JP2001179490A - プレス機械 - Google Patents

プレス機械

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JP2001179490A
JP2001179490A JP36613799A JP36613799A JP2001179490A JP 2001179490 A JP2001179490 A JP 2001179490A JP 36613799 A JP36613799 A JP 36613799A JP 36613799 A JP36613799 A JP 36613799A JP 2001179490 A JP2001179490 A JP 2001179490A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレスロッドの長さ変更を簡単な機構で行
え、かつ変更時間が短縮されるようにする。また、段取
りに際して、プレスラムをコンパクトな構成で大きく上
昇退避させることができるものとする。 【解決手段】 駆動装置13でプレスロッド18を介し
てプレスラム14を昇降させるプレス機械とする。プレ
スロッド18は、全体長さが可変となるように上ロッド
47aと下ロッド47bとに分割されたものとする。プ
レスロッド18に、上下のロッド47a,47bの端部
間に抜き差し可能に介在して、その介在部分の厚さが抜
き差し位置によって異なるスライダ52を設置する。こ
のスライダ52の抜き差し動作に機械的に連動して下ロ
ッド47bを昇降させる連動機構53を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トグル式パンチ
プレス等のプレス機械に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】パンチプ
レス等のプレス機械において、段取りに際して、工具交
換等を行う場合は、昇降自在なプレスラムを上死点まで
上昇退避させ、このプレスラムの下方に位置するパンチ
工具等の工具の交換を行う。また、パンチプレス等のプ
レス機械において、パンチ工具等の工具種類に応じて、
プレスラムの下死点位置を変更したい場合がある。
【0003】トグル式のパンチプレスは、支点回りに回
転自在な第1リンク部材に第2リンク部材を屈曲自在に
連結し、その先端にプレスラムを連結し、両リンク部材
の連結部を進退レバーで進退させて両リンク部材を屈曲
駆動するものであり、この屈曲に伴ってプレスラムが昇
降する。このようなトグル式パンチプレスにおいて、工
具交換空間の拡大のために、プレスラムの昇降ストロー
クを大きくするには、両リンク部材の連結部を大きく振
らせる必要がある。そのためには、進退レバーの進退量
を多くすることが必要であり、駆動源が大型化する。ま
た、進退量に限界がある。また、トグル式パンチプレス
では、パンチ工具等の工具種類に応じて、プレスラムの
下死点位置を変更する場合に、両リンク部材の屈曲が途
中で止まるように制御して下死点位置を変更すること
は、プレス荷重の面から好ましくない。すなわち、両リ
ンク部材が延びきる寸前で最大のプレス荷重が得られ、
屈曲途中では十分なプレス荷重を得ることが難しい。
【0004】このため、トグル式のパンチプレスにおい
て、第1リンク部材の支点を持ち上げ、トグル機構の全
体を持ち上げるようにしたものが提案されている(例え
ば、特開昭8−1386号公報)。しかし、トグル機構
の全体を持ち上げるので、持ち上げ重量が重く、支点の
持ち上げ高さを高くすると、大がかりな機構となって、
持ち上げ駆動源等の機構が大きくなる。
【0005】このような課題を解消するものとして、プ
レスロッドを上ロッドと下ロッドとに分割し、両ロッド
間にスライダを抜き差しすることにより、スライダの厚
み分(詳しくはスライダに設けた孔の深さ分)だけプレ
スロッド全体の長さを調整可能としたものを提案した
(特願平11−218324号)。トグル機構の場合、
上記のプレスロッドは、第1および第2のリンク部材を
連結した連結体のことであり、下リンク部材の箇所で上
下に分割する。しかし、下ロッドは、上ロッドに対して
昇降させる必要があるため、スライダが抜かれている状
態で下ロッドを昇降させるシリンダが必要であった。ま
た、このシリンダを動作させるには、一旦、スライダを
抜いた状態にし、その後にシリンダの動作を開始させる
必要があるため、プレスロッドの長さ調整に時間がかか
るという課題があった。工具交換を行うタレットパンチ
プレス等にこのプレスロッドの長さ調整機構を採用した
場合、この長さ調整のための時間が加工効率に大きく影
