JP2001186072A - 無線中継装置 - Google Patents

無線中継装置

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JP2001186072A JP36741299A JP36741299A JP2001186072A JP 2001186072 A JP2001186072 A JP 2001186072A JP 36741299 A JP36741299 A JP 36741299A JP 36741299 A JP36741299 A JP 36741299A JP 2001186072 A JP2001186072 A JP 2001186072A
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canceller
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射波と回り込み波の影響を速やかに除去す
ることのできる無線中継装置を提供する。 【解決手段】 干渉キャンセラ16は、受信信号に含ま
れる反射波成分を除去する反射波キャンセラ機能と、受
信信号に含まれる回り込み波成分を除去する回り込み波
キャンセラ機能と、を有する。制御部24は、送信アン
テナ22から再送信する送信信号の電力を制御すること
ができるようになっており、送信信号の電力を制限して
から干渉キャンセラ16の反射波キャンセラ機能による
反射波除去を開始させる。そして、所定時間が経過した
後、再び送信信号の電力を回復させてから干渉キャンセ
ラ16の回り込み波キャンセラ機能による回り込み波除
去を開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線中継装置に関
し、特に送信アンテナから受信アンテナへの回り込みや
マルチパスの影響を軽減するため干渉キャンセラを備え
る無線中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地上波テレビ等のサービスエリア拡大の
方法として、放送波を受信し、その電力を増幅してから
再送信する放送波中継方式がある。従来のアナログテレ
ビ放送では、無線中継装置(中継局)の受信アンテナで
放送波を受信し、電力を増幅した後、送信アンテナから
受信放送波とは異なる周波数で放送波を再送信してい
る。ところが、現在開発が進められているディジタルテ
レビ放送では、マルチパスに強いOFDM(Orthogonal
Frequency Division Multiplexing;直交周波数分割多
重)方式が採用されたことから、無線中継装置で放送波
を受信し、電力を増幅した後、受信放送波と同じ周波数
で放送波を再送信する、いわゆるSFN(Single Frequ
ency Network;単一周波数ネットワーク)の構成が可能
であるとされる。かかるSFNによれば周波数の有効利
用が可能となる。
【0003】ところが、SFNを実現しようとすれば、
送信アンテナからの送信波が同一無線中継装置の受信ア
ンテナに回り込む、いわゆる回り込み波の影響が無視で
きない。すなわち、SFNでは送信波と受信波とで同一
周波数を用いるため、かかる回り込み現象により空間的
な帰還が生じ、その帰還率が大きい場合は、発振状態に
さえ陥る。この場合には中継信号の劣化を引き起こす。
【0004】また、中継局にて受信する信号は直接波
(希望波)のみならず反射波も含まれる。このため、運
用に先立ち、マルチパス干渉が出来るだけ少なくなるよ
うに受信アンテナの設置位置や向きの調整を行い、その
後、回り込み干渉を回り込みキャンセラで除去する方法
が考えられる。この回り込みキャンセラには、例えば
「地上ディジタル放送SFNのための放送波中継用回り
込みキャンセラの検討(電子情報通信学会技術研究報告
(EMCJ98−111))」に記載されているよう
な、既知シンボルを利用した方式を採用することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受信ア
ンテナの設置位置や向きの調整は、マルチパス特性を監
視しながら手作業で行わなければならず、人的及び時間
的なコストがかかってしまうという問題がある。
【0006】そこで、受信アンテナの設置位置や向きの
調整によってマルチパスを抑圧する代わりに、回り込み
除去だけでなくマルチパス除去も回路的に実施すること
