JP2001180741A - オーバーラップ包装体 - Google Patents

オーバーラップ包装体

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JP2001180741A
JP2001180741A JP37114099A JP37114099A JP2001180741A JP 2001180741 A JP2001180741 A JP 2001180741A JP 37114099 A JP37114099 A JP 37114099A JP 37114099 A JP37114099 A JP 37114099A JP 2001180741 A JP2001180741 A JP 2001180741A
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JP37114099A
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English (en)
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Noboru Okata
昇 大方
Toshiyuki Kaku
俊行 賀来
Takao Shishido
孝雄 宍戸
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02W90/10Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics

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Abstract

(57)【要約】 【課題】箱等の外面に設ける外装体を、そのまま処理し
ても問題のない構成としたオーバーラップ包装体を提供
することである。 【解決手段】生分解性フィルムを重ねたシール帯を有す
る外装体で、しかも処理し易い、水性インキ、生分解性
インキのいずれかにより印刷層を形成した、オーバーラ
ップ包装体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性フィルム
を用いた外装体で物品を密封包装したことを特徴とする
オーバーラップ包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にオーディオ、ビデオ等のテープカ
セット収納箱、たばこ、キャラメル、チョコレート等の
箱は、箱の外面が透視でき、しかも内部に収納した商品
の保管のために、この箱の外側に薄くて透明な、例えば
ポリプロピレンフィルムからなる外装体で密着包装して
いる。しかし、この外装体は、前述のようにポリプロピ
レン等のプラスチックフィルムからなるのが一般的であ
り、しかもこの外装体は、使用時に開封し、そのまま廃
棄されてしまうものであった。この外装体は、個々の使
用量は少ないものの、大量に販売される商品であり、多
量のプラスチックフィルムが廃棄されることとなり、社
会的な環境問題を考慮する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、箱等の外面に設ける外装体を、そのまま廃棄処理し
ても問題のない構成とすることにより、社会的な環境問
題を解消したオーバーラップ包装体を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、生分解性フィ
ルムを重ねたシール帯を有する外装体で物品を密封包装
したことを特徴とする、オーバーラップ包装体である。
このように、外装体に用いるフィルムを、生分解性フィ
ルムを用いることにより、外装体を廃棄してもそのまま
分解させることができる。
【0005】請求項2に記載の発明は、前記生分解性フ
ィルムを、ポリ乳酸フィルムとしたオーバーラップ包装
体である。生分解性フィルムとしとて、ポリ乳酸フィル
ムを用いることにより、透明性が優れ、内容物をそのま
ま透視することができる。
【0006】請求項3に記載の発明は、前記外装体に開
封機構を設けたことを特徴とした、請求項1または請求
項2に記載のオーバーラップ包装体である。このように
開封機構を設けることにより、外装体がぴったり密着し
た包装体であっても、容易に開封することができる。
【0007】請求項4に記載の発明は、前記開封機構を
少なくともシール帯に設けたことを特徴とした、請求項
3に記載のオーバーラップ包装体である。このように、
重なりあったシール帯に開封機構を設けることで、各種
の開封機構を設けることができる。
【0008】請求項5に記載の発明は、前記開封機構を
シール帯以外の部分に設けたことを特徴とした、請求項
3に記載のオーバーラップ包装体である。開封機構をシ
ール帯以外の部分に設けることにより、特定の部分以外
の箇所から開封することができる。
【0009】請求項6に記載の発明は、前記開封機構が
ミシン等の切り目線からなることを特徴とした、請求項
3ないし請求項5のいずれか1項に記載のオーバーラッ
プ包装体である。外装体にミシン目等の切り目線を設け
ることにより、別な部材を用いることなく、外装体がぴ
ったりと密着した状態であっても、切り目部分を両側に
押し開くように力を加えるだけで、開封することができ
る。
【0010】請求項7に記載の発明は、前記開封機構が
カットテープからなることを特徴とした、請求項3ない
し請求項5のいずれか1項に記載のオーバーラップ包装
体である。カットテープを設けることにより、開封箇所
が容易に判別することができ、容易に開封すること、お
よび確実に開封することがができる。
【0011】請求項8に記載の発明は、前記外装体が裏
面に印刷層を設けたことを特徴とした、請求項1ないし
請求項7のいずれか1項に記載のオーバーラップ包装体
である。裏面に印刷層を設けることにより、各種のきれ
いな表示をすることができ、商品の外面に表示できない
場合でも問題なく表示が可能となる。
【0012】請求項9に記載の発明は、前記印刷層が水
性インキ用いたことを特徴とした、請求項8に記載のオ
ーバーラップ包装体である。印刷層を水性インキを用い
ることにより、商品に与える溶剤臭がなく、商品の保護
性が優れ、また環境に与える影響を少なくすることがで
きる。
【0013】請求項10に記載の発明は、前記印刷層が
分解性樹脂をバインダーとしたインキからなることを特
徴とした、請求項8に記載のオーバーラップ包装体であ
る。印刷層を分解性樹脂をバインダーとしたインキを用
いることにより、外装体全体がそのまま分解するので、
環境に与える影響を少なくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例を示す
説明図で、カセットテープケース、ビデオテープケー
ス、キャラメル、たばこ等の箱のような直方体形状の物
品10の外側に生分解性フィルムからなり、シール帯3
0を有する外装体20を設け、密着包装したオーバーラ
ップ包装体である。
【0015】この外装体20に用いる生分解性フィルム
としては、デンプン、セルロース、リグニン等の天然ポ
リマーからなるフィルム、微生物産出ポリマー、ポリカ
プロラクタム、脂肪族ポリエステル、ポリグリコール
酸、ポリ乳酸等の化学合成ポリマーのいずれでも使用可
能である。前記生分解性ポリマーの中で、物品の透視
性、包装適性の点から、ポリ乳酸を用いるのが好まし
い。
【0016】この外装体20に用いる生分解性フィルム
にオーバーラップ適性を付与するため、両面にヒートシ
ール層を設けた構成とする。このヒートシール層は、全
面でも、または、オーバーラップ包装した際に、重なり
合う部分だけにもうけてもよい。また、外装体20に防
湿性、バリア性を向上させるため、生分解性フィルムに
バリア層を設けた構成としてもよい。このバリア層とし
ては、ポリビニルアルコール等のバリア樹脂、あるいは
酸化珪素、酸化アルミニウム等の金属化合物の蒸着層、
またはこれらを組み合わせた構成を設けることにより達
成される。これらのバリア層は、外装体の透明性を維持
したまま、包装物品の保護性を向上させることができ
る。
【0017】また、外装体20は、物品10に密着包装
されているので、使用時に外装体20を開封しやすくす
るために、例えば、シール帯30に切れ目等からなる開
封機構31を設けることが好ましい。この開封機構31
として、図1に示す構成以外に、図2に示すように、外
装体20にミシン目からなる開封機構31を設けた構成
としてもよい。さらに、図3に示すようにカットテープ
からなる開封機構31を設けた構成としてもよい。
【0018】前記のように、外装体20にミシン目を設
けた構成とすることで、ミシン目の両側を指で押し開く
ことで開封することができる。また、カットテープを設
けた構成とすることで、開封開始位置が容易に判別で
き、確実に開封することができる。
【0019】前記外装体20の裏面に予め装飾性を付加
するために、印刷層40を設ける構成としてもよい。こ
の印刷層40を形成する印刷インキは、ポリウレタン樹
脂、ポリビニールアセタール樹脂のような樹脂をバイン
ダーとする水性インキ、あるいは、ポリ乳酸、脂肪族ポ
リエステル等の生分解性樹脂をバインダーとする生分解
性インキのいずれかを用いるのが好ましい。
【0020】印刷層40として、水性インキを用いる
と、包装する物品に対して溶剤の影響を与えることがな
く、物品を問題なく保護することができる。また、生分
解性インキを用いることで、外装体に用いるフィルムと
同様に処理可能なので、廃棄処理による問題が少なくな
る。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明の包装体は、生分
解性フィルムからなる外装体からなるので、使用時に外
装体を開封し、そのまま廃棄しても、外装体自体が分解
処理されるので、廃棄処理の問題が少なくなる。また、
外装体に開封機構を設けると、密着包装しても、容易に
外装体を開封することができる。
【0022】外装体に設ける印刷層に用いるインキとし
て、水性インキを用いると物品に対する悪影響がなくな
り、しかも溶剤臭がなく環境的に好ましい。また、生分
解性インキを用いると、外装体に使用したいフィルムと
同様に分解するので、使用後の処理の問題が少なくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す説明図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
10・・・物品 20・・・外装体 30・・・シール帯 31・・・開封機構 40・・・印刷層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA24 AB40 AC01 BA18A BB14A CA11 CA24 EB03 EB07 EB08 3E086 AC12 AC14 BA02 BA04 BA15 BB22 BB51 BB62 BB75 BB90 CA34 CA35

