JP2001184897A - ロウアドレスデコードライン回路 - Google Patents

ロウアドレスデコードライン回路

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JP2001184897A
JP2001184897A JP37043199A JP37043199A JP2001184897A JP 2001184897 A JP2001184897 A JP 2001184897A JP 37043199 A JP37043199 A JP 37043199A JP 37043199 A JP37043199 A JP 37043199A JP 2001184897 A JP2001184897 A JP 2001184897A
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JP
Japan
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signal
circuit
decode
word
wafer burn
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JP37043199A
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Nobuyuki Endo
信之 遠藤
Yoshimasa Sekino
芳正 関野
Hitoshi Yamada
仁 山田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハーバーンインモードのときに、全数で
はなく複数のワード線を選択的に立ち上げ、ワード線間
にストレスを印加する。 【解決手段】 複数のプリデコーダ回路部40中の最下
位ビットを分担するインバータ410 にウエハーバーン
イン信号WBI1 を入力し、他のインバータ41 1 〜4
n には、ウエハーバーンイン信号WBI0 を入力する
構成とする。ここで、信号WBI0 を電源電位、信号W
BI1 を接地電位にすれば、プリデコード信号PAX1
〜PAXn が無条件に電源電位になるが、プリデコード
信号PAX 0 は、NAND回路420 に入力されたアド
レスに基づいた電位になる。よって、ワード線WLi
うちの複数が、複数のプリデコーダ回路部40、デコー
ダ回路部20及びワードドライバ回路部30によって選
択されて立ち上がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
おけるロウアドレスデコードライン回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図2は、メモリセルを示す回路図であ
る。半導体記憶装置のDRAM(ダイナミックランダム
アクセスメモリ)の記憶部分の最小単位はメモリセルで
ある。メモリセルは、通常、図2のようにNチャネル型
トランジスタ1とキャパシタ2とで構成されている。キ
ャパシタ2は、一定電位のセルプレートとストレージノ
ード3との間に接続されている。トランジスタ1のソー
スはストレージノード3に接続され、ドレインはビット
線BLj (j=0,1,2,…)に接続され、ゲートは
ワード線WLi (i=0,1,2,…)に接続されてい
る。メモリセルへの書込み及び読出し時には、ワード線
WLiを接地電位からワード線昇圧電位に立ち上げて、
トランジスタ1をオンする。これにより、書込み時に
は、ビット線BLj のデータをストレージノード3にチ
ャージし、読出し時にはストレージノード3の電荷をビ
ット線BLj に読出す。ここで、ワード線昇圧電位と
は、Nチャネル型トランジスタ1の閾値の影響をなく
し、書込み時にはビット線BLj の電位をキャパシタ2
に十分チャージし、読出し時には十分な信号電圧を該キ
ャパシタ2からビット線BLj に取出すため、トランジ
スタ1の閾値分電源電圧よりも高圧にした電位である。
【0003】ワード線WLi とビット線BLj とは、メ
モリセル上を縦横に交差するように配置されており、ワ
ード線WLi を昇圧した場合には、ビット線BLj との
間に電位差が生じ、ストレスがかかることになる。そこ
で、ワード線WLi とビット線BLj との間のストレス
について、信頼性試験を行う必要がある。信頼性試験の
スクリーニングでは、欠陥箇所の劣化を加速して短時間
のうちに潜在欠陥を顕在化するために、DRAMはウエ
ハーバーンインモードと呼ばれる状態が設定できるよう
になっている。ウエハーバーンインモードとは、通常動
作では選択されたワード線WLi を立ち上げるのに対
し、すべてのワード線WLi を立ち上げる動作モードで
ある。
【0004】図3は、従来のロウアドレスデコードライ
ン回路の構成図である。ウエハーバーンインモードを実
現するために、従来のDRAMのロウアドレスデコード
ライン回路には、ウエハーバーンインモード時にイネー
ブルとなるウエハーバーンイン信号WBIが入力され、
該ウエハーバーンイン信号WBIがイネーブルの時には
すべてのワード線WLi が立ち上がる構成になってい
る。このようなロウアドレスデコードライン回路は、図
3のように、プリデコーダ回路部10と、デコーダ回路
部20と、ワードドライバ回路部30とで構成されてい
る。
【0005】プリデコーダ回路部10は、ビット0から
ビットkまでの合計(k+1)ビット幅のアドレスAX
0 〜AXk と、その反転信号AX0b〜AXkbと、ウエハ
ーバーンイン信号WBIとを入力し、(n+1)ビット
幅のプリデコード信号PAX 0 〜PAXn を出力とする
回路であり、今、(k+1)/2=(n+1)とする
と、ウエハーバーンイン信号WBIを入力信号とする
(n+1)個並列のインバータ110 〜11n と、2入
力NAND回路120 〜12n と、各インバータ110
〜11n 及び2入力NAND回路120 〜12n の出力
側に接続されたプリデコード信号ドライブ用の2入力N
AND回路130 〜13n とを備えている。
【0006】2入力NAND回路120 の一方の入力端
子には、最下位のビット0のアドレスAX0 またはその
反転信号AX0bが入力され、他方の入力端子には下位2
番目のビット1のアドレスAX1 またはその反転信号A
1bが入力される構成になっている。2入力NAND回
