JPH11277733A - インクジェットプリンタおよびその制御方法 - Google Patents

インクジェットプリンタおよびその制御方法

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Publication number
JPH11277733A
JPH11277733A JP2203499A JP2203499A JPH11277733A JP H11277733 A JPH11277733 A JP H11277733A JP 2203499 A JP2203499 A JP 2203499A JP 2203499 A JP2203499 A JP 2203499A JP H11277733 A JPH11277733 A JP H11277733A
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JP
Japan
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timing
data
ink jet
ejection
head
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2203499A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Tando
勝義 丹藤
Kunio Yasumi
邦夫 八角
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Fujifilm Holdings Corp
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd, Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2203499A priority Critical patent/JPH11277733A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 記録用紙の搬送方向にほぼ直交する方向に往
復動するキャリッジに、このキャリッジの往復動方向に
偏位させて複数のインクジェットヘッドを取付けたイン
クジェットプリンタの制御方法。各インクジェットヘッ
ドから吐出される1ドットのインク吐出時間幅内を複数
のピッチに分割し、各ピッチをタイミングデータメモリ
のアドレスに対応させ、各インクジェットヘッドの吐出
タイミングを示すデータをメモリの対応するアドレスに
記録しておく。吐出タイミングを示すデータをメモリか
らアドレス順に読出すことによって各インクジェットヘ
ッドの吐出タイミングを互いに独立に制御する。 【効果】 インクジェットヘッドの取付け位置が1ドッ
ト以内の範囲でずれてしまった場合でも、吐出タイミン
グを調整して、ドットずれのない適正な記録を行なうこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットヘッ
ドに設けたノズルから吐出されるインクの吐出タイミン
グを、1ドットの範囲内で調整することを可能としたイ
ンクジェットプリンタとその制御方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータ、ワードプロセッ
サ等の出力装置としてインクジェットプリンタが用いら
れている。
【0003】従来のインクジェットプリンタにおいて
は、プラテンと平行にキャリッジシャフトが配設され、
このキャリッジシャフトには、キャリッジがこのキャリ
ッジシャフトに沿って往復動自在に装着されている。ま
た、前記キャリッジの前記プラテンに対向する位置に
は、インクジェットヘッドがそのヘッドノズルがプラテ
ンの印字面に対向するように取付けられている。
【0004】このような従来のインクジェットプリンタ
においては、プラテンとインクジェットヘッドとの間に
記録用紙を搬送し、キャリッジを往復駆動させながら、
所定の印字信号に基づいてインクジェットヘッドのヘッ
ドノズルを動作させてインクを吐出させる。このように
して記録用紙に所望の画像を記録する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のインク
ジェットプリンタにおいて、複数のインクジェットヘッ
ドをインクジェットヘッドの往復動方向に一定間隔離し
て設けたものがある。この場合には、各インクジェット
ヘッドの取付け間隔を一定にする必要があるが、インク
ジェットヘッドの取付け精度には限界があるため、各イ
ンクジェットヘッドの取付け間隔が一定ではなく、取付
け位置がずれてしまうことがある。このような状態のイ
ンクジェットヘッドを用いて記録を行なうと、インクジ
ェットヘッドのずれに応じて記録されるドットがインク
ジェットヘッドの移動方向にずれてしまい、記録画像の
品質低下を招くという問題が生じる。
【0006】この場合に、インクジェットヘッドの位置
が1ドット単位でずれている場合には、従来の装置にお
いてもドット単位で記録タイミングをずらすように制御
することで対処することができる。しかし1ドット以内
でのずれがある場合にはこのドットのずれを解消するこ
とができなかった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであり、インクジェットヘッドの取付け位置が1ドッ
ト以内の範囲でずれてしまった場合でも、吐出タイミン