響してしまう。
【0006】この発明の目的は、プレスロッドの長さ調
整を簡単な構成で行え、かつ長さ調整時間を短縮できる
プレス機械を提供することである。この発明の他の目的
は、段取りに際する工具交換作業が容易に行えるように
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のプレス機械
は、昇降自在なプレスラムと、このプレスラムに連結さ
れたプレスロッドと、前記プレスラムを昇降させるため
に前記プレスロッドを駆動する駆動装置とを備えたもの
であって、前記プレスロッドは、全体長さが可変となる
ように上ロッドと下ロッドとに分割されたものとする。
前記プレスロッドには、前記上下のロッドの端部間に抜
き差し可能に介在して、その介在部分の厚さが抜き差し
位置によって異なるスライダを設置し、かつこのスライ
ダを介して隙間なく上下のロッドが接するように、前記
スライダの抜き差し動作に機械的に連動して下ロッドを
昇降させる連動機構を設ける。この構成によると、上ロ
ッドと下ロッドの間にスライダの厚肉部分を差し込む
と、プレスロッドが伸長し、スライダの厚肉部分を抜き
出すと、プレスロッドが短縮する。このプレスロッドの
伸縮は、連動機構の機能により、スライダの抜き差し動
作に機械的に連動して下ロッドを昇降させることで行わ
れる。そのため、下ロッドを昇降させる駆動源をスライ
ダの抜き差し駆動源と別に設ける必要がなくて、プレス
ロッドの伸縮のための機構が簡略化される。また、スラ
イダの抜き差し動作に連動して下ロッドを昇降させるよ
うにしたため、スライダの抜き出しの完了やスライダの
差し込みの完了を待って下ロッドを昇降動作させるもの
に比べて、プレスロッドの長さ変更に必要な総時間が短
縮される。このため、一連の加工でプレスラムの下死点
の変更が必要な加工の場合の加工効率が向上する。ま
た、プレスロッドを短縮させることでプレスラムの上死
点が上昇するため、通常のプレス動作時の上死点よりも
上方位置までプレスラムを上昇退避させることができ
る。そのため工具交換等の作業空間を大きく得ることが
できる。この場合に、プレスロッドの長さを変更するよ
うにしたため、プレスロッドの全体を持ち上げて上昇退
避高さ位置を高くするものと異なり、大がかりな機構が
不要で、調整のための機構が簡易なもので済む。
【0008】この発明において、前記スライダの抜き差
し動作を行わせるアクチュエータを前記プレスロッドに
設け、前記連動機構はカム機構としても良い。このよう
に構成した場合には、プレスロッドを長さ調整する機構
をより簡略化できる。
【0009】また、前記スライダによる前記プレスロッ
ドの長さ可変範囲を、工具支持体に支持されたパンチ工
具が前記プレスラムでパンチ駆動できる通常高さ位置か
ら、前記パンチ工具が前記プレスラムの下方で前記工具
支持体から抜き取り可能となる上昇待機高さ位置までと
してもよい。このように構成した場合、パンチ工具の交
換のための作業空間が確実に得られるので、パンチ工具
の交換を容易に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図6と共に説明する。この実施形態は、トグル式のパ
ンチプレスに適用した例である。図1において、C形の
フレーム1における上フレーム部1aおよび下フレーム
1bに、工具支持体である上タレット2および下タレッ
ト3が互いに同軸に設置され、これら上下のタレット
2,3に複数のパンチ工具6およびダイ工具7が円周方
向に並べて設置されている。各パンチ工具6は、ラム位
置に割り出された状態で、プレスラム14によりパンチ
駆動される。プレスラム14は、ガイド部材8を介して
上フレーム部1aに昇降自在に支持され、駆動装置13
で昇降駆動される。プレスラム14は、パンチ工具6を
各々叩く複数の選択使用可能なストライカ59A,59
Bを有する。
【0011】この駆動装置13は、屈曲動作でプレスラ
ム14を昇降させるトグル式のプレスロッド18を、水
平方向に進退自在な進退部材19で屈曲駆動するもので
ある。進退部材19は、サーボモータ21を駆動源とす
るクランク式の進退駆動部20で駆動される。プレスロ
ッド18は、短い第1リンク部材46と、長い第2リン
ク部材47とをピン41で屈曲自在に連結したものであ
る。第2リンク部材47は、下端がプレスラム14の上
端に回動自在にピン結合されている。第1リンク部材4
6は、支点Aでフレーム1に回動自在に支持されてい
る。
【0012】進退部材19は、進退部材本体19bの先
端側に進退伝達レバー19cを上下回動自在に連結した
ものであり、進退伝達レバー19cの先端がプレスロッ
