JP2001185819A - レーザー光源装置および光ピックアップ装置 - Google Patents

レーザー光源装置および光ピックアップ装置

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JP2001185819A
JP2001185819A JP36948199A JP36948199A JP2001185819A JP 2001185819 A JP2001185819 A JP 2001185819A JP 36948199 A JP36948199 A JP 36948199A JP 36948199 A JP36948199 A JP 36948199A JP 2001185819 A JP2001185819 A JP 2001185819A
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laser light
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semiconductor
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Hisahiro Ishihara
久寛 石原
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Nidec Sankyo Corp
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2波長のレーザー光を用いたレーザー光源装
置および光ピックアップ装置において、光軸の調整作業
の簡素化、および光学系の簡素化を図ることのできる構
成を提案すること。 【解決手段】 第1のレーザー光L1を出射する第1の
半導体レーザー11と、第1のレーザー光L1より波長
の長い第2のレーザー光L2を出射する第2の半導体レ
ーザー12とを備える光ピックアップ装置用のレーザー
光源装置10において、ヒートシンク13上では、第2
の半導体レーザー12が第1の半導体レーザー11の後
端面110から第1の半導体レーザー11の導波路に第
2のレーザー光L2を入射するように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長が異なるレー
ザー光を出射するレーザー光源装置、およびこのレーザ
ー光源装置を用いた光ピックアップ装置に関するもので
ある。更に詳しくは、レーザー光源装置で用いる2つの
半導体レーザーの配置技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光記録ディスク(光記録媒体)として
は、従来、CD(コンパクトディスク)が主流であった
が、波長の短い赤色半導体レーザーが実用化されるに伴
なって、CDと同程度の大きさで大容量化したDVD
(デジタルバーサタイルディスク)が商品化されつつあ
る。すなわち、光記録媒体のディスク面に形成される光
スポットの大きさは波長の2乗に比例するため、波長が
780nm帯の赤外光のAlGaAs系の半導体レーザ
ーを用いるCDよりも、波長が635/630nm帯の
赤色光のAlGaInP系の半導体レーザーを用いるD
VDの方が波長が短い分、高密度記録を実現できる。
【0003】但し、既存のデータを活用するという観点
からすれば、DVD駆動装置においてもCD系の光記録
ディスク(以下、CD系ディスクという。)からの再生
が可能であることは重要である。しかしながら、CD系
ディスクでは、635/630nmの波長帯域が、光記
録ディスクに用いた有機色素の吸収帯に相当するため、
この波長に対する反射率が低い。従って、波長が635
/630nm帯の赤色レーザー光ではCD系ディスクか
ら信号を再生することは不可能である。
【0004】そこで、1つの光ピックアップ装置に、波
長が635/630nmの第1のレーザー光を出射する
第1の半導体レーザーと、波長が700nmの第2のレ
ーザー光を出射する第2の半導体レーザーとを搭載し、
かつ、これらの半導体レーザーから出射されたレーザー
光を各種の光学素子を用いて共通の光路上に導くものが
案出されている。
【0005】たとえば、特開平10−326428号公
報には、図3に示すように、第1の半導体レーザー11
から出射された波長が635/630nmの第1のレー
ザー光L1と、第2の半導体レーザー12から出射され
た波長が780nmの第2のレーザー光L2とをプリズ
ム31を用いて共通の光路上に導くように構成した光ピ
ックアップ装置が開示されている。
【0006】また、特開平10−289468号公報に
は、図4に示すように、第1の半導体レーザー11から
出射された波長が635/630nmの第1のレーザー
光L1と、第2の半導体レーザー12から出射された波
長が780nmの第2のレーザー光L2とを回折格子3
2を用いて共通の光路上に導くように構成した光ピック