も考えられる(干渉キャンセラ)。しかしながら、マル
チパスの影響が残存したままの状態で、干渉キャンセラ
によってマルチパス成分及び回り込み波成分を受信信号
から除去するのは困難であり、処理時間が長くかかって
しまうという問題がある。
【0007】さらに、マルチパスの影響が残存したまま
の状態で、中継局に備えられた増幅器にて受信信号を増
幅すると、増幅出力に歪みが多く含まれる虞がある。以
下、この問題を詳説する。
【0008】図5(a)は、放送局又は前段中継局から
の直接波(希望波)と大地等からの反射波(干渉波)と
の合成波について、周波数領域にて振幅変動を示した図
である。同図において、縦軸は振幅(受信レベル)を表
しており、横方向の直線は無歪み、すなわち直接波のみ
の振幅を表している。また同図(b)は、送信信号が送
信アンテナから受信アンテナへ回り込みした際の回り込
み波と直接波との合成波について、周波数領域にて振幅
変動を示した図である。同図においても、縦軸は振幅を
表しており、横方向の直線は無歪み、すなわち直接波の
みの振幅を表している。同図に示される合成波の振幅変
動は以下の理由によって生じる。
【0009】まず、反射波の直接波に対する遅延時間を
、振幅比をα、位相差をθとした場合、アンテ
ナ端(受信アンテナ)における受信信号の伝達関数は次
式(1)のように表すことができる。ここで、ωは角周
波数である(ω=2πf)。
【0010】
【数1】 H(ω)=1+α・exp{j(ωt+θ)} …(1) 一方、回り込み波についても、直接波に対する遅延時間
をt、振幅比をα、位相差をθとした場合、アン
テナ端における受信信号の伝達関数は次式(2)のよう
に表すことができる。
【0011】
【数2】 H(ω)=1/[1−α・exp{j(ωt+θ)}] …(2) 上式(1)及び(2)に示されるように、遅延時間
,t、振幅比α,α、位相差θ,θによ
って受信信号の周波数領域における振幅が変動すること
になる。
【0012】これら反射波及び回り込み波が中継局の受
信アンテナで受信されると、その振幅は図5(c)のよ
うになる。同図は、受信アンテナで受信される直接波、
反射波、及び回り込み波とを合成してなる受信信号につ
いて、周波数領域での振幅変動の一例を示している。ま
ず、受信信号の振幅変動は振幅比α,αに依存す
る。そして、振幅比α,αは、伝送路たる大地や空
間の状態により、或いは中継局近傍の建造物や地形によ
り、無視できない値となる場合も多い。
【0013】ここで、仮にマルチパスにおける振幅の凸
部(振幅ピーク)と、回り込み波における振幅の凸部
と、で周波数が一致或いは近接したとすると、その一致
した周波数付近で受信信号の振幅は急激に上昇すること
になる。
【0014】また、仮に反射波と回り込み波とで遅延時
間t,tが一致したとすると、振幅の凸部も周期的
に一致するようになるため、多くのサブキャリアにて受
信信号の振幅上昇が発生することになる。遅延時間
,tが一致しない場合であっても、反射波と回り
込み波とで振幅の凸部が一致或いは近接したとすると、
やはりその周波数近傍で振幅は急激に上昇することにな
る。
【0015】その他、中継信号の変調方式がQAM等の
多値変調方式の場合にも合成信号の振幅変動が大きくな
る場合がある。また、反射波のパスや回り込み波のパス
が複数存在する場合にも、振幅変動の凸部が多く発生し
て振幅変動が大きくなり、振幅の急上昇が生じる場合が
ある。
【0016】以上のようにして受信信号の振幅が急激に
上昇すると、その信号を中継局に備えられた増幅器で受
信信号を増幅した場合、増幅器が非線形動作してしま
い、増幅出力に歪みが多く含まれてしまう。もちろん、
中継局に用いる増幅器は線形動作領域を広くとるように
設計することが望ましいが、限界がある。そして、この
ように増幅出力に歪みが多く含まれてしまうと、それを
用いてマルチパス及び回り込み波に係る成分を干渉キャ
ンセラにおいて受信信号から除去するのは益々困難とな
り、処理時間もさらに長くなってしまう。
【0017】また、OFDM方式等によるマルチキャリ
ア変調信号を考える場合には、この問題はさらに顕在化
する。すなわち、マルチキャリア変調信号においては、
相当数のサブキャリアにおける振幅の凸部が偶々一致乃
至近接した場合、そこで受信信号の振幅は急激に上昇す
る。このように受信信号の振幅が急激に上昇すると、中
継局の増幅器の非線形動作により、増幅出力には高次の