路121 の一方の入力端子には、下位3番目のビット2
のアドレスAX2 またはその反転信号AX2bが入力さ
れ、他方の入力端子には下位4番目のビット3のアドレ
スAX3 またはその反転信号AX3 が入力される構成に
なっている。以下、2入力NAND回路122 〜12n
も、同様の関係になるように、アドレスとその反転信号
が入力されるようになっている。
【0007】各NAND回路120 〜12n の出力端子
は、ノードN0 〜Nn を介して2入力NAND回路13
0 〜13n の一方の入力端子にそれぞれ接続されてい
る。各インバータ110 〜11n の出力端子は、ノード
NI0 〜NIn を介して2入力NAND回路130 〜1
n の他方の入力端子にそれぞれ接続されている。NA
ND回路130 〜13n の出力端子から、(n+1)ビ
ット幅のプリデコード信号PAX0 〜PAXn が出力さ
れるようになっている。
【0008】ここで、プリデコード回路部10は、図3
では1つしか示してしないが、実際には、NAND回路
120 〜12n へ入力するアドレス信号の組み合わせ数
分の4(n+1) 個ある。このことをNAND回路120
用いて説明する。NAND回路120 の入力組み合わせ
数は、NAND回路120 の2入力をアドレスAX0
びAX1 とする場合と、AX0bとAX1 とする場合と、
アドレスAX0 及びAX1bとする場合と、AX0bとAX
1bとする場合との4通りである。各NAND回路121
〜12n もそれぞれ4通りであり、総合すると、異なる
プリデコード回路部10が4(n+1) 個存在する。
【0009】ここで、プリデコーダ回路部10の機能を
説明する。ウエハーバーンイン信号WBIがディスイネ
ーブルで接地電位の時に、プリデコード信号ドライブ用
のNAND回路130 〜13n の一方の入力となる各ノ
ードNI0 の電位は共通の電源電位になる。このとき、
例えばNAND回路120では、入力信号であるアドレ
スの一方または両方が接地電位の場合には出力側のノー
ドN0 が電源電位になり、NAND回路130 の出力す
るプリデコード信号PAX0 が第2の論理レベルの接地
電位になる。NAND回路120 の入力信号であるアド
レスの両方が電源電位の場合には出力側のノードN0
接地電位になり、NAND回路130 の出力するプリデ
コード信号PAX0 が第1の論理レベルの電源電位にな
る。各NAND回路121 〜12n 及びNAND回路1
1 〜13n も同様に機能する。
【0010】ウエハーバーンイン信号WBIがイネーブ
ルで電源電位の時に、プリデコード信号ドライブ用NA
ND回路130 〜13n の一方の入力となる各ノードN
0の電位は共通の接地電位になり、プリデコード信号
PAX0 〜PAXn は。アドレスに無関係に電源電位に
なる。つまり、プリデコーダ回路部10では、ウエハー
バーンイン信号WBIがディスイネーブルの場合には、
アドレス信号によって選択されたプリデコード信号のビ
ットのみが電源電位になり、ウエハーバーンイン信号W
BIがイネーブルになると、アドレスにかかわらず、
(n+1)ビット幅のプリデコード信号PAX0〜PA
n のすべてが電源電位になるように機能する。
【0011】プリデコーダ回路部10の出力側のデコー
ダ回路部20は、プリデコード信号PAX0 〜PAXn
及びリセット信号PREbを入力信号とし、デコード信
号D0 を出力する回路であり、1個のP型チャネルトラ
ンジスタ21と、(n+1)個のNチャネル型トランジ
スタ220 〜22n と、インバータ23とで構成されて
いる。ここで、リセット信号PREbは、デコーダ回路
部20のリセット時に接地電位、活性化時に電源電位に
なるロウイネーブル信号である。N型チャネルトランジ
スタ220 〜22n は直列に接続され、トランジスタ2
n のソースが接地され、トランジスタ220 のドレイ
ンがノードND0 に接続されている。各トランジスタ2
0 〜22n のゲートには、プリデコード信号の各ビッ
トPAX 0 〜PAXn がそれぞれ入力されるようになっ
ている。
【0012】Pチャネル型トランジスタ21のソースが
電源電位に接続され、該トランジスタ21のドレインが
ノードND0 に接続され、該トランジスタ21のゲート
にリセット信号PREbが入力される接続になってい
る。ノードND0 は、インバータ23の入力端子に接続
され、該インバータ23がデコード信号D0 を出力する
ようになっている。以上のようなデコーダ回路部20
も、プリデコーダ回路部10に対応して、4(n+1)個存
在する。よって、デコード信号D0 の数も4(n+1)であ
る。
【0013】次に、デコーダ回路部20の機能について
説明する。デコードラインをリセットする時には、リセ
ット信号PREbが接地電位になり、アドレス信号AX
0 〜AXk をすべて接地電位にすることにより、プリデ
コード信号PAX0 〜PAXn もすべて接地電位とな
る。この状態ではPチャネル型トランジスタ21はオ
ン、Nチャネル型トランジスタ220 〜22n は、すべ
てオフなので、ノードND0 は電源電位にチャージさ
れ、デコード信号D0 はディスイネーブルの接地電位に
なる。
【0014】デコードライン活性化時には、リセット信
号PREbが電源電位になり、Pチャネル型トランジス
タ21がオフする。その後、アドレスAX0 〜AXk
入力され、プリデコーダ回路部10がプリデコード信号
PAX0 〜PAXn を出力する。このプリデコード信号
PAX0 〜PAXn がすべて電源電位の場合には、Nチ
ャネル型トランジスタ220 〜22n がすべてオンし、
ノードND0 が接地電位になり、デコード信号D0 がイ
ネーブルの電源電位にチャージされる。
【0015】プリデコード信号PAX0 〜PAXn のう
ちのいずれかが接地電位の場合には、トランジスタ22
0 〜22n のいずれかがオフし、ノードND0 から接地
電位に至る経路がなくなり、電源電位にチャージされた
ままになる。つまり、デコーダ回路部20は、通常動作
時にアドレスAX0 〜AXk によって選択されたプリデ
コード信号PAX0 〜PAXn がすべて電源電位の時に
電源電位のデコード信号D0 を出力し、ウエハーバーン
インモード時には、プリデコード信号PAX0 〜PAX
n がすべて電源電位になるため、すべてのデコード信号
