JPH10166583A - 記録ヘッド、その記録ヘッドカートリッジ、及び、その記録ヘッドを用いた記録装置 - Google Patents

記録ヘッド、その記録ヘッドカートリッジ、及び、その記録ヘッドを用いた記録装置

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JPH10166583A
JPH10166583A JP33557396A JP33557396A JPH10166583A JP H10166583 A JPH10166583 A JP H10166583A JP 33557396 A JP33557396 A JP 33557396A JP 33557396 A JP33557396 A JP 33557396A JP H10166583 A JPH10166583 A JP H10166583A
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signal
recording head
input
recording
circuit
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JP33557396A
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Yoshiyuki Imanaka
良行 今仲
Masami Kasamoto
雅己 笠本
Muga Mochizuki
無我 望月
Masahiko Kubota
雅彦 久保田
Hiroyuki Kuriyama
弘之 栗山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大電流が瞬間的に流れたとしても、それに伴
って発生する誘導ノイズによって誤動作が生じることを
防止できる記録ヘッドその記録ヘッドカートリッジ及び
その記録ヘッドを用いた記録装置を提供する。 【解決手段】 ラッチ回路にラッチされた画像信号をリ
セットするリセット信号と、画像信号と、ラッチ回路を
動作させるラッチ信号と、画像信号をシフトレジスタに
一時的に格納するために用いるクロック信号を2重に入
力するよう2つずつの入力パッドを設け、それらの入力
パッドから入力された信号を差動入力回路に入力して、
2つの信号の電位差に基づいて、入力信号が生成される
ようにする。その後、その生成信号を対応する回路に入
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録ヘッド、その記
録ヘッドカートリッジ、及び、その記録ヘッドを用いた
記録装置に関し、特に、例えば、インクジェット方式に
よって記録を行う記録ヘッド、その記録ヘッドカートリ
ッジ、及び、その記録ヘッドを用いた記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式による記録は、その
記録時における騒音の発生が無視し得る程度に極めて小
さいという点や、高速記録が可能である点、さらに特別
な処理を必要とせずに所謂普通紙に記録画像を定着でき
る点などの利点があるため、最近多くの関心を集めてい
る。
【0003】その中でも、例えば、特開昭54−518
37号公報、ドイツ公開(DOLS)第2843064
号公報に記載されている記録方法は、熱エネルギーをイ
ンクなどの液体に作用させて、液滴吐出の為の原動力を
得るという点において、他のインクジェット方式の記録
とは、異なる特徴を有している。
【0004】即ち、上記の公報に開示されている記録方
法によれば、熱エネルギーの作用を受けた液体が急峻な
体積の増大を伴う状態変化を起こし、その状態変化に基
づく作用によって、記録ヘッド先端のオリフィスより液
体が吐出されて、飛翔液滴が形成され、その液滴が記録
媒体に付着することで記録が行われる。
【0005】殊に、DOLS第2843064号公報に
開示されている記録方法によれば、所謂ドロップ−オン
デマンド記録に極めて有効に適用されるばかりではな
く、記録媒体の全幅に相当する記録幅をもち、高密度な
オリフィスをもったフルラインタイプの記録ヘッドを容
易に実現できるので、高解像度、高品質の画像を高速で
得られるという利点がある。
【0006】さて、このような記録方法が適用される記
録装置の記録ヘッドは、液体を吐出するために設けられ
たオリフィスと、そのオリフィスに連通し、液滴を吐出
するための熱エネルギーが液体に作用する部分である熱
作用部を構成の一部とする液流路と、熱エネルギーを発
生するための電気熱変換体(発熱体)とを具備している
基板とから構成される。
【0007】近年、そうした基板には複数の発熱体を形
成するだけでなく、それぞれの発熱体を駆動する複数の
ドライバと、記録装置から直列に入力される画像データ
