JP2001181454A - キャップライナー材用組成物及びキャップ並びに包装容器 - Google Patents

キャップライナー材用組成物及びキャップ並びに包装容器

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JP2001181454A
JP2001181454A JP36844099A JP36844099A JP2001181454A JP 2001181454 A JP2001181454 A JP 2001181454A JP 36844099 A JP36844099 A JP 36844099A JP 36844099 A JP36844099 A JP 36844099A JP 2001181454 A JP2001181454 A JP 2001181454A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品衛生性、キャップライナー成形性及びキ
ャップへの密着性に優れるキャップライナー材用組成物
及びキャップを提供する。 【解決手段】 MFRが0.1〜50g/10min、
結晶化温度70〜110℃、ゲル・パーミエイション・
クロマトグラフィー測定における単分散性(重量平均分
子量/数平均分子量)が1.5〜3.0の範囲であるエ
チレン・α−オレフィン共重合体(イ)50〜98重量
%、MFRが0.3〜80g/10min、密度が0.
910〜0.935g/cm3 、単分散性が3〜12の
範囲である分岐状低密度ポリエチレン(ロ)1〜30重
量%及びポリプロピレン、高密度ポリエチレン、ポリエ
チレンテレフタレートからなる群より選ばれた少なくと
も1種類以上の樹脂(ハ)1〜20重量%からなるキャ
ップライナー材用組成物を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品衛生性、キャ
ップライナー成形性及びキャップへの密着性に優れるキ
ャップライナー材用組成物及びそれをキャップライナー
として有するキャップ、並びにこのキャップを有する包
装容器に関するものである。詳しくは、キャップライナ
ー材用組成物は、押出成形性とキャップへの接着性を改
善するものであり、なおかつ、油性分を含有する内容物
を充填した容器のキャップに備え付けたキャップライナ
ーとして使用したとき、キャップライナーからの溶出分
を低レベルに抑えるものである。このような特性によ
り、本発明の組成物は、キャップライナーの生産性及び
食品衛生上安全性に優位性を持ち、なおかつ、食料及び
飲料の内容物の種類に関わらず、使用可能である。
【0002】
【従来の技術】一般的に、キャップのキャップライナー
に用いられている材料として、ポリオレフィンに水素添
加スチレン−共役ジエンブロック共重合体ゴム及び流動
パラフィン等を加えた組成物(特公平6−88608号
公報)が好適に用いられていた。しかし、この組成物
は、油成分に対し、溶出し易い流動パラフィンが添加さ
れているために、食品衛生の指標として、通常用いられ
ている「食品衛生法に基づく食品、添加物等の規格基準
(厚生省告示第二十号:1982年2月16日)」内の
溶出試験蒸発残留物(溶出用液:n−ヘプタン)の規格
値150ppm以下(使用温度が100℃以下)をクリ
アーし難く、食品衛生上改善が望まれていた。
【0003】また、容器内の内容物に対する味及び臭い
の影響が少ないポリオレフィンのみで構成されているキ
ャップライナーが特表平9−501721号公報に紹介
されている。しかし、キャップライナー成形法で好適に
用いられているインシェルモールド法(具体的には、キ
ャップライナー材用組成物を押出機で樹脂温度210℃
で溶融押出し、一定量(約300mg)をホットカット
して、28mmφ樹脂製キャップのシェル内に落下させ
る。そして、すぐさま押型で加圧冷却させ、ライナー形
状に整え、キャップを作製する。)で成形を行った時、
押出部での負荷の増大という問題やホットカットペレッ
トがキャップへ落下したとき、キャップ中央部に落下し
ても、そこからプレスされるまでに微小に動いてしまい
適正なキャップライナー形状に成形できず、欠損部分が
生じたり、キャップライナーの縁部分に時間の経過と伴
に剥離部分が生じたりといった問題が発生した。このた
め、キャップライナーの欠損部分や剥離部分から外気が
容器内に入ることによる雑菌の繁殖などの食品衛生上の
問題を防ぐことが要望されていた。
【0004】現在用いられているキャップライナー材用
組成物は、前記の食品衛生性、キャップライナー成形性
の問題を抱えており、キャップライナー成形性に優れ、
なおかつ食品衛生上安全であるキャップライナー材用組
成物及びその組成物からなるキャップライナーを備え付
けたキャップライナーが要望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、キャ
ップライナー成形性に優れ、なおかつ、食品衛生上安全
であるキャップライナー材用組成物及びその組成物から
なるキャップライナーが備え付けられたキャップを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らが鋭
意検討した結果、メルトフローレート、結晶化温度及び
単分散性(重量平均分子量/数平均分子量)が特定の範
囲内であるエチレン・α−オレフィン共重合体、特定の
分岐状低密度ポリエチレン及び特定の樹脂成分からなる
キャップライナー材用組成物を用いることで、キャップ
ライナー成形性に優れ、なおかつ、n−ヘプタンに対す
る溶出残留物を低いレベルに抑えることができることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、メルトフローレート
(JIS K7210−76;190℃−2.16kg
荷重)が0.1〜50g/10min、結晶化温度70
〜110℃、ゲル・パーミエイション・クロマトグラフ
ィー測定における単分散性(重量平均分子量/数平均分
子量)が1.5〜3.0の範囲であるエチレン・α−オ
レフィン共重合体(イ)50〜98重量%、メルトフロ
ーレート(JIS K7210−76;190℃−2.
