JP2001179584A - 研磨方法および研磨装置 - Google Patents

研磨方法および研磨装置

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JP2001179584A
JP2001179584A JP37322899A JP37322899A JP2001179584A JP 2001179584 A JP2001179584 A JP 2001179584A JP 37322899 A JP37322899 A JP 37322899A JP 37322899 A JP37322899 A JP 37322899A JP 2001179584 A JP2001179584 A JP 2001179584A
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JP
Japan
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polishing
workpiece
polishing tool
aspherical surface
axis motor
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JP37322899A
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English (en)
Inventor
Hidefumi Kato
英文 加藤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、軸対称の非球面形状を有する光学
素子,金型等の被加工物を研磨するための研磨方法およ
び研磨装置に関し、軸対称の非球面形状を有する被加工
物を均一に研磨することを目的とする。 【解決手段】 軸対称の非球面を有する被加工物の前記
非球面を研磨工具により研磨するための研磨方法におい
て、前記被加工物を、前記軸を中心にして回転しなが
ら、前記研磨工具を、前記被加工物の非球面の法線方向
に接触するように常に維持した状態で、前記非球面に沿
って曲線状に移動し、前記非球面を研磨することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸対称の非球面形
状を有する光学素子,金型等の被加工物を研磨するため
の研磨方法および研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軸対称の非球面形状を有する被加
工物の研磨装置では、研磨工具が被加工物の非球面の法
線方向に接触するように、研磨工具軸先端を傾斜させる
制御機構を有しており、この制御機構により、研磨工具
の非球面への追従が可能とされている。
【0003】そして、従来、このような研磨装置では、
研磨工具の運動方法として、研磨工具のみを回転させ被
加工物上の端点から矩形波を描きながら被加工物の全面
を運動させる方法、あるいは、被加工物と研磨工具とを
回転させながら被加工物の中心を通る1断面を往復運動
させる方法が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、研磨工
具のみを回転させ被加工物上の端点から矩形波を描きな
がら被加工物の全面を運動させる方法では、矩形波の各
ライン毎の間隔によって、走査方向にうねりが生じると
いう問題があった。また、被加工物と研磨工具とを回転
させながら被加工物の中心を通る1断面を往復運動させ
る方法では、被加工物の中心付近において研磨工具の回
転中心と被加工物の回転中心とが重なるため、加工量を
均一に制御することが困難になるという問題があった。
【0005】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、軸対称の非球面形状を有する被加
工物を均一に研磨することができる研磨方法および研磨
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の研磨方法は、
軸対称の非球面を有する被加工物の前記非球面を研磨工
具により研磨するための研磨方法において、前記被加工
物を、前記軸を中心にして回転しながら、前記研磨工具
を、前記被加工物の非球面の法線方向に接触するように
常に維持した状態で、前記非球面に沿って曲線状に移動
し、前記非球面を研磨することを特徴とする。
【0007】請求項2の研磨装置は、軸対称の非球面を
有する被加工物の前記非球面を研磨工具により研磨する
ための研磨装置において、前記被加工物を前記軸を中心
にして回転する回転手段と、前記研磨工具を前記被加工
物の非球面の法線方向に接触するように常に維持する法
線方向維持手段と、前記研磨工具を前記非球面に沿って
曲線状に移動する移動手段とを有することを特徴とす
る。
【0008】(作用)請求項1の研磨方法では、軸対称
の非球面を有する被加工物が、軸を中心にして回転され
る。そして、研磨工具が、被加工物の非球面の法線方向
に接触するように常に維持され、これにより被加工物に
作用する研磨工具の圧力の変動が抑制される。
【0009】また、この状態で、研磨工具が非球面に沿
って曲線状に移動され、これにより、被加工物面上を運
動する研磨工具の運動軌跡がランダムになり、研磨領域