グを調整して、ドットずれのない適正な記録を行ない記
録画質を向上させることができるインクジェットプリン
タの制御方法を提供することを第1の目的とする。また
この方法の実施に直接使用するインクジェットプリンタ
を提供することを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば第1の目
的は、記録用紙の搬送方向にほぼ直交する方向に往復動
するキャリッジに、このキャリッジの往復動方向に偏位
させて複数のインクジェットヘッドを取付けたインクジ
ェットプリンタの制御方法において、各インクジェット
ヘッドから吐出される1ドットのインク吐出時間幅内を
複数のピッチに分割し;各ピッチをタイミングデータメ
モリのアドレスに対応させ;各インクジェットヘッドの
吐出タイミングを示すデータを前記メモリの対応するア
ドレスに記録しておく一方;前記吐出タイミングを示す
データを前記メモリからアドレス順に読出すことによっ
て各インクジェットヘッドの吐出タイミングを互いに独
立に制御する;ことを特徴とするインクジェットプリン
タの制御方法、により達成される。
【0009】また第1の目的は、記録用紙の搬送方向に
ほぼ直交する方向に往復動するキャリッジに、このキャ
リッジの往復動方向に偏位させて複数のインクジェット
ヘッドを取付けたインクジェットプリンタの制御方法に
おいて、前記各インクジェットヘッドの同一吐出タイミ
ングをそれぞれ異なるビットに対応させて1バイトを形
成する一方;アドレス位置を吐出タイミングに対応させ
たタイミングデータメモリ内に1ドットの吐出時間を決
めるのに必要なバイト数よりも多いバイト数のタイミン
グデータを記憶し;このタイミングデータメモリ内の各
インクジェットヘッドの吐出タイミングに対応するアド
レスに各インクジェットヘッドの吐出タイミングを示す
データを記憶しておき;1つのドットに対して前記タイ
ミングデータメモリの内容をアドレス順に読出して各イ
ンクヘッドに対応する吐出タイミングを互いに独立に制
御することを特徴とするインクジェットプリンタの制御
方法、によっても達成される。
【0010】タイミングデータメモリは一走査分の記録
データを記録するRAM(Random Access Memory)と兼
用してもよい。また1つのドットに対してその記録デー
タを読出しシフトレジスタに書込む一方、タイミングデ
ータをアドレス順に読出して吐出タイミングを求め、こ
の求めた吐出タイミングに記録データに対応する量や色
のインクを吐出するように制御することができる。記録
データには、1つのドットに対して異なるインク吐出時
間長を設定する情報を含ませておき、タイミングデータ
には吐出時間長が異なる複数の吐出タイミングを含ませ
ておくことができる。
【0011】例えば記録データには、長い吐出時間を示
すロング記録データと、短い吐出時間を示すショート吐
出データとを含ませることができる。タイミングデータ
には、長い吐出時間に対して吐出開始を早くするロング
吐出開始データと、短い吐出時間に対して吐出開始を遅
くするショート吐出開始データと、これらの両吐出時間
の終了を示す吐出終了データとを含ませることができ
る。この場合には吐出時間長を変えることにより1ドッ
トに対するインク吐出量を変えることができ、特に1つ
のドットに対して複数の色が異なるインクを重ねてカラ
ー表示する場合に吐出時間長を短くすることによりイン
ク量が過剰になるのを防ぐのに適する。
【0012】各インクジェットヘッドに対する吐出タイ
ミングを示すデータは、タイミングデータメモリ内のア
ドレスを変えることにより吐出タイミングを変えるもの
である。従って、この吐出タイミングを示すデータを記
憶させるアドレスを各インクジェットヘッドごとに変更
できるようにしておけば、容易に各インクジェットヘッ
ドの吐出タイミングを独立に制御することが可能にな
り、便利である。
【0013】本発明の第2の目的は、記録用紙の搬送方
向にほぼ直交する方向に往復動するキャリッジに、この
キャリッジの往復動方向に偏位させて複数のインクジェ
ットヘッドを取付けたインクジェトプリンタにおいて、
記録データを出力するCPUと;前記インクジェットヘ
ッドの移動に伴って所定容量の記録データを順次記憶す
る記録データメモリと;前記インクジェットヘッドから
吐出される1ドットのインク吐出時間幅内を複数のピッ
チに分割し、各ピッチをアドレスの位置に対応させて各
インクジェットヘッドの吐出タイミングに対応するアド
レスに吐出タイミングを示すデータを記憶するタイミン
グデータメモリと;前記記録データメモリから各インク
ジェットヘッドに対応する1ドット分の記録データを読
出して出力すると共に、前記タイミングデータメモリか
ら各インクジェットヘッドに対応する吐出タイミングを
示すデータを読出し各インクジェットヘッドに対応して
所定の吐出タイミングに吐出信号を出力するタイミング
信号生成回路と;各インクジェットヘッドに対応する1
ドット分の前記記録データと前記吐出信号とに基づいて
各インクジェットヘッドを駆動し、前記所定の吐出タイ
ミングに前記記録データに対応するインクを吐出させる
ヘッドドライバと;を備えることを特徴とするインクジ
ェットプリンタ、により達成される。
【0014】記録データメモリとタイミングデータメモ
リとは、共通のメモリ(RAMなど)内を異なる保存エ
リヤに分けて使うことにより共用することができる。こ
のメモリにはインクジェットヘッドの一走査分の記録デ
