JP2001181146A - 毛髪処理剤およびステインリムーバー組成物 - Google Patents

毛髪処理剤およびステインリムーバー組成物

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JP2001181146A
JP2001181146A JP37209599A JP37209599A JP2001181146A JP 2001181146 A JP2001181146 A JP 2001181146A JP 37209599 A JP37209599 A JP 37209599A JP 37209599 A JP37209599 A JP 37209599A JP 2001181146 A JP2001181146 A JP 2001181146A
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信之 山本
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恵 青野
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 種々の有効成分の浸透速度あるいは浸透
量を改善し、しかも皮膚に対する刺激が極めて少なくま
た皮膚からの脱着性に優れた毛髪処理剤および、染毛剤
に対して優れたステイン除去性能を発揮し、皮膚に対す
る刺激が少ないステインリムーバー組成物を提供する。 【解決手段】 下記の一般式 【化1】 (R1は炭素数1〜22の飽和もしくは不飽和の直鎖、分
岐鎖または環式の炭化水素基またはこれらの誘導体を表
し、R2及びR3は水素もしくは炭素数1〜22の飽和もし
くは不飽和の直鎖、分岐鎖および/または環式の炭化水
素基またはこれらの誘導体であり、R2とR3が同時に水素
になることは無い)で表される化合物を含有する毛髪処
理混合物およびステインリムーバー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、染毛用染料、染毛
用色素前駆体、コンディショニング用ポリマー、香料、
柔軟性付与剤、毛髪用ハリ・コシ付与剤、パーマ効果増
強剤、ダメージ低減剤等の各種有効成分を含む毛髪処理
剤および、毛髪または皮膚等に付着した染毛剤を除去す
るためのステインリムーバー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】毛髪処理剤としては、例えば染毛剤、カ
ール処理剤、毛髪用ハリ・コシ処理剤、ヘアメイク剤等
の各種用途がある。そして、これら毛髪処理剤は、配合
されている各種有効成分が毛髪内部まで十分に浸透、到
達しなければ、それらの作用効果の発現は弱いものであ
る。上記のような毛髪処理剤混合物に配合された浸透促
進剤としては、例えばベンジルアルコールやベンジルオ
キシエタノール(特開平4−69323号公報)等の芳
香族アルコール、N−アルキルピロリドンや低級アルキ
レンカーボネート(特開平7−33629号公報)など
が知られている。しかしながら、これら浸透促進剤に
は、浸透促進作用が未だ十分でなく、しかも時折、刺激
性が発現するという欠点を有している。また、特に染毛
剤用途として皮膚についた場合の脱離性が良いことが求
められるが、毛髪への浸透促進性との両立に問題があ
る。このように、従来の浸透促進剤の有する欠点のな
い、即ち、刺激がなく皮膚からの脱着性に優れ且つ毛髪
への浸透促進作用にも優れた浸透促進剤の開発が望まれ
ている。
【0003】一方、近年家庭や理容、美容業界で広く使
用されるようになってきた酸性染料、天然染料を含有し
たセミーパマネント染毛剤については以下の欠点も知ら
れている。すなわち、上記染毛剤が毛髪以外の皮膚に染
着してしまった場合に、非常に落ちにくいという欠点が
あり、また、従来より広く使用されている酸化染料配合
のパーマネント染毛剤も、一般的にはセミパーマネント
剤よりは弱いが、同様の皮膚染着の不具合がある。この
ような染着成分を有効に除去することは非常に困難であ
った。また、セミパーマネントやパーマネントカラーを
行った後、好みの色でなかった場合などは、脱色するこ
とが望まれるが、髪に染着した色素を脱色することも非
常に困難であった。そこで、従来より、染毛剤が染着し
た皮膚及び毛髪を脱色する技術が種々提案されており、
例えば、染毛剤で着色した皮膚用の脱色剤として、還元
性物質としてチオグリオール酸/キレート剤を配合した
ものが提案されているが(特開昭49−81548号公
報)、パーマネントカラーである酸化染料のみを対象と
しており、酸性色素、天然色素等を含有したセミパーマ
ネントカラーへの効果は期待し難かった。
【0004】一方、酸性色素、天然色素等で着色した毛
髪用の脱色剤としては、亜硫酸塩類/ベンジルアルコー
ル/カチオン界面活性剤による毛髪用脱色剤も提案され
ているが(特開平4−356413号公報)、これは毛
髪に対する作用のみに限定されており、上記要望を未だ
満足しうるものではなかった。また、染着した染毛剤に
対する除去剤として、尿素及び/又はチオ尿素/亜硫酸
塩類及び/又はアルカリ成分による除去剤も提案されて
いるが(特開平8−239309号公報)、アルカリ領
域となることから皮膚への刺激も懸念され、未だ満足し
うるものではない。なお、セミパーマネントカラーで染
色する際の皮膚への染着を防止するために特定のアンモ
ニウム塩を配合したものが提案されてるが(特開昭58
−180421号公報)、この防止剤は染毛剤で染色す
る際に生え際に予め塗布することによって皮膚への染着
を防止するものであり、皮膚に付着した染毛剤を除去す
るステインリムーバーとは使用方法が異なり、該防止剤
をそのままステインリムーバーに使用することはできな
かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は毛髪処理剤の
種々の有効成分、例えば、染毛用染料、染毛用色素前駆
体,コンディショニング用ポリマー、香料、柔軟性付与
剤、ハリ・コシ付与剤、パーマ効果増強剤、ダメージ低
減剤等の浸透速度あるいは浸透量が改善され、しかも皮
膚に対する刺激が極めて少なくまた皮膚からの脱着性に
