JP2001182843A - 開閉バルブ - Google Patents

開閉バルブ

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JP2001182843A JP2000117725A JP2000117725A JP2001182843A JP 2001182843 A JP2001182843 A JP 2001182843A JP 2000117725 A JP2000117725 A JP 2000117725A JP 2000117725 A JP2000117725 A JP 2000117725A JP 2001182843 A JP2001182843 A JP 2001182843A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブボディとアクチュエータとの分解が簡
単な開閉バルブを提供すること。 【解決手段】 本発明の開閉バルブ5100は、アクチ
ュエータ10とバルブボディ52とが組み立て可能なも
のであって、そのアクチュエータ10には組み立ての際
にバルブボディ52に対して外側から嵌合する筒状の嵌
合部材22が設けられ、その嵌合部材22及びバルブボ
ディ52の一方に設けられた凸状部82,82…が他方
に設けられた凹状部27,27…に入り込んで、組み立
てられたアクチュエータ10とバルブボディ52とをロ
ックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータと
バルブボディとが分解可能な開閉バルブに関し、特に分
解を簡単にした開閉バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】開閉バルブは、例えば図8に示すよう
に、ポート102,103が形成されたバルブボディ1
01にアクチュエータ110が一体に固定され、そのア
クチュエータ110の往復運動を伝達するロッド111
下端に固定された弁体105が、弁座面106に当接・
離間して弁の開閉を行うように構成されている。そし
て、そのアクチュエータ110には、例えばエアシリン
ダやソレノイドが使用され、そのアクチュエータ本体1
12が、上方からねじ込まれたボルト121,121…
によってバルブボディ101へ固定されて、一個の開閉
バルブ100が形成されている。
【0003】こうした開閉バルブ100は、例えばポー
ト102,103がガス管に接続されて、ガスライン上
に配管される。図9は、開閉バルブ100の配管部分を
示した断面図であって、図9(a)は、管の半径方向断
面図であり、図9(b)は、ポート及び管の軸方向断面
図である。ポート102(103)と管130とは、図
9(b)に示すように管内にセンタリング123がはめ
込まれて同軸上に配置され、センタリング123外周に
嵌合したOリング124を両フランジ102a,130
aで挟み込み、更にその両フランジをまたいだクランプ
125a,125bによって図9(a)に示すように挟
み込んで固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た開閉バルブ100は、メンテナンスなどのために分解
する必要があるが、前述した従来の開閉バルブ100の
ような構造のものは、分解が容易でなく、配管箇所によ
っては非常に困難なこともあった。即ち、図9に示すよ
うに配管した開閉バルブ100は、センタリング123
がポート102(103)及び管130内に強くはめ込
まれ、ガスライン上からバルブ自体を簡単に取り外しで
きないようになっている。そのため、開閉バルブ100
の分解は、配管した状態のままで行われることが多い。
ところが、従来の開閉バルブ100は、アクチュエータ
本体112をバルブボディ101に固定したボルト12
1,121…を取り外すのに工具が必要であるため、特
に開閉バルブ100の配管箇所が狭いところでは、工具
が入らないこともあって分解を非常に困難にしていた。
【0005】そこで本発明は、かかる課題を解決すべ
く、バルブボディとアクチュエータとの分解が簡単な開
閉バルブを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、出力軸による
軸方向の往復運動を行うアクチュエータと、流路を構成
するバルブボディとが組み立て可能なものであって、バ
ルブボディ内に挿入されたアクチュエータの出力軸先端
には弁体が設けられ、バルブボディ内に形成された弁座
に対して弁体が当接・離間することによって弁の開閉を
行う開閉バルブにおいて、前記アクチュエータには、組
み立ての際にバルブボディに対して外側から嵌合する筒
状の嵌合部材が設けられ、その嵌合部材又はバルブボデ
ィの一方に設けられた凸状部が他方に設けられた凹状部
に入り込んで、組み立てられたアクチュエータとバルブ
ボディとをロックすることを特徴とする。よって、本発
明の開閉バルブによれば、嵌合部材及びバルブボディの
一方に設けられた凸状部を他方に設けられた凹状部から
取り出すようにしてアクチュエータをバルブボディから
外すだけで分解が可能となる。
【0007】また、本発明は、出力軸による軸方向の往
復運動を行うアクチュエータと、流路を構成するバルブ
ボディとが組み立て可能なものであって、バルブボディ
内に挿入されたアクチュエータの出力軸先端には弁体が
設けられ、バルブボディ内に形成された弁座に対して弁