ータを記録するようにして、一走査分の記録が終わる度
に記録データを書き換えればよい。なおタイミングデー
タは一度設定したらその後は常に同一である。このメモ
リを複数、例えば2個用意しておき、これらを走査の繰
り返しに対応して交互に記録データを書き換えて用いる
ことができる。この場合には一方のメモリを用いてイン
クジェットヘッドが記録している間に他方のメモリに新
しい次の記録データを書き込むことができるから、デー
タ処理を円滑に行えることになり、処理速度を上げるこ
とが可能になる。
【0015】なおここに一走査分の記録データとは、各
インクジェットヘッドに1つのヘッドノズルが取付けら
れている場合は1ライン分の記録データとなる。しかし
各インクジェットヘッドに複数、例えば4個のヘッドノ
ズルが取付けられている場合には4本のラインが同時に
記録されるから4ライン分の記録データとなる。
【0016】
【発明の実施態様】以下、本発明の一実施態様について
図1から図9を参照して説明する。図1は本発明に係る
インクジェットプリンタの一実施態様を示したものであ
る。符号1はプリンタ本体であり、このプリンタ本体1
は、一対のスタンド3,3により支持されている。スタ
ンド3,3には複数のキャスタ2,2…が取付けられて
いる。これら各スタンド3,3は、各スタンド3の上下
方向のほぼ中央に位置する補助フレーム4で連結されて
いる。
【0017】プリンタ本体1内には、平板状のプラテン
5が上方を指向するように配設されている。このプラテ
ン5の上面には、多数の吸引孔6,6…が穿設されてい
る。吸引孔6,6…は、このプラテン5の上方に搬送さ
れる図示しない記録用紙を吸引してプラテン5に対して
密着させる。プリンタ本体1のプラテン5より後方に
は、プラテン5の長手方向に対して平行に廷在する2本
のキャリッジシャフト7,7が配設されている。これら
のキャリッジシャフト7,7には、キャリッジ8がこの
キャリッジシャフト7に沿って往復動自在に装着されて
いる。キャリッジ8には、各キャリッジシャフト7の間
に位置するキャリッジ駆動ベルト9が連結されている。
キャリッジ駆動ベルト9は図示しない駆動装置により駆
動され、この結果、キャリッジ8がキャリッジシャフト
7に沿って往復駆動する。
【0018】キャリッジ8のプラテン5に対向する位置
には、ヘッドユニット10が取付けられている。このヘ
ッドユニット10には、インクジェットヘッド11(1
1A〜11H)がプラテン5の印字面に対向するように
取付けられている。図2に示すように、本実施形態にお
いては記録解像度は160dpi(dots/inch)として
おり、このインクジェットヘッド11は、イエロー、マ
ゼンタ、シアンおよび黒の4色の各色毎に対して用紙移
動方向に1/160inchずらして2つずつ設けられ、合
計8つのインクジェットヘッド11A〜11Hを備え
る。各インクジェットヘッド11A〜11Hには、それ
ぞれ4つのヘッドノズル12(12A〜12D)が設け
られている。動作の説明上、これら8つのインクジェッ
トヘッド11A〜Hは、図2で左側から順に第1ヘッド
11A〜第8ヘッド11Hとし、各ヘッド11A〜Hに
設けた4つのヘッドノズル12(12A〜12D)は、
第1ノズル12A〜第4ノズル12Dとする。本実施形
態においては、ヘッドノズル12A〜12Dの数は、動
作の説明上4つとしたが、これに限定されるものではな
く、適宜設定することができる。
【0019】図1に示すように、プリンタ本体1の後方
の一側(左側)には、各色毎の4つのインクタンク13
が配設されている。これら各インクタンク13とヘッド
ユニット10とはチューブ14で連通されている。チュ
ーブ14は、各インクタンク13からキャリッジ8を介
して各インクジェットヘッド11の各ヘッドノズル12
に対してインクを供給する。
【0020】さらに、プリンタ本体1のプラテン5の一
端(本実施態様においては、図1において左側)は、ヘ
ッドユニット10のホームポジションとされている。こ
のホームポジションに対応する位置には、キャップ15
が配設されている。このキャップ15は、未使用時にヘ
ッドノズル12を覆い、その乾燥や異物の付着を防止す
る。またこのキャップ15は、インクジェットヘッド1
1のヘッドノズル12のインク詰まりを解消するための
回復動作により吐出されたインクを吸引することにより
回収する。
【0021】補助フレーム4には、巻取り機構16が配
設されている。この巻取り機構16は、記録用紙の搬送
速度に同期して回転駆動される巻取り軸17を備える。
【0022】また、図3は本発明のインクジェットプリ
ンタに用いられる制御回路の一実施態様を示す。CPU
18には、所定のアドレスを指定するアドレス信号を入
出力するアドレスバス、所定の記録データを入出力する
データバス、所定の制御信号を入出力するコントロール
バスの一端がそれぞれ接続され、これらのバスの他端は
VRAM(Video Random Access Memory)コントローラ
19が接続されている。このVRAMコントローラ19
には、CPU18から一定の周期で転送トリガが入力さ
れる。
【0023】このVRAMコントローラ19には、所定
のアドレスを指定するアドレス信号を入出力するアドレ
スバス、所定の記録データを入出力するデータバス、所
定の制御信号を入出力するコントロールバスをそれぞれ
介して、2つのVRAM20,20がそれぞれ接続され
ている。CPU18は、VRAMコントローラ19の内
部のレジスタ設定に従ってアクセスすべきVRAM20