優れた毛髪処理剤を提供することを目的とする。また、
本発明は従来のステインリムーバーの上記欠点を解消
し、一般に染毛剤に対して、特に酸性染料、酸化染料を
使用した染毛剤に対しても十分なステイン除去性能を発
揮し、且つ皮膚に対する刺激が少ない優れたステインリ
ムーバー組成物を提供することを目的とする。すなわ
ち、本発明は染毛剤等の浸透速度または浸透量の優れた
毛髪処理剤を提供すると同時に、一般に染毛剤の除去能
の高い優れたステインリムーバー組成物を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記優れ
た毛髪処理剤を提供するという課題を解決すべく鋭意検
討を行った結果、油剤、乳化助剤等として良好な性質を
有する特定のアルキルグリセリルエーテル類に着目する
に至り、下記の一般式(1)で表される、この特定のグ
リセリルアルキルエーテル類を毛髪処理剤に配合する
と、後述する実施例や比較例に示すように、従来より使
用されている浸透促進剤に比較して、混合物中の各種有
効成分の浸透速度及び浸透量が格段に改善され、しかも
皮膚に対して刺激が少なくまた皮膚からの脱着性に優れ
た毛髪処理剤が得られることを見出した。更に本発明者
等は、上記優れたステインリムーバーを提供するという
課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、皮膚や毛髪等
に染着した染毛剤を除去するために配合される化合物の
ステイン除去効果が特定のアルキルグリセリルエーテル
類の構造に由来することに着目するに至り、更に鋭意検
討を重ねた結果、前記と同一の下記の一般式(1)で表
されるアルキルグリセリルエーテル類を配合すると、後
述する実施例及び比較例に示すように、従来より染着し
た染毛剤を除去するステインリムーバーの有効成分とし
て配合されていた化合物を使用したステインリムーバー
組成物に比較して、酸性染料を使用した染毛剤に対して
十分な除去効果を発揮し、しかも皮膚に対する刺激が極
めて少ないことを見出した。本発明者らは、以上の知見
に基づき本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
は下記の一般式(1)
【0007】
【化4】 (1) (R1は炭素数1〜22の飽和もしくは不飽和の直鎖、分
岐鎖または環式の炭化水素基またはこれらの誘導体を表
し、R2及びR3は水素もしくは炭素数1〜22の飽和もし
くは不飽和の直鎖、分岐鎖および/または環式の炭化水
素基またはこれらの誘導体であり、R2とR3が同時に水素
になることは無い)で表される特定のアルキルグリセリ
ルエーテル類の1種もしくは2種以上、及び他の有効成
分を含有してなることを特徴とする毛髪処理剤、およ
び、上記一般式(1)で表される特定のアルキルグリセ
リルエーテル類の1種もしくは2種以上を有効成分とし
て配合するしてなることを特徴とするステインリムーバ
ー組成物である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の毛髪処理剤は、浸透促進
剤として下記の一般式(1)で表される特定のアルキル
グリセリルエーテル類の1種または2種以上及び他の有
効成分を含有するものであり、前記特定のアルキルグリ
セリルエーテル類の1種または2種以上が浸透促進剤と
して作用し他の有効成分の浸透速度、浸透量を向上させ
るものである。また、本発明のスイテインリムーバー組
成物は、前記一般式(1)で表される特定のアルキルグ
リセリルエーテル類の1種もしくは2種以上を皮膚及び
毛髪に染着した染毛剤を除去するステイン除去成分(有
効成分)として含有するものであり、該成分がステイン
リムーバーとして皮膚及び毛髪に染着した染毛剤に対し
て優れた除去性能を発揮するものである。
【0009】
【化5】ここで、上述の特定のアルキルグリセリルエー
テルは下記の一般式(1)で表される化合物である。 (1) (式中、R1は炭素数1〜22の飽和もしくは不飽和の直
鎖、分岐鎖または環式の炭化水素基またはこれらの誘導
体を表し、R2及びR3は水素もしくは炭素数1〜22の飽
和もしくは不飽和の直鎖、分岐鎖および/または環式の
炭化水素基またはこれらの誘導体であり、R2とR3が同時
に水素になることは無い)
【0010】ここで、本発明の毛髪処理剤およびステイ
ンリムーバー組成物のいずれについても、上記R1の具体
例としては、例えばイソプロピル基(略記;iPr)、ア
リル基(略記;CH2CH=CH2)、メチル基(略記;Me)、
エチル基(略記;Et)、プロピル基(略記;Pr)、ブチ
ル基(略記;Bu)、ペンチル基(略記;Pn)、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウ
ンデシル基、ドデシル基、ミリスチル基、ペンタデシル
基、パルミチル基、ステアリル基、ベヘニル基、イソブ
チル基、t−ブチル基、1−メチルヘプチル基、2−エ
チルヘキシル基、ブチニル基、ペンテニル、ヘキセニル
基、ミリステニル基、ペンタデセニル基、パルミテニル
基、オレイル基、リノール基、リノレイル基、アラキジ
ル基、2−エチルヘキセニル基、シクロペンチル基、シ
クロペンタジエニル基、シクロヘキシル基、4−メチル
シクロヘキシル基、4−メトキシシクロヘキシル基、4
−ヒドロキシシクロヘキシル基、フェニル基、4−メチ
ルフェニル基、4−メトキシフェニル基、4−ヒドロキ
シフェニル基、ビフェニル基及びシクロオクタジエニル
基等を挙げることができる。本発明のステインリムーバ
ー組成物に関しては、R1の例として更にベンジル基を挙
げることができる。
【0011】本発明の毛髪処理剤およびステインリムー
バー組成物の何れに関しても、R1は炭素数1〜12の飽和
若しくは不飽和の直鎖、分枝鎖または環式炭化水素基ま
たはこれらの誘導体が好ましく、特に炭素数1〜7の飽
和若しくは不飽和の直鎖炭化水素基またはこれらの誘導
体、例えば、イソプロピル基、アリル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基、ペンチル基等が好ましい。また、
上記R2、R3の具体例としては、上記R1と同様の基を挙げ