体が当接・離間することによって弁の開閉を行う開閉バ
ルブにおいて、前記アクチュエータは、組み立ての際に
バルブボディに対して外側から嵌合するように設けられ
た筒状の嵌合部材に、筒状のガイド部材がスライド可能
にはめ合わされ、その嵌合部材に穿設された複数のテー
パ孔に装填された球体が、ガイド部材によって外側から
押さえ付けられるものであって、ガイド部材によって嵌
合部材の内側へ突き出された球体がバルブボディに形成
されたロック穴に入り込んで、組み立てられたアクチュ
エータとバルブボディとをロックすることを特徴とす
る。
【0008】よって、本発明の開閉バルブによれば、組
み立ての際には、嵌合部材をバルブボディにはめ込んで
球体をロック穴に入れ、それとともにガイド部材をスラ
イドさせて球体を外側から押さえ付けてロックする。一
方、分解する際には、ガイド部材をスライドさせて球体
の押さえ付けを外せば、容易にロックが解除されて嵌合
部材をバルブボディから抜くことができ、アクチュエー
タの分解が簡単に行うことができる。
【0009】また、本発明は、出力軸による軸方向の往
復運動を行うアクチュエータと、流路を構成するバルブ
ボディとが組み立て可能なものであって、ベローズに覆
われてバルブボディ内に挿入されたアクチュエータの出
力軸の先端には弁体が設けられ、バルブボディ内に形成
された弁座に対して弁体が当接・離間することによって
弁の開閉を行う開閉バルブにおいて、前記アクチュエー
タには、組み立ての際にバルブボディに対して外側から
嵌合する筒状の嵌合部材が設けられ、その嵌合部材には
上下2段に穿設された複数のテーパ孔に球体が装填さ
れ、その嵌合部材に対してスライド可能にはめ合わされ
た筒状のガイド部材が、上下にスライドすることによっ
て上下2段に装填された球体を交互にテーパ孔内に外側
から押さえ付けるものであって、ガイド部材によって嵌
合部材の内側へ突き出された下方の球体は、バルブボデ
ィに形成されたロック穴に入り込んで組み立てられたア
クチュエータとバルブボディとをロックし、ガイド部材
によって嵌合部材の内側へ突き出された上方の球体は、
ベローズに接続された筒状のベローズアダプタの外周の
段部が引っかけられることを特徴とする 。
【0010】よって、本発明の開閉バルブによれば、組
み立ての際には、嵌合部材をバルブボディにはめ込んで
下方の球体をロック穴に入れ、それとともにガイド部材
をスライドさせて下方の球体を外側から押さえ付けてロ
ックする。一方、分解する際には、ガイド部材をスライ
ドさせて下方の球体の押さえ付けを外せば、容易にロッ
クが解除されて嵌合部材をバルブボディから抜くことが
でき、アクチュエータの分解が簡単に行うことができ
る。また、分解の際には、上方の球体が外側から押さえ
付けられ、その内側に突出した球体にベローズアダプタ
が引っかけられ、アクチュエータやベローズなどを一体
にバルブボディから分解させることができる。
【0011】本発明は、出力軸による軸方向の往復運動
を行うアクチュエータと、流路を構成するバルブボディ
とが組み立て可能なものであって、バルブボディ内に挿
入されたアクチュエータの出力軸先端には弁体が設けら
れ、バルブボディ内に形成された弁座に対して弁体が当
接・離間することによって弁の開閉を行う開閉バルブに
おいて、前記アクチュエータは、組み立ての際にバルブ
ボディに対して外側から嵌合するように設けられた筒状
の嵌合部材に、筒状のガイド部材がスライド可能にはめ
合わされ、その嵌合部材に穿設された複数のテーパ孔に
装填された球体が、ガイド部材によって外側から押さえ
付けられるものであって、ガイド部材によって嵌合部材
の内側へ突き出された球体がバルブボディに形成された
環状のロック溝に入り込んで、組み立てられたアクチュ
エータとバルブボディとをロックすることを特徴とす
る。
【0012】よって、本発明の開閉バルブによれば、組
み立ての際には、嵌合部材をバルブボディにはめ込んで
球体をロック溝に入れ、それとともにガイド部材をスラ
イドさせて球体を外側から押さえ付けてロックする。そ
の際、嵌合部材に内側に隠れるロック溝に球体を入れる
必要があるが、ロック溝が環状に形成されているため、
球体の位置を調整することなく嵌合部材をバルブボディ
に簡単に嵌合させることができる。一方、分解する際に
は、ガイド部材をスライドさせて球体の押さえ付けを外
せば、容易にロックが解除されて嵌合部材をバルブボデ
ィから抜くことができ、アクチュエータの分解が簡単に
行うことができる。
【0013】また、本発明は、出力軸による軸方向の往
復運動を行うアクチュエータと、流路を構成するバルブ
ボディとが組み立て可能なものであって、ベローズに覆
われてバルブボディ内に挿入されたアクチュエータの出
力軸の先端には弁体が設けられ、バルブボディ内に形成
された弁座に対して弁体が当接・離間することによって
弁の開閉を行う開閉バルブにおいて、前記アクチュエー
タには、組み立ての際にバルブボディに対して外側から
嵌合する筒状の嵌合部材が設けられ、その嵌合部材には
上下2段に穿設された複数のテーパ孔に球体が装填さ
れ、その嵌合部材に対してスライド可能にはめ合わされ
た筒状のガイド部材が、上下にスライドすることによっ
て上下2段に装填された球体を交互にテーパ孔内に外側
から押さえ付けるものであって、ガイド部材によって嵌
合部材の内側へ突き出された下方の球体は、バルブボデ
ィに形成された環状のロック溝に入り込みんで組み立て
