JP2001186183A - 交換装置とスクランブル方法 - Google Patents

交換装置とスクランブル方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換装置の内部信号にスクランブルを適用す
る場合に、フレーム毎にスクランブラ、デスクランブラ
をリセットしなくてもスクランブラとデスクランブラの
同期を実現する方法を提供する。 【解決手段】 バッファメモリ1に入力されたパケット
は競合調停回路6による競合の調停が行われた後、入力
インタフェース2内でスクランブル、フレーム化、電気
/光変換される。光スイッチ3はフレーム毎に光信号の
交換を行う。出力インタフェース4は光/電気変換、デ
スクランブラを行い、フレームからパケットを取り出
す。全ての入力インタフェース2内のスクランブラと全
ての出力インタフェース4中のデスクランブラにはリセ
ット回路7よりスクランブラのリセット線22、デスク
ランブラのリセット線27を経てリセットパルスが与え
られ、それぞれ同時にリセットされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信網の交換装置
に関し、特に、交換装置内で転送される信号のスクラン
ブル方式に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の通信網は、ノードにおいて信号の
交換処理を行う交換装置やノード間で信号の伝送を行う
伝送装置等により構成されている。伝送装置において
は、既に光伝送方式が主流となっているが、近年では、
交換装置においても光信号を光スイッチにより交換する
光交換方式の研究開発が盛んになっている。一般に交換
装置は、信号を交換するスイッチと、このスイッチの入
力ポートに接続される入力インタフェース、スイッチの
出力ポートに接続される出力インタフェース、及び、こ
れらを制御する制御回路等とからなる。入力インタフェ
ースと出力インタフェースにおいては、バッファリン
グ、符号化、復号等の信号処理が行われる。光交換装置
では、これらの信号処理を光信号のまま行うことも原理
的には可能であるが、現状では光信号処理技術が未熟で
あるため、入力信号を一旦電気信号に変換してからこれ
らの信号処理を行うのが一般的である。そのような光交
換装置では、入力インタフェースに光送信器が、出力イ
ンタフェースには光受信器がそれぞれ搭載される。光交
換装置により交換される光信号のビットレートは、一般
に1Gb/s以上であり、そのような高ビットレートの
光信号を受信する光受信器にはAC結合型の電気回路が
用いられることが多いので、光信号のマーク率を平均で
0.5前後にする必要がある。また、光受信器は、光信
号からクロックを抽出することにより、入力インタフェ
ースに従属同期動作するのが一般的であるが、安定なク
ロック抽出を行うためには、光信号における0、1間の
遷移が十分に高い頻度で行われる必要がある。
【0003】以上の2つの理由により、光交換装置にお
いては光信号に対して何らかの伝送路符号化を行うこと
が多い。このような光交換装置の例として、1999年6
月、末村他、信学技報OCS 99-23(1999-6)、15〜20頁に
は2.56Tb/sの交換容量を持つ光パケット交換装
置が開示されている。
【0004】この光パケット交換装置は、図26に示す
ように、1つ以上のバッファメモリ1及び入力インタフ
ェース(IINF)2と、1つの光スイッチ3と、1つ
以上の出力インタフェース(OINF)4及びエラステ
ィックメモリ5と、1つの競合調停回路(ARBITE
R)6とからなる。
【0005】図27は、フレーム構成を示す図である。
各フレームは、プリアンブル10、フレーム同期パター
ン11、ペイロード12、及びCRC13からなる。
【0006】バッファメモリ1に入力された電気信号の
パケットは、競合調停回路6により出力先の競合を調停
された後、入力インタフェース2において光スイッチ内
フレーム(以後、単にフレームと呼ぶ)のペイロードに
収容され、光信号に変換されて光スイッチ3に入力され
る。光スイッチ3は、競合調停回路6の制御に従ってフ
レーム毎に交換を行う。出力インタフェース4は、受信
した光信号を電気信号に変換した後、フレームからパケ
ットを取り出す。
【0007】ここで、入力インタフェース2は、装置全
体に分配されるシステムクロックに同期して動作する
が、出力インタフェース4は、光信号から抽出したクロ
ックに同期して動作する。つまり、出力インタフェース
4のクロックは、入力インタフェース2から出力インタ
フェース4までの経路長分だけシステムクロックを遅延
したものになり、その位相はシステムクロックの位相と
は必ずしも等しくない。そこで、出力インタフェース4
から出力されるパケットは、エラスティックメモリ5に
おいて出力インタフェース4のクロックからシステムク
ロックに乗り換える。
【0008】また、光交換装置では、光スイッチの切替
の際に光信号が瞬間的に断状態になり、その部分のビッ
トが失われる。そこで、一般にフレームとフレームの境
界にガードタイムと呼ばれる一定時間の領域を設け、こ
のガードタイムにおいて光スイッチの切替が行われるよ
うにされている。このような光交換装置の例としては、
例えば特開昭60−137198号公報等に開示された
ものがある。
【0009】また、出力インタフェース4が受信するフ
レームの送信元は、光スイッチが切り換えられる度に異
なり、しかも各々の入力インタフェース2から光スイッ
チ3までの経路長が完全に等しいとは限らないので、光
スイッチを切り換える度に、出力インタフェース4で受
信するフレームのビット位相、フレーム位相が変化する
可能性がある。そのため、出力インタフェース4では、
フレーム毎にビット同期、フレーム同期を取り直す必要
がある。ビット同期が取れるまでに受信されたビットに
は誤りが混入されている可能性が高いので、フレームの
先頭にはビット同期パターンを付加する必要がある。図
27のプリアンブル10は、ガードタイムとビット同期
パターンとを兼ねるものである。フレーム同期は、フレ
ーム同期パターン11を検索することにより実現され
る。
【0010】CRC13は、入力インタフェース2にお
いてペイロード12に対する巡回冗長検査符号として計
算されたものであり、出力インタフェース4でも同じ計
算を行って、その結果をCRC13と比較することによ
りペイロード12の誤りを検出することが出来る。
【0011】これらの領域のうち、ペイロード12とC
RC13に対しては、伝送路符号化としてスクランブル
と16BIC符号化が行われる。
【0012】スクランブルは、一般に盗聴防止のため、
あるいは、一定の信号パターンが連続すると受信クロッ
クが不安定になったり、漏話や雑音発生等の原因となる
ので、これを防止するために、入力インタフェース2の
スクランブラにおいて一定の規則でデータを加工して位
相変化をランダム化するもので、生成多項式が、例え
ば、1+X6+X7である疑似ランダムパターンと、ペイ
ロード12及びCRC13との排他的論理和を演算する
ことにより実行される。スクランブラは、ペイロード1
2の先頭においてリセットされる。スクランブルを行う
ことにより、ペイロード12とCRC13のビット列が
ランダム化される。
【0013】16BIC符号化は、入力インタフェース
2の符号化回路において16ビット毎に第16ビットの