ド18の屈曲部のピン41に上下回動自在に連結されて
いる。進退伝達レバー19cの上下揺動により、プレス
ロッド18の屈曲動作に伴う屈曲部の上下変位が吸収さ
れる。
【0013】進退駆動部20は、サーボモータ21の出
力軸21aにクランク22を設け、このクランク22の
偏心位置に連接棒26の一端を回動自在に連結したもの
であり、連接棒26の他端は進退部材本体19bの基端
に回動自在に連結してある。サーボモータ21には、パ
ルスコーダ(図示せず)とは別に、出力軸21aの回転
位置を検出する検出器(図示せず)が付設してある。
【0014】図2に示すように、プレスロッド18は、
長さ調整手段51により長さ調整が可能とされている。
この長さ調整手段51は、プレスロッド18の第2リン
ク部材47を、互いに伸縮自在に結合された上ロッド4
7aと下ロッド47bとに分割し、上下のロッド47
a,47bの端部間に抜き差し可能にスライダ52を介
在させたものである。スライダ52は、上下のロッド4
7a,47b間の介在部分の厚さが抜き差し位置によっ
て異なるものである。また、長さ調整手段51には、ス
ライダ52が抜き差し動作を行っても、スライダ52を
介して上下のロッド47a,47bが隙間なく接するよ
うに、スライダ52の抜き差し動作に機械的に連動して
下ロッド47bを昇降させる連動機構53が設けられ
る。
【0015】第2リンク部材47の分割部分では、下ロ
ッド47bの上端部が上ロッド47aの下部に挿脱自在
に結合されている。具体的には、上ロッド47aの下部
は中空軸状に形成され、その中空孔内に下ロッド47b
の上端部が長手方向に摺動自在に嵌合している。
【0016】連動機構53は、ガイド孔55を有するガ
イド板54と、このガイド板54のガイド孔55に摺動
自在に係合する作用ロッド56とからなるカム機構とさ
れている。ガイド板54は、2枚がスライダ52の両側
面に各々設けられて、前後端でスライダ52に固定され
ている。ガイド板54は、スライダ52よりも下方に突
出した部分に前記ガイド孔55が設けられている。作用
ロッド56は、一対のものが、下ロッド47aの上端部
に、その長手方向と直交する方向に突出するように設け
られ、各々両側のガイド板54のガイド孔55に係合し
ている。上ロッド47aの中空軸状となった下部には、
下ロッド47bの作用ロッド56が突出する長孔57
が、長手方向に沿って形成されている。両ガイド板54
のガイド孔55は、前半部がほぼ水平で後半部が上方に
傾斜した形状とされていて、スライダ52と一体にガイ
ド板54が図2の左側に進出すると、ガイド孔55の案
内で下ロッド47bが引き上げられる。これにより第2
リンク部材47が短縮させられる。
【0017】図2に示すように、スライダ52は、上ロ
ッド47aに形成された横孔64内に抜き差し自在に挿
入されており、上ロッド47aに取付けられたエアシリ
ンダ等からなるアクチュエータ58により進退駆動され
る。横孔64は、具体的には上ロッド47aの中空軸状
部分の上底面沿って形成されている。また、下ロッド4
7bの上端47bbと対向するスライダ52の下面部分
には、下ロッド47bの上端47bbを嵌まり込ませる
嵌込用凹部52aが形成されている。この嵌込用凹部5
2aには、スライダ52が上ロッド47aに対して所定
の抜き差し位置に移動した状態で、下ロッド47bの上
端47bbが嵌り込み可能となる。この嵌込用凹部52
aの形成により、スライダ52の厚さが抜き差し位置に
よって異なっている。すなわち、スライダ52の嵌込用
凹部52aの形成された箇所が薄肉部分であり、形成さ
れていない箇所が厚肉部分である。下ロッド47bの上
端47bbは、下ロッド47bの上端面に突出したボス
として形成されている。図3に示すように、上ロッド4
7aの中空軸状部分の下端には、下ロッド47bに形成
された係合段部61が係合可能な内向きのストッパ62
が設けられている。このストッパ62への係合段部61
の係合により、下ロッド47の下降が規制される。
【0018】この構成のプレス機械の動作を説明する。
打ち抜き動作は、次のように行われる。進退駆動部20
のクランク22が1回転すると、進退部材19が1往復
の進退動作をする。この1往復動作のうち、進退部材1
9が図5の左端位置から進退ストロークSの中央位置に
達する間は、プレスロッド18はその屈曲部が右寄りに
屈曲した状態から伸長状態へと変化し、これに伴ってプ
レスラム14が上死点から下死点まで下降する。進退部
材19がストロークSの中央位置から右端位置に達する
間は、プレスロッド18はその屈曲部が伸長状態から右
寄りに屈曲した状態へと変化し、これに伴ってプレスラ