られたアクチュエータとバルブボディとをロックし、ガ
イド部材によって嵌合部材の内側へ突き出された上方の
球体は、ベローズに接続された筒状のベローズアダプタ
の外周の段部が引っかけられることを特徴とする。
【0014】よって、本発明の開閉バルブによれば、組
み立ての際には、嵌合部材をバルブボディにはめ込んで
下方の球体をロック溝に入れ、それとともにガイド部材
をスライドさせて下方の球体を外側から押さえ付けてロ
ックする。一方、分解する際には、ガイド部材をスライ
ドさせて下方の球体の押さえ付けを外せば、容易にロッ
クが解除されて嵌合部材をバルブボディから抜くことが
でき、アクチュエータの分解が簡単に行うことができ
る。また、分解の際には、上方の球体が外側から押さえ
付けられ、その内側に突出した球体にベローズアダプタ
が引っかけられ、アクチュエータやベローズなどを一体
にバルブボディから分解させることができる。
【0015】また、本発明の開閉バルブは、前記嵌合部
材が、嵌合方向に形成されたスリット溝を備え、バルブ
ボディに突設された突起を当該スリット溝に入れてバル
ブボディへ嵌合させるものであることを特徴とする。よ
って、本発明の開閉バルブによれば、嵌合部材を当該ス
リット溝に突起を入れるようにしてバルブボディへ嵌合
させれば、ロック穴の場合には、その位置を探さずに球
体を入れることができ、またロック溝の場合には、嵌合
後の嵌合部材の回転防止になる。
【0016】また、本発明の開閉バルブは、前記嵌合部
材に螺合され、球体をテーパ孔内に押さえ付けたガイド
部材の抜け止め防止のためのカラーを有することを特徴
とする。よって、本発明の開閉バルブによれば、カラー
によって安定したロック状態を維持することができ、ま
た嵌合部材に螺合させたカラーの位置決めも簡単で、紛
失のおそれもない。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る開閉バルブの
一実施の形態について図面を参照して説明する。図1及
び図2は、第1実施の形態の開閉バルブを示した断面図
であり、特に図1はバルブボディとアクチュエータとが
固定された状態を示し、図2はバルブボディとアクチュ
エータとが分解可能な状態を示したものである。本実施
の形態の開閉バルブ1は、半導体製造ラインの排気系に
配管される真空排気バルブを例に挙げたものであり、特
にアクチュエータにはエアシリンダ10を用いたもので
ある。開閉バルブ1のバルブボディ2は、円筒形の下方
端に縮径した出力ポート3が同軸に突設し、側面部には
入力ポート4が軸線と直交方向に突設して形成されてい
る。そして、そのバルブボディ2内には、出力ポート3
へ連続する平坦な環状の面が弁座面5として形成されて
いる。
【0018】一方、エアシリンダ10は、シリンダ11
内にピストン12が上下方向に摺動自在に装填され、そ
のピストン12によってシリンダ11が上下2室に分割
され、ピストン12下方の加圧室にはシリンダ11に形
成された吸排気ポート13が連通している。また、ピス
トン12にはロッド15が同軸上に一体に固定され、同
時に上下動するよう構成されている。円筒形状のシリン
ダ11にはロッド15を案内する貫通孔16が形成さ
れ、その貫通孔16を貫いてロッド15がバルブボディ
2内にまで進入している。貫通孔16内にはブシュがは
め込まれ、ロッド15がスムーズに摺動するように嵌挿
され、また貫通孔16内はシールリングによて圧縮エア
が漏れるのを防止するよう構成されている。
【0019】バルブボディ2内にまで延設されたロッド
15の先端にはベローズ組立7が固定され、そこには弁
座面5に対して当接・離間するシール用のOリング6が
保持されている。そして、そのロッド15に連結された
ベローズ組立7とシリンダ11との間にはスプリング8
が装填され、ベローズ組立7、ロッド15及びピストン
12が常時下方に付勢され、この開閉バルブ1は、Oリ
ング6が常時弁座面5に当接するノーマルクローズ型を
なして構成されている。
【0020】また、このロッド21及びスプリング8を
覆うようにベローズ20が設けられている。ベローズ2
0は、下端がベローズ組立7に、上端がベローズアダプ
タ21に接続され、これらが一体のものとして形成され
ている。ベローズアダプタ21は、上端が広がるように
して段差が形成された円筒状の部材である。更に具体的
には、バルブボディ2内にほぼ隙間無くはまり込むよう
な外径の円筒であって、外周には環状の溝が形成され、
そこに装填されたOリング26によってバルブボディ2
との間から流体が漏れないようにシールしている。ま
た、ベローズアダプタ21は、上端の段差部分がバルブ
ボディ2とシリンダ11とに挟み込まれるようになって
いる。
【0021】開閉バルブ1は、このようなベローズアダ
プタ21を挟み込み、図示するように組み合わされたバ
ルブボディ2とシリンダ11とが連結されて一体のもの
となっている。そのロック手段として、本実施の形態で
はカプラー式を採用している。即ち、本実施の形態の開
閉バルブ1は、バルブボディ2とシリンダ11との接合
位置に、上下2段に鋼球31,31…,32,32…を
保持するリング22が配置され、そのリング22の外周
にはめ込んだリングガイド23を上下させることによっ
て、両者を固定及び分解するよう構成したものである。
ここで、図3は、ロック手段を構成する部材を示した図
であり、ベローズアダプタ21、リング22及びリング