反転ビットを挿入することにより行われる。これにより
ペイロード12とCRC13の同符号連続の長さが最大
17ビットに制限される。
【0014】出力インタフェース4では、16BIC符
号の復号とデスクランブルを行う。すなわち、ペイロー
ド12及びCRC13から17ビット毎に最後の1ビッ
トを削除し、さらに、生成多項式が1+X6+X7である
疑似ランダムパターンとの排他的論理和を演算する。こ
れらの処理は、フレーム同期後に行われ、また、デスク
ランブラがペイロード12の先頭においてリセットされ
るので、復号とデスクランブルを行った後のペイロード
12及びCRC13は、入力インタフェース2で符号化
及びスクランブルを行う前のペイロード12及びCRC
13に等しくなる。このように、スクランブラ/デスク
ランブラがフレームの特定の位置でリセットされ、フレ
ーム同期によりスクランブラ/デスクランブラの同期を
実現する方式をフレーム同期型スクランブルと呼ぶ。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】フレーム同期型スクラ
ンブルを採用した場合、スクランブルに使用されるビッ
ト列は、フレームに対して固定される。つまり、どのフ
レームも全く同じビット列によりスクランブルされるこ
とになる。また、生成多項式の次数が比較的小さい、す
なわち、パターン長の短い疑似ランダムパターンをスク
ランブルに用いた場合は、スクランブルに用いるビット
列が比較的短い周期の繰り返しパターンとなる。そのよ
うなスクランブル方式を採用した通信システムは、ある
顧客が送出したビット列がスクランブルの結果どのよう
なビット列に変換されるかを予測することが容易であ
り、その結果、悪意のある第三者による攻撃を受け易
い。
【0016】このような問題は、James Manchester et
al., "IP over SONET", IEEE Communication Magazine,
May 1998, pp. 136-142に述べられている。この文献に
よると、IPパケットをSONETのフレームに収容して伝
送するIP over SONET方式の問題点が指摘されてい
る。SONETでは、生成多項式が1+X6+X7であるフレ
ーム同期型スクランブルが採用されている。元々、SONE
Tは、バイト多重された信号を伝送することを前提とし
て設計されており、バイト多重された信号では、1人の
顧客が送出したビット列が連続した複数バイトにまたが
ることは無い。しかし、IP over SONET方式では、I
Pパケットがバイト多重されないままSONETのフレーム
に収容される。
【0017】そのため、1人の顧客が送出したビット列
がSONETフレーム内の連続した複数バイトにまたがるこ
とになる。ここで、もし、そのビット列とスクランブラ
が使用するビット列とが同一であるとすると、そのビッ
ト列はスクランブルの結果、0の連続に変換される。こ
のようにして生じた複数バイトに渡る同符号の連続は、
光受信器におけるクロック抽出に支障を来したり、ビッ
ト誤りを発生させたりする。悪意ある第三者にとって、
意図的にこのような攻撃を行うことは比較的容易であ
る。
【0018】SONETのスクランブル方式で採用されてい
る生成多項式は、1+X6+X7の疑似ランダムパターン
で、その長さは127ビットである。従って、顧客には
自分が送出したIPパケットがSONETフレームのどこに
位置するか分からないとしても、生成多項式が1+X6
+X7の疑似ランダムパターンをIPパケットに乗せて
送出し続けていれば、1/127の確率でSONETのスク
ランブラと同期し、同符号連続を生じさせることが出来
る。
【0019】前述の末村らの光交換装置でも同様の問題
が生じる。末村らの光交換装置では、スクランブルと1
6BIC符号を組合せた伝送路符号化方式を採用してい
るので、17ビット以上の同符号連続が生じることはな
いが、マーク率が最悪の場合1/17あるいは16/1
7となり、光受信器でのクロック抽出が不安定になった
り、ビット誤りが生じる可能性がある。
【0020】Manchesterらは、この問題を解決するため
の手段として、従来のSONETのスクランブルに加えて、
生成多項式が1+X43である疑似ランダムパターンを用
いた自己同期型スクランブルを併用する方式を示してい
る。生成多項式が1+X43である疑似ランダムパターン
の長さは、8,796,093,022,207(=243−1)ビッ
トである。自己同期型のスクランブラは、フレームの特
定の位置でリセットされず、複数フレームにまたがって
連続的にスクランブルを行う。デスクランブラは、同期
のために最低43ビットを要するが、一旦同期すればス
クランブラと同様に複数フレームにまたがって連続的に
デスクランブルを行うことにより同期を保つことが出来
る。この方式では、第三者が送出したビット列が2つの
スクランブラと同期する確率が9×10-16となり、ほ
とんど無視することが出来る。
【0021】しかし、この方式をそのまま光交換装置に
適用することは出来ない。自己同期型スクランブルで
は、スクランブラ、デスクランブラの内部状態、すなわ
ち、レジスタに保持されるビット列の値が過去に入力さ
れたビット列により異なる。先に述べたように、光交換
装置では、光スイッチが切り換えられる度に出力インタ
フェースの受信するフレームの送信元が異なるので、交
換を行うとスクランブラとデスクランブラとの間の同期
が外れることになる。また、フレーム同期型スクランブ
ラを用いたとしても、スクランブラ及びデスクランブラ
をフレーム毎にリセットせずに連続動作させた場合は、
全ての入力インタフェースのスクランブラが同期して動
作している保証はないので、光スイッチを切り換える度
にスクランブラとデスクランブラとの間の同期が外れる
可能性がある。
【0022】これは交換装置に特有の問題で、前述のMa
nchesterらの方式を含めて、1対1の伝送装置向けに考え
られた同期方式によっては解決することが出来ない問題
である。また、ここまでは光交換装置を例に挙げて説明
してきたが、この問題は必ずしも光交換装置のみに特有
ではなく、電気方式でも何らかの理由で装置内の信号に
スクランブルが適用される交換装置では全く同様の問題
が生じる。
【0023】本発明の目的は、上述の課題を解決し、交
換装置の内部信号にスクランブルを適用する場合に、フ
レーム毎にスクランブラとデスクランブラをリセットし
なくともスクランブラとデスクランブラの同期を実現で
きる交換装置のスクランブル方法とその装置を提供する
ことにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の交換装置のスク
ランブル方法は、複数の入力インタフェースのスクラン
ブラ全部を同時にリセットし、かつ、複数の出力インタ
フェースのデスクランブラ全部を同時にリセットするこ
とを特徴とする。
【0025】また、本発明の交換装置のスクランブル方
法は、フレーム同期型のスクランブル方式への適用を対
象とするが、自己同期型のスクランブル方式にも適用可
能である。
【0026】また、スクランブルに用いるパターンの周
は、フレームの長さより長くすることができる。
【0027】本発明の第1の交換装置は、スクランブラ
リセットパルスとデスクランブラリセットパルスとを生
成して、そのスクランブラリセットパルスを複数のスク
ランブラ全部に等しいタイミングで送り、デスクランブ