高調波が多く含まれるようになる。この高調波は他のサ
ブキャリアへの干渉を引き起こすため、反射波や回り込
み波を対象として用意した干渉キャンセラの能力を十分
に発揮させることができなくなってしまう。
【0018】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あって、反射波と回り込み波の影響を速やかに除去する
ことのできる無線中継装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る無線中継装置は、送信アンテナと受信
アンテナとを含んで構成され、前記受信アンテナでの受
信信号を増幅して前記送信アンテナから再送信する無線
中継装置において、受信信号に含まれる反射波成分を除
去する反射波キャンセラ手段と、受信信号に含まれる回
り込み波成分を除去する回り込み波キャンセラ手段と、
前記送信アンテナから再送信する送信信号の電力を制御
する電力制御手段と、前記電力制御手段によって送信信
号の電力を制限してから前記反射波キャンセラ手段によ
る反射波の除去を開始するとともに、その後、前記電力
制御手段によって送信信号の電力を回復させてから前記
回り込み波キャンセラ手段による回り込み波の除去を開
始するキャンセラ制御手段と、を含むことを特徴とす
る。
【0020】本発明によれば、送信信号の電力が制限
(電力の低下又は停止等)されて、回り込み波の影響が
無くなった状態(或いは少なくなった状態)で、速やか
に反射波の除去を行うことができる。そうして、反射波
の除去がある程度できるようになった後、送信信号の電
力を回復させて、次に回り込み波の除去が開始される。
こうすれば、反射波の除去を回り込み波の除去と分離し
て行うことができ、迅速に処理することができるように
なる。
【0021】また、反射波の除去が不十分な段階であっ
ても、送信信号の電力制限によって受信信号には回り込
み成分が含まれていない(或いは少ない)ため、回り込
み波に起因する振幅変動が抑圧される。さらに、回り込
み波の除去が不十分な段階であっても、送信信号は既に
反射波の除去がある程度進んでいるため、その振幅変動
は抑圧されたものとなる。この結果、無線中継装置に備
えられる増幅器の出力に歪みが加わることを抑制するこ
とができ、無線中継装置において反射波や回り込み波の
影響を速やかに除去することができるようになる。
【0022】また、本発明に係る無線中継装置は、送信
アンテナと受信アンテナとを含んで構成され、前記受信
アンテナでの受信信号を増幅して前記送信アンテナから
再送信する無線中継装置において、受信信号に含まれる
反射波成分を除去する反射波キャンセラ手段と、受信信
号に含まれる回り込み波成分を除去する回り込み波キャ
ンセラ手段と、送信信号の電力が所定閾値よりも低い場
合に前記反射波キャンセラ手段による反射波の除去を開
始するとともに、送信信号の電力が所定閾値以上である
場合に前記回り込み波キャンセラ手段による回り込み波
の除去を開始するキャンセラ制御手段と、を含むことを
特徴とする。
【0023】本発明によれば、送信信号の電力が所定閾
値よりも低い場合に前記反射波キャンセラ手段による反
射波の除去を開始し、送信信号の電力が所定閾値以上で
ある場合に前記回り込み波キャンセラ手段による回り込
み波の除去を開始する。例えば無線中継装置の動作開始
時等において、送信信号の電力が徐々に上がる場合に
は、所定閾値よりも低い場合に反射波の除去を開始し、
所定閾値以上になると回り込み波の除去を開始する。
【0024】こうすれば、反射波の除去を回り込み波の
除去と分離して行うことができ、迅速に処理することが
できるようになる。また、無線中継装置に備えられる増
幅器の出力に歪みが加わることを抑制することができる
ため、無線中継装置において反射波や回り込み波の影響
を速やかに除去することができるようになる。
【0025】また、本発明の一態様では、前記反射波キ
ャンセラ手段による反射波の除去と、前記回り込み波キ
ャンセラ手段による回り込み波の除去と、が所定時間そ
れぞれ実行されるまで、送信信号の電力を制限する電力
制限手段をさらに含む。
【0026】こうすれば、反射波や回り込み波の影響が
未だ十分に低減されていない送信信号が中継先たる他の
無線中継装置に送信され、そこでの処理(例えば干渉キ
ャンセラの処理)に悪影響を及ぼすことを防止すること
ができる。
【0027】また、本発明の一態様では、中継元たる放
