JP3936495B2 - 光検出器 - Google Patents
光検出器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3936495B2 JP3936495B2 JP24382699A JP24382699A JP3936495B2 JP 3936495 B2 JP3936495 B2 JP 3936495B2 JP 24382699 A JP24382699 A JP 24382699A JP 24382699 A JP24382699 A JP 24382699A JP 3936495 B2 JP3936495 B2 JP 3936495B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- light receiving
- photodetector
- spot
- main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Light Receiving Elements (AREA)
- Optical Head (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学式情報記憶再生装置における光ピックアップ装置に係り、特に2波長以上の半導体レーザを搭載する光ピックアップ装置に搭載する光検出器(またはアンプ付受光素子)、その光検出器及び2波長以上の半導体レーザを搭載する光ピックアップ装置、さらには光ヘッド装置(光学式情報記憶再生装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在の光ピックアップ装置は、光検出器及び信号処理回路及びそれらを用いた光学的情報再生装置(特願平11−171844号)や光ヘッド(特開平8−55363号公報)等に開示されているように、2波長以上の光を出射する半導体レーザが2個以上のパッケージから構成されるものであり、これに伴い1個以上の光検出器またはアンプ付き受光素子を搭載していた。しかし最近、2波長以上の光を出射する半導体レーザを、発光点位置が幾らかずらして1つのパッケージに簡素化する技術が提案されている。
【0003】
図5は、従来例に係る光検出器の受光パターンを示す図である。受光部A,B,C,Dにメインスポットが照射され、受光部E,Fにサブスポットが照射されるが、この光検出器では図に示す通り、光ディスクからの光が受光パターンからはみ出してしまう。これより、2個以上の光検出器またはアンプ付受光素子が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来は、1パッケージ内から2波長以上の光を発光点位置をずらして並行に出射する半導体レーザを用い、半導体レーザを1つのパッケージに簡素化したにも係わらず、2個以上の光検出器またはアンプ付受光素子を必要とする。そのため光学部品(具体的にはプリズム、レンズ、ミラーなど)の部品点数を削減することができず、1パッケージ内から2波長以上の光を発光点位置をずらして並行に出射する半導体レーザを搭載した光ピックアップ装置の小型、薄型化が困難であった。
【0005】
本発明は、このような従来技術の欠点を解消した受光パターンを提案し、光検出器の集積化、ひいては光ピックアップ装置、光ヘッド装置の小型、薄型化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様の光検出器は、複数の波長の光を検出する光ピックアップ用の光検出器であって、略田の字型に4分割された少なくとも2つのメインスポット用受光部と、前記メインスポット用受光部を挟むように配置された2つのサブスポット用受光部とを有しており、前記少なくとも2つのメインスポット用受光部は、前記サブスポット用受光部と前記メインスポット用受光部の並び方向と略直交する方向にそれぞれ並んで配置されており、それぞれのメインスポット用受光部の左上同士、右上同士、左下同士、右下同士の受光部が結線されていることを特徴とするものである。
【0007】
本発明の第1の態様の光検出器においては、メインスポット用受光部からの出力信号ピンが5ピン以内であることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は第1の実施形態に係る光検出器の受光パターンを示す図、図2は第2の実施形態に係る光検出器の受光パターンを示す図、図3は第1の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成図、図4は第2の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成図である。
【0017】
まず、図3に示す光ピックアップ装置の構成、動作を説明する。1パッケージ内から2波長以上の光を発光点位置をずらして並行に出射する半導体レーザ16から出射された光のうち、一方をH1波長光(具体的には波長が780nmのCDレーザ)、もう一方をH2波長光(具体的には波長が650nmのDVDレーザ)とする。
【0018】
H1波長光が出射されたとき、このH1波長光は回析格子18で0次光と±1次光に回析しながら通過し、ハーフミラー9にて反射され、コリメートレンズ6を通過し、さらに反射ミラー5にて反射され、対物レンズ13を通過し、光ディスクに光スポットを形成する。
【0019】
そして光ディスクに形成された光スポットが反射され、この光スポットは対物レンズ13を通過し、反射ミラー5にて反射され、コリメートレンズ6を通過してハーフミラー9を通過し、さらに凹レンズ10を通過し、光検出器17に入射する。光ディスクで反射された光スポットが光検出器17に入射するすることで、光検出器17によって光ディスクに記憶されていた情報が読み取られる。
【0020】
ここで、光検出器17が図1の受光パターンの場合の動作を説明する。光検出器17上において、受光部A1,B1,C1,D1にメインスポットを照射し、受光部E,Fにサブスポットを照射する。各受光部A1,B1,C1,D1,E,Fは、入射した光を電流に変換し、オペアンプ等の回路内でI(電流)−V(電圧)変換を行う。
【0021】
これら各受光部からの電圧を下記に示す式により演算を行い、光ピックアップ装置に搭載された対物レンズ13を動作させ、光ディスク上に記憶されていた情報を読み取る。
【0022】
フォーカスエラー信号:(An+Cn)−(Bn+Dn)・・・(1)
トラッキングエラー信号:3スポット方式の場合(E−F)または(F−E)・・・(2)
時間差方式の場合(An+Bn)−(Cn+Dn)
または(Cn+Dn)−(An+Bn)・・・(3)
出力信号(HF信号):(An+Bn+Cn+Dn)・・・・・(4)
n=1時とはH1波長光を受光しているときを示し、n=2時とはH2波長光を受光しているときである。
【0023】