ラリセットパルスを複数のデスクランブラ全部に等しい
タイミングで送るリセットパルス生成回路とを具備し、
複数の入力インタフェースのスクランブラ全部を同時に
リセットし、かつ、複数の出力インタフェースのデスク
ランブラ全部を同時にリセットする。
【0028】本発明の第2の交換装置は、複数の入力イ
ンタフェース全部と、複数の出力インタフェース全部と
に、それぞれ等しいタイミングで与えられるスクランブ
ラ状態信号を生成するスクランブラ状態信号生成回路を
具備して、複数の入力インタフェースのスクランブラ全
部を同時にリセットし、かつ、複数の出力インタフェー
スのデスクランブラ全部を同時にリセットする。
【0029】本発明の第3の交換装置は、入力インタフ
ェースがスクランブラの内部状態を示すスクランブラ状
態信号をフレームに付加して送信し、出力インタフェー
スがスクランブラ状態信号をデスクランブラの内部にと
りこむことにより、複数の入力インタフェースのスクラ
ンブラ全部を同時にリセットし、かつ、複数の出力イン
タフェースのデスクランブラ全部を同時にリセットす
る。
【0030】また、前述のいずれかの交換装置におい
て、スクランブルに用いるパターンの周期をフレームの
長さより長くすることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態を示
す第1実施例の構成図、図2は第1実施例で用いられるフ
レーム構成図である。この第1実施例は、4×4の光パ
ケット交換装置で、図1に示すように、バッファメモリ
1(1−0〜1−3)、入力インタフェース2(2−0
〜2−3)、光スイッチ3、出力インタフェース4(4
−0〜4−3)、競合調停回路6、及びリセット回路7
を有する。
【0032】また、フレームは、16ビットのプリアン
ブル10、16ビットのフレーム同期パターン11、5
12ビットのペイロード12、及び16ビットの巡回冗
長検査符号CRC13からなる。
【0033】図1において、バッファメモリ1、入力イ
ンタフェース2、出力インタフェース4、競合調停回路
6、及びリセット回路7にはクロック源(図示せず)よ
りシステムクロックが分配されている。光パケット交換
装置に入力された電気信号のパケットは、バッファメモ
リ1(1−0〜1−3)に保持される。各バッファメモ
リ1は、調停線20(20−0〜20−3)によりパケ
ットの出力先を競合調停回路6に伝え、出力先が競合し
た場合は、競合調停回路6により調停が行われる。調停
の結果定められた各パケットの送出タイミングは、調停
線20により各バッファメモリ1に返される。各バッフ
ァメモリ1から出力されたパケットは、各入力インタフ
ェース2(2−0〜2−3)において図2に示すフレー
ムのペイロード12に収容され、光信号に変換されて光
ファイバ60(60−0〜60−3)を経て光スイッチ
3に入力される。
【0034】光スイッチ3は、4×4の光クロスバスイ
ッチで、競合調停回路6の制御に従いフレーム毎に交換
を行う。光スイッチ3の切り換えはフレームのプリアン
ブル10が光スイッチ3を通過する時間内に行われる。
光スイッチ3から出力された光信号は光ファイバ61
(61−0〜61−3)を経て出力インタフェース4
(4−0〜4−3)に入力される。各出力インタフェー
ス4は、受信した光信号を電気信号に変換した後、フレ
ームからパケットを取り出す。
【0035】図3は、入力インタフェース2の構成図、
図4は、各入力インタフェース2及び出力インタフェー
ス4の動作を示すタイミングチャートであり、図4中の
A, B,C, D, E は、それぞれ図 3中のA, B, C, D, E点に
おけるデータとフレームパルスを示している。
【0036】入力インタフェース2は、図3に示すよう
に、CRC付加回路30、スクランブラ31、フレーム
同期パターン付加回路32、プリアンブル付加回路3
3、マルチプレクサ34、及び光送信器35からなり、
入力インタフェース2の全てのブロックは、クロック線
28により分配された150MHzのシステムクロック
に同期して動作する。
【0037】データ線23は、16ビット並列となって
いるので、64バイトのパケットは32クロック周期で
入力インタフェース2に入力される。パケットとパケッ
トの隙間の部分は全て“0”とする。パケットはそのま
まフレームのペイロード12となる。パケットと並行し
てフレームパルスがフレームパルス線24上を伝搬す
る。フレームパルスは、ペイロード12の先頭の2クロ
ック周期前に“1”となり、それ以外では“0”とな
る。
【0038】CRC付加回路30において、ペイロード
12に対して生成多項式が1+X5+X12+X16である
16ビットの巡回冗長検査符号が計算され、CRC13
としてペイロード12の末尾に付加される。ペイロード
12とCRC13はスクランブラ31においてスクラン
ブルされる。図4のC、D、Eにおいて斜線を施した部
分はスクランブルされていることを示す。
【0039】図 5は、スクランブラ31の構成を示す図
である。図5において、このスクランブラ31は、16
個の入力ポート50(50−1〜50−15)と、43
個のフリップフロップF0〜F42から成るレジスタ5
1と、疑似ランダムパターンを生成する組合せ論理回路
52と、疑似ランダムパターンと入力データとの排他的
論理和を演算する16個のXOR回路53(53−0〜
53−15)と、16個の出力ポート54(54−0〜
54−15)と、フレームパルス線55上のフレームパ
ルスとリセット線22上のリセット信号の論理積を出力
するAND回路56とからなる。
【0040】このスクランブラ31は、生成多項式が1
+X43であるフレーム同期型スクランブラを16ビット
並列で構成したものであり、レジスタ51上で生成され
た疑似ランダムパターンと入力ポート50から入力され
たデータとの排他的論理和をXOR回路53により演算
し、出力ポート54から出力する。疑似ランダムパター
ンの生成は、レジスタ51の各フリップフロップの保持
する値を組合せ論理回路52によりレジスタ51自身に
帰還することにより行う。組合せ論理回路52の構成方
法は、DooWhan Choi, "Parallel Scrambling Technique
s for DigitalMultiplexers", AT&T Technical Journa
l, Volume 65, Issue 5, pp. 123-136,1986に詳しく示
されている。
【0041】フレームパルスとリセット信号が入力され
てAND回路56の出力信号が“1”になると、レジス
タ51の43個のフリップフロップが全て“1”にリセ
ットされる。リセット線22上のリセット信号が“1”
になるのは、システムの起動時と、スクランブラ31ま
たは後述するデスクランブラの同期が外れた場合のみで
あり、従って、スクランブラ31は、システムの起動時
にリセットされた後はリセットされず、フレーム間で連
続的に動作する。
【0042】スクランブラ31から出力されたペイロー
ド12とCRC13には、フレーム同期パターン付加回
路32とプリアンブル付加回路33において、それぞれ
フレーム同期パターン11とプリアンブル10が付加さ
れ、フレームが完成する。
【0043】プリアンブル付加回路33から出力された
16ビット並列のフレーム化されたデータは、マルチプ
レクサ34において並列/直列変換され、ビットレート
