JP2001186575A

JP2001186575A - 携帯電話システムにおける広告情報処理方法

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Publication number: JP2001186575A
Application number: JP2000017194A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Arai; 一夫新井
Original assignee: EE D K KK
Current assignee: EE D K KK
Priority date: 1999-10-15
Filing date: 2000-01-26
Publication date: 2001-07-06
Anticipated expiration: 2020-01-26
Also published as: JP3315966B2

Abstract

(57)【要約】【課題】携帯電話やＰＨＳ端末等の携帯電話端末側に
広告を表示する対価として、その利用者個人の通信費用
を安価にする等の利用者自身に対するサービスを提供す
ることができると共に、広告主にとっても効果の高いサ
ービスを提供することが可能な携帯電話システムにおけ
る広告情報処理方法を提供する。【解決手段】携帯電話端末１０の画面に広告主の広告
要素を有する画像を表示すると共に、その広告表示の対
価として該携帯電話端末１０を所有する個人の通信料金
を割引く、又は、広告主からの広告視聴への対価として
の経済的便益を提供するようにする。また、例えば、携
帯電話端末１０の待機時に広告主のアンケート調査用の
画像を表示すると共に、前記画像に含まれる質問事項に
対して入力された利用者の回答データを前記携帯電話端
末１０から前記アンケートの集計用コンピュータ（広告
サービス提供用コンピュータ４０又は集計センタ５０）
に自動的に送信するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話端末を対
象とした無線通信による携帯電話システムに関し、特
に、携帯電話端末側に広告要素を有する表示をすると共
に、その広告表示の対価として該携帯電話端末を所有す
る個人の通信料金を割引くサービスを提供したり、広告
主からの広告視聴への対価としての経済的便益を提供し
たりするようにした携帯電話システムにおける広告情報
処理方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】現在、一般の電話や携帯電話に対しては
天気予報，電話番号案内，病院案内などの様々なサービ
スが提供されており、特に、携帯電話の分野では、各通
信事業者が加入者を獲得するために、音声による通話機
能だけでなくデータ通信の機能，電子メール機能，メロ
デイ作曲機能，占い機能など様々なサービスが提供され
ている。これらのサービスは、例えば利用者（電話加入
者）が所定の電話番号をダイヤルしてサービスの提供元
と接続することにより利用することができ、有料のサー
ビスについてはその利用料が通話料金に加算されて利用
者に請求されるようになっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、現在は携帯
電話がかなり普及し、特に若者の普及率が高くなってい
る。そして、チャクメロと称し自分の好きなメロデイを
着信時に鳴らすことが流行っている。また、現在の携帯
電話は相手の電話番号等の画面表示機能を備えており、
誰でも電話がかかった時には着信音を聞き、その時の画
面は必ず見るので、これらの着信音や画面上に広告を入
れることは、非常に広告効果が高い。しかし、単に広告
を人間の音声で提供すると、企業に対して嫌な印象を与
える恐れがあり、逆効果になる場合が想定できる。ま
た、広告を携帯電話側に一方的に表示したのでは、例え
その広告料金をもとに、個々のサービスの利用料金の低
価格化や無料化が図られ、更に加入者全体の通話料金の
低価格化が図られても、広告サービスを利用しない人に
とっては間接的なメリットしかなく、携帯電話側への広
告表示を利用者に受入れてもらうのは非常に困難であ
る。

【０００４】本発明は上述のような事情から成されたも
のであり、本発明の目的は、携帯電話やＰＨＳ（Person
al Handyphon System）端末等の携帯電話端末側に広告
を表示する対価として、その利用者個人の通信費用を安
価にする等の利用者自身に対するサービスを提供するこ
とができると共に、広告主にとっても効果の高いサービ
スを提供することが可能な携帯電話システムにおける広
告情報処理方法を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、広告サービス
提供用コンピュータから無線通信ネットワークを介して
携帯電話端末に対して広告情報を提供する携帯電話シス
テムにおける広告情報処理方法に関するものであり、本
発明の上記目的は、前記携帯電話端末の画面に広告主の
広告要素を有する画像を表示すると共に、その広告表示
の対価として該携帯電話端末を所有する個人の通信料金
を割引く、又は、前記広告主からの広告視聴への対価と
しての経済的便益を提供することによって達成される。

【０００６】さらに、前記通話料金の割引きは、前記広
告表示をした当該携帯電話端末の１アクセス単位、若し
くは１回当たりの平均通話時間を基に設定された割引き
率に応じて実施すること；前記広告要素を有する画像
は、前記無線通信ネットワークを介して前記携帯電話端
末の記憶部にダウンロードされた画像データに基づき、
前記携帯電話端末の着信時，発信時，通話中，通話終了
時及び待機時のうち少なくともいずれか１つ以上を含む
状態で表示すること；によってそれぞれ一層効果的に達
成される。

【０００７】また、前記広告の内容が年齢層，性別，職
業，趣味及び住所のいずれかの要素を少なくとも１つ以
上を含むカテゴリに対応して設定されており、前記携帯
電話端末若しくは前記広告の提供サービスシステムの加
入者情報に含まれる個人情報に基づいて前記カテゴリに
対応する携帯電話端末を選択し、該携帯電話端末を対象
として当該カテゴリの広告を提供すること；前記広告要
素を有する画像データが各地域に対応した画像データを
含み、前記携帯電話端末の現在地情報に基づいて当該地
域の広告を自動的に選択して表示すること；によってそ
れぞれ一層効果的に達成される。

【０００８】また、前記携帯電話端末の着信時に発声す
る着信音に少なくともメロデイを含む広告主の宣伝音を
入れて音声表示すること；前記携帯電話端末に発声する
着信音がメロデイと該メロデイとは異なる広告音声とか
ら成る広告主の宣伝音を含み、前記携帯電話端末の着信
時から該携帯電話端末の通話開始操作がされるまでの間
に前記メロデイと前記広告音声とを交互に音声表示する
こと；によってそれぞれ一層効果的に達成される。

【０００９】また、前記広告要素を有する画像データが
アンケート調査を目的としたアンケート形式の画像デー
タを含み、前記携帯電話端末の待機時に前記広告主のア
ンケート調査用の画像を表示し、前記携帯電話端末の表
示画像に含まれる質問事項に対して入力された利用者の
回答データを前記携帯電話端末から前記広告要素を有す
るデータの中で指定された宛先に自動的にダイヤリング
して送信すること；前記広告要素を有する画像データが
懸賞付き広告の画像データを含み、前記携帯電話端末の
表示画像に含まれる質問事項に対して入力された利用者
の回答データを前記携帯電話端末から前記広告要素を有
するデータの中で指定された宛先に自動的にダイヤリン
グして送信すること；前記広告要素を有する画像を、前
記携帯電話端末の着信時に該携帯電話端末の画面に発呼
側の携帯電話端末の電話番号と前記広告要素を有する画
像とを同時に若しくは交互に表示すること；によってそ
れぞれ一層効果的に達成される。

【００１０】また、前記画面に表示する広告の内容の区
切りをマークで区切って表示すると共に、前記マークで
区切られた広告の内容を当該広告の最初のページとして
前記当該広告の次のページ情報を選択可能に表示するこ
と；前記広告のレベルを前記マークの個数で表し、前記
マークにより当該レベルを認識可能に表示すること；に
よってそれぞれ一層効果的に達成される。