16kg荷重)が0.3〜80g/10min、密度
(JIS K6760−81)が0.910〜0.93
5g/cm3 、ゲル・パーミエイション・クロマトグラ
フィー測定における単分散性(重量平均分子量/数平均
分子量)が3〜12の範囲である分岐状低密度ポリエチ
レン(ロ)1〜30重量%及びポリプロピレン、高密度
ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートからなる群
より選ばれた少なくとも1種類以上の樹脂(ハ)1〜2
0重量%からなることを特徴とするキャップライナー材
用組成物及びその組成物からなるキャップライナーを有
することを特徴とするキャップである。
【0008】本発明に用いられるエチレン・α−オレフ
ィン共重合体(イ)は、メルトフローレート(JIS
K7210−76;190℃−2.16kg荷重)が
0.1〜50g/10min、結晶化温度70〜110
℃、ゲル・パーミエイション・クロマトグラフィー測定
における単分散性(重量平均分子量/数平均分子量)が
1.5〜3.0の範囲である。エチレン・α−オレフィ
ン共重合体(イ)は、メルトフローレート(JISK7
210−76;190℃−2.16kg荷重、以下MF
Rという。)が0.1〜50g/10minであり、好
ましくは0.5〜30g/10minである。エチレン
・α−オレフィン共重合体のMFRが0.1g/10m
in未満ではキャップライナー成形時に押出負荷がかか
りすぎ成形不良となり、50g/10minを越えると
耐熱性に劣る。
【0009】エチレン・α−オレフィン共重合体の結晶
化温度は、70〜110℃であり、好ましくは75〜1
00℃である。エチレン・α−オレフィン共重合体の結
晶化温度が70℃未満では耐熱性に劣り、110℃を越
えると硬くなり、柔軟性に欠ける。尚、結晶化温度の測
定方法は、走査型示差熱量計(DSC)(パーキンエル
マー社製、装置名「DSC−7」)を用いて測定した。
DSC炉内で試料を200℃で5分間溶融させた後、1
0℃/分の冷却速度で30℃まで下げて固化(結晶化)
して得られる発熱曲線の最大ピーク位置の温度を結晶化
温度として測定した。
【0010】また、重量平均分子量(Mw)と数平均分
子量(Mn)との比で表される単分散性(Mw/Mn)
が1.5〜3.0の範囲であるという特性を有する。単
分散性が1.5未満では、分子量分布が狭くなりすぎキ
ャップライナー成形性に劣り、3.0を越えるとエチレ
ン・α−オレフィン共重合体成分中に含まれる低分子量
分の量が多く、食品衛生上問題がある。尚、MwとMn
の測定方法は、ゲル・パーミエイション・クロマトグラ
フィー(日本ミリポア社製、装置名「ALC/GPC1
50C」(カラム:東ソー株式会社製、商品名「GMH
HR−H(S)」3本、溶媒:1,2,4−トリクロル
ベンゼン、温度:140℃、流量1.0ml/分、注入
濃度1mg/1ml、注入量300μl)を用いて測定
した。なお、東ソー株式会社製標準ポリスチレンを用い
て、ユニバーサルキャリブレーション法によりカラム溶
出体積は校正した。
【0011】エチレン・α−オレフィン共重合体(イ)
は、例えば、ジルコニウム、ハフニウム、チタン等の還
移金属に少なくとも一つのシクロペンタジエニル基又は
置換シクロペンタジエニル基を有するメタロセン触媒、
チーグラー・ナッタ触媒、パナジウム触媒等を用い、エ
チレン及びα−オレフィンを共重合することにより製造
することができる。
【0012】ここで、エチレンとの共重合に用いられる
α−オレフィンとしては、例えばプロピレン、1−ブテ
ン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ブテ
ン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−
オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、
1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセン、1
−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタデセ
ン、1−オクタデセン、1−ノナデセン、1−エイコセ
ンなどを挙げることができ、α−オレフィンとしては、
1種類以上を共重合したものでよい。また、エチレン・
α−オレフィン共重合体(イ)としては、1種又は2種
以上のブレンド物を用いることができる。
【0013】本発明に用いられる分岐状低密度ポリエチ
レン(ロ)は、MFRが0.3〜80g/10minで
あり、好ましくは1〜50g/10minである。分岐
状低密度ポリエチレンのMFRが0.3g/10min
未満では、流動性が不足し、成形性が劣り、80g/1
0minを越えると耐熱性が低下する。分岐状低密度ポ
リエチレン(ロ)の密度(JIS K6760−81)
は、0.910〜0.935g/cm3 であり、好まし
くは0.915〜0.925g/cm3 である。分岐状
低密度ポリエチレンの密度が0.910g/cm3 未満
では、耐熱性が低下し、0.935g/cm3 を越える
と、キャップライナー材用組成物が硬くなり、柔軟性に
欠ける。
【0014】また、分岐状低密度ポリエチレン(ロ)の
重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比
で表される単分散性(Mw/Mn)が3〜12の範囲で
あるという特性を有する。単分散性が3未満では、分子
量分布が狭くなりすぎキャップライナー成形性の改善効
果が無く、12を越えると分岐状低密度ポリエチレン成
分中に含まれる低分子量分の量が多く、食品衛生上問題
がある。尚、MwとMnは、エチレン・α−オレフィン
共重合体(イ)に用いた測定方法と同様である。
【0015】分岐状低密度ポリエチレン(ロ)として
は、上記に示す条件を満足する分岐状低密度ポリエチレ
ンであればいかなるものも用いることができ、そのよう
な分岐状低密度ポリエチレンとしては、例えば、高圧法
とよばれる方法で製造される。
【0016】本発明に用いられるポリプロピレン、高密
度ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートからなる
群より選ばれた少なくとも1種類以上の樹脂(ハ)は、
一般的なポリプロピレン、高密度ポリエチレン、ポリエ
チレンテレフタレートを用いることができ、その中で
も、キャップを構成する主成分と同様の樹脂成分である
ことが好ましく、そのようなものとしては、例えば、キ
ャップを構成する主成分がポリプロピレンであれば、ホ
モ、ブロック、ランダム重合されたポリプロピレンより
なる樹脂であり、高密度ポリエチレンであれば、高密度
ポリエチレンよりなる樹脂であり、ポリエチレンテレフ
タレートであれば、ポリエチレンテレフタレートよりな
る樹脂である。
【0017】本発明のキャップライナー材用組成物は、
前記のエチレン・α−オレフィン共重合体(イ)が50
〜98重量%、好ましくは、70〜95重量%、分岐状
低密度ポリエチレン(ロ)が1〜30重量%、好ましく
は3〜20重量%及びポリプロピレン、高密度ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレートからなる群より選ば
れた少なくとも1種類以上の樹脂(ハ)が1〜20重量
%、好ましくは2〜10重量%から構成されている。
【0018】エチレン・α−オレフィン共重合体(イ)
が50重量%未満では、食品衛生上問題が発生する可能
性があり、98重量%を越えるとキャップライナー成形