アップ装置が開示されている。
【0007】このような構成の光ピックアップ装置によ
れば、波長の短い第1のレーザー光L1を用いてDVD
からの信号再生を行なうことができるとともに、波長の
長い第2のレーザー光L2を用いてCD系ディスクから
の信号再生を行なうことができる。また、第1のレーザ
ー光L1と第2のレーザー光L2とを共通の光路上に導
くので、対物レンズや光検出器を共通化することができ
る。それ故、このような光ピックアップ装置では、光学
系の簡素化を図ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
2波長レーザー光を用いた光ピックアップ装置のよう
に、2つのレーザー光をプリズム31あるいは回折格子
32によって合成する構成では、光ピックアップ装置を
組み立てるとき、両者の光軸調整に手間がかかるので、
生産コストが高いという問題点がある。
【0009】そこで、チップ状の2つの半導体レーザー
をハイブリッド実装する際にパッシブ・アライメントを
行ない、しかる後に、単一のパッケージ内に収納するこ
とにより、光ピックアップ装置を組み立てる際に2つの
半導体レーザーの光軸調整を省略することのできるレー
ザー光源装置が検討されている。このような構成を採用
する場合には、半導体レーザー同士が近接している方が
好ましいので、たとえば、図5および図6に示すように
2つの半導体レーザーが配置される。図5に示す配置構
造では、2つの半導体レーザー11、12が横並びに配
置されている。図6に示す配置構造では、2つの半導体
レーザー11、12が2段重ねに配置されている。
【0010】しかしながら、図5に示す配置では、2つ
の半導体レーザー11、12の各出射ビームの間には、
少なくとも半導体レーザー11、12の幅に相当する距
離が空いてしまう。このような距離は、たとえば、数百
μmオーダーであり、これほどの間隔が出射ビームの間
に空いてしまうと、光検出器を共通化できなくなる。ま
た、2つのレーザー光L1、L2の光軸を対物レンズの
中心に合わせることができなくなるため、これらの間に
おいて収差特性が劣化するという問題点もある。
【0011】これに対して、図6に示すように、2つの
半導体レーザー11、12をそれぞれの活性領域が対向
するように2段積みにした構成では、出射ビームの間隔
を半導体レーザー11、12のエピタキシャル層の厚さ
で規定される十μm程度にまで狭めることができる。し
かしながら、この構成では、2つの半導体レーザー1
1、12への給電のための共通電極へのワイヤーボンデ
ィングを下側の半導体レーザー11に行なうことのでき
る領域を確保する必要があるため、下側の半導体レーザ
ー11ではサイズがかなり大きくなってしまうという問
題点がある。
【0012】このような問題点に鑑みて、本発明の課題
は、2波長のレーザー光を用いたレーザー光源装置およ
び光ピックアップ装置において、光軸の調整作業の簡素
化、および光学系の簡素化を図ることのできる構成を提
案することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、第1のレーザー光を出射する第1の半導
体レーザーと、前記第1のレーザー光より波長の長い第
2のレーザー光を出射する第2の半導体レーザーとを備
えるレーザー光源装置において、前記第2の半導体レー
ザーは、出射光軸が前記第1の半導体レーザーの出射光
軸と重なるように当該第1の半導体レーザーの後方に配
置されていることにより、前記第2のレーザー光を前記
第1の半導体レーザーを通して出射することを特徴とす
る。
【0014】たとえば、前記第2の半導体レーザーは、
前記第1の半導体レーザーの後端面から当該第1の半導
体レーザーの導波路に前記第2のレーザー光を入射する
ように配置されている。
【0015】本発明を適用したレーザー光源装置では、
第2の半導体レーザーは、出射光軸が第1の半導体レー
ザーの出射光軸と重なるように第1の半導体レーザーの
後方に配置されていることにより、第2のレーザー光を
第1の半導体レーザーを通して出射する。このため、プ
リズムや回折格子で光路を合成しなくても、第1の半導
体レーザーと第2の半導体レーザーは、共通の光路上に
第1のレーザー光および第2のレーザー光を出射するの
で、これらのレーザー光の光軸を合わせるための調整作
業を行なう必要がない。また、波長の長い第2のレーザ
ー光が、波長の短い第1のレーザー光を出射する第1の
半導体レーザーの導波路を通るので、第2のレーザー光
は第1の半導体レーザー内を発散することなく、導波モ
ードで伝搬していく。それ故、第2のレーザー光は、第
2の半導体レーザーを単体で用いたときと同様なビーム
広がり角をもって出射される。
【0016】本発明において、前記第2の半導体レーザ
ーは、前記第1の半導体レーザーの後端面に対して密着
されていることが好ましい。
【0017】このようなレーザー光源装置は、レーザー
光源から出射されたレーザー光を光記録媒体上に収束さ
