JP3142698B2 - 画像記録ヘッドの駆動装置 - Google Patents

画像記録ヘッドの駆動装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像記録ヘッドの駆動装
置、詳しくは、複数色の画像を重畳してカラー画像を記
録する画像記録ヘッドの駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のノズルを有するインクジェ
ット記録ヘッドの駆動方法としては、マトリクス駆動方
式及びシフトレジスタ出力の時分割方式などが知られて
いる。前者は文字どおり、複数ノズルに対応する発熱素
子がマトリクス形式に配線され、これらを時分割にマト
リクス駆動する。このタイプの構成を図5に示す。これ
に対し後者の場合、ノズル数に等しいビット数を有する
シフトレジスタ及びラッチ回路が設けられ、ラッチ回路
の出力が同時に或いは時分割に駆動される。
【0003】上述の前者の構成は、特に回路が簡素であ
るためにコスト的に安価に設計でき、ディスポーザブル
・タイプのヘッドにおいて有効である。しかし一方で、
マトリクス構造故に、ヘッドと本体との接続線の数が多
くなるといった欠点を有する。これに対し後者の構成
は、ヘッドと本体間の接続線の数は前者の場合に比較し
て著しく減少し、フレキ・ケーブルなどのケーブルの幅
を狭く設計可能であり、従って本体を小型化できるとい
った利点を有する一方、ヘッドに搭載するデバイスのコ
ストが高価となる欠点を有する。特に、カラー・プリン
タでは、通常、シアン(C),マゼンタ(M),イエロ
ー(Y)及びブラック(BK)の4色のヘッドを有する
ため、各ヘッドのノズル数に相当するビットを有するシ
フトレジスタ及びラッチ及び駆動回路が4セットと必要
となり、かなり高価なものとなってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたものであり、装置構成、とりわけ、記録ヘ
ッド部の構造の簡略化及び記録ヘッドへの信号線数を少
なくし、装置の小型化、コストの低減を有利にする画像
記録ヘッドの駆動装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するた
め、本発明の画像記録ヘッドの駆動装置は以下に示す構
成を備える。すなわち、複数色に対応し、それぞれの記
録色に対して複数の記録素子群を備える記録ヘッドを搭
載した記録部を備える画像記録ヘッドの駆動装置であっ
て、全記録素子の数より少ない数のシリアル記録データ
を受ける前記複数の記録素子群に共通のシフトレジスタ
と、 前記シフトレジスタからの記録データを記憶保持す
る前記複数の記録素子群に共通の記憶保持手段と、記録
すべきデータを前記シフトレジスタにシリアル転送する
転送手段と、前記複数色に対応した前記複数の記録素子
群毎に選択的に駆動を行う選択駆動手段とを備える。
【0006】また、他の発明は以下に示す構成を備え
る。すなわち、ブラック記録用のm個の記録素子、イエ
ロー、マゼンタ及びシアンについては前記m個より少な
n個の記録素子を有する記録部を備える画像記ヘッド
の駆動装置であって、前記m個より多い3n個の記録デ
ータを記憶保持する記憶保持手段と、該記憶保持手段に
記録データをシリアル転送する転送手段と、前記記憶保
持手段に、m個のブラック用記録データが転送保持され
た場合、対応するブラック用記録素子を駆動する第1の
駆動手段と、前記記憶保持手段に、3n個のイエロー、
マゼンタ、シアン用の記録データが転送保持された場
合、対応するそれぞれの記録色の記録素子を駆動する第
2の駆動手段とを備える。
【0007】
【作用】かかる本発明の構成において、例えば記憶保持
手段に1つの記録色の記録データが転送手段でシリアル
転送された場合、対応する記録素子群を駆動して画像を
記録する。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。
【0009】実施例におけるインクジェットヘッドの各
色毎のノズルの配置とその個数の関係を図1に示す。
【0010】図示の如く、このヘッドには、イエロー
(以下、単にY),マゼンタ(以下、単にM),シアン
(以下、単にC)、そしてブラック(以下、単にBK)
の各色のインクに対応するノズル・セットが直線上に配
列され、Y,M,Cの各ノズル・セットはそれぞれ24
ノズルで、Bkに関しては64ノズルで構成される。
【0011】つまり、Bk成分に関しては64ノズルの
ブラック・ヘッドを用いて印字され、カラー・イメージ
或いはカラー・グラフィックスなどに関しては、Y,M
及びCの組合せで表現される。ブラックに対応するノズ