性に劣る。分岐状低密度ポリエチレン(ロ)が1重量%
未満では、キャップライナー成形時の押出負荷の低減の
効果に乏しく、成形性に劣り、30重量%を越えると食
品衛生上好ましくない。
【0019】また、ポリプロピレン、高密度ポリエチレ
ン、ポリエチレンテレフタレートからなる群より選ばれ
た少なくとも1以上の樹脂(ハ)が1重量%未満では、
樹脂キャップへの接着性が十分でなく、20重量%を越
えると一般的に高剛性である同系樹脂の割合が大きくな
りすぎ、硬く、柔軟性に欠ける。
【0020】本発明のキャップライナー材用組成物及び
キャップ成形品を得るには、前記のエチレン・α−オレ
フィン共重合体(イ)、分岐状低密度ポリエチレン
(ロ)及びポリプロピレン、高密度ポリエチレン、ポリ
エチレンテレフタレートからなる群より選ばれた少なく
とも1種類以上の樹脂(ハ)を前記の範囲で公知な種々
の方法、例えば、ヘンシェルミキサー、V−ブレンダ
ー、リボンブレンダー、タンブラーブレンダー等で混合
後、一軸押出機、二軸押出機、ニーダー及びバンバリー
ミキサー等で溶融混練し、造粒あるいは粉砕する方法
か、もしくは事前に溶融混練せずにドライブレンド品又
はオートフィーダーによる方法を用い、インシェルモー
ルド法によりキャップライナー材用組成物及びその組成
物をキャップライナーとして備え付けたキャップを得る
という方法を採用すれば良い。
【0021】本発明のキャップライナー材用組成物は、
必要に応じて熱可塑性樹脂、耐熱安定剤、耐侯安定剤、
アンチブロッキング剤、帯電防止剤、スリップ剤、界面
活性剤、防曇剤、流滴剤、可塑剤、核剤、顔料、染料、
シリカ、タルク、マイカ、カーボン、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、金属ステアレート、木粉、コルク粉
末、セルロースパウダー等の無機あるいは、有機の添加
剤、充填剤を本発明の目的を損なわない範囲で添加して
も良い。
【0022】スリップ剤もキャップ開栓トルクを調整す
るために必要な場合が多く、一般的に好適に用いられて
いる。例えば、高級脂肪酸アマイド、高級脂肪酸、グリ
セリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プ
ロピレングリコール脂肪酸エステル、高級アルコール脂
肪酸エステル及びエチレンビス高級脂肪酸アマイド等が
用いられ、好適には、高級脂肪酸アマイドが用いられ、
具体的に示すと、カプリル酸アマイド、カプリン酸アマ
イド、ラウリン酸アマイド、ミリスチン酸アマイド、パ
ルミチン酸アマイド、ステアリン酸アマイド、アラキド
酸アマイド、べヘン酸アマイド、オレイン酸アマイド、
エルカ酸アマイド、リノール酸アマイド、リノレン酸ア
マイドが挙げられる。
【0023】本発明のキャップライナー材用組成物の特
徴は、メルトフローレート、結晶化温度及び単分散性
(重量平均分子量/数平均分子量)を特定範囲に限定し
たエチレン・α−オレフィン共重合体に特定の分岐状低
密度ポリエチレン及びキャップを構成する同系統の樹脂
成分を添加するという方法で、従来のキャップライナー
材用組成物にはない、キャップライナー成形性が優れ、
食品衛生上安全なキャップライナー材用組成物である。
上記の特徴より本発明のキャップライナー材用組成物か
らなるキャップライナーを備え付けたキャップは、清涼
飲料、アルコール飲料、コーヒー飲料、茶飲料、ミネラ
ルウォーター、ノンオイルドレッシングのような水系食
料及び飲料用の包装容器用キャップとして使用でき、更
には、焼き肉等用タレ、ドレッシング、調味用ソース、
マヨネーズ、サラダ油及びゴマ油のような内容物が油成
分である包装容器用キャップとしても、食品衛生上問題
なく、安全に使用できる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に実施例を挙げて本発明を更に