ム14が下死点から上死点まで上昇する。進退部材19
が右端位置から左端位置へ戻るときにも、前記と同様に
プレスラム14が昇降する。このようにして、進退部材
19が1往復の進退動作をする間に、プレスラム14は
2回昇降動作を繰り返し、パンチ工具6によるパンチ動
作が2回行われる。なお、プレスロッド18は、中央位
置の片側だけで駆動させるようにしても良い。
【0019】パンチ工具6の種類の変更に伴ってプレス
ラム14の下死点を上昇させたい場合は、長さ調整手段
51により、プレスロッド18の第2リンク部材47を
短縮させる。すなわち、アクチュエータ58の駆動によ
り、スライダ52を、図2に示す正規位置から図6に示
すように所定位置まで進入動作させる。これによりスラ
イダ52の嵌込用凹部52aが上ロッド47aの内部に
跨がる位置に達すると共に、スライダ52と一体に進出
するガイド板54のガイド孔55に下ロッド47bの作
用ロッド56がガイドされて、下ロッド47bはその上
端47bbがスライダ52の嵌込用凹部52aの上底面
に隙間なく接するように嵌込用凹部52aに進入し、第
2リンク部材47が短縮状態となる。アクチュエータ5
8の駆動でスライダ52を図2の位置に戻すと、プレス
ロッド18は元の長さとなる。この場合に、プレスロッ
ド18の伸縮動作は、ガイド孔55および作用ロッド5
6で構成される連動機構53の作用により、スライダ5
2の進退駆動に伴って行われるため、伸縮用の駆動源を
別に設ける必要がなくて簡単な構成で済み、コスト低下
が図れる。また、プレスロッド18の伸縮を、スライダ
52の移動完了を待って行う必要がなく、伸縮に必要な
動作時間が短縮される。そのため、タレット2,3の回
転でラム位置に割出すパンチおよびダイ工具6,7を、
プレスロッド18の長さ変更が必要な工具、つまり下死
点の変更が必要な工具に変える場合に、工具変更に伴う
総時間が短縮され、加工時間が短縮される。
【0020】タレット2,3に設置する工具6,7を交
換する段取り替えに際しては、プレスラム14を上死点
に止めると共に、プレスロッド18を上記と同様にスラ
イダ52の移動で短縮させる。これにより、プレスラム
14の上昇待機位置がより高い位置となり、大きな作業
空間が得られて、プレスラム14の下方に位置するパン
チ工具の交換作業が容易に行える。特に、この実施形態
の場合のように、一つのプレスラム14に、各々パンチ
工具を叩く複数のストライカ59A,59Bが設けられ
た構成のプレス機械の場合には、プレスラム14の上昇
退避量が小さいと、工具交換等の作業が困難となるが、
この実施形態では上記のようにプレスラム14を十分な
高さ位置に上昇退避させることができるので、工具交換
等の作業を容易に行うことができる。
【0021】図7ないし図9は、この発明の他の実施形
態を示す。この実施形態では、先の実施形態におけるプ
レスラム14の長さ調整手段51を以下のように構成し
ている。すなわち、この場合の長さ調整手段51では、
スライダ52の抜き差し動作に機械的に連動して下ロッ
ド47bを昇降させる連動機構53が、下ロッド47a
の上端部に、その長手方向と直交する方向に突出するよ
うに設けられた一対の作用ロッド56,56と、これら
作用ロッド56を第2リンク部材47の長手方向上方に
向けて付勢する付勢機構71とで構成されている。
【0022】付勢機構71は、上ロッド47aの両側部
の長孔57から突出する一対の作用ロッド56,56に
係合する係合部材72と、この係合部材72のガイド孔
72aに挿入される一対のガイドロッド74,74と、
係合部材72を上方に付勢する圧縮コイルばね75とで
構成されている。一対のガイドロッド74,74は、上
ロッド47aの両側部の下端にそれぞれ設けられたブラ
ケット73に、上ロッド47aの長手方向上方に向けて
突設される。圧縮コイルばね75は、ブラケット73と
係合部材72の間に介装される。なお、ここでは、スラ
イダ52の下面に形成される嵌込用凹部52aにおける
スライダ先端側の口縁が、凹部底面に向けてなだらかに
傾斜するテーパ面とされている。その他の構成は、先の
実施形態と同じである。
【0023】この実施形態では、下ロッド47bは常に
付勢機構71で上昇付勢され、スライダ52の下面に押
し付けられている。そのため、図7のようにスライダ5
2の厚肉部分が上下のロッド47a,47b間に介在す
る位置と、図9のようにスライダ52の嵌込用凹部52
aの形成された薄肉部分が上下のロッド47a,47b
間に介在する位置とに、アクチュエータ58でスライダ
52の位置を変えることにより、これに連動して下ロッ
ド47bを昇降させ、プレスロッド47の長さを変更す