をそれぞれのドライバに並列に転送するために発熱体の
数と同じ数のビット数の画像データを一時的に格納する
シフトレジスタと、そのシフトレジスタから出力される
データを一時ラッチするラッチ回路等の論理回路を、そ
の同一基板上に実装できるようになっている。
【0008】図11はN個の発熱体(記録要素)を有す
る従来の記録ヘッドの論理回路の構成を示すブロック図
である。
【0009】図11において、700が基板、701が
発熱体、702がパワートランジスタ、703がNビッ
トラッチ回路、704がNビットシフトレジスタであ
る。また、715は発熱体701の抵抗値や基板700
の温度をモニタするセンサ、及び、基板700を保温す
るためのヒータである。これらセンサとヒータは複数個
実装されていても良いし、センサとヒータとが一体的に
構成されていても良い。705〜714、716は入出
力パッドである。これらの入出力パッドにおいて、70
5はシフトレジスタ604を動作させるためにクロック
(CLK)を入力するクロック入力パッド、706は画
像データ(DATA)をシリアルに入力する画像データ
入力パッド、707はラッチ回路703で画像データを
保持させるためのラッチクロック(LTCLK)を入力
するラッチ入力パッド、708はパワートランジスタ7
02をONにして発熱体701に通電して駆動する時間
を外部から制御するためのヒートパルス(HEAT)を
入力する駆動信号入力パッド、709は論理回路の駆動
電源(3〜8V、一般には5V)を入力する駆動電源入
力パッド、710はGND端子、711は発熱体701
を駆動する電源を入力する発熱体電源入力パッド、71
2はラッチ703とシフトレジスタ704を初期化する
リセット信号(RST)を入力するリセット入力パッ
ド、713は発熱体駆動電源用の端子である。
【0010】また、714−(1)〜714−(n)は
モニタ信号の出力パッドとセンサ駆動及び保温ヒータ駆
動用の制御信号の入力パッドである。さらに、716−
(1)〜716(n)はN個の発熱体をn個のブロック
に分割して時分割駆動する際にブロック選択をするため
のブロック選択信号(BLK1、BLK2、…、BLK
n)を入力するブロック選択信号入力パッドである。そ
して、717は、ラッチ回路703からの出力と、ヒー
ト信号(HEAT)と、ブロック選択信号(BLK1、
BLK2、…、BLKn)との論理積を演算するAND
回路である。
【0011】以上のような構成の記録ヘッドの駆動シー
ケンスは、以下の通りである。ここで、画像データ(D
ATA)は1画素1ビットの2値データとする。
【0012】まず、記録ヘッドを装着した記録装置本体
より画像データ(DATA)をクロック(CLK)に同
期してシリアルに出力すると、そのデータはシフトレジ
スタ704に取り込まれる。次に、その取り込んだ画像
データ(DATA)はラッチ回路703で一時記憶さ
れ、画像データの値(“0”或は“1”)に応じたON
/OFF出力がラッチ回路703よりなされる。
【0013】このような状態でヒートパルス(HEA
T)とブロック選択信号が入力されると、ラッチ回路7
03からONの出力が供給され、かつ、ブロック選択信
号によってブロック選択された発熱体に対応するパワー
トランジスタが、その入力されたヒートパルス(HEA
T)がONとなっている時間だけ駆動され、これによっ
て、対応する発熱体に電流が流れて記録動作が実行され
る。
【0014】さて、最近の画像記録における高速化、高
画質化という傾向に対応するため、記録ヘッドの発熱体
の配置密度は600dpi、720dpiと益々高くな
るとともに、記録ヘッドに実装する発熱体の数も増加し
ている。例えば、記録ヘッドの記録幅がA4、A3サイ
ズ等の記録用紙に幅に相当するようになったフルライン
記録ヘッドでは、発熱体の数は数千素子にも及ぶ。この
ような発熱体の素子数の増加によって、記録速度の高速
化を図る一方、記録周期(記録ヘッド全ての発熱体が駆
動される時間)を短くすることによって記録速度の高速
化を図る試みもなされている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このような技術的な要
求を満足するためには、限られた時間の中で数千素子も
の発熱体を駆動しなくてはならない。従来は発熱体の数
が少なかったため、時分割駆動等の方法により同時駆動
される発熱体に流れる総電流を2〜3A以下に抑えるこ
とができたが、現在では発熱体の数の増加によって時分
割駆動等の方法によっても5A、10Aの大電流を記録
ヘッドに通電することが必要になってきている。
【0016】一方、装置本体の記録ヘッドへ信号を供給
する部分とその信号を受信する記録ヘッドとが離れてお
り、また、その記録ヘッドが装置内で移動するために両