ガイド23の断面と、バルブボディ2の側面を示してい
る。
【0022】先ずバルブボディ2は、上端部外周が図1
に示すようにリング22をはめ込むことができるように
段部が形成され、そこには8個のロック穴27,27…
が形成されている。ロック穴27,27…は、バルブボ
ディ2の内側に縮径したテーパ状の有底穴であって、同
一円周上に均等な間隔で形成されている。なお、ロック
穴27,27…を、バルブボディ2を貫通した孔とする
ことに何ら問題はない。次に、ベローズアダプタ21
は、前述したようにバルブボディ2内にはめ込むことが
可能な円筒状のものであって、その上端の段差部分の外
周面には、バルブボディ2上端の面取り部2aとでテー
パ溝28(図1参照)を形成するように、上方への傾斜
面をもった段部21aが形成されている。
【0023】次いで、リング22は、前述したようにバ
ルブボディ2の段差部分にはめ込むことが可能な円筒部
材であり、上下2段に8個の保持孔33,33…,3
4,34…が形成されている。その保持孔33,33…
と保持孔34,34…とは、共に同一円周上に均等な間
隔で穿設され、鋼球31,31…,32,32…(図1
参照)が内側に抜けない程度に縮径したテーパ状の貫通
孔である。そして、このリング22は、内側に張り出し
たフランジが形成され、図1に示すようにそこに圧入し
た平行ピン29によってシリンダ11に対して位置決め
される。更に、リングガイド23は、そのようなリング
22にはめ合わすことができる内径寸法の円筒状部材で
あり、その内周面には環状のテーパ溝30が形成されて
いる。
【0024】そして、これらはシリンダ11などととも
に組み立てられ、図4に示す駆動部ユニット50が構成
される。駆動部ユニット50は、リング22が平行ピン
29の圧入によってシリンダ11に固定され、そのシリ
ンダ11に対して下からはめ合わされたベローズアダプ
タ21は、リング22の鋼球31,31…に段部21a
(図3参照)が引っかけられ、抜け落ちないように保持
されている。即ち、図4に示す駆動部ユニット50を取
り外した状態では、リングガイド23によって押さえ付
けられた鋼球31,31…がリング22の内側から突き
出て、ベローズアダプタ21の抜けが防止しされてい
る。鋼球31,31…,32,32…は、リング22の
保持孔33,33…,34,34…に外側から入れら
れ、外側にはめ込まれたリングガイド23によって脱落
しないように保持されている。なお、下方の保持孔3
4,34…に入れられた鋼球32,32…は、図4に示
す状態でもリングガイド23によって外側への脱落が防
止されている。
【0025】次に、開閉バルブ1の動作及び分解につい
て説明する。開閉バルブ1は、通常ベローズ組立7がス
プリング8によって下方へ付勢され、Oリング6が弁座
面5に当接して閉弁状態になっている。そして、吸排気
ポート13から圧縮エアが供給されると、ピストン12
が下方から加圧されて上昇し、それによってベローズ組
立7が持ち上げられ、Oリング6が弁座面5から離間し
て開弁状態になる。逆に、ピストン12を上方へ加圧し
ていた圧縮エアをシリンダ11から排出すれば、再びス
プリング8によってOリング6が弁座面5に押し当てら
れて閉弁状態になる。こうした弁の開閉によってポート
3,4間を通る流体の流れが制御される。このとき流体
は、ベローズ20によってシリンダ11側へ漏れること
はなく、またベローズアダプタ21に保持されたOリン
グ26によって外部に漏れることもない。
【0026】続いて、開閉バルブの分解について説明す
る。本実施の形態の開閉バルブ1では、例えばOリング
6やベローズ20が劣化した場合に、これらを交換する
ために分解が必要になる。分解には、バルブボディ2か
ら図4に示す駆動部ユニット50の取り外しを行う。開
閉バルブ1は、組み立てられた通常の使用状態では図1
に示すように、ベローズアダプタ21がバルブボディ2
内にはめ込まれ、駆動部ユニッ50がバルブボディ2と
一体になっている。このとき、リング22がバルブボデ
ィ2の外周にはめ込まれ、そこに保持された下段の鋼球
32,32…がリングガイド23によって外側から押さ
え付けられてバルブボディ2のロック穴27,27…内
に入り込んでいる。そのため、鋼球32,32…が、バ
ルブボディ2から駆動部ユニット50が外れないように
するロックの役目を果たしている。更に、このとき鋼球
32,32…を押さえているリングガイド23が外れな
いように、上方には取り外し可能なカラー35がリング
22にはめ込まれ、下方にはストッパリング36がリン
グ22に設けられている。
【0027】次に、開閉バルブ1を分解する場合、即ち
バルブボディ2から駆動部ユニット50を取り外す場合
には、先ず図1に示す状態からカラー35を外し、図2
に示すようにリングガイド23を上方にスライドさせ
る。本実施の形態では、このリングガイド23のスライ
ドだけで、バルブボディ2から図4に示す駆動部ユニッ
ト50の分解が可能となる。具体的には、作業者がリン
グガイド23を上方に引き上げれば、鋼球31,31
…,32,32…を保持孔33,33…,34,34…
内で転がせながら、そのリングガイド23を図2に示す
位置にまで移動させることができる。そのため、鋼球3
2,32…は、リングガイド23による押さえから開放
される。そして、作業者が図2に示す状態から更にリン
グガイド23を引き上げれば、リング22を引っかけて