H2波長光が出射されたときについても上記と同じであるが(H2波長光のメインスポットは受光部A2,B2,C2,D2に照射される)、H1波長光が出射されているときはH2波長光は出射されない状態になる。
【0024】
ここでスポットが3個以上の場合は、さらに後段の受光部に照射される。なお、光検出器17上のH1波長光とH2波長光の間隔は、1パッケージ内から2波長以上の光を発光点位置をずらして並行に出射する半導体レーザ16の発光点位置のずれ間隔と同一である。
【0025】
次に図4の光ピックアップ装置の構成、動作を説明する。半導体レーザ16からのH1波長光は、回析格子18で0次光と±1次光に回析しながら通過し、ハーフミラー9にて反射され、コリメートレンズ6を通過し、対物レンズ13を通過し、光ディスクに光スポットを形成する。
【0026】
光ディスクからの反射光は対物レンズ13、コリメートレンズ6、ハーフミラー9、凹レンズ10の順で通過し、光検出器17に入射して光ディスクに記憶されていた情報が読み取られる。光検出器17が図1の受光パターンの場合の動作は上述した通りである。
【0027】
ここで、図1の光検出器17についてさらに説明する。この光検出器17は1パッケージ内で8分割以上に分割され、かつ、動作電源入力ピン3ピンで信号出力ピン7ピン以内に構成されている。また、サブスポット用の受光部を2つ及びメインスポット用に田の字型に4分割された受光部を2つ以上有する。さらに、メインスポット用受光部を挟む形でサブスポット用の受光部を2つ有し、及びメインスポット用に田の字型に4分割された受光部を2つ以上備え、その2つ以上の4分割された受光部を横方向に並べて、2つ以上の4分割された受光部の左上どうし、右上どうし、左下どうし、右下どうしを結線し、メインスポット用の受光部からの信号出力ピンを5ピン内にした。
【0028】
次に図3、図4に示す光検出器17が図2の受光パターンの場合の光検出器17の動作を説明する。図2に示す受光パターンの場合、H1波長光は、受光部A1,A2,B1,B2にメインスポットを照射し、受光部E,Fにサブスポットを照射する。各受光部A1,A2,B1,B2,E,Fは、入射した光を電流に変換し、オペアンプ等の回路内にてI(電流)−V(電圧)変換を行う。
【0029】
これら各受光部からの電圧を下記に示す式により演算を行い、光ピックアップ装置に搭載された対物レンズ13を動作させ、光ディスク上に記憶されていた情報を読み取る。
【0030】
フォーカスエラー信号:{(An+B(n+1))−(A(n+1)+Bn)}×(−1)(n+1) ・・・(5)
トラッキングエラー信号:3スポット方式の場合(E−F)または(F−E)・・・(6)
時間差方式の場合(A(n+1)+B(n+1))−(An−Bn)または(An+Bn)−(A(n+1)+B(n+1))・・・(7)
出力信号(HF信号):(An+Bn+A(n+1)+B(n+1))・・・(8)
n=1時とはH1波長光を受光しているときを示し、n=2時とはH2波長光を受光しているときである。
【0031】
H2波長光が出射されたときについても上記と同じであるが(H2波長光のメインスポットは受光部A2,A3,B2,B3に照射される)、H1波長光が出射されているときはH2波長光は出射されない状態になる。
【0032】
なお、光検出器17上のH1波長光とH2波長光の間隔は、1パッケージ内から2波長以上の光を発光点位置をずらして並行に出射する半導体レーザ16の発光点位置のずれ間隔と同一である。
【0033】
図2の光検出器17は、サブスポット用の受光部を2つ及びメインスポット用に田の字型に4分割された受光部を2つ以上横方向に並べたときに隣り合う受光部どうしを接続した形の6以上に分割された受光パターンを有する。また、メインスポット用受光部を挟む形でサブスポット用の受光部を2つ有し、及びメインスポット用に田の字型に4分割された受光部を2つ以上備え、その2つ以上の4分割された受光部を横方向に並べたとき、隣り合う受光部どうしを接続した形の6以上に分割された受光パターンを備え、この受光部の横方向に対し、1つ置きに隣り合う受光部ごとを結線し、メインスポット用受光部からの信号出力ピンを5ピン以内にしたものである。
【0034】
【発明の効果】
本発明は前述のような構成になっており、光検出器そのもの、及びその光検出器が組み込まれた光ピックアップ装置、光ヘッド装置の小型化及び薄型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る光検出器の受光パターンを示す図である。
【図2】第2の実施の形態に係る光検出器の受光パターンを示す図である。
【図3】第1の実施の形態に係る光ピックアップ装置の構成図である。
【図4】第2の実施の形態に係る光ピックアップ装置の構成図である。
【図5】従来例に係る光検出器の受光パターンを示す図である。
【符号の説明】
5 反射ミラー
6 コリメートレンズ
9 ハーフミラー
10 凹レンズ
13 対物レンズ
16 半導体レーザ
17 光検出器
18 回析格子
Claims (2)
- 複数の波長の光を検出する光ピックアップ用の光検出器であって、
略田の字型に4分割された少なくとも2つのメインスポット用受光部と、
前記メインスポット用受光部を挟むように配置された2つのサブスポット用受光部とを有し、
前記少なくとも2つのメインスポット用受光部は、前記サブスポット用受光部と前記メインスポット用受光部の並び方向と略直交する方向にそれぞれ並んで配置されており、それぞれのメインスポット用受光部の左上同士、右上同士、左下同士、右下同士の受光部が結線されていることを特徴とする光検出器。 - 前記メインスポット用受光部からの出力信号ピンが5ピン以内であることを特徴とする請求項1に記載の光検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24382699A JP3936495B2 (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 光検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24382699A JP3936495B2 (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 光検出器 |
Related Child Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006317951A Division JP2007109390A (ja) | 2006-11-27 | 2006-11-27 | 光ピックアップ装置 |
JP2006317953A Division JP3936725B2 (ja) | 2006-11-27 | 2006-11-27 | 光ピックアップ装置 |