者の電気的な接続をフレキシブルケーブルを用いて行う
構成の装置では、特に、上述した大電流がフレキシブル
ケーブルを通して記録ヘッドに流れると、フレキシブル
ケーブル内のロジック信号ラインに誘導ノイズが発生
し、ロジックを変化させてしまい記録ヘッドを誤動作さ
せてしまうという問題がある。
【0017】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、大電流が瞬間的に流れたとしても、それに伴って発
生する誘導ノイズによって誤動作が生じることを防止で
きる記録ヘッド、その記録ヘッドカートリッジ、及び、
その記録ヘッドを用いた記録装置を提供することを目的
としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録ヘッドは、以下のような構成をもつ。
【0019】即ち、発熱体と、前記発熱体に通電して駆
動するドライバと、外部から供給されるクロック信号に
従って、画像信号を一時的に保持するシフトレジスタ
と、外部から供給されるラッチ信号に従って、前記シフ
トレジスタに保持された画像信号をラッチするラッチ回
路と、前記ラッチ回路にラッチされた画像信号をリセッ
トするリセット信号と、前記画像信号と、前記ラッチ信
号と、前記クロック信号の内、少なくとも1つの信号を
2重に入力する入力端子と、前記2重に入力された信号
を差動入力する差動入力回路とを有することを特徴とす
る記録ヘッドを備える。
【0020】また、差動入力回路は、2重に入力された
信号が“ロー”レベル信号であるとき、第1の入力端子
から“ロー”レベル信号を、第2の入力端子から“ハ
イ”レベル信号を入力し、一方2重に入力された信号が
“ハイ”レベル信号であるとき、第1の入力端子から
“ハイ”レベル信号を、第2の入力端子から“ロー”レ
ベル信号を入力する。そして、第1及び第2の入力端子
から入力される信号の電位差を求め、その電位差に基づ
いて、出力信号のレベルを決定するようにすることが好
ましい。
【0021】さらに、発熱体とドライバとシフトレジス
タとラッチ回路と差動入力回路とは同一基板上に実装さ
れていることが望ましい。
【0022】そして、この記録ヘッドは、インクを吐出
して記録を行うインクジェット記録ヘッドであっても良
いし、或は、熱エネルギーを利用してインクを吐出する
記録ヘッドであって、インクに与える熱エネルギーを発
生するための熱エネルギー変換体を備えていても良い。
【0023】また他の発明によれば、上記構成の記録ヘ
ッドとその記録ヘッドに供給するためのインクを保持し
たインク容器とを有する記録ヘッドカートリッジを備え
る。
【0024】さらに他の発明によれば、上記構成の記録
ヘッドを用いた記録装置を備える。
【0025】ここで、上記の記録ヘッドに2重に入力す
る信号に関しては2本の信号線を用いて信号を供給する
と良い。
【0026】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0027】<装置本体の概略説明>図1は、本発明の
代表的な実施の形態であるインクジェットプリンタIJ
RAの構成の概要を示す外観斜視図である。図1におい
て、駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝
達ギア5009〜5011を介して回転するリードスク
リュー5005の螺旋溝5004に対して係合するキャ
リッジHCはピン(不図示)を有し、ガイドレール50
03に支持されて矢印a,b方向を往復移動する。キャ
リッジHCには、記録ヘッドIJHとインクタンクIT
とを内蔵した一体型インクジェットカートリッジIJC
が搭載されている。5002は紙押え板であり、キャリ
ッジHCの移動方向に亙って記録用紙Pをプラテン50
00に対して押圧する。5007,5008はフォトカ
プラで、キャリッジのレバー5006のこの域での存在
を確認して、モータ5013の回転方向切り換え等を行
うためのホームポジション検知器である。5016は記
録ヘッドIJHの前面をキャップするキャップ部材50
22を支持する部材で、5015はこのキャップ内を吸
引する吸引器で、キャップ内開口5023を介して記録
ヘッドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブレ
ードで、5019はこのブレードを前後方向に移動可能
にする部材であり、本体支持板5018にこれらが支持
されている。ブレードは、この形態でなく周知のクリー
ニングブレードが本例に適用できることは言うまでもな
い。又、5021は、吸引回復の吸引を開始するための
レバーで、キャリッジと係合するカム5020の移動に
伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り