を選択する。選択したVRAM20には1走査分のデー
タ、すなわち、各インクジェットヘッド11は4つのヘ
ッドノズル12を持ち、各色当り2個のヘッドを用いて
記録するから、その1回の往動または復動走査によって
記録される各色当り8本のライン分の記録データおよび
タイミングデータがそれぞれ記録される。
【0024】VRAM20の記録エリヤは、図4に示す
ように、記録データ保存エリヤ20Aおよびタイミング
データ保存エリヤ20Bに分割されている。
【0025】記録データ保存エリヤ20Aのあらかじめ
設定されたアドレスには、図5に示すように、第1ヘッ
ド〜第8ヘッド11のそれぞれが有する第1ノズル〜第
4ノズル12に対応したショート記録データおよびロン
グ記録データが書込まれる。本実施態様においては、1
ドット分の記録情報として8バイトを使う。第1ヘッド
11A〜第8ヘッド11Hがそれぞれ160ドットの一
定間隔で取付けられている。このため第2ヘッド記録デ
ータは、160×8(=500h)番地より書込まれ、
第3〜8ヘッド記録データは順次各ヘッド11間のドッ
ト数に対応するように順次タイミングをずらした番地に
書込まれている。ロング記録データは、通常の記録の際
に用いられるものである。ショート記録データは、ロン
グ記録データによるインクの吐出時間より吐出時間が短
く、複数の色を重ねて記録する場合に用いられる。
【0026】タイミングデータ保存エリヤ20B内のあ
らかじめ設定したアドレスには、図6に示すように、第
1ヘッド11A〜第8ヘッド11H毎に、タイミングデ
ータが書込まれる。このタイミングデータはロング吐出
開始データ、ショート吐出開始データ、ロングおよびシ
ョートの吐出終了データ、充電終了データからなる。各
ヘッド11A〜Hの移動方向の位置ずれが全くない場
合、すなわち各ヘッド11の間隔が正しく160ドット
間隔に保たれている場合は、各タイミングデータの書込
みアドレスは前記各第1ヘッド11A〜第8ヘッド11
Hまで、同一アドレスとなる。また、各ヘッド11A〜
Hの間に移動方向の位置ずれ(間隔のずれ)が生じた場
合は、1ピッチ(<1ドット分の時間幅÷16)がアド
レス値1つ分に相当し、1ピッチの整数倍(<16)の
ヘッドの位置ずれをアドレスの位置によって調整するこ
とができるようになっている。図6は、第8ヘッド11
Hの位置が第1ヘッド11A〜第7ヘッド11Gの位置
に対して7ピッチずれている場合を示し、7ピッチ分だ
けタイミングデータの書込みアドレスをずらして調整を
行なっている。なお、本実施態様においては、タイミン
グデータのデータ量は16バイトとしたから、この16
バイトの長さがタイミングデータの長さであり(図8,
9)、この長さがインク吐出時間幅に相当する。このデ
ータ量は16バイトに限られるものではなく、適宜デー
タ量を設定することが可能であり、これにより、ずらし
の調整単位も考慮することができる。
【0027】VRAMコントローラ19には、所定のア
ドレスを指定するアドレス信号を入出力するアドレスバ
ス、所定の記録データを入出力するデータバスを介して
タイミング信号生成回路21が接続されている。VRA
Mコントローラ19は、CPU18から出力される転送
トリガによりCPU18により指定されたVRAM20
から1ドット分の記録データおよびタイミングデータを
読出し、タイミング信号生成回路21に転送する。
【0028】タイミング信号生成回路21には、各イン
クジェットヘッド11に対応し、各ヘッドノズル12を
駆動するための駆動信号を出力するヘッドドライバ22
が接続されている。タイミング信号生成回路21は、V
RAMコントローラ19から出力されるアドレスをデコ
ードすることにより、各ヘッドドライバ22に対して、
記録データ転送期間は記録データを出力し、タイミング
データ転送期間はロング吐出信号、ショート吐出信号、
充電信号の各タイミングデータを出力する。
【0029】ここにロング吐出信号は図6に示すロング
吐出開始データが1となってからロング・ショートの吐
出終了データが1となるまでの間で「1」となる。ショ
ート吐出信号は同様に図6に示すショート吐出開始デー
タが1となってから吐出終了データが1となるまでの間
で「1」となる。充電信号は吐出終了データが「1」と
なってから充電終了データが「1」となるまでの間で
「1」となる。
【0030】図7はヘッドドライバ22の電気回路の一
実施態様を示したものである。23はタイミング信号生
成回路21から記録データが入力されるシフトレジスタ
である。このシフトレジスタ23には、第1ノズル12
Aから第4ノズル12Dまでの各ヘッドノズル12に対
応したショート記録データが入力される。このヘッドド
ライバ22にはタイミング信号生成回路21からのショ
ート吐出信号が入力される。
【0031】各ノズル12A〜Dに対するロング記録デ
ータ(0001)およびショート記録データ(100
1)はこの順番にシフトレジスタ23に送られる。ショ
ート記録データ(1001)がシフトレジスタ23に入
る際に、このシフトレジスタ23に先行して入っている
ロング記録データ(0001)がラッチ24に転送され
る。
【0032】ヘッドドライバ22は、第1ノズル12A
から第4ノズル12Dに対応した4つのAND回路25
(25A〜25D)を備え、これら各AND回路25の
一方の入力側には、ラッチ24に格納された各ロング記
録データがそれぞれ独立して転送されるとともに、他方
の入力側には、タイミング信号生成回路21からのロン