【００１１】また、前記広告の最初のページとして当該
広告のタイトルを表示し、該タイトルが選択された場合
に次のページ情報を取得して詳細情報を表示すること；
前記広告のレベルとして少なくとも地方レベルを設け、
地方レベルの広告の場合には、前記携帯電話端末若しく
は前記広告の提供サービスシステムの加入者情報に含ま
れる住所情報に基づいて当該加入者の地方に対応する広
告情報を表示すること；によってそれぞれ一層効果的に
達成される。

【００１２】また、前記画面に表示する広告が少なくと
も文字列から成る広告を含み、前記マークで区切られた
広告の内容を前記画面上で１行又は複数行平行してスク
ロール表示すること；前記マークが前記画面の中央部よ
り通過した状態で所定のボタンが押された場合に、前記
マークに対応する広告の次のページ情報を取得して表示
すること；によってそれぞれ一層効果的に達成される。

【００１３】また、前記携帯電話端末の画面上で表示対
象の広告のレベル毎に表示列を設け、少なくとも全国レ
ベルと地方レベルの広告とを含む複数レベルの広告の内
容を前記表示列に対応させて表示すること；前記画面上
に表示された各広告の内容を当該広告の最初のページと
して前記各広告の次のページ情報を選択可能に表示する
こと；前記各広告の次のページ情報の選択は、前記画面
に表示されるカーソルを前記携帯電話端末の操作手段に
より移動操作して前記カーソルで指示されたものを選択
すること；前記広告要素を有する画像に広告要素を有し
ない内容を付加して提供すること；によってそれぞれ一
層効果的に達成される。

【００１４】また、前記広告サービス提供用コンピュー
タは、前記携帯電話端末に表示される広告の依頼を広告
主の端末から通信ネットワークを介して受付ける第１の
ステップと、前記広告の提供対象となる顧客のカテゴリ
の選択画面を前記通信ネットワークを介して前記広告主
の端末に表示する第２のステップと、前記広告主の端末
側で前記カテゴリに対応して作成された広告の情報を前
記通信ネットワークを介して受信して記憶する第３のス
テップと、前記選択画面の選択情報に基づいて当該カテ
ゴリの広告の提供対象となる顧客を判断し該顧客の携帯
電話端末を対象として前記当該カテゴリの広告情報を提
供する第４のステップとを有すること；前記広告視聴へ
の対価として提供される経済的便益は、金銭，割引サー
ビスのいずれか１つ以上を含むこと；によって一層効果
的に達成される。

【発明の実施の形態】

【００１５】図１は、本発明に係る携帯電話システムの
全体構成の一例を示している。本システムは、無線通信
インターフェースを有する携帯電話やＰＨＳ端末等の携
帯電話端末１０と、サービスエリアをカバーする基地局
２０と、各基地局２０の制御及び他の通信ネットワーク
との接続制御をする交換局３０と、各種広告サービスを
提供するための広告サービス提供用コンピュータ４０
と、後述するアンケート等の回答を集計する集計センタ
（本例では、広告主の集計用コンピュータ）５０とから
構成される。

【００１６】広告サービス提供用コンピュータ４０は、
各企業（広告主）から依頼された広告情報をデータベー
スに登録して一括管理すると共に、各種広告サービスの
対象となる広告データを通信ネットワークを介して携帯
電話端末１０に送信するコンピュータであり、アンケー
ト等の回答を集計して集計センタ５０へ送信する集計サ
ーバ，広告データなどをインターネットを利用して携帯
電話端末１０側にメールで送信するメールサーバとして
の機能も備えている。本発明では、携帯電話端末の画面
に広告主の広告要素を有する画像（若しくは着信メロデ
ィ等の音声による広告）を表示すると共に、その広告表
示の対価として該携帯電話端末を所有する個人の通信料
金を割引くサービスを提供、或いは、広告主からの広告
視聴への対価としての経済的便益を提供する。なお、本
発明で言う「経済的便益」とは、広告視聴への対価とし
て提供される金銭，インセンティブ等であり、インセン
ティブに相当するものとしては、割引券，ポイント，特
定商品や特定有償サービスに対する割引等による割引サ
ービスなど、消費者の購買意欲等を高めるものが全て含
まれる。これらの経済的便益は、例えば広告主が適宜選
択して当該広告毎に提供される。以下に説明する実施の
形態では、個人の通信料金を割引く場合を具体例として
説明する。但し、この個人の通信料金の割引サービス
は、現時点では電気通信事業法（郵政省令）で規制され
ており、法改正が成された時点で提供されるサービスで
ある。

【００１７】図２は、本発明に係る広告データの処理の
流れを模式図で示しており、企業の広告を依頼されてか
ら個人の通信料金を請求するまでの流れを、同図を参照
して説明する。

【００１８】企業から広告の依頼を受けると、広告サー
ビス提供用コンピュータ４０では、その広告情報を基に
広告データを作成して広告主毎，広告サービスの種別毎
に検索可能にデータベースに登録する。ここで、広告サ
ービスの種別とは、以下に説明する処理形態が異なる種
類の広告を特定するための種別である。

【００１９】携帯電話端末１０に対して音声若しくは画
像により表示される広告は、着信時，発信時，通話中，
通話終了時に着呼側と発呼側の双方若しくは一方に表示
される広告と、携帯電話端末１０が待機状態のときに表
示される広告とがある。なお、本発明で言う「音声」と
は、メロデイ，効果音，人間の音声等の可聴音のことを
言う。

【００２０】上記の着信時，発信時，通話中，通話終了
時の状態のいずれか、或いはこれらを組合せた状態で表
示される広告の種類としては、メロデイ（コマーシャル
ソング等の曲），広告音声入りメロデイなどの音声によ
る広告と、画像表示による広告とがある。一方、待機状
態のときに表示される広告の種類としては、表示のみの
広告と問合／応答（双方向の通信）形態の広告とがあ
る。そして、表示のみの広告としては、例えば、個人情
報に基づき年齢や性別に応じて表示する広告，現在地情
報に基づき地域に対応させて表示する広告，ゲームプレ
イが可能な広告付きゲームなどがあり、問合／応答方式
の広告としては、後述するアンケート形式の広告や懸賞
付き広告などがある。

【００２１】企業（広告主）は、これらの種類の広告を
選択して１つ又は複数依頼することができる。また、利
用者（加入者）は、広告サービスの加入時に企業と広告
の種類を選択することができる。さらに、携帯電話端末
１０が待機状態のときに対象となる広告を携帯電話端末
１０の操作で選択することもできる。これらの選択され
た曲目の情報は、例えば基地局２０を介して広告サービ
ス提供用コンピュータ４０の集計用サーバに送信され、
人気度の尺度にして整理後、当該企業の集計センタ５０
に送信されて提供される。広告主は、これらの広告表示
をする対価として、携帯電話端末の利用者（加入者）個
人の通信料金をある程度負担する。これにより、携帯電
話端末の利用者は通信料金の割引サービスを受けること
ができようになり、通信料金の負担が軽減される。

【００２２】本システムでは、携帯電話端末１０が接続
状態の時に表示される広告のデータは、トラフィックが
少ない時に１つ又は複数の広告のデータを広告サービス
提供用コンピュータ４０から基地局２０を介して携帯電
話端末１０に予めダウンロードしておき、例えば着信時
から通話を開始するまでの間に上記広告を表示するよう
にしている。さらに、通話中（例えば通話開始ボタンを
押してからの数秒間）と通話終了時にも同様の広告を表
示できるようにしている。