0 を電源電位にする機能を持っている。
【0016】デコーダ回路部20の出力側のワードドラ
イバ回路部30は、デコード信号D 0 を入力とするイン
バータ31と、該インバータ31の出力側に接続された
レベルシフタ回路32と、Pチャネル型トランジスタ3
3と、Nチャネル型トランジスタ34とで構成されてい
る。レベルシフタ回路32は、電源電位と接地電位との
間をスイングする入力信号を、接地電位と前記ワード線
昇圧電位との間をスイングする信号に変換する回路であ
り、該レベルシフタ回路32の出力側は、Pチャネル型
トランジスタ33のゲートと、Nチャネル型トランジス
タ34のゲートとに接続されている。Pチャネル型トラ
ンジスタ33のソースは、ワード線昇圧電位に接続さ
れ、Nチャネル型トランジスタ34のソースは、接地電
位に接続され、これらのトランジスタ33,34のドレ
インが、ワード線WLi に接続されている。以上の構成
のワードドライバ回路部30は、デコード回路部20と
対応して4(n+1)個実際には存在し、4(n+1)本のワー
ド線を立ち上げるようになっている。
【0017】次に、ワードドライバ回路部30の機能を
説明する。ワードドライバ回路部30は、入力されたデ
コード信号D0 が接地電位の時にはワード線WLi を接
地電位とし、デコード信号D0 が電源電位の時にはワー
ド線WLi をワード線昇圧電位に駆動するように機能す
る。
【0018】図4は、図3の動作波形を示す図である。
アドレスAX0 〜AXk による選択で、通常動作時に
は、図4のようにプリアドレス信号PAX0 〜PAXn
が電源電位になり、デコード信号D0 が電源電位にな
り、1本のワード線WLi がワード線昇圧電位にチャー
ジされる。ウエハーバーンインモード時には、すべての
ワード線WLi がワード線昇圧電位にチャージされる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図3のロウアドレスデコードライン回路では、次のよう
な課題があった。実際に運用される時には、ワード線W
i が一本だけ選択されて立ち上がるのに対し、ウエハ
ーバーンインモード時には、すべてのワード線WLi
ワード線昇圧電位にチャージされるので、隣接するワー
ド線間に電位差のストレスを印加できない。この場合、
隣接ワード線間のストレスによるスクリーニングができ
ない。つまり、完全なウエハーバーンインが実施できな
い。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、ビット線に複数のス
イッチング素子を介してそれぞれ接続された複数のメモ
リセルに対してデータをアクセスさせるために、そのス
イッチング素子をオン状態にする複数のワード線を、ビ
ット幅が所定数のアドレスに基づき選択的に立ち上げる
ロウアドレスデコードライン回路において、次のような
構成にしている。
【0021】即ち、アドレスのビット情報の論理を求め
る前記所定数以下の複数の論理回路群、及び与えられた
信号の論理値がそれぞれイネーブルの場合に各論理回路
群の出力する値をそれぞれ第1の論理レベルに設定し、
該与えられた信号の論理値がディスイネーブルの該場合
には各論理回路群の出力する値をそれぞれそのまま通す
所定数以下の複数のモード設定手段群を有し、アドレス
のビット幅以下の複数ビット幅のプリデコード信号をそ
れぞれ出力する複数のプリデコーダ回路部と、各プリデ
コーダ回路部の出力側に接続され、与えられたプリデコ
ード信号がすべて第1の論理レベルのときにイネーブル
のデコード信号をそれぞれ出力する複数のデコーダ回路
部と、各デコーダ回路部の出力側に接続され、デコード
信号がイネーブルのときに各ワード線を所望の電位にそ
れぞれ立ち上げる複数のワードドライバ回路部とを備え
ている。そして、各プリデコーダ回路部の複数のモード
設定手段のうちの任意のモード設定手段には、第1のウ
エハーバーンイン信号をそれぞれ与え、他のモード設定
手段には第1のウエハーバーンイン信号とは独立の第2
のウエハーバーンイン信号をそれぞれ与え、第2のウエ
ハーバーンイン信号をイネーブルにすることにより、少
なくとも2本以上のワード線を同時に立ち上げる構成に
している。
【0022】第2の発明では、第1の発明のロウアドレ
スデコードライン回路において、同時に立ち上げるワー
ド線は、3本おきにしている。第3の発明では、第1の
発明のロウアドレスデコードライン回路において、同時
に立ち上げるワード線は2本以上のグループごとにして
いる。第1〜第3の発明によれば、以上のような構成に
したので、独立の第1及び第2のウエハーバーンイン信
号により、ワード線を選択的に立ち上げることができる
ばかりでなく、その構成が、従来の図3に対して、第1
及び第2のウエハーバーンイン信号を導入するだけの変
更ですむ。
【0023】第4の発明は、ロウアドレスデコードライ
ン回路において、次のような構成にしている。即ち、ア
ドレスのビット情報の論理を求める所定数未満の複数の
論理回路群及び与えられたウエハーバーンイン信号の論
理値がそれぞれイネーブルの場合に各論理回路群の出力
する値をそれぞれ第1の論理レベルに設定し、与えられ
たウエハーバーンイン信号の論理値がディスイネーブル
の場合には各論理回路群の出力する値をそれぞれそのま
ま通す所定数未満の複数のモード設定手段群を有し、ア
ドレスのビット幅以下の複数ビット幅のプリデコード信
号をそれぞれ出力する複数のプリデコーダ回路部と、各
プリデコーダ回路部の出力側に接続され、与えられたプ
リデコード信号がすべて第1の論理レベルのときにイネ
ーブルのデコード信号をそれぞれ出力する複数のデコー
ダ回路部と、各デコーダ回路部の出力側に接続され、デ
コード信号がイネーブルであると共にアドレスの少なく
とも1つの特定ビットがイネーブルの値を示す時に各ワ
ード線を所望の電位にそれぞれ立ち上げ、該特定ビット
がディスイネーブルの値を示す時には該各ワード線の立
ち上げを行わない複数のワードドライバ回路部とを備え
ている。
【0024】第5の発明では、第4の発明のロウアドレ
スデコードライン回路において、複数のワードドライバ
回路部は、複数のワード線を1本おきに同時に立ち上げ
る構成にしている。第6の発明では、第4の発明のロウ
アドレスデコードライン回路において、複数のワードド
ライバ回路部は、複数のワード線を2本以上のグループ