駆動部ユニット50をバルブボディ2から取り外すこと
ができる。
【0028】一方、この駆動部ユニット50をバルブボ
ディ2へ組み付ける場合には、バルブボディ2内にベロ
ーズアダプタ21をはめ込むようにして駆動部ユニット
50を押し込んでいく。図2に示すようにバルブボディ
2の上端にベローズアダプタ21が付き当たるまで押し
込んだところで、駆動部ユニット50を回転させるなど
してロック穴27,27…へ鋼球32,32…を落とし
て位置決めする。そして、リングガイド23を図1に示
すように下方へスライドさせて鋼球32,32…がロッ
ク穴27,27…から抜け出ないように押さえ込み、バ
ルブボディ2と駆動部ユニット50との組み付けを完了
する。
【0029】このような開閉バルブ1によれば、リング
ガイド23を引き上げるだけでロックを外し、駆動部ユ
ニット50をバルブボディ2から取り外すことができる
ようになり、工具を使用することなく開閉バルブ1の分
解を簡単に行うことが可能となった。従って、工具を入
れることが困難な狭い装置内部でも簡単に開閉バルブ1
を分解することができるようになった。また、本実施の
形態の駆動部ユニット50は、ベローズアダプタ21を
鋼球331,31…によって保持するだけなので、その
ベローズアダプタ21と一体のベローズ20の取り替え
も簡単に行うことができる。
【0030】また、図1に示す組立状態では鋼球32,
32…のみが、一方図2に示す分解可能状態では鋼球3
1,31…のみがリングガイド23によって内側へ押さ
え付けられるようになっている。そのため、各状態でリ
ングガイド23による反力が鋼球31,31…と鋼球3
2,32…とで分散せず、図1に示す組立状態では鋼球
32,32…によるロックを確実に行うことができ、図
2に示す分解可能状態では鋼球31,31…によってベ
ローズアダプタ21を確実に保持することができる。
【0031】次に、本発明に係る開閉バルブの第2実施
の形態について図面を参照して説明する。図5及び図6
は、本実施の形態の開閉バルブを示した断面図であり、
特に図5はバルブボディとアクチュエータとが固定され
た状態を示し、図6はバルブボディとアクチュエータと
が分解可能な状態を示したものである。本実施の形態の
開閉バルブ51も、前記第1実施の形態と同様に半導体
製造ラインの排気系に配管される真空排気バルブであ
り、ほぼ同様に構成されたものである。従って、同様の
構成については適宜第1実施の形態のものを参照しなが
ら説明する。開閉バルブ51は、バルブボディ52とエ
アシリンダ60とを一体にしたものでり、入力ポート5
3と出力ポート54との間の弁座面55に弁体部を当接
・離間させるようにしたものである。
【0032】エアシリンダ60は、シリンダ61内にピ
ストン62が摺動自在に装填され、下方の加圧室にはシ
リンダ61に形成された吸排気ポート63が連通してい
る。ピストン62にはロッド64が同軸上に一体に固定
され、そのロッド64が貫通孔65を貫いてバルブボデ
ィ52内にまで進入している。ロッド64の先端にはベ
ローズ組立66が固定され、そこには弁座面55に対し
て当接・離間するOリング67が保持されている。この
開閉バルブ51も、ベローズ組立66とシリンダ61と
の間にスプリング68がはめ込まれ、Oリング67が常
時弁座面55に当接するノーマルクローズ型である。
【0033】開閉バルブ51は、ロッド64及びスプリ
ング68を覆ったベローズ70が設けられ、その下端が
ベローズ組立66に、上端がベローズアダプタ71に接
続され、これらが一体のものとして形成されている。ベ
ローズアダプタ71は、上端のフランジ部に段差が形成
された円筒状の部材であり、特にバルブボディ52内に
ほぼ隙間無くはまり込むような外径寸法であって、その
外周にはシール用のOリング72が装填されている。そ
して、そうしたベローズアダプタ71は、上端のフラン
ジ部が図示するようにバルブボディ52とシリンダ61
とに挟み込まれるようになっている。
【0034】開閉バルブ51は、このようなベローズア
ダプタ71を挟み込んで図示するように組み合わされた
バルブボディ52とシリンダ61とが連結されて一体の
ものとなっている。そのロック手段として、本実施の形
態でもカプラー式を採用している。本実施の形態の開閉
バルブ51は、バルブボディ52とシリンダ61との接
合位置に、上下2段に鋼球81,81…,82,82…
を保持するリング73が配置され、そのリング73の外
周にはめ込んだリングガイド74を上下させることによ
って、両者を固定及び分解するよう構成したものであ
る。ここで、図7は、バルブボディ52の上端部とリン
グ73を示した側面図である。
【0035】本実施の形態では、リング73をはめ込む
バルブボディ52の段部にテーパを有するロック溝56
が環状に形成されている。一方、リング73は、そのバ
ルブボディ52の段差部分にはめ込むことが可能な円筒
部材であり、上端に雄ネジ85が形成されている。リン
グ73は、バルブボディ52に対して一義的にはめ込む
ことができるように、バルブボディ52の突起57に対
するスリット溝86が切られている。また、リング73
には、第1実施の形態と同様に上下2段に8個の保持孔
83,83…,84,84…が同一円周上に均等に形成
され、テーパによって鋼球81,81…,82,82…
(図6参照)が内側に抜けないようになっている。そし
て、このリング73はシリンダ61と一体となるように