【００２３】また、本システムでは、待機状態の携帯電
話端末１０に対しては、対象となる広告のデータを広告
サービス提供用コンピュータ４０から例えば基地局２０
に予めダウンロードしておき、トラフィックが少ない時
に１つ又は複数の当該広告データを基地局２０から携帯
電話端末１０に送信して表示するようにしている。

【００２４】また、携帯電話端末１０に送られた１つ又
は複数の広告は、待機状態において選択して表示できる
ようにしている。例えば、複数の広告のデータが携帯電
話端末１０に送信された場合は、優先順位の高いものが
表示されるが、携帯電話端末１０の記憶部には所定数の
広告がサイクリックに若しくは当該広告主のデータ全体
が書換えられて記憶され、所望の広告を利用者が選択し
て表示できるようにしている。また、ダウンロードされ
たメロデイは、携帯電話端末１０に記憶されている着信
メロデイとともに選択して利用できるようにしている。
このダウンロードの対象となるメロデイは、ヒットメロ
デイであれば広告効果も高くなる。また無料で最新のメ
ロデイが利用できるので利用者にとって非常にメリット
がある。

【００２５】そして、上記のような各種の広告サービス
を利用した利用者に対しては、その対価として利用者自
身の通信料金が割引されて課金処理がされ、割引後の通
信料金が各利用者に請求されるようになっている。

【００２６】次に、広告主に対する広告料金と通話料金
の割引方法について説明する。

【００２７】広告主が負担する広告料金は、広告される
時間，期間（日数，月），データ量（１データの長さ
等），広告を提供する時間帯（混んでいる時間帯等）な
どに応じて設定される。また、１アクセス単位幾らの設
定もできるようになっている。

【００２８】前述のように、広告サービスを利用した場
合は、利用者個人に対する通話料金の割引サービスを受
けることができる。個人の通話料金は１回当たりの通話
時間によって変わるので、広告サービスの１回のアクセ
スで幾らと言うように、１アクセス単位で割引く。若し
くは一回当たりの平均通話時間を基に割引き率を設定す
る。

【００２９】次に、本発明に係る携帯電話端末１０の構
成について説明する。

【００３０】図３は、携帯電話端末の構成の一例を模式
図で示しており、携帯電話端末１０は、ＣＰＵ１１，操
作ボタン１２，グラフィック表示機能を有する表示回路
１３，音声処理回路１４，無線通信ユニット１５，音声
発声ユニット１６等から構成される。本発明に係る広告
用の着信音と画像表示の機能は、携帯電話端末１０に予
め設定されており、端末にその機能が無いと動作しな
い。具体的な機能としては、広告サービス対応として、
オン／オフの切替え機能，着信時にメロデイ／効果音声
を発声する機能，メロデイ等のデータ切替え機能，選択
表示機能，最低限の画面表示，グラフィックデータの画
像表示機能を備えており、広告サービスに係る制御プロ
グラム，制御データがＲＯＭ，ＲＡＭに格納されている
ことを前提としている。また、広告情報のデータをメー
ルで受信して更新する機能を備えていることが望まし
い。

【００３１】上述のような構成において、携帯電話端末
（移動局）１０の着信時の処理について図４のフローチ
ャートの流れに沿って説明する。なお、着信時の広告表
示による通話料金割引サービスの利用条件は、既に個人
データ（年齢，性別，名前等）を登録し，携帯電話端末
を使用していること、更に、既にメロデイ付き広告メッ
セージが利用者によって選択されいることが条件であ
り、当該広告メッセージのデータが携帯電話端末１０の
待機時に予めダウンロードされているものとする。

【００３２】発呼側の携帯電話端末１０と着呼側の携帯
電話端末１０との接続が確立されると、着呼側の携帯電
話端末１０の制御部（ＣＰＵ１１）では、受信データが
広告サービスのデータで、且つ広告サービスの表示モー
ドが選択されているか否かを判定し（ステップＳ１）、
選択されていなければ制御モードを通常動作のモードと
し、予め設定されている通常の着信メロデイ等を音声発
声ユニット１６から発声する（ステップＳ２）。そし
て、通話開始ボタンが押下されると（ステップＳ３）、
呼出音等の発声を停止して発呼側との通話を開始する
（ステップＳ４）。

【００３３】一方、上記ステップＳ１において、広告サ
ービスの表示モードが選択されていれば、制御モードを
広告サービスのモードとし、例えば広告サービスを利用
したことを示す情報を基地局２０に送信して通話料金の
割引処理を行なうと共に（ステップＳ５）、広告メロデ
イ若しくは広告音声入りのメロデイを音声発声ユニット
１６から発声し、更に、相手先の番号表示と共に広告の
画像を表示部に表示する。

【００３４】上記メロデイは、例えば当該企業の広告メ
ロデイ（コマーシャルソング等の曲）或いは、当該企業
の広告音声入りの広告メロデイである。ここで、メロデ
イとする理由は、単に広告を音声で提供する場合には、
企業に対して嫌な印象を与える恐れがあり、逆効果にな
ることが想定できるためであり、広告音声入りの場合に
は、メロデイの後に短い音声で広告を音声発声ユニット
１６から出力するようにしている。

【００３５】また、上記出力対象となる広告メロデイ
は、前述のように各企業毎に１つ又は複数種類用意され
ており、利用者は所望の企業の広告メロデイを選択でき
るようになっている。ここでは、利用者が選択した企業
の複数のメロデイ入りの広告データ（音声データ）と、
表示部に表示される当該企業の広告データ（グラフィッ
ク画像データ）とが、それぞれ携帯電話端末１０にダウ
ンロードされている場合を例とする。

【００３６】この場合、着呼側の携帯電話端末１０の制
御部では、記憶部に記憶されている複数のメロデイの中
から予め選択された当該メロデイを所定時間出力し、続
いて短い音声で広告を音声処理回路１４を介して音声発
声ユニット１６から出力する（ステップＳ６）。

【００３７】表示部に表示する広告データは、上記メロ
デイに対応する当該企業の広告データであり、制御部で
はこの広告と相手の電話番号とを表示回路１３を介して
液晶画面等から成る表示部に交互に表示、又は同一画面
に同時に表示する（ステップＳ７）。携帯電話端末１０
の制御部では、操作ボタン１２（通話開始ボタン）が押
下されるまで、上記メロデイ入りの広告の音声出力と広
告の画像出力を行い、通話開始ボタンが押下されると
（ステップＳ８）、これらの広告表示処理を停止して発
呼側との通話を開始する（ステップＳ４）。

【００３８】また、上記ステップＳ８において通話開始
ボタンが押下されて通話中（例えば発呼側との通話を開
始した数秒間）に、発呼側及び着呼側、若しくはいずれ
か一方の携帯電話端末１０に広告メッセージを流すこと
もできる。この場合、通話時には通話開始音、例えばピ
ー音で通話開始になるが、手順としては、通話開始ボタ
ンの押下→広告メッセージ→通話開始音→通話開始→終
了（広告サービスのモードにおける処理の終了）という
手順、或いは、通話開始ボタンの押下→画像広告表示
（ステップＳ９）→通話開始音→通話開始→音声／画像
広告表示（ステップＳ１０）→終了という手順となる。
これらの通話中に入れる広告メッセージは、小音量の広
告音声、若しくは小音量の広告音声と広告画像であり、
通話開始ボタンが押下されるまでに出力されるメッセー
ジとは異なるメッセージ、若しくは同一の連続するメッ
セージである。