換え等の公知の伝達機構で移動制御される。
【0028】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0029】また、上述のような構成のインクジェット
プリンタIJRAは、記録用紙自動フィーダ(不図示)
が設けられており、記録用紙Pを自動的に給紙する。
【0030】さらに、インクジェットカートリッジIJ
Cの構成としては、上述のように、記録ヘッドIJHと
インクタンクITとを内蔵した一体型のカートリッジの
他に、図2に示すような構成のインクジェットカートリ
ッジでもよい。
【0031】即ち、図2に示す構成のインクジェットカ
ートリッジIJCは、複数のインク吐出口500を備え
た記録ヘッドIJHと記録ヘッドIJHに供給するため
のインクを保持したインクタンクITとを境界線Kの位
置で分離可能に接続したものである。このインクジェッ
トカートリッジには、これがキャリッジHCに搭載され
たときにキャリッジHC側からの電気信号を受け取るた
めの電気的コンタクトが設けられており、この電気信号
によって記録ヘッドIJHが駆動される。また、このイ
ンクジェットカートリッジを構成するインクタンクIT
の内部には繊維質状或は多孔質状のインク吸収体が備え
られており、これらのインク吸収体によってインクが保
持される。
【0032】<制御構成の説明>次に、上述した装置の
記録制御を実行するための制御構成について説明する。
【0033】図3はインクジェットプリンタIJRAの
制御回路の構成を示すブロック図である。制御回路を示
す同図において、1700は記録信号を入力するインタ
フェース、1701はMPU、1702はMPU170
1が実行する制御プログラムを格納するROM、170
3は各種データ(上記記録信号や記録ヘッドIJHに供
給される記録データ等)を保存しておくDRAMであ
る。1704は記録ヘッドIJHに対する記録データの
供給制御を行うゲートアレイ(G.A.)であり、イン
タフェース1700、MPU1701、RAM1703
間のデータ転送制御も行う。1710は記録ヘッドIJ
Hを搬送するためのキャリアモータ、1709は記録紙
搬送のための搬送モータである。1705は記録ヘッド
IJHを駆動するヘッドドライバ、1706、1707
はそれぞれ搬送モータ1709、キャリアモータ171
0を駆動するためのモータドライバである。
【0034】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
フェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ17
04とMPU1701との間で記録信号がプリント用の
記録データに変換される。そして、モータドライバ17
06、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ1
705に送られた記録データに従って記録ヘッドIJH
が駆動され、記録が行われる。
【0035】<記録ヘッドIJHの内部構造>図4は記
録ヘッドIJHの内部構造を示す部分破断斜視図であ
る。
【0036】図4において、100は論理回路を実装す
る基板、500はインクを吐出する吐出口(オリフィ
ス)、501はインクの液路、502は複数のインクの
液路が連通してインクを一時的に貯溜する共通インク液
室、503はインクをインクタンク(不図示)から供給
するインク供給口、504は天板、505は天板504
とともにインクの液路501を形成する流路壁部材、5
06は発熱体、507は論理回路と発熱体701とを接
続する配線である。
【0037】論理回路や発熱体601、配線607は、
半導体製造過程を用いて基体100上に形成され、これ
にインク供給口503が取り付けられた天板504と流
路壁部材505とが取り付けられて記録ヘッドIJHを
構成する。そして、インク供給口503から注入される
インクが内部の共通インク液室502へ蓄えられて各液
路501へ供給され、その状態で発熱体701を駆動す
ることで吐出口600からインクが吐出される。
【0038】<記録ヘッドIJHの論理回路の構成>図
5は記録ヘッドIJHの論理回路の構成を示すブロック
図である。なお、図5において、図11に示す従来の論
理回路と同じ構成要素には同じ参照番号を付し、ここで
の説明は省略する。
【0039】図5において、101は差動入力回路、1
02aと102bはクロック(CLK)を入力するクロ
ック入力パッド、103aと103bは画像データ(D
ATA)を入力するデータ入力パッド、104aと10
4bはラッチクロック(LTCLK)を入力するラッチ
入力パッド、105aと105bはリセット信号(RS
T)を入力するリセット入力パッドである。このように
クロック(CLK)、画像データ(DATA)、ラッチ