ごとに同時に立ち上げる構成にしている。
【0025】第4〜第6の発明によれば、以上のように
ロウアドレスデコードライン回路を構成したので、ウエ
ハーバーンイン信号がイネーブルになっても、特定ビッ
トがディスイネーブルの値を示す時にはそれに対応する
ワード線の立ち上がない。
【0026】第7の発明によれば、ロウアドレスデコー
ドライン回路において、次のような構成にしている。即
ち、アドレスのビット情報の論理を求める所定数以下の
複数の論理回路群を有し、アドレスのビット幅以下の複
数ビット幅のプリデコード信号をそれぞれ出力する複数
のプリデコーダ回路部と、各プリデコーダ回路部の出力
側に接続され、与えられたプリデコード信号がすべて第
1の論理レベルのときにのみデコード信号をイネーブル
にすると共に、与えられた制御信号がイネーブルの時に
は該デコード信号をそのまま出力し、該制御信号がディ
スイネーブルの時には該デコード信号を強制的にイネー
ブルしてそれぞれ出力する複数のデコーダ回路部と、各
デコーダ回路部の出力側に接続され、デコード信号がイ
ネーブルのときに各ワード線を所望の電位にそれぞれ立
ち上げる複数のワードドライバ回路部とを備えている。
そして、複数のデコーダ回路の一部には、イネーブルま
たはディスイネーブルの値を示す第1のウエハーバーン
イン信号を前記制御信号として入力し、残りデコーダ回
路には、該第1のウエハーバーンイン信号とは独立にイ
ネーブルまたはディスイネーブルの値を示す第2のウエ
ハーバーンイン信号を入力し、第1または第2のウエハ
ーバーンイン信号に基づき少なくとも2本以上のワード
線を同時に立ち上げる構成にしている。
【0027】第8の発明では、第7の発明のロウアドレ
スデコードライン回路において、複数のワードドライバ
回路部は、複数のワード線を1本おきに同時に立ち上げ
る構成にしている。第9の発明では、第7の発明のロウ
アドレスデコードライン回路において、複数のワードド
ライバ回路部は、複数のワード線を2本以上のグループ
ごとに同時に立ち上げる構成にしている。
【0028】第7〜第9の発明によれば、以上のように
ロウアドレスデコードライン回路を構成したので、プリ
デコーダ回路部は、アドレスに応じたプリデコード信号
を出力する。デコーダ回路部は、例えば第1のウエハー
バーンイン信号がイネーブルのときには、プリデコード
信号がすべて第1の論理レベルのときにのみデコード信
号をイネーブルにして出力し、第1のウエハーバーンイ
ン信号がディスイネーブルの時には該デコード信号を強
制的にイネーブルしてそれぞれ出力する。そのため、第
1及び第2のウエハーバーンイン信号の与え方で、選択
したワード線を強制的に立ち上げるこてができる。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態を示すロウアドレスデコードライン
回路の構成図であり、従来を示す図3中の要素と共通の
要素には、共通の符号が付されている。前述の従来のロ
ウアドレスデコードライン回路では、ウエハーバーンイ
ン信号がWBIの1種類を入力する構成であったが、こ
の第1の実施形態のロウアドレスデコードライン回路
は、第1のウエハーバーンイン信号WBI0 と、それに
独立な第2のウエハーバーンイン信号WBI1 とを入力
するようになっており、従来と同様のデコーダ回路部2
0及びワードドライバ回路部30と、該デコーダ回路部
20の前段に設けられ、該ウエハーバーンイン信号WB
0 ,WBI1 を入力とするプリデコーダ回路部40と
で構成されている。
【0030】プリデコーダ回路部40の基本構成も従来
のプリデコーダ回路部10と同じであり、図3のインバ
ータ110 〜11n に対応するインバータ410 〜41
n と、2入力NAND回路120 〜12n に対応するN
AND回路420 〜42n と、2入力NAND回路13
0 〜13n に対応し、該インバータ410 〜41n と相
俟ってモード設定手段を形成する2入力NAND回路4
0 〜43n とを備えている。
【0031】インバータ410 〜41n のうちの例えば
インバータ410 の入力側には、ウエハーバーンイン信
号WBI0 が入力されるように結線が形成され、残りの
インバータ411 〜41n の入力側には、ウエハーバー
ンイン信号WBI1 が共通に入力されるように結線が形
成されている。2入力NAND回路420 の一方の入力
端子には、最下位のアドレスAX0 またはその反転信号
AX0bが入力され、他方の入力端子には下位2ビット目
のアドレスAX1 またはその反転信号AX1bが入力され
る構成になっている。2入力NAND回路421 の一方
の入力端子には、下位3ビット目のアドレスAX2 また
はその反転信号AX2bが入力され、他方の入力端子には
下位4ビット目のアドレスAX3 またはその反転信号A
3 が入力される構成になっている。以下、2入力NA
ND回路422 〜42n も、同様関係になるように、ア
ドレスとその反転信号が入力されるようになっている。
【0032】各NAND回路420 〜42n の出力端子
は、ノードN0 〜Nn を介して2入力NAND回路43
0 〜43n の一方の入力端子にそれぞれ接続されてい
る。各インバータ410 〜41n の出力端子は、ノード
NI0 〜NIn を介して2入力NAND回路430 〜4
n の他方の入力端子にそれぞれ接続されている。NA
ND回路430 〜43n の出力端子から、(n+1)ビ
ット幅のプリデコード信号PAX0 〜PAXn が出力さ
れるようになっている。ここで、プリデコード回路部4
0は、図1には1つしか示してしないが、実際には、従
来と同様に4(n+1)個ある。デコード回路部20及びワ
ードドライバ部30も4(n+1)個ある。
【0033】次に、図1のロウアドレスデコードライン
回路の動作を説明する。2種類のウエハーバーンイン信
号WBI0 ,WBI1 が共にイネーブルの接地電位の場
合には、アドレスAX0 〜AXk により、プリデコード
信号PAX0 〜PAXn が選択的に電源電位になり、デ
コーダ回路部20に入力されるすべてのプリデコード信
号PAX0 〜PAXn が電源電位になった時に、デコー
ド信号D O が電源電位になる。デコード信号DO が電源
電位になったデコーダ回路部20に接続されたワードド
ライバ回路部30が、ワード線WLi をワード線昇圧電
位にチャージする。
