JP2001180943A - 溶融ガラス撹拌棒 - Google Patents

溶融ガラス撹拌棒

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JP2001180943A
JP2001180943A JP37062299A JP37062299A JP2001180943A JP 2001180943 A JP2001180943 A JP 2001180943A JP 37062299 A JP37062299 A JP 37062299A JP 37062299 A JP37062299 A JP 37062299A JP 2001180943 A JP2001180943 A JP 2001180943A
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JP
Japan
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molten glass
platinum
glass
stirring rod
main body
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Pending
Application number
JP37062299A
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English (en)
Inventor
Nobutoshi Ito
伸敏 伊藤
Mikio Hiyama
幹雄 檜山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Publication date
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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
    • C03B5/18Stirring devices; Homogenisation
    • C03B5/187Stirring devices; Homogenisation with moving elements

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温の溶融ガラスを長時間に亘って攪拌した
場合でも、成分が溶融ガラス中に溶けだすことがなく、
且つほとんど変形を起こさない溶融ガラス撹拌棒を提供
する。 【解決手段】 本発明の溶融ガラス攪拌棒3は、軸部4
a及びその側周に設けられた攪拌翼4bを有し白金合金
および/または酸化物分散強化白金からなる本体4と、
該本体の表面を被覆する高純度白金層6とからなること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温下の溶融ガラ
スを攪拌して均質化する溶融ガラス撹拌棒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス製品を製造する場合、ガラ
ス溶融窯に原料を投入して加熱し、溶融ガラスとし、異
物や気泡を取り除いた後、攪拌装置により溶融ガラスを
攪拌して均質化した後、成形してガラス製品にする。
【0003】一般に、大量生産されるガラス物品を製造
する場合、攪拌装置には、図3に示すような溶融ガラス
攪拌棒1が用いられるが、光学ガラス等の高いガラス品
位が要求される場合には、白金ロジウム等の白金合金製
からなる溶融ガラス攪拌棒が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示すような、白金合金製の溶融ガラス攪拌棒1を100
0℃以上の高温下で使用すると表面から溶融ガラス2中
に微小泡を発泡してガラス欠陥を発生させたり、耐クリ
ープ性を向上させるためにロジウムの含有量を20質量
%程度にすると、溶融ガラス2中にロジウムが溶けだし
て溶融ガラスを汚染し、ガラスを褐色に着色させてしま
うので、透明性が要求される光学ガラスや色調が要求さ
れる結晶化ガラス等では問題がある。
【0005】また、溶融ガラス2中に成分が溶け出し難
い純白金製の溶融ガラス攪拌棒1は、高温の溶融ガラス
を攪拌した場合、クリープ現象により短い時間で変形し
て使用できなくなる問題がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みて考案
されたもので、高温の溶融ガラスを長時間に亘って攪拌
した場合でも、成分が溶融ガラス中に溶けだすことがな
く、且つほとんど変形を起こさない溶融ガラス撹拌棒を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る溶融ガラス
攪拌棒は、軸部及びその側周に設けられた攪拌翼を有し
白金合金および/または酸化物分散強化白金からなる本
体と、該本体の表面を被覆する高純度白金層とからなる
ことを特徴とする。
【0008】溶融ガラス攪拌棒の本体は、大部分が10
00℃以上の温度下でも耐熱性を有して酸化されない白
金ロジウム合金および/または酸化物分散強化白金から
なり、溶融ガラスを攪拌するための軸部及び攪拌翼を有
している。白金ロジウム合金としては、ロジウムが10
〜20質量%程度の白金合金が適している。また、溶融
ガラスを攪拌することにより応力が懸かる駆動部に近い
本体の軸部や攪拌翼の取付部分には、酸化物分散強化白
金が補強部材として配設することが好ましい。酸化物分
散強化白金としては、ジルコニア分散強化白金やイット
リア分散強化白金等が使用可能であり、白金ロジウム合
金を酸化物分散強化したものなどが適している。