ることができ、水素、または炭素数1〜12の飽和若しく
は不飽和の直鎖、分枝鎖または環式炭化水素基またはこ
れらの誘導体が好ましく、特に水素、または炭素数1〜
7の飽和若しくは不飽和の直鎖炭化水素基またはこれら
の誘導体、例えば、水素、イソプロピル基、アリル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基等が好ま
しい。但し、R2、R3が同時に水素となることはない。一
般式(1)で表される上記特定のアルキルグリセリルエ
ーテル類において、R1〜R3は同一であっても異なってい
てもよいが、R2とR3が同時に水素である場合は除かれ
る。また、上記特定のアルキルグリセリルエーテル類は
1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用するこ
とができる。
【0012】本発明の毛髪処理剤における上記化合物の
配合量は特に制限されるものではないが、混合物全体に
対して一般には0.1〜60%(質量%、以下同様)、
好ましくは1〜30%、さらに好ましくは3〜20%で
ある。本発明の毛髪処理剤は、上述したように上記特定
のアルキルグリセリルエーテル類が混合物中に配合され
た有効成分の浸透促進剤として機能するものであり、上
記アルキルグリセリルエーテル類を配合することによっ
て、上記具体的な用途における各種有効成分を毛髪の内
部まで浸透させる際に、その浸透速度を向上させ、ある
いはその浸透量を向上させることができ、その結果、そ
れぞれの有効成分の作用効果を強く発揮させることがで
きる。
【0013】本発明の毛髪処理剤の用途としては、例え
ば染毛剤、カール処理剤、毛髪用ハリ・コシ付与剤、ヘ
アコンディショナー等が挙げられる。なお、本発明の毛
髪処理剤の特に好適な用途として染毛剤を挙げることが
できる。ここで、本発明の毛髪処理剤の有効成分として
は、その種類が特に制限されるものではなく、本発明の
毛髪処理剤の用途等によって適宜選定することができ
る。例えば染毛用色素成分、染毛用色素前駆体、ケラチ
ン還元剤、毛髪柔軟性付与剤、毛髪用ハリ・コシ付与剤
等の各種有効成分が挙げられる。
【0014】なお、本発明の毛髪処理剤におけるこれら
の有効成分の配合量は、特に制限されるものではなく、
各成分の有効量を配合することができ、例えば染毛用色
素成分であれば、混合物全体に対して0.001〜5%
とするのが好ましく、0.01〜1%が特に好ましく、
染毛用色素前駆体であれば、混合物全体に対して0.0
1〜5%とするのが好ましく、0.1〜4%が特に好ま
しく、ケラチン還元剤であれば、混合物全体に対して
0.01〜5%とするのが好ましく、0.1〜2%が特
に好ましく、毛髪柔軟性付与剤であれば、混合物全体に
対して0.1〜30%とするのが好ましく、1〜20%
が特に好ましく、毛髪用ハリ・コシ付与剤であれば、組
成物全体に対して0.1〜30%とするのが好ましく、
1〜20%とするのが特に好ましい。例えば染毛剤とし
て用いる場合、有効成分は酸性染料、植物色素等の染毛
用色素成分などであり、具体的には、酸性染料として
は、例えば、ニトロ染料、アゾ染料、ニトロソ染料、ト
リフェニルメタン染料、キサンチン染料、キノリン染
料、アントラキノン染料、インジゴ染料等が挙げられ、
これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使
用される。
【0015】これらの染料として、より具体的には、例
えば赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104
号、赤色105号、赤色106号、黄色4号、黄色6
号、緑色3号、青色1号、青色2号、赤色201号、赤
色227号、赤色220号、赤色230号、赤色231
号、赤色232号、橙色205号、橙色207号、黄色
202号、黄色203号、緑色201号、緑色204
号、緑色206号、青色202号、青色203号、青色
205号、褐色201号、赤色401号、赤色602
号、赤色503号、赤色504号、赤色506号、橙色
402号、黄色402号、黄色403号、黄色406
号、黄色407号、緑色401号、緑色402号、紫色
401号、黒色401号等が用いられる。これらのう
ち、染毛力の観点より、特に好ましい酸性染料は、黄色
4号、緑色204号、赤色2号、赤色102号、緑色3
号、青色1号、青色205号、黄色203号、黄色40
3号、赤色106号、赤色201号、赤色227号、橙
色205号、黒色401号、緑色201号又は紫色40
1号等である。
【0016】また、天然色素としては、例えばカロチノ
イド系、アントラキノン系、フラボノイド系(アントシ
アニン系、カルコン系、フラボン系)、ポリフィリン
系、ジケトン系、ベタシアニン系、アゾフィロン系等が
挙げられ、より具体的には、例えばアカネ色素、アナト
ー色素、パプリカ色素、クチナシ黄色色素、抽出カロチ
ン、コチニール色素、ラック色素、赤キャベツ色素、シ
ソ色素、紫コーン色素、エルダーベリー色素、ボイセン
ベリー色素、ブドウ果皮色素、ブドウ果汁色素、ムラサ
キイモ色素、ベニバナ黄色素、ベニバナ赤色素、コウリ
ャン色素、タマネギ色素、カカオ色素、サンダルウッド
色素、スピルリナ青色素、クロロフィル、ウコン色素、
ビーレッド、紅麹赤色素、紅麹黄色素、クチナシ青色
素、クチナシ赤色素等が挙げられる。
【0017】更に、染毛用色素前駆体としては、より具
体的には、例えばパラフェニレンジアミン、硫酸トルエ
ン−2,5−ジアミン、パラアミノフェノール、オルト
アミノフェノール、メタフェニレンジアミン、レゾルシ
ン等を挙げることができる。また、カール処理剤として
用いる場合、有効成分としてはケラチン還元剤等を挙げ
ることができ、より具体的には、例えばジチオジグリコ
ール酸又はその塩、L−システイン、チオグリコール酸
等が挙げられる。更に、毛髪用ハリ・コシ付与剤として
用いる場合、有効成分としては、例えば3−メチル−
1,3−ブタンジオール、2,7−ナフタレンジスルホ
ン酸2ナトリウム、ヘキシレングリコール、混合植物抽
出液等の毛髪用ハリ・コシ付与剤等が挙げられる。更に
また、ヘアコンディショナーとして用いる場合、有効成
