JP2001186455A - デジタル画像処理装置及びデジタル画像処理方法。 - Google Patents

デジタル画像処理装置及びデジタル画像処理方法。

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JP2001186455A
JP2001186455A JP36679099A JP36679099A JP2001186455A JP 2001186455 A JP2001186455 A JP 2001186455A JP 36679099 A JP36679099 A JP 36679099A JP 36679099 A JP36679099 A JP 36679099A JP 2001186455 A JP2001186455 A JP 2001186455A
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Hitoshi Kubota
均 久保田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の画像処理装置を有するデジタルスチル
カメラでは、連写を行う際には、撮影した複数の画面の
データを画面数分の複数のバッファメモリに格納し、す
べてのバッファメモリに画像データが格納されたら連写
を中断して1画面ずつ順次信号処理を行なってメモリカ
ードに記録するため、一連の連写を行なった後、次に連
写が可能になるまでに時間がかかるという問題があっ
た。 【解決手段】 入出力の転送レートが同じ信号処理手段
で見かけ上連続的に信号処理を行ない、信号処理の完了
したデータをバッファメモリに蓄積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はデジタルスチルカ
メラにおける画像処理装置および画像処理方法に関する
ものであり、特に連写機能を有し、一連の連写を行なっ
た後、次の一連の連写が可能になるまでの時間が短いデ
ジタルスチルカメラにおける画像処理装置および画像処
理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は特開平2−248186に記載
されたデジタルスチルカメラにおける画像処理装置の図
であり、図において、1001は撮像素子、1002は
この撮像素子の出力に対して増幅、ホワイトバランス調
整、γ補正等の処理を行なう前処理回路、1003はア
ナログ信号であるこの前処理回路1002の出力をデジ
タル信号に変換するA/D変換器、1004はデジタル
スイッチAであり、上記A/D変換器の出力を複数のバ
ッファメモリ1005のいずれかに選択的に転送する。
このバッファメモリ1005はそれぞれが1画面分のデ
ータ容量を有するフレームメモリである。1006はデ
ジタルスイッチBでありいずれかの上記バッファメモリ
1005の出力を選択的に信号処理ブロック1007に
転送する。この信号処理ブロック1007はバッファメ
モリ1005から受け取った信号を輝度信号と色差信号
に変換し、メモリカード1008に記録する。
【0003】以上の構成を有するデジタルスチルカメラ
において、連写時には撮像素子1001から連続的に取
り込まれた画像データが前処理回路1002、A/D変
換器1003により連続的に処理され、デジタルデータ
化される。そしてデジタルスイッチA1004が次々と
切り換わり、図17に示したように、1画面分ずつの画
像データをバッファメモリ1005に格納していき、す
べてのバッファメモリ1005に画像データが格納され
た時点で連写は一旦中断される。次いで、デジタルスイ
ッチB1006が最初のバッファメモリ1005を信号
処理ブロック1007に接続し、最初のバッファメモリ
1005内の画像データが読み出され、信号処理ブロッ
ク1007で処理されてメモリカード1008に記録さ
れる。以後、デジタルスイッチB1006が次々と切り
換わりそれぞれのバッファメモリ1005内の画像デー
タの信号処理ブロック1007での処理とメモリカード
1008への記録が行われ、すべてのバッファメモリ1
005内の画像データの処理と記録が完了した段階で、
連写が再開される。図17では連写、バッファメモリ書
込みおよび読み出し、信号処理、メモリカード書込みの
各動作の間の時間遅れは省略して示してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
画像処理装置を有するデジタルスチルカメラでは、連写
を行う際には、撮影した複数の画面のデータを画面数分
の複数のバッファメモリに格納し、すべてのバッファメ
モリに画像データが格納されたら連写を中断して1画面
ずつ順次信号処理を行なってメモリカードに記録するた
め、一連の連写を行なった後、次に連写が可能になるま
でに時間がかかるという問題があった。
【0005】また連写可能な枚数がバッファメモリの数
で制限されてしまうので、連写可能枚数を増やすために
はバッファメモリの数を増やさなければならないという
問題があった。
【0006】この発明は上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、1回の一連の連写を行なった
後、次の一連の連写が可能になるまでの時間を短縮でき
るデジタルスチルカメラにおける画像処理装置を得るこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデジタル
画像処理装置は、
【0008】またこの発明に係るデジタル画像処理装置
は、上記撮像素子は、それぞれがいずれか1つの原色情
報をアナログ画像データとして出力するX個の画素から
なるラインが複数集合してなり、上記アナログ画像デー
タを1クロック動作で1画素分ずつ各ラインの一端から
出力する動作を各ラインに関して順次繰り返し、上記A
/D変換器は上記アナログ画像データを順次デジタル化
して各画素毎に1つの原色のNビットのデジタル画像デ
ータに変換し、1クロック動作で1画素分ずつ該A/D
変換器の出力端に接続されたNビット幅の外部バスに出