【0009】表面を被覆する高純度白金層としては、1
000℃以上の高温下で溶融ガラス中に成分が溶け出さ
ないものであれば使用可能であり、純度が99%以上で
強度を高めた白金を0.1〜0.5mm程度の厚さにし
た薄板にして溶融ガラスと接触する本体の表面を圧接等
により被覆することが好ましい。
【0010】
【作用】本発明の溶融ガラス攪拌棒は、軸部及びその側
周に設けられた攪拌翼を有し白金合金および/または酸
化物分散強化白金からなる本体と、該本体の表面を被覆
する高純度白金層とからなるので、溶融ガラスを汚染す
ることなく、クリープ現象による溶融ガラス攪拌棒の変
形を防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1、図2は、本発明に係る溶融
ガラス攪拌棒の説明図であって、各図において、2は溶
融ガラスを、3は溶融ガラス攪拌棒を、4は白金ロジウ
ム合金からなる本体を、5は酸化物分散強化白金からな
る補強部材を、6は表面を被覆する強化処理された高純
度白金層をそれぞれ示している。
【0012】本発明の溶融ガラス攪拌棒3は、主軸部4
aと攪拌翼4bとを有する白金ロジウム20%合金から
なる本体4と、溶融ガラス2を攪拌することにより応力
が懸かる本体4の主軸部4aおよび攪拌翼4bの内部に
配設されたジルコニア分散強化白金からなる補強部材5
a、5bと、表面を被覆する高純度白金層6とからな
る。
【0013】次に、本発明の溶融ガラス攪拌棒3を使用
する場合を説明する。
【0014】図2に示すように、攪拌槽7に満たされた
SiO2 68質量%、Al230.8質量%、B23
12質量%、BaO 1質量%、Na2O 12質量
%、K2O 5質量%からなる光学ガラスの組成を有
し、温度が1300〜1500℃の溶融ガラス2中で溶
融ガラス攪拌棒3を5,000時間使用した。
【0015】使用後の溶融ガラス攪拌棒3には、補強部
材5a、5bが配置された主軸部4aの付け根および攪
拌翼4bの先端部分などの細部に僅かな変形が観察され
た以外に変形はほとんど確認されず、そのまま継続して
使用が可能であった。また、攪拌直後の溶融ガラス2を
サンプリングしたところ、気泡の発生は観察されず、着
色もされていなかった。
【0016】これに対し、従来の溶融ガラス攪拌棒1を
同じ条件で使用した場合、主軸部および攪拌翼が変形し
て再使用は不可能であり、攪拌直後の溶融ガラス2をサ
ンプリングしたところ、微細な気泡が観察され、かなり
着色も観察され、光学用途には使用できないものであっ
た。
【0017】なお、上記実施の形態では、本体が白金合
金および酸化物分散強化白金から構成されていたが、ど
ちらか一方で構成されていてもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明の溶融ガラス撹拌棒は、以上のよ
うに高温の溶融ガラスを長時間に亘って攪拌した場合で
も、溶融ガラス撹拌棒の成分が溶融ガラス中に溶けだす
ことがなく、且つほとんど変形を起こさない実用上優れ
た効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶融ガラス撹拌棒の部分破断説明図。
【図2】本発明の溶融ガラス撹拌棒を使用する形態の説
明図。
【図3】従来の溶融ガラス攪拌棒の説明図。
【符号の説明】
1、3 溶融ガラス攪拌棒 2 溶融ガラス 4 本体 5a、5b 補強部材 6 高純度白金層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部及びその側周に設けられた攪拌翼を
    有し白金合金および/または酸化物分散強化白金からな
    る本体と、該本体の表面を被覆する高純度白金層とから
    なることを特徴とする溶融ガラス撹拌棒。
JP37062299A 1999-12-27 1999-12-27 溶融ガラス撹拌棒 Pending JP2001180943A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008101649A2 (en) * 2007-02-19 2008-08-28 Umicore Ag & Co. Kg Apparatus and method for processing molten glass

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008101649A2 (en) * 2007-02-19 2008-08-28 Umicore Ag & Co. Kg Apparatus and method for processing molten glass
WO2008101649A3 (en) * 2007-02-19 2008-10-16 Umicore Ag & Co Kg Apparatus and method for processing molten glass
US8434329B2 (en) 2007-02-19 2013-05-07 Umicore Ag & Co. Kg Apparatus for use in the glass industry and method for processing molten glass
EP3549919A1 (en) * 2007-02-19 2019-10-09 Umicore Ag & Co. Kg Apparatus for use in the glass industry and method for processing molten glass

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