【００３９】次に、通話していない待機状態における広
告メッセージの表示処理について説明する。

【００４０】携帯電話端末１０の制御部では通話してい
ない待機状態でも時々、通信して現在地を基地局２０側
に通知しているが、その時に広告データを基地局２０側
から広告サービス対象の携帯電話端末１０に送信する。
この待機時の広告表示機能を選択した利用者に対して
も、通話料金を割引くサービスを提供する。以下、携帯
電話端末が待機時の処理について図５のフローチャート
に従って説明する。なお、待機時の広告表示による通話
料金割引サービスの利用条件は、既に個人データを登録
し，携帯電話端末を使用していることが条件である。

【００４１】携帯電話端末１０から現在地を示す信号を
受信した基地局２０では、当該携帯電話端末１０が広告
サービス対象端末か否かを判断し（ステップＳ１１）、
広告サービス対象端末でなければ、制御モードを通常動
作のモードとして通常の処理を実施する（ステップＳ１
２）。一方、広告サービス対象端末であれば、その携帯
電話端末１０が位置する当該エリアにおける現在のトラ
フィックが所定量以下であるか否かを判定し（ステップ
Ｓ１３）、トラフィックが所定量を超えているのであれ
ば、制御モードを通常動作のモードとして通常の処理を
実施する（ステップＳ１２）。上記ステップＳ１３にお
いてトラフィックが所定量以下であれば制御モードを広
告サービスのモードとし、当該携帯電話端末１０と接続
して広告データ（画像データ）を送信する。ここで、広
告データの送信をトラフィックの少ない時間に限定する
のは、広告主が負担する通信料金を低く抑えるためであ
る。また、送信対象の広告データは本例では画像データ
のみであり、画像データを圧縮して送信することで通信
時間の短縮を図っている。

【００４２】この広告データの送信処理は、例えば、広
告データの更新がされる毎に、当該広告に対応して指定
された時間帯に当該広告データを送信していない携帯電
話端末１０を対象として行われるようになっている。

【００４３】上記広告データは、表示のみの広告データ
と、自動アンケート調査を目的としたアンケート形式の
広告データ等があり、前者の場合は一方送信の形態であ
り、後者の場合は利用者の回答データが当該企業の集計
センタに送信される問合／応答（双方向の通信）の形態
となっている。

【００４４】送信対象となる広告データは、各企業毎に
複数種類の広告データ（特定のキャラクタのグラフィッ
クデータ等）が用意されており、基地局２０では、広告
サービスの種別（個人情報に基づく広告，現在地情報に
基づく広告等）により処理形態を判定して処理する。例
えば、個人情報に基づく広告であれば、広告データに性
別，年齢に対応した画像データが含まれており、当該携
帯電話端末１０の個人情報によって当該広告を自動的に
選択し、その広告データを送信する。ここで、個人情報
とは、住所，性別，年齢等の加入者情報であり、性別又
は年齢、若しくは性別と年齢に応じた広告が選択され
る。例えば、広告の目的にあった特定の年齢層や購買層
に絞った広告（女性向の化粧品広告など）が選択され
る。また、現在地情報に情報に基づく広告であれば、広
告データに各地域に対応した画像データが含まれてお
り、当該携帯電話端末１０の現在地に対応する地域用の
広告を自動的に選択し、その広告データを送信する。例
えば、複数店舗を有する店の広告では、利用者の現在地
の地域にある店の位置情報（地図の画像等）の広告が選
択されて送信される。

【００４５】上記広告を自動選択する際に、条件を満た
す候補が数多くある場合は、例えば規定数の範囲内で優
先順位に応じて特定の候補が自動的に選択される。さら
に、個人情報及び現在地情報に加えて時間（時間帯域）
をパラメ−タとしてその時の時間に応じた広告を選択す
るようにしても良い。ここでは、複数の広告を利用者が
選択できるように、複数の候補を選択して携帯電話端末
１０側に送信する場合を例とする（ステップＳ１４）。

【００４６】広告データを受信した携帯電話端末１０の
制御部では、当該データを記憶部に記憶すると共に、そ
の広告データが表示のみの広告（一方送信形態）かアン
ケート形式の広告（問合応答形態）か否かを判定する
（ステップＳ１５）。表示のみの広告で且つ広告表示モ
ードが選択されていれば、表示拒否でないと判定し、受
信した時点で当該広告データを表示部に表示する。表示
される広告の内容は、目立つように、且つ送信データの
量が少なくなるようにプログラム化を図るようにしてい
る。具体的には、左右方向のスクロール，上下方向のス
クロール，点滅，画面切替え，変形等の制御をふんだん
に使い効果を上げるようにしている。また、記憶部に記
憶された複数の広告データ（ゲームプレイが可能な広告
付きゲームを含む）を待機状態において携帯電話端末１
０の操作ボタン１２による選択操作で切替えて表示でき
るようにしている（ステップＳ１６）。

【００４７】一方、上記ステップＳ１５において、問合
／応答の形態の広告であれば、質問の画像を表示し（ス
テップＳ１７）、各質問に沿って押したボタンのデータ
を記憶すると共に（ステップＳ１８）、送信用の回答デ
ータ（集計用のアンケートデータ）を作成し（ステップ
Ｓ１９）、受信データに含まれる指定された宛先（集計
用コンピュータ４０）に送信し（ステップＳ２０）、広
告サービスのモードにおける動作を終了する。本例で
は、質問に対する回答は、広告データを受信して一旦通
信を終了し、待機状態での回答データ入力後に当該の宛
先に自動的にダイヤリングして送信する方式としてい
る。

【００４８】次に、アンケート形式の広告の処理につい
て図６のフローチャートの流れに沿って具体例を示して
説明する。

【００４９】携帯電話端末１０の制御部では、受信した
アンケート形式の広告データに基づいてアンケート調査
用の質問事項の画像データを作成し、表示回路１３を介
して表示部に表示する（ステップＳ２１）。利用者は、
アンケートの質問事項に応じて入力手段である操作ボタ
ンを押して答えて行く（ステップＳ２２）。このアンケ
ート形式の広告データは、クイズで遊びながら、知らな
いうちにアンケートに答えるような形態のものが好まし
い。アンケートの質問が終了すると（ステップＳ２
３）、携帯電話端末１０の記憶部には、当該アンケート
の各質問事項に沿って押した操作ボタンの情報が回答デ
ータ（例えば質問順にＹＥＳが“１”，ＮＯが“０”か
ら成る回答データ）として記憶され、そのデータを基に
集計用のアンケートデータが作成される（ステップＳ２
４）。そして、携帯電話端末１０の制御部では、受信し
た広告データに含まれる指定された宛先に自動的にダイ
ヤリングして、アンケートデータを送信する（ステップ
Ｓ２５）。この回答データの通信に係る費用についても
課金はされず、通信料金が１アクセス単位で割引きか
れ、若しくは一回当たりの平均通話時間を基に設定され
た割引き率に応じて割引きかれて課金処理が実行され
る。

【００５０】なお、上記回答データの送信先はアンケー
トの集計用コンピュータ（広告サービス提供用コンピュ
ータ４０の集計用サーバ若しくは企業の集計センタ５
０）であり、集計用サーバで集計する形態とした場合
は、集計用サーバでは各携帯電話端末１０からのアンケ
ートの結果を企業毎に集計し、例えば当該企業の設定に
応じて定期的に、或いは予め設定された日時に当該企業
の集計センタ５０に送信する。その際、アンケートの集
計結果を基に集計用サーバによってマーケッティング調
査を自動的に実施し、その調査結果を当該企業の集計セ
ンタ５０に送信するようにしても良い。一方、企業の集
計センタ５０で集計する形態とした場合は、送信先の集
計センタ５０のサーバアドレスをセットし、直接、集計
センタ５０のコンピュータに送信する。