グ吐出信号が図6に示すタイミングに入力される。これ
ら各AND回路25の出力側には、トランジスタ26
(26A〜26D)のベースが接続されている。このト
ランジスタ26のエミッタは接地され、コレクタは抵抗
を介してヘッドノズル12を駆動する圧電素子27(2
7A〜27D)のベースに接続されている。またこのヘ
ッドドライバ22には、タイミング信号生成回路21か
らの充電信号によりオン・オフ制御されるトランジスタ
28が設けられている。このトランジスタ28は、直流
電源と圧電素子27の充電端との間に介在し、圧電素子
27の充電を行う。すなわち充電信号は図8に示すよう
に、吐出終了信号に基づいてオンとなり、充電終了信号
に基づいてオフとなる。この結果圧電素子27は、不吐
出時には常に充電状態に保持され、この充電状態におい
て、圧電素子27がインクの流路を閉塞状態として、イ
ンクが吐出しないように保持する。このような構成のヘ
ッドドライバ22は、第1ヘッドから第8ヘッドまでに
対応してそれぞれ設けられている。
【0033】次に、前述した構成からなる本実施態様の
動作について説明する。まず、記録データがCPU18
に送られると、この記録データはVRAMコントローラ
19に出力され、CPU18により選択されたVRAM
20に1ラインの記録データおよびタイミングデータが
それぞれ書込まれる。他のVRAM20には次の1ライ
ンの記録データおよびタイミングデータがそれぞれ書込
まれる。
【0034】次に、VRAMコントローラ19は、CP
U18から出力される転送トリガによりCPU18によ
り指定されたVRAM20から1ドット分の記録データ
およびタイミングデータを読出して、タイミング信号生
成回路21に転送する。タイミング信号生成回路21
は、VRAMコントローラ19から出力されるアドレス
をデコードすることにより、各ヘッドドライバ22に対
して、最初に記録データ転送期間でショートおよびロン
グの記録データを出力する。
【0035】タイミング信号生成回路21は、続いてタ
イミングデータ転送期間でロング吐出信号、ショート吐
出信号および充電信号の各タイミングデータを出力す
る。図8はこれら記録データおよびタイミングデータの
転送タイミングを示す。この図8の実施例では、最初に
現れるデータ“1”(1バイト目)により、ロング吐出
信号がオンとなり、2番目のデータ“1”(3バイト
目)によりショート吐出信号がオンとなる。3番目のデ
ータ“1”(5バイト目)により充電信号がオンとな
る。この充電信号は吐出終了信号を兼ねており、これが
オンとなった時点で、ロング吐出信号、ショート吐出信
号はいずれもオフされ“0”となる。4番目のデータ
“1”(7バイト目)は充電信号がオフする。
【0036】これら記録データおよびタイミングデータ
により、ヘッドドライバ22はヘッドノズル12を動作
させてヘッドノズル12からインクを吐出する。この動
作は後記する。そして、図示しない用紙搬送装置によ
り、プラテン5とインクジェットヘッド11との間に搬
送される記録用紙に記録を行なう。このヘッドノズル1
2の吐出動作は、キャリッジ駆動ベルト9を駆動してキ
ャリッジシャフト7に沿って移動されるキャリッジ8の
走査動作に同期して行なわれる。
【0037】次にヘッドドライバ22の動作を詳細に説
明する。図7〜図9に示すように、まず記録データ転送
期間に、タイミング信号生成回路21から「0001」
の第1ヘッドのロング記録データがシフトレジスタ23
に転送される。
【0038】このシフトレジスタ23に入ったロング記
録データ(0001)は次のタイミング信号に基づいて
ラッチ24に転送され、シフトレジスタ23にはショー
ト記録データ(1001)が転送される。この状態では
ラッチ24の内容が(0001)であるから、第4ノズ
ル12Dに対応するAND回路25Dの一方の入力端に
「1」となる信号が入力される。第1〜第3ノズル12
A〜Cに対するAND回路25A〜Cには「0」が入力
される。
【0039】これらAND回路25A〜Dの他の入力端
には、ロング吐出信号が図8に示すタイミングで入力さ
れるから、このロング吐出信号が「1」となる時にはA
ND回路25Dのみが「1」となる信号を出力する。こ
のためトランジスタ26Dのみがオンとなり、圧電素子
27Dの充電電荷がこのトランジスタ26Dを通して放
電され、圧電素子27Dは第4ノズル12Dのインク流
路を開く。この結果、第4ノズル12Dのみからインク
が吐出される。
【0040】その後タイミング信号生成回路21は、タ
イミングデータ転送期間内に第1ヘッド11Aのショー
ト吐出信号を図8に示すタイミングで出力する。このシ
ョート吐出信号に基づいてラッチ24はシフトレジスタ
23にメモリされているショート記録データ(100
1)をラッチ24に読込む。すなわち、ショート吐出信
号は、ラッチ24のデータをロング記録データ(000
1)からショート記録データ(1001)に書き換え
る。
【0041】ショート記録データは(1001)であ
る。すなわち第1ノズル12Aと第4ノズル12Dのシ
ョート記録データが「1」となっているので、AND回
路25に送られるロング吐出信号により、第1ノズルと
第4ノズルからインクが吐出される。この結果、第1ノ
ズル12Aはショート吐出信号のタイミングでインクの
吐出を開始することになる。また第4ノズル12Dはロ
ング吐出信号に続いて吐出し続ける。
【0042】タイミング信号生成回路21がその後吐出
終了信号を出力すると、ロング吐出信号およびショート
吐出信号は共に「0」になると共に、充電信号が「1」
になる。このため第1,第4ノズル12A、Dはこの吐
出終了信号に基づいてインクの吐出を停止し、圧電素子
27A、Dが一定時間充電される。このようにして第1
ノズル12Aからは短い時間だけインクが吐出され、第
4ノズル12Dからはロング記録データおよびショート
記録データに応じて長い時間インクが吐出されることに
なる。
【0043】このように、複数の色のインクを重ねて記
録するドットについては、ショート記録データによりイ
ンクの吐出時間を短くすることにより、インクの量を低
減させてインクのにじみ等の発生を防止することができ
る。
【0044】以上の動作により、1ドット分の記録が完
了する。続いて、VRAMコントローラ19は、CPU
18から出力される転送トリガにより、次のドットの記
録データおよびタイミングデータを読出して、タイミン
グ信号生成回路21に転送する。タイミング信号生成回
路21は、この記録データおよびタイミングデータに基
づいてロング記録データ、ショート記録データおよびロ
ング・ショート吐出信号、充電信号等を所定のタイミン
グに各ヘッドドライバ22に出力する。この結果所定の
ヘッドノズル12からインクを吐出させる。
【0045】この動作を各ヘッドについて繰り返して行
なうことにより、1ライン分の記録が終了したら、他の
VRAM20から1ドット分の記録データおよびタイミ
ングデータを読出し、同様に、1ドットずつ記録を行な
う。一方、記録が完了した記録データが書込まれたVR
AM20には、さらに次の1ライン分の記録データおよ
びタイミングデータがそれぞれ書込まれる。
【0046】そして、記録が行なわれた記録用紙は、用
紙搬送装置の搬送動作に同期して回転駆動される巻取り
軸17により巻取られる。これにより、印字後の記録用
紙にしわや折目等がつくことを防止することができるも
のである。
【0047】また、各インクジェットヘッド11A〜1
1Hの間隔が一定(160ドット分)である場合には、
問題はないが、インクジェットヘッド11A〜11Hの
取付け精度により、各インクジェットヘッド11A〜1
1Hの間隔が一定でなくなることがある。例えば、イン
クジェットヘッド11A〜11Hの取付け間隔に1ドッ
ト以内のずれがある場合に、各インクジェットヘッド1
1A〜11Hの正しい間隔に対応するタイミングデータ
に従ってヘッドノズル12を動作させて記録を行なう
と、1ドット分の記録のずれが生じてしまう。
【0048】そのため、本実施態様においては、インク
ジェットヘッド11の位置(間隔)のずれに対してタイ
ミングデータの出力タイミングを制御する。すなわち、
ロング吐出開始データ、ショート吐出開始データ、ロン
グおよびショートの吐出終了データ、充電終了データの
タイミングをヘッド11の位置ずれに対応させてずらす
ように調整し、記録のずれを除去するように制御するよ
うにした。
【0049】例えば、最初に、記録用紙に対して記録用
紙の搬送方向に延びる直線を記録させて、その記録され
た直線が完全に直線となっているか否かによりインクジ
ェットヘッド11A〜11Hの位置がずれているか否か
判断することができる。そして、この直線のずれに応じ
て、タイミングデータの出力タイミングを調整し、完全
な直線が記録された時点でインクジェットヘッド11A
〜11Hのタイミング調整が完了する。
【0050】この場合に、本実施態様においては、タイ
ミングデータのデータ容量を16バイトとし、タイミン
グデータに必要なバイト数が7バイト(図6参照)とし
ているから、(16−7)=9バイトの範囲で1ドット
以内のタイミングの調整を行なうことができる。
【0051】図9はこのようにタイミングデータの出力
タイミングをずらすことにより、インクジェットノズル
11のインク吐出タイミングの調整を行った場合のタイ
ミングチャートを示す。ここでは第8ヘッド11Hに位
置ずれがある場合を示している。すなわちこの場合には
図6に示すように、第8ヘッド11Hに対するタイミン
グデータは、第8バイト目にロング吐出開始データが、
第10バイト目にショート吐出開始データが、第12バ
イト目にロング・ショートの吐出終了データが、第14
バイト目に充電終了データがそれぞれ入力されている。
このためタイミング信号生成回路21は図9に示すよう
に、ロング吐出信号を第8バイト目から、ショート吐出
信号を第10バイト目から出力し(“1”とし)、第1
2バイト目にこれらをオフ(“0”)にする。すなわち
このヘッド11Hがインクを吐出するタイミングはヘッ
ド11A〜11Gが吐出するタイミングに比べて7バイ
ト相当時間ずれることになる。従ってこの吐出時間のず
れを適正に設定することによりヘッド11の位置ずれを
調整することができる。
【0052】なおタイミングデータのデータ量を16バ
イト以上に増やすことにより各ヘッド11の吐出タイミ
ングの調整範囲が拡大し、より細かいタイミング調整が
可能になる。
【0053】また、例えば、インクジェットプリンタに
各インクジェットヘッド11A〜Hの前記タイミングを
個別に調整する調整操作板等を設けて、(+)または
(−)にタイミングの調整を行なうことができるように
しておけば、容易にタイミング調整を行なうことができ
る。
【0054】なお、このタイミングの調整は、インクジ
ェットヘッド11A〜Hの取付け精度が悪いために位置
ずれが生じた場合に行なうものであるから、タイミング
の調整は、工場出荷時に行なえばよい。