【0034】ウエハーバーンイン信号WBIO がディス
イネーブルで接地電位、信号WBI 1 がイネーブルで電
源電位の場合には、プリデコーダ回路部40のインバー
タ411 〜41n の出力がすべて接地電位になるので、
プリデコード信号PAX1 〜PAXn がすべて電源電位
になる。一方、ウエハーバーンイン信号WBI0 は接地
電位なので、インバータ410 の出力が電源電位とな
り、プリデコード信号PAX0 については、アドレスA
0 ,AX1 が双方とも電源電位となった場合に、電源
電位になる。プリデコード信号PAX0 が電源電位とな
らない場合には、ワード線WLi が接地電位のままであ
り、プリデコード信号PAX0 が電源電位になった場合
のみワード線WLi がワード線昇圧電位にチャージされ
る。
【0035】以上のように、この第1の実施形態では、
2種類のウエハーバーンイン信号WBI0 ,WBI1
適用し、ウエハーバーンイン信号WBI0 をインバータ
41 0 に入力し、インバータ411 〜41n にはウエハ
ーバーンイン信号WBI1 を入力する構成としたので、
ウエハーバーンイン信号WBI0 を接地電位にすると共
に、ウエハーバーンイン信号WBI1 を電源電位にすれ
ば、立ち上がるワード線WLi を全体の1/4本にで
き、隣接するワード線間にストレスを印加することがで
きる。その上、従来の回路からの変更が、2種類のウエ
ハーバーンイン信号WBI0 ,WBI1 の入力配線のみ
で実現できるので、素子の追加もなく、回路変更が容易
であると共に、従来に比べて全体の遅延等が発生するこ
ともない。
【0036】(第2の実施形態)図5は、本発明の第2
の実施形態を示すロウアドレスデコードライン回路の構
成図である。このロウアドレスデコードライン回路は、
プリデコーダ回路部50と、デコーダ回路部60と、ワ
ードドライバ回路部70とで構成されている。
【0037】プリデコーダ回路部50の基本的構成は、
従来の図3中のプリデコーダ回路部10と同様である
が、そのプリデコーダ回路部10が、アドレスAX0
AXk 0 のすべてを入力したが、プリデコーダ回路部5
0では、特定のアドレスAXmは入力されず、アドレス
AX0 〜AXm-1 とAXm+1 〜AXk を入力するように
なっており、ウエハーバーンイン信号WBIを共通に入
力するn個のインバータ510 〜51n-1 と、n個の2
入力NAND回路520 〜52n-1 と、該インバータ5
0 〜51n-1 及びNAND5回路20 〜52n-1 の出
力側にそれぞれ接続されたn個の2入力NAND回路5
0 〜53n-1 とを備えている。インバータ510 〜5
n-1 、NAND回路520 〜52n-1 及びNAND回
路530 〜53n-1 は、従来のインバータ110 〜11
n 、NAND回路120 〜12n 及びNAND回路13
0 〜13n と同様に接続され、nビット幅でプリデコー
ド信号PAX0 〜PAXn-1 を出力するようになってい
る。
【0038】デコーダ回路部60の基本的構成は、従来
及び第1の実施形態のデコーダ回路部20と同様に、ノ
ードND0 を電源電位に接続するPチャネル型トランジ
スタ61を備えているが、接地電位にノードND0 を接
続するトランジスタの数が異なっている。ノードND0
と接地電位との間には、n個のNチャネル型トランジス
タ620 〜62n-1 が直列に接続されている。トランジ
スタ61のゲートには、リセット信号PREbが直列に
接続されている。各トランジスタ620 〜62 n-1 のゲ
ートには、プリデコード信号PAX0 〜PAXn-1 がそ
れぞれ入力される構成になっている。ノードND0 がイ
ンバータ63の入力端子に接続され、該インバータ63
からデコード信号D0 を出力するようになっている。
【0039】ワードドライバ回路部70は、従来と同
様、デコード信号D0 を入力とするインバータ71と、
該インバータ61の出力側に接続されたレベルシフタ回
路72と、Pチャネル型トランジスタ73と、Nチャネ
ル型トランジスタ74とを備えいてる。レベルシフタ回
路72は、電源電位と接地電位との間をスイングする入
力信号を、接地電位と前記ワード線昇圧電位との間をス
イングする信号に変換する回路であり、該レベルシフタ
回路72の出力側は、Pチャネル型トランジスタ73の
ゲートと、Nチャネル型トランジスタ74のゲートとに
接続されている。さらに、このワードドライバ回路部7
0には、新たに、レベルシフタ回路75が設けられてい
る。Nチャネル型トランジスタ74のソースは、接地電
位に接続されているが、Pチャネル型トランジスタ74
のソースは、レベルシフタ回路75の出力側に接続され
ている。レベルシフタ回路75は、アドレスAXm を入
力し、電源電位と接地電位との間をスイングする該アド
レスAXm を、接地電位とワード線昇圧電位との間をス
イングする信号に変換する回路である。そして、トラン
ジスタ73,74のドレインがワード線WLi に接続さ
れている。
【0040】次に、図5のロウアドレスデコードライン
回路の動作を説明する。ウエハーバーンイン信号WBI
がディスイネーブルで接地電位の場合には、従来と同様
に、アドレスAXm を除くアドレスAX0 〜AXm-1
びAXm+1 〜AXk により、プリデコード信号PAX0
〜PAXn-1 が選択的に電源電位にチャージされる。プ
リデコード信号PAX0 〜PAXn-1 がすべて電源電位
にチャージされた時には、トランジスタ620 〜62
n-1 によって、ノードND0 が接地電位に接続され、デ
コード信号D0 が電源電位になる。デコード信号D0
電源電位になったときには、インバータ71及びレベル
シフタ回路71を介して接地電位がトランジスタ73,
74のゲートに与えられる。ここで、アドレスAXm
電源電位のときには、レベルシフタ回路75がワード線
昇圧電位をトランジス73のソースに与えるので、ワー
ド線WLi が該トランジスタ73を介してワード線昇圧
電位にチャージされる。アドレスAXm が接地電位の時
には、レベルシフタ回路75が接地電位を出力するの
で、ワード線WLi が立ち上がらない。
【0041】一方、ウエハーバーンイン信号WBIがイ
ネーブルで電源電位の場合には、インバータ510 〜5
n-1 及びNAND回路530 〜53n-1 により、すべ
てのプリデコード信号PAX0 〜PAXn-1 がすべて電