ル数が他の色に比べて多い理由は、最も使用頻度の多い
テキスト印字の場合の印字速度を高速化し、コストパフ
ォーマンスを向上させるためである。
【0012】これらノズル・セットは図の点線内で示
される回路ブロックを含んでいる。図において、1は
64ビットのシフトレジスタ、2は64ビットのラッ
チ、3は制御論理、4は制御論理3の出力に1対1で接
続されるドライバで、実際にはトランジスタ・アレイ或
いはFETアレイが配列される。“rK1”や“rY2
4”等の“r”示される素子は各ノズルに毎に設けられ
た発熱素子であり、米国特許第4,723,129号、
同第4,740,796号などの基本的な原理により、
熱エネルギーによって各インクがノズル口より吐出され
る。
【0013】10は通電流防止用のダイオードであり、
実際には発熱素子rと同一ウェハー上に構成される。こ
の実施例では、図1から明らかなように、Y,M,Cの
各ノズル・セットはn=24個の発熱素子を含み、BK
ノズル・セットはn=64個の発熱素子を含む。5〜8
は各ノズル・セットに対応して、コモン端子に時分割で
パワー供給するためのスイッチ手段であり、本実施例で
はスイッチング・スピードを考慮して、FETを使用し
た。
【0014】図2に本発明の回路ブロック図を示す。但
し、本発明に関連する部分、即ちヘッドの制御に関連す
る部分だけを特に示し、それ以外の部分、例えばホスト
装置とのインタフェースなどに関しては省略した。
【0015】図中、21はマイクロプロセッサ(MP
U)であり、ヘッドキャリッジを駆動するCRモータ2
4、及び記録紙を搬送するラインフィード(LF)モー
タ24を制御したり、ヘッド温度検出回路33からヘッ
ドの温度情報を受け、ヘッドの温度を制御しインクの吐
出量を安定に維持する。このほかにもMPU21は上述
した外部ホスト装置とのインタフェース制御を実施した
りする。MPU21は吐出周期発生器26に対し、印字
区間信号44を提供し、この信号がイネーブルの時、吐
出周期発生器26は後述するタイミングで信号34を発
生する。この信号はDMA(ダイレクト・メモリ・アク
セス)起動/制御論理28、ヘッドへのデータ転送制御
論理29、およびヘッド駆動タイミング及びパルス制御
論理30に提供される。
【0016】DMA制御論理28はMPU21に対し、
DMA要求信号35を発し、MPU21からDMA認識
信号36が返却されると、印字すべきデータ(MPU2
1にが印刷データに基づて展開したイメージデータ)が
記憶されるDRAM27から、8ビットのパラレル・デ
ータを8ビット・シフトレジスタ/ラッチ31に獲得す
るための制御を行い、この信号をシリアルデータに変換
してヘッド32内のシフトレジスタに転送する。本実施
例ではMPU21に対する1回のバス要求信号35に対
応して1バイトのデータをヘッドに転送し、所定バイト
数の転送が終了すると、データ転送制御論理29がヘッ
ド内のラッチ素子2(図3)に対しラッチ信号37を送
信する。こうしてラッチされたデータは図3に示すよう
に、次のサイクルでヘッド駆動パルス信号40が提供さ
れると、ドライバ56(図3の4)を駆動する。この
時、同時に選択されたブロック駆動FTEがONされ
る。すなわち、FETはマトリクス駆動のコモン端子の
1つを駆動し、ヘッド内のドライバはセグメント側を駆
動する。
【0017】図11は、実施例に適用されるインクジェ
ット記録装置IJRAの概観図である。同図において、
駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギ
ア5011,5009を介して回転するリードスクリュ
ー5005の螺旋溝5004に対して係合するキャリッ
ジHCはピン(不図示)を有し、矢印a,b方向に往復
移動される。このキャリッジHCには、インクジェット
カートリッジIJC(図1に示したインクジェットヘッ
ドを備えてる)が搭載されている。5002は紙押え板
であり、キャリッジの移動方向に亙って紙をプラテン5
000に対して押圧する。5007,5008はフォト
カプラで、キャリッジのレバー5006のこの域での存
在を確認して、モータ5013の回転方向切り換え等を
行うためのホームポジション検知手段である。5016
は記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材502
2を支持する部材で、5015はこのキャップ内を吸引
する吸引手段で、キャップ内開口5023を介して記録
ヘッドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブレ
ードで、5019はこのブレードを前後方向に移動可能