【0055】したがって、本実施態様においては、イン
クジェットヘッド11A〜Hの取付け位置が1ドットの
範囲内でずれている場合でも、制御回路によりタイミン
グデータを調整することにより、ヘッドノズル12から
のインクの吐出タイミングを調整することができ、ドッ
トずれのない適正な記録を行なうことができ、記録する
画質の品質を向上させることができる。
【0056】なお、本発明は前記実施態様のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
できる。
【0057】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る制御方法
は、1ドットのインク吐出時間幅内を複数のピッチに分
割し、各ピッチをアドレスの位置に対応させて各インク
ジェットヘッドの吐出タイミングに対応するアドレスに
吐出タイミングを示すデータを記録しておき、この吐出
タイミングを示すデータをアドレス順に読出すことによ
って各インクジェットヘッドの吐出タイミングを制御す
るものである。従って吐出タイミングを示すデータを記
録するアドレスを変えることによって各インクジェット
ヘッドごとに吐出タイミングを設定することができる。
このためインクジェットヘッドの取付け位置がその移動
方向に1ドット以内の範囲でずれた場合に、この吐出タ
イミングを示すデータを記録するアドレスを変えること
によってドットずれの無い適切な記録ができ、記録する
画像品質を向上させることができる。
【0058】またこの発明に係るインクジェットプリン
タによれば、この制御方法の実施に直接使用するプリン
タが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェットプリンタの一実施
態様を示す斜視図
【図2】図1のインクジェットプリンタのインクジェッ
トヘッド部分の構成を示す概略図
【図3】本発明のインクジェットプリンタに用いられる
制御回路の一実施態様を示すブロック図
【図4】図3のVRAMの構成を示す説明図
【図5】図3の制御回路における記録データの記録状態
を示す説明図
【図6】図3の制御回路におけるタイミングデータの記
録状態を示す説明図
【図7】図3に示す制御回路のヘッドドライバの電気回
路の実施の一形態を示す回路図
【図8】図3の制御回路による第1ヘッドの動作を示す
タイミングチャート
【図9】図3の制御回路による第8ヘッドの動作を示す
タイミングチャート
【符号の説明】
1 プリンタ本体 5 プラテン 10 ヘッドユニット 11A〜H インクジェットヘッド 12A〜D ヘッドノズル 18 CPU 19 VRAMコントローラ 20 VRAM 20A 記録データ保存エリヤ 20B タイミングデータ保存エリヤ 21 タイミング信号生成回路 22 ヘッドドライバ 23 シフトレジスタ 24 ラッチ 25A〜D AND回路 27A〜D 圧電素子

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録用紙の搬送方向にほぼ直交する方向に
    往復動するキャリッジに、このキャリッジの往復動方向
    に偏位させて複数のインクジェットヘッドを取付けたイ
    ンクジェットプリンタの制御方法において、 各インクジェットヘッドから吐出される1ドットのイン
    ク吐出時間幅内を複数のピッチに分割し;各ピッチをタ
    イミングデータメモリのアドレスに対応させ;各インク
    ジェットヘッドの吐出タイミングを示すデータを前記メ
    モリの対応するアドレスに記録しておく一方;前記吐出
    タイミングを示すデータを前記メモリからアドレス順に
    読出すことによって各インクジェットヘッドの吐出タイ
    ミングを互いに独立に制御する;ことを特徴とするイン
    クジェットプリンタの制御方法。
  2. 【請求項2】記録用紙の搬送方向にほぼ直交する方向に
    往復動するキャリッジに、このキャリッジの往復動方向
    に偏位させて複数のインクジェットヘッドを取付けたイ
    ンクジェットプリンタの制御方法において、 前記各インクジェットヘッドの同一吐出タイミングをそ
    れぞれ異なるビットに対応させて1バイトを形成する一
    方;アドレス位置を吐出タイミングに対応させたタイミ
    ングデータメモリ内に1ドットの吐出時間を決めるのに
    必要なバイト数よりも多いバイト数のタイミングデータ
    を記憶し;このタイミングデータメモリ内の各インクジ
    ェットヘッドの吐出タイミングに対応するアドレスに各
    インクジェットヘッドの吐出タイミングを示すデータを
    記憶しておき;1つのドットに対して前記タイミングデ
    ータメモリの内容をアドレス順に読出して各インクヘッ
    ドに対応する吐出タイミングを互いに独立に制御するこ
    とを特徴とするインクジェットプリンタの制御方法。
  3. 【請求項3】タイミングデータメモリは、1走査分の記
    録データを記録するRAM内に設けられ、1つのドット
    に対してその記録データを読出しシフトレジスタに一時
    記憶する一方、前記タイミングデータメモリに記憶され
    たタイミングデータをアドレス順に読出して各インクジ
    ェットヘッドの吐出タイミングを求め、この求めた吐出
    タイミングに前記記録データに対応するインクを吐出す
    る請求項2のインクジェットプリンタの制御方法。