JP2006317952A Division JP4393505B2 (ja) | 2006-11-27 | 2006-11-27 | 光検出器 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001067712A JP2001067712A (ja) | 2001-03-16 |
JP2001067712A5 JP2001067712A5 (ja) | 2006-11-09 |
JP3936495B2 true JP3936495B2 (ja) | 2007-06-27 |
Family
ID=17109515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24382699A Expired - Lifetime JP3936495B2 (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 光検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3936495B2 (ja) |
-
1999
- 1999-08-30 JP JP24382699A patent/JP3936495B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001067712A (ja) | 2001-03-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6512608B2 (en) | Optical device | |
US6567355B2 (en) | Optical detector, optical pickup and optical information reproducing apparatus using optical pickup | |
US20060087951A1 (en) | Optical pickup device and optical disk device having a diffraction grating | |
JP2000353332A (ja) | 光出力モジュール及びこれを採用した互換型光ピックアップ装置 | |
JPH11134702A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
EP0973160A1 (en) | Wavelength sensitive beam combiner with aberration correction | |
JPH09320098A (ja) | 光ピックアップ装置および複合光学装置 | |
JP3603002B2 (ja) | 光ピックアップ装置およびその受光方法 | |
JP2002008258A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
US7830773B2 (en) | Optical pickup for recording and reproducing information with a plurality of types of optical information recording mediums | |
JP2003006891A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP2001222825A (ja) | 光検出器、光ピックアップ及びそれを用いた光学的情報再生装置 | |
JP3518457B2 (ja) | 光デバイス | |
JP3936495B2 (ja) | 光検出器 | |
US7313061B2 (en) | Optical pickup having a plurality of photodetectors divided into four regions used to obtain both focus and tracking error signals | |
JP3936725B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP4393505B2 (ja) | 光検出器 | |
JP4393530B2 (ja) | 光ピックアップ及び光検出器 | |
JP2003272218A (ja) | 光ピックアップ装置および光再生装置 | |
JP3536805B2 (ja) | 光ピックアップ | |
JP4584382B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP3389416B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP2006099859A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP2007109390A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP3843049B2 (ja) | 光ピックアップ装置の調整用ディスク、調整方法及び製造方法、並びにそれを用いた光再生装置の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051025 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060803 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060808 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060921 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20060921 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20061016 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061024 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070313 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070323 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3936495 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330 Year of fee payment: 7 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |