JP2001184879A - 不揮発性メモリのワード線駆動方法及び装置 - Google Patents
不揮発性メモリのワード線駆動方法及び装置Info
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- JP2001184879A JP2001184879A JP36281799A JP36281799A JP2001184879A JP 2001184879 A JP2001184879 A JP 2001184879A JP 36281799 A JP36281799 A JP 36281799A JP 36281799 A JP36281799 A JP 36281799A JP 2001184879 A JP2001184879 A JP 2001184879A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 メモリセルへの書き込みとベリファイ読み出
しとを繰り返して書き込みを行なう際に、昇圧回路に付
加するキャパシタの容量を大きくすることなく、ワード
線をベリファイ電圧から書き込み電圧に達する時間を短
縮する。 【解決手段】 書き込み用の昇圧回路と読み出し用の昇
圧回路を用意しておき、ワード線に書き込み電圧を与え
るときには、書き込み用の昇圧回路を書き込み電圧に対
応する第1の電圧に設定し、書き込み用の昇圧回路から
の電圧をワード線に与え、ワード線にベリファイ電圧を
与えるときには、読み出し用の昇圧回路からの電圧をワ
ード線に与えると共に、書き込み用の昇圧回路の電圧を
第1の電圧より高い第2の電圧に設定する。これによ
り、ベリファイ電圧から書き込み電圧に切り換えるとき
に、ワード線を書き込み電圧まで持ち上げる時間を短縮
することができる。
しとを繰り返して書き込みを行なう際に、昇圧回路に付
加するキャパシタの容量を大きくすることなく、ワード
線をベリファイ電圧から書き込み電圧に達する時間を短
縮する。 【解決手段】 書き込み用の昇圧回路と読み出し用の昇
圧回路を用意しておき、ワード線に書き込み電圧を与え
るときには、書き込み用の昇圧回路を書き込み電圧に対
応する第1の電圧に設定し、書き込み用の昇圧回路から
の電圧をワード線に与え、ワード線にベリファイ電圧を
与えるときには、読み出し用の昇圧回路からの電圧をワ
ード線に与えると共に、書き込み用の昇圧回路の電圧を
第1の電圧より高い第2の電圧に設定する。これによ
り、ベリファイ電圧から書き込み電圧に切り換えるとき
に、ワード線を書き込み電圧まで持ち上げる時間を短縮
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ページ単位で書
き込み/読み出しを行なうNAND型のフラッシュメモ
リで、メモリセルへの書き込みとベリファイ読み出しと
を繰り返して書き込み処理を行なうのに用いて好適な不
揮発性半導体メモリのワード線駆動方法及び装置に関す
るもので、特に、短時間でワード線電圧をベリファイ読
み出し電圧から書き込み電圧に持ち上げることができる
ようにしたものに係わる。
き込み/読み出しを行なうNAND型のフラッシュメモ
リで、メモリセルへの書き込みとベリファイ読み出しと
を繰り返して書き込み処理を行なうのに用いて好適な不
揮発性半導体メモリのワード線駆動方法及び装置に関す
るもので、特に、短時間でワード線電圧をベリファイ読
み出し電圧から書き込み電圧に持ち上げることができる
ようにしたものに係わる。
【0002】
【従来の技術】NAND型のフラッシュメモリでは、同
一列にあるメモリセルトランジスタのゲートが同一のワ
ード線に共通接続され、ページが構成される。データの
読み出し/書き込みは、この同一のワード線に接続され
るメモルセルからなるページを単位として行われる。こ
のようなNAND型のフラッシュメモリでは、ページ単
位でメモリセルの書き込みを行う際に、メモリセルへの
過剰な書き込みを避けるために、短い時間の書き込み
と、ベリファイ読み出しとが繰り返される。
一列にあるメモリセルトランジスタのゲートが同一のワ
ード線に共通接続され、ページが構成される。データの
読み出し/書き込みは、この同一のワード線に接続され
るメモルセルからなるページを単位として行われる。こ
のようなNAND型のフラッシュメモリでは、ページ単
位でメモリセルの書き込みを行う際に、メモリセルへの
過剰な書き込みを避けるために、短い時間の書き込み
と、ベリファイ読み出しとが繰り返される。
【0003】すなわち、選択されたワード線には、書き
込み電圧が短い時間に与えられた後に、そのワード線に
ベリファイ電圧が与えられ、そのメモリセルのデータの
読み出しが行なわれる。読み出されたデータから、その
メモリセルへのデータの書き込みが終了したか否かが判
断される。
込み電圧が短い時間に与えられた後に、そのワード線に
ベリファイ電圧が与えられ、そのメモリセルのデータの
読み出しが行なわれる。読み出されたデータから、その
メモリセルへのデータの書き込みが終了したか否かが判
断される。
【0004】メモリセルへのデータの書き込みが終了し
ていなければ、更に、短い時間、ワード線に書き込み電
圧が与えられた後に、そのワード線にベリファイ電圧が
与えられ、そのメモリセルにデータが書き込まれたか否
かがベリファイされる。
ていなければ、更に、短い時間、ワード線に書き込み電
圧が与えられた後に、そのワード線にベリファイ電圧が
与えられ、そのメモリセルにデータが書き込まれたか否
かがベリファイされる。
【0005】このようにして、選択されたメモリセルに
データが書き込まれるまで、短い時間の書き込みと、ベ
リファイ読み出しとが繰り返される。
データが書き込まれるまで、短い時間の書き込みと、ベ
リファイ読み出しとが繰り返される。
【0006】NAND型フラッシュメモリでは、書き込
み時には、選択ワード線に20V程度の高電圧が書き込
み電圧として印加される。ベリファイ読み出し時には、
数Vの低電圧のスレショルド電圧がベリファイ読み出し
電圧として印加される。
み時には、選択ワード線に20V程度の高電圧が書き込
み電圧として印加される。ベリファイ読み出し時には、
数Vの低電圧のスレショルド電圧がベリファイ読み出し
電圧として印加される。
【0007】このため、上述のように、短い時間と書き
込みとベリファイ読み出しとを繰り返して書き込み処理
を行うようにした場合には、ワード線電圧を、高電圧の
書き込み電圧と、低電圧のベリファイ読み出し電圧とに
交互に切り換える必要がある。
込みとベリファイ読み出しとを繰り返して書き込み処理
を行うようにした場合には、ワード線電圧を、高電圧の
書き込み電圧と、低電圧のベリファイ読み出し電圧とに
交互に切り換える必要がある。
【0008】従来のフラッシュメモリでは、図6に示す
ように、書き込み系の昇圧回路101と、読み出し系の
昇圧回路102と、昇圧回路101及び102との切り
換えを行う電圧切り換え回路103が設けられている。
書き込み系昇圧回路101からは、高電圧の書き込み電
圧が出力される。読み出し系昇圧回路102からは、低
電圧のベリファイ読み出し電圧が出力される。
ように、書き込み系の昇圧回路101と、読み出し系の
昇圧回路102と、昇圧回路101及び102との切り
換えを行う電圧切り換え回路103が設けられている。
書き込み系昇圧回路101からは、高電圧の書き込み電
圧が出力される。読み出し系昇圧回路102からは、低
電圧のベリファイ読み出し電圧が出力される。
【0009】上述のように、短い時間の書き込みとベリ
ファイ読み出しとを繰り返して書き込み処理を行う場合
には、先ず、電圧切り換え回路103が書き込み系昇圧
回路101側に切り換えられ、書き込み系の昇圧回路1