が2.4Gb/sの直列信号になる。この直列信号は、
光送信器35において2.4Gb/sの光信号に変換さ
れ、入力インタフェース2から光スイッチ4に送出され
る。
【0044】次に、出力インタフェース4の構成と動作
を説明する。図6は、出力インタフェース4の構成図で
ある。図6において、この出力インタフェース4は、光
受信器40、多相クロック型のビット同期回路41、デ
マルチプレクサ42、フレーム同期回路43、エラステ
ィックメモリ44、デスクランブラ45、CRC回路4
6、及びクロック線47、48、からなる。
【0045】出力インタフェース4の動作も図4中に示
されており、図4中のF, G, H, I,Jは、図6中のデマル
チプレクサ42以降の各回路の出力点F, G, H, I, Jに
おけるデータとフレームパルスを示している。
【0046】光スイッチ3から出力インタフェース4に
入力されたビットレート2.4Gb/sの光信号は、光
受信器40により電気信号に変換され、ビット同期回路
41に入力される。また、光受信器40は、受信した光
信号から2.4GHzのシリアルクロックを抽出し、こ
れをクロック線47によりビット同期回路41とデマル
チプレクサ42に与える。ビット同期回路41は、多相
クロック型のビット同期回路であり、ビット同期、すな
わち、入力された電気信号をシリアルクロックに同期さ
せる動作を行う。ビット同期は、フレーム毎にプリアン
ブル10内で行われ、フレーム同期パターン11より後
のペイロード12とCRC13のフィールドは、ビット
同期が取れた状態でビット同期回路41から出力され
る。多相クロック型ビット同期回路の詳細については、
例えば特開平7−193562号公報等に記述されてい
る。
【0047】ビット同期回路41から出力された直列信
号は、デマルチプレクサ42により直列/並列変換さ
れ、16ビット並列のデータとなる。また、デマルチプ
レクサ42は、クロック線47により供給された2.4
GHzのシリアルクロックを16分周し、150MHz
のパラレルクロックを生成してクロック線48によりフ
レーム同期回路43及びエラスティックメモリ44に供
給する。
【0048】デマルチプレクサ42から出力されたデー
タは、一般にフレーム同期が取れていないので、図4の
Fに示すようにフレーム同期パターン11が2パラレルク
ロック周期にまたがっている。このデータをフレーム同
期回路43に入力すると、フレーム同期回路43は、フ
レーム同期パターン11を検索し、検出されたフレーム
同期パターン11が所定の位置に来るように、すなわ
ち、フレーム同期パターン11が1パラレルクロック周
期内に収まるようにしてフレーム毎にビットローテート
を行う。また、フレームの先頭で“1”、それ以外の部
分で“0”となるフレームパルスを生成し、ビットロー
テートしたデータと共に出力する。以上によりフレーム
同期が実現される。
【0049】フレーム同期回路43から出力されたデー
タとフレームパルスは、デマルチプレクサ42が出力し
たパラレルクロックに同期してエラスティックメモリ4
4に書き込まれる。一方、エラスティックメモリ44の
出力は、クロック線28により分配されたシステムクロ
ックに同期して読み出されるので、データとフレームパ
ルスのクロックは、光信号から抽出したシリアルクロッ
クを分周して生成したパラレルクロックからシステムク
ロックに乗せ換えられることになる。また、これより後
段のデスクランブラ45と誤り検出回路46は、システ
ムクロックに同期して動作する。エラスティックメモリ
44から出力されたデータとフレームパルスは、デスク
ランブラ45に入力される。
【0050】図7は、デスクランブラ45の構成図であ
る。デスクランブラ45の構成は、スクランブラ31の
リセット線22がデスクランブラ用のリセット線27に
変わっている以外は、図5に示したスクランブラ31の
構成に等しいので、スクランブラ31と動作の等しいブ
ロックにはスクランブラ31と同じ符号を付した。デス
クランブラ45のレジスタ51は、フレームパルスと、
リセット回路7からリセット線27を経て入力されるリ
セット信号との論理積が“1”のときに、全てのフリッ
プフロップが“1”にリセットされる。リセット線27
上のリセット信号は、リセット線22上のリセット信号
を遅延させたもので、その遅延量は、入力インタフェー
ス2のスクランブラ31から出力インタフェース4のデ
スクランブラ45までのデータの遅延量に相当する時間
(ここでは37システムクロック周期)である。従っ
て、デスクランブラ45もシステムの起動時に最初のフ
レームの先頭においてリセットされた後はリセットされ
ず、フレーム間で連続的に動作し、その動作はスクラン
ブラ31と完全に同期する。
【0051】以上のようにして、デスクランブラ45に
おいて、ペイロード12とCRC13がデスクランブル
される。実際には、プリアンブル10とフレーム同期パ
ターン11はデスクランブラ45においてスクランブル
されることになるが、以後、プリアンブル10とフレー
ム同期パターン11は不要なので、図4中では省略して
いる。
【0052】デスクランブラ45から出力されたデータ
は、誤り検出回路46に入力される。誤り検出回路46
では、ペイロード12に対して生成多項式が1+X5
12+X16である16ビットの巡回冗長検査符号を計算
し、これをフレームのCRC13、すなわち、入力イン
タフェース2のCRC付加回路30により計算された巡
回冗長検査符号と比較し、一致しない場合にアラームを
発出する。同時に誤り検出回路46は、プリアンブル1
0、フレーム同期パターン11、CRC13の部分を全
て“0”とし、ペイロード12、すなわち、パケットだ
けをそのまま出力する。
【0053】以上のようにして、本実施例の光パケット
交換装置によるパケット交換が行われる。パケットを収
容するフレームに対して行われるスクランブルは、周期
が(243−1)ビットと十分に長い疑似ランダムパタ
ーンを用いて行われ、また、スクランブラ31及びデス
クランブラ45は、フレーム毎にリセットされず、連続
的に動作する。従って、第三者がスクランブラ31に用
いられているのと同じ疑似ランダムパターンを送出した
としても、これがスクランブラ31と同期して同符号連
続を生じる可能性は1/(243−1)と非常に低い値
となる。
【0054】また、全てのスクランブラ31及びデスク
ランブラ45が同期動作しており、しかも、フレーム同
期型なので、レジスタ51の内容が過去に入力されたデ
ータに依存しない。従って、フレーム毎に交換を行って
も、スクランブラ31とデスクランブラ45との間の同
期が保たれる。 「第2の実施例」本発明の第2の実施例は、スクランブ
ラ及びデスクランブラの同期方式のみが第1の実施例と
異なる光パケット交換装置である。従って、ここではス
クランブラ及びデスクランブラの同期方式のみについて
説明する。
【0055】図8は、第2の実施例のシステム構成図で
ある。リセット回路7、リセット線22、27の代わり
にスクランブラステート生成回路8、スクランブラステ
ート線70、71が設けられている以外は第1の実施例
と同じ構成である。
【0056】図9は、スクランブラステート生成回路8
の構成図、図10は、スクランブラステート生成回路8
の動作を示すタイミングチャートである。
【0057】スクランブラステート生成回路8は、図9
に示すように、レジスタ51、組合せ論理回路52、フ