源電位になり、すべてのデコード信号D0 が電源電位に
なるが、アドレスAXm が電源電位になっているワード
ドライバ回路部70のみ、ワード線WLi を立ち上げ
る。アドレスAXm が接地電位になっているワードドラ
イバ回路部70では、ワード線WLi が接地電位にチャ
ージされる。
【0042】以上のように、この第2の実施形態では、
ワードドライバ回路部70に新たなレベルシフタ回路7
5を設け、トランジスタ73のソースに対し、アドレス
AX m が電源電位のときにワード線昇圧電位を与え、ア
ドレスAXm が接地電位の時には接地電位を与えるよう
にしたので、例えばアドレスAXm を最下位ビットのA
0 とすると、ウエハーバーンインモードで立ち上がる
ワード線WLi が、全体の1/2となり、かつ、1本お
きにできる。つまり、隣接するワード線間にストレスを
印加できる。その上、従来に比べて、インバータ510
〜51n-1 、NAND回路520 〜52n-1 及びNAN
D回路530 〜53n-1 や、Nチャネルトランジスタ6
0 〜62n-1 の数を減じることができ、回路形成面積
を減少できる。
【0043】(第3の実施形態)図6は、本発明の第3
の実施形態を示すロウアドレスデコードライン回路の構
成図であり、従来の図3中の要素と共通の要素に共通の
符号が付されている。このロウアドレスデコードライン
回路は、従来とは異なるプリデコーダ回路部80及びデ
コーダ回路部90と、従来と同様のワードドライバ回路
部30とで構成されている。
【0044】プリデコーダ回路部80は、ビット0から
ビット1までの合計(k+1)ビット幅のアドレスAX
0 〜AXk と、その反転信号AX0b〜AXkbとを入力
し、プリデコード信号PAX0 〜PAXn を出力とする
回路であり、(n+1)個の2入力のNAND回路81
0 〜81n と、該各NAND回路810 〜81n の出力
側に接続されたインバータ820 〜82n とを備えてい
る。
【0045】2入力NAND回路810 の一方の入力端
子には、従来のNAND回路120と同様、最下位のビ
ット0のアドレスAX0 またはその反転信号AX0bが入
力され、他方の入力端子には下位2番目のビット1のア
ドレスAX1 またはその反転信号AX1bが入力される構
成になっている。2入力NAND回路811 の一方の入
力端子には、NAND回路121 と同様、下位3番目の
ビット2のアドレスAX2 またはその反転信号AX2b
入力され、他方の入力端子には下位4番目のビット3の
アドレスAX3 またはその反転信号AX3 が入力される
構成になっている。以下、NAND回路812 〜81n
も、同様の関係になるように、アドレスとその反転信号
が入力されるようになっている。インバータ820 〜8
n からプリデコード信号PAX0 〜PAXn が出力さ
れるようになっている。プリデコーダ回路部80は、図
6には1つしか示されていないが、実際には4(n+1)
ある。
【0046】プリデコーダ回路部80の出力側のデコー
ダ回路部90も、図6には1個しか示されていないが、
実際には4(n+1)個ある。各デコーダ回路部90は、従
来と同様の1個のP型チャネルトランジスタ91、(n
+1)個のNチャネル型トランジスタ920 〜92n
及びインバータ93とを備えている。トランジスタ91
のソースが電源電位に接続され、該トランジスタのゲー
トにはリセット信号PREbが与えられるようになって
いる。このトランジスタ91のドレインと接地電位との
間に、トランジスタ920 〜92n が直列に接続され、
該各トランジスタ920 〜92n のゲートには、プリデ
コーダ回路部80から、リセット信号PAX0 〜PAX
n が入力される構成になっている。トランジスタ91の
ドレインとトランジスタ920 のドレインとが、ノード
値NDO を介してインバータ93の入力端子に共通に接
続されている。
【0047】各デコーダ回路部90には、さらに、イン
バータ94とPチャネル型トランジスタ95とが設けら
れている。インバータ94は、インバータ93の出力端
子に接続され、該インバータ94の出力端子がノードN
0 に接続されている。トランジスタ95のドレインは
ノードND0 に接続され、該トランジスタ95のゲート
は、インバータ93の出力端子に接続されている。トラ
ンジスタ95のソースには、2種類のウエハーバーンイ
ン信号DWBI0 またはDWBI1 のうちのいずれか一
方を入力する構成になっている。これらのウエハーバー
ンイン信号DWBI0 ,DWBI1 は、ロウイネーブル
信号であって、ウエハーバーンインモード時には接地電
位、通常動作の時には電源電位になる互いに独立な信号
である。4(n+1)個のデコード回路部90のうちの任意
のQ個のなかのトランジスタ95のソースには、ウエハ
ーバーンイン信号DWBI0 が与えられ、残りにはるウ
エハーバーンイン信号DWBI1 が与えられるようにな
っている。なお、トランジスタ95及びインバータ94
は、トランジスタ920 〜92n に比べて電流駆動能力
が小さく設定されている。
【0048】インバータ93からデコード信号D0 が出
力されるようになっており、該インバータ93の出力端
子が、ワードドライバ回路部30中のインバータ31の
入力端子に接続されている。
【0049】次に、図6のロウアドレスデコードライン
回路の動作を説明する。プリデコーダ回路部80は、通
常時或いはウエハーバーンインモードのいずれの場合に
も、アドレスAX0 〜AXk の選択により、プリデコー
ド信号PAX0〜PAXn を選択的に立ち上げる。デコ
ーダ回路部90は、ウエハーバーンインモード信号DW
BI0 またはDWBI1 がディスイネーブルで電源電位
の場合には、従来と同様に、すべてのプリデコード信号
PAX0 〜PAXn が電源電位になった時、ノードND
0 をトランジスタ920 〜92によって接地電位に接続
する。そのため、デコード信号D0 が、電源電位にな
る。デコード信号D0 が電源電位になることにより、ト
ランジスタ95はオフする。電源電位のデコード信号D
0 はワードドライバ回路部30に与えられ、選択された
ワード線WLi がワード線昇圧電位にチャージされる。
【0050】図7は、図6の動作波形を示す図であり、
この図7を参照しつつ、動作の続きを説明する。ウエハ