分としては、毛髪柔軟性付与剤等を挙げることができ、
より具体的には、例えば塩化ステアリルトリメチルアン
モニウム等のカチオン性界面活性剤、尿素、チオ尿素、
グリコール酸又はその塩に代表されるα−ヒドロキシモ
ノカルボン酸又はその塩等を挙げることができる。
【0018】本発明の毛髪処理剤混合物には、上記浸透
促進剤や各種用途における上記有効成分の他に、本発明
の目的、効果を妨げない範囲で種々の添加剤を適宜加え
ることができる。例えば、着香料を加えて、心地よい香
りを与えたり、着色料を加えて、種々の外観色に調整す
ることもできる。また、毛髪変形処理後の毛髪の感触を
よくするため、種々のカチオン性界面活性剤、ペプチ
ド、アミノ酸、カチオン性高分子化合物、シリコンオイ
ル、アミノ変性シリコン、グリコール変性シリコン、レ
シチン、ラノリン等を1種単独で又は2種以上を適宜組
み合わせて配合することができる。更に、パーマネント
ウエーブ処理剤等の毛髪変形処理剤の作用効果を更に高
めるために、種々の溶剤として、例えばエチルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、エチレングリコールモノ
メチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブチレング
リコール、ジプロピレングリコール、γ−ブチロラクト
ン等、また、水素結合破壊剤として、例えば尿素、チオ
尿素及びアルキル誘導体等を配合することもできる。
【0019】本発明のステインリムーバー組成物におけ
る上記化合物の配合量も特に制限されるものではなく、
例えば組成物全量に対して0.1〜60%とするのが好
ましく、より好ましくは1〜30%、最も好ましくは3
〜20%である。本発明のステインリムーバー組成物に
は、上記必須成分以外にも本発明の目的、効果を妨げな
い範囲で各種界面活性剤、高分子化合物、油性成分、還
元性物質、シリコーン及び/またはその誘導体、香料、
防腐剤、紫外線吸収剤、pH調整剤、酸化防止剤、殺菌
剤等の種々の添加剤を適宜常用量加えることができる。
【0020】本発明の毛髪処理剤およびステインリムー
バー組成物に使用し得る香料としては、例えば、脂肪族
炭化水素,テルペン炭化水素,芳香族炭化水素等の炭化
水素類、脂肪族アルコール,テルペンアルコール,芳香
族アルコール等のアルコール類、脂肪族エーテル,芳香
族エーテル等のエーテル類、脂肪族オキサイド,テルペ
ン類のオキサイド等のオキサイド類、脂肪族アルデヒ
ド,テルペン系アルデヒド,水素化芳香族アルデヒド,
チオアルデヒド,芳香族アルデヒド等のアルデヒド類、
脂肪族ケトン,テルペンケトン,水素化芳香族ケトン,
脂肪族環状ケトン,非ベンゼン系芳香族ケトン,芳香族
ケトン等のケトン類、アセタール類、ケタール類、フェ
ノール類、フェノールエーテル類、脂肪酸,テルペン系
カルボン酸,水素化芳香族カルボン酸,芳香族カルボン
酸等の酸類、酸アマイド類、脂肪族ラクトン,環状ラク
トン,テルペン系ラクトン,水素化芳香族ラクトン,芳
香族ラクトン等のラクトン類、脂肪族エステル,フラン
系カルボン酸族エステル,脂肪族環状カルボン酸エステ
ル,シクロヘキシルカルボン酸族エステル,テルペン系
カルボン酸エステル,芳香族カルボン酸エステル等のエ
ステル類、ニトロムスク類、ニトリル,アミン,ピリジ
ン類、キノリン類、ピロール,インドール等の含窒素化
合物等の合成香料、動物,植物からの天然香料、天然香
料及び/又は合成香料を含む調合香料等を挙げることが
でき、これらは1種単独で又は2種以上を適宜混合して
使用することができる。より具体的には、例えば、19
96年化学工業日報社刊、印藤元一著「合成香料化学と
商品知識」、1969年、ステファン アークタンダー
(STEFFEN ARCTANDER)著“パヒュー
ム アンド フレバー ケミカルズ(Perfume
and Flavor Chemicals)”等に記
載された香料等が好適に使用できる。以下に主な香料名
を示す。アルデヒドC6〜C12、アニスアルデヒド、
アセタールR、アセトフェノン、アセチルセドレン、ア
ドキサール、アリルアミルグリコレート、アリルシクロ
ヘキサンプロピオネート、アルファダマスコン、ベータ
ダマスコン、デルタダマスコン、アンブレットリッド、
アンブロキサン、アミルシンナミックアルデヒド、アリ
ルシンナミックアルデヒドジメチルアセタール、アミル
バレリアネート、アミルサリシレート、イソアミルアセ
テート、イソアミルサリシレート、オウランチオール、
アセチルユゲノール、バクダノール、ベンジルアセテー
ト、ベンジルアルコール、ベンジルサリシレート、ベル
ガミールアセテート、ボルニルアセテート、ブチルブチ
レート、パラターシャリーブチルシクロヘキサノール、
オルトターシャリーブチルシクロヘキサノール、ベンツ
アルデヒド、ベンジルフォーメート、カリオフィレン、
カシュメラン、カルボン、セドロアンバー、セドリルア
セテート、セドロール、セレストリッド、シンナミック
アルコール、シンナミックアルデヒド、シスジャスモ
ン、シトラール、シトラールジメチルアセタール、シト
ラサール、シトロネラール、シトロネロール、シトロネ
リルアセテート、シトロネリルフォーメート、シトロネ
リルニトリル、シクラセット、シクラメンアルデヒド、
シクラプロップ、キャロン、クマリン、シンナミルアセ
テート、デルタC6〜C13ラクトン、ジメチルベンジ
ルカービノール、ジヒドロジャスモン、ジヒドロリナノ
ール、ジヒドロミルセノール、ジメトール、ジミルセト
ール、ジフェニルオキサイド、エチルワニリン、ユゲノ
ール、フルイテート、フェンチールアルコール、フェニ
ルエチルフェニルアセテート、ガラキソリッド、ガンマ
ーC6〜C13ラクトン、ゲラニオール、ゲラニルアセ
テート、ゲラニルフォーメート、ゲラニルニトリル、ヘ
ディオン、ヘリオナール、ヘリオトロピン、シス−3−
ヘキセノール、シス−3−ヘキセニールアセテート、シ
ス−3−ヘキセニールサリシレート、ヘキシルシンナミ
ックアルデヒド、ヘキシルサリシレート、ヒヤシンスジ
メチルアセタール、ハイドロトロピックアルコール、ヒ
ドロキシシトロネラール、インドール、イオノン、イソ