嵌合され、バルブボディ52に対して一緒に取り外しが
できるように構成されている。
【0036】次に、ベローズアダプタ71は、前述した
ようにバルブボディ52内にはめ込むことが可能な円筒
状のものであって、その上端のフランジ部の外周面に
は、図5に示すようにバルブボディ52上端の面取り部
52a(図7参照)とでテーパ溝75を形成する段部が
形成されている。ベローズアダプタ71、リング73及
びリングガイド74は、シリンダ61などと一体に組み
立てられ、図4に示す第1実施の形態の駆動部ユニット
50と同様の駆動部ユニットが構成されている。
【0037】駆動部ユニットは、図5に示すようにリン
グ73がシリンダ61と一体に嵌合し、そのリング73
に対して下からはめ合わされたベローズアダプタ71が
鋼球81,81…に引っかけられ、抜け落ちないように
保持されている。即ち、駆動部ユニットを取り外した状
態では、リングガイド74によって押さえ付けられた鋼
球81,81…がリング73の内側から突き出て(図6
参照)ベローズアダプタ71の抜けが防止されている。
鋼球81,81…,82,82…は、リング73の保持
孔83,83…,84,84…に外側から入れられ、外
側にはめ込まれたリングガイド74によって脱落しない
ように保持されている。
【0038】次に、開閉バルブ51の動作及び分解につ
いて説明する。開閉バルブ51は、通常ベローズ組立6
6がスプリング68によって下方へ付勢され、Oリング
67が弁座面55に当接して閉弁状態になっている。そ
して、吸排気ポート63から圧縮エアが供給されると、
ピストン62が下方から加圧されて上昇し、それによっ
てベローズ組立66が持ち上げられ、Oリング67が弁
座面55から離間して開弁状態になる。逆に、ピストン
62を上方へ加圧していた圧縮エアをシリンダ61から
排出すれば、再びスプリング68によってOリング67
が弁座面55に押し当てられて閉弁状態になる。こうし
た弁の開閉によってポート53,54間を通る流体の流
れが制御される。このとき流体は、ベローズ70によっ
てシリンダ61側へ漏れることはなく、またベローズア
ダプタ71に保持されたOリング76によって外部に漏
れることもない。
【0039】続いて、開閉バルブの分解について説明す
る。分解には、バルブボディ52からエアシリンダ60
などからなる駆動部ユニットの取り外しを行う。開閉バ
ルブ51は、組み立てられた通常の使用状態では図5に
示すように、ベローズアダプタ71がバルブボディ52
内にはめ込まれている。このとき、リング73がバルブ
ボディ52の外周にはめ込まれ、そこに保持された下段
の鋼球82,82…がリングガイド74によって外側か
ら押さえ付けられてバルブボディ52のロック溝56内
に入り込んでいる。そのため、鋼球82,82…が、バ
ルブボディ52から駆動部ユニットが外れないようにし
ている。このとき、鋼球82,82…を押さえているリ
ングガイド74が外れてしまわないように、上方にはカ
ラー76が、下方にはストッパリング77がリング73
に設けられている。カラー76は、内周面に雌ネジが形
成され、リング73の雄ネジ85(図7参照)に螺合し
たものである。
【0040】次に、開閉バルブ51を分解する場合、即
ちバルブボディ52からエアシリンダ60などを取り外
す場合には、先ず図5に示す状態から図6に示すように
カラー76を回して上昇させ、リングガイド74を上方
にスライドさせる。このリングガイド74のスライドだ
けで、バルブボディ52からエアシリンダ60等からな
る駆動部ユニットの分解が可能となる。具体的には、作
業者がリングガイド74を上方に引き上げると、鋼球8
1,81…,82,82…を保持孔83,83…,8
4,84…内で転がせながら、リングガイド74を図6
に示す位置にまで移動させることができる。そのため、
鋼球82,82…は、リングガイド74の押さえから開
放される。そして、作業者が更にリングガイド74を引
き上げれば、リング73を引っかけてエアシリンダ60
やベローズ70など(駆動部ユニット)を一体にバルブ
ボディ52から取り外すことができる。
【0041】一方、これをバルブボディ52へ組み付け
る場合には、バルブボディ52内側にはベローズアダプ
タ71を、その外側にはリング73をはめ込む。その
際、リング73のスリット溝86をバルブボディ52の
突起57の位置に合わせるようにしてはめ込む(図7参
照)。このとき、図6に示すようにバルブボディ52の
上端にベローズアダプタ71が付き当たるまで押し込ん
だところで、ロック溝56へ鋼球82,82…が落ち
る。そして、リングガイド74を図5に示すように下方
へスライドさせれば、鋼球82,82…がロック溝56
から抜け出ないように押さえ付けられ、バルブボディ5
2への組み付けが完了する。
【0042】よって、こうした開閉バルブ51によれ
ば、第1実施形態と同様、リングガイド74を引き上げ
るだけでロックを外し、駆動部ユニットをバルブボディ
52から取り外すことができるようになり、工具を使用
することなく開閉バルブ51の分解を簡単に行うことが
可能となった。従って、工具を入れることが困難な狭い
装置内部でも簡単に開閉バルブ51を分解することがで
きるようになった。また、本実施の形態の駆動部ユニッ
トは、ベローズアダプタ71を鋼球81,81…によっ
て保持するだけなので、そのベローズアダプタ71と一
体のベローズ20の取り替えも簡単に行うことができ
る。