01からの書き込み電圧が負荷(デコーダ、ワード線)
104に与えられて、メモリセルへの書き込みが行われ
る。
ファイ読み出しとを繰り返して書き込み処理を行う場合
には、先ず、電圧切り換え回路103が書き込み系昇圧
回路101側に切り換えられ、書き込み系の昇圧回路1
01からの書き込み電圧が負荷(デコーダ、ワード線)
104に与えられて、メモリセルへの書き込みが行われ
る。
【0010】それから、電圧切り換え回路103が読み
出し系昇圧回路102側に切り換えられ、読み出し系昇
圧回路102からの読み出し電圧がワード線に与えられ
て、ベリファイ読み出しが行われる。
出し系昇圧回路102側に切り換えられ、読み出し系昇
圧回路102からの読み出し電圧がワード線に与えられ
て、ベリファイ読み出しが行われる。
【0011】ベリファイ読み出しの結果、書き込みが完
了していないと判断されると、再び、電圧切り換え回路
103が書き込み系昇圧回路101側に切り換えられ、
書き込み系の昇圧回路101からの書き込み電圧が負荷
104に与えられて、メモリセルへの書き込みが行われ
る。
了していないと判断されると、再び、電圧切り換え回路
103が書き込み系昇圧回路101側に切り換えられ、
書き込み系の昇圧回路101からの書き込み電圧が負荷
104に与えられて、メモリセルへの書き込みが行われ
る。
【0012】ベリファイ読み出しの結果、メモリセルへ
の書き込みが完了していると判断されるまで、このよう
な書き込みとベリファイ読み出しとが繰り返される。
の書き込みが完了していると判断されるまで、このよう
な書き込みとベリファイ読み出しとが繰り返される。
【0013】図6に示す構成において、書き込み系の昇
圧回路101としては、図7に示すように、クロックに
より所定の電圧まで昇圧するようなものが用いられる。
圧回路101としては、図7に示すように、クロックに
より所定の電圧まで昇圧するようなものが用いられる。
【0014】図7において、昇圧回路121には、AN
DゲートG122からクロックCLKCPが供給され
る。昇圧回路121は、このクロックCLKCPにより
昇圧される。昇圧回路121の出力は、電圧出力端子1
22から出力されると共に、昇圧回路121の出力端と
接地間に、抵抗R11と抵抗R12が直列接続されてい
る。
DゲートG122からクロックCLKCPが供給され
る。昇圧回路121は、このクロックCLKCPにより
昇圧される。昇圧回路121の出力は、電圧出力端子1
22から出力されると共に、昇圧回路121の出力端と
接地間に、抵抗R11と抵抗R12が直列接続されてい
る。
【0015】抵抗R11とR12との接続点の出力がコ
ンパレータ123の一方の入力端に供給される。コンパ
レータ123の他方の入力端には、入力端子125から
リファレンス電圧Vref が供給される。
ンパレータ123の一方の入力端に供給される。コンパ
レータ123の他方の入力端には、入力端子125から
リファレンス電圧Vref が供給される。
【0016】コンパレータ123の出力がANDゲート
G122に供給される。また、ANDゲートG122に
は、入力端子126から、クロックCLKが供給され
る。
G122に供給される。また、ANDゲートG122に
は、入力端子126から、クロックCLKが供給され
る。
【0017】昇圧回路121の出力電圧は、抵抗R11
と抵抗R12との接続点の出力から検出される。コンパ
レータ123で、昇圧回路121の検出出力とリファレ
ンス電圧Vref とが比較される。昇圧回路121の検出
出力がリファレンス電圧Vref より低いときには、コン
パレータ123の出力はハイレベルとなり、入力端子1
26からのクロックCLKがANDゲートG122を介
して昇圧回路121に供給される。
と抵抗R12との接続点の出力から検出される。コンパ
レータ123で、昇圧回路121の検出出力とリファレ
ンス電圧Vref とが比較される。昇圧回路121の検出
出力がリファレンス電圧Vref より低いときには、コン
パレータ123の出力はハイレベルとなり、入力端子1
26からのクロックCLKがANDゲートG122を介
して昇圧回路121に供給される。
【0018】昇圧回路121の出力電圧は、このAND
ゲートG122からのクロックCLKCPにより上昇し
ていく。そして、昇圧回路121の検出出力が出力がリ
ファレンス電圧Vref より高くなると、コンパレータ1
23の出力はローレベルとなる。このため、昇圧回路1
21に供給されるクロックCLKCPが停止される。こ
れにより、電圧出力端子122の電圧が所定値となるよ
うに制御される。
ゲートG122からのクロックCLKCPにより上昇し
ていく。そして、昇圧回路121の検出出力が出力がリ
ファレンス電圧Vref より高くなると、コンパレータ1
23の出力はローレベルとなる。このため、昇圧回路1
21に供給されるクロックCLKCPが停止される。こ
れにより、電圧出力端子122の電圧が所定値となるよ
うに制御される。
【0019】このように、ページ単位で書き込みを行う
NAND型のフラッシュメモリでは、書き込みとベリフ
ァイ読み出しとを繰り返して、メモリセルへの書き込み
処理が行われ、ワード線には、書き込み時には、高電圧
の書き込み電圧が印加され、ベリファイ読み出し時に
は、低電圧のベリファイ読み出し電圧が印加される。
NAND型のフラッシュメモリでは、書き込みとベリフ
ァイ読み出しとを繰り返して、メモリセルへの書き込み
処理が行われ、ワード線には、書き込み時には、高電圧
の書き込み電圧が印加され、ベリファイ読み出し時に
は、低電圧のベリファイ読み出し電圧が印加される。
【0020】そして、従来では、図6に示したように、
高電圧の書き込み電圧を発生する書き込み系昇圧回路1
01と、低電圧のベリファイ読み出し電圧を発生する読
み出し系昇圧回路102と、書き込み系昇圧回路101
と読み出し系昇圧回路102とを切り換える電圧切り換
え回路103とが設けられ、書き込み時とベリファイ読
み出し時とで、電圧切り換え回路103により、書き込
み系昇圧回路101と読み出し系昇圧回路102とが切
り換えられる。このような書き込み系昇圧回路101
と、読み出し系昇圧回路102と、電圧切り換え回路1
03とにより、ワード線には、書き込み時には、高電圧
の書き込み電圧が印加され、ベリファイ読み出し時に
は、低電圧のベリファイ読み出し電圧が印加される。
高電圧の書き込み電圧を発生する書き込み系昇圧回路1
01と、低電圧のベリファイ読み出し電圧を発生する読
み出し系昇圧回路102と、書き込み系昇圧回路101
と読み出し系昇圧回路102とを切り換える電圧切り換
え回路103とが設けられ、書き込み時とベリファイ読
み出し時とで、電圧切り換え回路103により、書き込
み系昇圧回路101と読み出し系昇圧回路102とが切
り換えられる。このような書き込み系昇圧回路101
と、読み出し系昇圧回路102と、電圧切り換え回路1
03とにより、ワード線には、書き込み時には、高電圧
の書き込み電圧が印加され、ベリファイ読み出し時に
は、低電圧のベリファイ読み出し電圧が印加される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】図6に示したように、
書き込み系昇圧回路101と、読み出し系昇圧回路10
2と、電圧切り換え回路103とからなる構成により、
書き込み時には、高電圧の書き込み電圧をワード線に印
加し、ベリファイ読み出し時には、低電圧のベリファイ
読み出し電圧をワード線に印加するようにした場合、ベ
リファイ読み出し時から書き込みに移るときに、ワード
線電圧を、瞬時に、低電圧のベリファイ電圧から高電圧
の書き込み電圧に上昇できることが望まれる。ところ
が、図6に示した構成では、ベリファイ読み出し時から