力し、上記所定の転送レートは1クロック動作でNビッ
トを転送する速度であり、上記信号処理手段は、上記外
部バスからMクロック動作で転送されるN×Mビットの
デジタル画像データを蓄積し、該N×Mビットのデジタ
ル画像データをN×Mビット幅の内部バスに1クロック
動作で出力するするバス幅変換手段と、上記内部バスに
接続されたX×Nビットの容量を有するラインメモリで
あって、上記ラインの端部からM個毎の画素に対応し、
ライン端部からの番号を付された容量N×Mビットの複
数のブロックに分割されたP個(P=M−6)のライン
メモリと、上記ラインメモリとN×Mビット幅のバスで
接続され、それぞれN×Mビットの容量を有して上記ブ
ロックから上記M個の画素のデジタル画像データを1ク
ロック動作で順次転送され格納する(P+1)個のレジ
スタと、1個のレジスタ内の各画素が有しない原色情報
を他のレジスタに格納された画素のデジタル画像データ
から1クロック動作で補間生成し、該補間処理されたレ
ジスタ内の各画素の原色情報を各色毎に1クロック動作
で出力する補間生成手段を有するものである。
【0009】またこの発明にかかるデジタル画像処理装
置は、上記撮像素子のフィルタ構成はRGBモザイクカ
ラーフィルタであり、上記信号処理手段は上記撮像素子
の偶数行目のラインのデジタル画像データを上記A/D
変換器から転送される際は、ラインの最初の画素のデジ
タル画像データを破棄し、上記信号処理手段はさらに上
記(P+1)個のレジスタの右端部の画素データを保持
する(P+1)個の画素データ保持手段を有し、上記補
間生成手段は、上記補間処理において各レジスタの左端
部の画素データに対しての補間処理は上記画素データ保
持手段に保持されたデジタル画像データを使用するよう
にしたものである。
【0010】またこの発明にかかるデジタル画像処理方
法は、上記信号処理手段の動作は下記の(1)から
(7)のステップを有するようにしたものである。 (1)撮像素子の端部からP行めまでのラインのデジタ
ル画像データを上記P個のラインメモリに転送するとと
もに、上記ブロックの番号を指定するブロック指定番号
を1に設定する初期設定ステップ; (2)各ラインメモリの上記ブロック指定番号により指
定されるP個のブロック内のデジタル画像データを、上
記レジスタの内のP個に1クロック動作当たり1ブロッ
ク計Pクロック動作でコピーする転送ステップ; (3)上記内部バスから1クロック動作でN×Mビット
のデジタル画像データを取り込み、上記ブロック指定番
号により指定されるブロックの内で書き込み後最も経過
時間が長いブロックに上書きする書込みステップ; (4)上記書込みステップでブロックに上書きされたN
×Mビットのデジタル画像データを上記転送ステップで
画素群データの転送を受けなかったレジスタに1クロッ
ク動作でコピーするコピーステップ; (5)上記(P+1)個のレジスタの内の1個のレジス
タ内の画素に対して、各画素が有しない原色情報を他の
レジスタ内のデジタル画素データにより1クロック動作
で補間生成し、各画素毎に3原色の情報を有する補間処
理済みデータを生成する補間処理ステップ; (6)上記補間処理ステップにおいて生成された補間処
理済みデータの3原色を各色毎に1クロック動作計3ク
ロック動作で出力する出力ステップ; (7)上記ブロック指定番号をインクリメントし、該イ
ンクリメントしたブロック指定番号が1ラインのブロッ
ク数を超えない場合はそのまま上記転送ステップに戻
り、インクリメントしたブロック指定番号が1ラインの
ブロック数を超える場合はブロック指定番号を1に設定
して上記転送ステップに戻る判定ステップ。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.実施の形態1を図
1から図15を用いて説明する。図について説明する
と、図1はこの実施の形態によるデジタルスチルカメラ
の画像処理装置の構成図、図2はこの画像処理装置にお
ける信号処理手段の詳細構成図、図3はデジタルスチル
カメラの画素の1単位を示す図、図4はRGBモザイク
カラーフィルタを示す図、図5はこの実施の形態におけ
る画素群の分割の仕方を示す図、図6はこの実施の形態
における画素群毎の補間手順を示す図、図7および図8
はこの実施の形態における各ブロックの左右端部の画素
の補間を説明する図、図9から図11はこの実施の形態
における画素群毎の補間手順を示す図、図12はこの実
施の形態における信号処理手段の動作を示すタイミング
チャート、図13はこの実施の形態において奇数行の補
間を行なう場合の説明図、図14はこの実施の形態にお
いて偶数行の補間を行なう場合の説明図、図15はこの
実施の形態におけるデジタルスチルカメラにおける画像
処理のタイミングチャートである。
【0012】構成を説明する。図1において、1は撮像
素子、2はこの撮像素子1の出力であるアナログ画像デ
ータに対してホワイトバランス調整、欠陥画素補正等の
周知の処理を行なう前処理回路、3はアナログ画像デー
タであるこの前処理回路2の出力を撮像素子1の各画素
に対応したデジタル画像データに変換するA/D変換
器、4はこのA/D変換器3の出力に対して補間処理等
の信号処理を行い輝度信号および色差信号に変換する信
号処理手段、5は撮影時にユーザが押下するシャッタボ
タン、6はこのシャッタボタン5による画像記録を制御
するシャッタ制御ブロック、7はこのシャッタ制御ブロ
ックにより制御され画像記録時に導通するバススイッ
チ、8は上記信号処理ブロック4の出力データである信
号処理済みデータを圧縮しJPEGフォーマットに変換
する圧縮ブロック、9はデジタルスイッチAであり、上
記圧縮ブロック8の出力を複数のバッファメモリ10の
いずれかに選択的に転送する。このバッファメモリ10
はそれぞれが1画面分のデータ容量を有するフレームメ
モリである。11はデジタルスイッチBであり、いずれ
かの上記バッファメモリ10の出力を選択的にフラッシ
ュメモリ12に書き込む。
【0013】上記デジタルスイッチA9、デジタルスイ
ッチB11、フラッシュメモリ12がそれぞれこの発明
における第1のデータ書込み手段、第2のデータ書込み