【0043】また、図5に示す組立状態では鋼球82,
82…のみが、一方図6に示す分解可能状態では鋼球8
1,81…のみがリングガイド74によって内側へ押さ
え付けられるようになっている。そのため、各状態でリ
ングガイド74による反力が鋼球81,81…と鋼球8
2,82…とで分散せず、図5に示す組立状態では鋼球
82,82…によるロックを確実に行うことができ、図
6に示す分解可能状態では鋼球81,81…によってベ
ローズアダプタ71を確実に保持することができる。
【0044】更に、本実施の形態では、スリット溝86
をバルブボディ52の突起57に合わせてはめ込むた
め、駆動部ユニットの組み立て位置が一義的に決まって
いるが、そうしたスリット溝86を設けない場合でも、
バルブボディ52のロック溝56に鋼球82,82…を
入れるようにしたので、第1実施の形態のように組み立
て時に隠れてしまうロック穴27,27…に入れるため
の調整が必要なく、単にバルブボディ52にリング73
をはめ込むだけで、鋼球82,82…をロック溝56に
入れ込むことができる。また、開閉バルブ51は、組み
立て状態でスリット溝86に突起57が入っているた
め、駆動部ユニットの回転を防止した位置決めを行うこ
とができる。
【0045】なお、本発明は、前記実施に形態のものに
限定されるわけではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で
様々な変更が可能である。例えば、前記実施の形態では
開閉バルブの一例として真空排気バルブを挙げて説明し
たが、これ以外の構成のものであってもよい。また、第
1実施の形態では、リング22にも第2実施の形態のリ
ング22と同様にスリット溝86を設けるようにしても
よい。こうしてリング73をバルブボディ2に対して一
義的にはめ込むようにすれば、鋼球32,32…を簡単
にロック穴27に入れることができる。即ち、駆動部ユ
ニット50をバルブボディ2へ簡単に組み付けることが
できる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、組み立ての際にバルブボディ
に対して外側から嵌合する筒状の嵌合部材がアクチュエ
ータに設けられ、その嵌合部材及びバルブボディの一方
に設けられた凸状部が他方に設けられた凹状部に入り込
んで、組み立てられたアクチュエータとバルブボディと
をロックするようにしたので、バルブボディとアクチュ
エータとの分解が簡単な開閉バルブを提供することが可
能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る開閉バルブの第1実施の形態を示
したバルブボディとアクチュエータとが固定された状態
の断面図である。
【図2】本発明に係る開閉バルブの第1実施の形態を示
したバルブボディとアクチュエータとが分解可能な状態
の断面図である。
【図3】開閉バルブ51のロック手段を構成する部材を
示した図である。
【図4】開閉バルブ51の駆動部ユニットを示した断面
図である。
【図5】本発明に係る開閉バルブの第2実施の形態を示
したバルブボディとアクチュエータとが固定された状態
の断面図である。
【図6】本発明に係る開閉バルブの第2実施の形態を示
したバルブボディとアクチュエータとが分解可能な状態
の断面図である。
【図7】バルブボディ52の一部とリング73とを示し
た側面図である。
【図8】従来の開閉バルブを示した一部断面の側面図で
ある。
【図9】開閉バルブの配管部分を示した断面図である。
【符号の説明】 1 開閉バルブ 2 バルブボディ 10 エアシリンダ 22 リング 23 リングガイド 27 ロック穴 81,82 鋼球 83,84 保持孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16K 41/10 F16K 41/10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力軸による軸方向の往復運動を行うア
    クチュエータと、流路を構成するバルブボディとが組み
    立て可能なものであって、バルブボディ内に挿入された
    アクチュエータの出力軸先端には弁体が設けられ、バル
    ブボディ内に形成された弁座に対して弁体が当接・離間
    することによって弁の開閉を行う開閉バルブにおいて、 前記アクチュエータには、組み立ての際にバルブボディ
    に対して外側から嵌合する筒状の嵌合部材が設けられ、
    その嵌合部材又はバルブボディの一方に設けられた凸状
    部が他方に設けられた凹状部に入り込んで、組み立てら
    れたアクチュエータとバルブボディとをロックすること
    を特徴とする開閉バルブ。
  2. 【請求項2】 出力軸による軸方向の往復運動を行うア
    クチュエータと、流路を構成するバルブボディとが組み
    立て可能なものであって、バルブボディ内に挿入された
    アクチュエータの出力軸先端には弁体が設けられ、バル
    ブボディ内に形成された弁座に対して弁体が当接・離間
    することによって弁の開閉を行う開閉バルブにおいて、 前記アクチュエータは、組み立ての際にバルブボディに
    対して外側から嵌合するように設けられた筒状の嵌合部
    材に、筒状のガイド部材がスライド可能にはめ合わさ
    れ、その嵌合部材に穿設された複数のテーパ孔に装填さ
    れた球体が、ガイド部材によって外側から押さえ付けら