書き込みに移るときに、ワード線電圧を瞬時に低電圧の
ベリファイ電圧から高電圧の書き込み電圧に上昇させる
ことは困難である。
書き込み系昇圧回路101と、読み出し系昇圧回路10
2と、電圧切り換え回路103とからなる構成により、
書き込み時には、高電圧の書き込み電圧をワード線に印
加し、ベリファイ読み出し時には、低電圧のベリファイ
読み出し電圧をワード線に印加するようにした場合、ベ
リファイ読み出し時から書き込みに移るときに、ワード
線電圧を、瞬時に、低電圧のベリファイ電圧から高電圧
の書き込み電圧に上昇できることが望まれる。ところ
が、図6に示した構成では、ベリファイ読み出し時から
書き込みに移るときに、ワード線電圧を瞬時に低電圧の
ベリファイ電圧から高電圧の書き込み電圧に上昇させる
ことは困難である。
【0022】図6において、ベリファイ読み出しから書
き込みに移行するときに、電圧切り換え回路103によ
って、書き込み系の昇圧回路101と負荷(デコーダや
ワード線)104とが接続される。このとき、電荷の再
配分が起こる。このため、書き込み系の昇圧回路101
と負荷104とを接続しても、直ちに、ワード線電圧は
書き込み電圧まで上昇しない。
き込みに移行するときに、電圧切り換え回路103によ
って、書き込み系の昇圧回路101と負荷(デコーダや
ワード線)104とが接続される。このとき、電荷の再
配分が起こる。このため、書き込み系の昇圧回路101
と負荷104とを接続しても、直ちに、ワード線電圧は
書き込み電圧まで上昇しない。
【0023】書き込み系の昇圧回路101と負荷104
とが接続されると、書き込み系昇圧回路101により、
負荷104が充電され、徐々に、ワード線の電圧が上昇
していき、負荷104が書き込み電位まで充電された後
に、ワード線が書き込み電圧となる。
とが接続されると、書き込み系昇圧回路101により、
負荷104が充電され、徐々に、ワード線の電圧が上昇
していき、負荷104が書き込み電位まで充電された後
に、ワード線が書き込み電圧となる。
【0024】このように、図6に示す構成では、ベリフ
ァイ読み出しから書き込みに移行するときに、ワード線
の電圧をベリファイ電圧から書き込み電圧に上昇させる
のに時間がかかり、トータルの書き込み時間が長くなる
という問題がある。
ァイ読み出しから書き込みに移行するときに、ワード線
の電圧をベリファイ電圧から書き込み電圧に上昇させる
のに時間がかかり、トータルの書き込み時間が長くなる
という問題がある。
【0025】そこで、ワード線の電圧を、ベリファイ読
み出し電圧から書き込み電圧に素早く持ち上げることが
できるようにするために、書き込み系昇圧回路101の
出力にキャパシタを付加し、ベリファイ動作中に充電し
ておき、書き込みが起動されたときに、このキャパシタ
からも電荷を供給する方法が提案されている。
み出し電圧から書き込み電圧に素早く持ち上げることが
できるようにするために、書き込み系昇圧回路101の
出力にキャパシタを付加し、ベリファイ動作中に充電し
ておき、書き込みが起動されたときに、このキャパシタ
からも電荷を供給する方法が提案されている。
【0026】つまり、デコーダ及びワード線の負荷10
4の容量をCWL、書き込み動作に入る直前の負荷104
の電圧をVWLR 、昇圧回路101に付加されたキャパシ
タの容量をCCP、制御されている書き込み電位をVPGM
とすると、電圧切り換え回路103によって、書き込み
系昇圧回路101と負荷回路104とが接続されてか
ら、ワード線の時定数制御電圧VWLW は、接続時からワ
ード線の時定数経過後までに昇圧回路から供給される電
流を無視すると、電荷の保存が略成り立つことから、 CWL×VWLR +CCP×VPGM =(CWL+CCP)×VWLW となる。これにより、
4の容量をCWL、書き込み動作に入る直前の負荷104
の電圧をVWLR 、昇圧回路101に付加されたキャパシ
タの容量をCCP、制御されている書き込み電位をVPGM
とすると、電圧切り換え回路103によって、書き込み
系昇圧回路101と負荷回路104とが接続されてか
ら、ワード線の時定数制御電圧VWLW は、接続時からワ
ード線の時定数経過後までに昇圧回路から供給される電
流を無視すると、電荷の保存が略成り立つことから、 CWL×VWLR +CCP×VPGM =(CWL+CCP)×VWLW となる。これにより、
【0027】
【数1】
【0028】となる。
【0029】書き込み系昇圧回路101の出力電圧は、
この電圧VWLW から、昇圧回路101の充電電流により
書き込み電位まで上昇させていく。この式で、考えやす
くするために、 VWLR <<VPGM とすると、
この電圧VWLW から、昇圧回路101の充電電流により
書き込み電位まで上昇させていく。この式で、考えやす
くするために、 VWLR <<VPGM とすると、
【0030】
【数2】
【0031】となる。
【0032】上式より、書き込み系昇圧回路101に付
加されたキャパシタCCPを大きくすれば、電圧VWLW を
高くできることが分かる。
加されたキャパシタCCPを大きくすれば、電圧VWLW を
高くできることが分かる。
【0033】図8は、キャパシタCCPを大きくした場合
と、小さくした場合とで、ワード線電圧がどのように変
化するかを比較したものである。図8において、B1が
キャパシタCCPを大きくしたときの特性を示し、B2が
キャパシタCCPを小さくしたときの特性を示す。図8に
示すように、キャパシタCCPを大きくすると、電圧VWL
W が高くなる。このように、キャパシタCcpを大きくす
ると、ワード線の時定数後の制御電圧電圧VWLW が高く
なり、電圧VWLW と書き込み電位VPGM との電位差が小
さくなり、ワード線を書き込み電圧VPGM に持ち上げる
までの時間が短縮できる。
と、小さくした場合とで、ワード線電圧がどのように変
化するかを比較したものである。図8において、B1が
キャパシタCCPを大きくしたときの特性を示し、B2が
キャパシタCCPを小さくしたときの特性を示す。図8に
示すように、キャパシタCCPを大きくすると、電圧VWL
W が高くなる。このように、キャパシタCcpを大きくす
ると、ワード線の時定数後の制御電圧電圧VWLW が高く
なり、電圧VWLW と書き込み電位VPGM との電位差が小
さくなり、ワード線を書き込み電圧VPGM に持ち上げる
までの時間が短縮できる。
【0034】ところが、昇圧回路101に付加されたキ
ャパシタの容量Ccpを大きくすると、キャパシタCcpを
充電するのに時間がかかってしまう。このため、昇圧回
路101に付加されたキャパシタの容量CCPをあまり大
きくすると、ワード線電圧を短時間にベリファイ読み出
し電圧から書き込み電圧に上昇できないことになる。
ャパシタの容量Ccpを大きくすると、キャパシタCcpを
充電するのに時間がかかってしまう。このため、昇圧回
路101に付加されたキャパシタの容量CCPをあまり大
きくすると、ワード線電圧を短時間にベリファイ読み出
し電圧から書き込み電圧に上昇できないことになる。
【0035】なお、電荷配分後の負荷の電圧上昇は、昇
圧回路からの充電電流をippとすると、 (CWL+Ccp )ΔVWLW =ippΔt となる。これより、
圧回路からの充電電流をippとすると、 (CWL+Ccp )ΔVWLW =ippΔt となる。これより、
【0036】
【数3】
【0037】となる。
【0038】したがって、この発明の目的は、メモリセ
ルへの書き込みとベリファイ読み出しとを繰り返して書
き込みを行なう際に、昇圧回路に付加するキャパシタの
容量を大きくすることなく、ワード線をベリファイ電圧
から書き込み電圧にする時間を短縮できるようにしたワ
ード線駆動方法及び駆動装置を提供することにある。