ボルニルアセテート、イソシクロシトラール、イソEス
ーパー、イソユゲノール、イソノニルアセテート、イソ
ブチルキノリン、ジャスマール、ジャスモラクトン、ジ
ャスモフィラン、コアボン、リグストラール、リリアー
ル、ライムオキサイド、リモネン、リナロール、リナロ
ールオキサイド、リナリルアセテート等が挙げられる。
さらに具体的には、例えば下記組成からなる香料組成物
などが特に好適に使用される。
【0021】
【表1】
【0022】なお、上記香料を本発明の毛髪処理剤また
はステインリムーバー組成物に配合する場合、その配合
量は毛髪処理剤またはステインリムーバー組成物の剤型
等によって適宜選定することができ、フォーム剤であれ
ば混合物全体に対して0.05〜0.5%とするのが好
ましく、0.1〜0.2%が特に好ましく、スプレー剤
であれば0.001〜0.2%とするのが好ましく、
0.05〜0.1%が特に好ましく、クリーム剤,ジェ
ル剤であれば0.001〜0.2%とするのが好まし
く、0.01〜0.1%とするのが特に好ましい。
【0023】本発明の毛髪処理剤およびステインリムー
バー組成物は、いずれもその剤型が特に限定されるもの
ではなく、用途に応じてエマルジョン,サスペンジョ
ン,ゲル,透明溶液,エアゾール等の各種剤型とするこ
とができる。また、その調製方法も特に限定されるもの
ではなく、上記必須成分、必要に応じた任意成分を添加
し、各剤型の常法に従って調製することができる。本発
明のステインリムーバー組成物は、その用法、用量等が
特に制限されるものではなく、用途、剤型に合わせて常
用量のステインリムーバー組成物を常法に従って使用す
ることができ、例えば組成物が液剤であれば、コットン
パフや綿棒にステインリムーバー組成物を含浸させ、染
着部をたたくようにしてステイン除去を行い、染着がひ
どい場合には、組成物含浸コットンパフ、綿棒を染着部
に約3分間湿布し、その後、たたくようにして汚れを落
とし、最終的に洗い流す使用法などを挙げることができ
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例に基づいて
更に具体的に説明するが、本発明は下記実施例によって
限定されるものではない。以下の実施例において、本発
明の毛髪処理剤またはステインリムーバーの評価のため
に以下の試験を行なった。
【0025】<染色性試験>毛髪処理剤をn=5となる
ように白髪混じりのヒトの毛髪に塗布し、それを30℃
の室内に15分間放置した。その後、毛髪を通常のシャ
ンプーにて洗浄し、水で十分にすすいだ後に乾燥して、
以下の評価基準に従ってその染色性を評価し、一番評価
が集まったランクを染毛性の評価点とした。染色性評価
基準は以下の通り:
【0026】<脱離性試験>毛髪処理剤各0.5mlを5名
のパネラーの前腕内側部に塗布し、15分間放置した
後、水洗し、次いで通常の染着除去剤を含浸させたコッ
トンパフによって各染着部位を3分間湿布し、その後た
たくようにして染着した毛髪処理剤を除去した後、染着
除去剤を洗い流し、毛髪処理剤の皮膚からの脱離性を下
記評価基準に従って目視にて評価し、一番評価が集まっ
たランクを脱離性の評点とした。脱離性評価基準は以下
の通り:
【0027】<ステイン除去試験>市販の酸性染毛料を
5名のパネラーの前腕内側部の各7箇所に約0.5mlずつ
塗布し、15分放置した後、水洗し、次いで実施例また
は比較例のステインリムーバー組成物を含浸させたコッ
トンパフによって各染着部位に3分間湿布し、その後、
たたくようにして染着した染毛料をを除去した後、ステ
インリムーバー組成物を洗い流し、酸性染毛料の皮膚か
らの除去性を下記評価基準に従って目視にて評価し、一
番評価の集まったランクをステイン除去性の評点とし
た。ステイン除去性評価基準は以下の通り:
【0028】<刺激感試験>毛髪処理剤に関しては、各
1gを5名のパネラーの前腕内側部に塗布した後、その
間の刺激感を下記評価基準に従って官能評価し、パネラ
ーの評価が一番集まったランクを刺激感の評価点とし
た。ステインリムーバー組成物に関しては、各1mlを5
名のパネラーの前腕内側部に塗布した後、放置し、その
間の刺激感を下記評価基準に従って官能評価し、パネラ
ーの評価が一番集まったランクを刺激感の評価点とし
た。刺激感評価基準は毛髪処理剤およびステインリムー
バーの何れについても以下の通りである:
【0029】[実施例1〜3、比較例1〜2]表2の組
成からなる染毛用の毛髪処理剤を常法に従って調製し
た。実施例における浸透促進剤は一般式(1)の化合物
を用いた。得られた各染毛用の毛髪処理剤に含まれる浸
透促進剤の効果を評価するために、それぞれの毛髪処理
剤を使用して、上記染毛性試験を行い、その染毛性を評
価した。また、毛髪処理剤の皮膚に対する刺激性及び皮
膚からの脱離性を評価するために、上記刺激感試験及び
脱離性試験を行い、刺激感及び脱離度を評価した。結果
を表2に併記する。
【表2】
【0030】表2の結果によれば、実施例1〜3の染毛
用の毛髪処理剤は、従来の染毛用の毛髪処理剤(比較例
1)に比べて染色性が向上するのみならず、皮膚に対す
る刺激もなく且つ皮膚からの脱離性にも優れており、そ
の浸透促進効果、皮膚に対する刺激感及び皮膚からの脱
着性が改善されていることが認められる。なお、浸透促
進作用を有する化合物を用いていない比較例2の場合に
は、不十分な染色性しか示さなかった。
【0031】[実施例4]下記組成の黒色染色用の毛髪
処理剤を定法にしたがって調製した。組成 成 分 名 配合量(質量%) 黒色401号 0.1 紫色401号 0.1 エタノール 20 キサンタンガム 1.0 N−メチルピロリドン 2.0 R1がPr、R2がH、R3がiPrである一般式(1)の化合物 5.0 乳酸・クエン酸緩衝液(pH3となるに必要な量) 適 量 香料 適 量 水 適 量 合 計 100 得られた毛髪処理剤について上記実施例1〜3と同様に
染色性、刺激感及び脱離性を評価したところ、実施例1
〜3と同様の優れた染色性を示し、また、皮膚に対する
刺激はほとんど見られずかつ皮膚からの優れた脱離性を
示した。
【0032】[実施例5]下記組成の黒色染色用の毛髪