具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限
り、これらの実施例に制約されるものではない。
【0025】
【実施例】実施例及び比較例で用いたエチレン・α−オ
レフィン共重合体の製造方法を以下に示す。 <エチレン・α−オレフィン共重合体の製造例>ジフェ
ニルメチレン(シクロペンタジエニル)(フルオレニ
ル)ジルコニウムジクロライド:N,N−ジメチルアリ
ニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト:トリイソブチルアルミニウム=1:2:250(モ
ル比)よりなる重合触媒を調製した。該重合触媒を用
い、重合温度150〜175℃、重合圧力900kgf
/cm2 でエチレンと1−ヘキセンの共重合を行い、エ
チレン・1−ヘキセンの共重合体であるエチレン・α−
オレフィン共重合体を得た。
【0026】実施例及び比較例における、エチレン・α
−オレフィン共重合体及び分岐状低密度ポリエチレンの
Mw/Mn測定及び結晶化温度測定の方法を以下に示
す。 <Mw/Mn(単分散性)の測定>ゲル・パーミエイシ
ョン・クロマトグラフィー(日本ミリポア社製、装置名
「ALC/GPC150C」(カラム:東ソー株式会社
製、商品名「GMHHR−H(S)」3本、溶媒:1,
2,4−トリクロルベンゼン、温度:140℃、流量
1.0ml/分、注入濃度1mg/1ml、注入量30
0μl)を用いて測定した。なお、東ソー株式会社製標
準ポリスチレンを用いて、ユニバーサルキャリブレーシ
ョン法によりカラム溶出体積は校正した。
【0027】<結晶化温度測定>走査型示差熱量計(D
SC)(パーキンエルマー社製、装置名「DSC−
7」)を用いて測定した。DSC炉内で試料を200℃
で5分間溶融させた後、10℃/分の冷却速度で30℃
まで下げて固化(結晶化)して得られる発熱曲線の最大
ピーク位置の温度を結晶化温度として測定した。
【0028】また、本発明で用いた試験測定方法は次の
通りである。 <油成分溶出量測定>食品衛生法に基づく食品、添加物
等の規格基準(厚生省告示第二十号:1982年2月1
6日)に準ずる方法で行った。150×150×2mm
のプレス金型を用いプレス温度200℃、樹脂圧75k
g/cm2 でプレスを行い、平板サンプルを作成した。
その平板サンプルを100×50×2mmに切り取り、
試験片とした。上記、試験片を水でよく洗い、試料の表
面積1cm2 につき2ml割合(全量200ml)のn
−ヘプタンに浸積し、25℃に保ちながら1時間放置し
た。試験溶液200mlをナス型フラスコに移し、減圧
濃縮して数mlとしたその濃縮液及びそのフラスコをn
−ヘプタン約5mlずつで2回洗ったその洗液をあらか
じめ105℃で乾燥した重量既知の石英製の蒸発皿に採
り、水浴上で乾燥させた。次いで105℃で2時間乾燥
した後、デシケーター中で放冷した。冷却後、秤量して
蒸発皿の前後の重量差a(mg)を求め、次式により蒸
発残留物を求めた。(ただし、b:試験溶液と同量のn
−ヘプタンについて得た空試験値(mg)) 蒸発残留物(ppm)=(a−b)÷(n−ヘプタンの
採取量(ml))×1000 求めた蒸発残留物が50ppm以下であれば、内容物へ
の香味阻害が少なく、食品衛生上安全とし、合格とみな
した。
【0029】<ライナー成形性評価>L/D=25m
m、40mmφの田辺プラスチックス機械株式会社製単
軸押出機を用い、キャップライナー材用組成物を樹脂温
度210℃、スクリュ回転数100rpm、吐出量15
kg/hで溶融混練させ、ダイヘッド部に開けられた8
mmφの穴から1本のストランドを出す。ダイヘッド部
より出てきたストランドをそのまま300mgとなるよ
うにカッターを用い、ホットカットする。ホットカット