ルへの書き込みとベリファイ読み出しとを繰り返して書
き込みを行なう際に、昇圧回路に付加するキャパシタの
容量を大きくすることなく、ワード線をベリファイ電圧
から書き込み電圧にする時間を短縮できるようにしたワ
ード線駆動方法及び駆動装置を提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】この発明は、ワード線の
電圧を書き込み電圧に設定してメモリセルの書き込みを
行った後に、ワード線の電圧をベリファイ電圧に設定し
てメモリセルの読み出しを行ない、メモリセルにデータ
が書き込まれたか否かをベリファイして、メモリセルの
書き込み処理を行う際に、書き込み用の昇圧手段と読み
出し用の昇圧手段を用意しておき、ワード線に書き込み
電圧を与えるときには、書き込み用の昇圧手段を書き込
み電圧に対応する第1の電圧に設定し、書き込み用の昇
圧手段からの電圧をワード線に与え、ワード線にベリフ
ァイ電圧を与えるときには、読み出し用の昇圧手段から
の電圧をワード線に与えると共に、書き込み用の昇圧手
段の電圧を第1の電圧より高い第2の電圧に設定するよ
うにしたことを特徴とする不揮発性メモリのワード線駆
動方法である。
電圧を書き込み電圧に設定してメモリセルの書き込みを
行った後に、ワード線の電圧をベリファイ電圧に設定し
てメモリセルの読み出しを行ない、メモリセルにデータ
が書き込まれたか否かをベリファイして、メモリセルの
書き込み処理を行う際に、書き込み用の昇圧手段と読み
出し用の昇圧手段を用意しておき、ワード線に書き込み
電圧を与えるときには、書き込み用の昇圧手段を書き込
み電圧に対応する第1の電圧に設定し、書き込み用の昇
圧手段からの電圧をワード線に与え、ワード線にベリフ
ァイ電圧を与えるときには、読み出し用の昇圧手段から
の電圧をワード線に与えると共に、書き込み用の昇圧手
段の電圧を第1の電圧より高い第2の電圧に設定するよ
うにしたことを特徴とする不揮発性メモリのワード線駆
動方法である。
【0040】この発明は、ワード線に書き込み用の電圧
を与えるための書き込み用の昇圧手段と、ワード線に読
み出し用の電圧を与えるための読み出し用の昇圧手段
と、書き込み用の昇圧手段と読み出し用の昇圧手段とを
切り換える電圧切り換え手段とを有し、書き込み用の昇
圧手段は、メモリセルに与える書き込み電圧に対応する
第1の電圧と、第1の電圧よりも高い第2の電圧とに設
定でき、ワード線の電圧を書き込み電圧に設定してメモ
リセルの書き込みを行なった後に、ワード線の電圧をベ
リファイ電圧に設定してメモリセルの読み出しを行な
い、メモリセルにデータが書き込まれたか否かをベリフ
ァイして、メモリセルの書き込み処理を行う際に、ワー
ド線に書き込み電圧を与えるときには、第1の電圧に設
定して書き込み用の昇圧手段からの電圧をワード線に与
えるようにし、ワード線にベリファイ電圧を与えるとき
には、読み出し用の昇圧手段からの電圧をワード線に与
えると共に、書き込み用の昇圧手段の電圧を第1の電圧
より高い第2の電圧に設定するようにしたことを特徴と
する不揮発性メモリのワード線駆動装置である。
を与えるための書き込み用の昇圧手段と、ワード線に読
み出し用の電圧を与えるための読み出し用の昇圧手段
と、書き込み用の昇圧手段と読み出し用の昇圧手段とを
切り換える電圧切り換え手段とを有し、書き込み用の昇
圧手段は、メモリセルに与える書き込み電圧に対応する
第1の電圧と、第1の電圧よりも高い第2の電圧とに設
定でき、ワード線の電圧を書き込み電圧に設定してメモ
リセルの書き込みを行なった後に、ワード線の電圧をベ
リファイ電圧に設定してメモリセルの読み出しを行な
い、メモリセルにデータが書き込まれたか否かをベリフ
ァイして、メモリセルの書き込み処理を行う際に、ワー
ド線に書き込み電圧を与えるときには、第1の電圧に設
定して書き込み用の昇圧手段からの電圧をワード線に与
えるようにし、ワード線にベリファイ電圧を与えるとき
には、読み出し用の昇圧手段からの電圧をワード線に与
えると共に、書き込み用の昇圧手段の電圧を第1の電圧
より高い第2の電圧に設定するようにしたことを特徴と
する不揮発性メモリのワード線駆動装置である。
【0041】メモリセルに書き込みを行う際のワード線
の電圧を与える書き込み系昇圧回路と、メモリセルのベ
リファイ読み出しを行う際のワード線の電圧を与える読
み出し系昇圧回路とが設けられ、書き込みとベリファイ
とが繰り返されて、書き込み処理が行われる。そして、
ベリファイ読み出しを行っている間では、読み出し系昇
圧回路により、読み出し電圧が印加されると共に、書き
込み系昇圧回路の電圧が、書き込み時の電圧より高い電
圧に設定される。このように、ベリファを行っている間
の書き込み系昇圧回路の電圧を書き込み時の電圧より高
い電圧に設定しておくことで、ベリファイ電圧から書き
込み電圧に切り換えられるときに、ワード線を短時間に
書き込み電圧まで持ち上げることができる。
の電圧を与える書き込み系昇圧回路と、メモリセルのベ
リファイ読み出しを行う際のワード線の電圧を与える読
み出し系昇圧回路とが設けられ、書き込みとベリファイ
とが繰り返されて、書き込み処理が行われる。そして、
ベリファイ読み出しを行っている間では、読み出し系昇
圧回路により、読み出し電圧が印加されると共に、書き
込み系昇圧回路の電圧が、書き込み時の電圧より高い電
圧に設定される。このように、ベリファを行っている間
の書き込み系昇圧回路の電圧を書き込み時の電圧より高
い電圧に設定しておくことで、ベリファイ電圧から書き
込み電圧に切り換えられるときに、ワード線を短時間に
書き込み電圧まで持ち上げることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明の実施
の形態を示すものである。
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明の実施
の形態を示すものである。
【0043】図1において、メモリセルアレイ1は、フ
ローティングゲートを有する複数のメモリセルトランジ
スタを縦続接続して構成されるNANDストリングから
なる。各NANDストリングは、フローティングゲート
を有するメモリセルトランジスタ、例えば16個のメモ
リセルトランジスタMT0〜T15を縦続接続し、この
縦続接続されたメモリセルトランジスタMT0〜MT1
5のドレイン側及びソース側に、選択ゲートトランジス
タSG1及びSG2を夫々接続して構成される。ドレイ
ン側の選択ゲートトランジスタSG1、SG1、... の
ドレインは、夫々、ビット線BL0、BL1、... に接
続される。ソース側の選択ゲートトランジスタSG2、
SG2、... のソースは、ソース線Vs に接続される。
ビット線BL0、BL1、... は、ラッチ回路L0、L
1、... に接続される。ラッチ回路L0、L1、...
は、I/Oバス7に接続される。
ローティングゲートを有する複数のメモリセルトランジ
スタを縦続接続して構成されるNANDストリングから
なる。各NANDストリングは、フローティングゲート
を有するメモリセルトランジスタ、例えば16個のメモ
リセルトランジスタMT0〜T15を縦続接続し、この
縦続接続されたメモリセルトランジスタMT0〜MT1
5のドレイン側及びソース側に、選択ゲートトランジス
タSG1及びSG2を夫々接続して構成される。ドレイ
ン側の選択ゲートトランジスタSG1、SG1、... の
ドレインは、夫々、ビット線BL0、BL1、... に接
続される。ソース側の選択ゲートトランジスタSG2、
SG2、... のソースは、ソース線Vs に接続される。
ビット線BL0、BL1、... は、ラッチ回路L0、L
1、... に接続される。ラッチ回路L0、L1、...