送局又は無線中継装置から所定通信回線によりキャンセ
ラ開始信号を受信するまで、前記反射波キャンセラ手段
による反射波の除去を制限する反射波キャンセラ制限手
段をさらに含む。
【0028】こうすれば、中継元たる放送局又は無線中
継装置から品質の悪い送信信号が送られている間に、そ
の品質の悪い送信信号に基づいて反射波の除去が行われ
ることを防止することができ、反射波の除去を速やかに
行うことができるようになる。
【0029】また、本発明の一態様では、受信信号の電
力レベルが所定基準を満たすまで、前記反射波キャンセ
ラ手段による反射波の除去を制限する反射波キャンセラ
制限手段をさらに含む。
【0030】こうすれば、例えば受信信号の電力レベル
(或いはその包絡線)が所定閾値を越えた場合等の所定
基準を満たしてから、反射波の除去が制限無く行われる
ようになる。この結果、品質の悪い受信信号に基づいて
反射波の除去が行われることを制限することができるよ
うになる。
【0031】さらに、本発明の一態様では、前記反射波
キャンセラ手段による反射波の除去と、前記回り込み波
キャンセラ手段による回り込み波の除去と、が所定時間
それぞれ実行されると、中継先たる無線中継装置に対し
て干渉波除去終了信号を所定通信回線で送信する干渉波
除去処理終了通知手段をさらに含む。
【0032】この態様によれば、中継先たる無線中継装
置では中継元なる無線中継装置において干渉波除去処理
がある程度終了したことを知ることができる。こうすれ
ば、例えばその時点から中継先たる他の無線中継装置に
おいて干渉波除去のための処理を開始する等できる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面に基づき詳細に説明する。
【0034】図1は、本発明の一実施の形態に係る無線
中継装置の構成を示す図である。同図に示す無線中継装
置10は、受信アンテナ12と、送信アンテナ22と、
増幅器14,20と、干渉キャンセラ16と、スイッチ
18と、制御部24と、受信レベル検出部26と、を含
んで構成されている。受信アンテナ12は、同図に示さ
れるように中継元たる放送局や前段無線中継装置からの
直接波のみならず、反射波や回り込み波も受信する。受
信信号は、増幅器14により干渉キャンセラ16での処
理に適した電力レベルまで増幅されてから、干渉キャン
セラ16に供給される。
【0035】干渉キャンセラ16は、受信信号から反射
波成分を除去する反射波キャンセラ機能を有するととも
に、受信信号から回り込み波成分を除去する回り込み波
キャンセラ機能を有する。この干渉キャンセラ16とし
ては公知のものを採用することができる。例えば既知シ
ンボルを用いて反射波や回り込み波の成分を推定し、受
信信号からそれら推定信号を差し引くことにより、反射
波成分や回り込み波成分等の干渉波成分を受信信号から
除去することができる。このとき、反射波成分や回り込
み波成分はそれぞれ複数パスについて除去するように構
成してもよい。また、干渉キャンセラは、反射波キャン
セラ機能と回り込みキャンセラ機能と従属接続して構成
してもよく、また、同一回路にて反射波キャンセラ完了
時の各パラメータを初期値として回り込みキャンセラを
動作させる構成としてもよい。
【0036】干渉キャンセラ16により出力される干渉
波除去済みの受信信号はスイッチ18を介して増幅器2
0に供給され、十分に増幅された後、送信アンテナ22
から再送信される。なお、本発明は中継信号の変調方式
による制約はなく、どのような変調方式についても適用
可能である。
【0037】無線中継装置10には受信レベル検出部2
6及び制御部24も備えられている。受信レベル検出部
26は増幅器14の出力を用いて受信信号の電力レベル
を検出し、それを制御部24に供給する。受信レベル検
出部26は増幅器14による増幅前の信号を用いて受信
信号の電力レベルを検出するようにしてもよい。また、
受信レベル検出部26は、さらに受信しようとする信号
の帯域全体に亘って検出できる構成とし、例えば複素信
号に変換後、直交成分と同相成分の自乗和等による包絡
線検出が適用でき、受信レベルの瞬時的な変動には影響
されないよう時間軸方向に平均化することが望ましい。
【0038】制御部24は、干渉キャンセラ16及びス
イッチ18に対して制御信号を供給する。具体的には、
まず受信レベル検出部26から供給される受信信号の電