せる対物レンズと、光記録媒体上で反射してきた戻り光
を受光する光検出器とを有する光ピックアップ装置にお
いて、前記レーザー光源として用いることが好ましい。
本発明を適用したレーザー光源装置を搭載した光ピック
アップ装置では、プリズムや回折格子で光路を合成しな
くても、第1の半導体レーザーと第2の半導体レーザー
は、共通の光路上に第1のレーザー光および第2のレー
ザー光を出射する。従って、2つのレーザー光をプリズ
ムあるいは回折格子によって合成する構成と違って、光
ピックアップ装置を組み立てるとき、両者の光軸合わせ
の調整を手間をかけて行なう必要がない。また、2つの
半導体レーザーの間で光軸が重なっているので、光記録
ディスクからの戻り光も、共通の光学系を通って光検出
器に収束する。従って、1つの光検出器によって、DV
Dからの戻り光およびCD系ディスクからの戻り光の双
方を検出することができる。さらに、2つの半導体レー
ザーの間で光軸が重なっているので、2つのレーザー光
の光軸を対物レンズの中心に合わせることができる。よ
って、2つのレーザー光間で収差特性が劣化するという
こともない。
【0018】このような光ピックアップ装置に対して、
本発明に係るレーザー光源装置を用いた場合に、前記第
1のレーザー光の波長を635nmあるいは650nm
とし、前記第2のレーザー光の波長を780nmとすれ
ば、1つの光ピックアップ装置によって、DVDおよび
CD系ディスクの双方から好適に信号を再生することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用した光ピックアップ装置の一実施例を説明する。
【0020】図1は、本発明を適用した光ピックアップ
装置の概略構成図、図2は、この光ピックアップ装置に
用いたレーザー光源装置の概略構成図である。
【0021】図1において、本例の光ピックアップ装置
1は、635nm(あるいは650nm)および780
nmのレーザー光を用いてDVDおよびCD系ディスク
の双方から信号の再生可能なものである。
【0022】詳細に説明すると、本例の光ピックアップ
装置1は、まず、波長が635nm(あるいは650n
m)の第1のレーザー光L1、および波長が780nm
の第2のレーザー光L2を出射するレーザー光源装置1
0を有している。このレーザー光源装置10から出射さ
れた第1のレーザー光L1および第2のレーザー光L2
は、共通の光学系を介して光記録ディスク2(光記録媒
体)であるDVDあるいはCD系ディスクに導かれる。
また、光記録ディスク2からの戻り光も共通の光学系を
介して共通の光検出器15(ホトダイオードあるいはホ
トトランジスタ)に導かれる。共通光学系は、第1のレ
ーザー光L1および第2のレーザー光L2から3ビーム
を生成する回折格子3、この回折格子3を通過してきた
光を部分反射するハーフ・ミラー4、このハーフ・ミラ
ー4から反射してきた光を平行光束に変換するコリメー
トレンズ5、このコリメートレンズ5から出射された光
の進行方向を直角に折り曲げる全反射ミラー6、および
この全反射ミラー6から反射してきた光を光記録ディス
ク2のディスク面に収束させる対物レンズ7を含んでい
る。本形態でも、回折格子3が使用されているが、この
回折格子3は、あくまで3ビームを生成するもので、第
1のレーザー光L1の光軸と第2のレーザー光L2の光
軸とを合成するものではない。
【0023】また、共通光学系には、光記録ディスク2
から反射してきた戻り光が対物レンズ7、全反射ミラー
6、コリメートレンズ5およびハーフ・ミラー4によっ
て導かれてきたのを収束させるセンサーレンズ9、およ
びこのセンサーレンズ9によって非点収差を付与された
戻り光を検出する光検出器15も含まれている。
【0024】このように構成した光ピックアップ装置1
において、レーザー光源として用いたレーザー光源装置
10では、図2に示すように、波長が635nm(ある
いは650nm)の第1のレーザー光L1(赤色光)を
出射するAlGaInP系の第1の半導体レーザー11
(レーザーダイオードチップ)と、波長が780nmの
第2のレーザー光L2(赤外光)を出射するAlGaA
s系の第2の半導体レーザー12(レーザーダイオード
チップ)とが共通のヒートシンク8上に搭載され、この
状態で共通のパッケージ(図示せず)内に収納されてハ
イブリッド化されている。
【0025】このレーザー光源装置10において、第2
の半導体レーザー12は、出射光軸L0が第1の半導体
レーザー11の出射光軸L0と重なるように第1の半導
体レーザー11の後方に直列に配置されている。ここ
で、第2の半導体レーザー12は、第1の半導体レーザ
ー11の後端面110から、この第1の半導体レーザー
11の導波路(図示せず)に第2のレーザー光L2を入
射するように配置され、かつ、第1の半導体レーザー1
2および第2の半導体レーザー12は、この位置関係を
保持したままヒートシンク8に接合されている。