クロック(LTCLK)、リセット信号(RST)は夫
々、2つの入力パッドから入力され、これらの入力信号
はまず差動入力回路101に入力される。
【0040】4つの差動入力回路101それぞれは、同
じ種類の信号を2つのパッドから入力する。例えば、ク
ロック(CLK)について考えると、クロック入力パッ
ド102aから入力されたクロック(CLK)の電圧
(CLKa)とクロック入力パッド102bから入力さ
れたクロック(CLK)の電圧(CLKb)とを比較
し、 CLKa≧CLKbである場合、差動入力回路1
01からの出力は“High”となり、 CLKa<C
LKbである場合、差動入力回路101からの出力は
“Low”となる。他の信号、画像データ(DAT
A)、ラッチクロック(LTCLK)、リセット信号
(RST)についても同様である。
【0041】図6は差動入力回路101の構成を示す回
路図である。この回路構成は、図5に示す4つの差動入
力回路101に共通である。図5に示すように、この回
路は、入力端子121、122から夫々入力される2つ
の入力信号(SigA、SigB)の差が正か負か判断
し、その判断結果に従って、出力信号を差動出力端12
3から出力する差動(コンパレータ)部101aと、信
号波形を整形し出力端124から出力するためのバッフ
ァ部101bより構成される。
【0042】また、クロック(CLK)、画像データ
(DATA)、ラッチクロック(LTCLK)、リセッ
ト信号(RST)それぞれに関し、2つの入力パッドに
同じ信号を入力する際、入力端子121、或は、入力端
子122のいづれの側かにインバータ(不図示)を設
け、それぞれの信号のレベルが“Low”の時には、一
方の信号(SigA)のレベルが“Low”に、他方の
信号(SigB)のレベルが“High”となり、それ
ぞれの信号のレベルが“High”の時にはSigAを
“High”、SigBを“Low”となるように回路
を構成する。
【0043】ここで、差動部101aの動作について、
図7に示す信号タイムチャートを参照して説明する。
【0044】図7において、601は同時駆動された発
熱体を流れる総電流(駆動電流:I)の波形、602は
0V(Low)の信号であるべき論理回路に入力される
信号(ロジック信号:D)の信号波形である。ロジック
信号(D)602は、図7に示すように、駆動電流
(I)601の立ち上がり時と立ち下がり時に誘導ノイ
ズが発生し、そのノイズレベルがLowレベルを表現で
きる閾値(TH)を越え、本来Lowレベルであること
を示さねばならない信号が瞬間的にHighレベルにな
っているとする。
【0045】このようにノイズが混入したロジック信号
(例えば、クロック(CLK)、画像データ(DAT
A)、ラッチクロック(LTCLK)、リセット信号
(RST))が、記録ヘッドの論理回路に入力される
と、画像データが正常にシフトレジスタ704に転送さ
れなかったり、ラッチ回路703へのデータ転送途中に
ラッチデータが変わってしまったり、ラッチ回路703
に保持した画像データが途中で消去されてしまう等の致
命的な誤動作につながることがある。
【0046】さて、図7に示すような本来はLowレベ
ルであるべきロジック信号(D)602が差動入力回路
101に入力された場合、図7の603、604が示す
ように、SigAは“Low”レベル(0V)に、一
方、SigBは“High”レベル(5V)となる。こ
こで、ノイズはロジック信号(D)602と同様に、パ
ルス信号の立ち上がり、立ち下がりで発生する。このと
きのノイズの混入は、図7の603、604が示すよう
に、プリンタIJRAと記録ヘッドIJHとを接続する
フレキシブルケーブルにおいて、SigAとSigBに
対応する信号線を隣接させることで、ノイズは同じセン
スで発生するようになる。
【0047】従って、SigAとSigBとの差を示す
(A−B)信号は、図7の605に示すようになる。
(A−B)信号605が示すように2つの信号の差分信
号は、混入したノイズの影響が除去された正確にLow
レベルを示す信号となっている。
【0048】従って最終的に差動入力回路101の出力
端124から出力される信号はノイズの影響が除去され
た正常な信号となり、論理回路の各部に正常な信号が入
力されることになる。このように、ロジックの閾値を越
えているノイズであっても、2つの信号の差(SigA
−SigB)の正負を判断して動作する差動入力を用い
ることで、正常に信号を伝えることができる。
【0049】図8は、図6に示した差動入力回路101
の動作をシミュレートした結果を示す信号タイムチャー
トである。ここでは、図8(a)に示すように、ノイズ
の混入していないSigA(2.5V)と三角波形のS
igBの2つの信号を差動入力回路101への入力信号
とする。このような入力信号に対して、差動出力端12