手段、画像データ記憶手段である。
【0014】上記撮像素子1はこの実施の形態において
は横1600×縦1200画素を有するものとする。ま
たA/D変換器3からフラッシュメモリ12に至るデジ
タル信号伝送用のバスは、図1に明示されている部分は
すべて10ビット幅であり、以下に説明するように信号
処理ブロック4の内部においてのみ80ビット幅のバス
が使用されている。さらに図1の画像処理装置は図示し
ていない水晶発振子から生成されるクロックに同期し
て、図示していない制御手段の制御により動作する。
【0015】図2の信号処理手段4の内部構成図におい
て、101はA/D変換器3とこの信号処理手段4を接
続する入力側バスであり、前述の通りこのバス幅は10
ビットである。102はこの信号処理手段4全体を制御
する制御手段、103はバス幅変換手段A、104は幅
80ビットの内部バスであり、このバス幅変換手段A1
03は上記入力側バス101から1クロック毎に10ビ
ットずつ転送されて来るデータを8クロック分蓄積し、
蓄積した80ビットを1クロックで上記内部バス104
に送り出す。105は画面の1ライン分のデータを蓄積
するラインメモリを複数有するラインメモリユニットで
あり、ここでは2本のラインメモリからなるものとす
る。106は上記内部バス104と上記ラインメモリユ
ニット105を接続する80ビット幅のデータバスa、
107は画像データ蓄積用のレジスタを有し、上記ライ
ンメモリユニット105から転送される部分画像データ
により各画素に対してデータの補間処理を行なう補間処
理手段、108は上記内部バス104と上記補間処理手
段107を接続する80ビット幅のデータバスb、10
9、110、111はそれぞれ上記補間処理手段107
から転送される80ビット幅の3原色信号であるR信
号、G信号、B信号を一旦蓄積し、10ビット幅のバス
を通して10ビットずつR信号バッファ112、G信号
バッファ113、B信号バッファ114に転送するバス
幅変換手段R、バス幅変換手段G、バス幅変換手段Bで
ある。115は上記R信号バッファ112、G信号バッ
ファ113、B信号バッファ114から10ビット幅の
バスを通して10ビットずつ転送されるR信号、G信
号、B信号から周知のγ補正、階調補正、色変換等の周
知の画像処理を行ない、輝度信号と色差信号を生成する
後処理手段であり、この後処理手段115の出力は1ク
ロックで1画素分10ビットずつ10ビット幅のバスに
よりバススイッチ7に転送される。
【0016】次に動作を説明する。まずユーザがシャッ
タボタン5を押下すると撮影が開始され、撮像素子1が
画像情報を取り込む。撮像素子1は各画素が3原色のR
(赤)、G(緑)、B(青)のいずれかに対応してお
り、その配列は図3のように2行2列計4個の画素の
内、Gが2個、R、Bが各1個であるものを1単位と
し、この単位の行方向および列方向への繰り返しによっ
て図4のように構成されているものが「RGBモザイク
カラーフィルタ」として周知である。ただし上記の
「行」は画素の横方向の並び、「列」は画素の縦方向の
並びを表すものであり、今後i行j列の画素を「画素
(i,j)」と表示する。また1つの行を「ライン」と
も呼ぶ。撮像素子1の出力であるアナログ画像信号に対
して前処理回路2がホワイトバランス調整、欠陥画素補
正等の前処理を行ない、前処理済みのアナログ画像信号
をA/D変換器3に転送する。A/D変換器3では受け
取った信号をデジタル画像データに変換して信号処理手
段4に転送するが、A/D変換後の信号は図4の各画素
に対応した色の強度をそれぞれ10ビットで表したもの
とする。そしてA/D変換器3と信号処理手段4の間の
バス幅が10ビットであるため、1クロックで1画素の
データが転送されることになる。その転送の順序は画素
(1,1)からスタートし、1行目の転送を完了したら
画素(2,1)から2行目を転送するというように、1
行ずつ順に図4の左上側から右下の順に転送する。
【0017】次いで信号処理手段4における処理につい
て説明するが、この信号処理手段4での処理は大別して
下記2つに分類できる。 (1)各画素が3原色すべての情報を有するように行な
う補間処理 (2)上記補間処理で獲得した各画素の3原色に関する
情報から輝度信号と色差信号を得る後処理。そして上記
(2)の後処理は、この実施の形態においては後処理手
段115が行なうが、周知の技術であるため詳細な説明
は省略し、(1)の補間処理についてのみ説明する。
【0018】図4に示したように、A/D変換器3の出
力であるデジタル画像データは各画素が1つの原色に関
する情報しか有していないが、各画素が3原色すべての
情報を有するように不足している他の2つの原色のデー
タを周囲の画素データから補間することにより生成する
のが補間処理であり、図示しない補間生成手段により実
行されるが、まずその基本的な手法について説明する。
図4において、例えば画素(2,3)はRの情報しか有
していないので、GとBに関する情報が不足している。
この内Gに関しては上下の画素(1,3)と(3,3)
のGの算術平均から決定し、Bに関しては、画素(1,
4)と(3,2)のBの算術平均から決定する。この場
合Gに関しては左右の画素(2,2)と(2,4)から
決定し、またBに関しては逆の斜めの(1,2)と
(3,4)から決定することも可能であるが、この実施
の形態においては上記の決定法とする。また画素(2,
6)はGに関する情報しか有していないので、RとBに
関する情報が不足している。このRに関しては左右の画
素(2,5)と(2,7)のRの算術平均により決定
し、Bに関しては上下の画素(1,6)と(3,6)の
Bの算術平均により決定する。画素(3,5)も同じく
Gに関する情報しか有していないが、この場合は左右の
画素の算術平均からBを上下の画素の算術平均からRを
決定する。このようにGに対しては、上下/左右2対の
画素対の一方からRを他方からBを補間する。次に、画
素(3,4)のBについて、Gはその上下の画素(4,
2)と(6,2)の算術平均により決定し、Rは画素
(2、5)と(4、3)の算術平均により決定する。こ
