36の制御方法や具体的回路
は、一例を示したものに過ぎず、図7(b)(c)の印
字結果と同等の印字結果を得るものであれば、他の制御
方法や回路構成を採っても良い。いずれにしても、本発
明では、DMA処理によってデータ書き込み/読み出し
処理が行われ、且つ、ハードロジック回路で構成された
変換部によって所定の解像度変換が行われるので、これ
らの処理中、CPUはアドレスバスやデータバスを自由
に使用できて、処理の円滑化や迅速化が実現される。
【0034】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係る印刷
記録装置によれば、DMA指令に基づいてホストからの
印字情報を記憶手段に直接に転送するハードロジック回
路を備えているので、CPUの負担が軽減されて、全体
として処理が迅速化される。また、前記のハードロジッ
ク回路は、解像度の変換処理を行う変換部を有している
ので、ホスト側からの印字情報に解像度変換が必要な場
合であっても、印字時間が増加してしまうことがない。
つまり、ハードロジック回路によって、データ受信処理
に並行して解像度の変換処理が行われるので、高価なC
PUを採用することなく、迅速に印字処理を終えること
ができる。また、請求項2の発明に係る印刷記録装置に
よれば、上記の効果に加えて、ハードロジック回路内の
制御で、N/2dpi データからNdpi データへの変換、
及び、2×Ndpi データからNdpi データへの変換を、
任意に切り換えることができるので、ホストと印刷記録
装置との組合せ自由度が高い。さらに請求項3の発明に
係る印刷記録装置によれば、上記効果に加え、ホストか
らインターフェース部を介して転送されるデータを、C
PUおよび変換部に直接送出するインターフェース制御
部も、ハードロジック回路で実現されるので、ホストか
ら転送されたデータを迅速に変換部に送出し、かつ解像
度変換処理を行うことができる。請求項4の発明に係る
印刷記録装置によれば、上記効果に加え、変換部におい
て印字情報をラスタ方向に解像度変換して迅速に記憶手
段に書込み、複数ラスタ分のイメージデータを1ライン
として印字ヘッドで高速に印字することがでいる。請求
項5の発明に係る印刷記録装置によれば、上記効果に加
え、印字ヘッドを、インク液滴を吐出してドットパター
ン状の印字をするインクジェット式ヘッドとしているの
で、高解像度のパターンでも、高価なCPUを使用する
ことなく迅速に解像度変換して印字することができる。
記録装置によれば、DMA指令に基づいてホストからの
印字情報を記憶手段に直接に転送するハードロジック回
路を備えているので、CPUの負担が軽減されて、全体
として処理が迅速化される。また、前記のハードロジッ
ク回路は、解像度の変換処理を行う変換部を有している
ので、ホスト側からの印字情報に解像度変換が必要な場
合であっても、印字時間が増加してしまうことがない。
つまり、ハードロジック回路によって、データ受信処理
に並行して解像度の変換処理が行われるので、高価なC
PUを採用することなく、迅速に印字処理を終えること
ができる。また、請求項2の発明に係る印刷記録装置に
よれば、上記の効果に加えて、ハードロジック回路内の
制御で、N/2dpi データからNdpi データへの変換、
及び、2×Ndpi データからNdpi データへの変換を、
任意に切り換えることができるので、ホストと印刷記録
装置との組合せ自由度が高い。さらに請求項3の発明に
係る印刷記録装置によれば、上記効果に加え、ホストか
らインターフェース部を介して転送されるデータを、C
PUおよび変換部に直接送出するインターフェース制御
部も、ハードロジック回路で実現されるので、ホストか
ら転送されたデータを迅速に変換部に送出し、かつ解像
度変換処理を行うことができる。請求項4の発明に係る
印刷記録装置によれば、上記効果に加え、変換部におい
て印字情報をラスタ方向に解像度変換して迅速に記憶手
段に書込み、複数ラスタ分のイメージデータを1ライン
として印字ヘッドで高速に印字することがでいる。請求
項5の発明に係る印刷記録装置によれば、上記効果に加
え、印字ヘッドを、インク液滴を吐出してドットパター
ン状の印字をするインクジェット式ヘッドとしているの
で、高解像度のパターンでも、高価なCPUを使用する
ことなく迅速に解像度変換して印字することができる。
【図1】本発明の一実施例によるインクジェット式プリ
ンタの概略外観図である。
ンタの概略外観図である。
【図2】上記インクジェット式プリンタの制御系のブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】上記インクジェット式プリンタのASIC回路
の内部ブロック図である。
の内部ブロック図である。
【図4】制御系における解像度変換部の具体的な回路構
成図である。
成図である。
【図5】解像度変換部の動作内容を説明する図面であ
る。
る。
【図6】ヘッドドライバの構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図7】解像度変換を説明する模式図である。