【0026】このように第1の半導体レーザー11と第
2の半導体レーザー12とを直列に配置するにあたって
は、まず、第1の半導体レーザー11および第2の半導
体レーザー12のうちの一方の半導体レーザーをヒート
シンク8に融着固定した後に、第1の半導体レーザー1
1および第2の半導体レーザー12の双方に給電し、光
軸L0の方からみたときに発光点が完全に重なるように
位置合わせした後、他方の半導体レーザーをヒートシン
ク8に融着固定する。
【0027】このように構成したレーザー光源装置10
では、第1の半導体レーザー11は、波長の短い第1の
レーザー光L1を光軸L0上に出射するとともに、第2
の半導体レーザー12は、第2のレーザー光L2を第1
の半導体レーザー11を通してこの第1の半導体レーザ
ー11と共通の光軸L0上に出射する。それ故、本形態
のレーザー光源装置10において、第2の半導体レーザ
ー12が第2のレーザー光L2を出射したときの発光点
は、第1の半導体レーザー11が第1のレーザー光L1
を出射したときの発光点と完全に重なっている。
【0028】従って、このレーザー光源装置10を用い
た光ピックアップ装置1(図1参照)において、光記録
ディスク2としてDVDから信号を再生するときには、
レーザー光源装置10では第1の半導体レーザー11に
給電が行われ、この第1の半導体レーザー11からは、
波長が635nm(あるいは650nm)の第1のレー
ザー光L1が出射される。この第1の半導体レーザー1
1から出射された第1のレーザー光L1は、ハーフ・ミ
ラー4によってその進行方向が90度折り曲げられてコ
リメートレンズ5に入射する。コリメートレンズ5に入
射した第1のレーザー光L1は、コリメートレンズ5に
よってほぼ平行な光束に変換される。平行な光束に変換
された第1のレーザー光L1は、全反射ミラー6および
対物レンズ7によって、DVDのディスク面に光スポッ
トとして収束する。
【0029】このDVDのディスク面で反射した第1の
レーザー光L1の戻り光は、共通光学系を再度通って光
検出器15に導かれる。すなわち、DVD2からの戻り
光は、対物レンズ7、全反射ミラー6、コリメートレン
ズ5、ハーフ・ミラー4、センサーレンズ9を介して光
検出器15に集光する。光検出器15は、例えば、4分
割された受光面を備えており、この受光面で検出された
受光信号は制御装置(図示せず)によって信号再生のた
めの処理が行われる。
【0030】これに対して、光記録ディスク2としてC
D系ディスクから信号を再生するときには、レーザー光
源装置10では第2の半導体レーザー12に給電が行わ
れ、この第2の半導体レーザー12からは、波長が78
0nmの第2のレーザー光L2が出射される。このレー
ザー光L2は、第1の半導体レーザー11の後端面11
0から第1の半導体レーザー11の導波路に入射して、
第1の半導体レーザー11の前端面111から出射され
る(図2参照)。このようにして第2の半導体レーザー
12から出射された第2のレーザー光L2も、第1のレ
ーザー光L1と同様、ハーフ・ミラー4、コリメートレ
ンズ5、全反射ミラー6および対物レンズ7によってC
D系ディスクのディスク面に光スポットとして収束す
る。
【0031】このCD系ディスクのディスク面で反射し
た第2のレーザー光L2の戻り光も、共通光学系を再度
通って光検出器15に導かれ、この光検出器15の受光
面で検出された受光信号は、制御装置(図示せず)によ
って信号再生のための処理が行われる。
【0032】このように、本形態の光ピックアップ装置
1では、第2の半導体レーザー12は、出射光軸L0が
第1の半導体レーザー11の出射光軸L0と完全に重な
るように第1の半導体レーザー11の後方に配置されて
いることにより、第2のレーザー光L2を第1の半導体
レーザー11を通して出射する。このため、プリズムや
回折格子で光路を合成しなくても、第1の半導体レーザ
ー11と第2の半導体レーザー12は、共通の光路上に
第1のレーザー光L1および第2のレーザー光L2を出
射する。従って、2つのレーザー光L1、L2をプリズ
ムあるいは回折格子3によって合成する構成と違って、
光ピックアップ装置1を組み立てるとき、両者の光軸L
0合わせの調整を手間をかけて行なう必要がない。
【0033】また、2つの半導体レーザー11、12の
間で光軸L0が重なっているので、光記録ディスク2か
らの戻り光も、共通の光学系を通って光検出器15に適
正に収束する。従って、1つの光検出器15によって、
DVDからの戻り光およびCD系ディスクからの戻り光
の双方を高い感度で検出することができる。
【0034】さらに、2つの半導体レーザー11、12
の間で光軸L0が重なっているので、2つのレーザー光
L1、L2の光軸L0を対物レンズ7の中心に合わせる
ことができるため、2つのレーザー光L1、L2間で収
差特性が劣化するということもない。
【0035】さらにまた、レーザー光源装置10におい
て、波長の長い第2のレーザー光L2が、波長の短い第