3からの出力信号の波形は、図8(b)に示すようにな
る。図8(b)から明らかなように、差動出力端123
からの出力信号の波形はそのエッジ部が鈍るため、差動
入力部101aの後に設けられるバッファ部101bに
よって信号波形を整形する。これにより、図8(c)に
示すように正常なロジック出力波形を得ることができ
る。
【0050】図9は、図6に示した差動入力回路101
にノイズが混入した信号(SigAとSigB)が入力
した場合の動作をシミュレートした結果を示す信号タイ
ムチャートである。
【0051】図9(a)は入力端子121、122から
入力される信号(SigAとSigB)の波形を、図9
(b)は差動出力端123からの出力信号の波形を示
す。既に説明したように、このような電圧3Vを越える
ノイズが混入しても、これらのノイズは差動入力によっ
て除去され、図9(c)に示すように、差動入力回路1
01からの出力信号の波形はノイズが除去された正常な
信号となっている。
【0052】以上の説明において、差動入力回路101
は、クロック(CLK)、画像データ(DATA)、ラ
ッチクロック(LTCLK)、リセット信号(RST)
の入力に関して設けた。ここで、これらの信号以外の信
号(例えば、ヒート信号(HEAT)、ブロック選択信
号(BLK1、BLK2、…、BLKn)など)につい
て、図10に示すタイムチャートを参照して検討する。
【0053】これらの信号にも、図10の607に示す
ように、駆動電流(I)として記録ヘッドIJHに大電
流が流れるとき、特に、図10の608に示すように瞬
間的な電流の立ち上がり、立ち下がり時に発生する誘導
ノイズが混入する。しかしながら、図10の609に示
すように、そのノイズはわずか数10nsec程度の短
いパルス状ノイズであり、仮にこの時間だけ所望以外の
発熱体に電流が流れても発熱体の温度上昇もほとんどな
く、記録ヘッドの記録動作上全く問題にならない。
【0054】従って、この実施形態では、ヒート信号
(HEAT)やブロック選択信号には差動入力を用いな
い構成としている。これにより、プリンタIJRAと記
録ヘッドIJHとを接続するケーブルの信号線の数を最
小限にとどめることができる。
【0055】以上説明したように本実施形態に従えば、
ノイズ混入により誤動作の発生し易いクロック(CL
K)、画像データ(DATA)、ラッチクロック(LT
CLK)、リセット信号(RST)の入力を2重とし、
記録ヘッドの入力部には差動入力回路を設けるようにし
たので、たとえ、これらの信号にノイズが混入しても、
その入力部においてノイズを除去し、正常な信号を論理
回路の各部に供給することができるので、大電流が流れ
誘導ノイズは発生しても誤動作の少ない信頼性に富む記
録ヘッドを実現できる。
【0056】また、本実施形態に従えば、差動入力回路
を、発熱体、パワートランジスタ、論理回路が一体的に
形成された基板に組み込むことで、半導体製造過程を用
いて記録ヘッドを製造する際にその差動入力回路を製造
することができ、ノイズ対策用の部品を追加的に製造し
て組み込む必要がなくなり、製造コストのアップなくノ
イズ対策ができるという利点もある。
【0057】特に、本実施形態は発熱体の数の多い、記
録幅の長い記録ヘッド、例えば、フルライン記録ヘッド
においてその効果を発揮する。また、実験からCMOS
素子によって構成された記録ヘッドの論理回路におい
て、論理レベルを決定する際に設けられる閾値(VDD)
の半分、動作電圧(VCC)の半分(例えば、動作電圧を
5Vとすれば2.5V)を越えるノイズがのる場合に、
上述した差動入力を用いると特に効果がえられることが
分かっている。また、同時駆動される発熱体を流れる電
流の総和が5A以上において、効果的であることも実験
的に分かっている。
【0058】なお、本実施形態では、クロック(CL
K)、画像データ(DATA)、ラッチクロック(LT
CLK)、リセット信号(RST)の入力を2重とした
が本発明はこれによって限定されるものではない。ノイ
ズ発生や誤動作発生の傾向に基づいて、例えば、クロッ
ク(CLK)、画像データ(DATA)、ラッチクロッ
ク(LTCLK)、リセット信号(RST)の内のいず
れか1つ、2つ、或は、3つの入力を2重として差動入
力回路を設けるようにしても良い。
【0059】さらに、上記の記録ヘッドは、発熱体とそ
れを駆動するパワートランジスタと論理回路を同一基板
上に一体的に形成した回路を用いたが本発明はこれによ
って限定されるものではない。例えば、記録動作時に大
電流が流れるような条件を満たす限り、発熱体とそれを
駆動するパワートランジスタと、論理回路とが別々の基
板上に分離した構成の記録ヘッドでも良い。
【0060】以上説明した実施形態においては、記録ヘ
ッドとしてインクジェット方式に従って記録を行う記録