    れるものであって、ガイド部材によって嵌合部材の内側
    へ突き出された球体がバルブボディに形成されたロック
    穴に入り込んで、組み立てられたアクチュエータとバル
    ブボディとをロックすることを特徴とする開閉バルブ。
  3. 【請求項3】 出力軸による軸方向の往復運動を行うア
    クチュエータと、流路を構成するバルブボディとが組み
    立て可能なものであって、ベローズに覆われてバルブボ
    ディ内に挿入されたアクチュエータの出力軸の先端には
    弁体が設けられ、バルブボディ内に形成された弁座に対
    して弁体が当接・離間することによって弁の開閉を行う
    開閉バルブにおいて、 前記アクチュエータには、組み立ての際にバルブボディ
    に対して外側から嵌合する筒状の嵌合部材が設けられ、
    その嵌合部材には上下2段に穿設された複数のテーパ孔
    に球体が装填され、その嵌合部材に対してスライド可能
    にはめ合わされた筒状のガイド部材が、上下にスライド
    することによって上下2段に装填された球体を交互にテ
    ーパ孔内に外側から押さえ付けるものであって、ガイド
    部材によって嵌合部材の内側へ突き出された下方の球体
    は、バルブボディに形成されたロック穴に入り込んで組
    み立てられたアクチュエータとバルブボディとをロック
    し、ガイド部材によって嵌合部材の内側へ突き出された
    上方の球体は、ベローズに接続された筒状のベローズア
    ダプタの外周の段部が引っかけられることを特徴とする
    開閉バルブ。
  4. 【請求項4】 出力軸による軸方向の往復運動を行うア
    クチュエータと、流路を構成するバルブボディとが組み
    立て可能なものであって、バルブボディ内に挿入された
    アクチュエータの出力軸先端には弁体が設けられ、バル
    ブボディ内に形成された弁座に対して弁体が当接・離間
    することによって弁の開閉を行う開閉バルブにおいて、 前記アクチュエータは、組み立ての際にバルブボディに
    対して外側から嵌合するように設けられた筒状の嵌合部
    材に、筒状のガイド部材がスライド可能にはめ合わさ
    れ、その嵌合部材に穿設された複数のテーパ孔に装填さ
    れた球体が、ガイド部材によって外側から押さえ付けら
    れるものであって、ガイド部材によって嵌合部材の内側
    へ突き出された球体がバルブボディに形成された環状の
    ロック溝に入り込んで、組み立てられたアクチュエータ
    とバルブボディとをロックすることを特徴とする開閉バ
    ルブ。
  5. 【請求項5】 出力軸による軸方向の往復運動を行うア
    クチュエータと、流路を構成するバルブボディとが組み
    立て可能なものであって、ベローズに覆われてバルブボ
    ディ内に挿入されたアクチュエータの出力軸の先端には
    弁体が設けられ、バルブボディ内に形成された弁座に対
    して弁体が当接・離間することによって弁の開閉を行う
    開閉バルブにおいて、 前記アクチュエータには、組み立ての際にバルブボディ
    に対して外側から嵌合する筒状の嵌合部材が設けられ、
    その嵌合部材には上下2段に穿設された複数のテーパ孔
    に球体が装填され、その嵌合部材に対してスライド可能
    にはめ合わされた筒状のガイド部材が、上下にスライド
    することによって上下2段に装填された球体を交互にテ
    ーパ孔内に外側から押さえ付けるものであって、 ガイド部材によって嵌合部材の内側へ突き出された下方
    の球体は、バルブボディに形成された環状のロック溝に
    入り込みんで組み立てられたアクチュエータとバルブボ
    ディとをロックし、ガイド部材によって嵌合部材の内側
    へ突き出された上方の球体は、ベローズに接続された筒
    状のベローズアダプタの外周の段部が引っかけられるこ
    とを特徴とする開閉バルブ。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載
    の開閉バルブにおいて、 前記嵌合部材は、嵌合方向に形成されたスリット溝を備
    え、バルブボディに突設された突起を当該スリット溝に
    入れてバルブボディへ嵌合させるものであることを特徴
    とする開閉バルブ。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至請求項6のいずれかに記載
    の開閉バルブにおいて、 前記嵌合部材に螺合され、球体をテーパ孔内に押さえ付
    けたガイド部材の抜け止め防止のためのカラーを有する
    ことを特徴とする開閉バルブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019513948A (ja) * 2016-04-11 2019-05-30 エム ケー エス インストルメンツ インコーポレーテッドMks Instruments,Incorporated 能動的に冷却される真空隔離弁
KR200491125Y1 (ko) * 2018-12-11 2020-02-24 주식회사 동양에프앤씨 공압 제어 글로브 밸브

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