に一定の軌跡や偏りを生ずることなく、被加工物面が均
一に研磨される。請求項2の研磨装置では、回転手段に
より、軸対称の非球面を有する被加工物が、軸を中心に
して回転される。
【0010】そして、法線方向維持手段により、研磨工
具が、被加工物の非球面の法線方向に接触するように常
に維持される。また、この状態で、移動手段により、研
磨工具が非球面に沿って曲線状に移動される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。
【0012】図1は図2の要部の詳細を示しており、図
2は本発明の研磨装置の一実施形態を示している。図2
の研磨装置では、定盤11上に、奥行き方向に水平移動
するYステージ13が配置されている。このYステージ
13は、Y軸モータ15によりY軸方向に移動される。
【0013】このYステージ13の上面には、研磨剤の
飛散を防止する桶部材17が載置されている。桶部材1
7の中央には、被加工物19が支持されている。この被
加工物19は、軸対称の非球面形状を有する光学素子,
金型等からなる。
【0014】定盤11の奥側には、コラム21が載置さ
れ、このコラム21上に、幅方向に水平移動するXステ
ージ23が配置されている。このXステージ23は、X
軸モータ25によりX軸方向に移動される。このXステ
ージ23上には、ブラケット27を介して、高さ方向に
移動するZステージ29が配置されている。
【0015】このZステージ29は、Z軸モータ31に
よりZ軸方向に移動される。このZステージ29には、
アーム33が水平方向に突出して支持されている。そし
て、アーム33の先端に、研磨工具35を支持する研磨
工具支持機構37が配置されている。この研磨工具支持
機構37は、図1に示すように、アーム33の先端に固
定されるスピンドル39を具えており、スピンドル39
の回転軸41に研磨工具35が固定されている。
【0016】研磨工具35は、工具本体43の下端にポ
リシャ45を添着して形成されている。図1は、被加工
物19を支持する被加工物支持機構の詳細を示すもの
で、被加工物19が、支持部材47の上面に、図示しな
い保持部材を介して固定されている。
【0017】支持部材47の下面には、支持部材47を
回転するための回転軸49の一端が連結されている。そ
して、支持部材47は、傾斜角変更機構51により、そ
の傾斜角を3次元的に変更可能とされている。すなわ
ち、この実施形態では、回転軸49は、第1の球面軸受
53および第2の球面軸受55に、回転自在に挿通支持
されている。
【0018】第1の球面軸受53は、水平に配置される
第1の支持板57に支持されている。この第1の支持板
57は、ブラケット59を介して、Yステージ13に固
定されている。第2の球面軸受55は、第1の支持板5
7に平行に配置される第2の支持板61に支持されてい
る。
【0019】この第2の支持板61は、水平面内で移動
自在に配置されている。すなわち、第2の支持板61
は、第2のY軸モータ63を駆動することにより、例え
ば、図示しないピニオンとラックを介して、Y軸方向に
移動可能とされている。また、第2の支持板61は、第
2のX軸モータ65を駆動することにより、例えば、図
示しないピニオンとラックを介して、X軸方向に移動可
能とされている。
【0020】そして、回転軸49の下端には、図示しな
い自在継ぎ手を介して、回転軸49を回転する回転軸駆
動モータ67が連結されている。上述した研磨装置を使
用して、本発明の研磨方法の一実施形態が以下述べるよ
うにして行われる。すなわち、この研磨方法では、回転
軸49の回転により、支持部材47が回転され、軸対称
の非球面を有する被加工物19が、軸Cを中心にして回
転される。
【0021】そして、図1に示したように、研磨工具3
5が、被加工物19の非球面の法線方向に接触するよう
に常に維持される。また、この状態で、図3に示すよう
に、研磨工具35が被加工物19の非球面に沿って円弧
状に移動される。この円弧軌跡Kは、被加工物19の中
心Oを通らないように設定される。
【0022】図4は、上述した研磨装置に配置される制
御装置71を示すもので、この制御装置71は、X軸モ
ータ25,Y軸モータ15,Z軸モータ31,回転軸駆
動モータ67,第2のX軸モータ65および第2のY軸
モータ63の制御を行う。すなわち、制御装置71によ
り回転軸駆動モータ67を駆動すると、回転軸49が回
転され、支持部材47が回転される。
【0023】そして、この支持部材47の回転により、
軸対称の非球面を有する被加工物19が、軸Cを中心に
して回転される。そして、この制御装置71は、研磨工
具35が、被加工物19の非球面の法線方向に常に接触
し、かつ、研磨工具35が非球面に沿って円弧状に移動
するように、X軸モータ25,Y軸モータ15,Z軸モ
ータ31,第2のX軸モータ65および第2のY軸モー
タ63の制御を行う。
【0024】すなわち、制御装置71内には、被加工物
19の形状に応じて、予め、X軸モータ25,Y軸モー
タ15,Z軸モータ31,第2のX軸モータ65および
第2のY軸モータ63の制御プログラムが読み込まれて
おり、制御装置71は、この制御プログラムに従って、
X軸モータ25,Y軸モータ15,Z軸モータ31,第
2のX軸モータ65および第2のY軸モータ63を同時
に制御する。