【００５１】集計センタ５０若しくは集計サーバの機能
を有する広告サービス提供用コンピュータ４０では、ア
ンケートの集計結果を基にマーケッティング調査を自動
的に実施する。また、アンケートに答えた利用者に対し
ては例えば景品を送るようにしている。なお、上述した
待機時の広告表示は着信時等の広告表示と同様に、広告
表示機能を使用するか否かを携帯電話端末側の操作で選
択できるようになっており、気分が悪い時に広告が入
り、企業のイメージダウンしないようにしている。

【００５２】また、本発明では、待機時においては上記
のような広告の他に広告付きのゲームやニュース等の情
報を無料で提供し、利用した利用者に対して通話料金の
割引サービスを実施するようにしている。広告付きのゲ
ームの場合は、広告付きのゲームを無料でダウンロード
して提供し、例えばゲーム終了時に広告を表示したり、
ゲームの表示キャラクタとして当該企業のキャラクタを
使用したりすることで、当該企業の広告を表示する。ま
た、ニュース等の情報提供では、例えば情報の内容に広
告を挟んで表示する。

【００５３】前述のアンケート形式の広告による自動マ
ーケッテング調査は特に有効である。現在は電話マーケ
ッティング会社があり、専門に電話オペレータがいて、
電話を掛けて調査をしているが、本発明では、オペレー
タ無しでデータを自動的に集計してマーケッティング調
査を自動的に実施することができる。

【００５４】次に、広告要素を含むクイズ形式の問題に
対する回答を集計する懸賞付き広告の処理について、図
７のフローチャートの流れに沿って具体例を示して説明
する。集計用コンピュータ４０に対する送信処理など、
全体の処理の流れは前述のアンケート形式の広告の処理
とほぼ同等であり、ここでは異なる部分を主に説明す
る。

【００５５】携帯電話端末１０の制御部では、受信した
懸賞付き広告データに基づいて問題の表示データを作成
し、表示回路１３を介して表示部に表示する（ステップ
Ｓ３１）。その際、利用者は懸賞広告を見て、出題され
た問題に対する回答を入力する。携帯電話端末１０の制
御部は、その回答の結果によって次の出題を変更して表
示する。例えば、同図７のフローに示すように、最初の
問題に対する答えがいずれか（本例では“１”又は
“０”）を判断し（ステップＳ３２）、１が押された時
は１を記憶すると共に、１に対応する問題を次の問題と
して出題し（ステップＳ３３）、０が押された時は０を
記憶すると共に、０に対応する問題を次の問題として出
題する（ステップＳ３４）。そして、全ての出題が終了
したのであれば（ステップＳ３５）、キーデータ（例え
ば各問題のＩＤと操作ボタンの情報）を回答データ（集
計用データ）として、広告データ中の当該企業が指定し
た送信アドレス先に接続して送信し（ステップＳ３
６）、広告サービスのモードにおける動作を終了する。

【００５６】このように、問合／応答（双方向の通信）
の形態では、携帯電話端末１０の使用時以外の待機時
に、液晶表示画面にアンケート形式の広告や懸賞付き広
告を表示し、その広告に回答情報を入れて答えてもら
い、そのボタンを押した情報を自動的に集計センターに
集め、広告商品のマーケッティング情報などを得るよう
にしている。なお、出題に対する回答に応じて次の出題
を変えていく方法を前述のアンケート形式の広告に採用
するようにしても良い。

【００５７】上述のように、携帯電話端末１０に対して
広告を提供する場合は、音声による広告，画像（グラフ
ィックデータ，テキスト形式等の文字データによる画像
等）による広告，及び両者を組合せた広告の各形態が挙
げられる。ここで、利用者にとって最も望ましいと思わ
れる広告の具体的な表示方法について考える。

【００５８】通話時に広告を提供する場合において音声
による広告と画像による広告とを比較した場合、音声に
よる広告は通話の妨げになると言った欠点がある。ま
た、音声は聞きたくなくても聞こえるが、表示は気にし
なければ良いので、表示のみによる広告の方が利用者に
とって好ましいと考えられる。すなわち、音声は聞きた
くなくても聞こえるが、表示は気にしなければ良い。そ
こで、以下に説明する実施の形態では、表示による広告
を提供する場合、特に文字列を主体とした広告を提供す
る場合について、好ましい広告の表示方法について説明
する。

【００５９】広告を表示する場合には、何気なく見せる
こと、利用者にとって興味がある記事を掲示すること、
綺麗な画面で見たい、格好良い画面を見たいと言った利
用者の要望を満足させること、長い文字列の広告を一方
的に表示しないことなどが重要である。また、利用者の
操作性については、ボタン操作を覚えなくても直ぐに対
応できるのが良く、何も操作しなくても表示されるのが
望ましい。また、一方的に詳細な内容を表示するのでは
なく、興味ある広告のみ利用者が選択して、その詳細内
容を表示し得るようにするのが望ましい。

【００６０】そこで本発明では、次の表示方法を採用す
ることで、利用者の要望を満たすようにしている。先
ず、利用者が何も操作しなくても、着信時（発信時），
通話中及び通話終了時のうち少なくともいずれか１つ以
上を含む状態で表示する。特に、着信時と通話終了時に
表示するのが望ましい。そのときの広告の表示内容は、
メイン画面（タイトル等）を表示する。また、見逃した
広告はもう一度見ることができるように、例えば待機時
にボタンが押されたときに、広告画面を再表示する。い
ずれの広告表示も簡潔な文字列（例えば１つの広告は画
面の一行以内）から成る例えばタイトルのみ表示し、タ
イトルが選択された場合に詳細な情報として、例えば広
告提供元の電話番号，場所の説明，商品の説明，アンケ
ート，発注書，予約等ができる画面を表示する。その
際、そのタイトルに対応する宛先に自動的にダイヤリン
グし、通信料金は広告主側の負担として宛先側から詳細
な情報を送信して表示するようにすれば、表示量の制限
がなくなり、必要な情報を何ページでも表示することが
できる。

【００６１】以下に説明する実施の形態において、第１
の表示形態では、文字列を主体とした各タイトルを携帯
電話端末の画面上で横方向にスクロールして順次表示す
るようにしている。例えばその広告のタイトルを表示中
に所定のボタンが押されると、その広告の詳細情報の場
所（アドレス）情報を表示するようにしている。すなわ
ち、広告情報は長すぎると見てもらえないので、先ず、
複数のタイトル（本例では３〜５タイトル）から成るメ
イン画面をスクロール表示する。利用者は興味あれば、
その広告タイトルが表示されている間に何らかのボタン
を押す。携帯電話端末１０の制御部では、ボタンが押さ
れたときのタイトルに対応する広告詳細画面を受信し
て、或いは携帯電話端末１０に予めダウンロードされた
データをメモリから読み出して、ボタン操作に応じてサ
ブ画面１，サブ画面２，……，サブ画面ｎとして順次分
岐して以降のページ情報を表示する。以下に、具体的な
メイン画面の構成例を説明する。

【００６２】メイン画面は、例えば次の構成（１）〜
（５）を基本セットとして随時表示する。（１）広告サービスのロゴ表示（表示時間：１秒程度）（２）レベル１の広告：全国レベルの広告（１〜３パケ
ット，５０文字程度、表示時間：５〜１０秒程度）（３）レベル２の広告：地方レベル（首都圏等の中規模
エリア）の広告（表示時間：５〜１０秒程度）（４）レベル３の広告：地域レベル（セルラ方式の最小
単位，市町村レベル）の広告（表示時間：５〜１０秒程
度）（５）無料コンテンツの紹介（表示時間：２〜１０秒程
度）

【００６３】上記メイン画面のデータは携帯電話端末１
０のメモリに記憶し、着信時，通話終了時など既定のタ
イミングで表示する。携帯電話端末１０は随時この内容
を広告サービス提供用コンピュータ（サーバ）４０の指
示で更新する。例えば広告のカテゴリ（及び表示順位）
を示すレベル１からレベル３の広告のデータは、広告専
用サーバ４０からのメールで更新する。広告専用サーバ
４０は、広告のレベルに基づき、端末の基地局情報によ
って１端末当たり上記レベル１〜レベル３の広告データ
から成る３セットのメールをトラフィックの少ない時に
発信する。なお、上記無料コンテンツの紹介では、占
い，ゲーム，クイズ，天気予報などのコンテンツを紹介
し、実行プログラムを含めて携帯電話端末１０側にダウ
ンロードし、無料（通信料金を除く）で提供する。この
無料コンテンツの紹介では、例えば広告要素を有しない
内容を含めて上記レベル１〜レベル３の広告データに付
加して表示する。

【００６４】図８は、広告情報の第１の表示形態におけ
るメイン画面の構成例を示している。本例では、それぞ
れの広告の内容（タイトル）の区切りをマーク（例えば
“＊”マーク）で区切り、且つこのマークを広告のレベ
ルの選択情報とすると共に、マークで区切られた内容を
広告自体のページ情報とするようにしている。ここで、
本発明で言う「ページ」とは、広告の表示単位を示すも
のであり、マークで区切ったページを広告のメインペー
ジとして表示し、その広告のメインページが選択された
場合に、その広告の次のページ（本例ではそのタイトル
に対応する詳細情報）をサブページとして分岐して表示
するようにしている。また、本発明で言う「レベル」と
は、広告内容のカテゴリ（全国版，地方版等の分類）を
示すものであり、本例ではこのレベルを表示の優先順位
としても処理するようにしている。

【００６５】図８の具体例では、広告の内容を“＊”マ
ークで区切ると共にマークの個数でレベルを表現し、マ
ークが１個のときは全国、２個は地方、３個は市、４個
は無料コンテンツ、５個は終了の認識に使用している。
各レベル（本例ではレベル１〜４）の広告は１つ又は複
数の広告で構成され、１つの広告は１行又は複数行で構
成される。表示方式としては、マークで区切られた各広
告を画面上で右から左に流れるようにスクロール表示す
るのが効果的である。同図８の例では、表示開始を示す
マークを兼ねた広告サービスのロゴに続いて、レベル順
にスクロール表示される。すなわち、全国レベル１の広
告を３種類順次表示し、続いて地方レベル２の広告を３
種類、市町村レベル３の広告を２種類、無料コンテンツ
の紹介を３種類、それぞれ“＊”マークと共に表示し、
最後に表示終了を示すマーク（本例では“ＥＮＤ”）を
表示する。なお、マークで区切られた内容を表示するウ
ィンドウと、当該広告主のサービスキャラクタを表示す
るウィンドウとを分割して両者を表示するようにしても
良い。

【００６６】そして、本例では、スクロール表示中に
“＊”マークが例えばセンター画面より通過した時に何
らかのボタンが押されると、その広告の詳細内容のペー
ジに飛び、そのページ内容を表示するようにしている。
また、“＊”マークが表示されていなければ広告内容の
ページを取得して、そのページの先頭から再度表示する
ようにしている。本発明では、上述のような表示方法に
より、着信時は着信信号を基に相手先番号と共に広告の
内容を表示し、通話ボタンが押されると広告表示を消
し、通話終了時において数秒後に再度（例えば１５秒〜
３０秒間程度）表示する。また、待機時は利用者が所定
のボタンを押すと再度表示する。利用者は、これらの広
告表示時に興味有る内容があれば、所定のボタンを押し
て詳細の広告画面の表示を指示する。

【００６７】以下に、上記のようなメイン画面の構成を
例として、広告情報の第１の表示形態を採用した場合の
動作例を図９のフローチャートに沿って説明する。な
お、通話料金割引サービスの処理については、フローチ
ャートを用いて説明した前述の動作例（着信時の処理等
参照）と同様のため、説明を省略する。また、着信時、
通話終了時の広告表示の動作は待機時と同様のため、こ
こでは、待機時の広告表示に係る動作例を例として説明
する。

【００６８】待機状態で広告表示ボタン（本例では、待
機状態では未使用の通話切ボタンを広告表示ボタンとし
て割当てている）が押下されると、携帯電話端末１０の
制御部（ＣＰＵ１１）では、メモリから広告のメイン画
面のデータを読み出し、先ず広告サービスシステムのロ
ゴ（サービス名又はサービスキャラクタ）を画面上に表
示する（ステップＳ４１）。続いて、レベル１の広告を
所定時間表示する。本例では、レベル１の広告は全国レ
ベルの広告であり、携帯電話端末１０の画面上で横スク
ロールして表示する（ステップＳ４２）。そして、その
広告が表示されている時、例えば広告（タイトル）の後
に付加された区切りマーク“＊”がセンター画面より通
過して画面上から消える前に、ボタン（本例では、通話
切ボタン以外のボタン）が押されたか否かを判定し（ス
テップＳ４３）、押されたのであれば次のページ情報の
表示指示と判断してスクロール表示を一時中断し、例え
ばサーバ４０と自動接続してその広告の次のページ（詳
細説明のデータ）を受信し、詳しい説明を表示する（ス
テップＳ４４）。

【００６９】そして、詳しい説明の表示が終了したので
あれば画面を切替えてスクロール表示を再開して当該レ
ベルの次の広告を表示する（ステップＳ４５）。なお、
“＊”マークが表示されていない状態でボタンが押され
た場合、すなわち１ページの情報が画面枠に収まらず、
“＊”マークが存在しない状態でボタンが押された場合
は、再表示の指示と判断して同一ページの情報を取得
し、そのページの先頭から再表示する。以降，レベル２
の広告，レベル３の広告，無料コンテンツの紹介を順次
表示して行く。レベル２，３の広告の詳細内容の表示に
ついてもレベル１の広告と同様に、ボタン操作による指
示がされた場合に表示する（ステップＳ４６〜Ｓ５
０）。また、無料コンテンツの紹介で、例えば“ゲーム
コーナ”を表示中にボタンが押されたのであれば、当該
ゲームのプログラムを起動して当該ゲームを実行する。
その際、複数のゲームを表示してボタン操作で選択され
たゲームを実行するようにしても良い（ステップＳ５１
〜Ｓ５３）。そして、最後に表示終了を示すマークを表
示して、広告の表示動作をすべて終了する。

【００７０】なお、広告の詳細説明のデータや無料コン
テンツの紹介に関するプログラムを含む詳細データは、
メイン画面と共にメールで送信して携帯電話端末１０の
メモリに記憶しておき、そのデータを読み出すようにし
ても良い。また、ボタン操作による指示がされた場合に
広告専用サーバ４０から受信する形態と、予め送信して
携帯電話端末１０のメモリに記憶しておく形態とを、詳
細データの量に応じて広告専用サーバ４０側で自動的に
選択するようにしても良い。

【００７１】次に、メイン画面と広告の詳細内容の第２
の表示形態について説明する。

【００７２】図１０は、広告情報の第２の表示形態にお
けるメイン画面の構成例を示している。広告内容は全国
レベルと地方レベル、市のレベルで広告主が変わるの
で、上述した第１の表示形態では、レベルを２〜３種類
にして順次流すようにしたが、第２の表示形態では、同
時に複数種類（３〜４つ程度）の広告内容を画面上に表
示する方式としている。具体例としては、同図１０のよ
うに内容別に表示列を設け、１番上は全国、２番目は地
方、３番目は市のレベルの広告、４番目は無料コンテン
ツとし、これらの表示列を画面上に表示し、１画面に入
りきらない場合には、例えば着信電話番号の表示部、
“広告”の見出し以外の部分を横スクロールで流す様に
表示若しくは画面切替えにより表示する。これらの中か
ら所望の広告、コンテンツの詳細情報を得る場合は、例
えばカーソルで上下に移動してカーソルの指示した項目
のページにジャンプし、その詳細情報を得る。この様に
することにより、広告量の増大、選択の幅を増やすこと
ができるといった効果が得られる。

【００７３】次に、広告の受付処理の具体的な動作例
を、図１１のフローチャートの流れに沿って説明する。

【００７４】広告の依頼主（依頼者）は、パーソナルコ
ンピュータ等の通信機能を有する端末から例えばインタ
ーネットを利用して出稿する。広告主の端末から出稿依
頼を受けた広告サービス提供用コンピュータ（サーバ）
４０では（ステップＳ６１）、先ず、広告の提供対象と
なる主用な顧客の選択画面を依頼主側の端末にダウンロ
ードして画面表示する（ステップＳ６２）。広告の依頼
主は、広告の提供対象を限定する場合には上記選択画面
にて広告の提供対象を選択し（ステップＳ６３）、選択
した顧客を対象とした宣伝内容の書込み、絵の貼りこみ
等をして広告を作成して送信する。選択対象は顧客の年
齢層，性別，職業，趣味，住所などであり、これらの選
択画面より、選択し顧客の絞込みができるので、従来の
宣伝媒体より効果的な宣伝が可能となる（ステップＳ６
４）。

【００７５】サーバ４０では、依頼者の端末側で作成さ
れた広告のデータを当該端末から受信して選択画面にて
選択された提供対象の顧客に対応付けて記憶する（ステ
ップＳ６５）。そして、広告情報を携帯電話端末１０側
に提供する際に（ステップＳ６6）、上記選択画面の選
択情報，及び携帯電話端末１０の加入者情報に基づいて
当該カテゴリの広告の提供対象となる顧客を判断し（ス
テップＳ６7）、該顧客の携帯電話端末１０を対象とし
て当該カテゴリの広告情報を提供する（ステップＳ６
8）。

【００７６】このように、顧客の年齢層，性別，職業，
趣味及び住所のいずれかの要素を少なくとも１つ以上を
含むカテゴリに対応して広告の内容を設定しておき、携
帯電話端末若しくは広告の提供サービスシステムの加入
者情報に含まれる個人情報に基づいて上記カテゴリに対
応する携帯電話端末を選択し、該携帯電話端末を対象と
して当該カテゴリの広告を提供する方式を採用すること
で、無用な顧客に見せずにも済むと言う効果が得られ
る。例えば女性化粧品の宣伝を男性に送ると迷惑となる
が、性別を判断して女性のみを対象とすることで回避す
ることができる。

【００７７】

【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、携帯電話端末に表示される広告表示の対価として、
その携帯電話端末を所有する個人の通信料金を割引くよ
うにしているので、利用者自身の通信費用を安価にする
ことができる。また、個人情報に基づいて当該利用者の
年齢層，性別，職業，趣味，住所などのカテゴリに応じ
た広告を自動的に選択し、該当の携帯電話端末のみを対
象として当該カテゴリの広告を提供するようにすること
で、広告の目的にあった特定の購買層に絞った広告を提
供することが可能となり、また、顧客にとって無用で迷
惑となる広告を送ってしまうのを回避することが可能と
なる。さらに、携帯電話端末の現在位置情報に基づいて
当該地域の広告を自動的に選択して表示することで、そ
の地域に応じた広告を表示することが可能となる。そし
て、面白い広告が提供できれば更なる人気がもたらさ
れ、通信施設業者の競争力の強化、広告提供者の利益に
貢献することができる。

【００７８】また、音声による広告の場合、着信時に発
声する宣伝音にはメロデイを入れるようにしているの
で、広告主に対して嫌な印象を与えるなどの逆効果を回
避することができる。さらに、携帯電話端末に表示され
た画像に含まれる質問事項に対して入力された利用者の
回答データを、自動的に送信して集計処理することで、
携帯電話端末を入力手段としたマーケッティング調査を
自動的に行うことが可能なシステムを安価に実現するこ
とができる。また、広告を携帯電話端末の画面に表示す
る際には、例えば最初のページを表示して次のページ以
降を選択可能に表示するようにしているので、利用者に
とって興味の無い広告を一方的に表示してしまうのを回
避することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る携帯電話システムの全体構成の一
例を示すブロック図である。

【図２】本発明に係る広告データの処理の流れの一例を
示す模式図である。

【図３】本発明に係るデジタル携帯電話端末の構成の一
例を示す模式図である。

【図４】本発明に係る携帯電話端末の着信時の処理を説
明するためのフローチャートである。

【図５】本発明に係る携帯電話端末の待機時の処理を説
明するためのフローチャートである。

【図６】本発明に係るアンケート形式の広告の処理を説
明するためのフローチャートである。

【図７】本発明に係る懸賞付き広告の処理を説明するた
めのフローチャートである。

【図８】本発明に係る広告情報の第１の表示形態におけ
るメイン画面の構成例である。

【図９】本発明に係る広告情報の第１の表示形態におけ
る動作例を説明するためのフローチャートである。

【図１０】本発明に係る広告情報の第２の表示形態にお
けるメイン画面の構成例である。

【図１１】本発明に係る広告の受付処理の具体的な動作
例を説明するためのフローチャートである。

【符号の説明】

１０携帯電話端末２０基地局３０交換局４０広告サービス提供用コンピュータ（集計サーバ）５０集計センタ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｈ０４Ｍ 15/00 Ｇ０６Ｆ 15/21 Ｚ５Ｋ１０１Ｈ０４Ｑ 7/04 ＨＦターム(参考） 5B049 AA00 BB11 CC02 CC36 EE01 EE07 FF01 FF06 FF07 GG03 GG04 GG06 5B089 GA25 HA13 JA33 JA38 JB03 JB05 JB22 KA16 LB14 5K015 AA00 AB00 AB01 AF00 GA04 GA07 5K025 AA08 BB01 BB03 DD05 DD06 EE08 EE09 EE16 EE17 GG10 5K067 AA21 AA29 AA44 BB04 DD52 DD54 DD57 EE02 EE10 EE16 EE23 FF04 FF05 FF07 FF13 FF23 FF26 GG06 HH01 HH07 HH13 JJ52 5K101 KK16 LL12 MM07 NN12 NN18 NN21 NN22 RR11 RR27 RR28 SS07 SS08 TT02