れもGに関しては左右の画素(3,1)と(3,3)か
ら決定し、またRに関しては逆の斜めの画素(2,1)
と(4,3)から決定することも可能であるが、この実
施の形態においては上記の決定法とする。他の位置にあ
る各画素に関しても上記と同様に周囲の画素データを使
用して補間動作を行う。上記のように補間のためには上
下の行のデータを使用するので3行のデータが必要であ
る。この場合1行目や1列目等画像素子1の4辺の画素
は周囲の画素から補間をすることが不可能なので補間処
理を行なわないが、画面端部であるため実用上は問題が
ない。
【0019】そしてこの実施の形態においては、図5に
示すように、補間処理手段107がラインメモリユニッ
ト105を利用しながら、1行を8画素ずつの画素群に
分割し、図6のように8画素×3行の画素を1ブロック
として中央の行の画素群を上下の行の画素群から補間す
る。p行の第q画素群を画素群(p,q)と表現する
と、画素群(p,q)中の各画素を画素群(p−1,
q)と画素群(p+1,q)の画素から補間し、1つの
画素群に関して補間が完了したらqをインクリメントし
て図6中の右側の画素群に移動し、q=200での補間
動作が終了したらpをインクリメントするとともにq=
1にリセットして1つ下の行の第1画素群からの補間を
開始するという動作を繰り返す。
【0020】ただし、補間処理手段107は各ブロック
の左右端部の画素に関して補間を行うために、以下のよ
うな操作を行なう。図7において、例えば画素(2,
8)のGに対して、Rを補間するために画素(2,7)
と(2,9)のRを使用する。また画素(3,8)のB
に対してRを補間するために画素(2,9)と(4,
7)のRを使用する。これは各ブロックの右端部におい
て共通であり、各ブロックの右端部を8X列(Xは自然
数)の画素で統一すると補間できない画素が生じる。そ
こで、偶数行目は1列目のRを使用せずに、第1画素群
は2列目から9列目の画素から生成するというように画
素群を決定し、図8のように奇数行目の第Y画素群(Y
は200以下の自然数)は8Y−7列目から8Y列目の
画素により構成し、偶数行目の第Y画素群は8Y−6列
目から8Y+1列目の画素により構成する。ただし偶数
行目の第200画素群は7画素より構成される。この時
各行の2列目の画素に対する補間が不可能になるが、画
面端部であるため実用上問題はない。
【0021】さらに、この様に生成した各ブロックの左
端の画素の補間について説明すると、例えば図7におい
て、第2画素群の画素(3,9)のGに対するRの補間
には画素(2,9)と画素(4,9)のRを使用し、ま
たこの画素(3,9)のGに対するBの補間には画素
(3,8)と画素(3,10)のBを使用するので、左
側の画素群の画素に関するデータを3個保持しておくデ
ータ保持機構が必要になり、このため補間処理手段10
7が図示しない画像データ保持用レジスタ(画素データ
保持手段)を3個保有する。図7において、第2画素群
の画素(2,10)のGに対する補間において使用する
第1画素群のデータは(2,9)のRのみであるので、
上記画像データ保持用レジスタは上記の通り3個でよ
い。以上のようにブロック左端の偶数行の画素に関して
は左隣のブロックの画素情報を1個用い、ブロック左端
の奇数行の画素に関しては左隣のブロックの画素情報を
3個用いて補間する。以上のような手順により、2行か
ら1199行までの各行の3列から1599列までの画
素に対して補間を行う。
【0022】以下補間の動作を順を追って説明する。図
2のバス幅変換手段A103は前述のように1クロック
毎に転送されてくる1画素10ビットのデータを8画素
分80ビット蓄積し、この8画素分のデータを1クロッ
クで80ビット幅の内部バス104に転送する。そして
まず、図9に示したラインメモリユニット105内の第
1ラインメモリ105a、第2ラインメモリ105bに
それぞれ画素群(1,1)〜画素群(1,200)と画
素群(2,1)〜画素群(2,200)のデータを蓄積
する(初期設定ステップ)。1クロックで1画素群のデ
ータが転送されるので、計400クロックを要する。ま
た、第1ラインメモリ105aと第2ラインメモリ10
5bはそれぞれ10ビットの画素を1ライン1600画
素分蓄積する容量を有する。
【0023】第1ラインメモリ105aと第2ラインメ
モリ105bにそれぞれ1ライン分のデータが蓄積され
た後の動作を、図9と図10および図12のタイミング
チャートを参照しながら説明する。図12において「C
LK」はクロックを示し、「Enable1」から「E
nable5」までは制御手段102がクロックに同期
して生成する信号であり、内部バス104に流れる信号
を制御する。第1ラインメモリ105aと第2ラインメ
モリ105bにそれぞれ1ライン分のデータが蓄積され
ると、その後の6クロック目にEnable1がHig
hになり画素群(1,1)のデータが補間処理手段10
7の第1レジスタ107aに転送される。図12におい
てこの6クロック目をで示し、以後順に,・・・
と示す。また図9、図10中の,,・・・の数字は
図9の同じ数字のクロックのタイミングに行われる動作
であることを示している。以下各クロックにおける動作
を順に説明する。
【0024】クロック:Enable1がHighに
なり画素群(2,1)のデータが補間処理手段107の
第2レジスタ107bに転送される。この時ラインメモ
リユニット105は1列目の画素を転送しないで、2列
目の画素から8画素を画素群(2,1)のデータとして
転送する。以後同様にラインメモリユニット105は偶
数行に関しては1列目の画素を転送しないで、2列目の
画素から8画素ずつを画素群として転送する。 クロック:前回バス幅変換手段A103からラインメ
モリユニット105に対して画素群(2,200)を転
送してから8クロック目であり、バス幅変換手段A10
3にはA/D変換器3より画素群(3,1)の8画素分
のデータが蓄積されているので、Enable2がHi
ghとなり、バス幅変換手段A103から第1ラインメ
モリ105aのすでに補間処理手段107へ転送画素さ
れている画素群(1,1)のデータにこの画素群(3,