力レベルを監視し、それが所定閾値に達した場合に、ス
イッチ18に接続断の旨の制御信号を供給する。ここで
しきい値としては、例えば中継局入力電力から試験的に
予め得ておけばよい。スイッチ18ではこの制御信号を
受けて、干渉キャンセラ16の出力が増幅器20に供給
されるのを阻止する。続いて制御部24では、干渉キャ
ンセラ16に対して反射波キャンセラ機能を起動するよ
う指示する制御信号を出力する。これを受け、干渉キャ
ンセラ16では反射波キャンセラ機能により受信信号か
ら反射波成分を除去し始める。干渉キャンセラ16の反
射波キャンセラ機能及び回り込み波キャンセラ機能は、
上述したように反射波や回り込み波の成分推定を行う等
しているため、時間の経過と共に干渉波除去能力が向上
する。
【0039】制御部24では、所定時間が経過して干渉
キャンセラ16においてある程度の反射波成分の除去が
可能となると、今度はスイッチ18に対して接続の旨の
制御信号を供給するとともに、干渉キャンセラ16に対
して回り込み波キャンセラ機能を起動するよう指示する
制御信号を出力する。これを受けて、スイッチ18では
干渉キャンセラ16の出力を増幅器20に供給し始め
る。また、干渉キャンセラ16では回り込み波キャンセ
ラ機能により送信アンテナ22から受信アンテナ12へ
の回り込み波の成分を受信信号から除去し始める。この
時点で干渉キャンセラ16は反射波キャンセラ機能と回
り込み波キャンセラ機能の両機能が動作することにな
る。
【0040】図2は、無線中継装置10の動作を説明す
るフロー図である。同図に示すように、無線中継装置1
0では、まず制御部24によりスイッチ18に制御信号
が供給され、増幅器20へ干渉キャンセラ16の出力が
供給されないようにされる。こうして、無線中継装置1
0は送信停止状態となる(S101)。その後、制御部
24は受信レベル検出部26による検出結果に基づき、
受信レベルが所定閾値を超えるか否かを監視する(S1
02)。そして、受信レベルが所定閾値を超えると、干
渉キャンセラ16に制御信号を送出し、反射波キャンセ
ラ機能を起動する。これにより、反射波除去が開始され
る。所定時間にわたり反射波除去が継続されると、次に
制御部24はスイッチ18に制御信号を供給し、送信が
開始される(S104)。さらに制御部24は干渉キャ
ンセラ16に制御信号を送出し、回り込み波キャンセラ
機能を起動する(S105)。これにより、回り込み波
除去が開始される。そして、所定時間が経過すると本格
運用が開始される(S106)。
【0041】ここで、図3(a)には反射波キャンセラ
機能のみが起動されている場合の干渉キャンセラ16の
動作が示されている。同図において横線(破線)は希望
波の振幅変動を示しており(変動なし)、振幅変動の大
きな波状の線(一点鎖線)は干渉キャンセラ16の入力
を示しており(図5(a)に対応する)、振幅変動の比
較的小さな波状の線(実線)は干渉キャンセラ16の出
力を示している。縦軸は振幅を示し、横軸は周波数を示
している。同図に示されるように、反射波キャンセラ機
能による反射波除去が十分に機能し始めると反射波に起
因する振幅変動が抑圧されるようになる。
【0042】図3(b)は反射波が存在せず回り込み波
のみが存在するとした場合の干渉キャンセラ16の入力
を示す図である。同図において横線(破線)は希望波の
振幅変動を示しており、実線はこの場合における干渉キ
ャンセラ16の入力を示している。そして、同図(b)
の実線と同図(a)の実線とを乗算して合成されたもの
が、回り込み波キャンセラ機能の起動直後に干渉キャン
セラ16に入力されることになる。同図(c)には回り
込み波キャンセラ機能の起動直後に干渉キャンセラ16
に入力される信号が実線として示されている。一点鎖線
は、仮に予め反射波除去がされていないとした場合の、
干渉キャンセラ16の入力を示している(図5(c)に
対応)。同図に示されるように、予め反射波除去をする
ことにより干渉キャンセラ16の入力の振幅変動を抑圧
できるようになる。また、これに伴い、増幅器14,2
0への入力についても振幅変動を抑圧できるようにな
る。
【0043】このように、本発明の実施の形態に係る無
線中継装置10によれば、送信信号を送信する前に予め
反射波除去を行うことができ、これにより内部信号の振
幅変動を抑圧することができるようになる。この結果、
増幅器14,20において歪みが発生することを防止す
ることができ、干渉キャンセラ16における回り込み波