ーバーンイン信号DWBI0 またはDWBI1 がイネー
ブルで接地電位の場合には、プリデコード信号PAX0
〜PAXn にかかわらず、該ウエハーバーンイン信号D
WBI0 またはDWBI1 がイネーブルになった時点
で、ノードND0 の電位が接地電位方向に引かれ、デコ
ード信号D0 の電位が電源電位方向に引かれる。その結
果、トランジスタ95がオフする。この時、インバータ
93,94により、ノードND0 が接地電位に固定さ
れ、デコード信号D0 が電源電位に固定される。つま
り、ウエハーバーンイン信号DWBI0 またはDWBI
1がイネーブルの接地電位の場合には、プリデコード信
号PAX0 〜PAXn にかかわらず、デコード信号D0
が電源電位になり、ワード線WLi がワード線昇圧電位
にチャージされる。
【0051】以上のように、この第3の実施形態では、
デコーダ回路部90にインバータ94とトランジスタ9
5を設け、ウエハーバーンイン信号DWBI0 またはD
WBI1 の制御により、立ち上がるワード線WLi を選
択できるようにしたので、ウエハーバーンイン信号DW
BI0 またはDWBI1 の与え方により、任意のワード
線をワード線昇圧電位にチャージすることが可能にな
り、隣接するワード線WLi とWLi+1 との間に、電位
差のストレスを印加することができる。その上、プリデ
コーダ回路部80には、インバータ110 〜11n 及び
NAND回路13 0 〜13n に相当する回路がインバー
タが820 〜82n だけになるので、回路形成面積も縮
小できる。
【0052】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず種々の変形が可能である。例えば、第1の実施形態で
は、ウエハーバーンイン信号WBI1 をインバータ41
0 に与えて、ワード線WLi を4本ごと、つまり、3本
おきに立ち上げ、第2,3の実施形態では、1本おきに
ワード線WLi を立ち上げているが、2本以上のグルー
プごとにワード線WLi を立ち上げるようにしてもよ
い。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1〜第3
の発明では、各プリデコーダ回路部の複数のモード設定
手段のうちの任意のモード設定手段には、第1のウエハ
ーバーンイン信号をそれぞれ与え、他のモード設定手段
には該第1のウエハーバーンイン信号とは独立の第2の
ウエハーバーンイン信号をそれぞれ与え、該第2のウエ
ハーバーンイン信号をイネーブルにする事により、少な
くとも2本以上のワード線を同時に立ち上げる構成にし
たので、ウエハーバーンインモードのときに、ワード線
間にストレスをかけることができるようになる。その
上、従来からの変更が第1及び第2のウエハーバーンイ
ン信号を入力する配線の変更のみで実現でき、回路の変
更が小くなくてすむ。
【0054】第4〜第6の発明によれば、アドレスのビ
ット情報の論理を求める複数の論理回路群、及び与えら
れたウエハーバーンイン信号の論理値がそれぞれイネー
ブルの場合に該各論理回路群の出力する値をそれぞれ第
1の論理レベルに設定し、該与えられた該ウエハーバー
ンイン信号の論理値がディスイネーブルの場合には該各
論理回路群の出力する値をそれぞれそのまま通す複数の
モード設定手段群を有する複数のプリデコーダ回路部
と、各プリデコーダ回路部の出力側に接続され、与えら
れたプリデコード信号がすべて第1の論理レベルのとき
にイネーブルのデコード信号をそれぞれ出力する複数の
デコーダ回路部と、各デコーダ回路部の出力側に接続さ
れ、デコード信号がイネーブルであると共にアドレスの
少なくとも1つの特定ビットがイネーブルの値を示す時
に各ワード線を所望の電位にそれぞれ立ち上げ、特定ビ
ットがディスイネーブルの値を示す時には各ワード線の
立ち上げを行わない複数のワードドライバ回路部とで構
成したので、ウエハーバーンインモードのときに、ワー
ド線間にストレスをかけることができるようになる。
【0055】第7〜第9の発明によれば、複数のデコー
ダ回路の一部には、イネーブルまたはディスイネーブル
の値を示す第1のウエハーバーンイン信号を制御信号と
して入力し、残りデコーダ回路には、第2のウエハーバ
ーンイン信号を入力し、該第1または第2のウエハーバ
ーンイン信号に基づき少なくとも2本以上のワード線を
同時に立ち上げる構成にしたので、ワード線間にストレ
スをかけることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すロウアドレスデ
コードライン回路の構成図である。
【図2】メモリセルを示す回路図である。
【図3】従来のロウアドレスデコードライン回路の構成
図である。
【図4】図3の動作波形を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示すロウアドレスデ
コードライン回路の構成図である。
【図6】本発明の第3の実施形態を示すロウアドレスデ
コードライン回路の構成図である。
【図7】図6の動作波形を示す図である。
【符号の説明】
20,60,90 デコーダ回路部 30,70 ワードドライバ回路部 40,50,60 プリデコーダ回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 仁 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 2G032 AA07 AB02 AK14 5B024 AA15 BA13 BA18 CA07 EA01 EA04 5L106 AA01 DD06 DD11 GG07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビット線に複数のスイッチング素子を介
    してそれぞれ接続された複数のメモリセルに対してデー
    タをアクセスさせるために、該スイッチング素子をオン
    状態にする複数のワード線を、ビット幅が所定数のアド
    レスに基づき選択的に立ち上げるロウアドレスデコード
    ライン回路において、 前記アドレスのビット情報の論理を求める前記所定数以
    下の複数の論理回路群、及び与えられた信号の論理値が
    それぞれイネーブルの場合に該各論理回路群の出力する
    値をそれぞれ第1の論理レベルに設定し、該与えられた