にする部材であり、本体支持板5018にこれらが支持
されている。ブレードは、この形態でなく周知のクリー
ニングブレードが本例に適用できることは言うまでもな
い。又、5012は、吸引回復の吸引を開始するための
レバーで、キャリッジと係合するカム5020の移動に
伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り
換え等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0018】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0019】さて、このように構成する効果としては、
例えば図5に示すシフトレジスタを有さない従来のマト
リクス構成では、セグメントの数分に相当する接続線が
本体とヘッドの間で必要となり、例えばフレキケーブル
などの幅が大きくなり、装置の小型化が達成できないと
いった欠点を有する。それに対し、本実施例の構成によ
れば、セグメント側の信号をシフトレジスタを介して提
供するために、クロック,データ,ラッチの3本の信号
を用意すれば足り、従来のマトリクス駆動の欠点を克服
できる。
【0020】本実施例のヘッドの制御の詳細なタイミン
グを図4に示し、以下に簡単に説明する。
【0021】先ず、DMA転送によってYデータの3バ
イトを記録部のシフトレジスタに転送し、3バイト転送
し終えた時点で、レジスタ2にラッチ信号を送出する。
この後、Y成分の記録を行うため、FET5を駆動し、
適当なタイミングで駆動パルスを印可する。これによっ
て、画素データ(ビット)が“1”のノズルのみが加熱
され、インク滴を吐出させることができるようになる。
このとき、次のデータであるMデータの3バイトは既に
シフトレジスタに順次転送されつつあり、この転送が済
んだらFET6を駆動し、ヘッド駆動パルスを送出す
る。次のCデータについても同様であり、このデータ転
送が終了したらラッチ信号の出力、FET7の駆動、ヘ
ッド駆動パルスの出力を行う。
【0022】さて、Bkデータの一回の記録単位は64
ビット(=8バイト)であるので、この64ビットの転
送が終了した時点で、ラッチ信号を送出する。そして、
FET8を駆動し、ヘッド駆動パルスを送出する。
【0023】こうして、全ての記録色成分の記録が終了
したら、キャリッジを1ドット分進めるため、キャリッ
ジ移動パルス(図示せず)を出力し、次の記録へと処理
を進める。
【0024】以上の如く、ヘッド駆動パルス信号40と
組み合わされて、各ノズル・セットのコモン端子に対応
するFETがONされる。すなわち、イエロー・ヘッド
に対応してFET5が、マゼンタ・ヘッドに対応してF
ET6が、シアン・ヘッドに対応してFET7が、ブラ
ック・ヘッドに対応してFET8がONされる。
【0025】尚、特に詳細は説明しなかったが、図1に
示すごとく、各色成分のノズルは縦方向に並んでいるの
で、各色の記録データの転送するタイミングは、その分
だけずらして送る。各記録色成分のノズルセットの間隔
(例えばYとMノズルセットの間の空白距離)が、例え
ばY(或はM,C)成分のノズルセット幅に対応してい
るとし、記録紙の搬送方向が図1の下方向であるとする
と、M記録画像の記録時期はY記録時期より2走査分遅
れて記録される。同様に、C記録画像は更に2走査運動
分、つまり、Y成分の記録したときから合計4走査分遅
れて記録される。Bk記録はY記録が行われてから、6
走査運動分遅れて記録されることになる。
【0026】また、例えば記録画像が使用頻度の高いB
k単一色による記録の場合には、Y,M,Cのデータの
転送データは無意味であるので、ダミーデータ(全て
“0”のデータ)を送るようにしても良いが、Bk成分
のみのデータ転送及び記録処理を行うようにしてもよ
い。
【0027】更に、上記実施例では、Y,M,Cの印可
タイミングと、Bkのタイミングが異なるが(転送デー
タ量が異なる)、Y,M,Cに関してはそれぞれ5バイ
ト分のダミーデータを付加するようにすれば、各記録色
の印可タイミングは単一周期で実現できる。
【0028】[第2の実施例の説明]次に第2の実施例
を説明する。本第2の実施例でも、上記第1の実施例と
同様に、C,M,Yの各ノズル・セットが24ノズルを
有し、BKだけが64ノズルを有する。但し、本第2の
実施例では図1の構成のヘッドを別の方法で駆動制御す
る図6に第2の実施例における構成を示す。図示の如
く、72ビット(24×3ビット分の容量)のシフトレ
ジスタ1′及びラッチ2′を有し、C,M及びYのデー
タを一度に転送できるようにする。これらのデータに基
づき同時に72素子分のドライバ4′をヒート可能にす