レームパルス生成回路57、レジスタ58、及び遅延回
路59からなる。
【0058】スクランブラステート生成回路8にはシス
テムクロックが分配されており、レジスタ51、レジス
タ58、及びフレームパルス生成回路57はシステムク
ロックに同期して動作する。レジスタ51及び組合せ論
理回路52の構成と動作は、第1実施例のスクランブラ
31のレジスタ51及び組合せ論理回路52の構成、動
作に等しい。すなわち、レジスタ51では、スクランブ
ラ31、デスクランブラ45で用いるのと同じ疑似ラン
ダムパターンが生成される。フレームパルス生成回路5
7は、周期が35システムクロック周期に等しいフレー
ムパルスを生成し、これをレジスタ58に与える。レジ
スタ58は、フレームパルスが“1”であるときにレジ
スタ51の出力を取り込み、フレームパルスが“0”の
ときは直前の値を保持する。その結果、スクランブラス
テート線70上には、1フレーム周期毎にレジスタ51
の内容が出力される。また、レジスタ58の出力は、遅
延回路59により37システムクロック周期遅延され
る。この遅延量は入力インタフェース2のスクランブラ
31から出力インタフェース4のデスクランブラ45ま
でのデータの遅延量(37システムクロック周期)にほ
ぼ等しい。従って、スクランブラステート線71上には
スクランブラステート線70上の信号を37システムク
ロック周期遅延した信号が出力される。以後、スクラン
ブラステート線70、71上の信号をスクランブラステ
ートと呼ぶ。
【0059】図11は、入力インタフェース2の構成図
である。本実施例の入力インタフェース2の構成及び動
作は、スクランブラ31の構成が異なることと、リセッ
ト線22がスクランブラステート線70に代わっている
こととを除いて第1の実施例の入力インタフェース2の
構成及び動作と同じである。
【0060】図12は、スクランブラ31の構成図、図
13は、スクランブラ31の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【0061】組合せ論理回路52の構成は、第1の実施
例のスクランブラ31の組合せ論理回路52と等しいの
で、本実施例のスクランブラ31が発生する疑似ランダ
ムパターンは、第1実施例のスクランブラ31のそれと
等しい。本実施例のスクランブラ31では、スクランブ
ラステート線70がレジスタ51に接続されており、フ
レームパルス線55によって入力されるフレームパルス
が“1”のときスクランブラステートがレジスタ51に
読み込まれる。その結果、スクランブラ31は、スクラ
ンブラステート生成回路8と同期して動作することにな
る。全ての入力インタフェース2(2−0〜2−3)の
スクランブラ31がスクランブラステート生成回路8と
同期して動作することにより、全ての入力インタフェー
ス2のスクランブラ31同士も同期している。もしも何
らかの原因で、あるスクランブラ31とスクランブラス
テート生成回路8との同期が外れたとしても、次にフレ
ームパルスが“1”になるときに同期状態に復帰する。
【0062】図14は、出力インタフェース4の構成図
である。本実施例の出力インタフェース4の構成及び動
作は、デスクランブラ45の構成が異なることと、リセ
ット線27がスクランブラステート線71に変わってい
ることとを除いて、図6の第1の実施例の出力インタフ
ェース4の構成及び動作と同じである。
【0063】図15は、デスクランブラ45の構成図で
ある。デスクランブラ45の構成は、スクランブラ31
のスクランブラステート線70がスクランブラステート
線71に変わっている以外は、スクランブラ31の構成
に全く等しく、デスクランブラ45もスクランブラステ
ート生成回路8と同期して動作する。スクランブラステ
ート線71上のスクランブラステートは、スクランブラ
ステート線70上のスクランブラステートを37システ
ムクロック周期だけ遅延させたものであり、デスクラン
ブラ45に入力されるフレームパルスがスクランブラ3
1に入力されるフレームパルスより37システムクロッ
ク周期遅れているので、デスクランブラ45の動作は、
スクランブラ31の動作を37システムクロック周期遅
らせたものに他ならない。ここでいう37システムクロ
ック周期とは、入力インタフェース2のスクランブラ3
1から出力インタフェース4のデスクランブラ45まで
のデータの遅延量なので、ある入力インタフェース2か
らある出力インタフェース4にフレームを送った場合、
そのフレームに対するスクランブラ31の動作とデスク
ランブラ45の動作は等しい。つまり、デスクランブラ
45がスクランブラステート生成回路8と同期して動作
する結果、デスクランブラ45とスクランブラ31との
間の同期も確立されることになる。もしも何らかの原因
で、あるデスクランブラ45とスクランブラステート生
成回路8との同期が外れたとしても、次にフレームパル
スが“1”になるときには同期状態に復帰する。
【0064】以上のようにして、本実施例によっても全
ての入力インタフェースのスクランブラ31及び全ての
出力インタフェースのデスクランブラ45の同期を実現
することが出来る。第1の実施例と同様に、スクランブ
ラ31及びデスクランブラ45はフレーム同期型なの
で、フレーム毎に交換を行ってもスクランブラ31とデ
スクランブラ45との間の同期が保たれる。
【0065】第1の実施例では、何らかの理由であるス
クランブラ31またはデスクランブラ45の同期が外れ
た場合、何らかの方法で同期外れを検出した後に全ての
スクランブラ31及びデスクランブラ45をリセットす
る必要があった。そのため、同期状態に復帰するまでに
時間が掛かるという問題があった。
【0066】このような場合の別の手段として、ある周
期でスクランブラ31及びデスクランブラ45をリセッ
トすることにより自動的に同期状態に復帰させることも
可能である。しかし、同期の復帰に要する時間を短くす
るにはリセットを行う周期を短くする必要があり、それ
ではスクランブルに用いるパターンの周期を長くした意
味が無くなってしまう。それに対して、この第2の実施
例では、スクランブラ31及びデスクランブラ45にス
クランブラステートを読み込ませて同期を取り直して
も、同期している他のスクランブラ31及びデスクラン
ブラ45の動作には全く影響が無く、同期が外れたスク
ランブラ31またはデスクランブラ45のみが自動的に
同期状態に復帰する。従って、短い周期でスクランブラ
及びデスクランブラの同期を取り直しても悪意ある第三
者の攻撃に対する耐力が損なわれない。すなわち、本実
施例は、スクランブラまたはデスクランブラの同期が外
れた場合に同期の復帰時間が短いという長所を有する。
【0067】この第2実施例のように、スクランブラ3
1及びデスクランブラ45が1フレーム毎にスクランブ
ラステートを読み込むようにすれば、同期が外れたフレ
ームの次のフレームでは同期状態に復帰することが出来
る。スクランブラ31及びデスクランブラ45がスクラ
ンブラステートを読み込む周期をさらに短くすれば、同
期の復帰に要する時間をさらに短縮することも可能であ
る。
【0068】この第2の実施例では、スクランブラ31
及びデスクランブラ45が1フレーム毎にスクランブラ
ステートを読み込むとしたが、スクランブラステートを
読み込む周期は、1フレーム毎とは限らず、任意に選択
することが出来る。 「第3の実施例」図16は、本発明の第3の実施例の構
成図であり、図17は、そのフレーム構成を示す図であ