ヘッドの例について説明した。本発明は特に大電流が供
給され熱を利用するインクジェット方式に用いることが
望ましいものであるが、例えば、熱転写方式や感熱方式
に従って記録を行う記録ヘッドにも本発明は適用するこ
とができる。
【0061】しかしながら本発明は、特にインクジェッ
ト記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用
されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用
いることにより記録の高密度化、高精細化が達成でき
る。
【0062】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0063】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0064】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0065】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0066】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0067】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0068】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0069】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0070】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。上述
した各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸
騰方式を実行するものである。
【0071】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0072】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ラ
ッチ回路にラッチされた画像信号をリセットするリセッ
ト信号と、画像信号と、ラッチ回路を動作させるラッチ
信号と、画像信号をシフトレジスタに一時的に格納する
ために用いるクロック信号の内、少なくとも1つの信号
を2重に入力するようにし、それらの信号を差動入力す
るので、たとえその入力信号に、例えば、発熱体を駆動
するために大電流を流す際に発生する誘導ノイズが混入
しても、そのノイズが除去されて後に、上記の対応する
回路に入力されることになり、誤動作を防ぐことができ
るという効果がある。
【0074】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるインクジェッ
ト方式に従って記録を行う記録装置の構成を示す外観斜
視図である。
【図2】記録ヘッドIJHとインクタンクITとが分離
可能な構成のインクジェットカートリッジIJCであ
る。
【図3】図1に示す記録装置の制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】図1に示す記録装置に搭載される記録ヘッドの
内部構造を示す部分破断斜視図である。
【図5】記録ヘッドIJHの論理回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】差動入力回路101の構成を示す回路図であ
る。
【図7】差動入力回路101へ/からの入出力信号タイ
ムチャートである。
【図8】図6に示した差動入力回路101の動作をシミ
ュレートした結果を示す信号タイムチャートである。
【図9】図6に示した差動入力回路101にノイズが混
入した信号(SigAとSigB)が入力した場合の動
作をシミュレートした結果を示す信号タイムチャートで
ある。
【図10】ヒート信号やブロック選択信号へのノイズ混
入による影響を説明するタイムチャートである。
【図11】従来の記録ヘッドの論理回路の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
100 基体 101 差動入力回路 IJH 記録ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 雅彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 栗山 弘之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体と、 前記発熱体に通電して駆動するドライバと、 外部から供給されるクロック信号に従って、画像信号を