1)のデータを上書きする。 クロック:Enable1がHighになりこの画素
群(3,1)のデータを第1ラインメモリ105aから
読み出して、補間処理手段107の第3レジスタ107
cに転送する。 クロック:クロックにおいて補間処理手段107の
3個のレジスタに画素群(1,1)、(2,1)、
(3,1)のデータが格納されたので、画素群(2,
1)の補間処理を行なう。この補間処理はこのクロック
の1クロックの間に完了し、補間処理が完了した各画
素はR、G、Bについてそれぞれ10ビットずつ、計3
0ビットのデータ量となる。 クロック:Enable3がHighになりクロック
の補間処理において生成された画素群(2,1)の8
画素分のR成分80ビットをバス幅変換手段R109に
転送する。内部バス104の幅は80ビットであるので
1クロックで転送が完了する。 クロック:同様に:Enable4、5がHigh
になりクロックの補間処理において生成された8画素
分80ビットのG成分およびB成分をバス幅変換手段G
110、バス幅変換手段B111に転送する。クロック
と同様にそれぞれ1クロックで転送が完了する。この
時点で、図7により説明したように、補間処理手段10
7は画素群(2,2)の補間時に使用するため画素群
(2,1)の中の画素(2,9)のデータを図示してい
ない画像データ保持用レジスタ(画像データ保持手段)
に保持している。
【0025】上記クロックまでで画素群(2,1)の
補間処理が完了したので、次に画素群(2,2)の補間
処理を行なう。この時点がこの発明における判定ステッ
プに相当し、次に処理する画素群の列数が200を超え
ていないので、次の列の画素群の処理を行なう。この
後、図10に示したように上記画素群の位置が1つ右に
シフトしたのみでクロック〜(16)は上記クロック〜
と同様の動作を繰り返す。この内、クロック(13)で生
成された8画素分のR成分をバス幅転送手段R109に
転送するクロック(14)は前回80ビットのR成分をバス
幅変換手段R109に転送したクロックから8クロッ
ク経過している。バス幅変換手段R109からは1クロ
ック10ビットずつ10ビット幅のバスを経由してR信
号バッファ112に転送されるので、この8クロック間
でバス幅変更手段R109からのデータの転送は完了
し、クロック(14)でバス幅変更手段R109からの転送
が完了すると同時に補間処理手段107からバス変換手
段R109への転送が行なわれる。これはクロック(15)
(16)でのG信号転送、B信号転送に関しても同様であ
り、バス幅変換手段G110、バス幅変換手段B111
からのデータ転送が完了すると同時に補間処理手段から
G信号、B信号の転送が行なわれる。
【0026】上記クロックがこの発明における転送
ステップ、クロックが書込みステップ、クロックが
コピーステップ、クロックが補間処理ステップ、クロ
ックが出力ステップである。クロックから(16)
についても各クロックより8クロック前の上記クロック
からと同様である。
【0027】R信号バッファ112、G信号バッファ1
13、B信号バッファ114にそれぞれ80ビットで転
送されたデータはさらにそれぞれ10ビット幅のバスを
経由して8クロックで後処理手段115に転送され、後
処理手段115によって上記のように周知のγ補正、階
調補正、色変換等の周知の画像処理を行ない、1画素あ
たり10ビットのデータを生成する。そして、この後処
理手段115の出力は1クロックで1画素分10ビット
ずつ10ビット幅のバスによりバススイッチ7に転送さ
れる。
【0028】上記の手順を繰り返して画素群(2,1)
から画素群(2,200)までの補間が終了するが、画
素群(2,1)のラインメモリユニット105からの転
送時、1列目の画素を転送せずに2列目から8画素ずつ
転送したため、画素群(2,200)は7画素分のデー
タしかない。そこで画素群(2,200)の末尾にはダ
ミーデータとして1画素分10ビットのデータを付加す
る。このダミーデータの形式は任意である。以後同様に
偶数行の200番目の画素群には末尾に1画素分10ビ
ットのデータを付加するものとする。
【0029】以下画素群(3,1)の補間が開始される
ので、これを図11を用いて説明する。この説明におい
てもクロックの番号を付しているが、はEnable
1がHighになるクロックであり、図12と同様のタ
イミングチャートである。図11の動作において上記2
行目の画素群(2,N)の補間と異なる点は、2行目の
補間においては図9、図10に示したようにクロック
で第1ラインメモリ105aから第1レジスタ107a
に転送しクロックで第2ラインメモリ105bから第
2レジスタ107bに転送し、さらにクロックでバス
幅変換手段A103から第1ラインメモリ105aに転
送したデータをクロックで第3レジスタ107cに転
送していたが、この3行目の補間においてはクロック
において第2ラインメモリ105bから第1レジスタ1
07aに転送し、クロックにおいて第1ラインメモリ
105aから第2レジスタ107bに転送し、さらにク
ロックで第2ラインメモリ105bに転送したデータ
をクロックで第3レジスタに転送する点である。以後
のクロックからクロックの動作は共通である。
【0030】一般に奇数行の補間を行う場合には、補間
を行うブロックのラインメモリユニット105でのデー
タは第1ラインメモリ105aのデータの方が第2ライ
ンメモリ105bより行数が小さくクロックで第1ラ
インメモリ105aから先に読み出す図9のような動作
となる。これを一般的な形で示したのが図13であり、
xは奇数(1〜1199)、zは1から200の整数、
〜は図12のクロックと同じタイミングを示すもの
である。さらに偶数行の補間を行う場合には補間を行う
ブロックのラインメモリユニット105でのデータは第
1ラインメモリ105aのデータの方が第2ラインメモ
リ105bより行数が大きくクロックで第2ラインメ
モリ105bから先に読み出す図11のような動作とな
り、これを一般的な形で示すと図14のようになる。
【0031】以上のように、信号処理手段4には1クロ