    信号の論理値がディスイネーブルの該場合には該各論理
    回路群の出力する値をそれぞれそのまま通す該所定数以
    下の複数のモード設定手段群を有し、前記アドレスのビ
    ット幅以下の複数ビット幅のプリデコード信号をそれぞ
    れ出力する複数のプリデコーダ回路部と、 前記各プリデコーダ回路部の出力側に接続され、与えら
    れた前記プリデコード信号がすべて第1の論理レベルの
    ときにイネーブルのデコード信号をそれぞれ出力する複
    数のデコーダ回路部と、 前記各デコーダ回路部の出力側に接続され、前記デコー
    ド信号がイネーブルのときに前記各ワード線を所望の電
    位にそれぞれ立ち上げる複数のワードドライバ回路部と
    を備え、 前記各プリデコーダ回路部の前記複数のモード設定手段
    のうちの任意のモード設定手段には、第1のウエハーバ
    ーンイン信号をそれぞれ与え、他のモード設定手段には
    該第1のウエハーバーンイン信号とは独立の第2のウエ
    ハーバーンイン信号をそれぞれ与え、該第2のウエハー
    バーンイン信号をイネーブルにする事により、少なくと
    も2本以上の前記ワード線を同時に立ち上げる構成にし
    たことを特徴とするロウアドレスデコードライン回路。
  2. 【請求項2】 前記同時に立ち上げるワード線は、3本
    おきであることを特徴とする請求請1記載のロウアドレ
    スデコードライン回路。
  3. 【請求項3】 前記同時に立ち上げるワード線は、2本
    以上のグループごとであることを特徴とする請求請1記
    載のロウアドレスデコードライン回路。
  4. 【請求項4】 ビット線に複数のスイッチング素子を介
    してそれぞれ接続された複数のメモリセルに対してデー
    タをアクセスさせるために、該スイッチング素子をオン
    状態にする複数のワード線を、ビット幅が所定数のアド
    レスに基づき選択的に立ち上げるロウアドレスデコード
    ライン回路において、 前記アドレスのビット情報の論理を求める前記所定数未
    満の複数の論理回路群、及び与えられたウエハーバーン
    イン信号の論理値がそれぞれイネーブルの場合に該各論
    理回路群の出力する値をそれぞれ第1の論理レベルに設
    定し、該与えられた該ウエハーバーンイン信号の論理値
    がディスイネーブルの場合には該各論理回路群の出力す
    る値をそれぞれそのまま通す該所定数未満の複数のモー
    ド設定手段群を有し、前記アドレスのビット幅以下の複
    数ビット幅のプリデコード信号をそれぞれ出力する複数
    のプリデコーダ回路部と、 前記各プリデコーダ回路部の出力側に接続され、与えら
    れた前記プリデコード信号がすべて第1の論理レベルの
    ときにイネーブルのデコード信号をそれぞれ出力する複
    数のデコーダ回路部と、 前記各デコーダ回路部の出力側に接続され、前記デコー
    ド信号がイネーブルであると共に前記アドレスの少なく
    とも1つの特定ビットがイネーブルの値を示す時に前記
    各ワード線を所望の電位にそれぞれ立ち上げ、該特定ビ
    ットがディスイネーブルの値を示す時には該各ワード線
    の立ち上げを行わない複数のワードドライバ回路部と
    を、備えたことを特徴とするロウアドレスデコードライ
    ン回路。
  5. 【請求項5】 前記複数のワードドライバ回路部は、前
    記複数のワード線を1本おきに同時に立ち上げる構成に
    したことを特徴とする請求項4記載のロウアドレスデコ
    ードライン回路。
  6. 【請求項6】 前記複数のワードドライバ回路部は、前
    記複数のワード線を2本以上のグループごとに同時に立
    ち上げる構成にしたことを特徴とする請求項4記載のロ
    ウアドレスデコードライン回路。
  7. 【請求項7】 ビット線に複数のスイッチング素子を介
    してそれぞれ接続された複数のメモリセルに対してデー
    タをアクセスさせるために、該スイッチング素子をオン
    状態にする複数のワード線を、ビット幅が所定数のアド
    レスに基づき選択的に立ち上げるロウアドレスデコード
    ライン回路において、 前記アドレスのビット情報の論理を求める前記所定数以
    下の複数の論理回路群を有し、前記アドレスのビット幅
    以下の複数ビット幅のプリデコード信号をそれぞれ出力
    する複数のプリデコーダ回路部と、 前記各プリデコーダ回路部の出力側に接続され、与えら
    れた前記プリデコード信号がすべて第1の論理レベルの
    ときにのみデコード信号をイネーブルにすると共に、与
    えられた制御信号がイネーブルの時には該デコード信号
    をそのまま出力し、該制御信号がディスイネーブルの時
    には該デコード信号を強制的にイネーブルしてそれぞれ
    出力する複数のデコーダ回路部と、 前記各デコーダ回路部の出力側に接続され、前記デコー
    ド信号がイネーブルのときに前記各ワード線を所望の電
    位にそれぞれ立ち上げる複数のワードドライバ回路部と
    を備え、 前記複数のデコーダ回路の一部には、イネーブルまたは
    ディスイネーブルの値を示す第1のウエハーバーンイン
    信号を前記制御信号として入力し、残りデコーダ回路に
    は、該第1のウエハーバーンイン信号とは独立にイネー
    ブルまたはディスイネーブルの値を示す第2のウエハー
    バーンイン信号を入力し、該第1または第2のウエハー
    バーンイン信号に基づき少なくとも2本以上の前記ワー
    ド線を同時に立ち上げる構成にしたことを特徴とするロ
    ウアドレスデコードライン回路。
  8. 【請求項8】 前記複数のワードドライバ回路部は、前
    記複数のワード線を1本おきに同時に立ち上げる構成に
    したことを特徴とする請求項7記載のロウアドレスデコ
    ードライン回路。
  9. 【請求項9】 前記複数のワードドライバ回路部は、前
    記複数のワード線を2本以上のグループごとに同時に立
    ち上げる構成にしたことを特徴とする請求項7記載のロ
    ウアドレスデコードライン回路。
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