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生分解性フィルムを重ねたシール帯を有す
    る外装体で物品を密封包装したことを特徴とする、オー
    バーラップ包装体。
  2. 【請求項2】前記生分解性フィルムが、ポリ乳酸フィル
    ムからなる、請求項1記載のオーバーラップ包装体。
  3. 【請求項3】前記外装体に開封機構を設けたことを特徴
    とした、請求項1または請求項2に記載のオーバーラッ
    プ包装体。
  4. 【請求項4】前記開封機構を少なくともシール帯に設け
    たことを特徴とした、請求項3に記載のオーバーラップ
    包装体。
  5. 【請求項5】前記開封機構をシール帯以外の部分に設け
    たことを特徴とした、請求項3に記載のオーバーラップ
    包装体。
  6. 【請求項6】前記開封機構がミシン等の切り目線からな
    ることを特徴とした、請求項3ないし請求項5のいずれ
    か1項に記載のオーバーラップ包装体。
  7. 【請求項7】前記開封機構がカットテープからなること
    を特徴とした、請求項3ないし請求項5のいずれか1項
    に記載のオーバーラップ包装体。
  8. 【請求項8】前記外装体が裏面に印刷層を設けたことを
    特徴とした、請求項1ないし請求項7のいずれか1項に
    記載のオーバーラップ包装体。
  9. 【請求項9】前記印刷層が水性インキからなることを特
    徴とした、請求項8に記載のオーバーラップ包装体。
  10. 【請求項10】前記印刷層が分解性樹脂をバインダーと
    したインキからなることを特徴とした、請求項8に記載
    のオーバーラップ包装体。
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