る。第3の実施例も第1、第2の実施例と同じく4×4
の光パケット交換機であるが、リセット回路7やスクラ
ンブラステート生成回路8を備えていない点が第1、第
2の実施例とは異なっている。また、フレーム構成にお
いては、43ビットのスクランブラステート14と、5
ビットのダミーパターン15とが追加されている点が第
1、第2の実施例と異なる。
【0069】バッファメモリ1、入力インタフェース
2、出力インタフェース4、競合調停回路6には、クロ
ック源(図示せず)よりシステムクロックが分配されて
いる。光パケット交換装置に入力された電気信号のパケ
ットは、バッファメモリ1(1−0〜1−3)に保持さ
れる。各バッファメモリ1−0〜1−3は、調停線20
(20−0〜20−3)によりパケットの出力先を競合
調停回路6に伝え、出力先が競合した場合は、競合調停
回路6により調停が行われる。調停の結果、定められた
各パケットの送出タイミングは、調停線20により各バ
ッファメモリ1に返される。各バッファメモリ1から出
力されたパケットは、入力インタフェース2(2−0〜
2−3)においてフレームのペイロード12に収容さ
れ、光信号に変換されて光ファイバ60(60−0〜6
0−3)を経て光スイッチ3に入力される。
【0070】光スイッチ3は、4×4の光クロスバスイッ
チで、競合調停回路6の制御に従いフレーム毎に交換を
行う。光スイッチ3の切り換えは、フレームのプリアン
ブル10が光スイッチ3を通過する時間内に行われる。
光スイッチ3から出力された光信号は、光ファイバ61
(61−0〜61−3)を経てそれぞれ出力インタフェ
ース4(4−0〜4−3)に入力される。各出力インタ
フェース4は、受信した光信号を電気信号に変換した
後、フレームからパケットを取り出す。
【0071】図18は、入力インタフェース2の構成
図、図19は、入力インタフェース2の動作を示すタイ
ミングチャートである。図19中のA, B, C, D, E は、
それぞれ図18中のA, B, C, D, Eにおけるデータとフ
レームパルスを示している。入力インタフェース2の誤
り検出回路30から光り送信器35までの全てのブロッ
クは、クロック線28により分配された150MHzの
システムクロックに同期して動作する。データ線23は
16ビット並列となっているので、64バイトのパケッ
トは32システムクロック周期で入力インタフェース2
に入力される。パケットとパケットの隙間の部分は全て
“0”となっている。パケットはそのままフレームのペ
イロード12となる。パケットと並行してフレームパル
スがフレームパルス線24上を伝搬する。フレームパル
スは,ペイロード12の先頭の5システムクロック周期
前に“1”となり、それ以外では“0”となる。CRC
付加回路30において、ペイロード12に対して生成多
項式が1+X5+X12+X16である16ビットの巡回冗長
検査符号が計算され、CRC13としてペイロード12
の末尾に付加される。スクランブラ31では、ペイロー
ド12とCRC13がスクランブルされ、ペイロード1
2の前にスクランブラステート14とダミーパターン1
5とが付加される。図19のC、D、Eにおいて斜線を
施した部分は、スクランブルされていることを示す。フ
レーム同期パターン付加回路32とプリアンブル付加回
路33においては、スクランブラステート14の前にそ
れぞれフレーム同期パターン11とプリアンブル10が
付加され、フレームが完成する。プリアンブル付加回路
33から出力された16ビット並列のフレーム化された
データは、マルチプレクサ34において並列/直列変換
され、ビットレートが2.4Gb/sの直列電気信号に
なる。この直列電気信号は、光送信器35において2.
4Gb/Sの光信号に変換され、入力インタフェース2
から光スイッチ3に送出される。
【0072】ここで、第3実施例のスクランブラ31の
動作を詳細に説明する。図20は、スクランブラ31の
構成図であり、図21は、スクランブラ31の動作を示
すタイミングチャートである。本実施例のスクランブラ
31は、第1実施例のスクランブラ31にスクランブラ
ステート14及びダミーパターン15を付加する機構を
追加したものであり、レジスタ51、組合せ論理回路5
2、XOR回路53の構成及び動作は、第1の実施例の
スクランブラ31に等しい。
【0073】第3実施例のスクランブラ31では、レジ
スタ51の出力がレジスタ87に入力され、レジスタ8
7の出力がレジスタ88に入力される。ここで、ペイロ
ート12の先頭におけるレジスタ51の内容をスクラン
ブラステート14と定義し、スクランブラステート14
の最下位ビットをS0、最上位ビットをS42とする。
このスクランブラステート14は、S0〜S15がセレ
クタ84の第0入力ポートに直接入力され、S16〜S
31がレジスタ87によって1システムクロック周期遅
延されてセレクタ84の第1入力ポートに入力され、S
32〜S42がレジスタ88によりさらに1システムク
ロック周期遅延されてセレクタ84の第2入力ポートに
入力される。セレクタ84の第3入力ポートには、遅延
回路89により3システムクロック周期遅延されたデー
タが入力される。セレクタ84は、16ビット並列の4
×1セレクタなので、第2入力ポートに生じる5ビット幅
の余り部分にはダミーパターン15が入力される。本実
施例では、ダミーパターン15は全て“0”とする。カ
ウンタ85はフレームパルスによりリセットされ、シス
テムクロックに同期してカウントアップする。論理回路
86は、セレクタ84の制御信号を出力する回路であ
り、カウンタ85の出力が1、2、3のときはそれぞれ
0、1、2を出力し、それ以外のときは3を出力する。
セレクタ84は、セレクタ制御信号が0、1、2、3の
とき、それぞれ第0入力ポート、第1入力ポート、第2入
力ポート、第3入力ポートに入力された信号を出力す
る。
【0074】以上のような構成をとることにより、スク
ランブラ31の出力ポート54から出力されるデータ
は、スクランブルされたペイロード12とCRC13の
前に、スクランブラステート14とダミーパターン15
とが付加されている。
【0075】次に、第3実施例の出力インタフェース4
の構成と動作を説明する。図22は出力インタフェース
4の構成図、図23は出力インタフェース4の動作を示
すタイミングチャートである。
【0076】図23のF、G、H、I、Jは、図22中
のF、G、H、I、Jにおけるデータとフレームパルス
を示している。本実施例の光受信器40、ビット同期回
路41、デマルチプレクサ42、フレーム同期回路4
3、エラスティックメモリ44の構成及び動作は、第1
の実施例におけるそれぞれの構成及び動作に等しいの
で、ここでは説明を省略する。
【0077】図24は、デスクランブラ45の構成図、
図25は、デスクランブラ45の動作を示すタイミング
チャートである。本実施例のデスクランブラ45のレジ
スタ51と論理回路52の構成及び動作は、第1、第2
の実施例のデスクランブラ45に等しい。この第3の実
施例では、フレームに含まれているスクランブラステー
ト14をレジスタ51に取り込む機構が設けられている
点が第1、第2の実施例と異なる。
【0078】入力ポート50(50−0〜50−15)
から入力されたデータは、先ずレジスタ80に格納さ
れ、次にその1システムクロック周期後にレジスタ81
に、さらにその1システムクロック周期後にレジスタ8