    一時的に保持するシフトレジスタと、 外部から供給されるラッチ信号に従って、前記シフトレ
    ジスタに保持された画像信号をラッチするラッチ回路
    と、 前記ラッチ回路にラッチされた画像信号をリセットする
    リセット信号と、前記画像信号と、前記ラッチ信号と、
    前記クロック信号の内、少なくとも1つの信号を2重に
    入力する入力端子と、 前記2重に入力された信号を差動入力する差動入力回路
    とを有することを特徴とする記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記発熱体は基板上に複数個備えられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記複数個の発熱体に通電して記録動作
    を行うときの同時に通電される総電流は5Aを越えるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記差動入力回路は、前記2重に入力さ
    れた信号が“ロー”レベル信号であるとき、第1の入力
    端子から“ロー”レベル信号を、第2の入力端子から
    “ハイ”レベル信号を入力し、前記2重に入力された信
    号が“ハイ”レベル信号であるとき、前記第1の入力端
    子から“ハイ”レベル信号を、前記第2の入力端子から
    “ロー”レベル信号を入力することを特徴とする請求項
    1に記載の記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記差動入力回路は、前記第1及び第2
    の入力端子から入力される信号の電位差を求め、前記電
    位差に基づいて、出力信号のレベルを決定することを特
    徴とする請求項4に記載の記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記発熱体と、前記ドライバと、前記シ
    フトレジスタと、前記ラッチ回路と、前記差動入力回路
    とは同一基板上に実装されていることを特徴とする請求
    項1に記載の記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項1に記載の記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録ヘ
    ッド。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の記録ヘッドと、前記記
    録ヘッドに供給するためのインクを保持したインク容器
    とを有する記録ヘッドカートリッジ。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の記録ヘッドを用いた
    記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドに2重に入力する信号
    に関しては2本の信号線を用いて信号を供給することを
    特徴とする請求項10に記載の記録装置。
JP33557396A 1996-12-16 1996-12-16 記録ヘッド、その記録ヘッドカートリッジ、及び、その記録ヘッドを用いた記録装置 Pending JPH10166583A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003231256A (ja) * 1998-08-19 2003-08-19 Canon Inc 記録ヘッド、その記録ヘッドを有するヘッドカートリッジ、その記録ヘッドを用いた記録装置、及び、記録ヘッド素子基板
US7740333B2 (en) * 2006-12-13 2010-06-22 Canon Kabushiki Kaisha Printhead, head cartridge, and printing apparatus using restriction circuit for restricting input of signals
US7959243B2 (en) 2006-06-28 2011-06-14 Canon Kabushiki Kaisha Printhead, head cartridge, and printing apparatus employing either of same
JP2021006392A (ja) * 2019-06-28 2021-01-21 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置、駆動回路、及び集積回路

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