した溶融ペレットを28mmφ各種樹脂製キャップに落
下させ、すぐさま圧力2kg/cm2 で加圧冷却し、キ
ャップライナー形状に整える。押出部先端部の樹脂圧力
と、100個キャップライナー成形し、48時間23℃
で放置した後の正確な形状のキャップライナーになる成
功率(キャップライナー縁の剥離は、不成功)を測定す
る。
【0030】<水ボトルの落下試験>キャップライナー
材用組成物の耐衝撃性を比較する試験として、下記の試
験方法を実施した。500ml用PET製ボトルに熱水
を75℃で500ml充填を行い、キャップライナー成
形性評価で作製した良好なキャップを用い、キャップ巻
き締めを15kg−cmのトルクで行った。その後、キ
ャップの天面から80℃の熱水を3分間シャワーし、十
分に常温に冷却してテストPET製ボトルを得た。1箱
24本入り(4本×6段)の段ボール製カートンケース
にダミーボトル(テストPET製ボトルと同様のものに
500mlの水を単に入れ、キャップを巻き締めたも
の)を20本入れ、上段4本のみキャップを巻き締めた
テストPET製ボトルを入れた。テストPET製ボトル
4本が上段となるようカートンケースを置き、キャップ
天面側が衝撃面になるように徐々にカートンケースを自
重で倒れるよう傾け、落下させた。液漏れするまで落下
を繰り返し、漏れたテストPET製ボトルはそれまでの
落下回数を落下回数値とし、カートンケースから抜き出
しダミーボトルと入れ換え、テストPET製ボトル全数
漏れるまで繰り返した。(但し、最大落下数を20回と
した。)
【0031】実施例1 ポリプロピレン製樹脂キャップのキャップライナー材用
組成物として、エチレン・α−オレフィン共重合体(M
FR7g/10min、結晶化温度79.3℃、Mw/
Mn2.0、以下PE−1という)を85重量%、分岐
状低密度ポリエチレン系樹脂(東ソー株式会社製;商品
名ペトロセン203:MFR8g/10min、密度
(JIS K6760−81)0.919g/cm3
Mw/Mn8.8、以下LD−1という)が10重量%
及びポリプロピレン(チッソ株式会社製;商品名チッソ
ポリプロK1008:メルトフローレート(JIS K
7210−76;230℃、2.16kg荷重)11g
/10min、以下PP−1という)が5重量%の混合
物100重量部に対し、エルカ酸アマイドを0.3重量
部添加し、タンブラーブレンダーで15分混合後、L/
D=36mm、57mmφの東芝機械株式会社製二軸押
出機で樹脂温度190℃で溶融混練、造粒し、組成物を
得た。その組成物を用い、油成分溶出量測定、ライナー
成形性評価及び水ボトルの落下試験を行い、試験結果を
表1に示す。
【0032】実施例2 実施例1において、PE−1が75重量%、LD−1が
20重量%及びPP−1が5重量%に変更し、実施例1
の要領で組成物を得た。試験結果を表1に示す。
【0033】実施例3 実施例1において、PE−1が90重量%、LD−1が
5重量%及びPP−1が5重量%に変更し、実施例1の
要領で組成物を得た。試験結果を表1に示す。
【0034】実施例4 実施例1において、PE−1をエチレン・α−オレフィ
ン共重合体(MFR5g/10min、結晶化温度9
0.3℃、Mw/Mn1.9、以下PE−2という)に
変更し、実施例1の要領で組成物を得た。試験結果を表
1に示す。
【0035】実施例5 実施例1において、PE−1をエチレン・α−オレフィ
ン共重合体(MFR5g/10min、結晶化温度8
4.1℃、Mw/Mn2.4、以下PE−3という)に
変更し、実施例1の要領で組成物を得た。試験結果を表
1に示す。
【0036】実施例6 実施例1において、LD−1を分岐状ポリエチレン(東
ソー株式会社製;商品名ペトロセン205:MFR3g
/10min、密度(JIS K6760−81)0.