る。また、ブラックのデータに関しては64ビットであ
るので、シフトレジスタ1′,ラッチ2′及びドライバ
4′の72ビットの内の適切な64ビットを使用して駆
動すれば良い。
【0029】つまり、本実施例では、シフトレジスタ
1’、ラッチ2’やドライバ4’それぞれを72ビット
分の記憶及び動作させるものであり、ドライバ4’の最
初のビットから24ビット目をC記録用に、25ビット
目から48ビット目の24ビットをM記録用に、そして
49ビット目から72ビット目までの24ビットをY記
録用に用いると共に、ドライバ4’の1ビット目から6
4ビット目をBk記録用としても用いるのである。
【0030】従って、この構成では、Y,M及びCの発
熱素子にパワー供給するためのFET5′、及びBKの
発熱素子にパワー供給するためのFET6′の2個だけ
が必要となり、実施例1に比較して更にコストダウンが
達成可能である。
【0031】図6の構成におけるタイミングチャートを
図8に示す。記録ヘッド部のシフトレジスタ1’には、
Y,M,Cのデータ(各々3バイトで合計9バイト)の
転送が完了したとき、ラッチ信号LATが出力されて、
転送されたデータはラッチ素子2′でラッチされる。こ
のラッチされたデータは次のサイクルで同時にヒート駆
動され、Y,M,Cそれぞれからは画素信号“1”のノ
ズルのみがヒートされ、インク吐出がなされる。
【0032】このヒート処理による印字を行っている最
中、次の成分であるBk成分のデータ64ドット(=8
バイト)の転送が行われている。この転送が完了したと
き、FET6’を駆動し、ヘッド駆動パルス信号を出力
することで、64個の“1”の画素に対応するノズルか
らインク滴を吐出させることが可能になる。この黒色の
記録が終了すると、キャリッジを1ドット分進めるため
にキャリッジ移動パルスを印可する。この後の処理は上
記の通りである。
【0033】以上説明した様に、本第2の実施例によれ
ば、第1の実施例と比較し、FET駆動のための信号線
が2本少なくてすむことになる。
【0034】[第3の実施例の説明]上記第2の実施例
では、Y,M,Cそれぞれが同時に記録されるので、イ
ンクジェットヘッドのノズル内の発熱抵抗体(rC1
等)は同時にヒートされ、ピーク消費電流が大きい値を
取る。
【0035】そこで、本第3の実施例では、各ノズルが
8の倍数であることもあって、8ビット単位(8ノズル
単位)に駆動することで、かかる問題点を解決する。
【0036】図7は本第3の実施例の構成を示してい
る。上記第2の実施例との相違点は論理回路10をドラ
イバ4’とラッチ2’の間に介在させた点である。
【0037】論理回路10には、印字すべきデータがラ
ッチ2’にラッチされると、次の条件の下で8個、或は
9個のブロックセレクト(Block−sel)信号が
供給される。この信号を出力してくるのは、例えば図1
の構成にMPU21の制御下におかれる別個の回路を設
ければ良い。
【0038】具体的には、Y,M,C記録時には、ラッ
チ2’には72ビット分のデータ、つまり、9バイト分
のデータがラッチされている。従って、ラッチ2’にか
かるデータが保持された場合には、9個のブロックセレ
クト信号を供給する。論理回路10内には、デコーダが
あって、ブロックセレクト信号が入力される度に、ラッ
チ2’から供給されている72ビットのうち、8ビット
単位にデータを選択し、残りのデータとして“0”を出
力する。
【0039】こうして、1個のブロックセレクト信号が
入力される度に、ヘッド駆動パルスを出力する。そし
て、この動作を9回行うことになる。
【0040】次に、Bk成分の記録時には、印刷するデ
ータは64ビットであるので、8個のブロックセレクト
信号を出力することになる。
【0041】そこで、図示の如く、論理回路10にはブ
ロックセレクト信号とは別個にもう1本の信号(リセッ
トするための信号)を設けた。
【0042】図9は上記第3の実施例におけるタイミン
グチャートである。
【0043】尚、上記例では、デコーダのリセット信号
を発生する必要があるが、Bk成分での記録でも1バイ
ト分のダミーを送出するようにしれば、デコーダは9ブ
ロックの切り換えを単に繰り返すだけであるので、リセ
ット信号は不要になる。
【0044】本説明は図1に示すヘッド構成を例として
説明してきたが、当業者においては理解されるように、
本発明は図12に示すような更にノズル数の多いヘッ
ド、及びこの他のノズルが1列上に配列されるヘッドに
関しても適応可能である。
【0045】また、実施例では、インクジェットプリン
タ、特に熱エネルギーによってインク滴を吐出するプリ
ンタに適応した例を説明したが、これに限らず熱転写記