1のレーザー光L1を出射する第1の半導体レーザー1
1の導波路を通るので、第2のレーザー光L2は第1の
半導体レーザー11内を発散することなく導波モードで
伝搬していくので、第2の半導体レーザー12を単体で
用いたときと同様なビーム広がり角をもって出射され
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において、
第2の半導体レーザーは、出射光軸が第1の半導体レー
ザーの出射光軸と重なるように配置されているため、第
1の半導体レーザーと第2の半導体レーザーは、共通の
光路上に第1のレーザー光および第2のレーザー光をそ
れぞれ出射する。従って、2つのレーザー光をプリズム
あるいは回折格子によって合成する構成と違って、光ピ
ックアップ装置などを組み立てるとき、両者の光軸合わ
せの調整を手間をかけて行なう必要がない。また、レー
ザー光源装置において、波長の長い第2のレーザー光
が、波長の短い第1のレーザー光を出射する第1の半導
体レーザーの導波路を通るので、第2のレーザー光は第
1の半導体レーザー内を発散することなく、導波モード
で伝搬していく。それ故、第2の半導体レーザーを単体
で用いたときと同様なビーム広がり角をもって出射され
る。さらに、2つの半導体レーザーを横並びなどで配置
した構成と違って、第1の半導体レーザーと第2の半導
体レーザーとは出射ビームが重なるため、光検出器を共
通化することができる。さらにまた、2つのレーザー光
の光軸を対物レンズの中心に完全に合わせることができ
るため、2つのレーザー光間で収差特性が劣化するとい
うこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光ピックアップ装置の概略構
成図である。
【図2】図1に示す光ピックアップ装置に用いたレーザ
ー光源装置の概略構成図である。
【図3】従来の光ピックアップ装置に用いたレーザー光
源およびプリズムの配置を示す説明図である。
【図4】従来の別の光ピックアップ装置に用いたレーザ
ー光源および回折格子の配置を示す説明図である。
【図5】参考例に係る光ピックアップ装置に用いたレー
ザー光源装置の概略構成図である。
【図6】参考例に係る別の光ピックアップ装置に用いた
レーザー光源装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 光ピックアップ装置 2 光記録ディスク(光記録媒体) 3 回折格子 4 ハーフ・ミラー 5 コリメートレンズ 6 全反射ミラー 7 対物レンズ 8 ヒートシンク 9 センサーレンズ 10 レーザー光源装置 11 第1の半導体レーザー 12 第2の半導体レーザー 15 光検出器 L1 第1のレーザー光 L2 第2のレーザー光

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のレーザー光を出射する第1の半導
    体レーザーと、前記第1のレーザー光より波長の長い第
    2のレーザー光を出射する第2の半導体レーザーとを備
    えるレーザー光源装置において、 前記第2の半導体レーザーは、出射光軸が前記第1の半
    導体レーザーの出射光軸と重なるように当該第1の半導
    体レーザーの後方に配置されていることにより、前記第
    2のレーザー光を前記第1の半導体レーザーを通して出
    射することを特徴とするレーザー光源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2の半導体レ
    ーザーは、前記第1の半導体レーザーの後端面から当該
    第1の半導体レーザーの導波路に前記第2のレーザー光
    を入射するように配置されていることを特徴とするレー
    ザー光源装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記第2の半導体レ
    ーザーは、前記第1の半導体レーザーの後端面に対して
    密着されていることを特徴とするレーザー光源装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに規定する
    レーザー光源装置を用いた光ピックアップ装置であっ
    て、前記レーザー光源装置と、該レーザー光源装置から
    出射された前記第1のレーザー光および前記第2のレー
    ザー光を光記録媒体上に収束させる対物レンズと、光記
    録媒体上で反射してきた戻り光を受光する光検出器とを
    有することを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記第1のレーザー
    光の波長は635nmあるいは650nmであり、前記
    第2のレーザー光の波長は780nmであることを特徴
    とする光ピックアップ装置。
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