925g/cm3 、Mw/Mn7.6、以下LD−2と
いう)に変更し、実施例1の要領で組成物を得た。試験
結果を表1に示す。
【0037】実施例7 高密度ポリエチレン製樹脂キャップのキャップライナー
材用組成物として、実施例1のPP−1を高密度ポリエ
チレン(東ソー株式会社製;商品名ニポロンハード12
00:MFR21g/10min、密度(JIS K6
760−81)0.951g/cm3、以下HD−1と
いう)に変更し、実施例1の要領で組成物を得た。試験
結果を表1に示す。
【0038】実施例8 ポリエチレンテレフタレート製樹脂キャップのキャップ
ライナー材用組成物として、実施例1のPP−1をポリ
エチレンテレフタレート(三菱レイヨン株式会社製;商
品名ダイヤナイトHR−710、以下PET−1とい
う)に変更し、実施例1の要領で組成物を得た。試験結
果を表1に示す。
【0039】比較例1 PP−1 20重量%、水添スチレン−エチレン−ブチ
レンブロック共重合体ゴム(シェルジャパン製;商品名
クレイトンG1651、以下SEBS−1という)40
重量%、流動パラフィン(エッソ石油株式会社製;商品
名クリストールJ−262;粘度(JIS K2283
−83)51mm2 /S(40℃)、以下流パラ−1と
いう)を40重量%の混合物100重量部に対しエルカ
酸アマイドを0.3重量部添加し、実施例1の要領で組
成物を得た。試験結果を表2に示す。
【0040】比較例2 PE−1の100重量部に対し、エルカ酸アマイドを
0.3重量部添加し、実施例1の要領で組成物を得た。
試験結果を表2に示す。
【0041】比較例3 実施例1において、PE−1をエチレン・α−オレフィ
ン共重合体(東ソー株式会社製ルミタック22−1:M
FR2g/10min、結晶化温度102℃、Mw/M
n4.5、以下PE−4という)に変更し、実施例1の
要領で組成物を得た。試験結果を表2に示す。
【0042】比較例4 実施例1において、PE−1をエチレン・α−オレフィ
ン共重合体(MFR2.5g/10min、結晶化温度
115℃、Mw/Mn2.0、以下PE−5という)に
変更し、実施例1の要領で組成物を得た。試験結果を表
2に示す。
【0043】比較例5 実施例1において、PE−1が50重量%、LD−1が
45重量%及びPP−1が5重量%に変更し、実施例1
の要領で組成物を得た。試験結果を表2に示す。
【0044】比較例6 実施例1において、PE−1が60重量%、LD−1が
10重量%及びPP−1が30重量%に変更し、実施例
1の要領で組成物を得た。試験結果を表2に示す。
【0045】比較例7 PE−1が85重量%及びLD−1が15重量%に変更
し、実施例1の要領で組成物を得た。試験結果を表2に
示す。
【0046】比較例8 PE−1が95重量%及びPP−1が5重量%に変更
し、実施例1の要領で組成物を得た。試験結果を表2に
示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【発明の効果】本発明のキャップライナー材用組成物
は、従来公知のキャップライナー材用組成物には無い、
キャップライナー成形性に優れ、なおかつ、油成分に対
し、キャップライナーからの溶出分を低レベルに抑える
ことができるので、食品衛生上安全で、有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堤 博明 栃木県下都賀郡野木町大字野木148番地 株式会社柴崎製作所内 Fターム(参考) 3E084 AB10 HA02 HC03 4J002 BB03W BB03X BB05W BB13X BB15W BP02X CF06X GG01 GG02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メルトフローレート(JIS K721
    0−76;190℃−2.16kg荷重)が0.1〜5
    0g/10min、結晶化温度70〜110℃、ゲル・
    パーミエイション・クロマトグラフィー測定における単
    分散性(重量平均分子量/数平均分子量)が1.5〜
    3.0の範囲であるエチレン・α−オレフィン共重合体
    (イ)50〜98重量%、メルトフローレート(JIS
    K7210−76;190℃−2.16kg荷重)が
    0.3〜80g/10min、密度(JIS K676
    0−81)が0.910〜0.935g/cm3 、ゲル
    ・パーミエイション・クロマトグラフィー測定における
    単分散性(重量平均分子量/数平均分子量)が3〜12
    の範囲である分岐状低密度ポリエチレン(ロ)1〜30
    重量%及びポリプロピレン、高密度ポリエチレン、ポリ
    エチレンテレフタレートからなる群より選ばれた少なく
    とも1種類以上の樹脂(ハ)1〜20重量%からなるこ
    とを特徴とするキャップライナー材用組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のキャップライナー材用
    組成物からなるキャップライナーを有することを特徴と
    するキャップ。
  3. 【請求項3】 インシェルモールド法によりキャップラ
    イナー成形されることを特徴とする請求項2に記載のキ
    ャップ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3のいずれかに記載のキャ
    ップを有することを特徴とする包装容器。
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