録装置等の他の方式にも適応できるのは勿論である。
【0046】さらに、実施例では各色の記録ヘッドが直
線上に並んでいる場合を説明したが、並行になっていて
もよく、ヘッドの並びによって本願発明が限定されるも
のではない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置構成、とりわけ、記録ヘッド部の構造の簡略化及び記
録ヘッドへの信号線数を少なくし、装置の小型化、コス
トの低減を有利にすることが可能になる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で使用するインクジェット記録ヘッドの
ノズル配列を示す図である。
【図2】実施例のプリンタの制御のブロック構成図であ
る。
【図3】実施例のヘッド内論理回路のブロック構成図で
ある。
【図4】図3の構成におけるタイミングチャートを示す
図である。
【図5】従来の記録ヘッドのマトリクス構成の例を示す
図である。
【図6】第2の実施例のヘッド内論理回路のブロック構
成図である。
【図7】第3の実施例のヘッド内論理回路のブロック構
成図である。
【図8】図6の構成におけるタイミングチャートを示す
図である。
【図9】記録ヘッドの他の構造を示す図である。
【図10】実施例が適応される記録部の機構構成図であ
る。
【図11】実施例におけるプリンタの構造斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 シフトレジスタ 2 ラッチ素子 3 論理回路 4 ドライバ 5〜8 FET

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色に対応し、それぞれの記録色に対
    して複数の記録素子群を備える記録ヘッドを搭載した記
    録部を備える画像記録ヘッドの駆動装置であって、 全記録素子の数より少ない数のシリアル記録データを受
    ける前記複数の記録素子群に共通のシフトレジスタと、 前記シフトレジスタからの記録データを記憶保持する前
    記複数の記録素子群に共通の 記憶保持手段と、 記録すべきデータを前記シフトレジスタにシリアル転送
    する転送手段と、前記複数色に対応した前記複数の記録素子群毎に選択的
    に駆動を行う選択 駆動手段とを備えることを特徴とする
    画像記録ヘッドの駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶保持手段に記憶保持されたデー
    タを複数ブロックに分割し、分割された各ブロック内の
    データを時分割に選択し、前記記録素子群に対応させて
    駆動する駆動手段をさらに有することを特徴とする請求
    項第1項に記載の画像記録ヘッドの駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の記録色は、ブラック、イエロ
    ー、マゼンタ及びシアンの4色であり、 イエロー、マゼンタ及びシアンそれぞれの記録素子群の
    記録素子数は同じであり、 ブラックの記録素子群の記録素子数はイエロー、マゼン
    タ及びシアンそれぞれより大きく、 前記記憶保持手段で保持されるデータ数は少なくともブ
    ラックの記録データを全て記憶保持する容量を有するこ
    とを特徴とする請求項第1項に記載の画像記録ヘッドの
    駆動装置。
  4. 【請求項4】 ブラック記録用のm個の記録素子、イエ
    ロー、マゼンタ及びシアンについては前記m個より少な
    n個の記録素子を有する記録部を備える画像記ヘッド
    の駆動装置であって、前記m個より多い3n 個の記録データを記憶保持する記
    憶保持手段と、 該記憶保持手段に記録データをシリアル転送する転送手
    段と、 前記記憶保持手段に、m個のブラック用記録データが転
    送保持された場合、対応するブラック用記録素子を駆動
    する第1の駆動手段と、 前記記憶保持手段に、3n個のイエロー、マゼンタ、シ
    アン用の記録データが転送保持された場合、対応するそ
    れぞれの記録色の記録素子を駆動する第2の駆動手段と
    を備えることを特徴とする画像記録ヘッドの駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2の駆動手段は、前記記憶
    保持手段に記憶保持された所定ビット数単位に分割して
    駆動することを特徴とする請求項第4項に記載の画像記
    録ヘッドの駆動装置。
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