は、I/Oバス7に接続される。
【0044】縦続接続されたメモリセルトランジスタM
T0〜MT15と、この縦続接続されたメモリセルトラ
ンジスタMT0〜MT15のドレイン側及びソース側の
選択ゲートトランジスタSG1及びSG2とからなるN
ANDストリングは、メモリセルアレイ1上で、マトリ
クス状に配列される。そして、行方向に並ぶメモリセル
トランジスタのゲートは、ワード線WL0、WL
1、... WL15に共通接続される。また、ドレイン側
の選択ゲートトランジスタSG1のゲートが信号供給線
DSGに共通接続され、ソース側の選択ゲートトランジ
スタSG2のゲートが信号供給線SSGに共通接続され
る。共通のワード線WL0〜WL15に接続されたメモ
リセルトランジスタによりページが構成される。データ
の書き込み/読み出しは、このページを単位として行な
われる。
T0〜MT15と、この縦続接続されたメモリセルトラ
ンジスタMT0〜MT15のドレイン側及びソース側の
選択ゲートトランジスタSG1及びSG2とからなるN
ANDストリングは、メモリセルアレイ1上で、マトリ
クス状に配列される。そして、行方向に並ぶメモリセル
トランジスタのゲートは、ワード線WL0、WL
1、... WL15に共通接続される。また、ドレイン側
の選択ゲートトランジスタSG1のゲートが信号供給線
DSGに共通接続され、ソース側の選択ゲートトランジ
スタSG2のゲートが信号供給線SSGに共通接続され
る。共通のワード線WL0〜WL15に接続されたメモ
リセルトランジスタによりページが構成される。データ
の書き込み/読み出しは、このページを単位として行な
われる。
【0045】ワード線WL0〜WL15及び信号供給線
DSG及びSSGには、トランスファゲートを構成する
NMOSトランジスタTWL0〜TW15、TDSG及
びTSSGを介して、電圧が印加される。NMOSトラ
ンジスタTWL0〜TW15、TDSG及びTSSGの
ゲートは、昇圧回路2に接続される。
DSG及びSSGには、トランスファゲートを構成する
NMOSトランジスタTWL0〜TW15、TDSG及
びTSSGを介して、電圧が印加される。NMOSトラ
ンジスタTWL0〜TW15、TDSG及びTSSGの
ゲートは、昇圧回路2に接続される。
【0046】昇圧回路2には、ANDゲートG1の出力
が供給される。ANDゲートG1及び昇圧回路2は、メ
インロウデコーダを構成しており、ANDゲートG1に
より、メモリセルアレイ上に配列される複数のブロック
の中から所望のブロックが選択されると、昇圧回路2か
ら内部高電圧が発生される。NMOSトランジスタTW
L0〜TW15、及び、NMOSトランジスタTDSG
及びTSSGのドレインは、サブロウデコーダ3に接続
される。
が供給される。ANDゲートG1及び昇圧回路2は、メ
インロウデコーダを構成しており、ANDゲートG1に
より、メモリセルアレイ上に配列される複数のブロック
の中から所望のブロックが選択されると、昇圧回路2か
ら内部高電圧が発生される。NMOSトランジスタTW
L0〜TW15、及び、NMOSトランジスタTDSG
及びTSSGのドレインは、サブロウデコーダ3に接続
される。
【0047】図2は、昇圧回路2の構成の一例を示すも
のである。図2において、入力側のノードN11と出力
側のノードN12との間に、ディプレッション型のNM
OSトランジスタT11が接続される。NMOSトラン
ジスタT11のゲートには、制御信号SEPの入力端子
15が接続される。またノードN11は、NANDゲー
トG11の一方の入力端に接続される。NANDデート
G11の他方の入力端は、クロック入力端子13に接続
される。
のである。図2において、入力側のノードN11と出力
側のノードN12との間に、ディプレッション型のNM
OSトランジスタT11が接続される。NMOSトラン
ジスタT11のゲートには、制御信号SEPの入力端子
15が接続される。またノードN11は、NANDゲー
トG11の一方の入力端に接続される。NANDデート
G11の他方の入力端は、クロック入力端子13に接続
される。
【0048】NANDゲートG11の出力端とノードN
13との間に、コンデンサC11が接続される。ノード
N13とノードN12との間に、ダイオード接続のNM
OSトランジスタT12が接続されると共に、ノードN
13と内部電圧VPPの入力端子14との間に、NMOS
トランジスタT13が接続される。NMOSトランジス
タT13のゲートがノードN12に接続される。
13との間に、コンデンサC11が接続される。ノード
N13とノードN12との間に、ダイオード接続のNM
OSトランジスタT12が接続されると共に、ノードN
13と内部電圧VPPの入力端子14との間に、NMOS
トランジスタT13が接続される。NMOSトランジス
タT13のゲートがノードN12に接続される。
【0049】書き込みが開始されると、入力端子15か
らの制御信号SEPがローレベルになることにより、選
択ブロックのノードN12の電圧は、ディプレッション
型のNMOSトランジスタT11のスレショルド電圧|
Vth(D) |となる。
らの制御信号SEPがローレベルになることにより、選
択ブロックのノードN12の電圧は、ディプレッション
型のNMOSトランジスタT11のスレショルド電圧|
Vth(D) |となる。
【0050】このとき、トランジスタT13のスレショ
ルド電圧をVth(E) とし、ノードN12の電圧をVBSEL
とすると、 VBSEL>Vth(E) であることにより、トランジスタT13がオンする。
ルド電圧をVth(E) とし、ノードN12の電圧をVBSEL
とすると、 VBSEL>Vth(E) であることにより、トランジスタT13がオンする。
【0051】そして、入力端子13からのクロック信号
CLKが動作することにより、ポンピング動作が行なわ
れ、ノードN12の電圧VBSELが徐々に上昇していく。
CLKが動作することにより、ポンピング動作が行なわ
れ、ノードN12の電圧VBSELが徐々に上昇していく。
【0052】NANDゲートG11の出力がローレベル
のとき、コンデンサC11の一端のノードN13の電圧
は、ノードN12の電圧VBSELよりトランジスタT13
のスレショルド電圧Vthだけ低くなるので、 Vcap =VBSEL−Vth となり、コンデンサC11に電荷が蓄積される。
のとき、コンデンサC11の一端のノードN13の電圧
は、ノードN12の電圧VBSELよりトランジスタT13
のスレショルド電圧Vthだけ低くなるので、 Vcap =VBSEL−Vth となり、コンデンサC11に電荷が蓄積される。
【0053】NANDゲートG11の出力がハイレベル
になると、ノードN13の電圧Vcap は、クロックの振
幅の電圧Vccだけ持ち上げられ、新たなノードN13の
電圧Vcap ’は、 Vcap ’=Vcap +Vcc となる。
になると、ノードN13の電圧Vcap は、クロックの振
幅の電圧Vccだけ持ち上げられ、新たなノードN13の
電圧Vcap ’は、 Vcap ’=Vcap +Vcc となる。
【0054】NMOSトランジスタT12はダイオード
接続となっているため、ノードN13の電荷はノードN
12に移り、ノードN12の電圧を上昇させる。このと
きのノードN12の電圧VBSEL’は、トランジスタT1
2のスレショルド電圧をVthθとすると、 となり、1回の昇圧動作によりノードN12の電圧は、 VBSEL’−VBSEL=Vcap +Vcc−Vthθ−Vcap −Vth =Vcc−Vthθ−Vth だけ高くなる。
接続となっているため、ノードN13の電荷はノードN
12に移り、ノードN12の電圧を上昇させる。このと
きのノードN12の電圧VBSEL’は、トランジスタT1
2のスレショルド電圧をVthθとすると、 となり、1回の昇圧動作によりノードN12の電圧は、 VBSEL’−VBSEL=Vcap +Vcc−Vthθ−Vcap −Vth =Vcc−Vthθ−Vth だけ高くなる。
【0055】このように、チャージポンプの構成の昇圧
回路では、クロックCLKが入力されると、これに従っ
て、出力電圧が上昇していく。
回路では、クロックCLKが入力されると、これに従っ
て、出力電圧が上昇していく。
【0056】図1において、サブロウデコーダ3に対し
て、書き込み系昇圧回路4と、読み出し系昇圧回路5と
が設けられる。書き込み系昇圧回路4は、メモリセルへ
の書き込み電圧が発生されると共に、このメモリセルへ
の書き込み電圧より高い電圧を発生することができる。
て、書き込み系昇圧回路4と、読み出し系昇圧回路5と
が設けられる。書き込み系昇圧回路4は、メモリセルへ
の書き込み電圧が発生されると共に、このメモリセルへ
の書き込み電圧より高い電圧を発生することができる。
【0057】読み出し系昇圧回路5は、読み出し時やベ
リファイ読み出し時のメモリセルへの電圧を発生するも
のである。読み出し系昇圧回路4と、書き込み系昇圧回
路5とは、電圧切り換え回路6により切り換えられる。
リファイ読み出し時のメモリセルへの電圧を発生するも
のである。読み出し系昇圧回路4と、書き込み系昇圧回
路5とは、電圧切り換え回路6により切り換えられる。
【0058】データの書き込み時には、書き込みデータ
がI/Oバス7を介して転送され、ラッチ回路L0、L