2に、それぞれ1システムクロック周期ずつ遅らして格
納される。一方、フレームパルス線55により入力され
たフレームパルスは、遅延回路83により5システムク
ロック周期遅延されて出力される。遅延回路83の出力
が“1”のとき、スクランブラステート14のうちのS
0からS15がレジスタ82より、S16からS31が
レジスタ81より、S32からS42がレジスタ80よ
り、それぞれレジスタ51へ取り込まれる。これを初期
値として、レジスタ51の出力によりペイロード12と
CRC13とがデスクランブルされる。実際には、プリ
アンブル10、フレーム同期パターン11、スクランブ
ラステート14、及びダミーパターン15は、スクラン
ブラ45においてスクランブルされることになるが、こ
れらのフィールドは、以後の処理に不要なので図25中
では省略している。フレームパルスは、遅延回路90に
より1システムクロック周期遅延されて出力される。
【0079】デスクランブラ45から出力されたデータ
とフレームパルスは、誤り検出回路46に入力される。
誤り検出回路46は、第1、第2の実施例と同様に誤り検
出を行うと同時に、プリアンブル10、フレーム同期パ
ターン11、スクランブラステート14、ダミーパター
ン15、CRC13の部分を全て“0”とし、ペイロー
ド12、すなわち、パケットだけをそのまま出力する。
【0080】この第3実施例の光パケット交換装置で
は、以上のようにしてパケット交換が行われる。本実施
例では、パケットを収容するフレームに対して行われる
スクランブルは、周期が243−1ビットと十分に長い
疑似ランダムパターンを用いて行われ、また、スクラン
ブラ31及びデスクランブラ45は、フレーム毎にリセ
ットされずに連続的に動作する。従って、第三者がスク
ランブラ31に用いられているのと同じ疑似ランダムパ
ターンを送出したとしても、これがスクランブラ31に
同期して同符号の連続を生じる可能性は、1/(243
−1)の非常に低い値となる。
【0081】第3実施例では、入力インタフェース2の
スクランブラ31において、ペイロード12の先頭での
レジスタ51の値をスクランブラステート14としてフ
レームに付加し、出力インタフェース4のデスクランブ
ラ45においては、フレームに付加されて送られてきた
スクランブラステート14を初期値として、ペイロート
12とCRC13のデスクランブルを行う。これによ
り、光スイッチ3によりフレーム毎に交換が行われて
も、あるフレームを送信した入力インタフェースのスク
ランブラと、そのフレームを受信した出力インタフェー
スのデスクランブラとの間で同期が確立される。
【0082】本実施例では、各出力インタフェース4
(4−0〜4−3)のデスクランブラ45がそれぞれ独
立に入力インタフェースのスクランブラ31との同期を
取るので、あるデスクランブラ45の同期が外れた場合
にも、他のスクランブラ31及びデスクランブラ45の
動作には全く影響を与えることなく同期を復帰すること
が出来る。
【0083】また、各デスクランブラ45は、フレーム
毎に同期を取り直すので、あるフレームの受信中にスク
ランブラとの同期が外れても、次のフレームでは同期状
態に復帰することが出来る。
【0084】また、第3の実施例においてはフレーム同
期型スクランブルを採用したが、自己同期型スクランブ
ルを採用しても同様の効果が得られる。
【0085】上述の各実施例は、光パケット交換装置と
して説明したが、本発明は電気的パケット信号の交換装
置にも適用可能であり、また、パケットをフレームのペ
イロードとするパケット交換装置に限らず、フレームの
ペイロードがパケットでない交換装置の場合にも適用可
能である。
【0086】また、本発明において、光スイッチの入力
ポート及び出力ポートの数、フレーム構成、クロック周
波数等は、上述の各実施例に示したものに限られず、任
意に定めることが出来る。
【0087】また、本発明の交換装置のバッファ方式
は、入力バッファ型のパケット交換装置に限らず、例え
ば出力バッファ型であっても良く、また、光バッファメ
モリを用いることも可能である。
【0088】また、本発明は、多相クロック型のビット
同期回路以外のビット同期方式に適用することもでき
る。例えば、PLL回路、タンク回路等を適用すること
もできるし、シリアルクロックを分配したり、信号の経
路長を調節することにより、ビット同期を実現すること
も可能である。
【0089】また、本発明においては、エラスティック
メモリ44やCRC付加回路30、誤り検出回路46
は、必ずしも必要としない。
【0090】また、本発明においては、スクランブルに
用いるパターンの生成多項式を任意に選択することが出
来る。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の交換装置
のスクランブル方法は、全てのスクランブラと全てのデ
スクランブラをそれぞれ同時にリセットすることによ
り、スクランブラ及びデスクランブラをフレーム毎にリ
セットしなくてもスクランブラとデスクランブラの間で
の同期を実現することが出来る効果がある。
【0092】また、スクランブルに用いるパターンの周
期をフレームの長さより長くし、かつ、スクランブラ及
びデスクランブラをフレーム毎にリセットしないことに
より、スクランブラと同期して同符号連続が発生するよ
うな妨害的なパターンの混入を防止することができる。
【0093】スクランブラ及びデスクランブラが1フレ
ーム毎にスクランブラステートを読み込むようにすれ
ば、同期が外れたフレームの次のフレームでは同期状態
に復帰することが出来る。スクランブラ及びデスクラン
ブラがスクランブラステートを読み込む周期をさらに短
くすれば、同期の復帰に要する時間をさらに短縮するこ
とも可能である。
【0094】また、入力インタフェースがスクランブラ
の内部状態を示すスクランブラ状態信号をフレームに付
加して送信し、出力インタフェースがスクランブラ状態
信号をデスクランブラの内部に取り込むことにより、あ
るスクランブラまたはデスクランブラの同期が外れた場
合でも、他のスクランブラやデスクランブラの動作に全
く影響を与えずに同期状態に復帰することが出来る。従
って、スクランブラやデスクランブラの同期の取り直し
を頻繁に行うことが可能になるので、同期が外れてから
同期状態に復帰するまでの時間を短くすることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図である。
【図2】第1の実施例のフレーム構成を示す図である。
【図3】第1の実施例の入力インタフェースの構成図であ
る。
【図4】第1の実施例の入力インタフェース及び出力イン
タフェースの動作を示すタイミングチャートである。
【図5】第1の実施例のスクランブラの構成図である。
【図6】第1の実施例の出力インタフェースの構成図であ
る。
【図7】第1の実施例のデスクランブラの構成図である。
【図8】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図9】第2の実施例のスクランブラステート生成回路の
構成図である。
【図10】第2の実施例のスクランブラステート生成回路
の動作を示すタイミングチャートである。
【図11】第2の実施例の入力インタフェースの構成図で
ある。
【図12】第2の実施例のスクランブラの構成図である。