処理剤を定法にしたがって調製した。組成 成 分 名 配合量(質量%) 黒色401号 0.1 紫色401号 0.1 エタノール 20 キサンタンガム 1.0 N−メチルピロリドン 2.0 R1がiPr、R2がPr、R3がHである一般式(1)の化合物 5.0 乳酸・クエン酸緩衝液(pH3となるに必要な量) 適 量 香料 適 量 水 残 量 合 計 100 得られた毛髪処理剤について上記実施例1〜3と同様に
染色性、刺激感及び脱離性を評価したところ、実施例1
〜3と同様の優れた染色性を示し、また、皮膚に対する
刺激はほとんど見られずかつ皮膚からの優れた脱離性を
示した。
【0033】[実施例6]下記組成からなるブラウン色
染毛用の毛髪処理剤を常法に従って調製した。組成 成 分 名 配合量(質量%) 紫色401号 0.07 橙色205号 0.1 赤色204号 0.01 黒色401号 0.03 エタノール 10 キサンタンガム 1.0 R1がEt、R2がH、R3がBuである一般式(1)の化合物 5.0 クエン酸・クエン酸ナトリウム緩衝液(pH3となるに必要な量) 適 量 香料 適 量 水 残 量 合 計 100 得られた毛髪処理剤について上記実施例1〜3と同様に
染色性、刺激感及び脱離性を評価したところ、実施例1
〜3と同様の優れた染色性を示し、また、皮膚に対する
刺激はほとんど見られずかつ皮膚からの優れた脱離性を
示した。
【0034】[実施例7]下記組成からなるブラウン色
染毛用の毛髪処理剤を常法に従って調製した。 組成 成 分 名 配合量(質量%) 紫色401号 0.07 橙色205号 0.1 赤色204号 0.01 黒色401号 0.03 エタノール 15 キサンタンガム 1.0 R1がEt、R2がMe、R3がBuである一般式(1)の化合物 5.0 クエン酸・クエン酸ナトリウム緩衝液(pH3となるに必要な量) 適 量 香料 適 量 水 残 量 合 計 100 得られた毛髪処理剤について上記実施例1〜3と同様に
染色性、刺激感及び脱離性を評価したところ、実施例1
〜3と同様の優れた染色性を示し、また、皮膚に対する
刺激はほとんど見られずかつ皮膚からの優れた脱離性を
示した。
【0035】[実施例8]下記組成の成分を均一に混合
することにより、ケラチン還元剤含有毛髪処理剤を調製
した。組成 成 分 名 配合量(質量%) チオグリコール酸 4.5 R1、R3がCH2CH=CH2、R2がHである一般式(1)の化合物 5.0 炭酸水素アンモニウム 2.0 メチルナフチルケトン 3.0 モノエタノールアミン 0.9 エタノール 15.0 水 残 量 合 計 100 得られた毛髪処理剤を用いて常法によりパーマネントウ
ェーブ処理を行ってカール形成能を評価したところ、優
れたカール形成能を示した。また実施例1〜3と同様に
刺激感を評価したところ、皮膚に対する刺激はほとんど
なかった。
【0036】[実施例9]下記組成の成分を均一に混合
することにより、ハリ・コシ付与用毛髪処理剤を調製し
た。組成 成 分 名 配合量(質量%) 2,7−ナフタレンジスルホン酸2ナトリウム (毛髪用はり・こし付与剤) 3.0 R1がPr、R2がH、R3がiPrである一般式(1)の化合物 10.0 エタノール 25.0 クエン酸ナトリウム 0.1 クエン酸 0.5 乳酸 5.0 水 残 量 合 計 100 得られた毛髪処理剤を用いて毛髪を常法により処理した
ところ、シャンプーした後にも長期に亘って毛髪に十分
に高いハリ・コシを付与することができた。また実施例
1〜3と同様に刺激感を評価したところ、皮膚に対する
刺激はほとんど認められなかった。
【0037】[実施例10]下記組成の成分を均一に混
合することにより、ヘアコンディショナー用毛髪処理剤
を調製した。組成 成 分 名 配合量(質量%) グリコール酸(柔軟性付与剤) 1.5 グリコール酸ナトリウム(柔軟性付与剤) 1.5 プロピレングリコール 25.0 キサンタンガム 0.5 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(柔軟性付与剤) 1.0 R1がEt、R2がH、R3がBuである一般式(1)の化合物 5.0 水 残 量 合 計 100 得られた毛髪処理剤を用いて毛髪を常法により処理した
ところ、処理後、洗髪し、乾燥したとき及び洗髪24時
間後にも十分に高い柔軟性を示した。また、また実施例
1〜3と同様に刺激感を評価したところ、皮膚に対する
刺激はほとんど認められなかった。
【0038】[実施例11]下記組成の永久染毛剤組成
物(ジェルタイプ)(毛髪処理剤)を常法により製造し
た。組成 成 分 名 配合量(質量%) 1.硫酸トルエン2,5−ジアミン 3.0 2.パラアミノフェノール 1.0 3.ラッカーゼ 0.5 4.キサンタンガム 0.5 5.ヒドロキシエチルセルロース 0.5 6.R1がPr、R2がH、R3がiPrである一般式(1)の化合物 5.0 7.エタノール 5.0 8.水酸化ナトリウム(pH7に調整する量) 適 量 9.精製水 残 量 合 計 100 得られた永久染毛剤組成物を用いて常法により毛髪を処
理した後、染毛性を目視観察し、毛髪の感触を官能評価
したところ、非常に良好な染毛性を示し、滑らかさ、柔
らかさ、指どおりの良さのいずれの項目においても、良
好な感触であった。また、実施例1〜3と同様に刺激感
を評価したところ、皮膚に対する刺激もほとんどなかっ
た。
【0039】[実施例12]下記組成の永久染毛剤組成
物(クリームタイプ)(毛髪処理剤)を常法により製造
した。組成 成 分 名 配合量(質量%) 1.硫酸トルエン−2,5−ジアミン 3.0 2.パラアミノフェノール 1.0 3.モノステアリン酸デカグリセリル 3.0 4.セトステアリルアルコール 0.5 5.ステアリン酸 0.8 6.R1がEt、R2がH、R3がBuである一般式(1)の化合物 5.0 7.キサンタンガム 1.0 8.ラッカーゼ 1.0 9.カルボキシメチルセルロース 1.0 10.水酸化ナトリウム(pH7に調整する量) 適 量 11.精製水 残 合 計 100 得られた永久染毛剤組成物を用いて常法により毛髪を処
理した後、染毛性を目視観察し、毛髪の感触を官能評価
したところ、非常に良好な染毛性を示し、滑らかさ、柔