の推定処理が迅速に行われるようにできる。
【0044】なお、図2においてS103からS104
に移行するタイミング、すなわち、反射波除去処理をど
の程度行えばS104において送信再開してよいかは、
回り込み波の振幅変動の程度と、増幅器14,20の線
形動作領域と、に基づいて判断すればよい。すなわち、
後に回り込み波成分まで受信信号に重畳するようになっ
た場合にも増幅器14,20において歪みが発生しない
程度に、予め反射波を除去するようにすればよい。この
ため、例えば移行タイミングは干渉キャンセラの振幅変
動が所定幅に収まるに至った場合とするようにしてもよ
い。或いは、中継信号としてマルチキャリア変調信号を
考えた場合、隣接チャネルへの干渉量や信号帯域内にお
ける高調波成分から、移行タイミングを判断するように
してもよい。
【0045】以上説明した無線中継装置10によれば、
設置時に受信アンテナ12や送信アンテナ22の設置位
置や向きの調整が不要であり、設置時のコストを削減す
ることが可能となる。また、反射波除去を回り込み波除
去と分離して行えるため、迅速に反射波除去をできるよ
うになる。また、反射波がある程度除去されてから回り
込み波の除去を開始するため、回り込み波の除去も迅速
に行えるようになる。さらに、反射波をある程度除去し
てから送信開始するため、受信信号の振幅変動を抑圧す
ることができるようになる。このため、増幅器14,2
0において歪みが発生することを防止することができ、
歪みに起因する干渉キャンセラ16の誤動作を防止する
ことができる。
【0046】なお、以上説明した無線中継装置10は種
々の変形実施が可能である。
【0047】例えば、以上の説明ではスイッチ18によ
り送信停止及び再開を制御するようにしたが、増幅器2
0により制御するようにしてもよい。この場合、完全に
送信停止する代わりに増幅器20のゲイン調整により回
り込み波を抑制するよう構成してもよい。
【0048】また、以上の説明では受信信号を再送信し
て再送信波の回り込みを調べることにより回り込み波の
推定及び除去を行ったが、本格運用前にあっては無線中
継装置10で生成した固有の信号を送信アンテナ22か
ら送信し、その回り込みを調べることにより回り込み波
の推定及び除去を行うようにしてもよい。
【0049】また、無線中継装置10では、自装置の都
合だけで動作制御したが、干渉波除去が十分でない信号
を中継先の無線中継装置に送信すると、その無線中継装
置において干渉波除去を迅速に行うことができない虞が
ある。このため、自装置において干渉波除去が十分に済
んでから送信信号の電力レベルを既定値まで上昇させる
ようにしてもよい。或いは自装置において干渉波除去が
十分に済んだ場合に中継先の無線中継装置に干渉波除去
終了信号を送信するようにしてもよい。こうすれば、中
継先の無線中継装置において、干渉波除去終了信号を受
信してから干渉キャンセラによる反射波除去を開始させ
るようにできる。この場合、干渉波除去終了信号は中継
信号に重畳させて送信アンテナ22から送信するように
してもよいし、公衆回線などの別回線により送信するよ
うにしてもよい。
【0050】さらに、無線中継装置10では制御部24
からスイッチ18(及び/又は増幅器20)に制御信号
を送出して送信制御し、送信信号の電力レベルを抑圧
(又は停止)した状態で反射波除去をするようにした
が、そのように電力レベルの制御をしなくても反射波除
去を回り込み波除去から分離して行うようにできる。す
なわち、図4に示される無線中継装置10aのように、
スイッチ18を省略し、その代わりに制御部24aによ
って、増幅器20におけるゲインが十分に増大する前に
反射波除去を済ませ、その後回り込み波除去を開始させ
るようにしてもよい。この場合、例えば予め増幅器1
4,20の立ち上がり時の振る舞いを調べておき、それ
により回り込み波除去の開始タイミングを決めておくこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る無線中継装置の構
成を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る無線中継装置の動
作を説明するフロー図である。
【図3】 干渉キャンセラの入出力信号を説明する図で
ある。
【図4】 本発明の他の実施の形態に係る無線中継装置
の構成を示す図である。
【図5】 無線中継装置における反射波及び回り込み波