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】広告サービス提供用コンピュータから無
線通信ネットワークを介して携帯電話端末に対して広告
情報を提供する携帯電話システムにおける広告情報処理
方法であって、前記携帯電話端末の画面に広告主の広告
要素を有する画像を表示すると共に、その広告表示の対
価として該携帯電話端末を所有する個人の通信料金を割
引く、又は、前記広告主からの広告視聴への対価として
の経済的便益を提供することを特徴とする携帯電話シス
テムにおける広告情報処理方法。
【請求項２】前記通話料金の割引きは、前記広告表示
をした当該携帯電話端末の１アクセス単位、若しくは１
回当たりの平均通話時間を基に設定された割引き率に応
じて実施するようになっている請求項１に記載の携帯電
話システムにおける広告情報処理方法。
【請求項３】前記広告要素を有する画像は、前記無線
通信ネットワークを介して前記携帯電話端末の記憶部に
ダウンロードされた画像データに基づき、前記携帯電話
端末の着信時，発信時，通話中，通話終了時及び待機時
のうち少なくともいずれか１つ以上を含む状態で表示す
るようになっている請求項１又は２に記載の携帯電話シ
ステムにおける広告情報処理方法。
【請求項４】前記広告の内容が年齢層，性別，職業，
趣味及び住所のいずれかの要素を少なくとも１つ以上を
含むカテゴリに対応して設定されており、前記携帯電話
端末若しくは前記広告の提供サービスシステムの加入者
情報に含まれる個人情報に基づいて前記カテゴリに対応
する携帯電話端末を選択し、該携帯電話端末を対象とし
て当該カテゴリの広告を提供するようになっている請求
項１乃至３のいずれかに記載の携帯電話システムにおけ
る広告情報処理方法。
【請求項５】前記広告要素を有する画像データが各地
域に対応した画像データを含み、前記携帯電話端末の現
在地情報に基づいて当該地域の広告を自動的に選択して
表示するようになっている請求項１乃至４のずれかに記
載の携帯電話システムにおける広告情報処理方法。
【請求項６】前記携帯電話端末の着信時に発声する着
信音に少なくともメロデイを含む広告主の宣伝音を入れ
て音声表示するようになっている請求項１乃至５のずれ
かに記載の携帯電話システムにおける広告情報処理方
法。
【請求項７】前記携帯電話端末に発声する着信音がメ
ロデイと該メロデイとは異なる広告音声とから成る広告
主の宣伝音を含み、前記携帯電話端末の着信時から該携
帯電話端末の通話開始操作がされるまでの間に前記メロ
デイと前記広告音声とを交互に音声表示するようになっ
ている請求項６に記載の携帯電話システムにおける広告
情報処理方法。
【請求項８】前記広告要素を有する画像データがアン
ケート調査を目的としたアンケート形式の画像データを
含み、前記携帯電話端末の待機時に前記広告主のアンケ
ート調査用の画像を表示し、前記携帯電話端末の表示画
像に含まれる質問事項に対して入力された利用者の回答
データを前記携帯電話端末から前記広告要素を有するデ
ータの中で指定された宛先に自動的にダイヤリングして
送信するようになっている請求項１乃至７のいずれかに
記載の携帯電話システムにおける広告情報処理方法。
【請求項９】前記広告要素を有する画像データが懸賞
付き広告の画像データを含み、前記携帯電話端末の表示
画像に含まれる質問事項に対して入力された利用者の回
答データを前記携帯電話端末から前記広告要素を有する
データの中で指定された宛先に自動的にダイヤリングし
て送信するようになっている請求項１乃至８のいずれか
に記載の携帯電話システムにおける広告情報処理方法。
【請求項１０】前記広告要素を有する画像を、前記携
帯電話端末の着信時に該携帯電話端末の画面に発呼側の
携帯電話端末の電話番号と前記広告要素を有する画像と
を同時に若しくは交互に表示するようになっている請求
項１乃至９のいずれかに記載の携帯電話システムにおけ
る広告情報処理方法。
【請求項１１】前記画面に表示する広告の内容の区切
りをマークで区切って表示すると共に、前記マークで区
切られた広告の内容を当該広告の最初のページとして前
記当該広告の次のページ情報を選択可能に表示するよう
になっている請求項１乃至１０のいずれかに記載の携帯
電話システムにおける広告情報処理方法。
【請求項１２】前記広告のレベルを前記マークの個数
で表し、前記マークにより当該レベルを認識可能に表示
するようになっている請求項１１に記載の広告情報処理
方法。
【請求項１３】前記広告の最初のページとして当該広
告のタイトルを表示し、該タイトルが選択された場合に
次のページ情報を取得して詳細情報を表示するようにな
っている請求項１１又は１２に記載の広告情報処理方
法。
【請求項１４】前記広告のレベルとして少なくとも地
方レベルを設け、地方レベルの広告の場合には、前記携
帯電話端末若しくは前記広告の提供サービスシステムの
加入者情報に含まれる住所情報に基づいて当該加入者の
地方に対応する広告情報を表示するようになっている請
求項１１乃至１３のいずれかに記載の携帯電話システム
における広告情報処理方法。
【請求項１５】前記画面に表示する広告が少なくとも
文字列から成る広告を含み、前記マークで区切られた広
告の内容を前記画面上で１行又は複数行平行してスクロ
ール表示するようになっている請求項１１乃至１４のい
ずれかに記載の携帯電話システムにおける広告情報処理
方法。
【請求項１６】前記マークが前記画面の中央部より通
過した状態で所定のボタンが押された場合に、前記マー
クに対応する広告の次のページ情報を取得して表示する
ようになっている請求項１５に記載の携帯電話システム
における広告情報処理方法。
【請求項１７】前記携帯電話端末の画面上で表示対象
の広告のレベル毎に表示列を設け、少なくとも全国レベ
ルと地方レベルの広告とを含む複数レベルの広告の内容
を前記表示列に対応させて表示するようになっている請
求項１乃至１０のいずれかに記載の携帯電話システムに
おける広告情報処理方法。
【請求項１８】前記画面上に表示された各広告の内容
を当該広告の最初のページとして前記各広告の次のペー
ジ情報を選択可能に表示するようになっている請求項１
７に記載の携帯電話システムにおける広告情報処理方
法。
【請求項１９】前記各広告の次のページ情報の選択
は、前記画面に表示されるカーソルを前記携帯電話端末
の操作手段により移動操作して前記カーソルで指示され
たものを選択するようになっている請求項１８に記載の
携帯電話システムにおける広告情報処理方法。
【請求項２０】前記広告要素を有する画像に広告要素
を有しない内容を付加して提供するようになっている請
求項１乃至１９のいずれかに記載の携帯電話システムに
おける広告情報処理方法。
【請求項２１】前記広告サービス提供用コンピュータ
は、前記携帯電話端末に表示される広告の依頼を広告主
の端末から通信ネットワークを介して受付ける第１のス
テップと、前記広告の提供対象となる顧客のカテゴリの
選択画面を前記通信ネットワークを介して前記広告主の
端末に表示する第２のステップと、前記広告主の端末側
で前記カテゴリに対応して作成された広告の情報を前記
通信ネットワークを介して受信して記憶する第３のステ
ップと、前記選択画面の選択情報に基づいて当該カテゴ
リの広告の提供対象となる顧客を判断し該顧客の携帯電
話端末を対象として前記当該カテゴリの広告情報を提供
する第４のステップとを有する請求項１乃至２０のいず
れかに記載の携帯電話システムにおける広告情報処理方
法。
【請求項２２】前記広告視聴への対価として提供され
る経済的便益は、金銭，割引サービスのいずれか１つ以
上を含む請求項１、又は、請求項３乃至２２のいずれか
に記載の携帯電話システムにおける広告情報処理方法。