らかさ、指どおりの良さのいずれの項目においても、良
好な感触であった。また、実施例1〜3と同様に刺激感
を評価したところ、皮膚に対する刺激もほとんどなかっ
た。
【0040】[実施例13]下記組成の永久染毛剤組成
物(エアゾールタイプ)(毛髪処理剤)を常法により製
造した。組成 成 分 名 配合量(質量%) 1.硫酸トルエン−2,5−ジアミン 3.0 2.パラアミノフェノール 2.0 3.レゾルシン 0.5 4.ラッカーゼ 0.5 5.ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 0.5 6.ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 0.2 7.R1がMe、R2がH、R3がPnである一般式(1)の化合物 5.0 8.エタノール 5.0 9.水酸化ナトリウム(pH7に調整する量) 適 量 10.LPG(4kg/cm2) 7.0 11.精製水 残 量 合 計 100 得られた永久染毛剤組成物を用いて常法により毛髪を処
理した後、染毛性を目視観察し、毛髪の感触を官能評価
したところ、非常に良好な染毛性を示し、滑らかさ、柔
らかさ、指どおりの良さのいずれの項目においても、良
好な感触であった。また、実施例1〜3と同様に刺激感
を評価したところ、皮膚に対する刺激もほとんどなかっ
た。
【0041】[実施例14]下記組成の永久染毛剤組成
物(ジェルタイプ)(毛髪処理剤)を常法により製造し
た。組成 成 分 名 配合量(質量%) 1.硫酸トルエン2、5ジアミン 3.0 2.パラアミノフェノール 1.0 3.メタフェニレンジアミン 0.5 4.レゾルシン 1.0 5.エタノール 5.0 6.R1、R3がPr、R2がHである一般式(1)の化合物 5.0 7.ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 0.3 8.ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 0.2 9.ラッカーゼ 0.5 10.水酸化ナトリウム(pH7に調整する量) 適 量 11.LPG(4kg/cm2) 4.0 12.精製水 残 合 計 100
【0042】得られた永久染毛剤組成物を用いて常法に
より毛髪を処理した後、染毛性を目視観察し、毛髪の感
触を官能評価したところ、非常に良好な染毛性を示し、
滑らかさ、柔らかさ、指どおりの良さのいずれの項目に
おいても、良好な感触であった。また、実施例1〜3と
同様に刺激感を評価したところ、皮膚に対する刺激もほ
とんどなかった。
【0043】[実施例15〜17、比較例3〜6]表3
に示す組成に従って実施例15〜17及び比較例3〜6
のステインリムーバー組成物を常法によって調製した。
実施例におけるステイン除去成分は一般式(1)の化合
物を用いた。得られたステインリムーバー組成物に含ま
れるステイン除去成分の効果を評価するために、それぞ
れのステインリムーバー組成物を使用して、前述したス
テイン除去試験を行い、その除去性を評価した。また、
ステインリムーバー組成物の皮膚に対する刺激性を評価
するために、前述の刺激感試験を行い、刺激性を評価し
た。結果を表3に併記する。
【0044】
【表3】
【0045】[実施例18]下記成分からなるステイン
リムーバー組成物を常法により調製した。組成 成 分 名 配合量(質量%) エタノール 10 R1 がPr、R2がH、 R3がiPrである一般式(1)の化合物 8 塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.5 尿素 1 キタンサンガム 1 クエン酸 適 量 水 残 量 合計 100
【0046】[実施例19]下記成分からなるステイン
リムーバー組成物を常法により調製した。組成 成 分 名 配合量(質量%) エタノール 10 R1がEt、R2がH、R3がBuである一般式(1)の化合物 8 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5 尿素 1 トリエタノールアミン 適 量 水 残 量 合計 100
【0047】[実施例20]下記成分からなるステイン
リムーバー組成物を常法により調製した。組成 成 分 名 配合量(質量%) エタノール 10 R1,R3がCH2CH=CH2、R2がH である一般式(1)の化合物 10 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1 尿素 1 クエン酸 適 量 水 残 量 合計 100
【0048】[実施例21]下記成分からなるステイン
リムーバー組成物を常法により調製した。組成 成 分 名 配合量(質量%) エタノール 10 R1がiPr、R2がPr、R3がHである一般式(1)の化合物 10 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1 尿素 1 クエン酸 適 量 水 残 量 合計 100
【0049】[実施例22]下記成分からなるステイン
リムーバー組成物を常法により調製した。組成 成 分 名 配合量(質量%) エタノール 10 R1がEt、R2がMe、R3がBuである一般式(1)の化合物 10 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1 尿素 1 クエン酸 適 量 水 残 量 合計 100
【0050】[実施例23]下記成分からなるステイン
リムーバー組成物を常法により調製した。組成 成 分 名 配合量(質量%) エタノール 15 R1 がPr、R2がH、 R3がiPrである一般式(1)の化合物 10 ベンジルアルコール 2 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1 ピロ亜硫酸ナトリウム 1 尿素 1 クエン酸 適 量 水 残 量 合計 100
【0051】[実施例24]下記成分からなるステイン
リムーバー組成物を常法により調製した。組成 成 分 名 配合量(質量%) エタノール 10 R1がMe、R2がH、R3がPnである一般式(1)の化合物 10 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1 亜硫酸ナトリウム 1 グリコール酸 適 量 水 残 量 合計 100