【0025】なお、この制御プログラムは、図3に示し
たように、研磨工具35が被加工物19に対して円弧状
に移動するように、Yステージ13とXステージ23と
を移動するようなプログラムとされている。そして、そ
れに伴い、研磨工具35が被加工物19の非球面の法線
方向に常に接触するように、Zステージ29および回転
軸49を移動するようなプログラムとされている。
【0026】上述した研磨方法では、軸対称の非球面形
状を有する被加工物19を、軸Cを中心にして回転しな
がら、研磨工具35を、被加工物19の非球面の法線方
向に接触するように常に維持した状態で、非球面に沿っ
て円弧状に移動し、非球面を研磨するようにしたので、
軸対称の非球面形状を有する被加工物19を均一に研磨
することができる。
【0027】すなわち、上述した研磨方法では、研磨工
具35が、被加工物19の非球面の法線方向に接触する
ように常に維持されるため、被加工物19に作用する研
磨工具35の圧力の変動を抑制することが可能になり、
これにより被加工物19を均一に研磨することができ
る。また、この状態で、研磨工具35が非球面に沿って
円弧状に移動されるため、被加工物19面上を運動する
研磨工具35の運動軌跡がランダムになり、研磨領域に
一定の軌跡や偏りを生ずることなく、被加工物19面を
均一に研磨することができる。
【0028】そして、上述した研磨装置では、制御装置
71により、X軸モータ25,Y軸モータ15,Z軸モ
ータ31,第2のX軸モータ65および第2のY軸モー
タ63の制御を行うようにしたので、簡易な構成によ
り、研磨工具35が、被加工物19の非球面の法線方向
に常に接触し、かつ、研磨工具35が非球面に沿って円
弧状に移動するように制御することができる。
【0029】また、上述した研磨装置では、研磨工具支
持機構37のスピンドル39をアーム33により支持
し、アーム33と研磨工具35との距離を小さくしたの
で、研磨工具35の加工圧力の変動を抑え、研磨工具3
5のばたつきを抑制することができる。なお、上述した
実施形態では、研磨工具35を被加工物19に対して円
弧状に移動した例について説明したが、本発明はかかる
実施形態に限定されるものではなく、例えば、楕円状等
の曲線状に移動するようにしても良い。
【0030】また、上述した実施形態では、制御装置7
1により、X軸モータ25,Y軸モータ15,Z軸モー
タ31,第2のX軸モータ65および第2のY軸モータ
63の制御を行うことにより、研磨工具35を被加工物
19に対して円弧状に移動した例について説明したが、
本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例
えば、カム機構等を用いても良い。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の研磨方法
では、軸対称の非球面形状を有する被加工物を、軸を中
心にして回転しながら、研磨工具を、被加工物の非球面
の法線方向に接触するように常に維持した状態で、非球
面に沿って曲線状に移動し、非球面を研磨するようにし
たので、軸対称の非球面形状を有する被加工物を均一に
研磨することができる。
【0032】請求項2の研磨装置では、装置を、軸対称
の非球面形状を有する被加工物を軸を中心にして回転す
る回転手段と、研磨工具を被加工物の非球面の法線方向
に接触するように常に維持する法線方向維持手段と、研
磨工具を非球面に沿って曲線状に移動する移動手段とか
ら構成したので、軸対称の非球面形状を有する被加工物
を均一に研磨することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の研磨装置の要部の詳細を示す説明図であ
る。
【図2】本発明の研磨装置の一実施形態を示す斜視図で
ある。
【図3】被加工物に対して研磨工具を円弧状に移動する
状態を示す説明図である。
【図4】図2の研磨装置に配置される制御装置を示す説
明図である。
【符号の説明】
19 被加工物 35 研磨工具 51 傾斜角変更機構 71 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸対称の非球面を有する被加工物の前記
    非球面を研磨工具により研磨するための研磨方法におい
    て、 前記被加工物を、前記軸を中心にして回転しながら、前
    記研磨工具を、前記被加工物の非球面の法線方向に接触
    するように常に維持した状態で、前記非球面に沿って曲
    線状に移動し、前記非球面を研磨することを特徴とする
    研磨方法。
  2. 【請求項2】 軸対称の非球面を有する被加工物の前記
    非球面を研磨工具により研磨するための研磨装置におい
    て、 前記被加工物を前記軸を中心にして回転する回転手段
    と、 前記研磨工具を前記被加工物の非球面の法線方向に接触
    するように常に維持する法線方向維持手段と、 前記研磨工具を前記非球面に沿って曲線状に移動する移
    動手段と、 を有することを特徴とする研磨装置。
JP37322899A 1999-12-28 1999-12-28 研磨方法および研磨装置 Pending JP2001179584A (ja)

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