1、... にラッチされる。そして、書き込みが開始され
ると、書き込みデータに応じた電圧がラッチ回路L0、
L1、... からビット線に供給される。また、信号供給
線DSGに電圧Vccが印加される。一定時間経過後、ワ
ード線WL0〜WL1のうち選択されたワード線には書
き込み電圧が与えられ、非選択のワード線には、10V
程度の書き込み電圧が与えられる。これにより、メモリ
ストリングに送られ、そのメモリストリングの選択され
たメモリセルにデータが書き込まれる。
がI/Oバス7を介して転送され、ラッチ回路L0、L
1、... にラッチされる。そして、書き込みが開始され
ると、書き込みデータに応じた電圧がラッチ回路L0、
L1、... からビット線に供給される。また、信号供給
線DSGに電圧Vccが印加される。一定時間経過後、ワ
ード線WL0〜WL1のうち選択されたワード線には書
き込み電圧が与えられ、非選択のワード線には、10V
程度の書き込み電圧が与えられる。これにより、メモリ
ストリングに送られ、そのメモリストリングの選択され
たメモリセルにデータが書き込まれる。
【0059】このような書き込み時には、過剰書き込み
を避けるために、メモリセルへの書き込みとベリファイ
読み出しとが繰り返される。
を避けるために、メモリセルへの書き込みとベリファイ
読み出しとが繰り返される。
【0060】すなわち、ワード線WL0〜WL15のう
ち選択されたワード線には、短い時間の書き込み電圧が
短い時間与えられた後に、そのワード線にベリファイ電
圧が与えられ、そのメモリセルのデータの読み出しが行
なわれる。メモリセルから読み出された情報は、ビット
線BL0、BL1、... を介してラッチ回路L0、L
1、... に送られ、らっち回路L0、L1、... に格納
されている書き込みデータと比較される。このラッチ回
路L0、L1、... の比較結果から、そのメモリセルへ
のデータが書き込みが終了したか否かが判断される。
ち選択されたワード線には、短い時間の書き込み電圧が
短い時間与えられた後に、そのワード線にベリファイ電
圧が与えられ、そのメモリセルのデータの読み出しが行
なわれる。メモリセルから読み出された情報は、ビット
線BL0、BL1、... を介してラッチ回路L0、L
1、... に送られ、らっち回路L0、L1、... に格納
されている書き込みデータと比較される。このラッチ回
路L0、L1、... の比較結果から、そのメモリセルへ
のデータが書き込みが終了したか否かが判断される。
【0061】メモリセルへのデータの書き込みが終了し
ていなければ、更に、短い時間、ワード線に書き込み電
圧が与えられる。
ていなければ、更に、短い時間、ワード線に書き込み電
圧が与えられる。
【0062】サブロウデコーダ3に対して、書き込み系
昇圧回路4と、読み出し系昇圧回路5と、電圧切り換え
回路6とが設けられる。メモリセルへの書き込みを行な
うときには、書き込み系昇圧回路4側に切り換えられ、
ベリファイ読み出しを行うときには、読み出し系昇圧回
路5側に切り換えられる。
昇圧回路4と、読み出し系昇圧回路5と、電圧切り換え
回路6とが設けられる。メモリセルへの書き込みを行な
うときには、書き込み系昇圧回路4側に切り換えられ、
ベリファイ読み出しを行うときには、読み出し系昇圧回
路5側に切り換えられる。
【0063】また、この発明の実施の形態では、書き込
み系昇圧回路4の電圧は、メモリセルへの書き込みを行
うときには、書き込み電圧VPGM に設定され、ベリファ
イ読み出しを行っているときには、それより高い電圧V
PGMHに設定される。ベリファイ終了後、書き込み不十分
なセルが検出された場合、書き込みに以降してワード線
を書き込み形成昇圧回路と接続する。このとき、電荷再
配分後のワード線電圧VWLWHは、
み系昇圧回路4の電圧は、メモリセルへの書き込みを行
うときには、書き込み電圧VPGM に設定され、ベリファ
イ読み出しを行っているときには、それより高い電圧V
PGMHに設定される。ベリファイ終了後、書き込み不十分
なセルが検出された場合、書き込みに以降してワード線
を書き込み形成昇圧回路と接続する。このとき、電荷再
配分後のワード線電圧VWLWHは、
【0064】
【数4】
【0065】となり、電圧VWLW との差
【0066】
【数5】
【0067】だけ高い電圧から、昇圧回路からの充電電
圧ippにより充電されていく。これにより、ベリファイ
読み出しから、書き込みに移ったときに、素早く、ワー
ド線電圧を持ち上げることができる。
圧ippにより充電されていく。これにより、ベリファイ
読み出しから、書き込みに移ったときに、素早く、ワー
ド線電圧を持ち上げることができる。
【0068】従来では、ベリファイ読み出し時には、書
き込み系昇圧回路5の電圧を、メモリセルへの書き込み
電圧VPGM に設定している。この場合、図3でA1で示
すように、時点ta で書き込み系昇圧回路4が負荷(サ
ブロウデコーダ、ワード線)に接続されて書き込みが開
始されると、時点tcでワード線電圧が書き込み電圧V
PGM となる。
き込み系昇圧回路5の電圧を、メモリセルへの書き込み
電圧VPGM に設定している。この場合、図3でA1で示
すように、時点ta で書き込み系昇圧回路4が負荷(サ
ブロウデコーダ、ワード線)に接続されて書き込みが開
始されると、時点tcでワード線電圧が書き込み電圧V
PGM となる。
【0069】これに対して、この発明の実施の形態で
は、ベリファイ読み出し時には、書き込み系昇圧回路5
の電圧を、メモリセルを書き込む際の書き込み電圧VPG
M より高い電圧VPGMHに設定している。この場合、図3
でA2で示すように、書き込み系昇圧回路4が負荷回路
に接続されて書き込みが開始されると、時点tbから実
行の書き込みが開始される。
は、ベリファイ読み出し時には、書き込み系昇圧回路5
の電圧を、メモリセルを書き込む際の書き込み電圧VPG
M より高い電圧VPGMHに設定している。この場合、図3
でA2で示すように、書き込み系昇圧回路4が負荷回路
に接続されて書き込みが開始されると、時点tbから実
行の書き込みが開始される。
【0070】なお、ベリファイ時に制御される電圧VPG
MHは、耐圧等、テバイスの能力により決まる。そして、
電圧VPGMHを一定とすると、書き込み系昇圧回路4と負
荷を接続してからワード線の時定数後の書き込み系昇圧
回路4の出力電圧は一定となる。ISPP(Incrementa
l Step Pulse Programming)に適用した場合、書き込み
の最初の方では書き込み電圧は低いため、電荷再配分後
の電圧との差が小さく、書き込みが開始できるまでの時
間が短く設定できる。
MHは、耐圧等、テバイスの能力により決まる。そして、
電圧VPGMHを一定とすると、書き込み系昇圧回路4と負
荷を接続してからワード線の時定数後の書き込み系昇圧
回路4の出力電圧は一定となる。ISPP(Incrementa
l Step Pulse Programming)に適用した場合、書き込み
の最初の方では書き込み電圧は低いため、電荷再配分後
の電圧との差が小さく、書き込みが開始できるまでの時
間が短く設定できる。
【0071】図4は、書き込み系昇圧回路4の構成の一
例を示すものである。図4において、昇圧回路21に
は、NANDゲートG21からクロックCLKCPが与
えられる。
例を示すものである。図4において、昇圧回路21に
は、NANDゲートG21からクロックCLKCPが与
えられる。
【0072】図4において、昇圧回路21の出力は、電
圧出力端子22から出力されると共に、接地線との間
に、抵抗R1と抵抗R2との直列接続と、抵抗R3と抵
抗R4との直列接続とが設けられる。
圧出力端子22から出力されると共に、接地線との間
に、抵抗R1と抵抗R2との直列接続と、抵抗R3と抵
抗R4との直列接続とが設けられる。
【0073】抵抗R1とR2との接続点の出力がコンパ
レータ23の一方の入力端に供給される。コンパレータ
23の他方の入力端には、入力端子25からリファレン
ス電圧Vref が供給される。
レータ23の一方の入力端に供給される。コンパレータ
23の他方の入力端には、入力端子25からリファレン
ス電圧Vref が供給される。
【0074】コンパレータ23の出力がNANDゲート
G22に供給される。また、NANDゲートG22に
は、入力端子26からクロックCLKが、入力端子27
から制御信号WRTが供給される。
G22に供給される。また、NANDゲートG22に
は、入力端子26からクロックCLKが、入力端子27
から制御信号WRTが供給される。
【0075】抵抗R3とR4との接続点の出力がコンパ
レータ24の一方の入力端に供給される。コンパレータ
24の他方の入力端には、入力端子25からリファレン
ス電圧Vref が供給される。
レータ24の一方の入力端に供給される。コンパレータ
24の他方の入力端には、入力端子25からリファレン
ス電圧Vref が供給される。
【0076】コンパレータ24の出力がNANDゲート
G23に供給される。また、NANDゲートG23に
は、入力端子26からクロックCLKが、入力端子28
から制御信号VRFが供給される。
G23に供給される。また、NANDゲートG23に
は、入力端子26からクロックCLKが、入力端子28
から制御信号VRFが供給される。
【0077】NANDゲートG22の出力と、NAND