【0052】[実施例25]下記成分からなるステイン
リムーバー組成物を常法により調製した。組成 成 分 名 配合量(質量%) エタノール 10 ベンジルオキシエタノール 5 R1 がPr、R2がH、 R3がiPrである一般式(1)の化合物 0.5 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1 亜硫酸水素ナトリウム 1 グリセリン 3 クエン酸 適 量 水 残 量 合計 100
【0053】[実施例26]下記成分からなるステイン
リムーバー組成物を常法により調製した。組成 成 分 名 配合量(質量%) エタノール 10 R1,R3がCH2CH=CH2、R2がH である一般式(1)の化合物 5 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1 ピロ亜硫酸水素ナトリウム 1 グリセリン 3 尿素 1 シラカバエキス 0.001 クエン酸 適 量 水 残 量 合計 100
【0054】上記実施例18〜26のステインリムーバ
ー組成物について、上記実施例15〜17と同様にして
皮膚に染着した染毛剤の除去効果及び皮膚刺激性を評価
したところ、いずれも十分なステイン除去効果を示し、
また、皮膚刺激感もなかった。
【0055】
【発明の効果】本発明により、各種の用途、例えば染毛
剤、毛髪変形剤(カール処理剤)、毛髪用ハリ・コシ付
与剤、柔軟性付与剤、ヘアコンディショナー等として用
いた場合において、染毛用色素成分、染毛用色素前駆
体、ケラチン還元剤、毛髪柔軟性付与剤、毛髪用ハリ・
コシ付与剤等の各種有効成分を毛髪内部まで浸透させる
際にその浸透速度や浸透量を向上させ、そのため各成分
の作用効果を強く発揮させることができ、しかも皮膚に
対する刺激が非常に少なくまた皮膚からの脱着性に優れ
るという特性を有する毛髪処理剤が提供される。また、
本発明により、酸性染料、酸化染料を使用した染毛剤に
対しても十分な除去性能を有し、少量の使用で汚れを落
とし、毛髪及び皮膚に先着した染毛剤の除去剤として優
れたリムーバー性能を効率的に発揮させることができ、
しかも皮膚に対する刺激も少ないステインリムーバー組
成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小倉 英史 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 山本 信之 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 青野 恵 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 浜島 秀樹 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4C083 AA112 AB032 AB082 AB312 AB362 AC012 AC072 AC102 AC122 AC152 AC171 AC172 AC212 AC242 AC302 AC422 AC472 AC542 AC552 AC642 AC682 AC692 AC772 AC782 AC792 AC812 AC852 AD272 AD282 AD352 AD472 BB41 BB53 CC05 CC33 CC35 CC36 DD08 DD31 DD41 EE03 EE10 EE26 EE27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1)で表されるアルキル
    グリセリルエーテル類の1種若しくは2種以上、および
    他の有効成分を含有してなる毛髪処理剤。 【化1】 (1) (式中、R1は炭素数1〜22の飽和もしくは不飽和の直
    鎖、分岐鎖または環式の炭化水素基またはこれらの誘導
    体を表し、R2及びR3は水素もしくは炭素数1〜22の飽
    和もしくは不飽和の直鎖、分岐鎖および/または環式の
    炭化水素基またはこれらの誘導体であり、R2とR3が同時
    に水素になることは無い)
  2. 【請求項2】 他の有効成分として染毛用染料または染
    毛用色素前駆体を含有する請求項1の毛髪処理剤。
  3. 【請求項3】 一般式(1)のうち、R1、R2またはR3
    ベンジル基であることを除く請求項2の毛髪処理剤。
  4. 【請求項4】 毛髪処理剤用の浸透促進剤としての下記
    の一般式(1)で表されるアルキルグリセリルエーテル
    類の使用。 【化2】 (1) (式中、R1は炭素数1〜22の飽和もしくは不飽和の直
    鎖、分岐鎖または環式の炭化水素基またはこれらの誘導
    体を表し、R2及びR3は水素もしくは炭素数1〜22の飽
    和もしくは不飽和の直鎖、分岐鎖および/または環式の
    炭化水素基またはこれらの誘導体であり、R2とR3が同時
    に水素になることは無い)
  5. 【請求項5】 浸透促進剤が、染毛用染料、染毛用色素
    前駆体、コンディショニング用ポリマー、香料、柔軟性
    付与剤、毛髪用ハリ・コシ付与剤、パーマ効果増強剤、
    ダメージ低減剤からなる群から選ばれる成分の毛髪への
    浸透を促進するものである、請求項4に記載の使用。
  6. 【請求項6】 下記の一般式(1)で表されるアルキル
    グリセリルエーテル類の1種若しくは2種以上を含むこ
    とを特徴とする、ステインリムーバー組成物。 【化3】 (1) (式中、R1は炭素数1〜22の飽和もしくは不飽和の直
    鎖、分岐鎖または環式の炭化水素基またはこれらの誘導
    体を表し、R2及びR3は水素もしくは炭素数1〜22の飽
    和もしくは不飽和の直鎖、分岐鎖および/または環式の
    炭化水素基またはこれらの誘導体であり、R2とR3が同時
    に水素になることは無い)
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