1 プリンタ(印刷記録装置) 5 印字ヘッド 21 イメージメモリ(記憶手段) 22 ASIC回路(ハードロジック回路) 23 CPU 33 ホストコンピュータ(ホスト) 34 ヘッドドライバ 36 解像度変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 107 G06F 15/66 J
Claims (5)
- 【請求項1】 ホストから印字情報を受取り、該印字情
報をイメージデータとして記憶手段に書込み、該記憶手
段に書込まれたイメージデータを読出して、印字ヘッド
により印字する印刷記録装置において、 装置各部の動作をプログラム制御するCPUと、 前記記憶手段から読出したイメージデータに基づいて印
字ヘッドを駆動する印字ヘッドドライバと、 前記ホスト、CPU、記憶手段及び印字ヘッドドライバ
の間に介在され、前記CPUからのダイレクト・メモリ
・アクセス(DMA)指令に基づいてホストからの印字
情報を前記記憶手段に直接に転送するハードロジック回
路とを備え、 前記ハードロジック回路は、前記記憶手段へのデータの
書込み時に解像度変換を行う変換部を有したことを特徴
とする印刷記録装置。 - 【請求項2】 前記変換部は、前記ハードロジック回路
内の制御によって、解像度2倍変換又は解像度1/2倍
変換が任意に切替え可能に構成されていることを特徴と
する請求項1に記載の印刷記録装置。 - 【請求項3】 前記ハードロジック回路は、前記ホスト
からインターフェース部を介して転送されるデータを、
前記CPUおよび変換部に直接送出するインターフェー
ス制御部を有したことを特徴とする請求項1または2に
記載の印刷記録装置。 - 【請求項4】 前記変換部は、前記印字情報をラスタ方
向に解像度変換して前記記憶手段に書込むものであり、 複数ラスタ分のイメージデータを1ラインとして前記印
字ヘッドに送出するヘッドドライバをさらに有したこと
を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の印刷記
録装置。 - 【請求項5】 前記印字ヘッドは、インク液滴を吐出し
てドットパターン状の印字をするインクジェット式ヘッ
ドであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに
記載の印刷記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7336002A JPH09154010A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 印刷記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7336002A JPH09154010A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 印刷記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09154010A true JPH09154010A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18294684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7336002A Pending JPH09154010A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 印刷記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09154010A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990020083A (ko) * | 1997-08-30 | 1999-03-25 | 윤종용 | 카트리지 캐리어에 매트릭스 방식의 헤드 드라이버를 장착한 잉크젯 프린터 |
EP1538824B1 (en) * | 2003-12-05 | 2009-10-28 | Ricoh Company, Ltd. | Color printing apparatus |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP7336002A patent/JPH09154010A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990020083A (ko) * | 1997-08-30 | 1999-03-25 | 윤종용 | 카트리지 캐리어에 매트릭스 방식의 헤드 드라이버를 장착한 잉크젯 프린터 |
EP1538824B1 (en) * | 2003-12-05 | 2009-10-28 | Ricoh Company, Ltd. | Color printing apparatus |
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