ックで1画素分10ビットずつのデジタルデータが入力
され、この信号処理手段4では各画素について補間処理
および後処理を行ない、信号処理手段4からは信号処理
済みデータが1クロック毎に1画素分10ビットずつ送
り出され、バススイッチ7を経由して圧縮ブロック8に
転送され、例えばJPEG形式に圧縮される。圧縮ブロ
ック8からも10ビット幅のバスを使用して、1クロッ
ク毎に10ビットずつ出力される。この出力周波数は例
えば50MHzである。
【0032】このデジタルスチルカメラにおいて連写が
行われた場合について、図15を参照しながら説明する
と、撮像素子1から連続的に取り込まれたデータが信号
処理手段4による信号処理、および圧縮ブロック8によ
る圧縮が行なわれ、最終的にフラッシュメモリ12に書
き込まれるが、1クロック毎に10ビットずつ書き込む
とすると、フラッシュメモリ12への書き込み周波数は
例えば25MHz程度であり、圧縮ブロック8の出力周
波数より低いので、バッファメモリ10にデータが蓄積
される。バッファメモリ10にはRAMが用いられる
が、バッファメモリ10への書き込み周波数は圧縮ブロ
ック8からの出力周波数と同一とすることが可能である
が、上記フラッシュメモリ12への書き込みはRAMへ
の書き込みより低速である。従って連写を行なった場合
は、バッファメモリ10に圧縮データが蓄積され、連写
枚数が多くなるに従って多くのバッファメモリが使用さ
れ、すべてのバッファメモリ10にデータが蓄積される
と連写は停止する構成となっている。
【0033】デジタルスイッチA9は、圧縮ブロック8
の出力を複数あるバッファメモリ10のいずれかに選択
的に書き込むが、1つのバッファメモリ10には1フレ
ーム分のデータを書き込む。そしてデジタルスイッチB
11は1フレーム分のデータが書き込まれたバッファメ
モリ10から順にデータを読み出し、フラッシュメモリ
12に書き込む。デジタルスイッチA9が選択している
バッファメモリ10とデジタルスイッチB11が選択し
ているバッファメモリ10は異なっていてもよい。この
デジタルスイッチA9がバッファメモリ10を選択して
書込み、デジタルスイッチB11がバッファメモリ10
からデータを読み出してフラッシュメモリ12に書き込
む動作は信号処理手段4で画像処理を行なう動作と同時
に行なうことが可能である。そしてすべてのバッファメ
モリ10のデータがフラッシュメモリ12に書き込まれ
ると、再度連写が可能になる。なお図15においては、
連写、信号処理、バッファメモリ書込み動作間の時間遅
れは省略した。また、フラッシュメモリへの書込みはバ
ッファメモリに1フレーム分のデータが蓄積された後開
始されるとした。
【0034】以上のようにこの実施の形態においては、
信号処理手段4への入力であるA/D変換器3の出力と
信号処理手段4の出力の転送レートが同一であるため、
信号処理手段4の前にバッファメモリを置く必要がな
く、信号処理後にバッファメモリ10からフラッシュメ
モリ12に書き込むので、信号処理手段4における信号
処理と、バッファメモリ10からデータを読み出してフ
ラッシュメモリ12へ書き込む動作を同時に行なうこと
が可能であり、一度連写を行なってから次に連写を開始
するまでの連写待ち時間を短縮できるという効果があ
る。
【0035】またこの実施の形態においては、信号処理
手段4はA/D変換器3からの出力をそのままの転送レ
ートをで受信し、同じ転送レートで出力するので信号処
理手段の前にバッファメモリを置く必要がなく、メモリ
の量を削減することが可能であるという効果がある。
【0036】またこの実施の形態においては、信号処理
手段は10ビット幅のバスから1クロック10ビットず
つ入力される計80ビットのデータを8クロック毎に1
度ずつ80ビット幅のバスに出力するバス幅変換手段を
有し、この80ビット幅のバスと接続され8クロックで
処理を完了するラインメモリユニット105と補間処理
手段107とからなる演算処理手段を有するので、入力
と同じく1クロック10ビットずつ出力することが可能
であり、信号処理手段4の前にバッファメモリを置く必
要がなく、信号処理後にバッファメモリ10からフラッ
シュメモリ12に書き込むので、信号処理手段4におけ
る信号処理と、バッファメモリ10からデータを読み出
してフラッシュメモリ12へ書き込む動作を同時に行な
うことが可能であり、一度連写を行なってから次に連写
を開始するまでの連写待ち時間を短縮できるという効果
がある。
【0037】また上記の実施の形態においては、ライン
メモリユニットは2本のラインメモリの内、片方ずつ交
互に新たに転送されてくるラインのデータを上書きする
ので、ラインメモリは2本でも3本のラインのデータを
使用して補間を行なえるという効果がある。
【0038】なお上記実施の形態においては、信号処理
手段4の入力側バスの幅は10ビットで内部バスは80
ビット幅とし、演算処理は8クロックで終了する例を示
したが、入力側バスの幅、内部バスの幅、演算処理に要
するクロック数は他の値であってもよく、一般的に、入
力側バス幅をNビット、内部バスの幅をN×Mビットと
して、演算処理に要するクロック数をMクロックとすれ
ば、1クロックで信号処理手段に入力されるビット数と
信号処理手段から出力されるビット数を同一とすること
が可能となり、信号処理手段の前にバッファメモリを置
く必要がなくなり、信号処理後にバッファメモリ10か
らフラッシュメモリ12に書き込むので、信号処理手段
4における信号処理と、バッファメモリ10からデータ
を読み出してフラッシュメモリ12へ書き込む動作を同
時に行なうことが可能であり、一度連写を行なってから
次に連写を開始するまでの連写待ち時間を短縮できると
いう効果がある。
【0039】また上記の実施の形態においては、1つの
画素群を8画素とし、各画素のピット数を10ビットと
したが、1つの画素群は他の画素数からなってもよく、
また各画素のビット数は他のビット数でもよく、1つの
画素群の画素数と1画素のデータのビット数の積が信号
処理手段の内部バスの幅であればよい。
【0040】また上記の実施の形態においては、演算処