【図13】第2の実施例のスクランブラの動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図14】第2の実施例の出力インタフェースの構成図で
ある。
【図15】第2の実施例のデスクランブラの構成図であ
る。
【図16】本発明の第3の実施例の構成図である。
【図17】第3の実施例のフレーム構成を示す図である。
【図18】第3の実施例の入力インタフェースの構成図で
ある。
【図19】第3の実施例の入力インタフェースの動作を示
すタイミングチャートである。
【図20】第3の実施例のスクランブラの構成図である。
【図21】第3の実施例のスクランブラの動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図22】第3の実施例の出力インタフェースの構成図で
ある。
【図23】第3の実施例の出力インタフェースの動作を示
すタイミングチャートである。
【図24】第3の実施例のデスクランブラの構成図であ
る。
【図25】第3の実施例のデスクランブラの動作を示すタ
イミングチャートである。
【図26】従来の交換装置の1実施例の構成図である。
【図27】図26の実施例のフレーム構成を示す図である。
【符号の説明】
1,1−0〜1−3 バッファメモリ 2,2−0〜2−3 入力インタフェース、IINF 3 光スイッチ 4,4−0〜4−3 出力インタフェース、OINF 5 エラスティックメモリ 6 競合調停回路、ARBITER 7 リセット回路 8 スクランブラステート生成回路 10 プリアンブル 11 フレーム同期パターン、SYNC 12 ペイロード 13 CRC 14 スクランブラステート 15 ダミーパターン 20,20−0〜20−3 調停線 21 スイッチ制御線 22,27 リセット線 23,23−0〜23−3 データ線 24,24−0〜24−3 フレームパルス線 25,25−0〜25−3 データ線 26,26−0〜26−3 フレームパルス線 28 クロック線 30 CRC付加回路 31 スクランブラ 32 フレーム同期パターン付加回路 33 プリアンブル付加回路 34 マルチプレクサ 35 光送信器 40 光受信器 41 ビット同期回路 42 デマルチプレクサ 43 フレーム同期回路 44 エラスティックメモリ 45 デスクランブラ 46 誤り検出回路 50,50−0〜50−15 入力ポート 51,58,80,81,82,87,88 レジス
タ 52 組合せ論理回路 53,53−0〜53−15 XOR回路 54,54−0〜54−15 出力ポート 55 フレームパルス線 56 AND回路 57 フレームパルス生成回路 59,83,89,90 遅延回路 60,60−0〜60−3 光ファイバ 61,61−0〜61−3 光ファイバ 70,71 スクランブラステート線 72 フレームパルス線 84,85 セレクタ 86 論理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J104 AA01 AA27 AA31 AA41 BA01 FA01 JA05 NA04 NA22 5K030 GA11 HA08 KA17 KX20 LA15 5K047 GG11 GG33 GG36 GG42 GG56 HH01 HH42 HH53 5K069 AA10 DB31 FC02 FC06 FD04 GA08 GA13 9A001 BB04 CC02 EE02 KK56

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが入力信号の一部または全体を
    スクランブルしたフレームを出力するスクランブラを有
    する複数の入力インタフェースと、前記複数の入力イン
    タフェースが出力したフレームをフレーム毎に交換して
    出力するスイッチと、それぞれが前記スイッチの出力し
    たフレームを受信しその一部または全体をデスクランブ
    ルするデスクランブラを有する複数の出力インタフェー
    スとを具備する交換装置のスクランブル方法において、 前記複数の入力インタフェースのスクランブラ全部を同
    時にリセットし、かつ、前記複数の出力インタフェース
    のデスクランブラ全部を同時にリセットすることを特徴
    とする交換装置のスクランブル方法。
  2. 【請求項2】 スクランブラ及びデスクランブラがフレ
    ーム同期型である請求項1に記載の交換装置のスクラン
    ブル方法。
  3. 【請求項3】 スクランブルに用いるパターンの周期を
    フレームの長さより長くする請求項1または請求項2に
    記載の交換装置のスクランブル方法。
  4. 【請求項4】 それぞれが入力信号の一部または全体を
    スクランブルしたフレームを出力するスクランブラを有
    する複数の入力インタフェースと、前記複数の入力イン
    タフェースが出力したフレームをフレーム毎に交換して
    出力するスイッチと、それぞれが前記スイッチの出力し
    たフレームを受信しその一部または全体をデスクランブ
    ルするデスクランブラを有する複数の出力インタフェー
    スとを具備する交換装置において、 スクランブラリセットパルスとデスクランブラリセット
    パルスとを生成し、前記スクランブラリセットパルスを
    前記複数のスクランブラ全部に等しいタイミングで送
    り、前記デスクランブラリセットパルスを前記複数のデ
    スクランブラ全部に等しいタイミングで送るリセットパ
    ルス生成回路とを具備することを特徴とする交換装置。
  5. 【請求項5】 それぞれが入力信号の一部または全体を
    スクランブルしたフレームを出力するスクランブラを有
    する複数の入力インタフェースと、前記複数の入力イン
    タフェースが出力したフレームをフレーム毎に交換して
    出力するスイッチと、それぞれが前記スイッチの出力し
    たフレームを受信しその一部または全体をデスクランブ
    ルするデスクランブラを有する複数の出力インタフェー
    スとを具備する交換装置において、 前記複数の入力インタフェース全部と、前記複数の出力
    インタフェース全部とにそれぞれ等しいタイミングで与
    えられるスクランブラ状態信号を生成するスクランブラ
    状態信号生成回路とを具備することを特徴とする交換装
    置。
  6. 【請求項6】 スクランブラを用いて、入力信号の一部
    または全体をスクランブルしたフレームを出力する入力
    インタフェースと、前記入力インタフェースが出力した
    フレームをフレーム毎に交換して出力するスイッチと、
    前記スイッチが出力したフレームを受信しその一部また
    は全体をデスクランブラを用いてデスクランブルする出
    力インタフェースとを具備する交換装置において、 前記入力インタフェースは前記スクランブラの内部状態
    を示すスクランブラ状態信号をフレームに付加して送信
    し、前記出力インタフェースは前記スクランブラ状態信
    号を前記デスクランブラの内部にとりこむことを特徴と
    する交換装置。
  7. 【請求項7】 スクランブルに用いるパターンの周期が
    フレームの長さより長い請求項4、請求項5または請求
    項6のいずれか1項に記載の交換装置。
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