の影響を説明する図である。
【符号の説明】
10,10a 無線中継装置、12 受信アンテナ、1
4,20 増幅器、16 干渉キャンセラ、18 スイ
ッチ、22 送信アンテナ、24,24a 制御部、2
6 受信レベル検出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J090 AA04 AA41 CA51 FA08 FA17 GN02 GN06 KA68 SA14 TA01 5K022 DD01 DD13 DD19 DD21 DD24 DD31 DD34 DD54 5K052 AA01 BB01 DD03 DD04 EE17 FF32 GG12 GG14 GG19 5K072 AA01 AA04 BB25 BB27 CC31 EE19 FF11 GG01 GG10 GG14 GG22 GG26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信アンテナと受信アンテナとを含んで
    構成され、前記受信アンテナでの受信信号を増幅して前
    記送信アンテナから再送信する無線中継装置において、 受信信号に含まれる反射波成分を除去する反射波キャン
    セラ手段と、 受信信号に含まれる回り込み波成分を除去する回り込み
    波キャンセラ手段と、 前記送信アンテナから再送信する送信信号の電力を制御
    する電力制御手段と、 前記電力制御手段によって送信信号の電力を制限してか
    ら前記反射波キャンセラ手段による反射波の除去を開始
    するとともに、その後、前記電力制御手段によって送信
    信号の電力を回復させてから前記回り込み波キャンセラ
    手段による回り込み波の除去を開始するキャンセラ制御
    手段と、 を含むことを特徴とする無線中継装置。
  2. 【請求項2】 送信アンテナと受信アンテナとを含んで
    構成され、前記受信アンテナでの受信信号を増幅して前
    記送信アンテナから再送信する無線中継装置において、 受信信号に含まれる反射波成分を除去する反射波キャン
    セラ手段と、 受信信号に含まれる回り込み波成分を除去する回り込み
    波キャンセラ手段と、 送信信号の電力が所定閾値よりも低い場合に前記反射波
    キャンセラ手段による反射波の除去を開始するととも
    に、送信信号の電力が所定閾値以上である場合に前記回
    り込み波キャンセラ手段による回り込み波の除去を開始
    するキャンセラ制御手段と、 を含むことを特徴とする無線中継装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の無線中継装置に
    おいて、 前記反射波キャンセラ手段による反射波の除去と、前記
    回り込み波キャンセラ手段による回り込み波の除去と、
    が所定時間それぞれ実行されるまで、送信信号の電力を
    制限する電力制限手段をさらに含むことを特徴とする無
    線中継装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の無線中継装置において、 中継元たる放送局又は無線中継装置から所定通信回線に
    よりキャンセラ開始信号を受信するまで、前記反射波キ
    ャンセラ手段による反射波の除去を制限する反射波キャ
    ンセラ制限手段をさらに含むことを特徴とする無線中継
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の無線中継装置において、 受信信号の電力レベルが所定基準を満たすまで、前記反
    射波キャンセラ手段による反射波の除去を制限する反射
    波キャンセラ制限手段をさらに含むことを特徴とする無
    線中継装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の無線中継装置において、 前記反射波キャンセラ手段による反射波の除去と、前記
    回り込み波キャンセラ手段による回り込み波の除去と、
    が所定時間それぞれ実行されると、中継先たる無線中継
    装置に対して干渉波除去終了信号を所定通信回線で送信
    する干渉波除去処理終了通知手段をさらに含むことを特
    徴とする無線中継装置。
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