ることができる。
【0024】なお、前記各実施形態では、プレスラム1
4を昇降駆動する駆動装置がトグル式である場合につき
説明したが、この発明は、他の形式の駆動装置を備えた
プレス機械にも適用することができる。
【0025】
【発明の効果】この発明のプレス機械は、昇降自在なプ
レスラムと、このプレスラムに連結されたプレスロッド
と、前記プレスラムを昇降させるために前記プレスロッ
ドを駆動する駆動装置とを備えたものであって、前記プ
レスロッドは、全体長さが可変となるように上ロッドと
下ロッドとに分割されたものとし、前記プレスロッド
に、前記上下のロッドの端部間に抜き差し可能に介在し
て、その介在部分の厚さが抜き差し位置によって異なる
スライダを設置し、このスライダを介して隙間なく上下
のロッドが接するように、前記スライダの抜き差し動作
に機械的に連動して下ロッドを昇降させる連動機構を設
けたため、プレスロッドの長さ調整を簡単な構成で行
え、かつ長さ調整時間を短縮することができる。前記ス
ライダの抜き差し動作を行わせるアクチュエータを前記
プレスロッドに設け、前記連動機構をカム機構とした場
合は、構成をより一層簡略化できる。前記スライダによ
る前記プレスロッドの長さ可変範囲を、工具支持体に支
持されたパンチ工具が前記プレスラムでパンチ駆動でき
る通常高さ位置から、前記パンチ工具が前記プレスラム
の下方で前記工具支持体から抜き取り可能となる上昇待
機高さ位置までとした場合は、パンチ工具の交換のため
の作業空間が確実に得られ、パンチ工具の交換を容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかるプレス機械を示
す部分破断側面図である。
【図2】同プレス機械の要部を拡大して示す部分破断側
面図である。
【図3】同プレス機械の要部を拡大して示す部分破断正
面図である。
【図4】同プレス機械の平面断面図である。
【図5】同プレス機械の模式説明図である。
【図6】同プレス機械における長さ調整手段の動作説明
図である。
【図7】(A)は他の実施形態にかかるプレス機械の要
部を拡大して示す部分側面図、(B)はその部分側面断
面図である。
【図8】(A)同プレス機械の要部を拡大して示す部分
正面図、(B)はその部分正面図断面図である。
【図9】(A)同プレス機械における長さ調整手段の動
作を示す側面図、(B)はその側面断面図である。
【符号の説明】
13…駆動装置 14…プレスラム 18…プレスロッド 47…第2リンク部材 47a…上ロッド 47b…下ロッド 52…スライダ 53…連動機構 58…アクチュエータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降自在なプレスラムと、このプレスラ
    ムに連結されたプレスロッドと、前記プレスラムを昇降
    させるために前記プレスロッドを駆動する駆動装置とを
    備えたプレス機械において、前記プレスロッドは、全体
    長さが可変となるように上ロッドと下ロッドとに分割さ
    れたものとし、前記プレスロッドに、前記上下のロッド
    の端部間に抜き差し可能に介在して、その介在部分の厚
    さが抜き差し位置によって異なるスライダを設置し、こ
    のスライダを介して隙間なく上下のロッドが接するよう
    に、前記スライダの抜き差し動作に機械的に連動して下
    ロッドを昇降させる連動機構を設けたプレス機械。
  2. 【請求項2】 前記スライダの抜き差し動作を行わせる
    アクチュエータを前記プレスロッドに設け、前記連動機
    構はカム機構とした請求項1記載のプレス機械。
  3. 【請求項3】 前記スライダによる前記プレスロッドの
    長さ可変範囲を、工具支持体に支持されたパンチ工具が
    前記プレスラムでパンチ駆動できる通常高さ位置から、
    前記パンチ工具が前記プレスラムの下方で前記工具支持
    体から抜き取り可能となる上昇待機高さ位置までとした
    請求項1または請求項2記載のプレス機械。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102814388A (zh) * 2012-08-10 2012-12-12 芜湖金鹰机械科技开发有限公司 用于高速冲槽机滑块提升的控制装置及控制方法
CN111745068A (zh) * 2020-07-23 2020-10-09 和和机械(张家港)有限公司 一种管端成型机中的换模装置

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