  4. 【請求項4】前記記録データはドットに対する異なる複
    数のインク吐出時間長を設定する情報を含む一方、前記
    タイミングデータは吐出時間長が異なる複数の吐出タイ
    ミングを含む請求項3のインクジェットプリンタの制御
    方法。
  5. 【請求項5】記録データはロング記録データとショート
    記録データとを含み、タイミングデータはこれらロング
    記録データおよびショート記録データとに対して異なる
    ロング吐出開始データおよびショート吐出開始データ
    と、吐出終了データとを含む請求項4のインクジェット
    プリンタの制御方法。
  6. 【請求項6】各インクジェットヘッドに対する吐出タイ
    ミングを示すデータは、タイミングデータメモリ内にお
    いてその記憶アドレスを独立に変えることができるよう
    にした請求項1〜5のいずれかのインクジェットプリン
    タの制御方法。
  7. 【請求項7】記録用紙の搬送方向にほぼ直交する方向に
    往復動するキャリッジに、このキャリッジの往復動方向
    に偏位させて複数のインクジェットヘッドを取付けたイ
    ンクジェトプリンタにおいて、 記録データを出力するCPUと;前記インクジェットヘ
    ッドの移動に伴って所定容量の記録データを順次記憶す
    る記録データメモリと;前記インクジェットヘッドから
    吐出される1ドットのインク吐出時間幅内を複数のピッ
    チに分割し、各ピッチをアドレスの位置に対応させて各
    インクジェットヘッドの吐出タイミングに対応するアド
    レスに吐出タイミングを示すデータを記憶するタイミン
    グデータメモリと;前記記録データメモリから各インク
    ジェットヘッドに対応する1ドット分の記録データを読
    出して出力すると共に、前記タイミングデータメモリか
    ら各インクジェットヘッドに対応する吐出タイミングを
    示すデータを読出し各インクジェットヘッドに対応して
    所定の吐出タイミングに吐出信号を出力するタイミング
    信号生成回路と;各インクジェットヘッドに対応する1
    ドット分の前記記録データと前記吐出信号とに基づいて
    各インクジェットヘッドを駆動し、前記所定の吐出タイ
    ミングに前記記録データに対応するインクを吐出させる
    ヘッドドライバと;を備えることを特徴とするインクジ
    ェットプリンタ。
  8. 【請求項8】記録データメモリとタイミングデータメモ
    リとは共通のメモリ内の異なる保存エリヤで形成される
    請求項7のインクジェットプリンタ。
  9. 【請求項9】記録データメモリにはインクジェットヘッ
    ドによる一走査分の記録データが記録される請求項7ま
    たは8のインクジェットプリンタ。
  10. 【請求項10】記録データとタイミングデータとを記憶
    するメモリを複数個備え、各メモリの記録データ保存エ
    リヤには一走査分の記録データが順次記憶される請求項
    9のインクジェットプリンタ。
  11. 【請求項11】キャリッジをプラテンに沿って往復動自
    在に配設し、このキャリッジに複数のインクジェットヘ
    ッドをそのノズル面が前記プラテンの印字面に対向する
    ように取付けてなるインクジェットプリンタであって、 CPUと;このCPUから送られる所定の1ライン分の
    記録データおよびインク吐出のタイミングデータが書込
    まれるRAMと;前記CPUからの出力信号に基づいて
    前記RAMを制御するRAMコントローラと;前記RA
    Mコントローラにより前記RAMから読み出された1ド
    ット分の記録データおよびタイミングデータを入力し、
    前記インクジェットヘッドのヘッドノズルを駆動するた
    めのヘッドドライバに対して記録データおよびタイミン
    グデータを出力するタイミング信号生成回路と;からな
    る制御回路を設け、 前記制御回路により前記タイミングデータを調整し、前
    記ヘッドノズルからのインクの吐出タイミングを調整す
    るようにしたことを特徴とするインクジェットプリン
    タ。
  12. 【請求項12】前記RAMを複数設けたことを特徴とす
    る請求項11に記載のインクジェットプリンタ。
JP2203499A 1998-01-29 1999-01-29 インクジェットプリンタおよびその制御方法 Withdrawn JPH11277733A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005288322A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Toshiba Corp ノズルヘッド制御装置,ノズルヘッド駆動装置,液体吐出装置,表示機器の製造装置,ノズルヘッドの吐出タイミング制御方法,ノズルヘッドの駆動方法,表示機器の製造方法
JP2008534334A (ja) * 2005-04-08 2008-08-28 ザールジェット リミテッド インクジェット・プリンタ・ドライバ回路の構造
US7448706B2 (en) 2004-09-29 2008-11-11 Fujifilm Corporation Image forming apparatus and method

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