ゲートG23の出力がNANDゲートG21に供給され
る。NANDゲートG21の出力が昇圧回路21に供給
される。
ゲートG23の出力がNANDゲートG21に供給され
る。NANDゲートG21の出力が昇圧回路21に供給
される。
【0078】入力端子27及び28に供給される制御信
号WRT及びVRFは、メモリセルへの書き込みを行う
ときと、ベリファイ読み出し時とで、出力電圧を設定す
るものである。メモリセルへの書き込みを行っていると
きには、制御信号WRTがハイレベルで、制御信号VR
Fがローレベルとされる。ベリファイ読み出し時には、
制御信号WRTがローレベル、制御信号VRFがハイレ
ベルとされる。
号WRT及びVRFは、メモリセルへの書き込みを行う
ときと、ベリファイ読み出し時とで、出力電圧を設定す
るものである。メモリセルへの書き込みを行っていると
きには、制御信号WRTがハイレベルで、制御信号VR
Fがローレベルとされる。ベリファイ読み出し時には、
制御信号WRTがローレベル、制御信号VRFがハイレ
ベルとされる。
【0079】昇圧回路21の出力電圧は、抵抗R1と抵
抗R2との接続点の出力電圧及び抵抗R3と抵抗R4と
の接続点の出力電圧により制御される。抵抗R1及びR
2の抵抗比は、昇圧回路21の出力電圧が書き込み電圧
VPGM になると、抵抗R1及びR2の接続点の電圧がリ
ファレンス電圧Vref と等しくなるように設定される。
抵抗R3及びR4の抵抗比は、昇圧回路21の出力電圧
が、書き込み電圧VPGM より高い電圧VPGMHになると、
抵抗R3及びR4の接続点の電圧がリファレンス電圧V
ref と等しくなるように設定される。
抗R2との接続点の出力電圧及び抵抗R3と抵抗R4と
の接続点の出力電圧により制御される。抵抗R1及びR
2の抵抗比は、昇圧回路21の出力電圧が書き込み電圧
VPGM になると、抵抗R1及びR2の接続点の電圧がリ
ファレンス電圧Vref と等しくなるように設定される。
抵抗R3及びR4の抵抗比は、昇圧回路21の出力電圧
が、書き込み電圧VPGM より高い電圧VPGMHになると、
抵抗R3及びR4の接続点の電圧がリファレンス電圧V
ref と等しくなるように設定される。
【0080】書き込み時には、抵抗R1と抵抗R2との
接続点の出力Vy から、昇圧回路21の出力電圧が検出
される。
接続点の出力Vy から、昇圧回路21の出力電圧が検出
される。
【0081】書き込み時には、コンパレータ23で、抵
抗R1及びR2の接続点から得られる昇圧回路21の検
出出力Vy とリファレンス電圧Vref とが比較される。
この昇圧回路21の検出出力Vy がリファレンス電圧V
ref より低いときには、コンパレータ23の出力CMP
Wはハイレベルとなる。書き込み時には、制御信号WR
Tはハイレベルになっているため、NANDゲートG2
2からは、クロックCKWが出力される。このとき、制
御信号VRFはローレベルであるから、NANDゲート
G23の出力はハイレベルである。したがって、AND
ゲートG21からはクロックCLKCPが出力され、昇
圧回路21に供給される。
抗R1及びR2の接続点から得られる昇圧回路21の検
出出力Vy とリファレンス電圧Vref とが比較される。
この昇圧回路21の検出出力Vy がリファレンス電圧V
ref より低いときには、コンパレータ23の出力CMP
Wはハイレベルとなる。書き込み時には、制御信号WR
Tはハイレベルになっているため、NANDゲートG2
2からは、クロックCKWが出力される。このとき、制
御信号VRFはローレベルであるから、NANDゲート
G23の出力はハイレベルである。したがって、AND
ゲートG21からはクロックCLKCPが出力され、昇
圧回路21に供給される。
【0082】昇圧回路21は、このNANDゲートG2
1からのクロックCLKCPにより上昇していく。そし
て、昇圧回路21の検出出力Vy がリファレンス電圧V
refより高くなると、コンパレータ23の出力CMP
Wはローレベルとなり、昇圧回路21にクロックCLK
が停止される。これにより、電圧出力端子22からの電
圧が書き込み電圧VPGM となるように制御される。
1からのクロックCLKCPにより上昇していく。そし
て、昇圧回路21の検出出力Vy がリファレンス電圧V
refより高くなると、コンパレータ23の出力CMP
Wはローレベルとなり、昇圧回路21にクロックCLK
が停止される。これにより、電圧出力端子22からの電
圧が書き込み電圧VPGM となるように制御される。
【0083】ベリファイ読み出し時には、抵抗R3と抵
抗R4との接続点の出力Vz から、昇圧回路21の出力
電圧が検出される。コンパレータ24で、昇圧回路21
の検出出力Vz とリファレンス電圧Vref とが比較され
る。この昇圧回路21の検出出力Vz がリファレンス電
圧Vref より低いときには、コンパレータ24の出力C
MPVはハイレベルとなる。ベリファイ読み出し時に
は、制御信号VRFはハイレベルになっているため、N
ANDゲートG23にクロックCKVが出力される。こ
のとき、制御信号WRTはローレベルであるから、NA
NDゲートG22はハイレベルである。これにより、N
ANDゲートG21からクロックCLKが出力され、こ
のクロックCLKが昇圧回路21に供給される。
抗R4との接続点の出力Vz から、昇圧回路21の出力
電圧が検出される。コンパレータ24で、昇圧回路21
の検出出力Vz とリファレンス電圧Vref とが比較され
る。この昇圧回路21の検出出力Vz がリファレンス電
圧Vref より低いときには、コンパレータ24の出力C
MPVはハイレベルとなる。ベリファイ読み出し時に
は、制御信号VRFはハイレベルになっているため、N
ANDゲートG23にクロックCKVが出力される。こ
のとき、制御信号WRTはローレベルであるから、NA
NDゲートG22はハイレベルである。これにより、N
ANDゲートG21からクロックCLKが出力され、こ
のクロックCLKが昇圧回路21に供給される。
【0084】昇圧回路21は、このNANDゲートG2
1からのクロックCLKにより上昇していく。そして、
昇圧回路21の検出出力Vz がリファレンス電圧Vref
より高くなると、コンパレータ23の出力CMPVはロ
ーレベルとなり、昇圧回路21にクロックCLKCPが
停止される。これにより、電圧出力端子22からの電圧
が書き込み電圧VPGMHとなるように制御される。
1からのクロックCLKにより上昇していく。そして、
昇圧回路21の検出出力Vz がリファレンス電圧Vref
より高くなると、コンパレータ23の出力CMPVはロ
ーレベルとなり、昇圧回路21にクロックCLKCPが
停止される。これにより、電圧出力端子22からの電圧
が書き込み電圧VPGMHとなるように制御される。
【0085】図5は、このような昇圧回路の各部の動作
を示す波形図である。図5B及び図5Cに示すように、
時点t1 以前では、制御信号WRTがローレベル、制御
信号VRFがハイレベルとなっており、ベリファイ読み
出しが行われている。このときには、検出電圧Vz (図
5F)とリファレンス電圧Vref との比較出力CMPV
(図5H)に応じてクロックCKV(図5J)が出力さ
れ、上述したように制御が行われ、図5Dに示すよう
に、出力電圧Vppは、書き込み電圧より高い電圧VPGMH
となるように制御されている。
を示す波形図である。図5B及び図5Cに示すように、
時点t1 以前では、制御信号WRTがローレベル、制御
信号VRFがハイレベルとなっており、ベリファイ読み
出しが行われている。このときには、検出電圧Vz (図
5F)とリファレンス電圧Vref との比較出力CMPV
(図5H)に応じてクロックCKV(図5J)が出力さ
れ、上述したように制御が行われ、図5Dに示すよう
に、出力電圧Vppは、書き込み電圧より高い電圧VPGMH
となるように制御されている。
【0086】時点t1 で、制御信号WRTがハイレベル
となり、制御信号VRFがローレベルとなり、書き込み
に移る。このときには、検出電圧Vy (図5E)とリフ
ァレンス電圧Vref との比較出力CMPW(図5G)に
応じたクロックCKW(図5I)が出力され、上述した
ように制御が行われ、図5Dに示すように、出力電圧V
ppは、書き込み電圧VPGM となるように制御されるよう
になる。図5Dに示すように、ワード線電圧の切り換え
時に、電荷の再配分が起こり、電圧Vppは下降するが、
ベリファイ時の電圧VPGMHが書き込み時の電圧VPGMHよ
り高いため、短時間T1 で、出力電圧Vppは書き込み時
の電圧VPGM まで上昇する。
となり、制御信号VRFがローレベルとなり、書き込み
に移る。このときには、検出電圧Vy (図5E)とリフ
ァレンス電圧Vref との比較出力CMPW(図5G)に
応じたクロックCKW(図5I)が出力され、上述した
ように制御が行われ、図5Dに示すように、出力電圧V
ppは、書き込み電圧VPGM となるように制御されるよう
になる。図5Dに示すように、ワード線電圧の切り換え
時に、電荷の再配分が起こり、電圧Vppは下降するが、
ベリファイ時の電圧VPGMHが書き込み時の電圧VPGMHよ
り高いため、短時間T1 で、出力電圧Vppは書き込み時
の電圧VPGM まで上昇する。
【0087】時点t2 で、制御信号WRTがローレベル