理手段はR、G、Bいずれかの単一の原色情報各画素し
か持たない各画素に対して、その画素を含むラインと、
その上下1ラインずつ計3ラインの画素を利用して他の
原色情報を補間生成して付加する例を示したが、上下2
ラインずつ計5ラインの画素を利用して他の原色情報を
補間生成してもよく、一般に画素情報を補間される画素
を中心とした計奇数ライン数(Qとする)の画素を利用
して他の原色情報を補間生成すればよく、この場合、ラ
インメモリユニット105はラインメモリをQ−1個備
えればよい。また補間処理手段107はレジスタをQ個
備えればよい。
【0041】
【発明の効果】以上のようにこの発明によるデジタル画
像処理装置によれば、画像データ記憶手段への書込み速
度は信号処理手段の出力の転送レートより小さくても、
信号処理手段と画像データ記憶手段の間に複数のバッフ
ァメモリを置いたので、信号処理手段における信号処理
と画像データ記憶手段への書込み動作を同時に行なうこ
とが可能であり、一度連写を行なってから次の連写を開
始するまでの連写待ち時間を短縮できるという効果があ
る。
【0042】またこの発明によるデジタル画像処理装置
によれば、信号処理手段にMクロックで入力された入力
がMクロックで処理され、入力と出力の転送レートが同
じなので信号処理を見かけ上連続的に行なうことが可能
であり、データの滞留はバッファメモリのみになり、次
の連写開始までの待ち時間を短縮することが可能である
という効果がある。また、信号処理手段の前にバッフメ
モリァを置く必要がなく、メモリを削減することができ
るという効果がある。
【0043】またこの発明によるデジタル画像処理装置
によれば、上記撮像素子の配列はRGBモザイクカラー
フィルタであり、上記A/D変換器は上記撮像素子の偶
数行目のラインのデジタル画像データを転送する際は、
ラインの最初の画素のデジタル画像データを転送せず、
上記信号処理手段は上記(P+1)個のレジスタの右端
部の画素データを保持する(P+1)個の画素データ保
持手段を有し、上記補間生成手段は、上記補間処理にお
いて各レジスタの左端部の画素データに対しての補間処
理は上記画素データ保持手段に保持されたデジタル画像
データを使用するので、ブロック端部の画素に対しても
補間処理が可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるデジタルス
チルカメラの画像処理装置の構成図。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるデジタルス
チルカメラの画像処理装置における信号処理手段の詳細
構成図。
【図3】 この発明の実施の形態1におけるデジタルス
チルカメラの画素の1単位を示す図。
【図4】 RGBモザイクカラーフィルタを示す図。
【図5】 この発明の実施の形態1における画素群の分
割の仕方を示す図。
【図6】 この発明の実施の形態1における画素群毎の
補間手順を示す図。
【図7】 この発明の実施の形態1における各ブロック
の左右端部の画素の補間を説明する図。
【図8】 この発明の実施の形態1における各ブロック
の左右端部の画素の補間を説明する図。
【図9】 この発明の実施の形態1における画素群毎の
補間手順を示す図。
【図10】 この発明の実施の形態1における画素群毎
の補間手順を示す図。
【図11】 この発明の実施の形態1における画素群毎
の補間手順を示す図。
【図12】 この発明の実施の形態1における信号処理
手段の動作を示すタイミングチャート。
【図13】 この発明において奇数行の補間を行なう場
合の一般的な説明図。
【図14】 この発明において偶数行の補間を行なう場
合の一般的な説明図。
【図15】 この発明の実施の形態1におけるデジタル
スチルカメラにおける画像処理のタイミングチャート。
【図16】 従来のデジタルスチルカメラにおける画像
処理装置の図。
【図17】 従来のデジタルスチルカメラにおける画像
処理のタイミングチャート。
【符号の説明】
1 撮像素子、 2前処理回路、 3 A/D変換器、
4 信号処理手、5 シャッタボタン、 6 シャッ
タ制御ブロック、 7 バススイッチ、 8圧縮ブロッ
ク、 9 デジタルスイッチA、 10 バッファメモ
リ、 11デジタルスイッチB、 12 フラッシュメ
モリ、 21 フラッシュ制御ブロック、 101 入
力側バス、 102 制御手段、 103 バス幅変換
手段A、 104 内部バス、 105 ラインメモリ
ユニット、 106 データバスa、 107 補間処
理手段、 108 データバスb、 109 バス幅変
換手段R、 110 バス幅変換手段G、 111 バ
ス幅変換手段B、112 R信号バッファ、 113
G信号バッファ、 114 B信号バッファ、 115
後処理手段、 1001 撮像素子、 1002 前
処理回路、1003 A/D変換器、 1004 デジ
タルスイッチA、 1005 バッファメモリ、 10
06 デジタルスイッチB、 1007 信号処理ブロ
ック、 1008 メモリカード。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子と、A/D変換器と、信号処理
    手段と、第1のデータ書込み手段と、複数のバッファメ
    モリと、第2のデータ書込み手段と、画像データ記憶手
    段とを有するデジタル画像処理装置であり、 上記撮像素子は、アナログ画像データを出力し、 上記A/D変換器は上記アナログ画像データをデジタル
    化してデジタル画像データとして所定の転送レートで出
    力し、 上記信号処理手段は上記デジタル画像データに対して信
    号処理を行ない、上記所定の転送レートで信号処理済み
    画像データとして出力し、 上記第1のデータ書込み手段は上記信号処理済みデータ
    を受信し、上記複数のバッファメモリのいずれかを選択
    して該選択されたバッファメモリに上記信号処理済みデ
    ータを上記転送レートで所定量ずつ書き込み、 上記複数のバッファメモリは上記信号処理済みデータを
    それぞれ所定量ずつ記憶し、 上記第2のデータ書込み手段は、上記複数のバッファメ