となり、制御信号VRFがハイレベルとなって、ベリフ
ァイ読み出しに移る。このときには、上述したような制
御が行われ、図5Dに示すように、出力電圧Vppは、書
き込み電圧VPGM より高い電圧VPGMHとなるように制御
される。
となり、制御信号VRFがハイレベルとなって、ベリフ
ァイ読み出しに移る。このときには、上述したような制
御が行われ、図5Dに示すように、出力電圧Vppは、書
き込み電圧VPGM より高い電圧VPGMHとなるように制御
される。
【0088】
【発明の効果】この発明によれば、ベリファイ読み出し
を行っている間では、読み出し系昇圧回路により、読み
出し電圧が印加されると共に、書き込み系昇圧回路の電
圧が、書き込み時の電圧より高い電圧に設定される。こ
れにより、ベリファイ電圧から書き込み電圧に切り換え
られるときに、電荷再配分後の電圧が高くなり、ワード
線を短時間に書き込み電圧まで持ち上げることができ
る。
を行っている間では、読み出し系昇圧回路により、読み
出し電圧が印加されると共に、書き込み系昇圧回路の電
圧が、書き込み時の電圧より高い電圧に設定される。こ
れにより、ベリファイ電圧から書き込み電圧に切り換え
られるときに、電荷再配分後の電圧が高くなり、ワード
線を短時間に書き込み電圧まで持ち上げることができ
る。
【図1】この発明が適用されたNAND型のフラッシュ
メモリのワード線駆動回路の全体構成を示すブロック図
である。
メモリのワード線駆動回路の全体構成を示すブロック図
である。
【図2】チャージポンプ型の昇圧回路の一例のブロック
図である。
図である。
【図3】この発明が適用されたNAND型のフラッシュ
メモリのワード線駆動回路の説明に用いる波形図であ
る。
メモリのワード線駆動回路の説明に用いる波形図であ
る。
【図4】この発明が適用されたNAND型のフラッシュ
メモリのワード線駆動回路における書き込み系昇圧回路
の構成の一例のブロック図である。
メモリのワード線駆動回路における書き込み系昇圧回路
の構成の一例のブロック図である。
【図5】この発明が適用されたNAND型のフラッシュ
メモリのワード線駆動回路における書き込み系昇圧回路
の構成の一例の説明に用いる波形図である。
メモリのワード線駆動回路における書き込み系昇圧回路
の構成の一例の説明に用いる波形図である。
【図6】従来のNAND型のフラッシュメモリのワード
線駆動回路における書き込み系昇圧回路の説明に用いる
ブロック図である。
線駆動回路における書き込み系昇圧回路の説明に用いる
ブロック図である。
【図7】従来の昇圧回路の一例のブロック図である。
【図8】従来のNAND型のフラッシュメモリのワード
線駆動回路の説明に用いる波形図である。
線駆動回路の説明に用いる波形図である。
4・・・書き込み系昇圧回路、5・・・読み出し系昇圧
回路、6・・・電圧切り換え回路
回路、6・・・電圧切り換え回路
Claims (5)
- 【請求項1】 ワード線の電圧を書き込み電圧に設定し
てメモリセルの書き込みを行った後に、上記ワード線の
電圧をベリファイ電圧に設定して上記メモリセルの読み
出しを行ない、上記メモリセルにデータが書き込まれた
か否かをベリファイして、上記メモリセルの書き込み処
理を行う際に、 書き込み用の昇圧手段と読み出し用の昇圧手段を用意し
ておき、 上記ワード線に上記書き込み電圧を与えるときには、上
記書き込み用の昇圧手段を上記書き込み電圧に対応する
第1の電圧に設定し、上記書き込み用の昇圧手段からの
電圧を上記ワード線に与え、 上記ワード線に上記ベリファイ電圧を与えるときには、
上記読み出し用の昇圧手段からの電圧を上記ワード線に
与えると共に、上記書き込み用の昇圧手段の電圧を上記
第1の電圧より高い第2の電圧に設定するようにしたこ
とを特徴とする不揮発性メモリのワード線駆動方法。 - 【請求項2】 上記ワード線に同一の行方向のメモリセ
ルのゲートを共通接続してページを構成し、上記ページ
単位で書き込みを行うようにした請求項1に記載の不揮
発性メモリのワード線駆動方法。 - 【請求項3】 ワード線に書き込み用の電圧を与えるた
めの書き込み用の昇圧手段と、 上記ワード線に読み出し用の電圧を与えるための読み出
し用の昇圧手段と、 上記書き込み用の昇圧手段と上記読み出し用の昇圧手段
とを切り換える電圧切り換え手段とを有し、 上記書き込み用の昇圧手段は、メモリセルに与える書き
込み電圧に対応する第1の電圧と、上記第1の電圧より
も高い第2の電圧とに設定でき、 ワード線の電圧を書き込み電圧に設定してメモリセルの
書き込みを行なった後に、上記ワード線の電圧をベリフ
ァイ電圧に設定して上記メモリセルの読み出しを行な
い、上記メモリセルにデータが書き込まれたか否かをベ
リファイして、上記メモリセルの書き込み処理を行う際
に、 上記ワード線に書き込み電圧を与えるときには、上記第
1の電圧に設定して上記書き込み用の昇圧手段からの電
圧を上記ワード線に与えるようにし、 上記ワード線にベリファイ電圧を与えるときには、上記
読み出し用の昇圧手段からの電圧を上記ワード線に与え
ると共に、上記書き込み用の昇圧手段の電圧を上記第1
の電圧より高い上記第2の電圧に設定するようにしたこ
とを特徴とする不揮発性メモリのワード線駆動装置。 - 【請求項4】 上記ワード線に同一の行方向のメモリセ
ルのゲートを共通接続してページを構成し、上記ページ
単位で書き込みを行うようにした請求項3に記載の不揮
発性メモリのワード線駆動装置。 - 【請求項5】 上記書き込み用の昇圧手段は、クロック
により出力電圧を昇圧させる昇圧手段と、 出力電圧が上記第1の電圧に達したか否かを検出し、上
記第1の電圧に達したか否かの検出出力により上記書き
込み用の昇圧手段に送るクロックを制御して、上記昇圧
手段の出力電圧を上記第1の電圧に制御する手段と、 上記出力電圧が上記第2の電圧したか否かを検出し、上
記第2の電圧に達したか否かの検出出力により上記書き
込み用の昇圧手段に送るクロックを制御して、上記昇圧
手段の出力を上記第2の電圧に設定する手段とからなる
請求項3に記載の不揮発性メモリのワード線駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36281799A JP2001184879A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 不揮発性メモリのワード線駆動方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36281799A JP2001184879A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 不揮発性メモリのワード線駆動方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001184879A true JP2001184879A (ja) | 2001-07-06 |
Family
ID=18477807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36281799A Pending JP2001184879A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 不揮発性メモリのワード線駆動方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001184879A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7327615B2 (en) | 2004-07-14 | 2008-02-05 | Nec Electronics Corporation | Electric potential switching circuit, flash memory with electric potential switching circuit, and method of switching electric potential |
JP2011187145A (ja) * | 2010-03-11 | 2011-09-22 | Sony Corp | 不揮発性記憶装置及びデータ書き込み方法 |
-
1999
- 1999-12-21 JP JP36281799A patent/JP2001184879A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7327615B2 (en) | 2004-07-14 | 2008-02-05 | Nec Electronics Corporation | Electric potential switching circuit, flash memory with electric potential switching circuit, and method of switching electric potential |
JP2011187145A (ja) * | 2010-03-11 | 2011-09-22 | Sony Corp | 不揮発性記憶装置及びデータ書き込み方法 |
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