    モリのなかから上記所定量の信号処理済みデータを格納
    されたバッファメモリを選択し、該選択したバッファメ
    モリから信号処理済みデータを読み出して、上記転送レ
    ートより遅い速度で上記画像データ記憶手段に書き込
    み、 上記画像データ記憶手段は上記転送レートより遅い速度
    での書き込みのみが可能であり、上記第2のデータ書込
    み手段により書き込まれた信号処理済みデータを記憶
    し、 上記第1のデータ書込み手段による上記選択したバッフ
    ァメモリへの信号処理済みデータの書込みと、上記第2
    のデータ書込み手段による上記選択したバッファメモリ
    からの信号処理済みデータの読み出しと画像データ記憶
    手段への書込みは同時に行なうことが可能であることを
    特徴とするデジタル画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記撮像素子は、それぞれがいずれか1
    つの原色情報をアナログ画像データとして出力するX個
    の画素からなるラインが複数集合してなり、上記アナロ
    グ画像データを1クロック動作で1画素分ずつ各ライン
    の一端から出力する動作を各ラインに関して順次繰り返
    し、 上記A/D変換器は上記アナログ画像データを順次デジ
    タル化して各画素毎に1つの原色のNビットのデジタル
    画像データに変換し、1クロック動作で1画素分ずつ該
    A/D変換器の出力端に接続されたNビット幅の外部バ
    スに出力し、 上記所定の転送レートは1クロック動作でNビットを転
    送する速度であり、 上記信号処理手段は、 上記外部バスからMクロック動作で転送されるN×Mビ
    ットのデジタル画像データを蓄積し、該N×Mビットの
    デジタル画像データをN×Mビット幅の内部バスに1ク
    ロック動作で出力するするバス幅変換手段と、 上記内部バスに接続されたX×Nビットの容量を有する
    ラインメモリであって、上記ラインの端部からM個毎の
    画素に対応し、ライン端部からの番号を付された容量N
    ×Mビットの複数のブロックに分割されたP個(P=M
    −6)のラインメモリと、 上記ラインメモリとN×Mビット幅のバスで接続され、
    それぞれN×Mビットの容量を有して上記ブロックから
    上記M個の画素のデジタル画像データを1クロック動作
    で順次転送され格納する(P+1)個のレジスタと、 1個のレジスタ内の各画素が有しない原色情報を他のレ
    ジスタに格納された画素のデジタル画像データから1ク
    ロック動作で補間生成し、該補間処理されたレジスタ内
    の各画素の原色情報を各色毎に1クロック動作で出力す
    る補間生成手段を有することを特徴とする請求項1に記
    載のデジタル画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記撮像素子のフィルタ構成はRGBモ
    ザイクカラーフィルタであり、 上記信号処理手段は上記撮像素子の偶数行目のラインの
    デジタル画像データを上記A/D変換器から転送される
    際は、ラインの最初の画素のデジタル画像データを破棄
    し、 上記信号処理手段はさらに上記(P+1)個のレジスタ
    の右端部の画素データを保持する(P+1)個の画素デ
    ータ保持手段を有し、 上記信号処理手段の補間生成手段は、上記補間処理にお
    いて各レジスタの左端部の画素データに対しての補間処
    理は上記画素データ保持手段に保持されたデジタル画像
    データを使用することを特徴とする請求項2に記載のデ
    ジタル画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のデジタル画像処理装置
    におけるデジタル画像処理方法であり、上記信号処理手
    段の動作は下記の(1)から(7)のステップを有する
    ことを特徴とするデジタル画像処理方法。 (1)撮像素子の端部からP行めまでのラインのデジタ
    ル画像データを上記P個のラインメモリに転送するとと
    もに、上記ブロックの番号を指定するブロック指定番号
    を1に設定する初期設定ステップ; (2)各ラインメモリの上記ブロック指定番号により指
    定されるP個のブロック内のデジタル画像データを、上
    記レジスタの内のP個に1クロック動作当たり1ブロッ
    ク計Pクロック動作でコピーする転送ステップ; (3)上記内部バスから1クロック動作でN×Mビット
    のデジタル画像データを取り込み、上記ブロック指定番
    号により指定されるブロックの内で書き込み後最も経過
    時間が長いブロックに上書きする書込みステップ; (4)上記書込みステップでブロックに上書きされたN
    ×Mビットのデジタル画像データを上記転送ステップで
    画素群データの転送を受けなかったレジスタに1クロッ
    ク動作でコピーするコピーステップ; (5)上記(P+1)個のレジスタの内の1個のレジス
    タ内の画素に対して、各画素が有しない原色情報を他の
    レジスタ内のデジタル画素データにより1クロック動作
    で補間生成し、各画素毎に3原色の情報を有する補間処
    理済みデータを生成する補間処理ステップ; (6)上記補間処理ステップにおいて生成された補間処
    理済みデータの3原色を各色毎に1クロック動作計3ク
    ロック動作で出力する出力ステップ; (7)上記ブロック指定番号をインクリメントし、該イ
    ンクリメントしたブロック指定番号が1ラインのブロッ
    ク数を超えない場合はそのまま上記転送ステップに戻
    り、インクリメントしたブロック指定番号が1ラインの
    ブロック数を超える場合はブロック指定番号を1に設定
    して上記転送ステップに戻る判定ステップ。
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